JP5197923B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオードを光源として用いたプロジェクタに関する。
一般的なプロジェクタにおいては、コントラスト比(全白/全黒比)はLCDプロジェクタで1000:1〜1500:1、DLPプロジェクタで2000:1〜3000:1が通常である。しかし、映画フィルム等アナログソースのコントラスト比は4000:1以上と言われており、これに近づけることが、プロジェクタ開発の一つのターゲットとなっている。これを実現するための方法がいくつか提案されてきている。
例えばDLPでは、光学系の瞳位置で光量を絞ることが行われている。表示素子の入射光、出射光の分離方法の特性から、照明系と投射レンズの瞳位置に異形絞りを設置することにより、コントラスト比を向上できる。これは、映画などを見るときにはコントラスト重視で絞りを大きく絞り、明るい部屋でプレゼンテーション等に使用する場合は絞りを開放した設計とする。また、この絞りを可変とすることで、1台のプロジェクタで複数の種類の映像ソースに対応することも可能である(特許文献1)。
さらにコントラスト比を向上するために、動的絞り制御が提案され、そのための機構が実現しつつある。これは、上記の可変絞り機構を、映像ソースごとでなく一つの映像ソースの中でも場面ごとの画面の明るさに応じて、動的に絞り量を変化させるものである。この方法によれば、異形絞りによるコントラストアップができないLCD,LCoSなどの表示素子においてもコントラストアップが可能である。これらの方法を単独または組み合わせて使用することにより、プロジェクタのコントラスト比をさらに改善することが可能となる。
一方、発光ダイオードの光量及び映像信号を制御してコントラスト比を向上する方法も提案されている(特許文献2)。この提案では、発光ダイオードを光源として備える投射型映像装置において、分割した映像平面単位に存在する発光ダイオードの光量を当該平面内の映像信号値の単位時間における最大値に応じて制御し、同時に映像信号そのものも映像平面単位の信号値を0〜1の範囲で正規化を行った値の逆数を乗算して調整を行うという制御方法を用いている。
特許第3019574号 特開2005−156785号
しかし、特許文献1の提案する方法の実現のためには、可動する絞りが必要で、更に映像の先読みをして非常に高速で動く絞りが必要であり、可動部品などの多くの高性能な機構部品を使用するためにコストアップの要因となるものが多く、現在の普及している製品には採用しにくい現状がある。また、光源の光量調整を考えた場合、プロジェクタ等の投射型映像装置の光源は超高圧水銀灯やメタルハライドランプなどの放電管であることが多く、これらの光源は非常に明るいが応答速度遅いために、高速な光源の光量調整を必要とするコントラスト制御には不向きである。
また、特許文献2の提案する方法においては、発光ダイオードを使用する点においては前述した光源の応答速度の問題を解決しているが、分割した映像平面単位で発光ダイオード及び発光ダイオードを制御する機能が必要となることから、多くのハードウェア及び高性能なハードウェアが必要となるためコスト的に非常に不利である。また、液晶プロジェクタの場合、映像信号そのものを制御してしまうとγ(ガンマ)が狂ってしまうので、実際は調整の余地がほとんどないと考えられる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、低コストで画像の明暗を強調することが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のプロジェクタは、光源となる発光ダイオードと、入力された映像信号に応じて画像を表示する画像表示手段とを備え、前記発光ダイオードからの照明光を前記画像表示手段に照射して得た画像光をスクリーンに投射するプロジェクタにおいて、前記発光ダイオードは、前記映像信号に含まれる三種類の色信号に対応して互いに異なる基本色光を発光する三種類の発光ダイオードで構成されるとともに、映像信号中の前記三種類の色信号にそれぞれ基づき一画面全体の平均色濃度を個別に監視する色濃度監視手段と、この色濃度監視手段により前記三種類の色信号のうちの特定の色信号が他の色信号の色濃度に対して一定値以上の差があったときには、前記特定の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードまたは、前記他の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を増減する色調制御手段とを備え、前記色調整制御手段は、前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上低く、さらに、前記特定の色信号の平均色濃度が予め設定された第1閾値を下回る場合は、前記特定の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を減少させ、前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上高く、さらに、前記特定の色信号の平均色濃度が前記第1閾値よりも高く設定された第2閾値以上となる場合は、前記特定の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を増加させ、前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上低く、さらに、前記他の色の色信号の平均色濃度が前記第2閾値以上となる場合は、前記他の色の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を増加させ、前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上高く、さらに、前記他の色の色信号の平均色濃度が前記第1閾値を下回る場合は、前記他の色の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を減少させることを特徴としている。
