JP5199401B2 - データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法 - Google Patents

データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5199401B2
JP5199401B2 JP2010550487A JP2010550487A JP5199401B2 JP 5199401 B2 JP5199401 B2 JP 5199401B2 JP 2010550487 A JP2010550487 A JP 2010550487A JP 2010550487 A JP2010550487 A JP 2010550487A JP 5199401 B2 JP5199401 B2 JP 5199401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
data set
tape
dsit
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010550487A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010092881A1 (ja
Inventor
浩 板垣
敏幸 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP2010550487A priority Critical patent/JP5199401B2/ja
Publication of JPWO2010092881A1 publication Critical patent/JPWO2010092881A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5199401B2 publication Critical patent/JP5199401B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/032Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on tapes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/107Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating tapes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/433Content storage operation, e.g. storage operation in response to a pause request, caching operations
    • H04N21/4334Recording operations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/8205Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only involving the multiplexing of an additional signal and the colour video signal
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • G11B2020/1062Data buffering arrangements, e.g. recording or playback buffers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/90Tape-like record carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、磁気テープ等のテープ媒体にデータを書き込むための装置、その方法、等に関する。
磁気テープ等のテープ媒体にデータを書き込むテープドライブでは、特許文献1〜3等に示すように、複数の互いに関連するデータを一旦バッファに蓄積しておき、所定のタイミングでバッファからテープ媒体へデータを書き込むのが一般的である。例えば、テープドライブが上位装置からデータファイルとそのデータの内容を表すメタデータファイルを受信する場合、テープドライブはこれら2つのファイルを一旦バッファに蓄積し、所定のタイミングでバッファからテープ媒体へ書き込む。
特開2007−73108号公報 特開2007−95231号公報 特開2007−241897号公報
しかしながら、データファイルとメタデータファイルは互いに独立した2つのファイルとして上位装置から送信されるため、従来のテープドライブは、メインデータと該メインデータの内容等を表すサブデータを連続的にテープ媒体に記憶することはできても、連続して記憶した各データがメインデータ、サブデータのように互いに関連するデータであるかどうかを判別することはできなかった。そのため、メインデータとサブデータを記憶したテープ媒体を別システムに移動、或いは、同一システムにリストアする場合、テープ媒体から読み出したデータの内容等を、システム上のアプリケーションプログラムが解析し、メインデータとサブデータの関連付けを確認しなければ、関連性を判別することができなかった。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、互いに関連する複数のデータをテープ媒体に記録する場合に、将来他のシステムに移動し、或いは同一システムにリストアする場合でも、関連する複数のデータを必ず同じ場所に記憶し、保持することができるようにすること、また、テープ媒体からの読み出しの際には、各データを識別可能とすることにある。
かかる目的のもと、本発明のデータ記録装置は、第1データと前記第1データに関連する第2データをテープ媒体に記憶するデータ記録装置であって、上位装置から1つのファイルとして連続的に受信した前記第1データと前記第2データを、所定サイズの連続した1以上のデータセットとして順次蓄積する複数のバッファセグメントと、前記バッファセグメントに蓄積した前記データセットのデータ構成を判別する判別手段と、前記判別手段が判別した結果を示す管理情報を対応する前記データセットに付加する管理情報付加手段と、前記バッファセグメントに蓄積した前記データセット及び該データセットに付加された管理情報の前記テープ媒体への記憶を制御する記憶制御手段と、を含む。
そして、その方法は、第1データと前記第1データに関連する第2データをテープ媒体に記憶するデータ記録方法であって、上位装置から1つのファイルとして連続的に受信した前記第1データと前記第2データを、所定サイズの連続した1以上のデータセットとして順次複数のバッファセグメントに蓄積するステップと、前記バッファセグメントに蓄積した前記データセットのデータ構成を判別するステップと、前記判別した結果を示す管理情報を対応する前記データセットに付加するステップと、前記バッファセグメントに蓄積した前記データセット及び該データセットに付加された管理情報の前記テープ媒体への記憶を制御するステップと、を含む。
本発明のデータ記録装置及びその方法によれば、上位装置から1つのファイルとして連続的に受信した第1データと第2データを、所定サイズの連続した1以上のデータセットとしてバッファセグメントに蓄積し、該蓄積したデータセットのデータ構成を判別する。そして、該判別結果を示す管理情報を対応する前記データセットに付加し、データセットとその管理情報をテープ媒体に記憶するようにした。よって、上記データ記憶装置において第1データと第2データは同じ1つのファイルとして認識されるため、第1データと第2データが将来互いに異なる場所に移動され、別々に記憶されることはない。その一方で、上記データ記憶装置は、第1データと第2データを管理情報に基づいて識別することができるため、要求に応じて又はデフォルトで必要な情報のみを読み出すことができる。
また、上記データ記録装置において、前記判別手段は、前記上位装置からのデータの切り替わりを通知する所定のコマンドに基づいて、前記バッファセグメントに蓄積されるデータの切り替えを検出し、該検出結果に基づいて前記データセットのデータ構成を判別する手段とすることもできる。このような構成とすれば、上位装置はデータ記録装置に対して、前記バッファセグメントに蓄積されるデータ切り替えるために所定のコマンドを出力すればよいことから、上位装置からデータ記録装置に出力する第1データ及び第2データのデータ構造等変更する必要がなくなり、上位装置のソフトウェア等の変更を少なくできるというメリットがある。
さらに、上記データ記録装置において、前記バッファセグメントは、前記判別手段が前記バッファセグメントに蓄積されるデータの切り替えを検出したときに、その空き領域に無効データを蓄積して前記データセットを完成するように構成することもできる。このような構成とすれば、データセットに第1データと第2データが混在することを防止できる。
また、上記データ記録装置において、前記判別手段は、前記バッファセグメントに蓄積されるデータ切り替えの検出結果に基づいて、前記データセットの構成を前記第1データ、前記第2データ、前記第1データ及び前記第2データからなる混合データのうちの1つに判別する手段とすることもできる。このような構成とすれば、テープ媒体に無効データを書き込む必要がなくなるため、テープ容量の節約というメリットがある。
さらに、上記データ記録装置において、前記管理情報は、前記データセットの管理用テーブルとすることもできる。このような構成とすれば、LTO規格のDSIT(Data Set Information Table)等の既存の管理用テーブルを流用することができるため、本発明を実現する上で既存の構成への追加を必要最低限とすることができる。
また、上記データ記録装置において、前記管理情報付加手段は、前記第1データと前記第2データとの双方を有して前記データセットが構成されるときに、前記第1データと前記第2データの少なくとも一方のデータサイズを前記管理情報に追加して前記データセットに付加する手段とすることもできる。このような構成とすれば、管理情報に基づいてデータセットを構成する第1データと第2データのデータサイズを確認することができるため、データセットに第1データと第2データを混在させても、管理情報に基づいて必要なデータをデータセットから抽出することができる。
また、上記データ記録装置において、前記管理情報付加手段は、前記バッファセグメントに蓄積したデータセットに対応したファイルバージョンデータを前記上位装置から取得し、該ファイルバージョンデータを有する前記管理情報を前記データセットに付加する手段とすることもできる。このような構成とすれば、ひとつのファイルの複数のバージョンをまとめてテープ媒体に記憶することができる。
