JP5198946B2 - 保温材、保温構造及び保温構造の湿分漏洩検知方法 - Google Patents

保温材、保温構造及び保温構造の湿分漏洩検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、保温材、保温構造及び保温構造の湿分漏洩検知方法に関し、特に、蒸気漏れに由来する湿分のセンサを用いた検知に関する。
保温材で覆われた配管や機器においては、ガスケット等のシール材が配置されたシール部分(例えば、フランジ部分)で蒸気の漏洩が発生しやすい。そこで、例えば、原子力発電所においては、トラブルの発生を確実に低減するために、定期的な検査に先立って、プラントの運転中に蒸気配管等の設備の点検が行われている。そして、この点検によって、蒸気漏れ等の不具合の予兆を把握した上で、的確な保全計画を策定している。
従来、このような点検は、主に、作業員の目視等の五感に頼ったものであった。すなわち、例えば、配管や機器のフランジ部分から漏れた蒸気が保温材から湯気となって立ち上っていないかどうか、あるいは漏れた蒸気が保温材内部で結露し、液滴となって滴下した量がどの程度かを、作業員が見回りによって確認するといった点検が行われていた。
また、従来、例えば、特許文献1においては、蒸気管の断熱保温層の表面にその長さ方向全長に亘って蒸気の漏洩を検知するセンサを添わせることが記載されている。また、特許文献2においては、流体が流れる配管と、この配管の外面に設けられた保温材との間でかつ配管の破断が想定される位置に湿度センサを設けることが記載されている。
特開平09−072489号公報 特開平08−285717号公報
しかしながら、従来の五感に頼った点検では、蒸気漏れ等の不具合の予兆を確実に把握することができなかった。すなわち、例えば、蒸気配管のフランジ部分からの蒸気漏れが、湯気を発生させるほどではなく、微量である場合には、作業者が見回りによって当該蒸気漏れを確実に発見することは困難であった。
また、蒸気配管においてセンサを設置する場合には、センサの設置や配線の取り回しによって構造が複雑になるとともに、センサの故障や配線の劣化を定期的に点検する必要があるため、保守点検の負担が増大することとなっていた。このような問題は、原子力発電所のように、作業員の立ち入りや設備の運転停止が容易でない施設においては特に深刻であった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであって、簡便且つ確実な保守点検を可能にする保温材、保温構造及び保温構造の湿分漏洩検知方法を提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る保温構造は、被保温体と、前記被保温体を囲んで設けられる保温材と、一方の端部が前記保温材の外表面に開口するよう前記保温材に埋め込まれて設けられ、前記被保温体から漏洩した湿分の検知を行う際に一時的に、湿分を検知するセンサを前記一方の端部から受け入れて収容するセンサ収容部と、前記センサが収容されていない前記センサ収容部の前記一方の端部を閉じる蓋部と、を備えることを特徴とする。本発明によれば、簡便且つ確実な保守点検を可能にする保温構造を提供することができる。
また、前記被保温体は、シール材が配置されたシール部を有し、前記保温材として、前記シール部との間に空隙が形成されるよう前記シール部を囲んで設けられるシール部用保温材を備え、前記センサ収容部として、他方の端部が前記空隙内に開口するよう前記保温材に埋め込まれて設けられるシール部用センサ収容部を備えることとしてもよい。また、この場合、前記シール部用保温材は、断熱層と、前記断熱層を覆う金属製の外殻と、を有し、前記シール部用センサ収容部は、前記一方の端部が前記外殻の外表面に開口し、他方の端部が前記外殻の内表面に開口することとしてもよい。こうすれば、シール部用センサ収容部を用いて、シール部からの蒸気の漏洩を効果的に検知することができる。
また、前記被保温体は、前記シール部としてフランジ部を有するとともに、前記シール部から延びる管部を有する配管構造体であり、前記保温材として、前記管部を囲んで設けられる管部用保温材をさらに備え、前記センサ収容部として、前記管部用保温材から湿分を取り込むための複数の貫通穴が形成された外壁部を有する管部用センサ収容部をさらに備えることとしてもよい。また、前記センサ収容部は、前記保温材から湿分を取り込むための複数の貫通穴が形成された側壁部を有することとしてもよい。こうすれば、管部用センサ収容部を用いて、管部用保温材に保持された湿分を効果的に検知することができる。また、前記蓋部は、前記センサ収容部の前記一方の端部を閉じた状態において前記センサ収容部に収容される断熱部を有することとしてもよい。