前記色調制御手段は、前記発光ダイオードの発行光量を減少させる場合、発光光量を減少させる発光ダイオードに供給する電流を予め設定された第1電流とし、前記発光ダイオードの発行光量を増加させる場合、発光光量を増加させる発光ダイオードに供給する電流を前記第1電流よりも高い第2電流とするものでもよい。
発光ダイオードの発光光量または点灯個数の制御を行うことによって、場面に応じた動的なコントラストアップが可能となり、暗い場面において暗さを強調することができる。また、3色の発光ダイオードを光源にもつプロジェクタにおいて色ごとに発光ダイオードの発光光量または点灯個数の制御を行う場合、例えば海の場面で青のコントラスト比を強調し、森林の場面で緑のコントラスト比を強調することが可能となり、ユーザーはより鮮やかな映像を楽しむことができるようになる。
また、コントラスト制御に可動部品等を全く使用せず、少数のハードウェアで構成可能であるため、装置の寿命・信頼性を高め、また、コスト的にも安価なものとなる。
さらに、発光ダイオードを光源とする装置では、黒の表現を出射側偏光板の吸収のみに頼るため、光量自体を減らして黒を表現するので偏光板の熱負担が減少し、装置の寿命を延ばすことができる。
最初に、白色の発光ダイオードを光源とするプロジェクタの実施形態について図1にしたがって説明する。液晶プロジェクタ10には、電源37、点灯個数制御部38、照明装置19、照明光学系11、照射された光の照射方向を変化させるためのミラー12、ダイクロイックミラー13,14、3枚の透過型の液晶パネル(画像表示素子)15R,15G,15B、液晶駆動回路35、クロスダイクロイックプリズム16、投映レンズ17が設けられている。また、外部にある映像ソース33からの映像信号を遅延させる遅延回路34と、映像信号に基づく一画面全体の平均輝度レベル監視手段として輝度レベル判定部36とを備える。
映像ソース33はパソコンなどの映像信号の出力源であり映像インターフェースなどを介して液晶プロジェクタ10に映像信号を出力する。映像信号は、一定周期ごとに一画面全体の平均輝度レベルを監視して予め設定した閾値に対する大小を判定する輝度レベル判定部36に入力される。さらに、映像信号は、照明装置19からの光量調整された照射光とタイミングを合わせて液晶パネル15R、15G、15Bに出力される必要があるために、輝度レベル判定部36における処理の遅延補償を行う遅延回路34にも分岐して入力される。
照明装置19の電源37には光量制御手段として点灯個数制御部38が接続され、輝度レベル判定部36の判定結果に基づいて電流の供給がON・OFFされる。点灯個数制御部38は、照明装置19内にある複数の白色LED(白色発光ダイオード)32に対して個別に接続されたスイッチで、トランジスタ等で構成されており、1個単位でON・OFF制御可能となっている。
照明装置19は、白色の光を照射する複数の白色LED32と、白色LED32から照射された光を集光する複数の集光レンズ31を備えたレンズアレイと、ロッドインテグレータ30とから構成されている。白色LED32から照射された光がロッドインテグレータ30の入射面に入射すると、入射した光がその内面で全反射した後に略均一な光束となって反対側の照射面から照明光学系11に照射される。これにより、白色LED32から照射された光の照射方向が変化して所定の範囲に均一な明るさで照射される。なお、ここで白色LED32については、三種類の基本色光(RGB)の発光ダイオードを代用して、光路をそれぞれに色ごとに分離して構成することも可能である。
照明光学系11は、レンズ20、偏光変換素子21を備えている。照明装置19からは、赤色光(R光)、緑色光(G光)、青色光(B光)を含む白色の光が下流側に照射される。照明装置19から照射された光はレンズ20に入射する。レンズ20に入射した光はレンズ20の下流側に照射される。偏光変換素子21は、レンズ20の下流側に配置されている。偏光変換素子21は、照明装置19から照射された光を透過させることによって、特定の偏波面を持たないR光、G光、B光を直線偏光に変換する。偏光変換素子21を透過した各色光は、ミラー12で反射してダイクロイックミラー13に入射する。
ダイクロイックミラー13は、白色光に含まれるB光を透過し、R光及びG光を反射することによりB光を分離する。分離されたB光はミラー12で反射して液晶パネル15Bに入射する。ダイクロイックミラー13を反射したR光及びG光は、ダイクロイックミラー14に入射する。ダイクロイックミラー14はR光を透過し、G光を反射してR光とG光を分離する。ダイクロイックミラー14を透過したR光はミラー12で反射して液晶パネル15Rに入射する。ダイクロイックミラー14で反射したG光は、液晶パネル15Gに入射する。
