JP5195143B2 - アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品供給用フィーダ、電子部品実装装置およびRFID管理システムに関する。
近年、物品などの管理を効率化するために、RFID(Radio Frequency IDentification)システムが利用されている。このRFIDシステムは、RFIDタグと、このRFIDタグを読み取るリーダライタとを備え、物品などに貼付されたRFIDタグを読み取り、物品の管理をしていた。
例えば、従来の電子部品実装装置における電子部品の実装工程の管理では、従来からあるバーコードを読み取るものからRFIDシステムを用いるものに代えることで、電子部品実装装置に電子部品および必要機材を取り付けるまでの作業を効率化していた。
従来の電子部品実装装置は、複数の電子部品が取り付けられたテープを巻回するためのリールにRFIDタグを貼付し、このリールが電子部品供給用フィーダに装着されるときにRFIDタグをリーダライタで読み取り、リール自体が適切であるか否かを判定し、部品の誤実装を防止していた(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−310986号公報
従来の電子部品実装装置では、RFIDタグを貼付したリールの正面が見えるように電子部品供給用フィーダに装着すると、リールの厚み分だけRFIDタグが電子部品供給用フィーダの装着面から離れるため、電子部品供給用フィーダの装着面に設けられているアンテナからRFIDタグが読み取りにくくなるといった課題があった。そこで、本発明はRFIDタグを貼付したリールの正面が見えるように電子部品供給用フィーダの装着面に装着するようにした場合であってもRFIDタグを読み取りやすくしてリールの誤実装を起こしにくくすることを目的とする。
この目的を達成するために本発明の電子部品供給用フィーダは、電子部品を電子回路基板に実装する電子部品実装装置に装着されて電子部品を供給する電子部品供給用フィーダであって、電子部品を収容したテープが巻回されている複数のリールをそれぞれ装着面に着脱可能に保持するための複数のリール受け部と、複数のリール受け部を装着しているフィーダ本体部と、複数のリール受け部のうち並設された一方のリール受け部の装着面と対向する他方のリール受け部の背面側に配置されると共にリールの正面に貼付されたRFIDタグを読み取るためのアンテナとを備えたことを特徴とする。このような構成により、初期の目的を達成するものである。
また、本発明の電子部品実装装置は、上記した電子部品供給用フィーダを備えたことを特徴とする。
また、本発明のRFID管理システムは、上記した電子部品供給用フィーダと、電子部品供給用フィーダに装着され、RFIDタグを読み取るリーダライタと、リーダライタに接続されると共にリーダライタからリールの識別情報を取得し、識別情報に基づいて電子部品供給用フィーダに装着されるリールを管理する管理装置とを備えたことを特徴とする。このような構成により、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明の電子部品供給用フィーダは、電子部品を収容したテープが巻回されている複数のリールをそれぞれ装着面に着脱可能に保持するための複数のリール受け部と、複数のリール受け部を装着しているフィーダ本体部と、複数のリール受け部のうち並設された一方のリール受け部の装着面と対向する他方のリール受け部の背面側に配置されると共にリールの正面に貼付されたRFIDタグを読み取るためのアンテナとを備え、アンテナとRFIDタグとを近接させてRFIDタグを読み取りやすくすることが可能となる。これにより、RFIDタグを貼付したリールの正面が見えるようにリール受け部の装着面に装着した場合であってもRFIDタグを読み取りやすくしてリールの誤実装を起こしにくくすることができる。
次に、本発明の電子部品実装装置は、上記した電子部品供給用フィーダを備えているので、アンテナとRFIDタグとを近接させてRFIDタグを読み取りやすくすることが可能となる。これにより、RFIDタグを貼付したリールの正面が見えるようにリール受け部の装着面に装着した場合であってもRFIDタグを読み取りやすくしてリールの誤実装を起こしにくくすることができる。
