JP2001043118A - データ処理方法及び装置及び記憶媒体 - Google Patents
データ処理方法及び装置及び記憶媒体Info
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Abstract
ナリデータにメタデータを登録し、メタデータが既に存
在していた場合にあっても適切な処理を実行する。 【解決手段】バイナリデータにメタデータを登録するデ
ータ処理方法は、ステップS301及びステップS30
2でバイナリデータを含むデータと、該バイナリデータ
に付与すべきメタデータを読み込む。ステップS303
において、読み込まれたメタデータが適性形式を有する
と判定されると、ステップS304にて、読み込まれた
データに既存のメタデータが存在するか否かを判断す
る。そして、この判断結果に基づいて処理をステップS
305、S306のいずれかへ分岐し、前記データに含
まれるバイナリデータよりも少なくとも後方において、
読み込まれたメタデータを接続し、ステップS307で
出力する。
Description
タデータを扱うデータ処理方法及び装置及び記憶媒体に
関する。
「データに関するデータ」であり、画像データや音声デ
ータ等のバイナリデータを説明するデータとして用いら
れている。しかし、バイナリデータとこれに対応するメ
タデータが別々のファイルで存在した場合、ファイルの
移動やコピーの際に、ユーザはバイナリデータとメタデ
ータとを同時に管理しなければならず、非常にわずらわ
しいことになる。
タの管理を容易にするために、バイナリデータとメタデ
ータを記述する様々な方法が提案されてきた。この種の
従来技術は、新しいバイナリフォーマットを規定する方
法と、データベースで管理する方法の2つに分けること
ができる。
する方法の一例をあげると、画像フォーマットではTif
f、Exif、Flashpix などがある。図21は、バイナリデ
ータにメタデータを埋め込んだフォーマットの概観を示
す図である。バイナリデータとしては、例えば画像デー
タが挙げられる。図21に示されるように、画像のヘッ
ダ部分にメタデータを記述する枠組みを設け、そこにユ
ーザがメタデータを記述するというのが一般的な方法で
ある。このようにメタデータを記述することにより、デ
ータの検索・分類が容易になる。また、バイナリデータ
内にメタデータを含むようになるので、1つのファイル
で管理でき、ファイルの管理は比較的容易になる。
タベースで管理する方法を説明する。図22はバイナリ
データとメタデータをデータベースで管理する方法を概
念的に示した図である。図22に示されるような、別々
のファイルで存在するバイナリデータとメタデータをデ
ータベース等を用いて管理するという方法も広く行われ
ているものである。この場合は既存のバイナリデータ
が、既存のアプリケーションでそのまま使えるという利
点がある。
たようなメタデータを記述する新フォーマットを規定す
る方法とデータベースを用いてメタデータを管理する方
法のそれぞれには、以下に示すような問題がある。
トを規定した場合には、既存のバイナリデータを当該新
フォーマットに変換し、なおかつその新フォーマット内
にメタデータを記述しなけれなばならない。更に、その
新フォーマット内のメタデータを用いて検索するために
は、当該新フォーマットに対応したアプリケーションが
必要となる。すなわち、メタデータを記述したり利用し
たりするために、非常に多くのステップと専用の環境が
必要になるという問題がある。また、このような新フォ
ーマットのバイナリデータを処理する(例えば画像デー
タであれば画像の再生)ためには、当該フォーマットに
対応したアプリケーションが必要であり、既存のアプリ
ケーションでは対応できなくなる。
ーマットにおいて独自に決められたものであり、新フォ
ーマット内のメタデータを利用するアプリケーションを
作成するためには、新規にメタデータの検索ルーチンを
つくらなければならないという問題もある。さらに、新
しい枠組みのメタデータを記述するにはフォーマットの
規定を変更しなければならないという問題点もあった。
タとメタデータを同時に管理する場合、データベースソ
フトが無ければメタデータの登録も利用もできないとい
う問題があった。また、登録したメタデータを表示する
ためにも専用のソフトウェアが必要である。更に、バイ
ナリデータをデータベース外に持っていくと、メタデー
タは付加されず、メタデータのないバイナリデータとな
ってしまうという問題点もあった。
いても、メタデータの変更や改訂をする場合には以下の
ような問題がある。すなわち、メタデータがすでに存在
する場合に、新たにメタデータを登録しようとすると、
過去のメタデータは自動的に上書きされてしまう。従っ
て、既存のメタデータを残したければ、ユーザはまずこ
の既存のメタデータを取得し、このメタデータに対して
追加更新するという手順が必要となる。
タを持つ場合には、所望の言語に翻訳したメタデータを
作成し、新たに追加するか置き換えなければならなかっ
た。置き換えた場合には、以前のデータは失われてしま
うし、追加した場合には、同じ内容が言語を変えて表示
されてしまい、わずらわしいという問題点があった。
新しいバイナリデータを作成する操作が考えられる。こ
のような操作を行う場合において、上述のメタデータを
記述できる新しいフォーマットを規定する方法とデータ
ベースを用いてメタデータを管理する方法とには、以下
のような問題点がある。
ーマットの2つのデータを合成する場合には、それら2
つのデータに含まれるメタデータは失われてしまうか、
どちらか一方のメタデータしか残らないという問題点が
あった。
タデータがすでに存在しているバイナリデータを合成し
た場合には、新たにメタデータを追加するか、合成した
複数のメタデータのうちの一つを、合成したバイナリデ
ータのメタデータとして登録しなければならず、非常に
わずらわしいという問題点があった。
関係を記述するために、様々な方法が用いられてきた。
例えば複数のバイナリデータの関係を記述する例とし
て、複数枚の静止画像や動画像を用いたデジタルアルバ
ムや、画像データや音声データを用いたホームページ等
のマルチメディアドキュメントがある。
マルチメディアドキュメントでは、複数枚の画像や動画
像の所在を記述したリンク形式のファイル(図23)
や、アプリケーション独自形式のファイル(図24)等
を用いて複数のバイナリデータの関係を記述している。
例えば、リンク形式のファイルは、HTML等で書かれ
ており、ブラウザ等を用いて内容を確認することができ
る。また、アプリケーション独自形式のファイルでは対
応したアプリケーションを用いて内容を確認する。
のバイナリデータを管理するマルチメディアドキュメン
トとバイナリデータとの関連付けに問題があった。すな
わち、アプリケーション独自形式の場合は、複数のバイ
ナリデータも含んだ一つのファイルとなっており、非常
に大きなファイルとなってしまい、各データを別々に扱
うのが困難になる、という問題があった。また、リンク
形式で記述した場合、例えばHTMLで記述した場合、
HTMLファイルが無けれは複数のバイナリデータの関
係は分からず、バイナリデータとそれを管理するデータ
が散在する危険性がある。
上記の問題点に鑑みてなされたものであり、既存のアプ
リケーションに影響を与えずに、バイナリデータにメタ
データを登録可能とすることを目的とする。
登録されたバイナリデータを、既存のアプリケーション
で処理することが可能な形態で提供可能とすることにあ
る。
登録しようとするデータに既にメタデータが存在してい
た場合、存在していたメタデータを保存しつつ、新たな
メタデータを追加登録可能とすることにある。
データが登録されていた場合に、メタデータの履歴を提
示可能とすることにある。
記述に一般的なデータ記述言語を用いることにより、既
存のデータ記述言語用のツールを利用することを可能と
し、対応アプリケーションの開発を容易にすることにあ
る。
記述されたバイナリデータからメタデータを抽出し、例
えば検索、参照、変更等の処理に供することを可能とす
ることにある。
リデータを合成して作成したバイナリデータに新たにメ
タデータを記述する際に、バイナリデータに付加されて
いた既存のメタデータを有効に利用可能とすることを目
的とする。
数のバイナリデータにメタデータが既に存在していた場
合、その目的に応じて、合成後のバイナリデータに既存
のメタデータを選択的に記述可能とすることにある。
数のバイナリデータにメタデータが既に存在していた場
合、すべてのメタデータに含まれるデータを用いてメタ
データを生成可能とすることにある。
リデータの関係を記述したメタデータをバイナリデータ
それぞれに付加することを可能とし、複数のバイナリデ
ータの関係を記述するためにHTMLファイルやアルバ
ムファイルを用いることを不要にすることにある。
データを関連づけるメタデータをそれぞれのバイナリデ
ータに持たせることにより、一つのバイナリデータから
関連する複数のバイナリデータを検索可能とすることに
ある。
めの本発明の一態様によるデータ処理方法は例えば以下
の構成を備える。すなわちバイナリデータにメタデータ
を付与するデータ処理方法であって、バイナリデータ部
分とメタデータ部分を含む処理対象データと、該バイナ
リデータに付与すべきメタデータとを取得する取得工程
と、前記取得工程で取得された処理対象データの末尾部
分においてメタデータ部分を検出する検出工程と、前記
検出工程で検出したメタデータ部分と前記取得工程で取
得されたメタデータとに基づいて生成される新たなメタ
データ部分を、前記処理対象データに含まれるバイナリ
データ部分の末尾に接続する接続工程とを備える。