液晶パネル15R,15G,15Bは、液晶駆動回路35から入力された映像信号に基づいて、入射したR光、G光、B光のそれぞれに画像情報を付与する。液晶パネル15R,15G,15Bを透過したR光、G光、B光の光束は、クロスダイクロイックプリズム16に入射する。クロスダイクロイックプリズム16は、4つの直角プリズムの組み合わせからなる。クロスダイクロイックプリズム16は、R光を反射するR光反射面16aと、B光を反射するB光反射面16bの2種類のダイクロイック面を有しており、R光反射面16aとB光反射面16bが互いに直交するように直交プリズムは配置されている。
液晶パネル15Rを透過したR光はR光反射面16aで反射して直交する方向に変化し、投映レンズ17に向かう。これにより、R光は投映レンズ17に入射する。液晶パネル15Gを透過したG光は、R光反射面16a及びB光反射面16bを透過して直進し、投映レンズ17に入射する。液晶パネル15Bを透過したB光はB光反射面16bで反射して直交する方向に変化し、投映レンズ17に向かう。これにより、B光は投映レンズ17に入射する。投映レンズ17は、クロスダイクロイックプリズム16によって合成された各色の光束(画像光)を拡大投映して外部にあるスクリーン18上に結像させる。これにより、スクリーン18上に画像が表示される。
次に上記の液晶プロジェクタ10の光量制御の作用について説明する。輝度レベル判定部36では、画面全体における映像信号の輝度レベルの平均値を計算して予め設定された2つの閾値との大小関係を判定する。ここで、2つの閾値については、第一の閾値<第二の閾値の関係にあるものとする。まず、輝度レベル判定部36が輝度レベルの平均値<第一の閾値(条件A)を満たすことを判定した場合、これを点灯個数制御部38へ通知し、点灯個数制御部38は予め設定された所定の個数の白色LED32が点灯するように電源37から照明装置19へ供給される電流のOFFを行う。また、輝度レベル判定部36が輝度レベルの平均値>第二の閾値(条件B)を満たすことを判定した場合、これを点灯個数制御部38へ通知し、点灯個数制御部38は全ての白色LED32が点灯するように電源37から照明装置19へ供給される電流のONを行う。このような制御は、液晶パネル15R、15G、15Bが輝度レベルの高い領域及び低い領域において明度が飽和してしまう、いわゆるガンマ特性のために完全な白色と黒色を発色できない現象を改善するために行われる。したがって、上記の第一の閾値及び第二の閾値は、これに基づき最適な値を決めなければならない。これにより発光ダイオードの点灯個数の増減による光量制御を行い、暗い画像において画像全体で均一により暗く調整される。
なお、この光量制御において異なる2種類の閾値との比較により映像信号の輝度レベルを判定しているのは、前述のガンマ特性による理由に加え、以下の理由も存在するためでもある。1種類の閾値のみで判定処理を行い光量の増減を行う場合、微弱なノイズなどの影響により映像信号にゆらぎが発生した時に、極めて短時間のうちに閾値を何度も上回り、さらに下回ることを繰り返してしまうことがある。この時、前述した大小関係の条件を満たすことになり、極めて短時間のうちに光量の増減が何度も行われるため、スクリーンに投映する画面にちらつきが発生してしまうためである。これは、ユーザーにとって、画像を見づらくし、プロジェクタの品質を落とす要因となってしまう。したがって、十分に値の離れた2種類の閾値で判定処理を行えば、映像信号にゆらぎが発生した時に、一つの閾値の大小関係の条件を満たしても、他方の閾値の大小関係の条件は満たさず、極めて短時間のうちに光量が何度も増減を繰り返すことはないので画像にちらつきを生じることはない。
図2は前述した図1の構成における点灯個数制御部38の代わりに、光量制御手段として電流制御部39を備えた液晶プロジェクタ40の構成である。ここでは図1と説明が重複するため、差分のみを説明する。電流制御部39は、電源37より入力される電流を、後述する電流制御により調整して照明装置19に入力する。この時、照明装置19の全ての白色LED32に出力する電流値は同一である。なお、照明装置19に備える白色LED32の数は、十分な輝度が得られるのであれば1個のみでも実施可能である。
次に電流の増減による光量制御制御について説明する。輝度レベル判定部36では、前述したように画面全体における映像信号の輝度レベルの平均値を計算して予め設定された2つの閾値との大小関係を判定する。前述した条件Aを満たす場合、これを電流制御部39へ通知し、電流制御部39は白色LED32を内蔵する照明装置19へ供給する電流を予め設定された所定の電流値の70%になるように制御する。また、前述した条件Bを満たす場合、これを電流制御部39へ通知し、電流制御部39は白色LED32を内蔵する照明装置19へ供給する電流が上記の所定値となるように制御する。これにより、前述した点灯個数制御部38による光量制御と同様の効果が得られる。
次に、図3に制御例を示す。例として、ここでは第一の閾値を30%、第二の閾値を80%とし、条件Aを満たす場合の発光ダイオードの点灯個数を全体の50%としている。