次に、本発明のRFID管理システムは、上記した電子部品供給用フィーダと、電子部品供給用フィーダに装着され、RFIDタグを読み取るリーダライタと、リーダライタに接続されると共にリーダライタからリールの識別情報を取得し、識別情報に基づいて電子部品供給用フィーダに装着されるリールを管理する管理装置とを備え、RFIDタグの識別情報に基づいてリールを管理するので、人的要因によるリールの装着間違いを防止することができる。これにより、電子回路基板などに実装される電子部品の誤実装を防止し、不良基板の発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
まず、図1〜図4を参照しながら、本発明の実施の形態における電子部品供給用フィーダ1の構成について説明する。電子部品供給用フィーダ1は、電子回路基板に電子部品を実装する電子部品実装装置(図示せず)に装着されて電子部品を供給するものである。ここでは、この電子部品供給用フィーダ1に装着されるリールを管理する場合の例について説明する。リールには電子部品を収容したテープが巻回されている。また、電子部品供給用フィーダ1に装着される前のリールはリール収納棚(図示せず)などに収納されている。また、電子部品は、抵抗、コンデンサ、コイル、トランジスタなどのチップ部品である。
図1は本発明の実施の形態における電子部品供給用フィーダ1の概略斜視図、図2は同電子部品供給用フィーダ1のリール受け部を開いた状態の斜視図、図3は同電子部品供給用フィーダ1のリール受け部3を開いた状態の部分拡大斜視図、図4は同電子部品供給用フィーダ1に取り付けられるリール5の構成を示すものであり、図4(a)は同リール5の正面図、図4(b)は同リール5の背面図、図4(c)は同リール5の側面図である。
図1に示すように、電子部品供給用フィーダ1は、複数のリール受け部3を備えている。これらのリール受け部3はそれぞれが独立して開閉可能にフィーダ本体部2に装着されている。
図2に示すように、リール受け部3は、装着面3aにリール5を着脱可能に保持する受け部4を備えている。この受け部4にリール5を装着する場合には、リール受け部3を開いてリール受け部3の装着面3aにある受け部4にリール5を装着する。
図3に示すように、受け部4の突起部にリール5の中心部にある穴部6を嵌合させて装着し、装着した後で穴部6より径が大きいネジ4aなどの外れ防止部材でリール5が受け部4から外れないように取り付ける。なお、突起部の径は穴部6の径より小さいため、リール5は突起部を中心として回転することができる。これにより、リール5に巻回されているテープ(図示せず)を引き出すことができる。
次に、リール5の構成について説明する。図4(a)に示すように、リール5の正面5aには、電子部品情報などを印刷したラベルにRFIDタグ7aを一体化したRFIDタグ付ラベル(以下、単に「ラベル」という)7を貼付している。また、図4(b)に示すように、リール5の背面5b側にはラベル7を貼付していない。また、図4(c)に示すように、リール5の穴部6は正面5aから背面5bまで貫通している。また、リール5は正面5aと背面5bとの間にテープを巻くための巻き部5cを備えている。この巻き部5cに電子部品を収納したテープが巻かれている。
このような構成により、リール収納棚などから取り出されたリール5を電子部品供給用フィーダ1の指定位置に装着したとき、電子部品供給用フィーダ1は、リール5に貼付されたラベル7に一体化されているRFIDタグ7aを後述するリーダライタにより読み取り、この読み取りして得たRFIDタグ7aの識別情報に基づいてリール5を管理することができる。これにより、電子部品供給用フィーダ1に取り付けられるリール5の人的要因による誤装着を防止することができ、電子回路基板に実装される部品の誤実装を防止して不良基板の発生を防止することができる。
ところで、従来の電子部品供給用フィーダでは、RFIDタグ7aをリール5の正面5aに貼付し、このリール5の正面5aが見えるように電子部品供給用フィーダのリール受け部3の装着面3aに装着するようにすると、リール5の厚み分だけRFIDタグ7aが装着面3aから離れるため、装着面3aに設けられているアンテナ部からRFIDタグ7aが読み取りにくいといった問題があった。