さらに、上記データ記録装置において、前記管理情報付加手段は、前記バッファセグメントに蓄積したデータセットに対応したパスワードデータを取得し、該パスワードデータを有する前記管理情報を前記データセットに付加する手段とすることもできる。このような構成とすれば、データセット毎にパスワードを管理情報に設定することができるため、データセットの読み出し時に、管理情報と利用者等から指定されたパスワードが一致していればデータセットを読み出し、また、パスワードが一致していなければ、データセットの読み出しを禁止することができる。従って、パスワードを知る人にしか読めない部分と一般に読み込み可能な部分とに区別してテープ媒体に記憶できる。
また、上記データ記録装置において、前記判別手段と前記管理情報付加手段と前記記憶制御手段として機能するコントローラを含む構成とすることができる。このような構成とすれば、判別手段と管理情報付加手段と記憶制御手段を1つのコントローラで実現することができるため、装置の構成を簡単化することができる。
かかる目的のもと、ータ読み出し装置は、第1データと前記第1データに関連する第2データを1つのファイルとして記録するテープ媒体からデータをデータセット単位で読み出すデータ読み出し装置であって、前記データセットと該データセットに付加された管理情報とを前記テープ媒体から読み出す読み出し手段と、前記読み出した管理情報に対応した前記データセットのデータ構成が予め定められた転送対象データであるか否かを、前記読み出した管理情報に基づいて判別する読み出し用判別手段と、前記データセットを構成するデータのうち、前記読み出し用判別手段が転送対象データであると判別した前記第1データ及び前記第2データの少なくとも一方を転送先に転送する転送手段と、を含む。
そして、その方法は、第1データと前記第1データに関連する第2データを1つのファイルとして記録するテープ媒体からデータをデータセット単位で読み出すデータ読み出し方法であって、前記データセットと該データセットに付加された管理情報とを前記テープ媒体から読み出すステップと、前記読み出した管理情報に対応した前記データセットのデータ構成が予め定められた転送対象データであるか否かを、前記読み出した管理情報に基づいて判別するステップと、前記データセットを構成するデータのうち、前記転送対象データであると判別した前記第1データ及び前記第2データの少なくとも一方を転送先に転送するステップと、を含む。
ータ読み出し装置及びその方法によれば、テープ媒体からデータセットと該データセットに付加された管理情報とを読み出し、該管理情報に基づいてデータセットのデータ構成が転送対象データであるか否かを判別する。そして、データセットを構成するデータのうち、転送対象データであると判別した第1データ及び第2データの少なくとも一方を転送先に転送する。よって、テープ媒体から読み出したデータセットのうち、転送対象データであるデータを管理情報に基づいて判別して転送先に転送するようにしたことから、転送先ではデータセットのデータ内容の解析を行う必要がないため、該解析を行うためのアプリケーションプログラム等を不要とすることができる。また、転送先はデータの関連性を考慮することなく、読み出しを要求すればよいため、転送先の処理の簡単化を図ることができる。
また、上記データ読み出し装置において、前記読み出し手段が読み出した前記データセットとその管理情報を蓄積するバッファセグメントを有し、前記読み出し用判別手段は、前記バッファセグメントに蓄積した前記管理情報に基づいて、前記管理情報に対応した前記データセットのデータが前記転送対象データであるか否かを判別する手段とすることもできる。このような構成とすれば、バッファセグメントに読み出したデータセットに付加された管理情報に基づいて、データセットのデータ構成を判別でき、読み出した連続するデータセットのデータの関連性を識別することができるため、専用のアプリケーションプログラムがなくても、複数のデータセットの各データを関連付けることができる。
さらに、ータ読み出し装置は、第1データと前記第1データに関連する第2データを1つのファイルとして記録するテープ媒体からデータをデータセット単位で読み出すデータ読み出し装置であって、前記データセットに付加された管理情報を前記テープ媒体から読み出す管理情報読み出し手段と、前記読み出した管理情報に対応した前記データセットのデータが予め定められた対象データであるか否かを、前記読み出した管理情報に基づいて判別する対象データ判別手段と、前記データセットを構成するデータのうち、前記対象データ判別手段が対象データであると判別した複数のデータに基づいて、要求されたデータ位置に位置するデータを検出するデータ検出手段と、を含む構成とすることもできる。
そして、その方法は、第1データと前記第1データに関連する第2データを1つのファイルとして記録するテープ媒体からデータをデータセット単位で読み出すデータ読み出し方法であって、前記データセットに付加された管理情報を前記テープ媒体から読み出すステップと、前記読み出した管理情報に対応した前記データセットのデータ構成が予め定められた対象データであるか否かを、前記読み出した管理情報に基づいて判別するステップと、前記データセットを構成するデータのうち、前記対象データであると判別した複数のデータに基づいて、要求されたデータ位置に位置するデータを検出するステップと、を含む。
このようなデータ読み出し装置及びその方法によれば、テープ媒体からデータセットに付加された管理情報を読み出し、該管理情報に基づいてデータセットのデータ構成が対象データであるか否かを判別する。そして、データセットを構成するデータのうち、対象データであると判別したデータの中から、要求されたデータ位置に位置するデータを検出する。よって、テープ媒体から読み出した連続する対象データの中から、所望のデータ位置に位置するデータを検出することができるため、上位装置において複数のデータセットの各データを関連付ける専用のアプリケーションプログラムを不要とすることができる。
かかる目的のもと、ープドライブでは、上述した何れかデータ記録装置と、上述した何れかのデータ読み出し装置と、を含むテープドライブとなっている。
このようなテープドライブによれば、データ記録装置は、同じ1つのファイルを構成する第1データと第2データの少なくとも一方を含む、バッファセグメントに蓄積されたデータセットに、その第1データと第2データのデータ構成を示す管理情報を付加してテープ媒体に記憶する。また、データ読み出し装置は、そのテープ媒体から読み出したデータセットに付加された管理情報に基づいて、転送対象データであると判定したデータを転送先に転送する。よって、テープ媒体からの読み出しの際に、各データのデータ構成を判別することができるため、同じ1つのファイルを構成する第1データと第2データとを識別することが可能となる。
本発明によれば、互いに関連する複数のデータは、同じ1つのファイルとしてテープ媒体に記録されるため、データ移動やリストア等の作業の過程において、関連する複数のデータの一部の情報が失われるというようなことはない。また、テープ媒体からの読み出しの際には、テープドライブにおいて各データを識別できるため、テープ媒体から読み出したデータの内容等を、システム上のアプリケーションプログラムが解析する必要がなく、テープ媒体にデータを書き込むための装置等の汎用性を向上することができる。
本発明のテープドライブの概略構成の一例を示すブロック図である。 本発明のデータ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ等の基本構成を示す構成図である。 図1中のバッファとデータセットの関係を説明するための図である。 データセットとDSITの関係の一例を説明するための図である。 図1中のコントローラが実行する本発明に係るWriteコマンド処理の一例を示すフローチャートである。 図1中のコントローラが実行する本発明に係るSync処理の一例を示すフローチャートである。 図1中のコントローラが実行する本発明に係るModeSelectコマンド処理の一例を示すフローチャートである。 図1中のコントローラが実行する本発明に係るデータ読み出し処理の一例を示すフローチャートである。 データセットとDSITの関係の他の一例を説明するための図である。 図1中のコントローラが実行する本発明に係る第2のWriteコマンド処理の一例を示すフローチャートである。 図1中のコントローラが実行する本発明に係るDSIT作成処理の一例を示すフローチャートである。 図1中のコントローラが実行する本発明に係る第2のSync処理の一例を示すフローチャートである。 図1中のコントローラが実行する本発明に係る第2のModeSelectコマンド処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について、図1乃至図13の図面を参照して詳細に説明する。
図1において、テープ媒体記録システム1は、テープドライブ10と、ホストコンピュータ(ホスト)20と、を含む。そして、テープドライブ10とホスト20とは電気的に接続されている。
テープドライブ10は、図2に示すデータ記録装置10A及びデータ読み出し装置10Bに相当している。テープドライブ10は、インタフェース11と、バッファ12と、記録チャネル13と、テープ媒体(以下、テープともいう)14aと、ヘッド14bと、リール14c及び14dと、カートリッジ14eと、モータ15と、ヘッド位置制御システム17と、モータドライバ18と、を含む。
インタフェース11は、ホスト20との間で通信を行う。例えば、ホスト20から、バッファ12へのデータの書込みを指示するコマンドや、バッファ12からテープ14aへのデータの書込みを指示するコマンドを受け取る。尚、このインタフェース11で用いる通信規格としては、SCSI(Small Computer System Interface)が例示される。SCSIの場合、前者のコマンドは、Writeコマンドに相当する。また、後者のコマンド(同期コマンド)は、WriteFileMark(WriteFM)コマンドで代用できる。また、インタフェース11は、ホスト20に対し、これらのコマンドに応じた処理が成功したのか失敗したのかの応答を返す。
バッファ12は、テープ14aに書き込むべきホスト20からのデータを蓄積するメモリである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)によって構成される。また、バッファ12は、図3に示すように、複数のバッファセグメント(以下、セグメントともいう)12bを備え、各セグメント12bが、テープ14aに対する予め定められた読み書き単位であるデータセット51を記憶している。
このように本実施の形態では、LTO(Linear Tape-Open)規格を例示して説明し、用語についてもLTO規格に準拠し、例えば、バッファ12の1つのセグメントに格納されるデータのまとまりを「データセット」とする。そして、セグメント12bは、ホスト20からの複数の各種データを、連続したデータセット51として蓄積(記憶)する。
記録チャネル13は、バッファ12のセグメント12bの各々に蓄積されたデータセット51をテープ14aに書き出すために用いられる通信経路である。
テープ14aは、データの記録手段としてのテープ媒体であり、記録チャネル13を介して渡されたデータセット51がヘッド14bによりテープ14aに書き込まれる。また、テープ14aは、リール14c及び14dに巻かれ、これらの回転に伴い、リール14cからリール14dの方向へ、又は、リール14dからリール14cの方向へ、選択的に移動する。カートリッジ14eは、テープ14aが巻きつけてあるリール14cを収容する容器であるが、リール14dを収容するものを設けてもよい。