シーン1から5の映像信号50、51、52、53、54は場面ごとに明るさが異なっており、前述した画像全体の輝度レベルの平均値と第一の閾値及び第二の閾値との比較の結果により白色LED32の点灯個数、もしくは照明装置19の駆動電流が制御されてシーン1から5の投映画面55、56、57、58、59に反映される。
シーン1の映像信号50においては、輝度レベルの平均値が条件Bを満たし、次のシーン2の映像信号51においては、条件Aも条件Bも満たさないため、シーン1と2の投映画面55、56では点灯個数が全個数に、もしくは照明装置19の駆動電流が上記の所定の電流値(100%)に制御されるため、それぞれの投映画像55、56は光量を調整されることなく表示される。このように、映像信号の輝度レベルが十分に高い場合には、あえて画像を暗くする必要がないために光量制御を行わないようにできる。
シーン3の映像信号52においては、輝度レベルの平均値が条件Aを満たすため、シーン3の投映画面57では点灯個数は全個数の50%に、もしくは照明装置19の駆動電流が上記の所定値の70%に制御され、画像は暗くなるように光量が調整される。シーン4の映像信号53においては、輝度レベルの平均値が条件Aも条件Bも満たしていないため、シーン4の投映画面57では点灯個数は全個数の50%のまま、もしくは照明装置19の駆動電流は70%のままで表示される。しかし、シーン5の映像信号54においては、輝度レベルの平均値が条件Bを満たすため、シーン5の投映画面59では点灯個数は全個数に、もしくは照明装置19の駆動電流が100%に制御されて本来の光量で画像が表示される。このように光量制御を行うことで、夜のシーンや明け方のシーンの暗さを強調することができる。
次に、閾値を複数の閾値を含んだ閾値群を設けて多段階の光量制御を可能としたプロジェクタの実施形態について説明する。ここでの実施形態は、LEDの点灯個数の増減による光量制御を行う場合は図1を、また、LEDの電流制御による光量制御を行う場合は図2の構成で実現され、輝度レベル判定部36の作用が前述した内容からの差分となる。図1の輝度レベル判定部36の作用を説明する。輝度レベル判定部36は、それぞれ複数の閾値を含む第一の閾値群及び第二の閾値群と輝度レベルとの比較を行い、点灯個数制御部38がLEDの点灯個数の増減を、あるいは電流制御部39が電流の増減を行う。具体的には、輝度レベル判定部36は、一画面全体の平均輝度レベルが第一の閾値群に含まれる何れかの閾値を下回ったと判定した場合、これを電流制御部39、あるいは点灯個数制御部38に通知して、照明装置19の駆動電流を、あるいは白色LED32(発光ダイオード)の点灯個数を予め設定された各所定値にまで減少させる。一方、一画面全体の平均輝度レベルが第二の閾値群に含まれる何れかの閾値を上回ったと判定した場合、これを電流制御部39、あるいは点灯個数制御部38に通知して、駆動電流を、あるいは点灯個数を予め設定された各所定値にまで増加させる。この第一の閾値群及び第二の閾値群に含まれる閾値は、輝度レベルの最小レベルから最大レベルの範囲を段階的に区画するように設定されている。ここで、それぞれの第一の閾値群と第二の閾値群に含まれる閾値については、互いに全てを同一の輝度レベルに設定することも、あるいは互いに一部だけを同一の輝度レベルに設定することも可能で、また、互いに全て異なる輝度レベルに設定することも可能である。
Figure 0005197923
Figure 0005197923
例として上記の表1に第一の閾値群を、表2に第一の閾値群の設定例を示す。第一の閾値群はTHd0とTHd1とTHd2の3つの閾値を含んでおり、それぞれの輝度レベルと発光ダイオードの点灯個数が設定されている。輝度レベル判定部36は、例えば、一画面全体の平均輝度レベルがTHd0(80%)を下回ったと判定した場合、これを点灯個数制御部38に通知して、点灯個数制御部38は発光ダイオードの全個数の20%を消灯して80%が点灯するように光量制御する。一方、第二の閾値群はTHu0とTHu1とTHu2の3つの閾値を含んでおり、それぞれの輝度レベルと発光ダイオードの点灯個数が設定されている。輝度レベル判定部36は、例えば、一画面全体の平均輝度レベルがTHu0(90%)を上回ったと判定した場合、これを点灯個数制御部38に通知して、点灯個数制御部38は発光ダイオードの全個数(100%)が点灯するように光量制御する。なお、表1及び表2は点灯個数の増減による光量制御を行う実施形態を前提として示しているが、点灯個数制御部38の代わりに電流部制御39が輝度レベル判定部36の判定に基づいて光量制御を行う場合の実施形態においても同様である。
次に、前述した多段階の閾値を用いた制御例を図4に示す。ここでは、第一の閾値群及び第二の閾値群の設定は例として上記の表1及び表2の三段階の閾値設定にそれぞれ従うものとする。上段に示す輝度レベルはP1からP9まで表示されており、輝度レベル判定部36が制御の周期ごとに取得して算出した平均値が変化している様子を表している。一方、下段に示す発光ダイオード点灯個数は、前述したP1からP9までの値を基に点灯個数が変化する様子を表している。ここでP1からP9のそれぞれの変化において上回った閾値を、あるいは下回った閾値を明示するために、P1からP9の各点同士を結ぶ線と該閾値の基準線の交点に「□」印を付している。
