JP5195864B2 - 固体撮像装置とその製造方法、及び撮像装置 - Google Patents
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Description
第1工程、第2工程及び第3工程では、高濃度の第1不純物領域と高濃度の第2不純物領域とが接するPN接合部が、半導体基板の表面側に凸の円錐状又は角錐状の形状をなし、かつこのPN接合部のポテンシャルが転送ゲートに向かって傾斜するように、第1不純物領域と前記第2不純物領域を形成する。第3工程では、転送ゲートをPN接合部の一部に重なるように形成する。
1.固体撮像装置の構成
2.第1の実施の形態
3.第2の実施の形態
4.適用例
図1は参考例に係るCCD固体撮像装置の構成例を示す概略図である。図示のように、画素アレイ1には、複数(多数)の画素2が二次元的(行列状)に配列されている。これら複数の画素2は、後述する半導体基板の基板面内に二次元的に配列されるものである。各々の画素2は、光電変換を行う光電変換素子を有する。画素アレイ1に設けられた画素2は、それぞれに対応する色フィルタを通して入射した光を上記光電変換素子によって光電変換する。
[固体撮像装置の構成]
図2は本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の構成例、特に光電変換素子の部分を示す断面図である。図2においては、半導体基板21の内部に、光電変換素子となるフォトダイオード22が形成されている。フォトダイオード22は、例えば、R(赤),G(緑),B(青)の色フィルタを有する固体撮像装置であれば、フィルタの色成分ごとに、形状や深さ位置を変えて形成してもよい。半導体基板21は、STI(Shallow Trench Isolation)型の素子分離部23により複数の単位画素領域に区画され、そのうちの一つを図示している。半導体基板21の表面は、例えば、酸化シリコンからなる絶縁膜24で覆われている。絶縁膜24は、画素トランジスタのゲート絶縁膜としても機能するものである。
図3〜図6は本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を説明する図である。まず、図3(a)に示すように、シリコン基板からなる半導体基板21の画素領域内でかつ基板内部の所要の深さ位置に、N型不純物領域30をイオン注入法により形成する。次に、N型不純物領域30を囲むように半導体基板21の内部にP-領域25(25-1,25-2,25-3,25-4)をイオン注入法により形成する。その後、半導体基板21上にSTI型の素子分離部23を形成する。なお、イオン注入法による不純物領域の形成工程と素子分離部23の形成工程は、どちらを先に行なってもよい。
注入エネルギー=1000〜1500keV、ドーズ量=1〜3E12
第2イオン注入工程(P-領域25-2の形成工程);
注入エネルギー=600〜1000keV、ドーズ量=1〜3E12
第3イオン注入工程(P-領域25-3の形成工程);
注入エネルギー=300〜600keV、ドーズ量=1〜5E12
第4イオン注入工程(P-領域25-4の形成工程);
注入エネルギー=100〜300keV、ドーズ量=1〜5E12
本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法としては、次のような方法を採用することも可能である。まず、上記同様の手法で半導体基板21に素子分離部23、P-領域25、N型不純物領域30を形成した後、図7(a)に示すように、半導体基板21上に酸化膜41とフォトレジスト膜42を順に積層した状態で形成する。酸化膜41の膜厚は、例えば、10nm程度とする。
図11は本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の第1変形例を説明する図であり、図中(a)は画素の平面図、(b)は(a)のA−A′断面図、(c)は(a)のB−B′断面図、(d)はフォトダイオードの斜視図である。この第1変形例では、半導体基板21の内部でフォトダイオード22の一部を構成するPN接合部29が円錐状の凸形状に形成されている。
図12は本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の第2変形例を説明する図であり、図中(a)は画素の平面図、(b)は(a)のA−A′断面図、(c)は(a)のB−B′断面図、(d)はフォトダイオードの斜視図である。この第2変形例では、半導体基板21の内部でフォトダイオード22の一部を構成するPN接合部29が四角錐状の凸形状に形成されている。なお、PN接合部29の凸形状は、四角錐状以外の角錐状であってもよい。また、角錐の稜線部に丸みがついていてもよい。
図13は本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の応用例を説明する図であり、図中(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′断面図、(c)は(a)のA−A′断面図である。なお、(a)のC−C′断面図は、単位画素領域を区画する素子分離部23の間の距離が異なるものの、基本的にはA−A′断面図と同様になる。この応用例では、半導体基板21の内部でかつ単位画素領域内に、凸形状をなすPN接合部29が複数形成されている。これら複数のPN接合部29は、基板面方向で連続的(互いに隣接する位置関係)に形成されている。このように半導体基板21の画素領域内に凸形状のPN接合部29を複数形成することにより、当該画素領域内に1つのPN接合部29を凸形状に形成する場合に比較して、フォトダイオード22の実効的なPN接合面積を広く確保することができる。