また、モータ15は、リール14c及び14dを回転させる。尚、図1中では、1つの矩形でモータ15を表しているが、モータ15としては、リール14c及び14dの各々に1つずつ、合計2個設けるのが好ましい。
コントローラ16は、テープドライブ10の全体を制御する。例えば、インタフェース11で受け付けたWriteFMコマンド等に従って、データセット51のテープ14aへの書込みを制御する。また、ヘッド位置制御システム17やモータドライバ18の制御も行う。コントローラ16は、マイクロコード等のプログラムを実行することで、図2に示すデータ記録装置10Aの判別手段16aと管理情報付加手段16bと記憶制御手段16c、及び、データ読み出し装置10Bの読み出し手段16dと読み出し用判別手段16eと転送手段16fとして機能する。
ヘッド位置制御システム17は、所望の1つ又は複数のラップを追跡するシステムである。ここで、ラップとは、テープ14a上の複数のトラックのグループである。ラップを切り換える必要が生じると、ヘッド14bを電気的に切り換える必要も生じるので、このような切り換えの制御を、このヘッド位置制御システム17で行う。
モータドライバ18は、モータ15を駆動する。尚、上述したように、モータ15を2個使用する場合であれば、モータドライバ18も2個設けられる。また、ここでは、作図の都合上、モータドライバ18は、ヘッド位置制御システム17を介してコントローラ16に接続されているが、直接コントローラ16に接続されていてもよい。
次に、ホスト20は、サーバー用コンピュータ等が用いられ、テープドライブ10との間でデータ転送を行う。ホスト20は、プログラムや各種データなどのバックアップ等にテープドライブ10を用いている。ホスト20は、ファイルデータのテープ14aへの書き込みを要求する場合、図3及ぶ図4に示すように、そのファイルデータ4を前記データセット51よりも小さな所定サイズに分割したデータと共に、Writeコマンドをテープドライブ10に送信する。なお、ファイルデータ4は、前記データセット51よりも大きなサイズや、データ毎に任意のサイズとすることもできる。
また、ホスト20は、テープ14aからデータを読み出す場合は、テープドライブ10に対してReadコマンドを送信する。そして、本実施の形態では、テープドライブ10に対する本発明に係るストリームID(以下、SIDともいう)の指定方法として、SCSIのModeSelectコマンド(以下、MSコマンドともいう)を用いる場合について説明するが、専用のコマンドを新たに設けることもできる。そして、SIDの一例としては、“1”がDefault(メインデータ)、“2”がサブデータとそれぞれ定義している。なお、ホスト20は、コンピュータに限定するものではなく、例えばオーディオ機器、家庭用電気器具(家電)、等の各種電子機器とすることができる。
次に、上述したテープ媒体記録システム1において、テープ14aに記憶するユーザーデータとそのデータセット51の関係の一例を、図4等の図面を参照して以下に説明する。
図4において、ホスト20は、テープドライブ10に複数のファイル4を一連のユーザーデータとして送る場合、複数のファイル4の各々の間にファイルマーク4fというシンボルを挿入する。これにより、複数のファイル4同士の境目が識別可能な構成になっている。そして、図4に示すN番目のファイル4は、請求項中の第1データに相当するメインデータ41と、請求項中の第2データに相当するサブデータ42と、を有して構成している。但し、Nは整数を示している。
メインデータ41は、例えば映像、音楽、文書、等の任意のデータであってよい。サブデータ42は、メインデータ41に関連するデータであり、例えばメタデータとすることができる。ファイル4は、メインデータ41にサブデータ42が関連付けられていない場合、N−1番目のファイル4のように、メインデータ41のみでファイル4を構成することもできる。本実施の形態では、1つのファイル4をメインデータ41とサブデータ42で構成する場合について説明する。
なお、メインデータ41とサブデータ42は、他にも種々異なる実施の形態とすることができる。例えば、データベースにおいて、部署情報等をメインデータ41、それに関連する個人情報等をサブデータ42とし、それらのデータを上述したテープドライブ10でバックアップする実施の形態とすることもできる。
連続する複数のファイル4は、ファイルマーク4fを介在させた状態で、転送サイズに応じて分割される。そして、データセット51は、バッファ12、セグメント12bなどのサイズに応じて、例えば0x200000バイト等の任意のデータサイズに定められる。
データセット51は、メインデータ41、メインデータ41及び無効データ43、サブデータ42、サブデータ42及び無効データ43の何れか1つのデータとして作成される。そして、本実施の形態では、データセット51の途中に、ファイル4のメインデータ41又はサブデータ42の終端が位置すると、その終端以降を無効データ43でPaddingするものとする。これに代えて、このようなPaddingを行わずに、例えば、区切りデータを挿入する、終端以降に次のデータを続けて蓄積する、など種々異なる構成を採用してもよい。また、無効データとしては、空文字列などを用いることができる。そして、本実施の形態では、データセット51のデータサイズが複数のファイル4のデータサイズよりも小さい場合について説明する。これに代えて、データサイズ51は任意のデータサイズとすることもできる。
複数のデータセット51の各々には、管理用テーブルであるDSIT(Data Set Information Table)52が付加されている。このDSIT52は、上記LTO規格で用いられているように、データセット51のデータシーケンシャル(DS)番号、データセット51内のレコードの数、等を示すデータ構造となっている。そして、本実施の形態では、そのDSIT52に新たなフィールドを追加することで、新たなDSIT52を請求項中の管理情報として機能させている。
DSIT52は、新たなフィールドに追加された上記SIDを有するように構成される。DSIT52は、データセット51のデータの種類等に応じてSIDに“1”又は“2”が選択的に設定される。そして、本実施の形態では、ホスト20からの上記MSコマンドに応じて、SIDの値を変更する。これに代えて、ホスト20がコマンドで変更するSIDの値を指定するなど、種々異なる構成を採用してもよい。また、SIDは、メインデータ41とサブデータ42が選択可能であれば、例えばフラグ、キャラクター、等の各種データとすることができる。バッファ12の別領域にデータセット51と関連付けて記憶するなど、種々異なる実施の形態を採用してもよい。
DSIT52は、ホスト20からのユーザーデータをデータセット51に分割した際に作成される。該DSIT52は、そのデータセット51に付加されてバッファ12のセグメント12bに記憶される。これに代えて、DSIT52はバッファ12の別領域にデータセット51と関連付けて記憶されるなど、種々異なる実施の形態を採用してもよい。
なお、本発明にかかる管理情報は、DSIT52とは異なるフラグ等の新たな情報としてデータセット51又はDSIT52に付加して実現することもできる。但し、本実施の形態のように既存のDSIT52を流用した場合、テープドライブ10やそのアプリケーションプログラムの変更を少なくできるというメリットがある。
次に、上述したテープドライブ10のコントローラ16が、図2に示すデータ記録装置10Aとデータ読み出し装置10Bとして機能するときの各種手段を説明する。
コントローラ16は、データ記録装置10Aとして機能する場合、プログラムを実行することで、図2に示す判別手段16a、管理情報付加手段16b、記憶制御手段16cとして機能する。
判別手段16aは、セグメント12bに蓄積したデータセット51のデータ構成が、メインデータ41であるか、サブデータ42であるかを判別する。本実施の形態では、判別手段16aが、ホスト20からの要求に応じて切り替えられる前記メモリ等のSIDの値を参照して、データセット51のデータ構造を判別する。例えば、判別手段16aは、SIDに“1”が設定されている場合はメインデータ41と判別する。判別手段16aは、SIDに“2”が設定されている場合はサブデータ41と判別する。なお、判別手段16aは、ホスト20にデータの種類を確認したり、データ内容を解析して、データ構成を判別することもできる。また、判別手段16aは、前述した単独のメインデータ41とサブデータ42の判別に加え、メインデータ41及びサブデータ42の複合データの判別を行う実施形態とすることもできる。
管理情報付加手段16bは、判別手段16aが判別した結果を示すDSIT(管理情報)52をデータセット51に付加する。本実施の形態の管理情報付加手段16bは、前記メモリ等のSIDの値を備えるDSIT52を作成し、該DSIT52をデータセット51に付加してセグメント12bに記憶する。
記憶制御手段16cは、セグメント12bに蓄積したデータセット51及び該データセット51に付加されたDSIT52のテープ14aへの記憶を制御する。本実施の形態の記憶制御手段16cは、バッファ12のデータセット51及びDSIT52をテープ14aに書き込むために、記録チャネル13、ヘッド位置制御システム17、モータドライバ18、等を制御する。
コントローラ16は、データ読み出し装置10Bとして機能する場合、プログラムを実行することで、図2に示す読み出し手段16d、読み出し用判別手段16e、転送手段16fとして機能する。
読み出し手段16dは、記録チャネル13、ヘッド位置制御システム17、モータドライバ18、等を制御して、一対のデータセット51と該データセット51に付加されたDSIT52とをテープ14aから読み出して、セグメント12bの各々に順次蓄積する。
読み出し用判別手段16eは、読み出したDSIT52に対応したデータセット51のデータが予め定められた転送対象データであるか否かを、読み出したDSIT52のSID等に基づいて判別する。本実施の形態の読み出し用判別手段16eは、転送対象データがメインデータ41の場合は、DSIT52のSIDに“1”が設定されているか否かを判別する。また、読み出し用判別手段16eは、転送対象データがサブデータ42の場合は、DSIT52のSIDに“2”が設定されているか否かを判別する。
転送手段16fは、セグメント12bに蓄積した前記データセット51を構成するデータのうち、前記読み出し用判別手段16eが転送対象データであると判別したメインデータ41及びサブデータ42の少なくとも一方を転送先であるホスト20に、インタフェース11を介して転送する。つまり、転送手段16fは、転送対象データがメインデータ41の場合、複数のデータセット51のメインデータ41をホスト20に転送する。また、転送手段16fは、転送対象データがメインデータ41及びサブデータ42の場合、複数のデータセット51のメインデータ41と該メインデータ51に連続するサブデータ42を、関連付けてホスト20に転送する。