こうすれば、保温材の断熱性を効果的に維持することができる。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る保温材は、被保温体を囲んで設けられる保温材であって、一方の端部が前記保温材の外表面に開口するよう前記保温材に埋め込まれて設けられ、前記被保温体から漏洩した湿分の検知を行う際に一時的に、湿分を検知するセンサを前記一方の端部から受け入れて収容するセンサ収容部と、前記センサが収容されていない前記センサ収容部の前記一方の端部を閉じる蓋部と、を備えることを特徴とする。本発明によれば、保温構造における簡便且つ確実な保守点検を可能にする保温材を提供することができる。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る保温構造の湿分漏洩検知方法は、前記いずれかの保温構造において、前記蓋部を開けて、前記センサ収容部の前記一方の端部から前記センサを挿入し、前記センサ収容部に収容された前記センサによって湿分の検知を行い、前記センサ収容部から前記センサを抜いて前記蓋部を閉める、という検知工程を実行することを特徴とする。本発明によれば、簡便且つ確実な保守点検を可能にする保温構造の湿分漏洩検知方法を提供することができる。
また、前記方法において、前記保温構造は、複数の前記センサ収容部を備え、前記検知工程を、複数の前記センサ収容部の各々について順次実行することとしてもよい。こうすれば、複数のセンサ収容部を利用して、保温構造の保守点検を効率よく行うことができる。また、前記方法において、前記保温構造は、前記のシール部用センサ収容部と管部用センサ収容部とを備えた保温構造であり、前記管部用センサ収容部に収容された前記センサによって、前記複数の貫通穴から前記管部用センサ収容部に取り込まれた湿分の検知を行う第一の検知工程を実行し、前記第一の検知工程における検知結果に基づいて、前記シール部用センサ収容部を用いた第二の検知工程を実行することの要否を判断し、前記第二の検知工程を実行する必要があると判断した場合に、前記シール部用センサ収容部に収容された前記センサによって、前記空隙内に漏洩した湿分の検知を行う前記第二の検知工程を実行することとしてもよい。こうすれば、管部用センサ収容部を利用して、保温構造の保守点検を効率よく行うことができる。
以下に、本発明の一実施形態に係る保温材、保温構造及び保温構造の湿分漏洩検知方法について図面を参照しつつ説明する。まず、保温材、及び当該保温材を備えた保温構造について説明する。
図1は、保温構造1の一例について、その断面を示す説明図である。図2、図3、図4は、図1に示す保温構造1のうち、破線Aで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。図5、図6は、図1に示す保温構造1のうち、破線Bで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。図7、図8は、図1に示す保温構造1のうち、破線Cで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。
図1に示すように、保温構造1は、配管構造体2を備えている。この配管構造体2は、原子力発電所に設置され、その内部に蒸気が流通する蒸気配管である。また、配管構造体2は、フランジ部10と管部11a,11bとを有している。
フランジ部10は、一方側の管部11aと他方側の管部11bとを連結する継手部分である。このフランジ部10は、一方側の管部11aの端部に形成されたフランジ12aと、他方側の管部11bの端部に形成されたフランジ12bと、の間にガスケット13が配置され、これらが一体的に接合されることにより構成されている。また、フランジ12a,12b同士は、これらを貫通するボルト(不図示)により締め付け固定されている。
なお、配管構造体2は、図1に示すようなフランジ部10を複数備えているが、説明の便宜上、本実施形態においては、1つのフランジ部10について主に説明する。
また、保温構造1は、配管構造体2を囲んで設けられる保温材20,30を備えている。すなわち、保温構造1は、フランジ部10を囲んで設けられる第一保温材20と、管部11a,11bを囲んで設けられる第二保温材30と、を備えている。これら第一の保温材20と第二の保温材30とは互いに隣接して設けられている。