の他の態様によるデータ処理方法は例えば以下の構成を
備える。すなわちバイナリデータにメタデータを登録す
るデータ処理方法であって、複数の処理対象データを読
み込む読込工程と、前記読込工程で読み込まれた複数の
処理対象データの各々の末尾部分に接続されているメタ
データ部分を検出する検出工程と、前記処理対象データ
の各々を、前記検出工程で検出されたメタデータ部分と
バイナリデータ部分に分離する分離工程と、前記分離工
程で分離されたバイナリデータ部分を合成して新たなバ
イナリデータ部分を生成する第1生成工程と、前記分離
工程で分離されたメタデータ部分を用いて新たなメタデ
ータ部分を生成する第2生成工程と、前記新たなバイナ
リデータ部分の末尾に、前記新たなメタデータ部分を接
続する接続工程とを備える。
の他の態様によるデータ処理方法は例えば以下の構成を
備える。すなわちデータ中のメタデータを判別するデー
タ処理方法であって、処理対象データを読み込む読込工
程と、前記読込工程で読み込まれた処理対象データの末
尾部分に所定のデータ記述言語の適正な形式で記述され
た一連のデータを検出する検出工程と、前記検出工程で
検出された一連のデータをメタデータとして取得する取
得工程と、前記取得工程で取得されたメタデータを前記
処理対象データから除外して、前記検出工程と前記抽出
工程を実行する制御工程とを備える。
の他の態様によるデータ処理方法は例えば以下の構成を
備える。すなわち複数のバイナリデータを指定する指定
工程と、前記指定工程で指定された複数のバイナリデー
タを特定する記述を含むメタデータを生成する生成工程
と、前記生成工程で生成されたメタデータを前記複数の
バイナリデータのそれぞれの末尾に接続する接続工程と
を備える。
の他の態様によるデータ処理方法は例えば以下の構成を
備える。すなわちバイナリデータを再生するデータ処理
方法であって、再生すべきバイナリデータを含む処理対
象データを指定する指定工程と、前記指定工程で指定さ
れた処理対象データの末尾部分においてメタデータ部分
を検出する検出工程と、前記検出工程で検出されたメタ
データからバイナリデータを特定する特定情報を取得す
る取得工程と、前記取得工程で取得された特定情報によ
って特定されるバイナリデータを取得して再生する再生
工程とを備えること特徴とするデータ処理方法。
方法を実行するデータ処理装置が提供される。また、本
発明の他の態様によれば、上記の方法をコンピュータに
実現させるための制御プログラムを格納する記憶媒体が
提供される。更に本発明の他の態様によれば、上記方法
に従ってバイナリデータとメタデータとが登録された記
憶媒体が提供される。
発明の好適な実施形態を説明する。
によるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、100は読込部であり、スキャナ装置な
どを用いて画像を読み込む。101は入力部であり、ユ
ーザからの指示やデータを入力するもので、キーボード
やポインティング装置を含む。102は蓄積部であり、
バイナリデータやメタデータを蓄積する。蓄積部102
としては、ハードディスクを用いるのが一般的である。
103は表示部であり、蓄積部102に蓄積されたバイ
ナリデータを表示したり、読込部100で読み込まれた
画像データを表示する。表示部103としては、CRT
や液晶表示装置が一般的である。
処理のすべてに関わり、ROM105とRAM106は
その処理に必要なプログラム、データ、或いは作業領域
をCPU104に提供する。なお、図2のフローチャー
トを参照して後述する本実施形態の処理手順を実現する
ための制御プログラムもROM105に格納されている
ものとする。もちろん、蓄積部102にその制御プログ
ラムを格納しておき、CPU104による実行に応じて
その制御プログラムがRAM106上へロードされるよ
うな構成であってもよい。
は上記以外にも、種々の構成要素が設けられているが、
本発明の主眼ではないので、その説明については省略す
る。
態のデータ処理装置による、メタデータをバイナリデー
タに登録する動作について、図2のフローチャートにし
たがって説明する。図2は本実施形態によるメタデータ
の登録手順を示すフローチャートである。
で、ユーザによって指定され処理対象データをメモリ
(RAM106)上に読み込む。これは例えば所望の処
理対象データファイル名をキーボードから入力したり、
ポインティング装置(例えばマウス)によって当該バイ
ナリデータのアイコンを指示することによりなされる。
次にステップS302において、ユーザによって指定さ
れた、メタデータが記述されているXMLファイルをメ
モリ(RAM106)上に読み込む。このXMLファイ
ルの指定も、キーボードからファイル名を入力したり、
ポインティング装置(例えばマウス)で対応するアイコ
ンを指示する等によって行われる。
述したXMLファイルが適正形式のXMLデータである
かを調べる。この適性形式の判定では、XMLファイル
の記述フォーマットを満足しているか(例えば、タグの
左右の括弧が正しく対をなしているか、タグづけの形式
が正しいかどうか等)がチェックされる。なお、適性形
式のXMLデータであるか否かの判定は、正当なXML
データであるか否かを含めたチェックであってもよい。
ここで、正当なXMLデータか否かの判定は、例えば、
XMLデータがDTD(Document Type Definition)等
のスキーマに従って記述されているか等のチェックを行
うことでなされる。
でなかった場合には、ステップS308に進む。ステッ
プS308において、XMLのエラーを表示部に表示
し、処理を終了する。
データであった場合にはステップS304に進む。ステ
ップS304では、ステップS301において読み込ま
れた処理対象データにすでにXMLで記述されたメタデ
ータが登録されているか否かを判定する。なお、メタデ
ータが登録されているか否かの判定方法については第2
の実施形態において図7を参照して後述する。
ていないと判断された場合、処理はステップS306に
すすむ。ステップS306では、ステップS301でメ
モリ上に読み込まれた処理対象データの後ろに当該メタ
データを接続することにより、メタデータの登録を行
う。その後、ステップS307において、メタデータを
登録した処理対象データを出力し、処理を終了する。な
お、ステップS307におけるデータ出力により、図4
の40に示すようなデータ構造を有するデータが1つの
ファイルとして蓄積部102に格納されることになる
(この場合、ステップS301で読み込まれたデータが
ヘッダ41とデータ42で構成されるバイナリデータに
対応し、ステップS302で指定されたメタデータがメ
タデータ43に対応する)。
判断された場合、ステップS305にすすむ。ステップ
S305においては、当該メタデータに対する処理とし
て、「追加」、「置換」、「中止」のいずれかを選択
し、それぞれに応じた処理を行う。ステップS305の
詳細について図3のフローチャートを参照して説明す
る。
続処理の詳細を説明するフローチャートである。なお、
本処理はユーザから「追加」、「置換」、「中止」のい
ずれかが入力部101を介して指示されることにより実
行されるが、その指示は、キーボードからの各処理に対
応づけられたキー入力の発生、ポインティング装置によ
るファンクションボタンの指示等によって実現される。
加」でも「置換」でも無い場合、すなわち、メタデータ
の登録の「中止」が指示されていると判断されると、そ
のまま図3の処理を終了し、図2のステップS307に
すすむ。一方、メタデータを「置換」あるいは「追加」
して登録する旨が指示されている場合には、ステップS
402にすすむ。ステップS402においては、「置
換」が指示されたか「追加」が指示されたかを判定す
る。
いる場合にはステップS403にすすみ、まず、既存の
メタデータを削除する。そして、ステップS404に進
み、新たなメタデータをバイナリデータの後に接続して
登録し、処理を終了する。一方、ステップS402にお
いて、メタデータを「追加」する指示がなされている場
合には、上記ステップS403をスキップして、そのま
まステップS404にすすむ。ステップS404では、
メタデータをバイナリデータの最後尾に登録し、本処理
を終了する。
305)を終えると、図2のステップS307へ進み、
得られたバイナリデータが出力され、図4を参照して後
述されるデータ構造を有するデータが1つのファイルと
して蓄積部102に格納されることになる。
換・追加・中止のそれぞれの処理の概要を図4に示す。
例えば、既にメタデータが登録されたバイナリデータ4
0に対して、「置換」による新メタデータの登録が指示
された場合には、メタデータ43を削除し(ステップS
403)、新メタデータ44を最後尾に接続して(ステ
ップS404)、新たなデータ40aを生成することに
なる。
登録が指示された場合には、当該データの最後尾に新メ
タデータ44を登録し(ステップS404)、データ4
0bを生成する。また、「中止」が指示された場合は、
新メタデータ44は接続されない。
録処理によれば、図4に示されるように、バイナリデー
タ(ヘッダ41とデータ42からなる)の最後にXML
ファイルで書かれた1つ又は複数のメタデータ(43或
いは44)が接続される。こうすることによって、他の
アプリケーションには影響を与えずに、メタデータを登
録することができる。すなわち、バイナリデータのヘッ
ダー部分の情報はメタデータの接続前から変化しないの
で、例えばバイナリデータが画像データであった場合に
は、一般的なブラウザによって画像再生が行える(接続
されたメタデータは無視される)。
いるため、このXMLデータ部分を抽出しておくことに
