JP5195526B2 - プロジェクター - Google Patents

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本発明は、プロジェクターに関する。
従来、プロジェクターにおいて、外装筐体内部に配設される冷却ファンの駆動により、外装筐体の側面部に形成された吸気口を介して外部の空気を導入し、外装筐体内部に配設される各構成部材を冷却する冷却構造が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載の冷却構造では、導入した空気から塵埃を除去するために、フィルターが採用され、フィルターは、吸気口と対向するように配設されている。
具体的には、フィルターは、外装筐体外部から着脱可能とし、外装筐体内部に装着されることで、吸気口から冷却ファンに向う空気の流路を閉塞し、前記流路を辿って冷却ファンに向う空気に含まれる塵埃を捕捉している。
特開2009−3317号公報
ところで、特許文献1に記載の冷却構造では、外装筐体内部において、吸気口とフィルターとの間の空間(以下、上流側空間)には、吸気口が常時、開放された状態であるため、吸気口を介して外部の塵埃等が侵入し、堆積しやすいものである。
このように上流側空間に塵埃が堆積した状態で、例えば、フィルターを交換するために外装筐体からフィルターを脱着した場合には、以下のような現象が生じてしまうという問題がある。
すなわち、フィルターの脱着に伴って上流側空間の空気が流動する。上流側空間の空気が流動すると、上流側空間に堆積した塵埃は、流動した空気とともに冷却ファンの配設空間(以下、下流側空間)に侵入する。
そして、上記の現象が生じた場合には、既に下流側空間に侵入した塵埃は、プロジェクターの使用時において、フィルターにて捕捉されることがなく、冷却ファンに空気とともに吸入され、内部の構成部材に送風されることで前記構成部材に付着してしまう。
本発明の目的は、フィルターの交換時において、冷却ファンの配設空間に塵埃が侵入することを防止できるプロジェクターを提供することにある。
本発明のプロジェクターは、吸気口が形成された外装筐体と、前記外装筐体内部を冷却する冷却ファンとを備えたプロジェクターであって、前記吸気口及び前記冷却ファンの間に設けられ、前記吸気口から前記冷却ファンに向う空気の流路を形成する空気導入部と、前記外装筐体外部から着脱可能とし、前記空気導入部に装着されることで、前記流路を閉塞して前記冷却ファンに向う空気に含まれる塵埃を捕捉する吸気フィルターと、前記吸気フィルターに対して前記流路の上流側に配設され、前記塵埃を捕捉するサブフィルターとを備え、前記サブフィルターは、前記空気導入部の内面に沿うように配設されていることを特徴とする。
本発明では、サブフィルターが、空気導入部内部における上流側空間(吸気口と吸気フィルターとの間の空間)において、空気導入部内面に沿って配設されている。すなわち、吸気口を介して上流側空間に侵入した塵埃は、サブフィルターにて補足されることとなる。このため、吸気フィルターを交換する際に、吸気フィルターの脱着に伴って上流側空間の空気が流動した場合であっても、上流側空間の塵埃がサブフィルターにて捕捉されているため、下流側空間(冷却ファンの配設空間)に侵入することを防止できる。
本発明のプロジェクターでは、前記吸気口は、前記外装筐体の底面部に形成され、前記サブフィルターは、前記底面部に平行となる位置に配設されていることが好ましい。
ところで、プロジェクターを天井等に吊り下げて(以下、天吊り)設置する場合に、底面部が天井等に対向するように設計されたプロジェクターでは、底面部に吸気口が形成されていると、天吊り設置した際に、プロジェクターを起動していない状態においても、当該吸気口を介して外部の塵埃等が自重により侵入しやすい。そのため、下方側を向いている天面部の内面に特に堆積しやすい。
本発明では、吸気口が底面部に形成されたプロジェクターにサブフィルターを採用しているので、下流側空間に塵埃が侵入することを効率的に防止できる。
また、サブフィルターは、底面部と平行となる位置に配設されるので、吸気口から自重により侵入した塵埃を効率的に捕捉できる。すなわち、上述したように設計されたプロジェクターを天吊り設置する場合では、底面部が上方側を向くため、プロジェクターを起動していない場合においても、吸気口を介して自重により侵入した塵埃等をサブフィルターにて捕捉できる。
本発明のプロジェクターでは、前記吸気フィルター及び前記サブフィルターは一体化されていることが好ましい。
本発明では、吸気フィルターとサブフィルターとが一体化されているので、吸気フィルターとともにサブフィルターを取り外すことができ、吸気フィルターのみならず、サブフィルターも同時に交換することができる。従って、サブフィルターが塵埃を捕捉する状態を良好に維持することができる。
本発明のプロジェクターでは、前記サブフィルターは、前記吸気フィルターに対して、前記吸気フィルターにおける塵埃を捕捉する捕捉面の面外方向に回動可能に軸支され、回動することで、前記捕捉面の少なくとも一部を閉塞する閉位置、または開放する開位置に移動し、前記空気導入部には、前記吸気フィルターが前記空気導入部に装着される際、前記閉位置に位置付けられた前記サブフィルター及び前記吸気フィルターの間に入り込んで前記サブフィルターを前記開位置に移動させる第1の回動突起が設けられていることが好ましい。
ところで、吸気フィルター及びサブフィルターは、外装筐体に形成された着脱開口部を介して外装筐体外部から着脱される。この際、吸気フィルター及びサブフィルターを小型化させて着脱することが作業上、望ましい。そのため、外装筐体内部に装着される前において、サブフィルターは、吸気フィルターの捕捉面を閉塞する閉位置に位置するように構成されている。
本発明では、サブフィルターは、捕捉面の面外方向に回動する。そして、空気導入部には、第1の回動突起が設けられている。これにより、吸気フィルター及びサブフィルターが外装筐体内部に装着される際に、第1の回動突起は、吸気フィルターとサブフィルターとの間に入り込み、サブフィルターを開位置に向けて移動させる。吸気フィルターを外装筐体内部に装着するだけで、サブフィルターを捕捉面の面外方向に回動させ、所望の位置(開位置)に配設することができる。
本発明のプロジェクターでは、前記空気導入部には、前記吸気フィルターが前記外装筐体から取り外される際、前記開位置に位置付けられた前記サブフィルターを押圧して前記閉位置に移動させる第2の回動突起が設けられていることが好ましい。
本発明では、空気導入部には、第2の回動突起が設けられている。吸気フィルターを外装筐体内から取り出す際、第2の回動突起は、サブフィルターを押圧しながら、サブフィルターを回動させ、所望の位置(閉位置)に配設することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターを背面上方側から見た斜視図。 前記プロジェクターを背面下方側から見た斜視図。 前記プロジェクターの内部構造の一部を示す斜視図。 前記プロジェクターの内部構造の一部を示す斜視図 フィルター装置の分解斜視図。 前記フィルター装置の構成を示す斜視図。 サブフィルターが回動する様子を背面下方側から見た斜視図。 前記プロジェクターの内部構造の一部を示す斜視図。 図8におけるIX−IX線断面図。 前記サブフィルターが回動する様子を背面上方側から見た斜視図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターの内部構造の一部を示す斜視図。 図11におけるXII−XII線断面図。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの外観構成]
図1は、本発明に係るプロジェクター1を背面上方側から見た斜視図である。
なお、以下では、プロジェクター1において投射側(投射レンズ3が配置された側)を前面とし、その反対側を背面とする。また、以下で記載する「上」、「下」は、図1における図面視において、上下に相当するものである。さらに、以下で記載する「左」、「右」は、背面側から見た場合の左右を意味するものである。
プロジェクター1は、画像情報に応じた画像を形成してスクリーン(図示略)上に投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2を備える。
外装筐体2は、アッパーケース2A及びロアーケース2Bで構成され、鉛直方向に交差する天面部21及び底面部22と、前面部23と、背面部24と、右側面部25と、左側面部26とを備え、略直方体形状を有する。そして、外装筐体2は、光源装置、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する液晶パネル等の光変調装置、及び前記光変調装置にて変調された光束を投射する投射レンズ3等を有する装置本体を収納する。
なお、前記装置本体については、種々の一般的なプロジェクターで利用されているため、具体的な図示を省略する。
外装筐体2の左側面部26の背面寄りには、図1に示すように、略矩形状の着脱開口部261が形成され、この着脱開口部261を介してフィルター装置4が外装筐体2外部から着脱される。
そして、外装筐体2内部には、フィルター装置4の他、冷却ファン5(図3参照)等が配設される。ここで、フィルター装置4は、吸気フィルター41(図4参照)と、サブフィルター42(図4参照)とを備えている。
なお、フィルター装置4、及び冷却ファン5の詳細については、後述する。
図2は、プロジェクター1を背面下方側から見た斜視図である。
外装筐体2の底面部22の背面寄りには、図2に示すように、複数の開口部221Aが左右方向に沿って並設し、外部の空気を導入するための吸気口221が形成されている。
[プロジェクターの内部構成]
図3、4は、本実施形態におけるプロジェクター1の内部構造の一部を示す斜視図であり、具体的には、図3は、プロジェクター1の背面上側を切り欠いて、フィルター装置4が外された状態の内部構造を示す図であり、図4は、プロジェクター1の背面上側を切り欠いて、フィルター装置4が外装筐体2外部から着脱される様子を示す図である。
天面部21及び底面部22の内面には、図2ないし図4に示すように、フィルター装置4の外装筐体2への着脱を案内するレール状の一対の案内部21A,22Aが左右方向に沿って形成されている。
ここで、外装筐体2内には、図3、4に示すように、冷却ファン5により吸気口221を介して空気が導入される空気導入部Dが形成される。
空気導入部Dは、外装筐体2に一体形成された区画板27にて、冷却ファン5と吸気口221との間に形成される上流側空間D1と、冷却ファン5が配設される下流側空間D2とに区画されている。区画板27は、背面部24に対向する位置に底面部22から立設されている。この区画板27には、略矩形状の吸気開口部10が左右方向に沿って形成される。
吸気開口部10は、図4に示すように、フィルター装置4が外装筐体2内に取り付けられることで閉塞される。これにより、プロジェクター1の起動時に、上流側空間D1に取り込まれた空気中の塵埃がフィルター装置4により除去され、塵埃が除去された空気が下流側空間D2へ導入される。
上流側空間D1は、区画板27、天面部21(図2)の一部、背面部24(図2)の一部、左側面部26の一部、外装筐体2に一体形成された区画板28、及び底面部22の一部で区画される空間である。区画板28は、左側面部26に対向する位置に底面部22から立設されている。また、この上流側空間D1には、第1の回動突起6、及び第2の回動突起7が配設されている。
第1の回動突起6は、略四角錐状に形成され、区画板28のアッパーケース2A側に配設されている。この第1の回動突起6は、先端部分が上流側空間D1の内部に対して向いており、側方に第1傾斜面61と、上方に第2傾斜面62と、基端部分に支持部63とを備えている。
第1傾斜面61は、前面部23に対して傾斜し、第2傾斜面62は、底面部22に対して傾斜している。また、第1傾斜面61と第2傾斜面62との稜線部分には、サブフィルター42の裏面を押圧する稜線部64が形成されている。
支持部63は、フィルター装置4が外装筐体2内に装着された際に、サブフィルター42を吸気フィルター41に対して直交する位置で支持する部分である。
第2の回動突起7は、略四角錐状に形成され、左側面部26の上端部分に配設されている。この第2の回動突起7は、先端部分が上流側空間D1の内部に対して向いており、側方に第1傾斜面71と、下方に第2傾斜面72(図10参照)とを備えている。
第1傾斜面71は、底面部22に対して傾斜し、第2傾斜面72は、天面部21に対して傾斜している。また、第1傾斜面71と第2傾斜面72との稜線部分には、サブフィルター42の表面を押圧する稜線部73(図10参照)が形成されている。
下流側空間D2は、容器状に形成されたダクト部材11、及び底面部22の一部によって区画された空間である。
ダクト部材11は、冷却ファン5を収納できる大きさに容器状に形成されている。また、ダクト部材11は、底面部22側が開口されて、当該開口部分が底面部22にて閉塞されるように底面部22に取り付けられる。このダクト部材11には、吸気開口部10に対応する位置が開口され、さらに、前面部23側に吐出開口部111が形成されている。
ここで、冷却ファン5は、図3、4に示すように、シロッコファンで構成され、空気を吸入する吸入口51が天面部21側に向き、空気を吐出する吐出口52が前面部23側に向きダクト部材11の吐出開口部111に接続されている。
そして、冷却ファン5は、空気導入部Dを介して、吸気口221から外部の空気を吸入し、吐出口52から吐出することで、例えば、前記装置本体を構成する光源装置等の光学部品を冷却する。
[フィルター装置の構成]
図5は、フィルター装置4の分解斜視図である。
フィルター装置4は、図4に示すように、着脱開口部261から案内部21A,22Aを介して、外装筐体2外部から着脱可能に設けられる。また、フィルター装置4は、図5に示すように、吸気フィルター41と、サブフィルター42とを備える。
吸気フィルター41は、外装筐体2内に装着されることで、空気導入部Dを辿って流通する空気の流路を閉塞し、プロジェクター1の起動時に前記流路を辿って冷却ファン5に向う空気に含まれる塵埃を捕捉する。この吸気フィルター41は、図5に示すように、枠体411と、吸気フィルター本体412とを備えている。
枠体411は、図5に示すように、略矩形状に形成されて、吸気フィルター本体412を嵌め込むための嵌め込み部4111を有している。この枠体411には、図5に示すように、フィルター装置4を外装筐体2外部から着脱する際に把持する把持部4112が左側面部26側に設けられているとともに、サブフィルター42が回動自在に取り付けられる筒状の軸支部4113が背面部24側の上端縁に二箇所、配設されている。
吸気フィルター本体412は、図5に示すように、空気導入部Dに取り込まれた空気中の塵埃を除去する静電フィルターで構成されている。より具体的に、吸気フィルター本体412は、静電気を帯電させた高分子繊維をプリーツ加工することにより、表面積を拡大させて塵埃の捕集効率を向上させている。本発明に係る捕捉面は、吸気フィルター本体412における塵埃を捕捉する面である。
サブフィルター42は、図5に示すように、収納部421と、サブフィルター本体422とを備えている。
収納部421は、図5に示すように、略矩形状の板体で構成され、嵌め込み部4211と、切欠部4212と、支持軸4213と、係合部4214とを備えている。
嵌め込み部4211は、前面部23側に向けて凹状に窪み、サブフィルター本体422を嵌め込む部分である。
切欠部4212は、吸気フィルター41の一対の軸支部4113の対応する位置に一対形成されている。
支持軸4213は、一対の切欠部4212から左右方向に向けて突出し、軸支部4113に嵌合する部分である。
係合部4214は、右側面部25側に形成され、フィルター装置4が外装筐体2内に装着された際に第1の回動突起6と係合する部分である。
サブフィルター本体422は、図5に示すように、略矩形状に形成され、プロジェクター1の起動していない状態において、上流側空間D1内に自重により侵入してきた塵埃を捕捉し、また、プロジェクター1の起動状態において、上流側空間D1内に取り込まれた空気中の塵埃を捕捉するものである。
このサブフィルター本体422には、収納部421の一対の切欠部4212の対応する位置に一対の切欠部4221が形成される。なお、サブフィルター本体422は、本実施形態では、静電フィルターで構成されているが、この他に粘着性シート、またはポリウレタンフォーム系フィルターを採用してもよい。
以上の構成によれば、フィルター装置4を着脱開口部261から外装筐体2内に装着する際、サブフィルター42は、支持軸4213を中心として第1の回動突起6により回動する。そして、サブフィルター42は、吸気フィルター41を開放する開位置に位置付けられる。
一方、フィルター装置4を着脱開口部261から外装筐体2外に取り出す際、サブフィルター42は、第2の回動突起7により押圧され、支持軸4213を中心として、吸気フィルター41を閉塞する閉位置に位置付けられる。
[フィルター装置の動作]
図7は、サブフィルター42が回動する様子を背面下方側から見た斜視図である。具体的には、フィルター装置4を外装筐体2内へ装着する際に、サブフィルター42が開位置に向けて回動する様子を示す図である。
図8は、プロジェクター1の内部構造の一部を示す斜視図であり、具体的には、プロジェクター1の背面上方側を切り欠いて、フィルター装置4が外装筐体2内に装着されている状態を示す図である。
図9は、図8におけるIX−IX線断面図である。
図10は、サブフィルター42が回動する様子を背面上方側から見た斜視図である。具体的には、フィルター装置4を外装筐体2外へ取り出す際に、サブフィルター42が閉位置に向けて回動する様子を示す図である。
図4に示すように、サブフィルター42が吸気フィルター41を閉塞する閉位置に位置付けられる状態において、フィルター装置4の把持部4112を把持しながら、フィルター装置4を着脱開口部261から挿入していく。そして、第1の回動突起6の先端部分は、図7に示すように、収納部421の係合部4214に接触して、吸気フィルター41とサブフィルター42との間に入り込む。
さらに、フィルター装置4を外装筐体2内に向けて挿入し続けると、図7に示すように、第1の回動突起6の稜線部64がサブフィルター42の裏面を側方へ向けて押圧する。これにより、サブフィルター42は、支持軸4213(図5参照)を中心として、吸気フィルター本体412の面外方向である上方へ向けて回動し始める。
そして、図8に示すように、フィルター装置4の右側面部25側の面が区画板28に当接し、フィルター装置4が外装筐体2内に装着されると、サブフィルター42は、第1の回動突起6の支持部63に支持される状態となる。すなわち、サブフィルター42は、図8及び図9に示すように、吸気フィルター41に対して直交する位置(天面部21及び底面部22に対して略平行となる位置)に配置され、吸気フィルター41を開放する開位置に配設される。
図8に示す状態(サブフィルター42が吸気フィルター41に対して直交している状態)からフィルター装置4を外装筐体2外へ取り外す場合には、先ず、フィルター装置4の把持部4112を把持して、フィルター装置4を着脱開口部261から外装筐体2外に引き出す。これにより、図10に示すように、第2の回動突起7の稜線部73がサブフィルター42の表面を押圧し始めて、サブフィルター42は、下方へ向けて回動し始める。
そして、図4に示すように、サブフィルター42が吸気フィルター41を閉塞する閉位置に位置付けられ、フィルター装置4が外装筐体2外へ取り外される。
上述した第1実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
(1)サブフィルター42が、空気導入部D内部における上流側空間D1において、空気導入部D内面に沿って配設されている。すなわち、吸気口221を介して上流側空間D1に侵入した塵埃は、サブフィルター42にて捕捉されることとなる。このため、フィルター装置4を交換する際に、フィルター装置4の脱着に伴って上流側空間D1の空気が流動した場合であっても、上流側空間D1の塵埃がサブフィルター42にて捕捉されているため、下流側空間D2に侵入することを防止できる。
(2)吸気口221が底面部22に形成されたプロジェクター1にサブフィルター42を採用しているので、下流側空間D2に塵埃が侵入することを効率的に防止できる。
また、サブフィルター42は、底面部22と平行となる位置に配設されるので、吸気口221から自重により侵入した塵埃を効率的に捕捉できる。すなわち、プロジェクター1を天吊り設置する際、底面部22が天井等と対向するように設計された場合では、底面部22が上方側を向くため、プロジェクター1を起動していない場合においても、吸気口221を介して自重により侵入した塵埃等をサブフィルター42にて捕捉できる。
(3)フィルター装置4は、吸気フィルター41とサブフィルター42とが一体化されているので、吸気フィルター41とともにサブフィルター42を取り外すことができ、吸気フィルター41のみならず、サブフィルター42も同時に交換することができる。従って、サブフィルター42が塵埃を捕捉する状態を良好に維持することができる。
(4)サブフィルター42は、吸気フィルター本体412の面外方向に回動する。そして、空気導入部Dには、第1の回動突起6が設けられている。これにより、フィルター装置4が外装筐体内に装着される際に、第1の回動突起6は、吸気フィルター41とサブフィルター42との間に入り込み、サブフィルター42を開位置に向けて移動させる。吸気フィルター41を外装筐体2内に装着するだけで、サブフィルター42を吸気フィルター本体412の面外方向に回動させ、所望の位置(開位置)に配設することができる。
(5)空気導入部Dには、第2の回動突起7が設けられている。吸気フィルター41を外装筐体2内から取り出す際、第2の回動突起7は、サブフィルター42を押圧しながら、サブフィルター42を回動させ、所望の位置(閉位置)に配設することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
前記第1実施形態でのフィルター装置4は、吸気フィルター41とサブフィルター42とが一体化されていたが、本実施形態では、これらを別体として、上流側空間D1の内面には、複数のサブフィルター42Aが取り付けられている。これにより、上流側空間D1には、第1、2回動突起6,7が配設されていない。
図11は、本実施形態におけるプロジェクター1の内部構造の一部を示す斜視図であり、具体的には、プロジェクター1の背面上方側を切り欠いて、吸気フィルター41が装着されている状態の内部構造を示す図である。
図12は、図11におけるXII−XII線断面図である。
サブフィルター42Aは、図11及び図12に示すように、天面部21の一部、左側面部26の一部、区画板28、及び背面部24の一部の四面部分に配設される。サブフィルター42Aは、プロジェクター1の起動していない状態において、吸気口221を介して上流側空間D1に侵入する塵埃を捕捉し、また、プロジェクター1の起動状態において、上流側空間D1内に取り込まれる空気中の塵埃を捕捉する。
上述した第2実施形態に係るプロジェクター1によれば、前記第1実施形態の(1)、(2)の効果と同様の効果を奏することができる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、吸気口221は、底面部22に形成されていたが、任意の位置に形成されていてもよい。
前記各実施形態では、フィルター装置4を左側面部26に形成された着脱開口部261からスライドさせて着脱させていたが、天面部21や底面部22に開口部を形成して、フィルター装置4を当該開口部を介して、外装筐体2外部から着脱してもよく、スライドでの着脱に限定されるものではない。
本発明は、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクターに利用できる。
1…プロジェクター、2…外装筐体、5…冷却ファン、6…第1の回動突起、7…第2の回動突起、22…底面部、41…吸気フィルター、42…サブフィルター、221…吸気口、D…空気導入部。

Claims (5)

  1. 吸気口が形成された外装筐体と、前記外装筐体内部を冷却する冷却ファンとを備えたプロジェクターであって、
    前記吸気口及び前記冷却ファンの間に設けられ、前記吸気口から前記冷却ファンに向う空気の流路を形成する空気導入部と、
    前記外装筐体外部から着脱可能とし、前記空気導入部に装着されることで、前記流路を閉塞して前記冷却ファンに向う空気に含まれる塵埃を捕捉する吸気フィルターと、
    前記吸気フィルターに対して前記流路の上流側に配設され、前記塵埃を捕捉するサブフィルターとを備え、
    前記サブフィルターは、前記空気導入部の内面に沿うように配設されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記吸気口は、前記外装筐体の底面部に形成され、
    前記サブフィルターは、前記底面部に対して略平行となるように配設されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記吸気フィルター及び前記サブフィルターは一体化されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記サブフィルターは、
    前記吸気フィルターに対して、前記吸気フィルターにおける塵埃を捕捉する捕捉面の面外方向に回動可能に軸支され、回動することで、前記捕捉面の少なくとも一部を閉塞する閉位置、または開放する開位置に移動し、
    前記空気導入部には、
    前記吸気フィルターが前記空気導入部に装着される際、前記閉位置に位置付けられた前記サブフィルター及び前記吸気フィルターの間に入り込んで前記サブフィルターを前記開位置に移動させる第1の回動突起が設けられている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記空気導入部には、
    前記吸気フィルターが前記外装筐体から取り外される際、前記開位置に位置付けられた前記サブフィルターを押圧して前記閉位置に移動させる第2の回動突起が設けられている
    ことを特徴とするプロジェクター。
JP2009048984A 2009-03-03 2009-03-03 プロジェクター Expired - Fee Related JP5195526B2 (ja)

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