第一保温材20は、断熱層21と、当該断熱層21を覆う金属製の外殻22と、を有している。外殻22は、熱伝導率の比較的小さい金属から構成される円筒形状の二重管である。断熱層21は、外殻22の内部に配置された金属箔や断熱性材料により構成される。金属箔としては、例えば、輻射熱を反射できるステンレス箔やアルミ箔を好ましく用いることができる。断熱性材料としては、例えば、ロックウール等の無機繊維からなる断熱性材料を好ましく用いることができる。
第一保温材20は、フランジ部10との間に空隙Gが形成されるよう設けられている。すなわち、第一保温材20は、フランジ部10から離隔しつつ、当該フランジ部10の周囲を囲むように配置されている。また、第一保温材20は、バックル等の係止部材(不図示)によって、配管構造体2に着脱可能に取り付けられている。
第二保温材30は、断熱層31と、当該断熱層31の外表面を覆う外皮32と、を有している。断熱層31は、断熱性材料により構成され、管部11a,11bの外表面に沿って配置されている。断熱性材料としては、例えば、ケイ酸カルシウム等の多孔質成形体や、ロックウール等の無機繊維からなる断熱性材料を好ましく用いることができる。外皮32は、金属製の板状部材であり、断熱層31の外表面に沿って配置されている。
第二保温材30は、管部11a,11bに接して設けられている。すなわち、断熱層31の内表面のうち少なくとも一部は、管部11a,11bの外表面に接している。
このような保温構造1においては、特に、配管構造体2の継手部分であり、ガスケット13が配置されたフランジ部10から、蒸気の漏洩が生じやすい。そこで、保温構造1は、配管構造体2から漏洩した湿分の検知を行う際に一時的に、湿分を検知するセンサ70を収容するセンサ収容部40,50を備えている。
なお、本実施形態において、センサ70は、図4、図6、図8に示すように、円柱状の本体71と、当該本体71と記録装置(不図示)とを電気的に接続する配線72と、を有する、携帯型の湿度センサである。このセンサ70は、本体71の先端部分で湿分を検知して、その検知結果を表す電気信号を配線72を介して記録装置に送信する。
図1〜図4に示すように、保温構造1は、第一保温材20に埋め込まれて設けられた第一センサ収容部40を備えている。本実施形態において、第一センサ収容部40は、内部にセンサ70(図4参照)を収容可能な筒状部材である。
すなわち、第一センサ収容部40は、円筒側壁である外壁部41と、当該外壁部41に形成されたフランジ42と、を有している。そして、第一センサ収容部40は、第一保温材20に予め形成された貫通穴に外壁部41を挿通するとともに、フランジ42と当該第一保温材20(具体的には外殻22)とをビスやリベット等の固定部材43で固定することにより、当該第一保温材20に固定されている。
第一センサ収容部40の外方側の端部44は、第一保温材20の外表面23に開口している。第一センサ収容部40は、後述するように、湿分検知時に、この外方端部44からセンサ70を受け入れる。
一方、第一センサ収容部40の内方側の端部45は、第一保温材20の内表面24に開口している。すなわち、内方端部45は、第一保温材20とフランジ部10との間に形成された空隙G内に開口している。このように、第一センサ収容部40は、第一保温材20を貫通して設けられている。
また、図1、図5〜図8に示すように、保温構造1は、第二保温材30に埋め込まれて設けられた第二センサ収容部50を備えている。本実施形態において、第二センサ収容部50は、上述の第一センサ収容部40と同様に、センサ70(図6、図8参照)を収容可能な筒状部材である。
すなわち、第二センサ収容部50は、円筒側壁である外壁部51と、当該外壁部51に形成されたフランジ52と、を有している。そして、第二センサ収容部50は、第二保温材30に予め形成された埋設用穴に外壁部51を挿通するとともに、フランジ52と当該第二保温材30(具体的には外皮32)とをビスやリベット等の固定部材53で固定することにより、当該第二保温材30に固定されている。
第二センサ収容部50の外方側の端部54は、第二保温材30の外表面33に開口している。第二センサ収容部50は、後述するように、湿分検知時に、この外方端部54からセンサ70を受け入れる。一方、第二センサ収容部50の内方側の端部55は、第二保温材30の内部(すなわち、断熱層31)内に埋没している。
そして、この第二センサ収容部50の外壁部51には、第二保温材30から湿分を取り込むための複数の貫通穴56が形成されている。すなわち、外壁部51のうち、第二保温材30の断熱層31に囲まれた部分には、当該断熱層31と当該外壁部51の内空とを連通させ、当該断熱層31から湿分を取り込むための多数の貫通穴56が形成されている。この外壁部51は、例えば、パンチングメタルにより構成することができる。