次に、輝度レベル判定部36が行うP1からP9までのそれぞれの変化における光量制御について段階ごとに説明する。まず、輝度レベルがP1からP2へ変化した時、THd0を下回るため、その後点灯個数は80%になるように制御される。次に、輝度レベルがP2からP3への変化した時は何れの閾値も上回ったり、あるいは下回ったりしていないために点灯個数はそのまま80%となる。輝度レベルがP3からP4へ変化した時、THd1及びTHd2を下回るが、後から下回ったTHd2に基づき、点灯個数は20%に制御される。輝度レベルがP4からP5へ変化した時は何れの閾値も上回ったり、あるいは下回ったりしていないために点灯個数はそのまま20%となる。輝度レベルがP5からP6へ変化した時、THu2を上回るため、その後点灯個数が30%に制御されている。輝度レベルがP6からP7へ変化した時は何れの閾値も上回ったり、あるいは下回ったりしていないために点灯個数はそのまま30%となる。輝度レベルがP7からP8へ変化した時、THu1及びTHu0を上回るが、後から上回ったTHu0に基づき、点灯個数は100%に制御される。最後に、輝度レベルがP8からP9へ変化した時、THd0及びTHd1を下回るが、後から下回ったTHd1に基づき、点灯個数は40%に制御される。このように、多段階の閾値による制御を行うことで細かい光量制御を行うことで、より鮮明な画像をスクリーンに投映できる。
また、閾値のみに依らない制御を行う実施形態もある。図5に、輝度レベルの変化に追従して発光ダイオードの点灯個数を増減する制御例を示す。ここで、この例におけるプロジェクタは、暗い画像のみならず明るい画像もより明るく制御してコントラスト比をより向上するために、輝度レベルが30%から70%の範囲内では点灯個数を70%で一定に保ち、その他の輝度レベルにおいては輝度レベルの増減に追従するように点灯個数を制御する。ただし、この個数は決まった値ではなく、プロジェクタの性能によって最適となるように決定すればよいものである。
このような制御は、図1に示す実施形態に後述する点灯個数の比例制御の機能を付与することで実現可能である。輝度レベル判定部36には、予め第一の閾値と第二の閾値が設定されており、第一の閾値<第二の閾値とする。輝度レベル判定部36は、画面全体における映像信号の平均輝度レベルが第一の閾値≦平均輝度レベル<第二の閾値(条件C)を満たすか判定する。この条件Cを満たす場合、これを点灯個数制御部38に通知して、点灯個数制御部38は発光ダイオードの点灯個数を70%とし、一方、条件Cを満たさない場合、発光ダイオードの点灯個数を輝度レベルに比例するように制御する。例えば、図5においては第一の閾値を30%、第二の閾値を70%としており、条件Cを満たすのはP7からP11である。この時、全個数の70%のダイオードが点灯される。一方、P1からP6へと輝度レベルが低下していく場合には、それに応じて発光ダイオードの点灯個数を100%から70%へと段階的に減らしていく。また、P12からP17へと輝度レベルが低下していく場合には、同様に発光ダイオードの点灯個数を70%から0%へと段階的に減らしていく。このような閾値のみに依らない制御を行うことで、画像の明暗を滑らかに変化させ、明るい画像をより明るく、暗い画像をより暗くして、コントラスト比を向上させることができる。
本実施形態では、例として白色LEDの点灯個数の増減による光量制御の機能を備えたプロジェクタの構成を前提として点灯個数の制御を行っているが、白色LEDの駆動電流の増減による光量制御の機能を備えたプロジェクタの構成(図2の構成)で実施してもよい。また、本実施形態では、例として、条件Cを満たさない場合、発光ダイオードの点灯個数が輝度レベルに対する比例するように制御する方式としたが、この方式に限らず最適な値を算出する関数を定義して輝度レベル判定部36で演算して点灯個数制御部38に指示するようにしてもよい。
次に、三種類の基本色光(RGB)をそれぞれ発光する三種類の発光ダイオードを光源として備える液晶プロジェクタ80の実施形態を示す。図6にその構成を示す。ここでは、前述した白色LED32を光源として用いた液晶プロジェクタ10、40との差分のみを説明する。液晶プロジェクタ80には、電源92と、三色の基本色光(RGB)をそれぞれ照射し、内部に複数の発光ダイオードを有する照明装置90R、90G、90Bと、照射照明光学系88R、88G、88Bと、各照明装置90R、90G、90Bの駆動電流をそれぞれ制御する色調制御部87R、87G、87Bと、各色に対応する3枚の透過型の液晶パネル89R、89G、89Bと、液晶駆動回路82と、映像信号が含む三種類(RGB)の色信号の色濃度を予め設定された閾値と色ごとに大小比較を行う色濃度監視部86R、86G、86Bと、この三種類(RGB)の色信号の色濃度を互いに大小比較を行う色濃度比較部95を備える。ここで、色濃度とは各色信号の強さを意味し、本実施例においては色濃度監視部86R、86G、86Bが、前述した信号の輝度レベルと同様に、閾値との比較を行う。また、液晶プロジェクタ80は、照射されたR光とB光の照射方向を変化させるためのミラー85、クロスダイクロイックプリズム91、投映レンズ81、外部にある映像ソース33からの映像信号を遅延させる遅延回路83と映像信号から色信号を分離する分離回路94を備える。なお、分離回路94は、パソコンからの映像信号のように元々3色が分離している映像信号を処理する場合であれば必要ない。また、ミラー85は本実施形態のような配置のみに限らず、プロジェクタの構造に応じて必要な分だけ備えればよい。