次に、上述したテープドライブ10のコントローラ16による本発明に係る各種処理の一例を、図5〜7等の図面を参照して以下に説明する。まず、テープドライブ10がホスト20からWriteコマンドを受けたときに、コントローラ16が実行するWriteコマンド処理の一例を、図5に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
コントローラ16は、バッファ12のポインタが指す位置から、そのWriteコマンドと共に受信したデータをセグメント12bに書き込む(S111)。コントローラ16は、データをセグメント12bに書き込んだ結果、1つ以上のデータセット51が完成したか否かを判定する(S112)。コントローラ16は、1つ以上のデータセット51が完成していないと判定した場合(S112でNO)、ステップS115の処理に進む。一方、コントローラ16は、1つ以上のデータセット51が完成していると判定した場合(S112でYES)、ステップS113の処理に進む。
コントローラ16は、ステップS113の処理において、前記メモリ等のSIDに設定されている値がメインデータ41を示しているか否かを判定して、データセット51のデータ構成を判別する。そして、コントローラ16は、該判別結果を示すDSIT52、つまり、前記SIDを有するDSIT52を作成し、その後ステップS114の処理に進む。
コントローラ16は、ステップS114の処理において、セグメント12bのデータセット51及びDSIT52を、記録チャネル13を介してテープ14aに書き込むために、記録チャネル13、ヘッド位置制御システム17、モータドライバ18、等を制御し、その後ステップS115の処理に進む。
コントローラ16は、ステップS115の処理において、バッファ12のバッファポインタを、バッファ12に書き込んだデータの最後尾に進め、その後処理を終了する。なお、上述した処理においては、Writeコマンドで送られてきたデータの最後尾が含まれるデータセット51は、通常未完成であることを前提として説明した。しかしながら、前記データの最後尾がデータセット51にぴったり収まる場合、コントローラ16はバッファ12のバッファポインタを次のセグメント12bに進めることになる。
以上説明した図5に示すWriteコマンド処理をコントローラ16が実行することで、上述した請求項中の上記データ記録装置10Aにおける判別手段16aと管理情報付加手段16bと記憶制御手段16cとして機能することになる。詳細には、図5に示すフローチャート中のステップS113が判別手段16a及び管理情報付加手段16b、ステップS114が記憶制御手段16cにそれぞれ相当している。
次に、テープドライブ10が実行するSync処理の一例を、図6に示すフローチャートを参照して以下に説明する。該Sync処理は、後述するMode Selectコマンド処理から呼び出される処理となっている。なお、該Sync処理は、WriteFMコマンドで起動することもできる。
コントローラ16は、ステップS121の処理において、バッファ12のバッファポインタの位置を確認し、その後ステップS122の処理に進む。コントローラ16は、ステップS122において、該バッファポインタが位置している未完成のセグメント12bにデータが残っているか、即ち、バッファポインタがセグメント12bの先頭にセットされているかを判定する。コントローラ16は、データが残っていないと判定した場合(S122でNO)、処理を終了する。一方、コントローラ16は、データが残っていると判定した場合(S122でYES)、ステップS123の処理に進む。
コントローラ16は、ステップS123の処理において、セグメント12bに今回書き込んだデータの終端以降、即ち、セグメント12bの書き込み可能な領域を、無効データ43でPaddingし、その後ステップS124の処理に進む。
コントローラ16は、ステップS124の処理において、前記メモリ等のSIDに設定されている値がメインデータ41を示しているか否かを判定して、データセット51のデータ構成を判別する。そして、コントローラ16は、該判別結果を示すDSIT52、つまり、現在のSIDを有するDSIT52を作成し、その後ステップS125の処理に進む。この処理によって作成されたDSIT52は、メインデータ41と無効データ43で構成される。そして、DSIT52は、データセット51がメインデータ41で構成されていることを、SIDによって示している。
コントローラ16は、ステップS125の処理において、セグメント12bのデータセット51及びDSIT52を、記録チャネル13を介してテープ14aに書き込むために、記録チャネル13、ヘッド位置制御システム17、モータドライバ18、等を制御し、その後ステップS126の処理に進む。そして、コントローラ16は、ステップS126において、バッファ12のバッファポインタを次のセグメント12bの先頭に進め、その後処理を終了する。
以上説明した図6に示すSync処理をコントローラ16が実行することで、上述した請求項中の上記データ記録装置10Aにおける管理情報付加手段16bと記憶制御手段16cとして機能することになる。詳細には、図6に示すフローチャート中のステップS124が管理情報付加手段16b、ステップS125が記憶制御手段16cにそれぞれ相当している。
次に、テープドライブ10がホスト20からMSコマンドを受けたときに、コントローラ16が実行するModeSelectコマンド処理の一例を、図7に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
コントローラ16は、ステップS131の処理において、前記メモリ等の現在のSIDと、MSコマンドで指定されたSIDとを比較し、その後ステップS132の処理に進む。コントローラ16は、ステップS132の処理において、MSコマンドで指定されたSIDが前記メモリ等のSIDと異なるか否かを判定する。コントローラ16は、指定されたSIDが異なっていない、つまり、SIDが一致していると判定した場合(S132でNO)、前記メモリ等のSIDを変更する必要がないため、処理を終了する。一方、コントローラ16は、SIDが異なっていると判定した場合(S132でYES)、ステップS133の処理に進む。
コントローラ16は、ステップS133の処理において、上述した図6に示すSync処理を呼び出し、該Sync処理の終了に応じて、ステップS134の処理に進む。コントローラ16は、ステップS134の処理において、前記メモリ等に記憶している現在のSIDを、MSコマンドで指定されたSIDに更新し、その後、処理を終了する。
次に、上述したテープドライブ10のコントローラ16による本発明に係るデータ読み出し処理の一例を、図8の図面を参照して以下に説明する。そして、このデータ読み出し処理は、コントローラ16がホスト20からReadコマンドを受けたときに実行されることを前提としている。
まず、コントローラ16は、インタフェース11を介してホスト20からReadコマンドを取得する(S201)。コントローラ16は、記録チャネル13を介してテープ14aからデータセット51とそのDSIT52を順次読み出して、バッファ12のセグメント12bに順次格納し(S202)、その後ステップS203の処理に進む。
コントローラ16は、該DSIT52のDS番号と連続するDSIT52のDS番号を比較して、データセット51が正しい順番で読み込まれているかを確認するとともに、該DSIT52のSIDに基づいてデータセット51のデータが、Readコマンドで要求された転送対象データであるか否かを判別する(ステップS203)。詳細には、ホスト20からのReadコマンドで指定された転送対象データ(例えば、SID=“1”又は“2”など)に基づいて、データセット51のデータが転送対象データであるか否かを判別する。なお、転送対象データの要求方法については、転送対象データを前記内蔵メモリ等に予め記憶しておくなど、種々異なる実施の形態を採用してもよい。
コントローラ16は、前記転送対象データと判別したデータセット51のデータのホスト20への転送を、インタフェース11を介してDS番号の順番で行い、全ての転送の終了に応じて処理を終了する(ステップS204)。
以上説明した図8に示すデータ読み出し処理をコントローラ16が実行することで、上述した請求項中の上記データ読み出し装置10Bの読み出し手段16dと読み出し用判別手段16eと転送手段16fとして機能することになる。詳細には、図8に示すフローチャート中のS202が読み出し手段16d、ステップS203が読み出し用判別手段16e、ステップS204が転送手段16fにそれぞれ相当している。
次に、上述したテープ媒体記録システム1におけるテープドライブ10とホスト20の動作(作用)の一例を、図4の図面を参照して以下に説明する。
[データ書き込み時]
ホスト20は、例えば複数のファイル4をテープ14aにバックアップする場合、複数のファイル4の各々の間にファイルマーク4fを挿入し、それらの連続したデータを前記所定サイズに分割してWriteコマンドやWriteFMコマンドと共にテープドライブ10に順次送信する。そして、ホスト20は、その後所定のタイミングで同期処理のリクエストのためのWriteFMコマンドをテープドライブ10に送信する。
テープドライブ10は、最初のWriteコマンドを受けると、前記内蔵メモリ等のSIDに初期値である“1”を設定する。その後、テープドライブ10は、複数のWriteコマンドを受けた後、バッファ12のセグメント12bにデータセット51が完成すると、前記内蔵メモリ等のSIDに基づいてデータセット51のデータ構成を判別する。テープドライブ10は、その判別結果を示すDSIT52を作成し、該DSIT52をデータセット51に付加する。そして、テープドライブ10は、WriteFM要求を受けている場合、記録チャネル13、ヘッド位置制御システム17、モータドライバ18、等を制御して、そのデータセット51及びDSIT52のテープ14aへの記憶を開始する。
以降、テープドライブ10は、上述した一連の処理を繰り返すことで、データセット51が完成する毎に、そのデータ構成を判別し、該判別結果を示すDSIT52を作成して付加する。そして、テープドライブ10は、データセット51及びデータセット51に付加されたDSIT52をテープ14aに記憶する。
テープドライブ10は、図4に示すように、N−1番目とN番目に跨るデータのWriteコマンドを受けて、バッファ12のセグメント12bにデータセット51が完成すると、前記内蔵メモリ等のSIDに基づいて、そのデータセット51のデータ構成を判別する。そして、テープドライブ10は、SIDが“1”であることから、データセット51のデータ構成はメインデータ41と判別し、該判別結果を示すDSIT52を作成する。
例えば、図4に示すように、DS番号にシーケンシャルな「16」が設定されたDSIT52には、SIDに“1”が設定される。そのデータセット51は、N−1番目及びN番目各メインデータ41とファイルマーク4fとを含む構成となっている。そして、DS番号が「17」のDSIT52には、SIDに“1”が設定される。そのデータセット51は、N番目のメインデータ41のみで構成されている。
その後、ホスト20は、N番目のファイル4において、メインデータ41の終端、即ち、メインデータ41とサブデータ42の区切りを検出すると、メインデータ41の終端に対応したデータとWriteコマンドをテープドライブ10に送信し、その後、SIDを“1”から“2”に変更するために、MSコマンドをテープドライブ10に送信する。