[固体撮像装置の構成]
図14は本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置の構成例を説明する図であり、図中(a)は画素の平面図、(b)は(a)のA−A′断面図である。図14においては、素子分離部23により区画された単位画素領域内に、前述した凸形状のPN接合部29が形成されるとともに、当該PN接合部29の頂部(最も突出した領域)に対応した位置に転送ゲート37が形成されている。転送ゲート37は、半導体基板21の表面から深さ方向に延在した縦型構造に形成されている。また、PN接合部29は、半導体基板21の表面から所要の深さ位置に形成されている。PN接合部29を形成する深さ位置は、当該PN接合部29に蓄積された信号電荷が画素トランジスタの動作に影響を与えないように、例えば、半導体基板21の表面から0.3μm以上深い位置とすることが望ましい。
先述した各々の実施形態に係る固体撮像装置は、例えばデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置において、その撮像デバイス(画像入力デバイス)として用いて好適なものである。
Claims (7)
- 半導体基板と、
前記半導体基板に二次元的に配列された複数の画素とを備え、
前記画素は、光電変換を行なう光電変換素子と、前記光電変換素子から信号電荷を読み出すための画素トランジスタを有し、
前記画素トランジスタは、転送ゲートを有する電荷読み出しトランジスタを含み、
前記光電変換素子は、
第1導電型の不純物によって前記半導体基板内に形成された第1不純物領域と、
前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物によって前記半導体基板内に前記第1不純物領域と接する状態で形成された第2不純物領域とを有し、
前記第1不純物領域は、不純物濃度が相対的に低い低濃度不純物領域と不純物濃度が相対的に高い高濃度不純物領域とを含み、
前記第2不純物領域は、不純物濃度が相対的に低い低濃度不純物領域と不純物濃度が相対的に高い高濃度不純物領域とを含み、
前記第1不純物領域の前記高濃度不純物領域と、前記第2不純物領域の前記高濃度不純物領域とが接するPN接合部が、前記半導体基板の表面側に凸の、円錐状又は角錐状の凸形状に形成され、
前記第2不純物領域の前記低濃度不純物領域上に前記第2不純物領域の前記高濃度不純物領域が形成され、
前記第2不純物領域の前記高濃度不純物領域によって前記凸形状が形成され、
前記第2不純物領域の前記高濃度不純物領域による凸形状を、前記第1不純物領域の前記高濃度不純物領域で覆うことにより、前記PN接合部が形成され、
前記第2不純物領域からなる凸形状と、前記第1不純物領域の前記高濃度不純物領域との前記PN接合部の周囲に、前記第1不純物領域の前記低濃度不純物領域が設けられ、
前記転送ゲートが前記PN接合部の一部に重なるように形成され、
前記凸形状をなすPN接合部のポテンシャルが前記転送ゲートに向かって傾斜している
固体撮像装置。 - 前記凸形状をなすPN接合部が単位画素内に複数形成されている請求項1に記載の固体撮像装置。
- 前記転送ゲートは、前記半導体基板の表面から深さ方向に延在した縦型構造に形成されている請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
- 前記転送ゲートは、単位画素領域内で前記凸形状をなすPN接合部の頂部に対応した位置に形成されている請求項3に記載の固体撮像装置。
- 前記転送ゲートは、前記凸形状をなすPN接合部の形成領域に対応して単位画素領域内に複数形成されている請求項3に記載の固体撮像装置。
- 光電変換を行なう光電変換素子と、前記光電変換素子から信号電荷を読み出すための画素トランジスタを有する複数の画素を形成すべき、半導体基板の画素領域内に、
前記半導体基板の内部に第1導電型の不純物を導入することにより低濃度の第1不純物領域を形成する第1工程と、
前記半導体基板の内部に前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物を導入することにより、前記第1不純物領域と接する状態で、低濃度の第2不純物領域と、前記低濃度の第2不純物領域上に、前記半導体基板の表面側に凸の、円錐状又は角錐状の凸形状の高濃度の第2不純物領域とを形成する第2工程と、
前記高濃度の第2不純物領域による凸形状を覆うように、高濃度の第1不純物領域を形成してPN接合を形成し、光電変換素子を形成する第3工程と、
前記画素トランジスタの電荷読み出しトランジスタを構成する転送ゲートとソース・ドレイン領域とを形成する第4工程とを有し、
前記第1工程、前記第2工程、及び前記第3工程では、前記高濃度の第1不純物領域と前記高濃度の第2不純物領域とが接するPN接合部が、前記半導体基板の表面側に凸の円錐状又は角錐状の凸形状をなし、かつ該凸形状をなす前記PN接合部のポテンシャルが前記転送ゲートに向かって傾斜するように、前記第1不純物領域と前記第2不純物領域を形成し、
前記第3工程では、前記転送ゲートを前記PN接合部の一部に重なるように形成する
固体撮像装置の製造方法。 - 固体撮像装置と、
被写体からの光を前記固体撮像装置に導く光学系とを備え、
前記固体撮像装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の固体撮像装置で構成されている
撮像装置。
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