また、保温構造1は、図1〜図4に示すように、これらセンサ収容部40,50の外方端部44,54を閉じる蓋部60を備えている。なお、図5〜図8においては、蓋部60の図示を省略している。
この蓋部60は、保温材20,30(具体的には、第一保温材20の外殻22又は第二保温材30の外皮32)に開閉可能に固定されている。すなわち、蓋部60は、バックル等の係止部材により構成される係止部61と、当該蓋部60を開閉可能に支持する蝶番部62と、を有している。
そして、図1及び図2に示すように、センサ収容部40,50にセンサ70が収容されていないときには、蓋部60の係止部61による係止を完成させて、当該センサ収容部40,50の外方端部44,54を閉じることができる。このとき、センサ収容部40,50の外方端部44,54は、蓋部60によって外方を覆われ、当該蓋部60と保温材20,30との間に密閉される。
一方、センサ収容部40,50にセンサ70を収容する場合には、図3に示すように、蓋部60の係止部61による係止を解除するとともに、蝶番部62を中心に当該蓋部60を揺動させて、センサ収容部40,50の外方端部44,54を開けることができる。
次に、このような保温構造1において湿分の漏洩を検知する方法(以下、「本方法」という。)について説明する。保温構造1においては、通常の運転状態、すなわち、配管構造体2の内部を蒸気が流通している状態では、全ての蓋部60が閉じられており、センサ70は設置されていない。
そこで、本方法を実行するにあたっては、保温構造1のうち、湿分の検知を行うべきと決定された部分に設けられたセンサ収容部40,50の蓋部60を開ける。具体的に、例えば、複数のセンサ収容部40,50を備えた、運転状態の保温構造1において、まず、1つのフランジ部10を点検の対象として決定する。
次いで、このフランジ部10を囲む第一保温材20に設けられた第一センサ収容部40、又は当該第一保温材20に隣接する第二保温材30に設けられた第二センサ収容部50の蓋部60を開ける。さらに、図4、図6、図8に示すように、開けられたセンサ収容部40,50の外方端部44,54から、当該センサ収容部40,50内にセンサ70を挿入する。
そして、センサ収容部40,50に収容されたセンサ70によって湿分の検知を行う。すなわち、第一センサ収容部40にセンサ70を挿入した場合には、当該センサ70によって、フランジ部10と第一保温材20との間に形成された空隙G内の湿分の検知を行う。また、第二センサ収容部50にセンサ70を挿入した場合には、当該センサ70によって、当該第二センサ収容部50の外壁部51に形成された複数の貫通穴56から当該第二センサ収容部50に取り込まれた湿分の検知を行う。そして、センサ70による湿分の検知が終了したら、当該センサ70をセンサ収容部40,50から引き抜いて、再び蓋部60を閉める。
このように、本方法においては、配管構造体2から漏洩した湿分の検知を行うときだけ、一時的に、センサ70を保温構造1に設置する。すなわち、保温構造1においては、検知に必要な最小限の時間だけ、センサ70を第一センサ収容部40内に保持する。
したがって、保温構造1においては、センサの設置や配線の取り回しがなく、センサが常設される従来の保温構造に比べて、その構造を簡略化することができる。そして、この保温構造1の保守点検においては、センサの故障や配線の劣化といった不具合を定期的に点検する必要がない。
また、保温構造1における漏洩湿分の検知は、上述のように、蓋部60を開け、センサ70をセンサ収容部40,50に挿入し、当該センサ70による湿分の検知を行い、当該センサ70を当該センサ収容部40,50から抜いて、再び当該蓋部60を閉める、という検知工程を実行することにより、簡便に且つ短時間に行うことができる。
このため、保温構造1に、複数のフランジ部10の各々に対応した複数のセンサ収容部40,50を設けた場合であっても、この検知工程を、当該複数のセンサ収容部40,50の各々について順次実行することが可能である。したがって、本方法によれば、保温構造1の簡便且つ確実な保守点検が可能となる。
また、保温構造1の外部の温度(雰囲気温度)と略等しい常温のセンサ70を用いて短時間で湿分の検知を行うため、フランジ部10から漏洩する蒸気の温度が、当該センサ70の使用可能な上限温度を超える場合であっても、当該センサ70を用いて、当該フランジ部10の近傍に漏洩した湿分の検知を行うことができる。
すなわち、例えば、センサ70の使用可能な上限温度が180℃であり、蒸気の温度が300℃である場合においても、第一センサ収容部40に挿入する前のセンサ70の温度は180℃より十分に低いため、当該センサ70が当該第一センサ収容部40に挿入されて当該蒸気により加熱された場合であっても、当該センサ70の温度が180℃に到達するまでにはタイムラグがある。したがって、このタイムラグの間に、センサ70によって、フランジ部10近傍の空隙Gに漏洩した湿分の検知を終了することが可能となる。