より、XMLデータを理解するツールがあれば、メタデ
ータの追加・変更・参照が可能であり、非常に汎用性に
優れている。なお、XMLで記述されたメタデータ部分
の抽出については第2の実施形態で詳しく説明する。
タデータが登録されているデータに対して、既存のメタ
データを破棄することなく新たなメタデータを登録する
ことが可能となる。このため、複数のメタデータが登録
されたバイナリデータや、メタデータの履歴を有したバ
イナリデータを作成することができる。
る処理の説明では、1つの既存のメタデータが存在する
場合に、その既存のメタデータを新メタデータで置換し
て登録する処理を説明した(図4)。しかしながら、本
実施形態によれば、メタデータを追加して登録すること
により、複数のメタデータをバイナリデータに対して登
録することが可能である。このように、複数のメタデー
タが存在する場合に、新メタデータを「置換」或いは
「追加」して登録する場合には種々の形態が考えられ
る。
タデータA、メタデータB、メタデータC)が登録され
ている状態が示されている。このような場合、新メタデ
ータを置換して登録する際には、例えば、以下のような
処理が可能である。 (1)既存の全てのメタデータ(メタデータA〜C)を
削除して新メタデータをバイナリデータの後尾に接続す
る(全ての既存のメタデータを新たなメタデータで置換
する)、 (2)所望の1つ又は複数のメタデータを指定し、指定
されたメタデータを削除し、残りのメタデータをつめ、
新メタデータを当該データの後尾に接続する、 (3)所望の1つのメタデータを指定し、指定されたメ
タデータを削除して、その位置に新メタデータを組込む
(所望の一つの既存のメタデータを新たなメタデータで
置換する)。
タを取り出すことができれば、周知のデータ編集技術を
用いて実現できる。図7で後述するように、複数のメタ
データがバイナリデータに登録されていても、メタデー
タの一つ一つを単位として取出すことができるので、周
知のデータ編集処理により所望のメタデータを削除した
り、所望の順番にメタデータを組込むことが可能であ
り、上記(1)〜(3)を含む各種処理が実現される。
合に、新メタデータをバイナリデータの末尾(既存のメ
タデータの手前)に組込むように構成することも可能で
ある。
てバイナリデータにメタデータを登録する方法を説明し
た。第2の実施形態では、バイナリデータにメタデータ
が登録されているかどうかを判別し、登録されている場
合にはそのメタデータを抽出したり、登録されているメ
タデータの履歴を表示する処理について説明する。な
お、第2の実施形態におけるデータ処理装置の構成は第
1の実施形態(図1)と同様であるのでここでは説明を
省略する。
の実施形態で説明した如きメタデータが登録されている
か否かの判定と、登録されたメタデータを抽出する動作
について説明する。図6は第2の実施形態による登録さ
れたメタデータの判別及び抽出手順を示すフローチャー
トである。なお、本実施形態では、抽出されたメタデー
タを表示部103に表示するが、出力の形態はこれに限
らない。例えば、抽出したメタデータを検索処理や編集
処理に提供するように構成してもよいことは当業者には
明らかであろう。
録されたバイナリデータのデータ構成例を示す図であ
る。第1の実施形態で説明したように、複数のメタデー
タ(XMLデータ)が登録されている場合のデータ構成
は図8のようになっている。図8では、バイナリデータ
(ヘッダとデータから構成される)に3つのメタデータ
(XML形式で記述されている)が登録されている状態
を示している。すなわち、第1の実施形態で説明したメ
タデータの「追加」処理を3回実行したことによって3
つのメタデータが順次接続された状態が示されている。
を有したデータにおいてメタデータの存在の判別を行う
とともに、最後尾に接続されたメタデータから1組ずつ
順次抽出してその内容を表示していく。
により、メタデータが登録されているかを判別したいフ
ァイルを指定する。ステップS501における、処理対
象となるファイル(処理対象データ)の指定は、キーボ
ードから当該処理対象データのファイル名を入力した
り、対応するアイコンをポインティング装置(マウス)
で指示することにより行われる。
たファイルの処理対象データにXMLで記述されたメタ
データが登録されているかどうかを判別する。以下、ス
テップS502における判別処理の詳細について図7の
フローチャートにしたがって説明する。図7は第2の実
施形態によるメタデータの判別処理の詳細を説明するフ
ローチャートである。
601で、ステップS501で指定されたファイルのデ
ータ全体をメモリ(RAM106)上に読み込む。な
お、第1の実施形態のステップS307によって出力さ
れたデータは一つのファイルとして管理されるので、一
般的なファイル管理システムによってこの処理対象デー
タの全体を読出すことが可能である。
S601で読み込んだ処理対象データの最後に"</Phot
oXML>"という文字列があるか調べる。存在しなかった
場合はステップS605に進む。
に、"</PhotoXML>"という文字列が存在した場合はス
テップS603にすすむ。ステップS603では"</Ph
otoXML>"という文字列の前に"<PhotoXML>"という文
字列が存在するかどうかを調べ、さらにそれらの文字列
で囲まれたデータが、XMLの適正形式で記述されてい
るかを確認する。なお、このとき、XMLの正当なデー
タであるか否かの判定を含めて行うようにしてもよい。
適性形式か否かの判定、正当なデータか否かの判定は、
第1の実施形態(ステップS303)で説明したとおり
である。
ことが確認された場合は、ステップS604にすすむ。
ステップS604においては、メタデータが登録されて
いるものと結論づけ、本処理を終了する。一方、ステッ
プS603において適正形式であることが確認されなか
った場合には、処理はステップS605に進む。ステッ
プS605においては、メタデータは登録されていない
ものと結論づける。すなわち、ステップS602で、当
該バイナリデータの最後に文字列"</PhotoXML>"が存
在しない場合、ステップS603で文字列"<PhotoXML
>"が存在しない場合、或いはステップS603で内部
の記述が適正でないと判定された場合には、処理はステ
ップS605にすすみ、当該処理対象データにメタデー
タは登録されていないものと結論づける。以上で、メタ
データの判別を終了する。
で示した判別処理によってメタデータが登録されていな
いと判別された場合には本処理を終了する(S50
2)。一方、メタデータが登録されていると判別された
場合には、処理はステップS502からステップS50
3に進む。ステップS503では、先のステップS60
3で適正形式であると判定されたメタデータ("<Photo
XML>"と"</PhotoXML>"で囲まれたXMLデータ)を
抽出し、その内容を表示部103に表示する。次に、ス
テップS603で抽出し、ステップS504で表示した
メタデータを当該データから分離し、残ったデータをメ
モリ(RAM106)に格納する。その後、ステップS
502に戻り、残りのデータについて上記の処理を繰り
返す。以上の処理により、例えば、図8において、ま
ず、XMLデータCが分離され、残りのデータについて
ステップS502〜S504が繰り返される。その結
果、次に、XMLデータBが抽出、表示され、更に続い
て、XMLデータAが抽出、表示されることになる。
データが登録されていなければ何も表示されないが、メ
タデータが登録されている場合には、登録されているす
べてのメタデータが表示されることになる。そして、メ
タデータが複数登録されている場合には、最も新しく登
録されたものから順にメタデータを表示する。
れば、メタデータ付きのバイナリデータと通常のバイナ
リデータとの判別を、データの末尾にXMLデータが適
正形式で記述されているか否かによって判別することが
可能となる。また、メタデータが判別された場合には、
そのメタデータを表示することが可能となる。
データが登録されたバイナリデータとメタデータが登録
されていないバイナリデータとを判別するとともに、登
録されたメタデータを抽出することが可能となる。従っ
て、メタデータとして既存のデータ記述言語を用いれ
ば、メタデータを用いた検索に際して、当該データ記述
言語用の既存のツールをそのまま用いることができ、開
発に関する手間も省くことができる。
合は、それらすべてのメタデータを1つずつ取出し、表
示することができる。また、複数のメタデータの登録順
序は時系列に並ぶので、これらを末尾から順に取出して
ユーザに提示することにより、メタデータの履歴が提示
されることになる。或いは、メタデータに更新日時を記
述するようにしておき、この日時の記述に従って表示順
を制御するようにしてもよい。また、履歴表示という観
点からすれば、ステップS503において抽出したメタ
データからその更新日時のみを取出して表示するように
してもよいであろう。
タが登録されていた場合に全てのメタデータを出力する
が、複数のメタデータから選択的に提示するように構成
することももちろん可能である。例えば、最も新しく登
録されたメタデータのみを表示するようにできることは
明らかである。或いは、異なる自然言語(国語)による
複数のメタデータを含む多国語対応のメタデータを登録
しておいて、所望の言語のメタデータのみを抽出するよ
うに構成することも可能であることは明らかである。な
お、このような処理を実現するには、ステップS502
とステップS503の間で登録されているメタデータが
抽出条件(言語種等)にマッチするかどうかを判定し、
マッチしていればステップS503へ、そうでなければ