次に作用について説明する。外部の映像ソース84から入力された映像信号は、照明装置90R、90G、90Bからの光とタイミングを合わせて液晶パネル89R、89G、89Bに出力されるために、色濃度監視部86R、86G、86Bの遅延補償を行う遅延回路83に入力されるとともに、映像信号を色単位に分離するために分離回路94に分岐して入力される。分離された三種類(RGB)の色信号は色濃度比較部95と、それぞれ色ごとに対応する色濃度監視部86R、86G、86Bに入力される。
電源92は、色調制御部87R、87G、87Bを介して照明装置90R、90G、90Bに駆動電流を供給しており、この色調制御部87R、87G、87Bは、色ごとに対応する色濃度監視部86R、86G、86Bでの判定結果に基づく信号と、色濃度比較部95から通知される色信号同士の色濃度の比較結果に基づいて駆動電流を制御する。
照明装置90Rから照射されるR光と照明装置90Bから照射されるB光はそれぞれミラー85により反射されて液晶パネル89R、89Bで画像情報が付加されてクロスダイクロイックプリズム91に入射し、照明装置90Gから入射されたG光と合わせて投映レンズ81に投射され、スクリーン93に完成した画像として結像される。
次に、上記の液晶プロジェクタ80の光量制御に関する作用について説明する。色濃度監視部86R、86G、86Bでは、画面全体における映像信号中の三種類の色信号(RGB)の色濃度の平均値をそれぞれ計算し、各々について予め設定された2つの異なる閾値との大小関係を判定する。ここで、第一の閾値<第二の閾値の関係にあるものとする。大小関係の判定は、前述した光量制御と同様に、第一の閾値については、色濃度の平均値<第一の閾値(条件D)を、一方、第二の閾値については、色濃度の平均値≧第二の閾値(条件E)を判定する。この判定結果は、色濃度監視部86R、86G、86Bから三種類の色信号(RGB)に対応する各色調制御部87R、87G、87Bにそれぞれ通知される。
一方、色濃度比較部95においては、分離回路94から入力された三種類の色信号(RGB)を基に、色濃度間の大小関係を判定する。具体的には、特定の色信号と他の2つの色信号において、これらの色濃度の差が予め設定された一定値より大きい場合に、特定の色信号の色濃度<他の2つの色信号の色濃度(条件F)、もしくは、特定の色信号の色濃度>他の2つの色信号の色濃度(条件G)を満たすかを判定する。これは、特定の色信号の濃度だけが強いか、もしくは弱いかを識別し、これを満たす場合は、特定の色信号、もしくは他の2つの色信号のいずれかを制御することで特定の色信号に対応する基本色光(RGB)の光量制御を行って色調を強調することができる状態と認識できるからである。この条件F、あるいは、条件Gのいずれも満たさない場合は、三種類の色信号(RGB)の色濃度が全て前述した一定値以内であり(条件H)、この時は、強調すべき色が存在しない状態と認識される。この判定結果は、色濃度比較部95から全ての色調制御部87R、87G、87Bに通知される。
各色信号ごとの色調制御部87R、87G、87Bは、対応する色濃度監視部86R、86G、86Bと色濃度比較部95から判定結果の通知を受け、この判定結果に基づき駆動電流を制御して基本色光(RGB)ごとの光量制御を行う。この制御において、該色信号が、前述した条件Fの「特定の色信号」のいずれかであるか、もしくは条件Gの「その他の2つの色信号」であると判定された時に、前述した条件Dを満たした場合は、電源92から対応する基本色光(RGB)の照明装置90R、90G、90Bに供給される駆動電流を予め設定した第一の電流値に減少させる。ここで、第一の電流値と第二の電流値については、予め第一の電流値<第二の電流値となるように設定されている。一方、該色信号が、前述した条件Fの「その他の2つの色信号」のいずれかであるか、もしくは条件Gの「特定の色信号」であると判定された時に、条件Eを満たした場合は、対応する駆動電流を予め設定した第二の電流値に増加させる。また、前述した条件Hや上記の条件を満たさない場合は、特定の色信号に対応する色調を強調する必要性がないため、電流制御は行われず、光量制御は全く行われない。
これにより、各基本色光を発光する発光ダイオードの光量が調整され、スクリーン93に投映した個々の画面において、暗い色はより暗く調整され、また、明るい色はより明るく調整されて、明るい色が画像全体で均一に強調される。
また、各照明装置90R、90G、90Bがそれぞれ複数の発光ダイオードを備えられている場合、前述した電流制御の代わりに、前述したようなスイッチによる発光ダイオードの点灯個数の制御を行ってもよい。この制御において、該色信号が、前述した条件Fの「特定の色信号」のいずれかであるか、もしくは条件Gの「その他の2つの色信号」であると判定された時に、前述した条件Dを満たした場合は、各照明装置90R、90G、90Bが備える発光ダイオードの点灯個数をスイッチ制御により予め設定した第一の個数に減少させる。一方、前述した条件Fの「その他の2つの色信号」のいずれかであるか、もしくは条件Gの「特定の色信号」であると判定された時に、条件Eを満たした場合は、点灯個数を予め設定した第二の個数に増加させる。ここで、第一の個数と第二の個数については、予め第一の個数<第二の個数となるように設定されている。また、前述した電流制御と同様に、前述した条件Hや上記の条件を満たさない場合、点灯個数制御は行われない。これにより、前述した内容と同様の効果が得られる。