また、本実施形態において、第一センサ収容部40は、第一保温材20の外表面23からフランジ部10に向けて、当該第一保温材20を貫通している。すなわち、図2〜図4に示すように、第一センサ収容部40の内方端部45は、第一保温材20の内表面24のうち、フランジ部10に対向する位置に開口している。より具体的に、この内方端部45は、空隙G内において、一方のフランジ12aと他方のフランジ12bとの境界部分に近接して配置されている。
このため、フランジ部10から空隙Gに漏洩した蒸気の量が僅かな場合であっても、第一センサ収容部40に収容されたセンサ70によって、蒸気漏れに基づく当該空隙G内の湿分の増加を高い精度で検知することができる。
また、第一センサ収容部40は、第一保温材20のうち、鉛直方向における上方(図1に示す矢印Uの指す方向)側部分に設けられている。すなわち、第一センサ収容部40は、フランジ部10の上方で開口している。
このため、フランジ部10から漏洩した蒸気は、第一センサ収容部40の内方端部45から効率的に取り込まれる。したがって、第一センサ収容部40に収容されたセンサ70によって、フランジ部10からの蒸気漏れを高い精度で検知することができる。
また、保温構造1においては、フランジ部10から蒸気の漏洩が発生した場合、この蒸気漏れに由来する湿分が第二保温材30の断熱層31に保持されることがある。そこで、本実施形態においては、図5〜図8に示すように、第二センサ収容部50の外壁部51に、第二保温材30の断熱層31から湿分を取り込むための複数の貫通穴56が形成されている。
このため、保温構造1においては、フランジ部10を囲む第一保温材20に埋め込まれた第一センサ収容部40を用いる代わりに、当該第一保温材20に隣接した第二保温材30に埋め込まれた第二センサ収容部50にセンサ70を収容して、当該第二保温材30に保持される湿分の検知結果に基づいて、当該フランジ部10からの蒸気の漏洩の有無や程度を調べることもできる。
さらに、第一センサ収容部40と第二センサ収容部50とを備えた保温構造1においては、当該センサ収容部40,50の一方に収容したセンサ70による検知結果に基づいて、他方に収容したセンサ70による検知をさらに行うことの要否を判断することもできる。
すなわち、この場合、例えば、本方法においては、まず、着目したフランジ部10の周囲に設けられた第一センサ収容部40及び第二センサ収容部50のうち、当該第二センサ収容部50にセンサ70を挿入し、当該センサ70によって、複数の貫通穴56から第二センサ収容部50に取り込まれた湿分の検知を行う(第一の検知工程)。
次いで、この第一の検知工程における検知結果に基づいて、第一センサ収容部40を用いた湿分の検知(第二の検知工程)を実行することの要否を判断する(判断工程)。
すなわち、例えば、第一の検知工程において、第二保温材30の断熱層31に保持されている湿分が所定値より大きいという検知結果が得られた場合、当該第二保温材30に覆われている管部11a,11bと接続されているフランジ部10から蒸気の漏洩が発生している可能性が高いと判断する。
一方、第一の検知工程において、第二保温材30の断熱層31に保持されている湿分が所定値より小さいという検知結果が得られた場合には、フランジ部10から蒸気の漏洩が発生している可能性が低いと判断する。
そして、判断工程において、第二の検知工程を実行する必要があると判断した場合に、第一センサ収容部40にセンサ70を挿入して、当該センサ70によって、空隙G内に漏洩した湿分の検知を行う。
すなわち、例えば、判断工程において、フランジ部10から蒸気の漏洩が発生している可能性が低いと判断した場合には、念のため、当該フランジ部10の近傍における湿分を検知するための第二検知工程を実行する必要があると判断する。
一方、判断工程において、フランジ部10から蒸気の漏洩が発生している可能性が高いと判断した場合には、第二検知工程を行うまでもなく、当該フランジ部10及びその周辺部分を補修すべき箇所として決定する。
したがって、このような本方法によれば、フランジ部10から吹き出す蒸気が保温構造1外に漏出する危険性や、センサ70が蒸気によって過剰に加熱される危険性を回避しつつ、当該フランジ部10からの蒸気の漏洩を効率よく点検することができる。