ステップS504へ分岐する処理を追加すればよい。
明らかなように、既存のアプリケーションに影響を与え
ずに、バイナリデータにメタデータを登録することが可
能となる。すなわち、メタデータが登録されたバイナリ
データを、既存のアプリケーションで処理することが可
能な形態で提供することが可能となる。
が既に存在していた場合、既存のメタデータを保存しつ
つ、新たなメタデータを追加登録することが可能とな
る。さらに、上記実施形態によれば、複数のメタデータ
が登録されていた場合に、メタデータの履歴を提示する
ことが可能となる。
2の実施形態では、バイナリデータにメタデータが既に
存在する場合に、新たなメタデータを追加、置換によっ
て登録するとともに、そのようにして得られた複数のメ
タデータが存在するバイナリデータからのメタデータの
抽出について説明した。第3の実施形態では、メタデー
タを有するバイナリデータ同士を接合可能なデータ処理
装置を説明する。なお、第3の実施形態におけるデータ
処理装置の構成は第1の実施形態(図1)と同様である
のでここでは説明を省略する。
装置において、メタデータをバイナリデータに登録する
処理について説明する。図9は、第3の実施形態による
メタデータの登録処理を説明するフローチャートであ
る。
で、ユーザによって指定されたバイナリデータをメモリ
(RAM106)上に読み込む。これは例えば所望のバ
イナリデータファイル名をキーボードから入力したり、
ポインティング装置(例えばマウス)によって当該バイ
ナリデータのアイコンを指示することによりなされる。
次にステップS1102において、ユーザによって指定
された、メタデータが記述されているXMLファイルを
メモリ(RAM106)上に読み込む。このXMLファ
イルの指定も、キーボードからファイル名を入力した
り、ポインティング装置(例えばマウス)で対応するア
イコンを指示する等によって行われる。
記述したXMLファイルが適正形式のXMLデータであ
るかを調べる。この適性形式の判定では、XMLファイ
ルの記述フォーマットを満足しているか(例えば、タグ
の左右の括弧が正しく対をなしているか、タグ付けの形
式が正しいかどうか等)がチェックされる。なお、適性
形式のXMLデータであるか否かの判定は、正当なXM
Lデータであるか否かを含めたチェックであってもよ
い。ここで、正当なXMLデータか否かの判定は、例え
ば、XMLデータがDTD(Document Type Definitio
n)等のスキーマに従って記述されているかどうか等の
チェックを行うことでなされる。
MLデータでないと判定された場合にはステップS11
05に進む。ステップS1105では、XMLデータに
エラーがある旨を表示部103に表示し、本処理を終了
する。
ファイルが適正形式のXMLデータであると判定された
場合には、処理はステップS1104に進む。ステップ
S1104では、ステップS1101でメモリ上に読み
込まれたバイナリデータの後ろに当該メタデータを接続
することにより、メタデータの登録を行う。その後、ス
テップS1106において、メタデータを登録したバイ
ナリデータを出力し、処理を終了する。なお、ステップ
S1106におけるデータ出力により、図10に示され
るデータ構造を有するデータが1つのファイルとして蓄
積部102に格納されることになる。
ータへのメタデータの登録状態を説明する図である。図
10に示されるように、バイナリデータの最後に、XM
Lデータで記述されたメタデータを接続することによ
り、他のアプリケーションには影響を与えずに、メタデ
ータを登録することができる。すなわち、バイナリデー
タのヘッダー部分の情報はメタデータの接続前から変化
しないので、例えばバイナリデータが画像データであっ
た場合には、一般的なブラウザによって画像再生が行え
る(接続されたメタデータは無視されることになる)。
いるため、このXMLデータ部分を抽出しておくことに
より、XMLデータを理解するツールがあれば、メタデ
ータの追加・変更・参照が可能であり、非常に汎用性に
優れている。なお、XMLデータ部分の抽出は、例え
ば、データの最後尾から</PhotoXML>と<PhotoXML>
のタグを検索し、これらのタグに挟まれた部分のデータ
についてXMLの正当性をチェックすることにより、当
該部分をメタデータとして抽出することができる。
タデータを組み合わせてメタデータを登録する動作につ
いて、図11のフローチャートを用いて説明する。図1
1は第3の実施形態による、複数のデータの合成手順を
説明するフローチャートである。以下に説明するよう
に、本実施形態では、合成すべきデータにメタデータが
付属していたときには、メタデータを再構成して、これ
を合成後のメタデータに登録する。
ユーザの指示により、合成処理の対象となるデータ1及
びデータ2をメモリ上に読み込む。次にステップS13
02で、読み込まれたデータ1、データ2にメタデータ
が付属しているかを判断する。ここで、メタデータが付
属していた場合にはステップS1303に進み、メタデ
ータが付属していない場合にはステップS1307にす
すむ。
Lデータが登録されている処理対象データのデータ構成
は図10のようになっている。したがって、メタデータ
の有無の判別は図7で上述した手順で行うことができ
る。図7で説明した処理を、データ1とデータ2のそれ
ぞれについて別々に行い、メタデータの有無を判別す
る。次に、ステップS1302においてメタデータが付
属していると判定された場合には、ステップS1303
において、データ1をバイナリデータ1とメタデータ1
に分割し、同様にデータ2をバイナリデータ2とメタデ
ータ2に分割し、ステップS1304にすすむ。そし
て、ステップS1304において、バイナリデータ1と
バイナリデータ2を合成する。
1304の動作を図12に示す。すなわち、図7で示し
た判別処理の手順において登録されていると判定された
メタデータの部分をデータ1及びデータ2から切り離
し、夫々メタデータ1、メタデータ2とする。また、メ
タデータが切り離された各データの残りは、バイナリデ
ータ1及びバイナリデータ2となる。こうして得られた
バイナリデータ1とバイナリデータ2とを合成して、合
成したバイナリデータを生成する。ここで、合成とはデ
ータが画像であった場合には、それぞれの画像を重ねあ
わせて新しい画像をつくることや、それぞれの画像の一
部分を用いて新しい画像をつくるということを示す。
していたメタデータが適正形式のXMLであった場合に
は、ステップS1306にすすみ、メタデータ1、メタ
データ2を日付順にならべ、それらをステップS130
4で合成したバイナリデータに接続する。
式か否かの判定は、図7のステップS603で既に行っ
ているので、この判定結果を用いればよい。ただし、ス
テップS603で適性形式の判定を行わない場合は、こ
のステップS1305で判定が行われることになる。
する図である。上述の如くデータ1より分離されたメタ
データ1とデータ2より分離されたメタデータ2とを日
付順に再構成する。こうして再構成されたメタデータ
を、ステップS1304で合成したバイナリデータの後
尾に接続する。
かった場合には、メタデータ1、メタデータ2は合成し
たバイナリデータに接続せず、ステップS1308にす
すむ。また、ステップS1302でデータにメタデータ
が存在しなければ、ステップS1307において、その
ままデータ1とデータ2を合成する。その後、ステップ
S1308において、合成されたデータを1つのファイ
ルとして出力する。
にメタデータが含まれていても、含まれていなくてもデ
ータの合成を行うことができ、なおかつ適正形式のXM
Lで記述されたメタデータがあった場合には日付順にし
て、バイナリデータに接続することができる。
含まれたデータ同士を合成することができ、なおかつメ
タデータについては日付順などに再構成することができ
る。さらに、メタデータはXMLで記述されているた
め、XMLデータを理解するツールがあれば、メタデー
タの追加・変更・参照が可能であり、非常に汎用性に優
れている。
XMLデータの適正形式の判定が正当なXMLデータの
判定を含んでもよいことはいうまでもない。
に再構成したが、メタデータに含まれる他の要素によっ
て再構成してもよいし、メタデータの再構成の仕方をユ
ーザが対話的に決めても良い。対話的にメタデータの再
構成を行う場合は、例えば分離したメタデータを表示し
て、記述すべきメタデータやその接続順序をユーザに指
定させるように構成することも可能である。
合成する処理を説明したが、本実施形態の処理を3つ以
上のデータ合成にも適用可能であることは当業者には理
解され得ることである。また、一方のデータにメタデー
タが含まれ、他方にメタデータが含まれていないような
場合は、メタデータの合成を行わずに、そのままメタデ
ータを合成後のバイナリデータの後尾に接続するように
してもい。
のメタデータを日付の順に並べて新たなメタデータを構
成したが、分離された複数のメタデータの中から選択さ
れたメタデータを用いて合成されたバイナリデータへ接
続すべきメタデータを構成するようにしてもよい。例え
ば、分離された複数のメタデータの中から日付の最も新
しいものを用いてメタデータを再構成するようにしても
よい。或いは日付の新しい順に所定番目までのメタデー
タを選択するようにしてもよい。
に共通して含まれるデータを抽出し、これを用いて新た
なメタデータを生成するようにしてもよい。この場合、
複数のメタデータの論理積的な部分がメタデータとして
残されるようになるので、メタデータのサイズを小さく
し、データ量を低減することができる。なお、メタデー
タの生成方法としては、これに限られるものではなく、