そこで、本実施の形態の電子部品供給用フィーダ1は、フィーダ本体部2に並設されている一方のリール受け部3の装着面と対向する他方のリール受け部3の背面側にアンテナ部を配置するようにし、このアンテナ部によりリール5の正面5a側に貼付されたRFIDタグ7aを読み取るようにしている。これにより、アンテナ部とRFIDタグ7aとを近接させて、アンテナ部からRFIDタグ7aを読み取りやすくすることができる。しかも、作業者からはラベル7がよく見えるので、部品品番などを間違えないようにすることができる。これにより、リール5の誤装着を起こしにくくすることができる。
次に、図5〜図9を参照しながら、このアンテナ部8の取り付け位置および構成について説明する。図5は本発明の実施の形態におけるリール受け部3に装着されたアンテナ部8の配置を示す斜視図、図6は同リール受け部3に装着されたアンテナ部8とラベル7との配置関係を示す側面図、図7は本発明の実施の形態におけるアンテナ部8の正面図、図8は同アンテナ部8の磁界分布を説明するための断面図、図9は図7のA−A線によるアンテナ部8の分解断面図である。
図5に示すように、アンテナ部8は各リール受け部3の背面3bに装着されている。また、アンテナ部8は読み取るべきリール5が装着されているリール受け部3の装着位置の隣に配置されているリール受け部3の背面3bに配置されている。そして、各アンテナ部8は、それぞれ後述する共振・整合回路16、通信線路17を介して、フィーダ本体部2に装着されているリーダライタ13のアンテナ切り替え部13fに接続されている。これにより、図6に示すように、各リール受け部3の背面3bに装着されているアンテナ部8とリール5に貼付したラベル7に一体化されているRFIDタグ7aとを近接させて、読み取りやすくしている。なお、アンテナ部8とRFIDタグ7aとが近いので、リーダライタ13からアンテナ部8を介して出力される電波強度を弱くしてもRFIDタグ7aを読み取ることができ、リーダライタ13を省電力化することもできる。
このような構成により、RFIDタグ7aとして金属面に密着しても動作可能であるものの高価な金属タグは不要となり、本実施の形態のようにRFIDタグ7aが一体化されているラベル7のような安価なタグを使用することができる。また、ラベル7(RFIDタグ付)は金属タグに比べて薄くできるため、リール5の回転に影響を与えることなく並置されるリール受け部3の設置間隔を狭めることができる。これにより、電子部品供給用フィーダ1を小型化することができ、小さい占有面積でもより多数のリール受け部3を装備することができる。これにより、多くの電子部品を電子部品実装装置に供給することが可能となる。
また、右側の端にあるリール5のRFIDタグ7aは、その右側にリール受け部3が配置されていないため、アンテナ部8を設置する場所がない。このことからRFIDタグ7aの読み取りができない。そこで、本実施の形態ではダミーのアルミニウム製のリール受け部12を設け、リール受け部12の背面側にアンテナ部8を配置した。例えば、図6のように、リール5の右側に配置する。これにより、右側の端にあるリール5のRFIDタグ7aを読み取ることができる。リール受け部12は、リール5を装着する必要がないので、簡易な構造でよく、安価である。
次に、リール受け部3の背面3b側に設置されているアンテナ部8について説明する。
アンテナ部8は、図7に示すように、線状導体でリング状に形成されたアンテナ9で構成されている。また、アンテナ9は外輪側ループ8bと内輪側ループ8cとを有し、外輪側ループ8bと内輪側ループ8cとで磁界の向きが同相となる経路に線状導体を配線している。そして、アンテナ9の外輪側ループ8bの巻数を内輪側ループ8cの巻数より多くしている。例えば、外輪側ループ8bの巻数を2回、内輪側ループ8cの巻数を1回にしている。
このような構成により、アンテナ部8はリング状に形成されたどの位置でもRFIDタグ7aの読み取りが可能となる。例えば、図8に示すように、アンテナ部8は、外輪側ループ8bと内輪側ループ8cとの間でリング状に磁力強度をZ方向に強くすることができる。これにより、リール5が回転した場合でもアンテナ9からRFIDタグ7aを読み取ることができる。