また、第二保温材30の断熱層31に保持された湿分は、重力の作用によって、鉛直方向における下方(図1に示す矢印Lの指す方向)側にたまりやすい。そこで、図7、図8に示す第二センサ収容部50は、第二保温材30のうち、鉛直方向における下方側部分に設けられている。したがって、この第二センサ収容部50にセンサ70を挿入することにより、第二保温材30の断熱材31に含有される湿分を効率よく検知することができる。
さらに、図7、図8に示す第二センサ収容部50の外壁部51は、その内径D1がセンサ70の外径D2に対応する内方側部分51aと、その内径D3が当該内径D1に比べて大きい外方側部分51bと、を有する階段状に形成されている。
一方、図8に示すように、この第二センサ収容部50に挿入するセンサ70は、本体71から径方向外側に張り出す円板状の嵌合部73を有している。
この嵌合部73は、例えば、ゴム等の伸縮可能な材料で形成される。そして、嵌合部73の外径D4は、センサ70が第二センサ収容部50に収容されていない状態では、当該第二センサ収容部50の外壁部51の外方側部分51bの内径D3よりも僅かに大きくなっている。
このため、図8に示すように、この嵌合部73を有するセンサ70を第二センサ収容部50に押し込むと、当該嵌合部73が、外壁部51の外方側部分51b内で僅かに縮んで、当該嵌合部73と当該外方側部分51bとが嵌合する。すなわち、この第二センサ収容部50の外壁部51の外方側部分51bと、センサ70の嵌合部73と、は嵌合可能に形成されている。
このため、第二保温材30の下方側に設けられた第二センサ収容部50に、センサ70を下方側から挿入する場合であっても、当該センサ70の嵌合部73が当該第二センサ収容部50の外方側部分51bに嵌合することにより、当該センサ70を当該第二センサ収容部50に簡便且つ確実に保持することができる。
また、この嵌合によって、センサ70の中心と第二センサ収容部50の中心との位置合わせを簡便且つ確実に行うこともできる。したがって、この場合、センサ70による湿分の検知を簡便且つ確実に行うことができる。
また、センサ収容部40,50は、センサ70の形状に対応する形状で形成されている。すなわち、図2〜図8に示すように、センサ収容部40,50の外壁部41,51の内径D1は、センサ70の本体71の外径D2と略等しくなっている。
このため、センサ収容部40,50がセンサ70を収容した状態において、当該センサ収容部40,50のうち、センサ70が配置されていない内方側部分には、湿分を効果的に保持することができる。具体的に、図4に示すように、第一センサ収容部40のうち、センサ70が配置されていない内方側部分には、内方端部45を介して空隙Gから取り込まれた湿分を効果的に保持することができる。
また、図6、図8に示すように、第二センサ収容部50のうち、センサ70が配置されていない内方側部分には、外壁部51に形成された複数の貫通穴56を介して第二保温材30の断熱層31から取り込まれた湿分を効果的に保持することができる。したがって、センサ収容部40,50に収容されたセンサ70によって、フランジ部10からの蒸気の漏洩に由来する湿分を高い精度で検知することができる。
図9及び図10は、蓋部60の他の例を示す説明図である。図9に示す例において、蓋部60は、保温構造1に対して着脱可能に設けられている。すなわち、この蓋部60は、第一センサ収容部40の外方端部44に嵌合可能な形状で形成されている。このため、蓋部60によって、外方端部44の開口部は完全に閉塞される。そして、第一センサ収容部40の外方端部44を開ける場合には、蓋部60は保温構造1から取り外される。
図10に示す例において、蓋部60は、保温構造1に対して着脱可能であって、且つ、第一センサ収容部40の外方端部44を閉じた状態において、当該第一センサ収容部40に収容される断熱部63を有している。
この断熱部63は、例えば、ケイ酸カルシウム等の多孔質成形体や、ロックウール等の無機繊維からなる断熱性材料から構成され、センサ70の本体71と同様の円柱形状に形成される。
そして、第一センサ収容部40にセンサ70が収容されていない状態において、当該第一センサ収容部40には、蓋部60の断熱部63が充填される。すなわち、この蓋部60を用いることにより、第一センサ収容部40の外方端部44を閉塞するのみならず、当該第一センサ収容部40の断熱性を向上させることができる。
したがって、この断熱部63を有する蓋部60を設けることによって、保温構造1において、第一センサ収容部40を設けたことによる、第一保温材20の断熱性能の低下を効果的に抑制することができる。
なお、本発明は上述の例に限られない。すなわち、本発明に係る保温構造において、保温の対象となる構造体(被保温体)は、蒸気の漏洩が起こり得る構造体であれば、上述の配管構造体2に限られない。具体的に、例えば、原子力発電所に設置される、加圧された流体(蒸気や熱水)が流通し又は保持される配管や機器は、被保温体となり得る。