例えばメタデータの論理和的な部分を残すようにしても
よい。例えば、一方のメタデータに「海」と「イルカ」
が記述されており、他方のメタデータに「海」が記述さ
れているような場合に、重複する「海」のデータの一方
が削除され、結果として生成されるメタデータは「海」
と「イルカ」を含むようになる。このようにすれば、各
メタデータに記述されていた情報を欠落させることな
く、また同一データの重複を防止できる。
タデータ内に記述された情報に基づいて複数のメタデー
タの順序を再構成するようにしてもよい。例えば、メタ
データ内に重要度のカテゴリを設けて数値を記述するよ
うにし、この重要度のカテゴリに記述されている数値に
従ってメタデータの順序を決定することができる。
ば、XMLで記述されたメタデータがバイナリデータの
最後に接合されたデータを合成する場合、メタデータを
分離、再構成して、バイナリデータを合成することが可
能となる。
ータを含むバイナリデータからメタデータを抽出するの
に、第2の実施形態で説明した処理を適用できることは
明らかである。
ように、既存のアプリケーションに影響を与えずに、バ
イナリデータにメタデータを登録することが可能とな
る。また、本実施形態によれば、複数のバイナリデータ
を合成して作成したバイナリデータに新たにメタデータ
を記述する際に、既存のメタデータを有効に利用するこ
とが可能となる。すなわち、既にメタデータが登録され
たデータを合成する場合、メタデータを新たに登録する
ことなく、データの合成が可能となる。さらに、メタデ
ータを既存のデータ記述言語で記述することにより、既
存のデータ記述言語専用のツールをそのまま用いること
ができ、開発に関する手間も省くことができる。また、
本実施形態によれば、合成される複数のバイナリデータ
にメタデータが既に存在していた場合、その目的に応じ
て、合成後のバイナリデータに既存のメタデータを選択
的に用いることが可能となる。また、本実施形態によれ
ば、合成される複数のバイナリデータにメタデータが既
に存在していた場合、すべてのメタデータに含まれるデ
ータのみを記述可能となる。
メタデータを含むバイナリデータの応用例を説明する。
第4の実施形態では、複数のバイナリデータを関連づけ
る記述を含むメタデータ生成し、このメタデータをそれ
ら複数のバイナリデータの各々に付加する。具体的に
は、関連付けを行ったバイナリデータの所在をメタデー
タに記述する。なお、第4の実施形態におけるデータ処
理装置の構成は第1の実施形態(図1)と同様であるの
でここでは説明を省略する。
したメタデータをそれら複数のバイナリデータに付加す
る手順を、図14のフローチャートを参照して説明す
る。第4の実施例では、関連付けを行うべき複数のバイ
ナリデータを指定することにより、これら複数のバイナ
リデータの所在を示すメタデータをバイナリデータのそ
れぞれに付加する。
ユーザの指示により、n枚のバイナリデータを指定す
る。n枚のバイナリデータの指定方法としては種々考え
られる。例えば、ダイアログなどを開いて複数のデータ
を指定するようにしても良いし、n枚のバイナリデータ
を選択した後に、それらを所定の場所にドラッグ&ドロ
ップして指定するようにしても良い。次にステップS2
302で、n枚のバイナリデータのロケーション情報を
抽出する。このロケーション情報とは、"http://www.ab
cdef.co.jp/images/19990427/001.jpg"といったURL
や、"c:\My_Pictures\1999image\hana.jpg"といった絶
対パス、あるいはID等による位置情報である。ステッ
プS2303では、抽出したロケーション情報を正当な
XMLを用いて適正形式でメモリ上に記述し、メタデー
タを生成する。
メタデータの記述内容例を示す図である。< PICPATH>
と</PICPATH>で挟まれた文字列がバイナリデータ(画
像データファイル)の所在を示しており、図16の例で
は3枚の画像の所在がURLにて記述されている。
上に正当なXMLで記述されたロケーション情報(=メ
タデータ)を各バイナリデータに接合する。n枚の各バ
イナリデータにXMLの適正形式で記述されたメタデー
タを接合する方法について、図15のフローチャートを
用いて説明する。
データを接合する手順を説明するフローチャートであ
る。ステップS2401において、まずカウンタiを0
に設定する。次にステップS2402において、i番目
のバイナリデータに、ステップS2303で生成したメ
タデータを接合する。ここでは、画像データの後尾にメ
タデータを接合する。画像などのバイナリデータにメタ
データを接合する方法は上述の第1及び第3の実施形態
で説明したとおりである。なお、バイナリデータ(画像
データ)に図16で示したメタデータ(ステップS23
04で生成されたメタデータ)を接合した例を図17に
示す。
iを一つ進める。そして、ステップS2404により、
以上のステップS2402、S2403の処理をn枚の
各バイナリデータに対して行う。
うにバイナリデータ(画像データ)の関連づけが行われ
る。本例では、図16で示したように01.jpg、02.jpg、
03.jpgの3つの画像データファイルが指定されているの
で、それらの画像データファイルがメタデータによって
互いに関連づけられる。
れば、複数のバイナリデータの所在をXMLで記述した
メタデータを生成し、これを各バイナリデータの最後に
接合することにより、バイナリデータが一つあるだけ
で、そのバイナリデータと関連付けられている複数のバ
イナリデータの所在を確認することができる。なお、第
1乃至第3の実施形態で説明したように、メタデータは
バイナリデータの後尾に接続されるので、既存のブラウ
ザを用いて場否入りデータを再生することが可能であ
る。
てバイナリデータに複数のバイナリデータの所在を記述
したメタデータを登録する方法を説明した。第5の実施
形態では、画像データにメタデータが登録されているか
判断し、登録されている場合にはそのメタデータを抽
出、解析し、登録されたメタデータに記述されている画
像データを表示する処理について説明する。なお、第5
の実施形態では、メタデータの解析結果に基づいて画像
ファイルを取り込み、その画像を表示することを説明す
る。しかしながら、これらの画像の所在を用いてサムネ
イルを作成してもよいし、新たに複数の画像で構成され
たページを記述しても良い。また、バイナリデータとし
ては画像データに限らず、音声データ、動画像データを
用いても構わない。その場合、それらのデータの形態に
応じて再生方法を変えることは言うまでもない。
装置の構成は第4の実施形態(図1)と同様であるので
ここでは説明を省略する。
態で説明した画像データの所在について記述したメタデ
ータが存在するか否かの判定と、登録されたメタデータ
を抽出し、複数の画像データの所在を確認する処理につ
いて説明する。図19は第5の実施形態による登録され
たメタデータの判別および抽出手順を示すフローチャー
トである。
ユーザの指示により、メタデータが登録されているかを
判別したい画像データ(処理対象データ)を指定する。
次にステップS2802で、画像データにXMLで記述
されたメタデータが登録されているかどうかを判別す
る。ステップS2802における判別処理の詳細は、前
述の図7(第2の実施形態)のフローチャートで説明し
たとおりである。
データが登録されている画像データの内部は図17のよ
うになっている。したがって、メタデータの有無の判別
は次のように行われる。先ず、画像データ全体をメモリ
上に読み込み(ステップS601)、読み込んだ画像デ
ータの最後に"</PhotXML>"という文字列があるか調べ
る(ステップS602)。存在した場合は"</PhotoXML
>"という文字列の前に"<PhotoXML>"という文字列が
存在するかを調べ、さらにそれらの文字列で囲まれたメ
タデータが、XMLの適正形式で記述されているかを確
認する(ステップS603)。適正形式であることが確
認された場合は、メタデータが登録されていると結論づ
け、処理を終了する(ステップS604)。一方、"</
PhotXML>"が存在しなかった場合、或いは"<PhotXML
>"が存在しなかった場合、或いは"<PhotXML>"と"</
PhotXML>"の間の記述が適正形式でなかった場合は、メ
タデータは登録されていないと結論づけ、本処理を終了
する(ステップS605)。
ていると判定された場合には、処理はステップS280
2からステップS2803に進む。一方、メタデータが
登録されていないと判定された場合には処理を終了す
る。ステップS2803では、登録されているメタデー
タの内容を解析する。解析方法の詳細については、図2
0のフローチャートを用いて説明する。
録されているメタデータ部分を抽出する。次にステップ
S2902で抽出されたメタデータ内に"<PICTURE>"
と"</PICTURE>"で挟まれたデータが存在するを検索す
る。そのようなデータが検索された場合は、ステップS
2903に進む。ステップS2903において、その"
<PICTURE>"と"</PICTURE>"で挟まれたデータ列中
に、"<PICPATH>"と"</PICPATH>"で挟まれたデータ
が存在するか調べる。そのようなデータが存在した場合
は、ステップS2904に進む。ステップS2904で
は、"<PICPATH>"と"</PICPATH>"で挟まれたデータ
が画像データファイルの所在を表わしているので、これ
に従って画像データファイルを取得し、その画像を表示
部103に表示させる。本実施形態では、"<PICPATH
>"と"</PICPATH>"の間にURLが記述されているの
で、これに従って画像データファイルが獲得されること
になる。なお、"<PICPATH>"と"</PICPATH>"で囲ま
れた部分(文字列)が複数存在する場合は、それらの全
てについて画像データファイルを獲得し表示することに
なる。また、これら複数の画像データファイルの表示順
序は任意である。或いは、上述したように、各画像デー
タファイルに対応するサムネイルを表示するようにして
もよい。
TURE>"と"</PICTURE>"で挟まれたデータが存在しな
い場合、或いはステップS2903において"<PICPATH
>"と"</PICPATH>"で挟まれたデータが存在しない場
合は、そのまま本処理を終了する。
枚の画像から知ることができるようになる。なお、上記
実施形態において、画像の所在をURLで記述したが、
URN、ID、画像のパス名等でもかまわない。
れば、複数の画像データの所在を示すメタデータを接合
した画像ファイルを指定するだけで、画像データの集合
を知ることができる。すなわち、アルバム中の1つのフ
ァイルを指定するだけで、アルバムを復元することが可
能になる。
明らかなように、複数のバイナリデータのロケーション
情報をメタデータとしてデータ記述言語で記述し、その
メタデータを各バイナリデータの最後に接合することに
より、リンク形式のファイルやアプリケーション独自形
式の巨大なファイル無しに複数のバイナリデータを関係
づけることができる。
データから複数のバイナリデータの集合を知ることがで
きる。よって、各バイナリデータはそのままでも扱うこ
とができる。
ータと通常のバイナリデータも容易に判別することが可
能であり、さらに、メタデータが複数登録されているバ
イナリデータに関しては、第1乃至第3の実施形態で説
明したようにメタデータの登録や検索に際しても、既存
のデータ記述言語専用のツールをそのまま用いることが
でき、開発に関する手間も省くことができる。
ることが可能なので、リンク形式のファイルとして使用
することも可能である。
してXMLデータを用いたがこれに限られるものではな
い。例えば、SGMLやHTML等のデータ記述言語で
あってもよい。また、上記各実施形態におけるバイナリ
データとしては、静止画像データ、動画像データ、音声
データ等が挙げられる。
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
既存のアプリケーションに影響を与えずに、バイナリデ
ータにメタデータを登録可能とすることが可能となる。
また、本発明によれば、メタデータが登録されたバイナ
リデータを、既存のアプリケーションで処理することが
可能となる。また、本発明によれば、メタデータがすで
に存在していた場合、存在していたメタデータを保存し
つつ、新たなメタデータを追加登録することが可能とな
る。さらに、本発明によれば、複数のメタデータが登録
されていた場合に、メタデータの履歴を提示可能とな
る。また、本発明によれば、メタデータの記述に一般的
なデータ記述言語を用いるので、既存のデータ記述言語
用のツールを利用することが可能であり、対応アプリケ
ーションの開発が容易になる。また、本発明によれば、
メタデータが記述されたバイナリデータからメタデータ
を抽出し、例えば検索、参照、変更等の処理に供するこ
とが可能となる。また、本発明によれば、複数のバイナ
リデータを合成して作成したバイナリデータに新たにメ
タデータを記述する際に、既存のメタデータを有効に利
用することが可能となる。また、本発明によれば、合成
される複数のバイナリデータにメタデータが既に存在し
ていた場合、その目的に応じて、既存のメタデータを選
択的に用いてバイナリデータを合成することが可能とな
る。例えば、合成される複数のバイナリデータにメタデ
ータが既に存在していた場合、すべてのメタデータに含
まれるデータのみを用いてバイナリデータを合成するこ
とが可能となる。このため、バイナリデータに応じた適
切なメタデータを生成することができる。また、本発明
によれば、複数のバイナリデータの関係をバイナリデー
タそれぞれにメタデータとして記述することが可能とな
り、複数のバイナリデータの関係を記述するためのHT
MLファイルやアルバムファイルが不要となる。さら
に、本発明によれば、各バイナリデータの持つメタデー
タをそれぞれのバイナリデータに持たせるので、一つの
バイナリデータから関連する複数のバイナリデータを検
索することが可能となる。
示すブロック図である。
示すフローチャートである。
詳細を説明するフローチャートである。
おける、置換・追加・中止のそれぞれの処理の概要を示
す図である。
に対する、新たなメタデータの登録処理を説明する図で
ある。
判別及び抽出手順を示すフローチャートである。
詳細を説明するフローチャートである。
としてXMLデータが登録されたバイナリデータのデー
タ構成例を示す図である。
説明するフローチャートである。
タデータの登録状態を説明する図である。
手順を説明するフローチャートである。
の動作を説明する図である。
る。
メタデータの登録処理を示すフローチャートである。
タへのメタデータの接合処理を示すフローチャートであ
る。
リデータの所在情報が記述されたメタデータの例を示す
図である。
メタデータの接合形態を示す図である。
れた各バイナリデータ間の相互関係を示す図である。
析手順を示すフローチャートである。
方法を示すフローチャートである。
ォーマットの概観を示す図である。
で管理する方法を概念的に示した図である。
在を記述する方法を示す図である。
バイナリデータの関係を記述する方法を示す図である。
Claims (79)
- 【請求項1】 バイナリデータにメタデータを付与する
データ処理方法であって、 バイナリデータ部分とメタデータ部分を含む処理対象デ
ータと、該バイナリデータに付与すべきメタデータとを
取得する取得工程と、 前記取得工程で取得された処理対象データの末尾部分に
おいてメタデータ部分を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出したメタデータ部分と前記取得工程
で取得されたメタデータとに基づいて生成される新たな
メタデータ部分を、前記処理対象データに含まれるバイ
ナリデータ部分の末尾に接続する接続工程とを備えるこ
とを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項2】 前記接続工程によって得られたデータの
全体を一つのファイルとして出力する出力工程を更に備
えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方
法。 - 【請求項3】 前記接続工程は、前記検出工程で検出さ
れたメタデータ部分の末尾に前記取得工程で取得された
メタデータを接続することにより前記新たなメタデータ
を生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ処
理方法。 - 【請求項4】 前記接続工程は、前記検出工程で検出さ
れたメタデータ部分に含まれる少なくとも1つのメタデ
ータを前記取得工程で取得されたメタデータで置換する
ことにより前記新たなメタデータ部分を生成することを
特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。 - 【請求項5】 前記接続工程は、前記検出工程でメタデ
ータ部分が検出された場合には、その処理の実行を禁止
する動作モードを設定可能であることを特徴とする請求
項1に記載のデータ処理方法。 - 【請求項6】 前記取得工程で取得されたメタデータ
が、所定のデータ記述言語における適正な形式で記述さ
れているか否かを判定する判定工程を更に備え、 前記判定工程で適正な形式で記述されていると判定され
た場合に前記接続工程を実行することを特徴とする請求
項1に記載のデータ処理方法。 - 【請求項7】 前記判定工程は、前記メタデータが前記
所定のデータ記述言語としての正当性を満足するか否か
を含めて判定することを特徴とする請求項6に記載のデ
ータ処理方法。 - 【請求項8】 バイナリデータにメタデータを登録する
データ処理方法であって、 複数の処理対象データを読み込む読込工程と、 前記読込工程で読み込まれた複数の処理対象データの各
々の末尾部分に接続されているメタデータ部分を検出す
る検出工程と、 前記処理対象データの各々を、前記検出工程で検出され
たメタデータ部分とバイナリデータ部分に分離する分離
工程と、 前記分離工程で分離されたバイナリデータ部分を合成し
て新たなバイナリデータ部分を生成する第1生成工程
と、 前記分離工程で分離されたメタデータ部分を用いて新た
なメタデータ部分を生成する第2生成工程と、 前記新たなバイナリデータ部分の末尾に、前記新たなメ
タデータ部分を接続する接続工程とを備えることを特徴
とするデータ処理方法。 - 【請求項9】 前記接続工程によって得られたデータの
全体を一つのファイルとして出力する出力工程を更に備
えることを特徴とする請求項8に記載のデータ処理方
法。 - 【請求項10】 前記検出工程は、 所定のデータ記述言語に規定された末尾文字列が前記処
理対象データの末尾に存在するか否かをチェックするチ
ェック工程と、 該末尾文字列が存在する場合に前記所定のデータ記述言
語に規定された先頭文字列を該処理対象データの先頭ヘ
向かって検索する検索工程と、 前記検索工程で前記先頭文字列が検索された場合、該先
頭文字列と前記末尾文字列との間のデータが、前記所定
のデータ記述言語における適正な形式を有するか否かを
検査する検査工程とを備え。前記検査工程において適正
な形式を有すると判定された場合に、前記先頭文字列と