次に、図7に3色を光源とする液晶プロジェクタ80の場合の駆動電流による制御例を示す。例として、ここでは第一の閾値を40%、第二の閾値を70%、前述した条件F及び条件Gにおける色濃度差を所定の色濃度の30%、第一の電流値を発光ダイオードの所定の電流値の70%、第二の電流値を所定の電流値(100%)としている。シーン1から5の映像信号70、71、72、73、74は場面ごとに色単位で明るさが異なっており、前述した画像全体の色濃度の平均値と第一の閾値及び第二の閾値との比較、さらに色濃度同士の比較の結果に応答して色単位で発光ダイオードの駆動電流が第一の電流値に、もしくは第二の電流値に制御され、シーン1から5の投映画面75、76、77、78、79に反映される。
シーン1の映像信号70において、全色(RGB)の色濃度が前述した条件Eを満たした状態で、駆動電流は初期値として第一の電流値に設定されており、結果として投映画面75において、いずれの色も強調せずに画像を表示する。次に、シーン2の映像信号71においては、G信号及びR信号が前述した条件Dを満たしているが、条件F及び条件Gをともに満たさないため、全色(RGB)の電流値は第一の電流値のままであり、結果として投映画面76において、いずれの色も強調せずに画像を表示する。このように、三種類の色信号(RGB)の色濃度に差がないときは、いずれかの閾値の条件(条件D、条件E)を満たしても光量制御を行わないことにより不適切な光量制御が発生することを防止している。
次に、シーン3の映像信号72においては、G信号とR信号について、前述した条件Dを満たし、さらに、それぞれの信号について条件G(「他の2つの信号」に該当)を満たすため、G光とR光の電流値が第二の電流値に設定される。一方、B光について、前述した条件Eを満たし、さらに、条件G(「特定の信号」に該当)を満たすため、B光の電流値が第一の電流値に設定され、結果として投映画面77において、海の青色が鮮やかに表示されることになる。
次に、シーン4の映像信号73においては、B信号とG信号について、前述した条件Eを満たし、さらに、それぞれの信号について条件F(「他の2つの信号」に該当)を満たすため、B光とG光の電流値が第二の電流値に設定される。一方、R信号について前述した条件Dを満たし、さらに、条件F(「特定の信号」に該当)を満たすため、R光の電流値が第一の電流値に設定され、結果として投映画面78において、海中の青色と緑色の成分が鮮やかに表示されることになる。
最後に、シーン5の映像信号74においては、B信号とR信号について、前述した条件Dを満たし、さらに、それぞれの信号について条件G(「他の2つの信号」に該当)を満たすため、B光とR光の電流値が第一の電流値に設定される。一方、G信号について、前述した条件Eを満たし、さらに、条件G(「特定の信号」に該当)を満たすため、G光の電流値が第二の電流値に設定され、結果として投映画面79において、木々の緑色が鮮やかに表示されることになる。このように、三種類の色信号(RGB)の色濃度に差があるときに、光量制御を行うことで特定の色を強調して画像を表示することが可能となる。
本実施形態においては、予め設定する色濃度の第一の閾値及び第二の閾値、さらに、第一の電流値及び第二の電流値を全色(RGB)において共通としているが、各色ごとに個別に設定してもよい。また、本実施形態においては、光量制御として各照明装置90R、90G、90Bの電流制御を行うようにしているが、同様の方法で各色の発光ダイオードの点灯個数を色単位で制御してもよい。
さらに、このような基本色光(RGB)を光源とするプロジェクタの光量制御方法は、図4を用いて説明した多段階の閾値による制御方法と、図5を用いて説明した閾値のみに依らない制御方法においても適用可能である。すなわち、多段階制御方法については、前述した第一の閾値群に含まれる各閾値に条件Dの第一の閾値を、また、前述した第二の閾値群に含まれる各閾値に条件Eの第二の閾値を適用することにより同様の基本色光(RGB)単位での光量制御が行うことができ、同様の効果を得ることができる。また、閾値のみに依らない制御方法については、条件Cを満たさない時に、該色信号が条件Fの「特定の色信号」に、もしくは条件Gの「他の2つの色信号」に相当する場合、該基本色光の光量を減少させ、一方、該色信号が条件Fの「他の2つの色信号」に、もしくは条件Gの「特定の色信号」に相当する場合、該基本色光の光量を増加させる。これにより同様の基本色光(RGB)単位での光量制御が行うことができ、同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態においては、発光ダイオードの光量調整について、発光ダイオードが連続発光状態であることを前提としたため、その駆動電流の増減により光量の調整を実現したが、発光ダイオードが一定周期で点滅する状態であった場合は、前記の駆動電流の増減による制御方法に加えて、点滅の周期の増減により光量の調整を実現することができる。これにより人間の目には高速な光の切り替わりは時間的に平均化されるために結果としては光量が変化しているように写ることになる。
