JP5199938B2 - 感光性接着剤組成物およびそれを用いて得られる電子部品用シール材 - Google Patents
感光性接着剤組成物およびそれを用いて得られる電子部品用シール材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5199938B2 JP5199938B2 JP2009098372A JP2009098372A JP5199938B2 JP 5199938 B2 JP5199938 B2 JP 5199938B2 JP 2009098372 A JP2009098372 A JP 2009098372A JP 2009098372 A JP2009098372 A JP 2009098372A JP 5199938 B2 JP5199938 B2 JP 5199938B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive adhesive
- adhesive composition
- meth
- carboxyl group
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Materials For Photolithography (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
(A)分子中にカルボキシル基とラジカル重合性基とウレタン結合とを有するポリマー。
(B)分子中にカルボキシル基を有しないウレタン(メタ)アクリレートポリマー。
(C)エポキシ樹脂。
(D)光重合開始剤。
(E)熱硬化促進剤。
後記の表1、表2に示す組成の感光性接着剤組成物を調製し、感光性接着剤組成物100重量部と、45重量部のメチルエチルケトンとを混合してワニスを得た。そして、シリコーン樹脂で剥離処理されたPETフィルム上に上記ワニスを、乾燥後の厚みが50μmとなるように塗布し乾燥することにより、感光性接着シートを作製した。
・カルボキシル基含有ウレタンアクリレートポリマー1:UN−5507、根上工業社製 (酸価72KOHmg/g、カルボキシル基のモル数1.28×10-3モル/g、重量 平均分子量17000)
・カルボキシル基含有ウレタンアクリレートポリマー2:UC−3000、東亞合成社製 (酸価74KOHmg/g、カルボキシル基のモル数1.32×10-3モル/g、重量 平均分子量10000)
・カルボキシル基非含有ウレタンアクリレートポリマー1:UN−333、根上工業社製 (二重結合当量2500g/当量)
・カルボキシル基非含有ウレタンアクリレートポリマー2:UP−1080、東亞合成社 製(二重結合当量900g/当量)
・エポキシ樹脂:ジシクロペンタジエンエポキシ樹脂、HP−7200、大日本インキ社 製(エポキシ当量263g/当量、エポキシ基のモル数3.80×10-3モル/g)
・光重合開始剤:2−ベンジル−2−ジメチルアミキ−1−(4−モルホリノフェニル) −ブタノン−1、Irgacure369、チバジャパン社製
・熱硬化促進剤:イミダゾールシラン、IM100F、日鉱マテリアル社製
上記の感光性接着シートを、35mm×35mmの大きさに切り取った後、UV照射(400mJ/cm2 )して、さらに5mm×35mmの大きさに切り取って試料とした。この試料を用いて、固体粘弾性測定装置(RSAIII、レオメトリックサイエンテフィック社製)にて、25〜200℃の引張貯蔵弾性率(周波数1Hz)を測定し、その100〜150℃の値を、露光後の接着温度における弾性率とした。
上記の感光性接着シートを、150mm×150mm×0.5mm厚のホウケイ酸ガラス表面の全面に、熱ロールラミネータを用いて80℃で貼り合わせた。そして、マスクを介してUV照射(400mJ/cm2 )してPETフィルムを剥離した後、0.7重量%炭酸ナトリウム水溶液を用いて圧力0.15MPaで1分間現像し、図6(a)において、斜線Rで示すような枠状パターンを形成した。このものの1つの枠の大きさ(内寸)は5mm×5mmで、ライン幅は200μmである。上記枠状パターン付ホウケイ酸ガラスを、鎖線Qの切断線に従い個々にダイシングして、図6(b)に示すような枠状パターン付のチップを切り出した。そして、その1個を、20mm×70mm×0.6mm厚のシリコンウェーハ上に載置し、フリップチップボンダーを用いて、125℃、1.5MPa、10secで接着することにより、図7に示すような、模擬的なパッケージ品を作製した。30がホウケイ酸ガラス、31が感光性接着シートに由来する感光性接着剤層、32がシリコンウェーハである。そして、上記感光性接着剤層31のパターン形状が変形していないかどうかを目視により観察した。また、矢印のようにホウケイ酸ガラス30の側面に荷重をかけることにより、上記感光性接着剤層31の剪断接着力を測定した。
図8に示すように、15.4mm×15mm×0.23mm厚のシリコンウェーハ32の表面に、厚み5μmのAlからなる素子形成層33を、幅140μmの環状部分33aを露出させた状態で形成した。そして、この上に、上記と同様の、図6(b)に示すような枠状パターン付のチップを載置し、上記と同様にして、模擬的なパッケージ品を作製した。そして、ホウケイ酸ガラス30の上から、枠状パターン部分の接着状態を観察した。このとき、干渉縞が見える場合は接着していない(×)と判断し、干渉縞が見えない場合は接着している(○)と判断した。
実施例1に準じて、感光性接着シートを作製した。ただし、その組成を調製することにより、露光後貯蔵弾性率が、125℃において1.0MPaとなるようにした。このものは、実施例1〜3のものより弾性率が高いため、やや評価が劣るものの、実用上問題のないものであった。
Claims (3)
- 下記の(A)成分をベースポリマーとして含有するとともに、下記の(B)〜(E)成分を含有し、上記(A)成分と(C)成分の配合割合が、(C)成分のエポキシ基のモル数/(A)成分のカルボキシル基のモル数=1〜1.5となるように設定されていることを特徴とする感光性接着剤組成物。
(A)分子中にカルボキシル基とラジカル重合性基とウレタン結合とを有するポリマー。
(B)分子中にカルボキシル基を有しないウレタン(メタ)アクリレートポリマー。
(C)エポキシ樹脂。
(D)光重合開始剤。
(E)熱硬化促進剤。 - 上記(A)成分のベースポリマーが、カルボキシル基含有ウレタン(メタ)アクリレートポリマーである請求項1記載の感光性接着剤組成物。
- 請求項1に記載された感光性接着剤組成物からなり、露光による硬化後、被着体との熱圧着によって被着体との密着性が発現するよう設定された電子部品用シール材であって、上記露光による硬化後、被着体との熱圧着の前における弾性率が、125℃において1MPa以下であることを特徴とする電子部品用シール材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009098372A JP5199938B2 (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | 感光性接着剤組成物およびそれを用いて得られる電子部品用シール材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009098372A JP5199938B2 (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | 感光性接着剤組成物およびそれを用いて得られる電子部品用シール材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010250020A JP2010250020A (ja) | 2010-11-04 |