また、保温構造において、蒸気の漏洩が発生しやすいシール部は、シール材が配置される部分であれば、上述のフランジ部10に限られない。具体的に、例えば、配管や機器の継手部分、特に、配管フランジ、機器フランジ、弁ボンネットフランジ、機器マンホ−ル(機器の中を点検するためのハッチ式マンホール等)等、ガスケットやパッキン等のシール材を介して接合されるシール部分からは、蒸気の漏洩が発生しやすい。
また、保温構造1は、既設の保温材20,30に、センサ収容部40,50を追加的に設置することにより構築することができる。すなわち、この場合、センサ収容部40,50は、既に配管構造体2に設置されている保温材20,30から独立した別個の新たな部材として製造される。一方、既設の保温材20,30には、センサ収容部40,50に対応する形状の埋設用穴を形成する。そして、この保温材20,30の埋設用穴に、センサ収容部40,50を挿通して固定する。
このようにすれば、例えば、原子力発電所において既に設置され稼働している蒸気配管等の設備に、追加的に、センサ収容部40,50を設置して、本発明に係る保温構造1を製造することができる。この場合、構築された保温構造1においては、上述のように、携帯型のセンサ70を用いて、保守点検を簡便且つ確実に行うことが可能となる。なお、もちろん、センサ収容部40,50が設けられた保温材20,30を新たに製造し、当該保温材20,30を備えた保温構造1を新たに構築することもできる。
また、第一センサ収容部40は、その内方端部45が空隙G内に開口していれば、当該内方端部45がフランジ部10に対向する位置に開口しているものに限られない。また、図1〜図4に示した開閉式の蓋部60、図9及び図10に示した着脱式の蓋部60は、第一センサ収容部40及び第二センサ収容部50のいずれに用いることもできる。また、第一センサ収容部40及び第二センサ収容部50のいずれも、図7及び図8に示したような、センサ70の嵌合部73と嵌合可能な外壁部41,51を有することができる。
また、第一センサ収容部40を用いた湿分の検知において、センサ70は、その先端が空隙G内に突出するよう当該第一センサ収容部40に収容することもできる。この場合、センサ70によって空隙G内の湿分をより直接的に検知することができる・
本発明の一実施形態に係る保温構造の一例について、その断面を示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部が閉じられた状態における、破線Aで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部が開けられた状態における、破線Aで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部にセンサが収容された状態における、破線Aで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部が閉じられた状態における、破線Bで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部にセンサが収容された状態における、破線Bで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部が閉じられた状態における、破線Cで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部にセンサが収容された状態における、破線Cで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部が他の側面に係る蓋部によって閉じられた状態における、破線Aで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。 図1に示す保温構造のうち、センサ収容部がさらに他の側面に係る蓋部によって閉じられた状態における、破線Aで囲まれた部分を拡大して示す説明図である。
符号の説明
1 保温構造、2 配管構造体、10 フランジ部、11a,11b 管部、12a,12b フランジ、13 ガスケット、20 第一保温材、21 断熱層、22 外殻、23 外表面、24 内表面、30 第二保温材、31 断熱層、32 外皮、33 外表面、34 内表面、40 第一センサ収容部、41 外壁部、42 フランジ、43 固定部材、44 外方端部、45 内方端部、50 第二センサ収容部、51 外壁部、52 フランジ、53 固定部材、54 外方端部、55 内方端部、56 貫通穴、60 蓋部、61 係止部、62 蝶番部、63 断熱部、70 センサ、71 本体、72 配線、73 嵌合部。