テープドライブ10は、Writeコマンドを受けて、バッファ12のセグメント12bにデータを格納し、その際にMSコマンドを受けていると、現在蓄積中のセグメント12bを無効データ43でPaddingすることで、データセット51を完成させる。そして、それに対応したDSIT52を作成してデータセット51に付加した後、前記メモリ等のSIDを“1”から“2”に変更する。この場合の完成されたDSIT51のDS番号は「18」、SIDは“1”となっている。
次に、ホスト20は、N番目のファイル4におけるサブデータ42を分割したデータをWriteコマンドと共にテープドライブ10に送信する。一方、テープドライブ10は、Writeコマンドを受けて、バッファ12のセグメント12bにデータセット51が完成すると、前記内蔵メモリ等のSIDに基づいて、そのデータセット51のデータ構成を判別する。テープドライブ10は、SIDが“2”であることから、データセット51のデータ構成はサブデータ42と判別し、該判別結果を示すDSIT52を作成する。テープドライブ10は、SIDに“2”が設定されたDSIT52を対応するデータセット51に付加する。
その後、ホスト20は、サブデータ42の終端、即ち、N番目のファイル4とファイルマーク4fとの境界を検出すると、Writeコマンドとそのデータをテープドライブ10に送信した後に、SIDを“2”から“1”に変更するために、MSコマンドをテープドライブ10に送信する。
テープドライブ10は、Writeコマンドに応じてバッファ12のセグメント12bにデータを格納する。テープドライブ10は、データセット51が完成していない状態で、ホスト20からMSコマンドを受けると、現在蓄積中のセグメント12bを無効データ43でPaddingすることで、データセット51を完成させる。そして、テープドライブ10は、前記内蔵メモリ等のSIDに基づいてデータセット51のデータ構成がサブデータ42であると判別すると、その判別結果を示すDSIT52を作成してデータセット51に付加する。その後、テープドライブ10は、前記メモリ等のSIDを“2”から“1”に変更する。
以降は、テープドライブ10は、ホスト20からWriteコマンドを受けてデータセット51が完成すると、前記内蔵メモリ等のSIDには“1”が設定されていることから、データセット51のデータ構成はメインデータ41であると判別し、該判別結果を示すDSIT52(SID=“1”)を作成してデータセット51に付加する。そして、テープドライブ10は、上述した一連の処理を繰り返すことで、前記内蔵メモリ等のSIDの値に基づいてデータセット51のデータ構成を判別し、該判別結果を示すDSIT52を作成してデータセット51に付加することになる。
[データ読み込み時]
ホスト20は、テープ14aから所望のデータを読み出す場合、例えばDS番号範囲、SIDなどを指定するReadコマンドをテープドライブ10に送信する。ここでは、メインではメインデータ41のみを読み出す場合について説明する。なお、Readコマンドは必ずしもDS番号等を指定する必要はない。
テープドライブ10は、ホスト20からReadコマンドを受けると、テープ14aからデータセット51とその管理情報52を順次読み出して、バッファ12のセグメント12bに順位格納(記憶)する。なお、本実施の形態では、ReadコマンドにSIDの指定がない場合、テープドライブ10は、予め定められたデフォルト値(メインデータ41であれば“1”等)に対応したデータを転送対象データとする。
テープドライブ10は、管理情報のDS番号に基づいてデータセット51が正しく順番に読み込まれていると、データセット51がReadコマンドで要求された転送対象データであるか否かを、各管理情報のSIDに基づいて判別する。そして、テープドライブ10は、インタフェース11を介して転送対象データであるメインデータ41のみをホスト20に順次転送する。一方、ホスト20は、テープドライブ10から受信したメインデータ41をメモリ、ハードディスク装置等に順次記憶する。
次に、ホスト20は、テープ14aからサブデータ42のみを読み出す場合、例えばSIDなどを指定するReadコマンドをテープドライブ10に送信する。そして、テープドライブ10は、テープ14aからデータセット51とその管理情報52を順次読み出して、バッファ12のセグメント12bに順次格納(記憶)する。テープドライブ10は、管理情報のDS番号に基づいてデータセット51が正しく順番に読み込まれていると、各管理情報のSIDに基づいて、連続するデータセット51のデータ構成を判別し、インタフェース11を介して転送対象であるサブデータ52のみをホスト20に転送する。一方、ホスト20は、テープドライブ10から受信したサブデータ42をメモリ、ハードディスク装置等に順次記憶する。
以上説明したテープドライブ10によれば、ホスト20から1つのファイルとして連続的に受けたメインデータ(第1データ)41とサブデータ(第2データ)42を、連続した複数のデータセット51として複数のセグメント12bに蓄積し、蓄積した各データセット51のデータ構成を判別する。そして、該判別結果を示すDSIT(管理情報)52を対応するデータセット51に付加し、データセット51とそのDSIT52をテープ14aに記憶するようにした。よって、テープ14aに記憶する複数のデータセット51の各々にはDSIT52が付加されているため、テープドライブ10において、関連する複数のデータは1つのファイルとして扱われつつも、データセット51の読み出し時等に、データセット51に付加されたDSIT52からデータセット51のデータ構成を確認することで、メインデータ41とサブデータ42を識別することができる。
また、テープドライブ10によれば、テープ14aからデータセット51と該データセット51に付加されたDSIT52とを読み出し、該DSITに基づいてデータセット51のデータが転送対象データであるか否かを判別する。そして、データセット51を構成するデータのうち、転送対象データであると判別したメインデータ41及びサブデータ42の少なくとも一方を転送先のホスト20に転送する。よって、テープ14aから読み出したデータセット51のうち、転送対象データであるデータをDSIT52に基づいて判別して転送先のホスト20に転送するようにしたことから、ホスト20はデータセット51のデータ内容の解析を行う必要がないため、該解析を行うためのアプリケーションプログラム等を不要とすることができる。また、転送先であるホスト20はデータの関連性を考慮することなく、読み出しを要求すればよいため、転送先の処理の簡単化を図ることができる。
従って本発明によれば、メインデータ41とサブデータ42、即ち、互いに関連する複数のデータは、同じ1つのファイルとしてテープ14aに記録されるため、データ移動やリストア等の作業の過程において、関連する複数のデータの一部の情報が失われるというようなことはない。また、テープ14aからの読み出しの際には、テープドライブ10において各データ(本実施例においてはメインデータ41とサブデータ42)を識別できるため、テープ14aから読み出したデータの内容等を、システム上のアプリケーションプログラムが解析する必要がなく、テープ14aにデータを書き込むための装置等の汎用性を向上することができる。
なお、上述した実施の形態では、管理情報であるDSIT52にSIDのみを追加して、メインデータ41とサブデータ42を判別可能とした場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、それ以外のデータを付加することもできる。
上述した図4に示すN番目のファイル4では、ホスト20によってメインデータ41とサブデータ42が、同一のデータセット51とならないようにした場合について説明した。これに対し、データセット51がメインデータ41とサブデータ42を混在させることが可能な実施の形態とすることもできる。
例えばDSIT52は、図9に示すように、上記DS番号、SID1、SID1_Length、SID2、SID2_Length、等の各種データを含む構成となっている。そして、SID1は、データセット51における1つ目又は1種類のデータを示している。つまり、SID1は、上述した“1”又は“2”が設定されることで、データセット51における1つ目に位置するデータ、又はデータセット51を構成しているデータが、メインデータ41又はサブデータ42の何れであるかを示している。
SID1_Lengthは、SID1のデータの長さが設定され、1種類のデータが格納されている場合は、固定長の0x200000、混在(2種類)の場合は先頭に位置する1つ目のデータのデータ長がそれぞれ設定される。SID2は、データセット51が2種類のデータで構成されているか否かを示すデータとなっている。SID2は、データセット51が1種類のデータのみで構成されている場合は空白が設定される。また、SID2は、データセット51が2種類のデータで構成されている場合は、データセット51における2番目のデータの種類が設定される。SID2_Lengthは、SID2が示す2番目のデータの長さが設定される。
このようにSID1_LengthとSID2_LengthをDSIT52に設けることで、DSIT52に基づいてデータセット51を構成するメインデータ41とサブデータ42の各データサイズを確認することができる。よって、データセット51にメインデータ41とサブデータ42を混在させても、DSIT52に基づいて必要なデータをデータセット51から抽出することができる。
次に、DSIT52にデータサイズを設定する場合に、上述したテープドライブ10のコントローラ16による本発明に係る各種処理の一例を、図10〜13の図面を参照して以下に説明する。
まず、上述したテープドライブ10のコントローラ16が実行する第2のWriteコマンド処理の一例を、図10の図面を参照して以下に説明する。なお、該第2のWriteコマンド処理は、上述した図5に示すWriteコマンド処理と基本部分は同一となっている。
コントローラ16は、バッファ12のポインタが指す位置から、そのWriteコマンドと共に受信したデータをセグメント12bに書き込む(T111)。コントローラ16は、データをセグメント12bに書き込んだ結果、1つ以上のデータセット51が完成したか否かを判定する(T112)。コントローラ16は、1つ以上のデータセット51が完成していないと判定した場合(T112でNO)、ステップT116の処理に進む。一方、コントローラ16は、1つ以上のデータセット51が完成していると判定した場合(T112でYES)、ステップT113の処理に進む。
コントローラ16は、ステップT113の処理において、後述する図11に示すDSIT作成処理を呼び出し、該DSIT作成処理の終了に応じてステップT114の処理に進む。なお、このようにステップT113の処理をループさせることで、Writeコマンドで送られてきたデータが格納される最初のデータセット51に、違ったSIDのデータが既に格納されていても、正しいSIDをセットすることができる。