複数の白色LEDを光源に持ち、発光ダイオードの点灯個数の制御機能を備えるプロジェクタの構成図である。 複数の白色LEDを光源に持ち、発光ダイオードの駆動電流の制御機能を備えるプロジェクタの構成図である。 複数の白色LEDを光源とするプロジェクタにおける発光ダイオードの光量制御の例である。 複数の白色LEDを光源とするプロジェクタにおける発光ダイオードの多段階閾値を用いた光量制御の例である。 複数の白色LEDを光源とするプロジェクタにおける発光ダイオードの閾値のみに依らない光量制御の例である。 三種類の基本色光の発光ダイオードを光源に持ち、各色ごとの光量制御機能を備えるプロジェクタの構成図である。 三種類の基本色光の発光ダイオードを光源に持つプロジェクタの各色ごとの光量制御の例である。
符号の説明
10、40、80 液晶プロジェクタ
33、84 映像ソース
38 点灯個数制御部
36 輝度レベル判定部
39 電流制御部
37、92 電源
19、90R、90G、90B 照明装置
30 ロッドインテグレータ
20 レンズ
21 偏光変換素子
32 白色LED
31 集光レンズ
11、88R、88G、88B 照明光学系
12、85 ミラー
13、14 ダイクロイックミラー
16、91 クロスダイクロイックプリズム
16a R光反射面
16b B光反射面
34、83 遅延回路
35、82 液晶駆動回路
15R、15G、15B、89R、89G、89B 液晶パネル
17、81 投映レンズ
18、93 スクリーン
50 シーン1(映像信号)(図3)
55 シーン1(投映画面)(図3)
51 シーン2(映像信号)(図3)
56 シーン2(投映画面)(図3)
52 シーン3(映像信号)(図3)
57 シーン3(投映画面)(図3)
53 シーン4(映像信号)(図3)
58 シーン4(投映画面)(図3)
54 シーン5(映像信号)(図3)
59 シーン5(投映画面)(図3)
70 シーン1(映像信号)(図7)
75 シーン1(投映画面)(図7)
71 シーン2(映像信号)(図7)
76 シーン2(投映画面)(図7)
72 シーン3(映像信号)(図7)
77 シーン3(投映画面)(図7)
73 シーン4(映像信号)(図7)
78 シーン4(投映画面)(図7)
74 シーン5(映像信号)(図7)
79 シーン5(投映画面)(図7)
86R、86G、86B 色濃度監視部
87R、87G、87B 色調制御部
94 分離回路
95 色信号比較部

Claims (2)

  1. 光源となる発光ダイオードと、入力された映像信号に応じて画像を表示する画像表示手段とを備え、前記発光ダイオードからの照明光を前記画像表示手段に照射して得た画像光をスクリーンに投射するプロジェクタにおいて、
    前記発光ダイオードは、前記映像信号に含まれる三種類の色信号に対応して互いに異なる基本色光を発光する三種類の発光ダイオードで構成されるとともに、
    映像信号中の前記三種類の色信号にそれぞれ基づき一画面全体の平均色濃度を個別に監視する色濃度監視手段と、
    この色濃度監視手段により前記三種類の色信号のうちの特定の色信号が他の色信号の色濃度に対して一定値以上の差があったときには、前記特定の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードまたは、前記他の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を増減する色調制御手段とを備え、
    前記色調整制御手段は、
    前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上低く、さらに、前記特定の色信号の平均色濃度が予め設定された第1閾値を下回る場合は、前記特定の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を減少させ、
    前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上高く、さらに、前記特定の色信号の平均色濃度が前記第1閾値よりも高く設定された第2閾値以上となる場合は、前記特定の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を増加させ、
    前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上低く、さらに、前記他の色の色信号の平均色濃度が前記第2閾値以上となる場合は、前記他の色の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を増加させ、
    前記特定の色信号が他の色信号の色濃度よりも前記一定値以上高く、さらに、前記他の色の色信号の平均色濃度が前記第1閾値を下回る場合は、前記他の色の色信号に対応する基本色光を発光する発光ダイオードの発光光量を減少させることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記色調制御手段は、
    前記発光ダイオードの発光光量を減少させる場合、発光光量を減少させる発光ダイオードに供給する電流を予め設定された第1電流とし、
    前記発光ダイオードの発光光量を増加させる場合、発光光量を増加させる発光ダイオードに供給する電流を前記第1電流よりも高い第2電流とすることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
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