JP5194268B2 - ゲーム場の管理システムにおける貨幣情報の無線管理方法 - Google Patents
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Description
詳しくは、ゲーム機の増減があっても何ら設定作業を要しないゲーム場の管理システムにおける貨幣情報の無線管理方法に関する。
さらには、電源を持たないゲーム機にも使用できるゲーム場の管理システムにおける貨幣情報の無線管理方法に関する。
なお、本明細書で使用する「ゲーム機」は、パチンコ機、パチスロ機、スロットマシン及びアミューズメント用ゲーム機等を含んでいる。
例えば、ゲーム機1台毎に少なくとも貨幣の真偽を判別する貨幣識別ユニットと、前記貨幣識別ユニットのそれぞれに接続された子処理ユニットと、前記子処理装置に接続された子無線通信ユニットと、少なくとも貨幣情報の記憶部を有する親処理ユニットと、前記親処理ユニットに接続され、かつ、前記子無線通信ユニットと通信を行う親無線通信ユニットとを含むゲーム場の管理システムである(例えば、特許文献1参照)。
ゲーム機は、制御のため、マイクロプロセッサ及び電磁的アクチュエータを使用しているため、前記親無線通信ユニットと子無線通信ユニット間の無線通信に悪影響、例えば、それらから発生するノイズによって通信エラーを生じさせることがある。
換言すれば、ゲーム場特有の頻繁なレイアウト変更のため、従来何ら問題なく貨幣情報の通信をしていたものが、予期しない通信エラーになるため、重要な貨幣情報の信頼性が損なわれることがあった。
本発明は、このようなゲーム場特有の事情による無線通信による貨幣情報の信頼性低下を防止することを課題とする。
本発明の第2の目的は、ゲーム機の数が増加した場合であっても設定を変更せずに対応可能なゲーム場の管理システムにおける貨幣情報の無線管理方法を提供することである。
少なくとも貨幣の真偽を判別する複数の貨幣識別ユニット102と、
前記貨幣識別ユニットのそれぞれに接続された子処理ユニット140と、
前記子処理ユニット140のそれぞれに接続された子無線通信ユニット150と、
少なくとも貨幣情報の記憶部を有する親処理ユニット156と、
前記親処理ユニット156に接続され、かつ、前記子無線通信ユニット150と通信を行う親無線通信ユニット154と、
前記親処理ユニット156からの貨幣情報に基づいて所定の処理を行うホストコンピュータ162と、を含むゲーム場の管理システムにおいて、
前記親無線通信ユニット154は異なる位置に取り付けられた第1親無線通信ユニット154A及び第2親無線通信ユニット154Bを含み、
前記親処理ユニット156は、前記第1親無線通信ユニット154Aに接続された第1親処理ユニット156A、及び、前記第2親無線通信ユニット154Bに接続された第2親処理ユニット156Bを含み、
前記子処理ユニット140は前記貨幣識別ユニット102からの貨幣情報を記憶し、
前記第1親無線通信ユニット154A、前記第2親無線通信ユニット154B及び子無線通信ユニット150は周波数が異なる第1から第Nまでの複数の通信チャンネルCCH1〜CCH5を有し、
前記ホストコンピュータ162は内蔵するホストクロック166のクロック信号CSに基づいて所定周期T1において前記第1親処理ユニット156Aに所定幅の第1交信要求信号SR1を出力し、前記第1交信要求信号SR1から所定時間t1後、第2交信要求信号SR2を前記第2親処理ユニット156Bに出力し、
前記第1親処理ユニット156Aは、前記第1交信要求信号SR1に基づいて前記第1の通信チャンネルCCH1を選択するステップS21、当該通信チャンネルCCH1における電波の有無をチェックするステップS22、前記チャンネルCCH1における電波を検知した場合異なるチャンネルに更新するステップS24、前記通信チャンネルの第1チャンネルから順に電波無しをチェックし、最初の空きチャンネルに固定する固定信号FFを出力するステップS29〜S30を有する第1親要求プロセスPRP1を実行し、
前記第2親処理ユニット156Bは、前記第2交信要求信号SR2に基づいて前記第1の通信チャンネルCCH1を選択するステップS21、当該通信チャンネルCCH1における電波の有無をチェックするステップS22、前記チャンネルCCH1における電波を検知した場合異なるチャンネルに更新するステップS24、前記通信チャンネルの第1チャンネルから順に電波無しをチェックし、最初の空きチャンネルに固定する固定信号(FF)を出力するステップS29〜S30を有する第2親要求プロセスPRP2を実行し、
前記子処理ユニット140は前記子無線通信ユニット150の通信チャンネルを順次切り替え、前記固定信号を検知したときその通信チャンネルに固定する子送信要求プロセスCRP(S41〜S49)及び、前記貨幣情報及びチェック情報(CRC信号)を前記第1親無線通信ユニット154A又は前記第2親無線通信ユニット154Bへ送信する子送信プロセスCSP(S50〜S53))を実行し、
前記第1親無線通信ユニット154A及び前記第2親無線通信ユニット154Bはそれぞれ前記子送信プロセスにおいて受け取った第1貨幣情報CI1又は第2貨幣情報CI2に対応する前記チェック情報(CRC信号)の真偽をチェックするチェックプロセスCCP(S34〜S35)を実行し、
前記第1親処理ユニット156A及び前記第2親処理ユニット156Bは前記チェックプロセスCCP(S34〜S35)において真正と判別された前記チェック情報(CRC信号)に対応する前記第1貨幣情報CI1又は前記第2貨幣情報CI2を対応する前記第1親処理ユニット156A又は第2親処理ユニット156BにストアするストアプロセスSTP(S36))を実行し、
前記ホストコンピュータ162は前記第1貨幣情報CI1及び前記第2貨幣情報CI2が存在する場合及び前記第1貨幣情報CI1のみが存在する場合前記第1貨幣情報CI1を記憶し、前記第2貨幣情報CI2のみが存在する場合前記第2貨幣情報CI2を記憶する
ことを特徴とするゲーム場の管理システムにおける貨幣情報の無線管理方法である。
具体的には、金種情報及び数がストアされる。
金種が一金種の場合、例えば、100円コインのみを受け入れることにより利用可能になる場合、受け入れ数のみストアしてもよい。
通信チャンネル確立プロセスにおいて、第1親無線通信ユニット及び第2親無線通信ユニットと子無線通信ユニットとの通信チャンネルを確立する。
通信チャンネル確立後、子送信プロセスにおいて子処理ユニットは、子無線通信ユニットを介して、ストアした貨幣情報及びチェック情報を子無線通信ユニットを介して第1親無線通信ユニット及び/又は第2親無線通信ユニットへ送信する。
第1親無線通信ユニット及び/又は第2親無線通信ユニットのチェックプロセスにおいて、受信したチェック情報を解析し、その真偽をチェックする。
チェック情報が真正と判別された場合、チェック情報と共に受信した貨幣情報も真正とみなしてストアプロセスにおいてその貨幣情報を第1親処理ユニット及び/又は第2親処理ユニットにストアする。
これら第1親処理ユニット及び/又は第2親処理ユニットにストアされた貨幣情報は、ホストコンピュータにおいて、前記第1貨幣情報及び前記第2貨幣情報が存在する場合及び前記第1貨幣情報のみが存在する場合前記第1貨幣情報を記憶し、前記第2貨幣情報のみが存在する場合前記第2貨幣情報が記憶される。
したがって、チェック情報の真偽に基づいて、一緒に受信した貨幣情報をストアするので、貨幣情報の信頼性が高まる。
例えば、一つのチャンネルが雑音又は他の無線システムとの混信により擬似的に使用状態にある場合、子無線通信ユニットと親無線通信ユニットとは他のチャンネルを使用して通信可能である。
そのため、タイムリーに子処理ユニットにおける貨幣情報を親処理ユニットに送信することができるので、何ら支障を生じない。
この構成において、子処理ユニットはバッテリで作動される。
したがって、子処理ユニットは商用電源を備えないゲーム機に使用することができる。
また、無線通信ユニットと共に使用されるので、ゲーム機をワイヤレスにすることができる。そのため、ゲーム機が頻繁に移動されるケースであってもワイヤリングを考慮することなくレイアウトを変更できる利点がある。
無線通信が復旧した場合、子処理ユニットの最新の貨幣カウント値が親処理ユニットに送信されるので、貨幣データ処理に何ら問題を生じることがない。
貨幣識別ユニット102は、コインの識別ユニットの場合、受け入れコインの真偽を識別する機能、紙幣の識別ユニットの場合、受け入れ紙幣の真偽及び金種、及び、プリペイドカードの識別ユニットの場合、プリペイドカードの真偽および記憶されている金額を識別する機能及び料金を減額した金額を書き込む機能、ICコインの場合、受け入れICコインの真偽並びに記憶されている金額を識別する機能および料金を減額した金額を書き込む機能を有している。
コイン識別ユニットには、一種類のコインの物理的性質を機械的に識別する機械式コイン識別ユニットがある。また、コインの物理的性質を電気的、光学的または音響的に検出し、識別する電気式コイン識別ユニットがある。電気式識別ユニットを用いる場合、複数のコインの真偽及び金種を識別することができる。
本発明はこれら全ての貨幣識別装置に適用可能であるが、本実施例においては、機械式コイン識別ユニットに使用したケースを説明する。
コイン118が正貨通路110を自然落下した場合、接触子120は所定時間以上コイン118と接触するよう、または、一回の課金信号RSの受信により所定時間信号を出力するよう構成されている。換言すれば、スイッチ122が所定時間、例えば10ミリ秒以上オンになるよう設定されている。
スイッチ122に直列にフォトカプラ124の発光ダイオード126が接続されている。フォトカプラ124のフォトトランジスタ128の入力側に信号端子130が接続されている。それら発光ダイオード126及びフォトトランジスタ128のプラス側端子はバッテリ、例えば市販のドライバッテリ132のプラス端子に接続され、マイナス端子は接地されている。
子処理ユニット140は、貨幣識別ユニット102からの課金信号を受信する。換言すれば、子処理ユニット140は、ゲーム機100-1から100-N毎にその上部に取り付けられる。子処理ユニット140を上部に取り付けることにより、他のゲーム機の筐体に妨害されることなく後述の親通信ユニット156と通信することができる。
子MPU142は、子内部クロック149を含み、クロック信号をベースにROM(図示せず)に記憶したプログラムに基づいてRAM(図示せず)に随時データを記憶しつつ所定の処理を行う。
しかし、カウントアップされない課金信号RS及び/又は課金信号RSを受信した日時を記憶することができる。
バッテリ144は、例えば市販の安価なドライバッテリであり、課金センサ112のバッテリ132と共用することができる。
さらに、バッテリを定期交換することにより、バッテリチェックユニット146も配置しないことができる。
しかし、バッテリチェックユニット146を取り付けた場合、バッテリ144の容量を有効に使用することができる利点がある。
子無線通信ユニット150は、親無線通信ユニット154と無線通信を行って貨幣情報、則ち、前記課金信号RSを無線送信する機能を有する。したがって、通信方式として、電波方式、光無線方式、音波方式等を使用することができる、しかし、特定小電力無線通信方式は小型、安価かつ低消費電力であるため最も好ましい。
子無線通信ユニット150は、外部電波等による混信を防止するため、周波数の異なる複数の通信チャンネルを有している。本実施例においては、5つのチャンネルCCH1からCCH5が設けられている。なお、子無線通信ユニット150は、アンテナ152を有している。
親無線通信ユニット154は、前記子通信ユニット150と通信を行う機能を有している。したがって、子の通信チャンネルCCH1からCCH5に対応する親通信チャンネルPCH1からPCH5を有する。
親無線通信ユニット154は、貨幣情報を確実に子無線通信ユニット150から受信するため、複数配置されている。すなわち、親無線通信ユニット154は第1親無線通信ユニット154Aと第2親無線通信ユニット154Bの、少なくとも2つの通信ユニットを含んでいる。
第1親無線通信ユニット154A及び第2親無線通信ユニット154Bは、親処理ユニット156に接続されている。
第1親処理ユニット156A及び第2親処理ユニット156Bは、例えばゲーム場の天井に配置することが好ましい。
ゲーム機100-1から100-Nの頂部に取り付けられた子処理ユニット140と相俟って、比較的電波遮蔽物の少ない空間を無線通信に使用するからである。
第1親処理ユニット156A、及び第2親処理ユニット156Bは、親クロック159A、159B、親マイクロプロセッサ(MPU)158A、158B、親表示器160A、160B及びホストコンピュータ162との通信インターフェース回路164A、164Bをそれぞれ含んでいる。
ホストコンピュータ162は、ホストクロック166のクロック信号に基づいて前記所定の処理を行う。このホストクロック166は、親クロック159A、159B及び子内部クロック149と同一周波数であるが、個体差により僅かなずれを生じるものである。
正貨コイン118がゲーム機100-1のコイン識別ユニット104に投入された場合、前述のように課金センサ112が所定時間幅の課金信号RSを出力する。
子処理ユニット140は、図7のフローチャートに示すように、ステップS11において第1所定時間PT1経過したか判別し、第1所定時間PT1が経過した場合、課金信号確認信号TMを出力する。
しかし、確実に情報を処理するためには、課金信号RSの幅内に3回以上第1所定時間PT1が経過するように設定することが好ましい。
第1所定時間PT1の回数が多い場合、子MPU142の作動時間が増加し、バッテリ144の消耗が早まるため、可及的に少ないことが好ましい。したがって、この所定時間PT1の課金信号RS内における回数は、3であることが好ましい。
ステップS11において、第1所定時間PT1が経過した場合、ステップS12に進む。
ステップS12において、課金センサ112からの課金信号RSの有無を判別する。
ステップS13において、課金信号RSをカウントしてそのカウント値を記憶し、ステップS14に進む。詳述すれば、課金信号RSが出力された場合、子処理ユニット140は記憶されているカウント値に1を加算し、そのカウント値をRAMに記憶する。ステップS14において、後述の無線送信シーケンスを実行し、ステップS11に戻る。
ステップS15において、第2所定時間PT2が経過したか判別する。
第2所定時間PT2は、バッテリ144が子MPU142を作動させるに十分な電圧を有しているか判別するための所定時間間隔である。したがって、第2所定時間PT2は、第1所定時間PT1に比し長時間、例えば1日(24時間)に1回である。
ステップS15において第2所定時間PT2が経過した場合、ステップS16に進み、バッテリチェックユニット146から出力される電圧を読み込む。詳細には、図4におけるスイッチ148が所定時間ONになり、抵抗150を介して電流が流れる際の電圧を電圧計152により計測し、この計測値を読み込む。
ステップS18において、バッテリ交換要求信号CBを子MPU142のRAMに記憶し、ステップS11に戻る。
このステップS16からS18がバッテリチェックプロセスBCPである。
この無線通信シーケンスは、前述のように記憶した子処理ユニット140の貨幣情報、バッテリ交換要求信号等(以下「貨幣情報」という)をホストコンピュータ162に送信する機能を有する。
ホストコンピュータ162は、内蔵するホストクロック166のクロック信号CSに基づいて所定周期T1において第1親処理ユニット156Aに所定幅の第1交信要求信号SR1を出力し、第1交信要求信号SR1から所定時間t1後、第2交信要求信号SR2を第2親処理ユニット156Bに出力する。
前記所定周期T1が短い場合、貨幣情報の入手はタイムリーに出来るが、子処理ユニット140の送信処理時間が増加し、バッテリ144の消耗を早めるデメリットがある。
ホストコンピュータ162からの第1交信要求信号SR1を受信した第1親処理ユニット156Aは、図5に示すように第1親要求プロセスPRP1を行う。具体的には、第1親通信ユニット154Aは親クロック159Aのクロック信号CL1の所定のタイミングで図5のプログラムをスタートする。
次にステップS22において、アンテナ156Aからの受信信号に所定のフィルタをかけ、チャンネルCCH1の電波の有無をチェックする。
次にステップS23において、ステップS22においてチャンネルCCH1の電波を識別した場合、チャンネルCCH1の周波数は使用中であると判定し、ステップS24に進む。
ステップS25において通信チャンネルが最後の通信チャンネルPCH5であるか判別し、最後でない場合、ステップS22に戻る。
ステップS25において、最後の通信チャンネルの範囲外の場合、ステップS26に進む。
ステップS22に戻った場合、チャンネルCCH2の電波の使用をチェックする。
本実施例においては、5番目のチャンネルCCH5が使用していないものとする。
したがって、ステップS22において、チャンネルCCH5が使用されていない場合、ステップS29に進む。
ステップS30において、チャンネル固定信号FFを親通信ユニット154A及びアンテナ156Aを介して無線送信する。
チャンネル固定信号FFは、例えば、チャンネルCCH5を表す、「5」を出力し続ける。
第1親要求プロセスPRP1は、子無線通信ユニット150と第1親通信ユニット154Aとの通信を確立するための準備機能を有する。同様に、交信要求信号SR2に基づいて第2親処理ユニット156Bも第2親要求プロセスPRP2を行う。この送信要求プロセスPRP1とPRP2は同一処理である。
この一定周期T2は、前記一定周期T1と同じ、例えば15分である。したがって、子処理ユニット140及び子通信ユニット150は、15分間隔で通信プロセスを行う。
ステップS42において、チャンネルCCH1のチャンネル固定信号FFをチェックし、ステップS43へ進む。
ステップS45において、設定チャンネル数を超えた場合、ステップS46に進む。
ステップS46において、エラー信号を出力した後、ステップS47に進み、待機状態になる。
前述のように、チャンネルCCH1からCCH4が使用され、チャンネルCCH5のチャンネル固定信号FFが「5」が出力されている場合、ステップS48に進み、チャンネルCCH5の電波を受信し、ステップS49に進む。
このステップS41からS49が子送信要求プロセスCRPである。
また、前記親要求プロセスPRPと子送信要求プロセスCRPとにより、通信チャンネル確定プロセスCDPを構成する。
親処理ユニット156Aは、ステップS31において、識別ID104-1を受信し、親MPU158AのRAMに記憶する。
また、バッテリ交換要求信号CBが記憶されている場合、その要求信号CBも送信される。
ステップS53において、チャンネルCCH5の電波がオフにされ、無線送信プロセスを終了する。
したがって、ステップS50からS53が子送信プロセスCSPである。
まず、ステップS32においてカウント値及び/又はバッテリ交換要求信号CRを受信する。
次いでステップS33において、ステップS52において出力されたCRC信号を受信し、ステップS34に進む。
したがって、ステップS31からS33が子貨幣情報受信プロセスCRPである。
次にステップS34において、CRC信号を所定処理により解析し、ステップS35に進む。
したがって、ステップS34及びS35がチェックプロセスCCPである。
ステップS36において、ステップS32で受信したカウント値又はバッテリ交換要求信号CBをホストコンピュータ162に出力し、第1親処理ユニット156Aの第1貨幣情報CI1として記憶する。
したがって、ステップS36がストアプロセスSTPである
第2親処理ユニット156Bにおいても、ホストコンピュータ162にステップS32で受信したカウント値がホストコンピュータ162に送られ、第2親処理ユニット156Bの第2貨幣情報CI2として記憶される。
すなわち、ステップS51において、第1貨幣情報CI1が存在するか判別し、存在する場合ステップS52に進む。
ステップS52において、第2貨幣情報CI2が存在するか判別し、存在する場合、ステップS53に進む。