また、アンテナ9の外輪側ループ8bにおける電流密度を大きくして磁界強度を強め、リール5の外周部近傍にあるRFIDタグ7aも読み取りやすくしている。このため、リール5においてRFIDタグ7aの配置位置を外周部にすることも可能になり、外周部の広い印刷可能範囲を有効に活用することができる。これにより、部品品番を大きく印刷するなどして作業者にとって部品品番を見やすくし、誤装着しないようにすることができる。また、印刷領域に余裕があるため、従来のバーコードなども一緒に印刷することもでき、リール5を装着する他の装置との互換性を高めることができる。
また、図7に戻り、アンテナ9は、始端端子10から終端端子11まで1本の線または複数の線状導体を撚って1本にした撚り線で形成されている。そして、アンテナ9の始端端子10、終端端子11は共振・整合回路16に電気的に接続され、同軸ケーブルなどの通信線路17を介してリーダライタ13のアンテナ切り替え部13fに接続されている。
なお、RFIDタグ7aが中心部8aの近傍のみにある場合には、内輪側ループ8cはなくてもよい。これによっても、中心部8aに近づくに従って磁力強度をZ方向に強くすることができる。
次に、図9を参照しながら、アンテナ部8の構造について説明する。図9に示すように、アンテナ9はポリカーボネート樹脂などで形成される構造体層22に線状導体を配線し、形状を固定化させると共に強度を高めている。そして、アンテナ9の表面には接着層21を介して透明なポリエチレンテレフタレート(PET)で形成されている表面保護材(PETシート)としての表面保護層20を設けている。これにより、アンテナ9の表面がリール5との摩擦により劣化するのを抑えている。
一方、アンテナ9の接着側には、アンテナ9とリール受け部3の金属面との空間を保持するための空間保持層24を設け、アンテナ9を接着層23を介して接着している。空間保持層24は発泡ポリエチレンなどで形成されている。これにより、アンテナ9の金属面による損失を抑えている。さらに、空間保持層24がクッションとして作用し、アンテナ部8に弾力性を持たせている。なお、空間保持層24は、アンテナ部8とRFIDタグ7aとが近接しているため、フェライトなどの高価な磁性体を用いなくても十分な性能が得られる。しかしながら、リーダライタ13の出力を小さくして省電力化する場合には、フェライトなどの磁性体を用いてもよい。
また、空間保持層24は、さらに、接着層25を介してアルミニウムなどの導電性のある導電材層26に接着されている。この導電材層26により、アンテナ部8を他の金属面、例えば、リール受け部3の背面3bに接着させたことによる特性の劣化を抑えている。これにより、アンテナ9を他の金属面に取り付けてもアンテナ特性の再調整を無くすことができる。導電材層26は接着層27を介してセパ紙などの剥離層28に接着されている。そして、剥離層28により、アンテナ部8をリール受け部3の背面3bに接着する。
次に、図10を参照しながら、RFID管理システム30の構成および動作について説明する。図10は、本発明の実施の形態におけるRFID管理システム30の回路ブロック図である。
図10に示すように、リーダライタ13は、RFIDタグ7aとの交信信号を送受信する無線部13aと、無線部13aを制御する制御部13bと、RFIDタグ7aおよびリール受け部3の識別情報を一時記憶するメモリ部13cと、管理装置15と通信するための通信部13dと、リール受け部3の開閉状態を検出する開閉検出部13eと、各アンテナ9との接続を切り替えるアンテナ切り替え部13fを備えている。
電子部品供給用フィーダ1は、リール受け部3の開閉をリードスイッチなどで構成される開閉検出部13eにより、どのリール受け部3が開かれたかを検出する。そして、電子部品供給用フィーダ1はリール受け部3にリール5などの取り付け作業が行われた後、再びリール受け部3が閉じられたことを検出する。リール受け部3が閉じられたタイミングに合わせて、電子部品供給用フィーダ1は、開閉検出部13eにより、開閉されたリール受け部3の装着位置番号を検出する。そして、電子部品供給用フィーダ1は、アンテナ切り替え部13fにより、開閉されたリール受け部3に対向しているリール受け部3の背面3bに設置されているアンテナ9と無線部13aとを接続する。電子部品供給用フィーダ1は、アンテナ切り替え部13fにより接続されたアンテナ9を介してリーダライタ13がRFIDタグ7aと交信を行う。アンテナ9は、共振・整合回路16、通信線路17およびアンテナ切り替え部13fを介して無線部13aに接続されている。
リーダライタ13は、アンテナ切り替え部13fにより接続されたアンテナ9で受信した受信信号を無線部13aで処理し、リール5に貼付されているRFIDタグ7aの識別情報を制御部13bが取得する。そして、リーダライタ13は、通信部13dを介して管理装置15にRFIDタグ7aおよびリール受け部3の識別情報を伝達する。
管理装置15は、例えば、電子部品実装装置(図示せず)側に配設されている。電子部品供給用フィーダ1が電子部品実装装置に装着されると、通信部13dと通信部15aとが電気的に接続される。この通信部13dと通信部15aとが接続されたタイミングに合わせて、管理装置15は、RFIDタグ7aおよびリール受け部3の識別情報群が得られるように、制御部15bによりリーダライタ13に送信指示を行い、リール5の識別情報およびこれに関連付けされたリール受け部3の装着位置の識別情報とを含む識別情報群を取得する。識別情報として、例えば、部品品番、残数、リール5が装着されたリール受け部3の装着位置番号の識別情報などがある。
管理装置15は、データベース15eに電子回路基板に実装する電子部品のリスト情報などを記憶しており、このリスト情報とリーダライタ13から取得された識別情報群とを照合することにより、所定の装着番号を持つリール受け部3に装着されたリール5の電子部品が適切であるか否を判断する。
RFID管理システム30はリール受け部3が開閉されると、リーダライタ13からRFIDタグ7aに、例えば「リールIDを返答せよ」という問い合わせを行う。
無線部13aは、アンテナ切り替え部13fにより接続されたアンテナ9を介して問い合わせ信号をRFIDタグ7aに送信し、RFIDタグ7aからの応答信号をアンテナ9を介して受信し、復調して識別情報(リールID)を取得する。そして、無線部13aは、この取得した識別情報を制御部13bに出力する。
制御部13bは、受け取ったリールIDなどの識別情報と開閉されたリール受け部3の装着番号である識別情報とを関連付けし、これらの識別情報をメモリ部13cに一時記憶する。また、制御部13bは問い合わせにより、電子部品供給用フィーダ1に装着されている読み取るべきリール5に貼付されているRFIDタグ7aの識別情報をすべて取得すると、メモリ部13cに一時記憶した識別情報群を通信部13dを介して管理装置15に伝送する。
管理装置15では、例えばリーダライタ13で読み取られたリール5の識別情報群の内容を表示部15cで表示する。これにより、作業者は電子部品供給用フィーダ1に装着された各リール5の部品情報、各部品の残数情報、各リール5が装着されているリール受け部3の装着位置情報などを確認することができる。
また、管理装置15では、電子回路基板に実装すべき部品情報を入力部15dからあらかじめ入力して指示しておく。これにより、もし電子部品供給用フィーダ1の指定の装着位置にあるリール受け部3に誤って別のリール5が装着された場合には、電子部品実装装置の動作を停止させておくと共に、報知部15fを介して作業者に報知する。報知部15fはスピーカなどによりアラームを発するか、音声により「リールを再度確認してください」などの警告を発する。
なお、表示部15cに警告のメッセージを表示するようにしてもよい。また、電子部品供給用フィーダ1の使用頻度に応じたメンテナンス時期を表示部15cで表示するなどの機能を備えていてもよい。この機能により適切な時期に電子部品供給用フィーダ1の調整や部品交換を行うことができる。これにより、電子部品供給用フィーダ1の性能を維持することができる。
以上のように本実施の形態の電子部品供給用フィーダ1によれば、電子部品を収容したテープが巻回されている複数のリール5をそれぞれ装着面に着脱可能に保持するための複数のリール受け部3と、複数のリール受け部3を装着しているフィーダ本体部2と、複数のリール受け部3のうち並設された一方のリール受け部3の装着面3aと対向する他方のリール受け部3の背面3b側に配置されると共にリール5の正面5aに貼付されたRFIDタグ7aを読み取るためのアンテナ部8とを備え、アンテナ部8とRFIDタグ7aとを近接させることができるので、アンテナ部8からRFIDタグ7aを読み取りやすくすることができる。これにより、リール5の正面5aにRFIDタグ7aを貼付し、このリール5の正面5aが見えるようにリール受け部3の装着面3aに装着した場合であってもRFIDタグ7aを読み取りしやすくしてリールの誤実装を起こしにくくすることが可能となる。そして、電子部品実装装置は電子部品供給用フィーダ1を備えていることにより、電子部品供給用フィーダ1に装着するリール5の正面5aにRFIDタグ7aを貼付し、このリール5の正面5aが見えるようにリール受け部3の装着面3aに装着した場合であってもRFIDタグ7aを読み取りしやすくしてリールの誤実装を起こしにくくすることができる。