コントローラ16は、ステップT114の処理において、バッファ12の全てのデータセット51の各々に対して、DSIT52が作成されたか否かを判定する。コントローラ16は、全てのデータセット51についてDSIT52が作成されていないと判定した場合(T114でNO)、ステップT113の処理に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、コントローラ16は、全てのデータセット51についてDSIT52が作成されたと判定した場合(T114でYES)、ステップT115の処理に進む。
コントローラ16は、ステップT115の処理において、セグメント12bのデータセット51及びDSIT52を、記録チャネル13を介してテープ14aに書き込むために、記録チャネル13、ヘッド位置制御システム17、モータドライバ18、等を制御し、その後ステップT116の処理に進む。コントローラ16は、ステップT116の処理において、バッファ12のバッファポインタを、バッファ12に書き込んだデータの最後尾に進め、その後処理を終了する。
次に、上述したテープドライブ10のコントローラ16が実行する図10中のDSIT処理の一例を、図11のフローチャートを参照して以下に説明する。
コントローラ16は、ステップT121の処理において、対象のデータセット51に関連付けられたDSIT52内に既にセットされているSIDを確認し、その後、ステップT122の処理に進む。コントローラ16は、ステップT122の処理において、DSIT52内に、1つ以上のSID、つまり、図9中のSID1又はSID2が既にセットされているか否かを判定する。
コントローラ16は、1つ以上のSIDが既にセットされていると判定した場合(T122でYES)、ステップT123の処理に進む。コントローラ16は、セグメント12bに既に記録しているデータの最後尾から、最新のデータセット51の終わりまでのデータ量を計算し(T123)、その後、ステップT125の処理に進む。
一方、コントローラ16は、1つ以上のSIDがセットされていないと判定した場合(T122でNO)、ステップT124の処理に進む。コントローラ16は、データセット51のデータ量としてデータセットサイズの値を設定し(T124)、その後ステップT125に進む。
コントローラ16は、ステップT125の処理において、計算したデータ量でDSIT52のSID1_Length及びSID2_Lengthの少なくとも一方にセットし、計算したデータ量と前記メモリ等に記載している現在のSIDで、DSIT52のSID部分を更新し、その後ステップT126の処理に進む。コントローラ16は、ステップT126の処理において、DSIT52のSIDに関連しない部分を作成し、その後、処理を終了する。
次に、テープドライブ10が実行する第2のSync処理の一例を、図12に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
コントローラ16は、ステップT131の処理において、バッファ12のバッファポインタの位置を確認し、その後ステップT132の処理に進む。コントローラ16は、ステップT132の処理において、バッファ12の未完のデータセット51にデータが残っているか否かを判定する。コントローラ16は、未完のデータセット51にデータが残っていないと判定した場合(T132でNO)、処理を終了する。一方、未完のデータセット51にデータが残っていると判定した場合(T132でYES)、ステップT133の処理に進む。
コントローラ16は、ステップT133の処理において、セグメント12bに今回書き込んだデータの終端以降、即ち、セグメント12bの書き込み可能な前記領域を、前記無効データ43でPaddingし、その後ステップT134の処理に進む。コントローラ16は、上述した図11に示すDSIT作成処理を呼び出し、該DSIT作成処理の終了に応じてステップT135の処理に進む。
コントローラ16は、ステップT135の処理において、セグメント12bのデータセット51及びDSIT52を、記録チャネル13を介してテープ14aに書き込むために、記録チャネル13、ヘッド位置制御システム17、モータドライバ18、等を制御し、その後ステップT136の処理に進む。コントローラ16は、ステップT136の処理において、バッファ12のバッファポインタを、バッファ12の次のセグメント12bの先頭に進め、その後処理を終了する。
次に、テープドライブ10がホスト20からMSコマンドを受けたときに、コントローラ16が実行する第2のModeSelectコマンド処理の一例を、図13に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
コントローラ16は、ステップT141の処理において、前記メモリ等の現在のSIDと、MSコマンドで指定されたSIDとを比較し、その後ステップT142の処理に進む。コントローラ16は、ステップT142の処理において、MSコマンドで指定されたSIDが前記メモリ等のSIDと異なるか否かを判定する。コントローラ16は、指定されたSIDが異なっていない、つまり、SIDが一致していると判定した場合(T142でNO)、前記メモリ等のSIDを変更する必要がないため、処理を終了する。一方、コントローラ16は、SIDが異なっていると判定した場合(T142でYES)、ステップT143の処理に進む。
コントローラ16は、ステップT143の処理において、バッファポインタの存在するデータセット51のDSIT52で、既にセットされているSIDを確認し、その後ステップT144の処理に進む。コントローラ16は、ステップT144の処理において、DSIT52内に、1つ以上のSID、つまり、図9中のSID1又はSID2が既にセットされているか否かを判定する。
コントローラ16は、1つ以上のSIDが既にセットされていると判定した場合(T144でYES)、ステップT145の処理に進む。コントローラ16は、セグメント12bに既に記録しているデータの最後尾から、最新のデータセット51の終わりまでのデータ量を計算し(T145)、その後、ステップT147の処理に進む。
一方、コントローラ16は、1つ以上のSIDがセットされていないと判定した場合(T144でNO)、ステップT146の処理に進む。コントローラ16は、データセット51の先頭から、現在のデータ位置までのデータ量を計算し(T146)、その後、ステップT147に進む。
コントローラ16は、ステップT147の処理において、計算したデータ量と現在のSIDで、DSIT52のSID関連部分をを作成、或いは、更新し、その後ステップT148の処理に進む。コントローラ16は、ステップT148の処理において、前記メモリ等に記憶している現在のSIDを、MSコマンドで指定された新たなSIDに更新し、その後、処理を終了する。
テープドライブ10は、ホスト20からWriteコマンドと共に受けたデータをバッファ12のセグメント12bに蓄積する場合、その蓄積しているデータセット51のデータ構成とその長さを検出して、DSIT52を作成する。なお、データ構成とその長さの検出例としては、上述した図4のフローチャートのように、コントローラ16のメモリ等に記憶したSIDを用いて種類を判別すると共に、その長さを検出する方法や、Writeコマンドで何れか一方のデータ長をホスト20から受け取って検出する方法など種々異なる実施の形態とすることができる。
また、テープドライブ10は、ホスト20からReadコマンドを受けた場合、テープ14aから読み取ったデータセット51とDSIT52をセグメント12bに蓄積した際に、DSIT51のSID1、SID1_Length、SID2、SID2_Lengthを参照して、データセット51の構成を判別し、そのReadコマンドで要求されたデータを抽出してホスト20に転送する。
このようにDSIT52を構成することで、データセット51メインデータ41とサブデータ42の双方を含むように構成しても、DSIT52に基づいてデータの構成とそのデータ長を判別することができるため、上述した実施の形態のように、ホスト20がメインデータ41とサブデータ42とを区切るようにWriteコマンドをテープドライブ10に送信する。これにより、サブデータ42が数多く存在しても、テープ14aに無効データ43を記憶する必要がなくなるため、テープ14aに記憶するデータ量の減少に貢献することができる、且つ、バッファ12のセグメント12b等のサイズの大型化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、メインデータ41とサブデータ42の2種類しかデータが存在しないため、DSIT52を1つのSIDで構成することもできる。例えばメインデータ41、サブデータ42、1つのメインデータ41のみ、1つのサブデータ42のみ、メインデータ41とサブデータ42が混在等の識別が可能なデータとして、その1つのSIDを構成する。しかしながら、図9に示すように、SID1、SID2で構成することで、混在するデータの順番等も判別可能とすることができる。また、DSIT52のSIDとその長さを示すデータの数を増やす(例えば、SID3、SID4、・・・等)ことで、より多くの種類のデータをデータセット51内に混在させることができる。
さらに、上述したテープ媒体記録システム1において、カートリッジ14eによるデータ移動など、カートリッジ14eにサブデータ42が含まれているか否か読み込み時にわからない場合、ホスト20は、上記MSコマンドを使用して、特別なSID(例えば0xFFなど)をターゲットにセットする。その場合、テープドライブ10は、次のDSIT52のSIDを確認しながら、ホスト20へのデータ転送を行う。そして、次のDSIT52のSIDが現在転送中のデータセット51に対応したDSIT52のSIDと異なるとき、テープドライブ10はチェックコンディションをセンスデータとしてホスト2に送信する。そして、ホスト20はそのセンスデータにより、SIDが変化したことを認識するという実施形態とすることもできる。また、テープドライブ10は、SIDが空白なデータセット51に関しての転送を行わない設定とし、このとき、チェックコンディションはホスト20に報告しない。
また、上述したテープ媒体記録システム1において、テープ14aの先頭から任意の個数のレコード或いはファイルマーク4fの位置(ロジカルポジション)に、Read/Writeのヘッド14bを移動させるコマンドであるLTO規格のLocate/Spaceコマンドがある。そして、上述したテープドライブ10は、Locate/Spaceコマンドを受けた場合は、テープ14aにおけるデータ位置を検出し、該位置にヘッド14bを移動させることもできる。
例えば、Locateコマンドを用いて、メインデータ41の所望のレコードの位置にヘッド14bを移動させる場合について説明する。なお、レコードは、説明を簡単にするために、1つのデータセット51とする。そして、上述したテープドライブ10のコントローラ16は、管理情報読み出し手段と、対象データ判別手段と、データ検出手段として機能させる。そして、ホスト20は、対象データであるレコードを指定したLocateコマンドをテープドライブ10に送信する。