前記末尾文字列との間の一連のデータを前記メタデータ
部分として検出することを特徴とする請求項8に記載の
データ処理方法。 - 【請求項11】 前記検査工程は、前記所定のデータ記
述言語としての正当性を満足するかの検査もあわせて行
うことを特徴とする請求項10に記載のデータ処理方
法。 - 【請求項12】 前記第2生成工程は、前記分離工程で
分離されたメタデータ部分を古い順に並べて新たなメタ
データとすることを特徴とする請求項8に記載のデータ
処理方法。 - 【請求項13】 前記第2生成工程は、前記分離工程で
分離されたメタデータ部分の中から選択されたメタデー
タ部分を用いてメタデータを生成することを特徴とする
請求項8に記載のデータ処理方法。 - 【請求項14】 前記第2生成工程は、前記分離工程で
分離されたメタデータ部分の中で最も日付の新しいメタ
データを前記新たなメタデータの生成に用いることを特
徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。 - 【請求項15】 前記第2生成工程は、前記分離工程で
分離されたメタデータ部分の全てにおいて含まれる内容
を抽出し、該抽出されたデータを用いて前記新たなメタ
データを生成することを特徴とする請求項8に記載のデ
ータ処理方法。 - 【請求項16】 前記第2生成工程は、前記分離工程で
分離されたメタデータ部分の接続の順序を指定可能であ
り、指定された順序でメタデータ部分を接続して前記新
たなメタデータ部分を生成することを特徴とする請求項
8に記載のデータ処理方法。 - 【請求項17】 前記第2生成工程は、前記分離工程で
分離されたメタデータ部分に含まれる情報に基づいてメ
タデータ部分の接続の順序を決定し、該決定された順序
でメタデータ部分を接続して前記新たなメタデータ部分
を生成することを特徴とする請求項8に記載のデータ処
理方法。 - 【請求項18】 データ中のメタデータを判別するデー
タ処理方法であって、 処理対象データを読み込む読込工程と、 前記読込工程で読み込まれた処理対象データの末尾部分
に所定のデータ記述言語の適正な形式で記述された一連
のデータを検出する検出工程と、 前記検出工程で検出された一連のデータをメタデータと
して取得する取得工程と、 前記取得工程で取得されたメタデータを前記処理対象デ
ータから除外して、前記検出工程と前記抽出工程を実行
する制御工程とを備えることを特徴とするデータ処理方
法。 - 【請求項19】 前記制御工程は、前記検出工程で新た
な一連のデータが検出されなくなるまで前記抽出工程と
前記検出工程を繰り返すことを特徴とする請求項18に
記載のデータ処理方法。 - 【請求項20】 前記抽出工程で抽出されたメタデータ
を出力する出力工程を更に備えることを特徴とする請求
項18に記載のデータ処理方法。 - 【請求項21】 前記出力工程は、前記抽出されたメタ
データに基づく表示を行うことを特徴とする請求項20
に記載のデータ処理方法。 - 【請求項22】 前記出力工程は、前記抽出されたメタ
データを、前記所定のデータ記述言語を処理するための
ツールに提供することを特徴とする請求項20に記載の
データ処理方法。 - 【請求項23】 前記出力工程は、前記抽出されたメタ
データの内容に応じて、選択的にメタデータを出力する
ことを特徴とする請求項20に記載のデータ処理方法。 - 【請求項24】 前記検出工程は、 前記所定のデータ記述言語に規定された末尾文字列が前
記処理対象データの末尾部分に存在するか否かをチェッ
クするチェック工程と、 該末尾文字列が存在する場合に前記所定のデータ記述言
語に規定された先頭文字列を該処理対象データの先頭ヘ
向かって検索する検索工程と、 前記検索工程で前記先頭文字列が検索された場合、該先
頭文字列と前記末尾文字列との間のデータが、前記所定
のデータ記述言語における適正な形式を有するか否かを
検査する検査工程とを備え、 前記検査工程において、前記先頭文字列と前記末尾文字
列との間のデータが適正な形式を有する場合に、このデ
ータを前記一連のデータとして検出することを特徴とす
る請求項18に記載のデータ処理方法。 - 【請求項25】 前記検査工程は、前記所定のデータ記
述言語としての正当性を満足するかの検査もあわせて行
うことを特徴とする請求項24に記載のデータ処理方
法。 - 【請求項26】 複数のバイナリデータを指定する指定
工程と、 前記指定工程で指定された複数のバイナリデータを特定
する記述を含むメタデータを生成する生成工程と、 前記生成工程で生成されたメタデータを前記複数のバイ
ナリデータのそれぞれの末尾に接続する接続工程とを備
えることを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項27】 前記複数のバイナリデータを特定する
記述は、該複数のバイナリデータの所在を示す情報を含
むことを特徴とする請求項26に記載のデータ処理方
法。 - 【請求項28】 前記複数のバイナリデータの所在がU
RLアドレスの記述によって表わされることを特徴とす
る請求項27に記載のデータ処理方法。 - 【請求項29】 前記複数のバイナリデータの所在がフ
ァイルパスの記述によって表わされることを特徴とする
請求項27に記載のデータ処理方法。 - 【請求項30】 バイナリデータを再生するデータ処理
方法であって、 再生すべきバイナリデータを含む処理対象データを指定
する指定工程と、 前記指定工程で指定された処理対象データの末尾部分に
おいてメタデータ部分を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出されたメタデータからバイナリデー
タを特定する特定情報を取得する取得工程と、 前記取得工程で取得された特定情報によって特定される
バイナリデータを取得して再生する再生工程とを備える
こと特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項31】 前記メタデータは所定のデータ記述言
語で記述されており、 前記検出工程は、前記処理対象データの末尾部分におい
て、前記所定のデータ記述言語の記述形式を有する部分
をメタデータ部分として検出することを特徴とする請求
項30に記載のデータ処理方法。 - 【請求項32】 前記取得工程は、前記検出工程で検出
されたメタデータ内において、所定の文字列の対によっ
て囲まれた1連の文字列を前記特定情報として取得する
ことを特徴とする請求項31に記載のデータ処理方法。 - 【請求項33】 前記特定情報はバイナリデータの所在
を表わすことを特徴とする請求項30に記載のデータ処
理方法。 - 【請求項34】 前記バイナリデータは画像データであ
ることを特徴とする請求項1乃至32のいずれかに記載
のデータ処理方法。 - 【請求項35】 前記バイナリデータは音声データであ
ることを特徴とする請求項1乃至32のいずれかに記載
のデータ処理方法。 - 【請求項36】 前記バイナリデータは動画像データで
あることを特徴とする請求項1乃至32のいずれかに記
載のデータ処理方法。 - 【請求項37】 前記メタデータがXML形式で記述さ
れていることを特徴とする請求項1乃至32のいずれか
に記載のデータ処理方法。 - 【請求項38】 前記メタデータがSGML形式で記述
されていることを特徴とする請求項1乃至32のいずれ
かに記載のデータ処理方法。 - 【請求項39】 前記メタデータがHTMLで記述され
ていることを特徴とする請求項1乃至32のいずれかに
記載のデータ処理方法。 - 【請求項40】 バイナリデータにメタデータを付与す
るデータ処理装置であって、 バイナリデータ部分とメタデータ部分を含む処理対象デ
ータと、該バイナリデータに付与すべきメタデータとを
取得する取得手段と、 前記取得手段で取得された処理対象データの末尾部分に
おいてメタデータ部分を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出したメタデータ部分と前記取得手段
で取得されたメタデータとに基づいて生成される新たな
メタデータ部分を、前記処理対象データに含まれるバイ
ナリデータ部分の末尾に接続する接続手段とを備えるこ
とを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項41】 前記接続手段によって得られたデータ
の全体を一つのファイルとして出力する出力手段を更に
備えることを特徴とする請求項40に記載のデータ処理
装置。 - 【請求項42】 前記接続手段は、前記検出手段で検出
されたメタデータ部分の末尾に前記取得手段で取得され
たメタデータを接続することにより前記新たなメタデー
タを生成することを特徴とする請求項40に記載のデー
タ処理装置。 - 【請求項43】 前記接続手段は、前記検出手段で検出
されたメタデータ部分に含まれる少なくとも1つのメタ
データを前記取得手段で取得されたメタデータで置換す
ることにより前記新たなメタデータ部分を生成すること
を特徴とする請求項40に記載のデータ処理装置。 - 【請求項44】 前記接続手段は、前記検出手段でメタ
データ部分が検出された場合には、その処理の実行を禁
止する動作モードを設定可能であることを特徴とする請
求項40に記載のデータ処理装置。 - 【請求項45】 前記取得手段で取得されたメタデータ
が、所定のデータ記述言語における適正な形式で記述さ
れているか否かを判定する判定手段を更に備え、 前記判定手段で適正な形式で記述されていると判定され
た場合に前記接続手段を実行することを特徴とする請求
項40に記載のデータ処理装置。 - 【請求項46】 前記判定手段は、前記メタデータが前
記所定のデータ記述言語としての正当性を満足するか否
かを含めて判定することを特徴とする請求項45に記載
のデータ処理装置。 - 【請求項47】 バイナリデータにメタデータを登録す
るデータ処理装置であって、 複数の処理対象データを読み込む読込手段と、 前記読込手段で読み込まれた複数の処理対象データの各
々の末尾部分に接続されているメタデータ部分を検出す
る検出手段と、 前記処理対象データの各々を、前記検出手段で検出され
たメタデータ部分とバイナリデータ部分に分離する分離
手段と、 前記分離手段で分離されたバイナリデータ部分を合成し
て新たなバイナリデータ部分を生成する第1生成手段
と、 前記分離手段で分離されたメタデータ部分を用いて新た
なメタデータ部分を生成する第2生成手段と、 前記新たなバイナリデータ部分の末尾に、前記新たなメ
タデータ部分を接続する接続手段とを備えることを特徴
とするデータ処理装置。 - 【請求項48】前記接続手段によって得られたデータの
全体を一つのファイルとして出力する出力手段を更に備
えることを特徴とする請求項47に記載のデータ処理装
置。 - 【請求項49】 前記検出手段は、 所定のデータ記述言語に規定された末尾文字列が前記処
理対象データの末尾に存在するか否かをチェックするチ
ェック手段と、 該末尾文字列が存在する場合に前記所定のデータ記述言
語に規定された先頭文字列を該処理対象データの先頭ヘ
向かって検索する検索手段と、 前記検索手段で前記先頭文字列が検索された場合、該先
頭文字列と前記末尾文字列との間のデータが、前記所定
のデータ記述言語における適正な形式を有するか否かを
検査する検査手段とを備え、 前記検査手段において適正な形式を有すると判定された
場合に、前記先頭文字列と前記末尾文字列との間の一連
のデータを前記メタデータ部分として検出することを特
徴とする請求項47に記載のデータ処理装置。 - 【請求項50】 前記検査手段は、前記所定のデータ記
述言語としての正当性を満足するかの検査もあわせて行
うことを特徴とする請求項49に記載のデータ処理装
置。 - 【請求項51】 前記第2生成手段は、前記分離手段で
分離されたメタデータ部分を古い順に並べて新たなメタ
データとすることを特徴とする請求項47に記載のデー
タ処理装置。 - 【請求項52】 前記第2生成手段は、前記分離手段で
分離されたメタデータ部分の中から選択されたメタデー
タ部分を用いてメタデータを生成することを特徴とする
請求項47に記載のデータ処理装置。 - 【請求項53】 前記第2生成手段は、前記分離手段で
分離されたメタデータ部分の中で最も日付の新しいメタ
データを前記新たなメタデータの生成に用いることを特
徴とする請求項52に記載のデータ処理装置。 - 【請求項54】 前記第2生成手段は、前記分離手段で
分離されたメタデータ部分の全てにおいて含まれる内容
を抽出し、該抽出されたデータを用いて前記新たなメタ
データを生成することを特徴とする請求項47に記載の
データ処理装置。 - 【請求項55】 前記第2生成手段は、前記分離手段で
分離されたメタデータ部分の接続の順序を指定可能であ
り、指定された順序でメタデータ部分を接続して前記新
たなメタデータ部分を生成することを特徴とする請求項
47に記載のデータ処理装置。 - 【請求項56】 前記第2生成手段は、前記分離手段で
分離されたメタデータ部分に含まれる情報に基づいてメ
タデータ部分の接続の順序を決定し、該決定された順序
でメタデータ部分を接続して前記新たなメタデータ部分
を生成することを特徴とする請求項47に記載のデータ
処理装置。 - 【請求項57】 データ中のメタデータを判別するデー
タ処理装置であって、 処理対象データを読み込む読込手段と、 前記読込手段で読み込まれた処理対象データの末尾部分
に所定のデータ記述言語の適正な形式で記述された一連
のデータを検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された一連のデータをメタデータと
して取得する取得手段と、 前記取得手段で取得されたメタデータを前記処理対象デ
ータから除外して、前記検出手段と前記抽出手段を実行
する制御手段とを備えることを特徴とするデータ処理装
置。 - 【請求項58】 前記制御手段は、前記検出手段で新た
な一連のデータが検出されなくなるまで前記抽出手段と
前記検出手段を繰り返すことを特徴とする請求項57に
記載のデータ処理装置。 - 【請求項59】 前記抽出手段で抽出されたメタデータ
を出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求
項57に記載のデータ処理装置。 - 【請求項60】 前記出力手段は、前記抽出されたメタ
データに基づく表示を行うことを特徴とする請求項59
に記載のデータ処理装置。 - 【請求項61】 前記出力手段は、前記抽出されたメタ
データを、前記所定のデータ記述言語を処理するための
ツールに提供することを特徴とする請求項59に記載の
データ処理装置。 - 【請求項62】 前記出力手段は、前記抽出されたメタ
データの内容に応じて、選択的にメタデータを出力する
ことを特徴とする請求項59に記載のデータ処理装置。 - 【請求項63】 前記検出手段は、 前記所定のデータ記述言語に規定された末尾文字列が前
記処理対象データの末尾部分に存在するか否かをチェッ
クするチェック手段と、 該末尾文字列が存在する場合に前記所定のデータ記述言
語に規定された先頭文字列を該処理対象データの先頭ヘ
向かって検索する検索手段と、 前記検索手段で前記先頭文字列が検索された場合、該先
頭文字列と前記末尾文字列との間のデータが、前記所定
のデータ記述言語における適正な形式を有するか否かを
検査する検査手段とを備え、 前記検査手段において、前記先頭文字列と前記末尾文字
列との間のデータが適正な形式を有する場合に、このデ
ータを前記一連のデータとして検出することを特徴とす
る請求項57に記載のデータ処理装置。 - 【請求項64】 前記検査手段は、前記所定のデータ記
述言語としての正当性を満足するかの検査もあわせて行
うことを特徴とする請求項63に記載のデータ処理装
置。 - 【請求項65】 複数のバイナリデータを指定する指定
手段と、 前記指定手段で指定された複数のバイナリデータを特定
する記述を含むメタデータを生成する生成手段と、 前記生成手段で生成されたメタデータを前記複数のバイ
ナリデータのそれぞれの末尾に接続する接続手段とを備
えることを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項66】 前記複数のバイナリデータを特定する
記述は、該複数のバイナリデータの所在を示す情報を含
むことを特徴とする請求項65に記載のデータ処理装
置。 - 【請求項67】 前記複数のバイナリデータの所在がU
RLアドレスの記述によって表わされることを特徴とす
る請求項66に記載のデータ処理装置。 - 【請求項68】 前記複数のバイナリデータの所在がフ
ァイルパスの記述によって表わされることを特徴とする
請求項66に記載のデータ処理装置。 - 【請求項69】 バイナリデータを再生するデータ処理
装置であって、 再生すべきバイナリデータを含む処理対象データを指定
する指定手段と、 前記指定手段で指定された処理対象データの末尾部分に
おいてメタデータ部分を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出されたメタデータからバイナリデー
タを特定する特定情報を取得する取得手段と、 前記取得手段で取得された特定情報によって特定される
バイナリデータを取得して再生する再生手段とを備える
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項70】 前記メタデータは所定のデータ記述言
語で記述されており、 前記検出手段は、前記処理対象データの末尾部分におい
て、前記所定のデータ記述言語の記述形式を有する部分
をメタデータ部分として検出することを特徴とする請求
項69に記載のデータ処理装置。 - 【請求項71】 前記取得手段は、前記検出手段で検出
されたメタデータ内において、所定の文字列の対によっ
て囲まれた1連の文字列を前記特定情報として取得する
ことを特徴とする請求項70に記載のデータ処理装置。 - 【請求項72】 前記特定情報はバイナリデータの所在
を表わすことを特徴とする請求項69に記載のデータ処
理装置。 - 【請求項73】 前記バイナリデータは画像データであ
ることを特徴とする請求項40乃至72のいずれかに記
載のデータ処理装置。 - 【請求項74】 前記バイナリデータは音声データであ
ることを特徴とする請求項40乃至72のいずれかに記
載のデータ処理装置。 - 【請求項75】 前記バイナリデータは動画像データで
あることを特徴とする請求項40乃至72のいずれかに
記載のデータ処理装置。 - 【請求項76】 前記メタデータがXML形式で記述さ
れていることを特徴とする請求項40乃至72のいずれ
かに記載のデータ処理装置。 - 【請求項77】 前記メタデータがSGML形式で記述
されていることを特徴とする請求項40乃至72のいず
れかに記載のデータ処理装置。 - 【請求項78】 前記メタデータがHTMLで記述され
ていることを特徴とする請求項40乃至72のいずれか
に記載のデータ処理装置。 - 【請求項79】 請求項1乃至39のいずれかに記載の
データ処理方法をコンピュータによって実現するための
制御プログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
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