また、RFID管理システム30は、電子部品供給用フィーダ1と、電子部品供給用フィーダ1に装着され、RFIDタグ7aを読み取るリーダライタ13と、リーダライタ13に接続されると共にリーダライタ13からリール5に巻回されているテープの識別情報を取得し、識別情報に基づいて電子部品供給用フィーダ1に装着されるリール5を管理する管理装置15とを備え、RFIDタグ7aの識別情報に基づいてリール5を管理するので、人的要因によるリール5の装着間違いを防止することができる。これにより、電子回路基板などに実装される電子部品の誤実装を防止し、不良基板の発生を防止することができる。
なお、リール5を電子部品供給用フィーダ1に装着してから電子部品供給用フィーダ1を電子部品実装装置に装着する場合の例について説明したが、あらかじめ電子部品供給用フィーダ1を電子部品実装装置に装備するようにしてもよい。
本発明によれば、リールの正面にRFIDタグを貼付し、このリールの正面が見えるように電子部品供給用フィーダの装着面に装着するようにした場合でもアンテナとRFIDタグとを近接させてRFIDタグを読み取りやすくしてリールの誤実装を起こしにくくすることが可能な電子部品供給用フィーダ、電子部品実装装置、RFID管理システムなどに有用である。
本発明の実施の形態における電子部品供給用フィーダの概略斜視図 同電子部品供給用フィーダのリール受け部を開いた状態の斜視図 同電子部品供給用フィーダのリール受け部を開いた状態の部分拡大斜視図 (a)同電子部品供給用フィーダに取り付けられるリールの正面図、(b)は同リールの背面図、(c)は同リールの側面図 本発明の実施の形態におけるリール受け部に装着されたアンテナ部の配置を示す斜視図 同リール受け部に装着されたアンテナ部とラベルとの配置関係を示す側面図 本発明の実施の形態におけるアンテナ部の正面図 同アンテナ部の磁界分布を説明するための断面図 図7のA−A線によるアンテナ部の分解断面図 本発明の実施の形態におけるRFID管理システムの回路ブロック図
符号の説明
1 電子部品供給用フィーダ
2 フィーダ本体部
3,12 リール受け部
3a 装着面
3b,5b 背面
4 受け部
4a ネジ
5 リール
5a 正面
5c 巻き部
6 穴部
7 ラベル
7a RFIDタグ
8 アンテナ部
8a 中心部
8b 外輪側ループ
8c 内輪側ループ
9 アンテナ
10 始端端子
11 終端端子
13 リーダライタ
13a 無線部
13b,15b 制御部
13c メモリ部
13d,15a 通信部
13e 開閉検出部
13f アンテナ切り替え部
15 管理装置
15c 表示部
15d 入力部
15e データベース
15f 報知部
16 共振・整合回路
17 通信線路
20 表面保護層
21,23,25,27 接着層
22 構造体層
24 空間保持層
26 導電材層
28 剥離層
30 RFID管理システム

Claims (3)

  1. 始端端子から終端端子まで1本の又は複数の導体を1本にした導体を備えるアンテナであって、
    前記導体は、内周部及び外周部を有し、前記内周部で形成される磁界の向きと前記外周部で形成される磁界の向きとが同相となると共に、前記外周部の巻数が前記内周部の巻数よりも多くなるように配線されることを特徴とするアンテナ。
  2. 始端端子から終端端子まで1本の又は複数の導体を1本にした導体を備えるアンテナであって、
    前記導体は、内周部及び外周部を有し、前記内周部で形成される磁界の向きと前記外周部で形成される磁界の向きとが同相となるように配線されると共に、前記内周部から前記外周部に電流を流す第1の経路と、前記外周部から前記内周部に電流を流し、前記第1の経路と対になる第2の経路と、を有することを特徴とするアンテナ。
  3. 前記導体は、複数の前記一対の第1の経路及び第2の経路を有することを特徴とする請求項2記載のアンテナ。
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