Claims (10)

  1. 蒸気の漏洩が起こり得る被保温体と、
    前記被保温体を囲んで設けられる保温材と、
    一方の端部が前記保温材の外表面に開口するよう前記保温材に埋め込まれて設けられ、前記被保温体から漏洩した湿分の検知を行う際に一時的に、湿分を検知する携帯型の湿度センサを前記一方の端部から受け入れて収容するセンサ収容部と、
    前記湿度センサが収容されていない前記センサ収容部の前記一方の端部を閉じる蓋部と、
    を備える
    ことを特徴とする保温構造。
  2. 前記被保温体は、シール材が配置されたシール部を有し、
    前記保温材として、前記シール部との間に空隙が形成されるよう前記シール部を囲んで設けられるシール部用保温材を備え、
    前記センサ収容部として、他方の端部が前記空隙内に開口するよう前記保温材に埋め込まれて設けられるシール部用センサ収容部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載された保温構造。
  3. 前記シール部用保温材は、断熱層と、前記断熱層を覆う金属製の外殻と、を有し、
    前記シール部用センサ収容部は、前記一方の端部が前記外殻の外表面に開口し、他方の端部が前記外殻の内表面に開口する
    ことを特徴とする請求項2に記載された保温構造。
  4. 前記被保温体は、前記シール部としてフランジ部を有するとともに、前記シール部から延びる管部を有する配管構造体であり、
    前記保温材として、前記管部を囲んで設けられる管部用保温材をさらに備え、
    前記センサ収容部として、前記管部用保温材から湿分を取り込むための複数の貫通穴が形成された外壁部を有する管部用センサ収容部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載された保温構造。
  5. 前記センサ収容部は、前記保温材から湿分を取り込むための複数の貫通穴が形成された側壁部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載された保温構造。
  6. 前記蓋部は、前記センサ収容部の前記一方の端部を閉じた状態において前記センサ収容部に収容される断熱部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載された保温構造。
  7. 蒸気の漏洩が起こり得る被保温体を囲んで設けられる保温材であって、
    一方の端部が前記保温材の外表面に開口するよう前記保温材に埋め込まれて設けられ、前記被保温体から漏洩した湿分の検知を行う際に一時的に、湿分を検知する携帯型の湿度センサを前記一方の端部から受け入れて収容するセンサ収容部と、
    前記湿度センサが収容されていない前記センサ収容部の前記一方の端部を閉じる蓋部と、
    を備える
    ことを特徴とする保温材。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載された保温構造において、
    前記蓋部を開けて、前記センサ収容部の前記一方の端部から携帯型の前記湿度センサを一時的に挿入し、
    前記センサ収容部に収容された前記湿度センサによって湿分の検知を行い、
    前記センサ収容部から前記湿度センサを抜いて前記蓋部を閉める、
    という検知工程を実行する
    ことを特徴とする保温構造の湿分漏洩検知方法。
  9. 前記保温構造は、複数の前記センサ収容部を備え、
    前記検知工程を、複数の前記センサ収容部の各々について順次実行する
    ことを特徴とする請求項8に記載された保温構造の湿分漏洩検知方法。
  10. 前記保温構造は、請求項4に記載された保温構造であり、
    前記管部用センサ収容部に収容された前記湿度センサによって、前記複数の貫通穴から前記管部用センサ収容部に取り込まれた湿分の検知を行う第一の検知工程を実行し、
    前記第一の検知工程における検知結果に基づいて、前記シール部用センサ収容部を用いた第二の検知工程を実行することの要否を判断し、
    前記第二の検知工程を実行する必要があると判断した場合に、前記シール部用センサ収容部に収容された前記湿度センサによって、前記空隙内に漏洩した湿分の検知を行う前記第二の検知工程を実行する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載された保温構造の湿分漏洩検知方法。
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