テープドライブ10は、ホスト20からLocateコマンドを受けると、前記内蔵メモリ等のカウンタに0を設定し、管理情報読み出し手段によってテープ14aからDSIT52を順次読み出す。テープドライブ10は、読み出したDSIT52のSIDが“1”、つまりメインデータ41を示しているか否かを対象データ判別手段によって判別する。テープドライブ10は、対象データ判別手段によってメインデータ41であると判別すると、前記内蔵メモリ等のカウンタをインクリメントする。そして、テープドライブ10は、データ検出手段によってカウンタの値がLocateコマンドで指定されたレコードと一致しているか否かを判別する。テープドライブ10は、一致していないと判別した場合、データセット51は対象データのレコードではないことから、次のDSIT52に対する判別を行う。一方、テープドライブ10は、一致していると判別した場合は、そのデータセット51がLocateコマンドで要求された対象データであることから、テープ14aにおけるデータセット51の先頭位置まで、ヘッド14bを移動させる。なお、上述したDSIT52の構成にレコード数を追加し、テープドライブ10がDSIT52を作成する際に、レコード数をセットする構成とすることもできる。
また、Spaceコマンドによってファイルマーク4fの位置までテープドライブ10のヘッド14bを移動させる場合について説明する。上述したDSIT52の構成に、ファイルマークの有無や数、データ位置、等を示すファイルマークカウントを追加する。そして、テープドライブ10がDSIT52を作成する際に、ファイルマークカウントをセットする。そして、テープドライブ10は、DSIT52に基づいて、データセット51のデータ構成、つまりファイルマーク4fの有無を判別する。テープドライブ10は、ファイルマーク4fがありと判別すると、そのデータ位置をDSIT52から検出する。テープドライブ10は、そのデータセット51におけるファイルマーク4fの先頭位置を検出し、該位置に相当するテープ14aの位置にヘッド14bを移動させる。
さらに、上述した本実施の形態のDSIT52は、ハッシュ関数を通して出力されるハッシュ値などを利用したパスワードをデータ構造に追加することもできる。例えば、上記テープドライブ10において、前記管理情報付加手段16bは、前記セグメント12bに蓄積したデータセット51に対応したパスワードデータをホスト20から取得する。前記管理情報付加手段16bは、該パスワードデータを有するDSIT52を前記データセット51に付加する実施形態とすることもできる。このような構成とすれば、データセット51毎にパスワードを設定することができるため、パスワードを知る人にしか読めない部分と一般に読み込み可能な部分とに区別して、データセット51をテープ14aに記憶できる。
また、サブデータ42に対応したDSIT52には、1つのファイルのバージョンをデータ構造に追加することもできる。このような構造とすることで、1つのファイルを複数のバージョン毎にまとめてテープ14aに記憶することができる。例えば、上記テープドライブ10において、前記管理情報付加手段16bは、前記セグメント12bに蓄積したデータセット51に対応したファイルバージョンデータをホスト20から取得する。そして、前記管理情報付加手段16bは、該ファイルバージョンデータを有するDSIT52を前記データセット51に付加する実施形態とすることもできる。このような構成とすれば、ひとつのファイルの複数のバージョンをまとめて連続的にテープ14aに記憶することができる。
なお、上述した本発明は、全てハードウェアで実現してもよいし、全てソフトウェアで実現してもよい。また、ハードウェア及びソフトウェアの両方により実現することも可能である。また、本発明は、コンピュータ、データ処理システム、コンピュータプログラムとして実現することができる。このコンピュータプログラムは、コンピュータにより読取り可能な媒体に記憶され、提供され得る。ここで、媒体としては、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線又は半導体システム(装置又は機器)、或いは、伝搬媒体が考えられる。また、コンピュータにより読取り可能な媒体としては、半導体、ソリッドステート記憶装置、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、リジッド磁気ディスク、及び光ディスクが例示される。現時点における光ディスクの例には、コンパクトディスク−リードオンリーメモリ(CD−ROM)、コンパクトディスク−リード/ライト(CD−R/W)及びDVDが含まれる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 テープ媒体記録システム
10 テープドライブ
10A データ記録装置
10B データ読み出し装置
12 バッファ
12b バッファセグメント(セグメント)
14a テープ媒体(テープ)
16a 判別手段
16b 管理情報付加手段
16c 記憶制御手段
16d 読み出し手段
16e 読み出し用判別手段
16f 転送手段
20 ホスト
51 データセット
52 DSIT(管理情報)

Claims (2)

  1. 第1データと前記第1データに関連する第2データをテープ媒体に記憶するデータ記録装置であって、
    上位装置から1つのファイルとして連続的に受信した前記第1データと前記第2データを、所定サイズの連続した1以上のデータセットとして順次蓄積する複数のバッファセグメントと、
    前記バッファセグメントに蓄積した前記データセットのデータ構成を判別する判別手段と、
    前記判別手段が判別した結果を示す管理情報を対応する前記データセットに付加する管理情報付加手段と、
    前記バッファセグメントに蓄積した前記データセット及び該データセットに付加された管理情報の前記テープ媒体への記憶を制御する記憶制御手段とを含み、
    前記判別手段は、前記上位装置からのデータの切り替わりを通知する所定のコマンドに基づいて、前記バッファセグメントに蓄積されるデータの切り替えを検出し、該検出結果に基づいて、前記データセットの構成を前記第1データ、前記第2データ、前記第1データ及び前記第2データからなる混合データのうちの1つに判別する手段である、
    データ記録装置。
  2. 第1データと前記第1データに関連する第2データをテープ媒体に記憶するデータ記録方法であって、
    上位装置から1つのファイルとして連続的に受信した前記第1データと前記第2データを、所定サイズの連続した1以上のデータセットとして順次複数のバッファセグメントに蓄積するステップと、
    前記バッファセグメントに蓄積した前記データセットのデータ構成を判別するステップと、
    前記判別した結果を示す管理情報を対応する前記データセットに付加するステップと
    前記バッファセグメントに蓄積した前記データセット及び該データセットに付加された管理情報の前記テープ媒体への記憶を制御するステップとを含み、
    前記判別するステップは、前記上位装置からのデータの切り替わりを通知する所定のコマンドに基づいて、前記バッファセグメントに蓄積されるデータの切り替えを検出し、該検出結果に基づいて、前記データセットの構成を前記第1データ、前記第2データ、前記第1データ及び前記第2データからなる混合データのうちの1つに判別するステップを含む、
    データ記録方法。
JP2010550487A 2009-02-10 2010-01-29 データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法 Expired - Fee Related JP5199401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010550487A JP5199401B2 (ja) 2009-02-10 2010-01-29 データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009028428 2009-02-10
JP2009028428 2009-02-10
PCT/JP2010/051236 WO2010092881A1 (ja) 2009-02-10 2010-01-29 データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法
JP2010550487A JP5199401B2 (ja) 2009-02-10 2010-01-29 データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010092881A1 JPWO2010092881A1 (ja) 2012-08-16
JP5199401B2 true JP5199401B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=42561725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010550487A Expired - Fee Related JP5199401B2 (ja) 2009-02-10 2010-01-29 データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8824080B2 (ja)
EP (1) EP2398020A4 (ja)
JP (1) JP5199401B2 (ja)
CN (1) CN102308336B (ja)
WO (1) WO2010092881A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6364727B2 (ja) * 2013-09-24 2018-08-01 日本電気株式会社 情報処理システム、分散処理方法、及び、プログラム
US9244628B2 (en) * 2013-10-17 2016-01-26 Globalfoundres Inc. Reducing elapsed time to access data from a storage medium during a recall operation
US10375365B2 (en) * 2014-02-07 2019-08-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Projection system with enhanced color and contrast
JP6433170B2 (ja) * 2014-06-24 2018-12-05 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation リードヘッドとライトヘッドとを活用して記録データの削除所要時間を削減する手法
CN105759492A (zh) * 2016-05-09 2016-07-13 深圳市华星光电技术有限公司 显示面板及其制作方法
US20170363055A1 (en) * 2016-06-20 2017-12-21 Ford Global Technologies, Llc Systems and methods for evap leak testing
US10573350B2 (en) * 2017-02-02 2020-02-25 International Business Machines Corporation Apparatus, method, and program product for tape positioning