JP5199938B2 true JP5199938B2 (ja) | 2013-05-15 |
Family
ID=43312427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009098372A Expired - Fee Related JP5199938B2 (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | 感光性接着剤組成物およびそれを用いて得られる電子部品用シール材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5199938B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5799952B2 (ja) * | 2010-05-20 | 2015-10-28 | 日立化成株式会社 | 感光性樹脂組成物、感光性フィルム、リブパターンの形成方法、中空構造とその形成方法及び電子部品 |
JP5691920B2 (ja) * | 2010-08-24 | 2015-04-01 | 日立化成株式会社 | 感光性樹脂組成物、感光性フィルム、リブパターンの形成方法、中空構造の形成方法及び電子部品 |
JP5707779B2 (ja) * | 2010-08-24 | 2015-04-30 | 日立化成株式会社 | 感光性樹脂組成物、感光性フィルム、リブパターンの形成方法、中空構造の形成方法及び電子部品 |
JP5462771B2 (ja) * | 2010-11-22 | 2014-04-02 | 日東電工株式会社 | 半導体装置用実装品の製法 |
JP5555614B2 (ja) * | 2010-12-14 | 2014-07-23 | 積水化学工業株式会社 | 有機エレクトロルミネッセンス表示素子用封止剤 |
JP5969217B2 (ja) | 2011-03-09 | 2016-08-17 | 日東電工株式会社 | 両面接着テープ |
JP6158991B2 (ja) * | 2011-03-09 | 2017-07-05 | 日東電工株式会社 | 両面接着テープ |
TW201303501A (zh) * | 2011-03-28 | 2013-01-16 | Hitachi Chemical Co Ltd | 感光性樹脂組成物、感光性薄膜、稜紋圖型之形成方法、中空構造之形成方法及電子零件 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62177012A (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-03 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物 |
JP5051217B2 (ja) * | 2007-03-05 | 2012-10-17 | 東亞合成株式会社 | 感光性組成物、ソルダーレジストおよび感光性ドライフィルム |
JP5393959B2 (ja) * | 2007-07-13 | 2014-01-22 | 太陽ホールディングス株式会社 | 光硬化性・熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物 |
-
2009
- 2009-04-14 JP JP2009098372A patent/JP5199938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010250020A (ja) | 2010-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5199938B2 (ja) | 感光性接着剤組成物およびそれを用いて得られる電子部品用シール材 | |
US8217096B2 (en) | Photocurable pressure-sensitive adhesive composition | |
TWI679262B (zh) | Uv硬化型樹脂組合物 | |
KR20110067119A (ko) | 자외선 경화형 재박리성 점착제 조성물 및 이것을 사용한 점착 시트 | |
TW201726849A (zh) | 黏著片材、具有黏著劑層之積層體的製造方法、具有黏著劑層之積層體、影像顯示裝置及觸控面板 | |
JP2010132755A (ja) | 電離放射線硬化性再剥離粘着剤組成物 | |
JP6208398B2 (ja) | 粘着剤組成物及びその製造方法並びに粘着フィルム | |
JP5853310B2 (ja) | 光学表示体の製造方法および光学表示体貼り合わせ用樹脂組成物 | |
JP2009003369A (ja) | 感光性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント | |
JP5349019B2 (ja) | 光学部材用粘着剤組成物、光学部材用粘着剤及び粘着剤層付き光学部材 | |
JP2010002895A (ja) | ペリクル用粘着材組成物 | |
TW201936855A (zh) | 光硬化性黏著劑組成物、光硬化性黏著劑層、黏著片、黏著劑層及電子材料構件 | |
JP5624751B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着剤及び光学フィルム | |
JP5724760B2 (ja) | 接着部材用組成物及び接着部材 | |
JP2010044376A (ja) | 光学部材用粘着剤組成物および光学部材用粘着剤ならびにそれを用いて得られる粘着剤層付き光学部材 | |
TW202136447A (zh) | 黏著薄片 | |
JP2018203993A (ja) | 両面接着シート、3d液晶パネル及びその製造方法 | |
JP5462771B2 (ja) | 半導体装置用実装品の製法 | |
JP6714004B2 (ja) | 粘着シート | |
JP5768745B2 (ja) | 感光性樹脂組成物からなる接着剤 | |
JP2012144592A (ja) | 感光性接着剤組成物およびそれを用いて得られる中空部材 | |
JP2017044800A (ja) | 薄膜パターンの形成方法 | |
JP5527886B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着剤および粘着シート | |
TWI779208B (zh) | 黏著劑組成物及黏著薄片 | |
JP2022062573A (ja) | 感光性積層樹脂構造体、ドライフィルム、硬化物および電子部品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |