JP5195338B2 - スピーカの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はスピーカ及びこのスピーカの製造方法に関するものである。
従来、スピーカを製造する際の各構成部品の組み立てにおいては、機械による作業は一般に困難であり、熟練を要する手作業に依存していた。
しかしながら、近年の小型化、薄型化されたスピーカに対しては、手作業による部品の位置ずれの影響が大きくなり、歩留まりが低くなっていた。
特に、スピーカ本体の小型化、薄型化に伴って、スピーカの構成部品の一つであるマグネットを小型化した場合、歩留まりの低下は顕著に現れる。
すなわち、マグネットを小型化した場合、これに伴う性能の低下を補うためにプレートとヨークとの間の狭ギャップ化が要求されるが、手作業ではスピーカの磁気回路体を構成するプレート、ヨーク、及びマグネットの各磁気回路部品を正確に配置することが難しく、ボイスコイルがプレートやヨークに接触してしまう恐れが生じ、この結果歩留まりが低下するのであった。
この課題に対して、治具を用いて各磁気回路部品を正確に配置し、狭ギャップ化を可能とするスピーカの製造方法が特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載の製造方法では、図18に示すように、第1の治具101及び第2の治具102を用いてプレート103、マグネット104、及びヨーク105を順次積み上げてスピーカの磁気回路体を製造していた。この結果、マグネット104をヨーク105の中央に、さらにマグネット104の中心軸とプレート103の中心軸とが同軸上になるように正確に配置することを可能としていた。
特開2007−336145号公報
確かに特許文献1に記載の製造方法によると、各磁気回路部品を正確に配置し、狭ギャップ化を達成することは可能であった。
しかしながら、この狭ギャップ化された磁気ギャップ内でボイスコイルが正確に上下振動できない場合、結局スピーカ駆動時にボイスコイルがプレートやヨークに接触してしまうのであった。
したがって、歩留まりが低下する可能性は依然として残されていた。
本発明ではこのような課題を解決し、スピーカの歩留まりを向上させることが可能な構造のスピーカを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明によるスピーカは、開口部を有するフレームと、前記フレームの内周部に結合され、底面が略矩形状のヨークと、前記ヨークの底部中央に結合された略矩形状のマグネットと、前記マグネットの前記ヨークとの結合面とは逆側の面に結合された略矩形状のプレートと、前記フレームにその外周部が結合された振動板と、前記振動板の底面に結合されるとともにその一部が前記ヨークと前記プレートとの間の磁気ギャップ内に配置されたボイスコイルとを備え、前記振動板は前記ボイスコイルとの結合部分の内側かつ近傍において、前記ヨーク側に突出した突出部を有することを特徴とする。
本発明のスピーカの構造によると、歩留まりを向上させることができる。
これは、本発明のスピーカの振動板がボイスコイルの内側かつ近傍においてヨーク側に突出した突出部を有することによる。
すなわち、本発明によるスピーカを製造する際には、振動板に設けられた突出部をその外周面をボイスコイルの内周面に沿わせるようにしてボイスコイルの内周部に挿入することにより、ボイスコイル載置部に載置されたボイスコイルを振動板の所定の位置に対して正確に位置決めでき、この結果ボイスコイルを振動板に精度よく結合させることができるのである。
したがって、本発明のスピーカの構造によると、ボイスコイルを振動板に対して精度よくセンタリングできるため、スピーカ駆動時にローリングが発生してしまう可能性を低減することができ、ボイスコイルを正確に磁気ギャップ内で振動させることができる。
この結果、ボイスコイルがプレートやヨークに接触する可能性を低減することができ、スピーカの歩留まりを向上させることができるのである。
以下、本実施の形態におけるスピーカ1と治具2との全体構成について、図1を用いて説明する。
図1は、スピーカ1が備える各部品と、治具2とが示された分解斜視図である。本実施の形態において、図1において示す上下の関係が、実際にスピーカ1を製造する際の上下の関係である。
スピーカ1は、図1に示されるように、フレーム3と、ヨーク4と、マグネット5と、プレート6と、ボイスコイル7と、振動板8と、プロテクタ9とを備える。このうちヨーク4及びプレート6は周縁部に切り欠き部を有しており、これらヨーク4、プレート6及びマグネット5によって磁気回路が形成される。
また、このスピーカ1を製造に用いる治具2は、4つのガイド部材10を備える。
本実施の形態においては、この治具のガイド部材10にスピーカ1の各構成部品を図1の矢印Aの向きにガイドし、順次積載することでスピーカ1を製造する。
次に、スピーカ1の各構成部品について説明する。
まず、フレーム3について図2を用いて説明する。図2はフレーム3の外観を示す図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は底面図、図2(c)は正面図、図2(d)は側面図である。
フレーム3は、樹脂からなり、図2に示されるように、略直方体の形状を有する。フレーム3の上面は、図2(a)に示されるように、長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっており、外周の各コーナー部は面取りされている。
さらに、図2(a)、(b)に示されるように、フレーム3の中央部には略矩形状の開口部11が設けられており、この開口部11の各コーナー部はR形状となっている。開口部11はスピーカ1の製造の際にヨーク4が挿入される部分である。なお、フレーム3は開口部11と外周部の間に載置部13を有している。この載置部13はスピーカ1の製造の際に、振動板8が載置、結合される部分である。
また、図2(b)、(c)に示されるようにフレーム3の底面かつ長辺側の部分に、フレーム3の一部を切り欠いたロック爪係止部12が4点設けられている。ロック爪係止部12はスピーカ1の製造の際に、後に説明するプロテクタ9のロック爪29を嵌合させ、プロテクタ9をフレーム3に固定する部分である。
次に、ヨーク4について、図3を用いて説明する。図3はヨーク4の外観を示す図であり、図3(a)は上面図、図3(b)は底面図、図3(c)は正面図、図3(d)は側面図である。
ヨーク4は、磁性材である鉄等からなり、底面14は、図3(a)(b)に示されるように、長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。底面14は各コーナー部にヨーク切り欠き部15を有する。このヨーク切り欠き部15は底面14に4点設けられ、切り欠いた部分の最も内側、すなわちヨーク4の底面の中心に最も近い部分の形状はR形状となっている。
また、底面14は、図3(c)に示されるように長辺側には長辺側側面16を有し、さらに図3(d)に示されるように短辺側には短辺側側面17を有している。すなわち、ヨーク4はこれら長辺側側面16及び短辺側側面17を備えることで、図1に示したようにコーナー部を切り欠いた略箱型形状となっている。
長辺側側面16は、図3(c)に示されるように長辺側の両端に横方向に突出した突出面16aを有している。また、短辺側側面17は、長辺側の両端に横方向に突出した突出面16bを有している。このように、長辺側側面16、短辺側側面17にそれぞれ突出面16a、突出面16bを設けることで、マグネット5及びプレート6からの磁束を受ける部分の面積を大きくしている。この結果、ボイスコイル7が磁気回路体から受ける磁束の数が多くなり、スピーカ1を駆動させた際にボイスコイル7は十分に上下振動できるようになる。
次に、マグネット5について図4を用いて説明する。図4はマグネット5の上面図である。なお、マグネット5は上面及び下面が同じ形状となっている。
マグネット5は、図4に示されるように長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。マグネット5の各コーナー部分は切り欠かれた構成になっており、マグネット5はマグネット切り欠き部18を4点有する。
次に、プレート6について図5を用いて説明する。図5はプレート6の外観を示す図であり、図5(a)は上面図、図5(b)は底面図である。
プレート6は略直方体の形状を有しており、図5(a)に示されるように、プレート6の上面は長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。プレート6の各コーナー部分は切り欠かれた構成になっており、プレート6はプレート切り欠き部19を4点有する。このプレート切り欠き部19は切り欠いた部分の最も内側、すなわちプレート6の中心に最も近い部分の形状はR形状となっている。
プレート6の下面は、図5(b)に示されるようにプレート6の上面と同一の形状となっている。ただし、プレート6の下面には周縁に沿ってトラック状の溝20が設けられている。この溝20はプレート6とマグネット5を接着剤にて接着する際に、余分な接着剤がプレート6の側方に溢れ出ることを防止する。
なお、プレート6の長辺及び短辺はそれぞれマグネット5の長辺及び短辺よりも長く、さらにプレート6のプレート切り欠き部19はマグネット5のマグネット切り欠き部18よりも小さい。したがって、プレート6とマグネット5を重ね合わせ、接着した際には、マグネット5の周縁部はプレート6の周縁よりも内側に配置させることができる。
また、プレート6の長辺側のプレート切り欠き部19同士の距離(図5(a)のL3)はヨーク4の長辺側のヨーク切り欠き部15同士の距離(図3(a)のL1)と等しく、プレート6の短辺側のプレート切り欠き部19同士の距離(図5(a)のL4)はヨーク4の短辺側のヨーク切り欠き部15同士の距離(図3(a)のL2)と等しい。したがって、プレート6とヨーク4とは、各コーナー部におけるプレート切り欠き部19の一部とヨーク切り欠き部15の一部が同一直線上となるように重ね合わせることができる。
次に、ボイスコイル7について図6を用いて説明する。図6はボイスコイル7の外観を示す図であり、図6(a)は上面図、図6(b)は正面図である。
ボイスコイル7は1本の配線を巻回し、図6(a)に示すように中央に中空部21を有する略矩形状となるように形成される。中空部21の長辺側の長さはプレート6やマグネット5の長辺よりも長く、短辺側の長さはプレート6やマグネット5の短辺よりも長いため、スピーカ1を組み立てる際にはプレート6やマグネット5をこの中空部21内に挿入することが可能である。
なお、ボイスコイル7の各コーナー部はR形状とし、スピーカ1を駆動させ、ボイスコイル7を上下方向に振動させた際に応力負荷がかかり過ぎないようにしている。さらに、ボイスコイル7からは図6(a)、図6(b)に示すように金糸線22が設けられている。スピーカ1を駆動させる際には、この金糸線22を介して音声信号を付加した交流電流を外部からボイスコイル7に流す。
次に、振動板8について図7を用いて説明する。図7は振動板8の外観を示す図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は底面図、図7(c)は正面図である。
振動板8は、図7(a)、図7(b)に示されるように略矩形状のボディ部23と、このボディ部23を取り囲むように結合されたエッジ部24にて構成される。このエッジ部24の外周部分は略矩形状となっており、各コーナー部はR状になっている。
スピーカ1駆動時には、このエッジ部24を変形させ、振動板8を上下方向に振動させる。したがって、スピーカ駆動時にかかる応力負荷を軽減するため、エッジ部24は音声出力方向側に突出し、湾曲した形状となっている。なお、本実施の形態ではエッジ部24は音声出力方向側に突出した形状としたが、これに限られるものではなく、例えば音声出力方向側とは逆方向に突出させた形状としてもよい。また、エッジ部24の外周縁部にはフレーム3に設けられた載置部13と同じ形状をなす外側結合部25が設けられており、スピーカ1の製造時にフレーム3の載置部13の上端面に結合される。
同様に、ボディ部23にはボイスコイル7の略矩形状と同じ形状の内側結合部26が設けられている。この内側結合部26は、ボイスコイル7の上端部が結合される位置である。なお、本実施の形態においては、この内側結合部26とは、単にボイスコイル7を結合させる位置を示すものであり、内側結合部26は溝状になっていたり、あるいは突出していたりすることはなく、その周辺部に対して平坦な構成となっている。
さらに、この略矩形状の内側結合部26の内側かつ各コーナー部付近には図7(b)、図7(c)に示されるように円形の突出部27が設けられており、本実施の形態においてはボディ部23にこの突出部27が4点設けられている。この突出部27は、図7(c)における下側方向、すなわちヨーク4側に突出するように設けられている。
次に、プロテクタ9について図8を用いて説明する。図8はプロテクタ9の外観を示す図であり、図8(a)は上面図、図8(b)は正面図である。
プロテクタ9は磁気回路体や振動板8等のスピーカ1の構成部品を外部から保護する部品であり、図8(a)に示すようにプロテクタ9の上面は長辺側の部分と短辺側の部分とからなる略矩形状となっている。このプロテクタ9の外周部の形状は、振動板8の外周部の形状と略同一(相似)形状に形成されている。
また、プロテクタ9には、図8(a)に示すように円形状の放音孔28が3点設けられている。スピーカ1を駆動させた際には、振動板8から再生される音はこの放音孔28を通って外部に放射される。なお、本実施の形態においてはこの放音孔28を3点設ける構成としたが、この構成に限られることなく、さらに多くの放音孔28を設ける構成としてもよいし、あるいはその配置の仕方を変えてもよい。
さらに、図8(b)に示すように、プロテクタ9の各長辺側にはロック爪29が2本ずつ設けられている。このロック爪29は、スピーカ1の製造時にフレーム3のロック爪係止部12と嵌合される。
次に、治具2について図9を用いて説明する。図9は治具2の外観を示す図であり、図9(a)は上面図、図9(b)は正面図、図9(c)は治具2に設けられたガイド部材10及びボイスコイル載置部31の拡大図である。
図9(a)、図9(b)に示されるように、治具2は直方体の略直方体の基礎部30と、この基礎部30の上端面である載置面30aの中央部付近に設けられた4点の棒状のガイド部材10、及びそれぞれのガイド部材10付近に設けられたボイスコイル載置部31からなる。これら4つのガイド部材10はそれぞれ図9(a)の点線にて示す略矩形状のコーナー部に配置されている。すなわち、これら4つのガイド部材は、なす形状が略矩形状となるように配置されている。なお、これらガイド部材10はスピーカ1の製造時に前述の各構成部品をガイドする。
また、図9(a)、図9(b)に示されるように、載置面30aは平板状となっており、その中央部には磁性体32が埋設されている。本実施の形態においては、磁性体32の一部が図9(a)にて点線で示した略矩形状中央の丸印の部分から外部へ露出した構成としているが、この構成に限らず磁性体32を治具2に完全に埋設し、外部へ露出しない構成としてもよい。
ガイド部材10は、図9(b)(c)に示されるように、載置面30aに対して垂直であり、下端部から上端部付近にかけて一直線となった直線状の第1のガイド部分33及び第2のガイド部分34を有する。第1のガイド部分33は上述のガイド部材10がなす矩形状の内側に位置し、第2のガイド部分34はガイド部材10がなす矩形状の外側に位置する。これら2つのガイド部分のうち、第1のガイド部分33はヨーク4及びプレート6をガイドする部分であり、下端部は載置面30aに接続されている。また、第2のガイド部分34はボイスコイル7の内周部をガイドする部分であり、中央部付近でボイスコイル7を載置するためのボイスコイル載置部31と接続されている。なお、本実施の形態においてはガイド部材10の形状を円柱状としたが、これに限らずに例えば角柱状など、その下端部から上端部付近にかけて載置面30aに対して垂直な直線部分を有する形状であればよい。ただし、本実施の形態のように円柱状とした場合、スピーカ1の各構成部品を傷つける可能性を低減できるため、ガイド部材10は円柱状であることが望ましい。なお、ガイド部材10の先端はスピーカ1の各構成部品をガイド部材10にガイドさせる際に、各構成部品を傷つけることのないよう径を中央部や下端部に比べて小さくしている。あるいは、ガイド部材10を円筒状とし、先端をかしめた構成としても各構成部品の破損を防ぐことができる。
さらに、治具2は図9(c)に示されるように上端面が平面となったボイスコイル載置部31を備える。このボイスコイル載置部31はスピーカ1を製造する際に、ボイスコイル7をその上端面に載置し、ボイスコイル7を所定の高さにて保持し、ヨーク4とプレート6が形成する磁気ギャップ内にボイスコイル7を所定の高さにて正確に配置するために設けられた部分であり、全高がガイド部材10よりも低くなるように設計されている。また、このボイスコイル載置部31は図9(a)にて点線で示した略矩形状の外側に配置されている。
なお、本実施の形態では、ボイスコイル載置部31はガイド部材10と一体としており、ボイスコイル載置部31とガイド部材10との間に隙間はない。
以下、スピーカ1の製造工程について説明する。
第1の工程は、治具2にフレーム3が載置される工程である。
この工程においては、図10に示すように開口部11に治具2のガイド部材10及びボイスコイル載置部31が位置するようにフレーム3を治具2の載置面30aに載置する。ここで、図10〜図13においてはガイド部材10及びボイスコイル載置部31を点線で示し、製造工程におけるスピーカ1の各構成部品とガイド部材10及びボイスコイル載置部31の概ねの位置関係を示す。なお、基礎部30や載置面30aは省略し、図10〜図13において図示していない。
図10において示されるように、フレーム3を治具2に載置した際には4つのガイド部材10及びボイスコイル載置部31は開口部11の各コーナー部付近に位置することになる。
なお、この工程においてフレーム3を載置面30aに対して正確に位置決めする必要はなく、ある程度の精度にて載置すればよい。例えばフレーム3とガイド部材10及びボイスコイル載置部31が接触した状態で次の工程に進んだとしても問題はない。これは、後の工程でフレーム3とヨーク4を結合する際に、ヨーク4をフレーム3の開口部11に嵌め込むことでフレーム3が自動的にヨーク4及びガイド部材10に対して位置決めされるからである。
第2の工程は、ヨーク4がガイド部材10にてガイドされ、ヨーク4がフレーム3と結合される工程である。
この工程においては、まず図11に示すように各ガイド部材10の第1のガイド部分33をヨーク4の各ヨーク切り欠き部15に接触させる。この状態で、第1のガイド部分33に沿いながらヨーク4を図1にて示した矢印方向にガイドさせ、第1の工程において治具2の載置面30aに載置したフレーム3の開口部11に嵌め込む。この結果、ヨーク4がフレーム3と結合される。なお、前述したようにこの工程により、フレーム3がヨーク4及びガイド部材10に対して位置決めされる。
第3の工程は、マグネット5を接合したプレート6がガイド部材10にてガイドされ、マグネット5とヨーク4が結合される工程である。
この工程を行うにあたって、予めマグネット5の上面とプレート6の下面を接着剤によって接着しておく。この際、マグネット5の一部がプレート6のプレート切り欠き部19からはみ出していると、プレート切り欠き部19をガイド部材10にてガイドすることが不可能となるため、接着の際にはマグネット5がプレート切り欠き部19からはみ出ないように接着する。なお、このことからわかるようにマグネット5はプレート6よりも長辺及び短辺が短い、あるいはマグネット切り欠き部18がプレート切り欠き部19よりも大きいなど、マグネット5がプレート切り欠き部19からはみ出ないよう設計されている。
また、マグネット5の下面にはヨーク4と結合するための接着剤を予め塗布しておく。
そして、図12に示されるようにマグネット5が接合されたプレート6の各プレート切り欠き部19を各ガイド部材10の第1のガイド部分33に接触した状態にする。
この状態で、第2の工程におけるヨーク4と同様に、第1のガイド部分33に沿いながらプレート6を図1にて示した矢印方向にガイドさせ、プレート6の下面に接合したマグネット5の下面をヨーク4と接触させ、接着する。ここで、第1のガイド部分33は治具2の載置面30aに対して垂直な直線状となっているため、ヨーク切り欠き部15及びプレート切り欠き部19の一部は載置面30aに対して垂直な同一直線上に位置することになる。
このように第1の工程から第3の工程により、ヨーク4とプレート6との間に磁気ギャップを有する磁気回路体が製造されることになる。
第4の工程は、ボイスコイル7がガイド部材10にてガイドされ、磁気ギャップに挿入され、さらにボイスコイル載置部31に載置される ボイスコイル載置工程である。
この工程においては、まず図13に示すように、ボイスコイル7の内側のコーナー部分を各ガイド部材10の第2のガイド部分34に接触させる。この状態で、第2のガイド部分34に沿いながらボイスコイル7を図1にて示した矢印方向にガイドさせる。ここで、治具2にはボイスコイル載置部31が設けられているため、ボイスコイル7はボイスコイル載置部31に載置される。したがって、ボイスコイル7はそれ以上載置面30a側に移動することはなく、ボイスコイル7を所定の位置に保持することができる。なお、この際ボイスコイル7の上端は、後に振動板8と結合するためにガイド部材10の上端よりも上側(載置面30aとは逆側)に突出している。
そして、この工程によりボイスコイル7は第3の工程にて形成した磁気回路体に接触することなく、磁気ギャップに挿入されることになる。さらに、ボイスコイル載置部31にてボイスコイル7を所定の位置にて保持するため、ボイスコイル7が必要以上に深く磁気ギャップに挿入されてしまうことはない。
第5の工程は、振動板8がボイスコイル7と結合されるボイスコイル結合工程である。第5の工程について、図14を用いながら以下に説明する。なお、図14(a)は第4の工程によりボイスコイル7がボイスコイル載置部31に載置された状態を示す要部断面拡大図(図13のaa断面図)、図14(b)は第5の工程にて振動板8の突出部27をボイスコイル7の内周部に挿入した状態の要部断面拡大図、図14(c)はボイスコイル7を接続した状態の振動板8の裏面斜視図である。
第4の工程により、図14(a)に示されるように、ボイスコイル載置部31にはボイスコイル7が載置された状態となる。この際、ボイスコイル7の内周側はガイド部材10と接した状態となっており、またボイスコイル7のボイスコイル載置部31の逆側の端部は、図14(a)に示されるように、ガイド部材10の先端よりも上方向に突出した状態となっている。
この状態のボイスコイル7に、振動板8をさらに載置する。この際、突出部27の外周面をボイルコイル7の内周面に沿わせるように接触させながら、ボイスコイル7の内周部に突出部27を挿入する。この際、上述したように、ボイスコイル7の端部がガイド部材10の先端よりも上方向に突出した状態であるため、ボイスコイル7の内周部に突出部27を挿入するとボイスコイル7のボイスコイル載置部31とは逆側の端部は必然的に振動板8の内側結合部26と接触する。この結果、図14(b)に示すような状態となる。
ここで、ボイスコイル7の先端がガイド部材10よりも突出した距離t1は突出部27の内側結合部26からの高さT1よりも大きい(t1>T1)となっていることが望ましい。これは、ボイスコイル7の先端がガイド部材10よりも突出した距離t1を突出部27の内側結合部26からの高さT1よりも大きいものとし、突出部27の下端部とガイド部材10の上端部の間に隙間を設けると、ボイスコイル7と振動板8の結合のために用いる接着剤がはみ出して突出部27の下端部とガイド部材10の上端部を誤って接着してしまうことを防ぐことができるためである。
そして、ボイスコイル7の上端部には接着剤が予め塗布されているため、ボイスコイル7が振動板8の内側結合部26に接着され、固定される。この結果、図14(c)に示すように、振動板8とボイスコイル7が結合された状態となる。なお、図14(c)は振動板8とボイスコイル7が結合された状態を示すための図であり、実際の製造工程においては、このように結合された状態の振動板8とボイスコイル7を治具2から取り外すものではない。
また、第5の工程においては、振動板8とボイスコイル7とを結合することと同時に、振動板8の外側結合部25はフレーム3の載置部13に載置され、これら外側結合部25と載置部13とが接着剤によって接着され、結合される。
第6の工程は、プロテクタ9がフレーム3に結合される工程である。
この工程ではプロテクタ9が備える4本のロック爪29を、それぞれ対応するロック爪係止部12に引っかける。これにより、プロテクタ9がフレーム3に装着される。さらに、フレーム3とプロテクタ9が接着剤によって接合され、固定される。
第7の工程は、第6の工程までの状態のスピーカ1を治具2から抜き取る工程である。
この工程では、第6の工程までの状態のスピーカ1を図1の矢印とは逆の方向に移動させる。この結果、スピーカ1を治具2から抜き取ることができる。
以上の工程を経ることにより、図15に示すようなスピーカ1が完成する。ここで図15(a)はスピーカ1の斜視図、図15(b)はスピーカ1の上面図、(c)は図15(b)の一点鎖線BC部分におけるスピーカ1の断面図である。図15(c)に示されるようにボイスコイル7は他の構成部品に接触することなく、ヨーク4とプレート6の間の磁気ギャップに挿入された状態となっており、またスピーカ1駆動時においてもボイスコイル7が磁気回路体に接触することはない。したがって、スピーカ1は信頼性に優れたものとなっている。
ここで、図16(a)にスピーカ1の裏面斜視図を示す。
図16(a)に示すように、本実施の形態におけるスピーカ1は直線状のガイド部材10を用いて製造を行ったため、ヨーク4底面から振動板8の下部まで貫通する孔35を有している。さらに、この孔35それぞれの側部においてフレーム3に切り欠き36が設けられている。したがって、本実施の形態におけるスピーカ1は背面であるヨーク4底面全体を基板に接合したとしても、振動板8の背面の空気をこれら孔35及び切り欠き36を介してスピーカ1外部へ逃がすことができる。この結果、本実施の形態のスピーカ1は振動板8の背面の空気を外部へ逃がすために基板とスピーカ1の間にスペーサを設ける必要がなく、薄型化が可能となっている。
さらに、図16(b)に示すように、切り欠き36部の形状をフレーム3外周部に向けて拡がったテーパ状とすると、振動板8の裏面の空気を外部へ逃がした際の風切り音の発生を防止することができる。
以下、本実施の形態のスピーカ1の効果を説明する。
まず、本実施の形態におけるスピーカ1の構造によるとスピーカ1の製造時の歩留まりを向上させることができる。
これは、スピーカ1において振動板8に突出部27を設けたことによる。
すなわち、スピーカ1の製造時には、振動板8に設けられた突出部27の外周面をボイスコイル7の内周面に沿わせるようにして突出部27をボイスコイル7の内周部に挿入することにより、ボイスコイル載置部31に載置されたボイスコイル7を振動板の所定の位置に対して正確に位置決めでき、この結果ボイスコイル7を振動板8に正確に結合させることができるのである。このように、振動板8に対して精度よくセンタリングされたボイスコイル7は、スピーカ1駆動時にローリングすることなく正確に磁気ギャップ内で上下振動する。
したがって、本実施の形態のスピーカ1の構成によると、ボイスコイル7がヨーク4やプレート6に接触する可能性を低減することができ、スピーカ1の製造時の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態では、突出部27をボイスコイル7の内周部に挿入させる際に、振動板8の各コーナー部に設けられた4点の突出部27がそれぞれボイスコイル7の各コーナー部に接触しており、ボイスコイル7の振動板8に対する位置決めの精度はさらに高められたものとなっている。
また、ボイスコイル7と振動板8を結合する際には、突出部27の先端とガイド部材10の先端は接触していない構成としたことにより、余分な接着剤がガイド部材10に付着し、誤ってガイド部材10と振動板8とを接着してしまうことを防いでいる。この構成により、さらにスピーカ1の製造時の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態の治具2を用いたスピーカ1の製造方法では、治具2以外の治具を用いる必要はなく、1つの治具のみでスピーカ1を製造することが可能である。すなわち、従来の製造方法では、2つの治具、あるいはそれ以上の数の治具を用いる必要があり、手間がかかるものであったが、本実施の形態の治具2によるとこのような手間をかけることなくスピーカ1の磁気回路体部分を製造できるという効果も有する。さらに、本実施の形態の治具2では順次スピーカ1の構成部品を積載するのみでスピーカ1を製造できるため、工程に無駄が少ないものである。
また、振動板8の突出部27はボイスコイル7の接続位置である内側結合部26の各コーナー部の近傍に設けることが望ましい。各コーナー部に突出部27を設けた場合、振動板8とボイスコイル7の結合時に振動板8が水平方向にずれることを防ぐことができ、内側結合部26の長辺の中央付近や短辺の中央付近に突出部27を設けた場合に比べ、ボイスコイル7を振動板8に対してより正確に位置決めできるからである。特に、本実施の形態のスピーカ1では突出部27はボイスコイル7の内周面に各コーナー部において接触した状態となっており、突出部27の外周面とボイスコイル7の内周面のせん断方向の摩擦力によって、ボイスコイル7が振動板8から剥離しにくい状態となっている。したがって、本実施の形態のスピーカ1はボイスコイル7と振動板8との結合強度が優れたものとなっている。
また、ヨーク4のヨーク切り欠き部15、プレート6のプレート切り欠き部19、及び突出部27は、ヨーク4の底面と垂直な同一線上に配置されていることが望ましい。
この構成によると、上述したように治具2に設けられた直線状のガイド部材10を用い、各構成部品を積載するのみでスピーカ1を製造することができ、優れた生産効率にてスピーカ1を製造することができる。
また、ボイスコイル載置工程である第4の工程において、ボイスコイル載置部31に載置されたボイスコイル7のボイスコイル載置部31とは逆側の端部は、ガイド部材10の先端よりも突出していることが望ましい。
この構成により、突出部27をボイスコイル7の内側に挿入した際に、ガイド部材10の上端部と突出部27の下端部とを接触させることなくボイスコイル7を振動板8に結合させることができる。
また、上述した製造工程のように、第4の工程の前に、フレーム3が治具2に載置される第1の工程と、ヨーク4に設けられたヨーク切り欠き部15の一部が治具2のガイド部材10にガイドされ、ヨーク4がフレーム3に結合される第2の工程と、マグネット5を接合したプレート6に設けられたプレート切り欠き部19の一部が治具2のガイド部材10にガイドされ、マグネット5がヨーク4に結合される第3の工程とを備えることが望ましい。
これらの工程を備えることにより、本実施の形態における製造方法では、1つの治具2を用いて各構成部品を積載するのみでスピーカ1の製造を行うことができ、さらにボイスコイル7を正確に振動板8に対して位置決めできるとともに磁気ギャップ内に正確に挿入することができる。
また、本実施の形態においては、第3の工程においてマグネット5を予めプレート6に接着した状態としたが、これに限らずマグネット5をプレート6には予め接着しなくともスピーカ1を製造することが可能である。
すなわち、第2の工程の後、図17に示すように予めヨーク4との接着用の接着剤を塗布したマグネット5のマグネット切り欠き部18をガイド部材10の第1のガイド部分33に接触させ、この状態からマグネット5を図1の矢印の方向へと移動させる。そして、マグネット5をヨーク4と接触させ、これらを接着した後に、プレート6を実施の形態1と同様にガイド部材10を用いて図1の矢印方向に移動させ、マグネット5と接着すると、上述の製造工程と同様のスピーカ1を製造することができる。
なお、マグネット5を予めプレートに接着する場合、マグネット5のコーナー部を切り欠く必要はなく、マグネット5の加工が容易となる長所がある。
なお、第1のガイド部分33の下端部は前記載置面に接続され、第2のガイド部分34の下端部はボイスコイル載置部31の上端面に接続されていることが望ましい。
ここで、例えばボイスコイル載置部31とガイド部材10とが別体であるとすると、ボイスコイル7がボイスコイル載置部31の上に載らず、ボイスコイル載置部31とガイド部材10の間の隙間に落ちてしまうことが考えられる。
一方、本実施の形態のように、ボイスコイル載置部31とガイド部材10とを一体化し、第2のガイド部分34の下端部をボイスコイル載置部31の上端面に接続した構成にすると、ボイスコイル7をボイスコイル載置部31の上端面に確実に載置することができるからである。
また、治具2の内部には磁性体32が埋設されていることが望ましい。
これは磁性体32を治具2に埋設することにより、金属であるヨーク4や、マグネット5を治具2上にしっかりと固定させることができるからである。この結果、スピーカ1の製造中に何らかのはずみにより、スピーカ1の構成部品がガイド部材10から外れることを防止でき、よりスピーカ1の生産効率を高めることができる。特に、この磁性体32は4点のガイド部材がなす略矩形状の中心部付近に埋設されているとその効果がより顕著となる。
以上、説明したように本実施の形態におけるスピーカ1の構成によると、スピーカ1駆動時にボイスコイル7がプレート6やヨーク4に接触する可能性を低減することができ、スピーカ1の製造時の歩留まりを向上させることができるのである。
本発明のスピーカの構造によるとボイスコイルを振動板に対して正確にセンタリングでき、スピーカ駆動時にボイスコイルがヨークやプレートに接触してしまう可能性を低減することができる。したがって、本発明によるとスピーカを製造する際の歩留まりを向上させることができる。また、本発明のスピーカは狭ギャップ化された磁気ギャップ内でも正確に上下振動することができ、携帯電話等の小型の電子機器に好適に採用し得る。
スピーカ1の構成部品と治具2の分解斜視図 フレーム3の外観を示す図であり、(a)はフレーム3の上面図、(b)はフレーム3の底面図、(c)はフレーム3の正面図、(d)はフレーム3の側面図 ヨーク4の外観を示す図であり、(a)はヨーク4の上面図、(b)はヨーク4の底面図、(c)はヨーク4の正面図、(d)はヨーク4の側面図 マグネット5の上面図 プレート6の外観を示す図であり、(a)はプレート6の上面図、(b)はプレート6の底面図 ボイスコイル7の外観を示す図であり、(a)はボイスコイル7の上面図、(b)はボイスコイル7の正面図 振動板8の外観を示す図であり、(a)は振動板8の上面図、(b)は振動板8の底面図、(c)は振動板8の正面図 プロテクタ9の外観を示す図であり、(a)はプロテクタ9の上面図、(b)はプロテクタ9の正面図 治具2の外観を示す図であり、(a)は治具2の上面図、(b)は治具2の正面図、(c)はガイド部材10及びボイスコイル載置部31の拡大正面図 製造時におけるガイド部材10とフレーム3の位置関係を示す図 製造時におけるガイド部材10とヨーク4の位置関係を示す図 製造時におけるガイド部材10とプレート6の位置関係を示す図 製造時におけるガイド部材10とボイスコイル7の位置関係を示す図 ボイスコイル7と振動板8の結合方法を示す図であり、(a)はボイスコイル7がボイスコイル載置部31に載置された状態を示す要部断面拡大図、(b)はガイド部材10と突出部27とを連結した状態の要部断面拡大図、(c)はボイスコイル7を接続した振動板8の裏面斜視図 スピーカ1を示す図であり、(a)はスピーカ1の斜視図、(b)スピーカ1の上面図、(c)はスピーカ1の断面図 スピーカ1の裏面斜視図であり、(a)は実施の形態1のスピーカ1の裏面斜視図、(b)は実施の形態1のスピーカ1の変形例の裏面斜視図 本発明の変形例における製造方法のマグネット5とガイド部材10の位置関係を示す図 従来のスピーカの製造方法を示す図
符号の説明
1 スピーカ
2 治具
3 フレーム
4 ヨーク
5 マグネット
6 プレート
7 ボイスコイル
8 振動板
9 プロテクタ
10 ガイド部材
11 開口部
12 ロック爪係止部
13 載置部
14 底面
15 ヨーク切り欠き部
16 長辺側側面
16a 突出面
16b 突出面
17 短辺側側面
18 マグネット切り欠き部
19 プレート切り欠き部
20 溝
21 中空部
22 金糸線
23 ボディ部
24 エッジ部
25 外側結合部
26 内側結合部
27 突出部
28 放音孔
29 ロック爪
30 基礎部
30a 載置面
31 ボイスコイル載置部
32 磁性体
33 第1のガイド部分
34 第2のガイド部分
35 孔
36 切り欠き

Claims (3)

  1. 直線状のガイド部分を有するガイド部材及びボイスコイルを載置するためのボイスコイル載置部を備えた治具が用いられるスピーカの製造方法であり、
    ボイスコイルの内周部が前記ガイド部材にガイドされ、前記ボイスコイルが前記治具の前記ボイスコイル載置部に載置されるボイスコイル載置工程と、
    前記ボイスコイル載置部に載置された前記ボイスコイルの内周面に振動板に設けられた突出部の外周面を沿わせるようにして前記突出部を前記ボイスコイルの内周に挿入し、前記ボイスコイルを前記振動板の所定の位置に結合するボイスコイル結合工程とを備え、
    前記ボイスコイル載置工程において、前記ボイスコイル載置部に載置された前記ボイスコイルの前記ボイスコイル載置部とは逆側の端部は、前記ガイド部材の先端よりも突出しているスピーカの製造方法。
  2. 前記ボイスコイル載置工程の前に、
    フレームが前記治具に載置される工程と、
    ヨークに設けられたヨーク切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記ヨークが前記フレームに結合される工程と、
    マグネットを接合したプレートに設けられたプレート切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記マグネットが前記ヨークに結合される工程とを備えた請求項に記載のスピーカの製造方法。
  3. 前記ボイスコイル載置工程の前に、
    フレームが前記治具に載置される工程と、
    ヨークに設けられたヨーク切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記ヨークが前記フレームに結合される工程と、マグネットに設けられたマグネット切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記マグネットが前記ヨークに結合される工程と、
    プレートに設けられたプレート切り欠き部の一部が前記治具の前記ガイド部材にガイドされ、前記プレートが前記マグネットに結合される工程とを備えた請求項に記載のスピーカの製造方法。
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