WO2023210382A1 (ja) * 2022-04-27 2023-11-02 富士フイルム株式会社 信号処理装置、磁気テープドライブ、磁気テープ、磁気テープカートリッジ、信号処理方法、磁気テープ製造方法、及びプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08102141A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Victor Co Of Japan Ltd データの圧縮・記録方法及び圧縮データの復号・再生方法
JPH08102148A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Sanyo Electric Co Ltd 記録媒体
JPH08161827A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク、及び光ディスク再生装置
JP2001043118A (ja) * 1999-04-13 2001-02-16 Canon Inc データ処理方法及び装置及び記憶媒体
JP2007028221A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Canon Inc データ記憶装置
JP2007095231A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> テープ記録装置のデータ書込み読取り制御方法
WO2007102434A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 International Business Machines Corporation 読み出しエラーを処理する読出装置、システム、その方法及びプログラム
JP2008217860A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 一連の処理を所定の順序で行うための処理システム、ストレージ装置、及び方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5117349A (en) * 1990-03-27 1992-05-26 Sun Microsystems, Inc. User extensible, language sensitive database system
EP0913760A1 (en) 1997-10-31 1999-05-06 Hewlett-Packard Company Data encoding scheme
JP4277386B2 (ja) * 1999-10-04 2009-06-10 ソニー株式会社 記録再生装置
US6792568B2 (en) * 2001-07-31 2004-09-14 Hewlett Packard Development Co. Lp Data transfer and storage device and method
US7203844B1 (en) * 2002-06-20 2007-04-10 Oxford William V Method and system for a recursive security protocol for digital copyright control
JP4131517B2 (ja) * 2005-09-06 2008-08-13 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション テープ媒体にデータを書き込むための装置
JP4755510B2 (ja) 2006-03-10 2011-08-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション データ記録装置、及び、データ記録装置のホストデータ転送のパフォーマンスを評価する方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08102141A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Victor Co Of Japan Ltd データの圧縮・記録方法及び圧縮データの復号・再生方法
JPH08102148A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Sanyo Electric Co Ltd 記録媒体
JPH08161827A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク、及び光ディスク再生装置
JP2001043118A (ja) * 1999-04-13 2001-02-16 Canon Inc データ処理方法及び装置及び記憶媒体
JP2007028221A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Canon Inc データ記憶装置
JP2007095231A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> テープ記録装置のデータ書込み読取り制御方法
WO2007102434A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 International Business Machines Corporation 読み出しエラーを処理する読出装置、システム、その方法及びプログラム
JP2008217860A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 一連の処理を所定の順序で行うための処理システム、ストレージ装置、及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20130003212A1 (en) 2013-01-03
US8824080B2 (en) 2014-09-02
CN102308336A (zh) 2012-01-04
WO2010092881A1 (ja) 2010-08-19
JPWO2010092881A1 (ja) 2012-08-16
EP2398020A4 (en) 2014-03-05
US20120014014A1 (en) 2012-01-19
US9230600B2 (en) 2016-01-05
CN102308336B (zh) 2014-08-06
EP2398020A1 (en) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5199401B2 (ja) データ記録装置、データ読み出し装置、テープドライブ、データ記録方法、及び、データ読み出し方法
US8688637B2 (en) Bookmarked synchronization of files
JP4100913B2 (ja) 情報再生装置、データ管理情報取得方法、データ管理情報取得プログラム、記憶媒体、及び再生システム
EP2372715B1 (en) Device and method for reading out data from recording medium
KR100959306B1 (ko) 중복 데이터 탐색 시스템 및 방법
WO2000054158A1 (fr) Support d&#39;enregistrement d&#39;informations, procede d&#39;enregistrement / reproduction d&#39;informations et dispositif d&#39;enregistrement / reproduction d&#39;informations
JP2006065999A (ja) 磁気テープ制御装置、方法及びプログラム
EP1714284A2 (en) Removable medium with bookmark
US7711240B2 (en) Reproducing apparatus and reproducing method
CN100573698C (zh) 控制装置、控制方法、记录装置以及记录方法
TW200514056A (en) Information storage medium storing multi-angle data and method and appatatus for reproducing the multi-angle data
CN101025983B (zh) 缓冲控制系统及方法
JP5063377B2 (ja) テープ媒体に対してデータの書込み/読出しを行う装置及び方法
RU2007112776A (ru) Носитель записи и способ и устройство воспроизведения данных с носителя записи
EP1665269A2 (en) Navigating audio books using auditory cues
US8867888B2 (en) Recording apparatus for simultaneously recording the same moving image to a plurality of recording media
KR100644734B1 (ko) 기록/재생 장치, 기록/재생 방법 및 프리젠테이션 매체
KR20030012945A (ko) 컨텐츠 업로드 시스템 및 방법
JP2005085410A (ja) 光ディスク装置及びその制御方法
RU2007107812A (ru) Носитель записи, способ для поиска контентов, записанных на носитель записи, и способ и устройство для воспроизведения записанных контентов
JP2006221746A (ja) ディスク再生装置
JP2007193540A (ja) コンテンツデータ記憶制御装置及びコンテンツデータ再生装置
JP2006147071A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2001057060A (ja) テープ位置変換装置、カセットチェンジャー、avストリーム連続記録装置及びプログラム記録媒体
RU2006140801A (ru) Устройство воспроизведения, способ воспроизведения, программа, носитель данных программы, система поставки данных, структура данных и способ изготовления носителя записи

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5199401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees