JP5194405B2 - 硬化性組成物 - Google Patents
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Description
工程(1):ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、及び9,9−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物からなる群より選ばれる酸無水物中の酸無水物基と、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びジペンタエリスリトールペンタアクリレートからなる群より選ばれるヒドロキシル基含有アクリレート中のヒドロキシル基を反応させ、2つのカルボキシル基を有するアクリレート化合物を得る工程、
工程(2):前記カルボキシル基を有するアクリレート化合物中のカルボキシル基と、グリシジルメタクリレート中のエポキシ基を反応させ、多官能(メタ)アクリレート化合物を得る工程、
工程(3):前記多官能(メタ)アクリレート化合物中のエチレン性不飽和結合100モルに対し、ジブチルアミン、N−メチルヘキシルアミン、ジエチルアミン及び2−ピペリジンエタノールからなる郡より選ばれる第2級アミンを0.5〜50モルとなる比率でマイケル付加反応させてなる、アミノ基含有光硬化性化合物を得る工程、
工程(4):前記アミノ基含有光硬化性化合物を用い、前記金属酸化物の分散ペーストを得るか、または前記アミノ基含有光硬化性化合物を用い、前記金属酸化物及び酸化ケイ素の分散ペーストを得る工程、
工程(5):前記金属酸化物の分散ペーストに、酸化ケイ素の分散体及びウレタン(メタ)アクリレートを配合するか、または前記金属酸化物及び酸化ケイ素の分散ペーストにウレタン(メタ)アクリレートを配合する工程。
(酸化ケイ素)
本発明の硬化性組成物に含有される酸化ケイ素は、硬化膜の屈折率やハードコート性を調整するために用いられる。酸化ケイ素は、ケイ素原子を含む酸化物であればよく、酸化ケイ素、および、ケイ素と酸素とそれ以外の元素の固溶体であってもよい。
(金属酸化物)
本発明の硬化性組成物に含有される金属酸化物(酸化ケイ素を除く)は、平均一次粒子径が5〜100nmの金属酸化物であり、硬化膜の導電性や屈折率を調整するために用いられる。
金属酸化物としては、チタニウム、亜鉛、ジルコニウム、アンチモン、インジウム、スズ、及び、アルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素を含有するものが好ましい。特に、アンチモン、インジウム、スズおよび亜鉛のいずれか一種の元素を含有するものは、導電性も良好であることからより好ましい。具体的には、五酸化アンチモン、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)、スズドープ酸化インジウム(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、リンドープ酸化スズ(PTO)、アンチモン酸亜鉛(AZO)、インジウムドープ酸化亜鉛(IZO)、酸化スズ、ATO被覆酸化チタン、アルミニウムドープ酸化亜鉛、ガリウムドープ酸化亜鉛等が挙げられる。これらの金属酸化物は、2種類以上を併用しても差し支えない。
(アミノ基含有光硬化性化合物)
本発明で用いられるアミノ基含有光硬化性化合物は、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、及び,9−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物からなる群より選ばれる酸無水物中の酸無水物基と、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びジペンタエリスリトールペンタアクリレートからなる群より選ばれるヒドロキシル基含有アクリレート中のヒドロキシル基を反応させ、2つのカルボキシル基を有するアクリレート化合物を得、前記カルボキシル基を有するアクリレート化合物中のカルボキシル基と、グリシジルメタクリレート中のエポキシ基を反応させ、多官能(メタ)アクリレート化合物を得、前記多官能(メタ)アクリレート化合物中のエチレン性不飽和結合100モルに対し、ジブチルアミン、N−メチルヘキシルアミン、ジエチルアミン及び2−ピペリジンエタノールからなる郡より選ばれる第2級アミンを0.5〜50モルとなる比率でマイケル付加反応させることで得られ、金属酸化物(酸化ケイ素を除く)や酸化ケイ素の溶剤中での分散安定性付与、硬化膜中での光硬化性化合物であるウレタン(メタ)アクリレートなどの有機成分との相溶性向上、硬化膜のハードコート性向上のために用いられる。
(ウレタン(メタ)アクリレート)
本発明で用いられるウレタン(メタ)アクリレートは、硬化膜のハードコート性、塗工性、基材への密着性などを向上させるために用いられる。ウレタン(メタ)アクリレートは、ウレタン結合と、(メタ)アクリレート基とを有する化合物で公知のものを使用することができる。好ましくは、重量平均分子量1000〜20000が挙げられる。
本発明の硬化性組成物の酸化ケイ素と、金属酸化物と、アミノ基含有光硬化性化合物と、ウレタン(メタ)アクリレートとの比率は、固形分合計量100重量部に対して、酸化ケイ素/金属酸化物/アミノ基含有光硬化性化合物/ウレタン(メタ)アクリレート=0.1〜40重量部/1〜80重量部/0.1〜50重量部/0.1〜50重量部の範囲内で用いるのが好ましい。より好ましくは、1〜30重量部/10〜70重量部/1〜40重量部/1〜40重量部である。
(溶剤)
本発明の硬化性組成物は、塗工性、基材への密着性を向上するために溶剤を用いることが好ましい。溶剤の添加量は、固形分合計量100重量部に対して、好ましくは100〜2000重量部、より好ましくは150〜500重量部である。溶剤の添加量が100重量部未満では、塗液の粘度が高くなるため塗工性が劣る場合があり、2000重量部を超えると塗膜の膜圧が非常に薄くなるため、塗膜が白化する問題が生じる場合がある。
本発明の硬化性組成物は、本発明の目的や効果を損なわない範囲において、光重合開始剤、ウレタン(メタ)アクリレート以外の光硬化性化合物、重合禁止剤、光増感剤、レべリング剤、界面活性剤、抗菌剤、アンチブロッキング剤、可塑剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、酸化防止剤、シランカップリング剤、導電性ポリマー、導電性界面活性剤、無機充填剤、顔料、染料などの添加剤を加えてもよい。
(I) 基材/(ア)/硬化膜
(II) 基材/硬化膜/(ア)
(III) 基材/(ア)/硬化膜/(ア)
(IV) (ア)/基材/硬化膜
(V) (ア)/基材/(ア)/硬化膜
(VI) (ア)/基材/硬化膜/(ア)
(VII) (ア)/基材/(ア)/硬化膜/(ア)
(VIII) (ア)/硬化膜/基材/硬化膜
(IX) 硬化膜/(ア)/基材/硬化膜
屈折率の異なる膜または情報記録層は、本発明の硬化物が有する機能以外の機能を持ち、その形成方法は特に限定されず、公知の方法で形成される。
(製造例1)
撹拌機、還流冷却管、ドライエアー導入管、温度計を備えた4口フラスコにビフェニルテトラカルボン酸二無水物(三菱化学製)80.0部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(大阪有機化学工業製:ビスコート#300)250.0部、ヒドロキノン0.16部、シクロヘキサノン141.2部を仕込み85℃まで昇温した。次いで触媒として1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(東京化成工業製)1.65部を加え、85℃で8時間撹拌し、グリシジルメタクリレート(ダウ・ケミカル日本製)77.3部、シクロヘキサノン33.9部を加え、次いで触媒として、ジメチルベンジルアミン2.65部を加え、85℃で6時間撹拌し、室温まで冷却して多官能(メタ)アクリレート化合物(a)のシクロヘキサノン溶液を得た。この反応溶液は淡黄色透明で固形分70%、数平均分子量MN870、重量平均分子量MW2,830であった。
(製造例2)
上記多官能(メタ)アクリレート化合物(a)を含有するシクロヘキサノン溶液(固形分70%)28.6部をシクロヘキサノン22.4部にて希釈させた溶液(固形分40%)に、N−メチルヘキシルアミン0.65部(エチレン性不飽和二重結合モル数/アミン化合物のモル数=100/10)を添加し、40℃で5時間攪拌したあと、室温まで冷却しアミノ基含有光硬化性化合物(2)のシクロヘキサノン溶液(固形分40%)を得た。
(製造例3)
撹拌機、還流冷却管、ドライエアー導入管、温度計を備えた4口フラスコにブタンテトラカルボン酸二無水物(新日本理化株式会社製:リカシッド BT-100)100.0部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(日本化薬株式会社製:KAYARAD PET−30)463.2部、ヒドロキノン0.28部、シクロヘキサノン563.2部を仕込み85℃まで昇温した。次いで触媒として1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(東京化成工業製)2.82部を加え、85℃で8時間撹拌し、グリシジルメタクリレート(ダウ・ケミカル日本製)143.4部、シクロヘキサノン146.5部を加え、次いで触媒として、ジメチルベンジルアミン4.53部を加え、85℃で6時間撹拌し、室温まで冷却し多官能(メタ)アクリレート化合物(b)のシクロヘキサノン溶液を得た。この反応溶液は淡黄色透明で固形分50%、数平均分子量MN920、重量平均分子量MW2,200であった。
(製造例4)
撹拌機、還流冷却管、ドライエアー導入管、温度計を備えた4口フラスコに9、9−Bis(3,4−dicarboxyphenyl)fluorene Dianhydride(JFEケミカル株式会社製、商品名 BPAF)100.0部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(大阪有機化学工業株式会社、商品名:ビスコート#300)200.2部、ヒドロキノン0.15部(和光純薬工業株式会社製)、シクロヘキサノン200.1部を仕込み85℃まで昇温した。次いで触媒として1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(東京化成工業株式会社製)1.50部を加え、85℃で8時間撹拌し、グリシジルメタクリレート(ダウ・ケミカル日本株式会社製)62.0部、シクロヘキサノン42.4部を加え、次いで触媒として、ジメチルベンジルアミン(和光純薬株式会社製)2.41部を加え、85℃で6時間撹拌し、室温まで冷却して(メタ)アクリレート化合物(c)のシクロヘキサノン溶液を得た。この反応溶液は淡黄色透明で固形分60%、数平均分子量MN830、重量平均分子量MW2,310であった。
(製造例5)
撹拌機、還流冷却管、ドライエアー導入管、温度計を備えた4口フラスコにビフェニルテトラカルボン酸二無水物(三菱化学製)80.0部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(日本化薬株式会社製:KAYARAD PET−30)124.8部、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(日本化薬株式会社製:KAYARAD DPHA)222.8部、ヒドロキノン0.21部、シクロヘキサノン430.0部を仕込み85℃まで昇温した。次いで触媒として1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(東京化成工業製)2.14部を加え、85℃で8時間撹拌し、グリシジルメタクリレート(ダウ・ケミカル日本製)77.3部、シクロヘキサノン80.7部を加え、次いで触媒として、ジメチルベンジルアミン3.42部を加え、85℃で6時間撹拌し、室温まで冷却して(メタ)アクリレート化合物(d)のシクロヘキサノン溶液を得た。この反応溶液は淡黄色透明で固形分50%、数平均分子量MN1,050、重量平均分子量MW3,830であった。
上記製造例により作成したアミノ基含有光硬化性化合物を用い、表1に示す配合により金属酸化物及び/または酸化ケイ素の分散を行ない、金属酸化物及び酸化ケイ素分散ペーストを作成した。分散方法は、仮分散(ジルコニアビーズ(1.25mm)をメディアとして用いペイントシェイカーで1時間分散)と、本分散(ジルコニアビーズ(0.1mm)をメディアとして用い寿工業製分散機UAM−05で分散)の2段階で行なった。
(配合)
Sb2O5:日産化学製「サンエポックEFR−6N」(平均一次粒子径:20nm)
ATO:石原産業製「SN−100P」(平均一次粒子径:20nm)
ITO:シーアイ化成製「ナノテックITO」(平均一次粒子径:30nm)
PTO:触媒化成製「TL−30S」(平均一次粒子径:30nm)
アルミニウムドープ酸化亜鉛:ハクスイテック製「パゼットCK」
SiO2:日本アエロジル製「AEROSIL 50」(平均一次粒子径:10nm)
ウレタン(メタ)アクリレート(1):日本合成化学製「紫光UV−1700B」
光硬化性化合物(1):日本化薬製「KAYARAD DPHA」
MIBK:メチルイソブチルケトン
メトブタ:3−メトキシ−1−ブタノール
(製造例17)
市販の酸化ケイ素ゾル(日産化学製「MEK−ST」、固形分30%)100部、アクリレート系シランカップリング剤(信越化学工業製「KBM−5103」)1部および水0.5部を混合し、75℃で7時間加熱攪拌を行い、アクリレート系シランカップリング剤処理酸化ケイ素ゾルを得た。
上記で調整した金属酸化物及び/または酸化ケイ素分散ペーストを用いて、表2に示す組成の硬化性組成物を調整し、100μm厚の易接着処理PETフィルムにバーコーターで膜厚が4μmになるように塗工した後、メタルハライドランプで400mJ/cm2の紫外線を照射し、帯電防止用ハードコート層を形成した。得られた帯電防止用ハードコート層について、下記の方法で表面抵抗、屈折率、耐擦傷性、鉛筆硬度、透明性(ヘイズ)および耐光性を評価した。その結果を表2に示す。
ウレタン(メタ)アクリレート(1):日本合成化学製「紫光UV−1700B」
ウレタン(メタ)アクリレート(2):共栄社化学製「UA−306T」
市販SiO2分散体:日産化学工業製「MEK−ST」
光重合開始剤:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製「イルガキュア184」
溶剤:PGME(プロピレングリコールモノメチルエーテル)
*1:金属酸化物ペーストが分散不良だったので未測定
[積層体の作製及び評価:実施例14〜19]
(低屈折率塗液の作製)
1,2,9,10−テトラアクリロイルオキシー4,4,5,5,6,6,7,7−オクタフルオロデカン50重量部、シリカゾル30%分散液(日産化学工業製MEK-ST)120重量部2’、2’―ビス((メタ)アクリロイルオキシメチル)プロピオン酸(2−ヒドロキシ)−4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,11,11,11―ノナデカフルオロウンデシル10重量部、ブチルアルコール900重量部光開始剤(日本化薬製KAYACURE BMS)5重量部を混合し低屈折率塗液を調整した。
ウレタン(メタ)アクリレート(1):日本合成化学製「紫光UV−1700B」
光重合開始剤:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製「イルガキュア184」
基材:100ミクロンPET(易接着処理面(屈折率1.60)に塗工)
溶剤:PGME(プロピレングリコールモノメチルエーテル)
[評価方法]
(1)表面抵抗
硬化膜の表面抵抗(Ω/□)を、
表面抵抗が1×1012以下の場合:◎
表面抵抗が1×1012より高く1×1014以下の場合:○
表面抵抗が1×1014を超える場合:×
(2)耐擦傷性
塗工物を学振試験機にセットし、スチールウールのNo.0000を用いて、荷重250gで10回学振させた。取り出した塗工物について、キズのつき具合を以下の5段階の目視で判断した。数値が大きいほど、耐擦傷性が良好であることを示す。
4:僅かにキズが付いている
3:キズは付いているが、基材は見えていない
2:キズが付き、一部塗工物が剥がれている
1:塗工物が剥がれてしまい、基材が剥き出しの状態
(3)鉛筆硬度
JISK5600に準拠し、鉛筆硬度試験機(HEIDON社製Scratching Tester HEIDON−14)を用い、鉛筆の芯の硬さを種々変えて、荷重500gにて5回試験をした。5回中、1回も傷がつかない、もしくは1回のみ傷が付く時の芯の硬さを、その塗工物の鉛筆硬度とした。実用的な要求物性を考慮して、鉛筆硬度が
2H以上のものを○
2Hより低いものを×
と判定した。
(4)透明性(Haze値)
得られた塗工物における濁度(Haze値)を、Hazeメーターを用いて測定した。
(5)耐光性
光連続照射時の経時での黄変は、用途展開上、非常に好ましくない。そこで、光連続照射時の黄変性を確認した。
3.5未満のものを○
3.5以上のものを×
と判定した。
(6)屈折率:得られた硬化皮膜の屈折率を株式会社アタゴ製アッベ屈折率計を用いて測 定した。
(7)反射干渉縞:得られた塗工物の反射干渉縞を目視にて評価した。
×:反射干渉縞が観察できる
Claims (3)
- 酸化ケイ素と、平均一次粒子径が5〜100nmの金属酸化物(酸化ケイ素を除く)と、アミノ基含有光硬化性化合物と、ウレタン(メタ)アクリレートとを含む硬化性組成物の製造方法であって、下記工程(1)〜(5)を含むことを特徴とする製造方法。
工程(1):ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、及び9,9−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物からなる群より選ばれる酸無水物中の酸無水物基と、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びジペンタエリスリトールペンタアクリレートからなる群より選ばれるヒドロキシル基含有アクリレート中のヒドロキシル基を反応させ、2つのカルボキシル基を有するアクリレート化合物を得る工程、
工程(2):前記カルボキシル基を有するアクリレート化合物中のカルボキシル基と、グリシジルメタクリレート中のエポキシ基を反応させ、多官能(メタ)アクリレート化合物を得る工程、
工程(3):前記多官能(メタ)アクリレート化合物中のエチレン性不飽和結合100モルに対し、ジブチルアミン、N−メチルヘキシルアミン、ジエチルアミン及び2−ピペリジンエタノールからなる郡より選ばれる第2級アミンを0.5〜50モルとなる比率でマイケル付加反応させてなる、アミノ基含有光硬化性化合物を得る工程、
工程(4):前記アミノ基含有光硬化性化合物を用い、前記金属酸化物の分散ペーストを得るか、または前記アミノ基含有光硬化性化合物を用い、前記金属酸化物及び酸化ケイ素の分散ペーストを得る工程、
工程(5):前記金属酸化物の分散ペーストに、酸化ケイ素の分散体及びウレタン(メタ)アクリレートを配合するか、または前記金属酸化物及び酸化ケイ素の分散ペーストにウレタン(メタ)アクリレートを配合する工程。 - 金属酸化物が、チタニウム、亜鉛、ジルコニウム、アンチモン、インジウム、スズ、及び、アルミニウムからなる郡より選ばれる少なくとも一種の元素を含有するものであることを特徴とする請求項1記載の硬化性組成物の製造方法。
- さらに、溶剤を含み、かつ溶剤が、全溶剤に対して10〜100重量%の水酸基含有有機溶剤を含むことを特徴とする請求項1または2記載の硬化性組成物の製造方法。
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