ステップS54において、第1貨幣情報CI1がIDコードと共に記憶され、この第1貨幣情報CI1が各種処理に利用される。
ステップS51において第1貨幣情報CI1がない場合、ステップS55に進む。
ステップS55において、第2貨幣情報CI2がある場合、ステップS56に進む。
ステップS55において第2貨幣情報CI2が無い場合、貨幣情報がないものとして処理を終了する。
第2貨幣情報CI2のみがある場合、第2貨幣情報CI2がホストコンピュータ162に記憶され、各種処理に利用される。
したがって、ホストコンピュータ162には、ゲーム機100-1の最新のカウント値、換言すれば、コイン識別ユニット104が受け入れたコイン18の数が記憶される。
しかし、両貨幣情報が一致しない場合、次回の通信タイミングまでホストコンピュータは貨幣情報を得ることができないので、タイムリー性に劣るデメリットがある。
本システムを紙幣識別ユニットに使用する場合、CRC情報と共に金種情報及びその金種のカウント枚数情報を送信するようにする。
本発明は、親無線通信ユニット及び子無線通信ユニットは、複数の通信チャンネルを含んでいる。
それ故、混信などにより一つの通信チャンネルが使用中であっても、他の通信チャンネルを使って貨幣情報を通信できるので、通信タイミングでの通信を確実に行うことが出来る。
さらに、親無線通信ユニットは複数の親無線通信ユニットからなるので、一つの無線通信ユニットが不測のエラーを生じた場合であっても他の通信ユニットにより貨幣情報が受信されるので、確実に貨幣情報を受けることができる。
140 子処理ユニット
150 子無線通信ユニット
154 親無線通信ユニット
154A 第1親無線通信ユニット
154B 第2親無線通信ユニット
156 親処理ユニット
156A 第1親処理ユニット
156B 第2親処理ユニット
162 ホストコンピュータ
166 ホストクロック
CCH1〜CCH5 通信チャンネル
CI1 第1貨幣情報
CI2 第2貨幣情報
CS クロック信号
CRC信号 チェック情報
FF 固定信号
SR1 第1交信要求信号
SR2 第2交信要求信号
T1 所定周期
t1 所定時間
S21 第1の通信チャンネルを選択するステップ
S22 電波の有無をチェックするステップ
S24 異なるチャンネルに更新するステップ
S29〜S30 固定信号(FF)を出力するステップ
CCP(S34〜S35) チェックプロセス
STP(S36) ストアプロセス
PRP 親要求プロセス
CRP(S41〜S49) 子送信要求プロセス
CSP(S50〜S53) 子送信プロセス
Claims (1)
- 少なくとも貨幣の真偽を判別する複数の貨幣識別ユニット(102)と、
前記貨幣識別ユニットのそれぞれに接続された子処理ユニット(140)と、
前記子処理ユニット(140)のそれぞれに接続された子無線通信ユニット(150)と、
少なくとも貨幣情報の記憶部を有する親処理ユニット(156)と、
前記親処理ユニット(156)に接続され、かつ、前記子無線通信ユニット(150)と通信を行う親無線通信ユニット(154)と、
前記親処理ユニット(156)からの貨幣情報に基づいて所定の処理を行うホストコンピュータ(162)と、
を含むゲーム場の管理システムにおいて、
前記親無線通信ユニット(154)は異なる位置に取り付けられた第1親無線通信ユニット(154A)及び第2親無線通信ユニット(154B)含み、
前記親処理ユニット(156)は、前記第1親無線通信ユニット(154A)に接続された第1親処理ユニット(156A)、及び、前記第2親無線通信ユニット(154B)に接続された第2親処理ユニット(156B)を含み、
前記子処理ユニット(140)は前記貨幣識別ユニット(102)からの貨幣情報を記憶し、
前記第1親無線通信ユニット(154A)、前記第2親無線通信ユニット(154B)及び子無線通信ユニット(150)は周波数が異なる第1から第Nまでの複数の通信チャンネル(CCH1〜CCH5)を有し、
前記ホストコンピュータ(162)は内蔵するホストクロック(166)のクロック信号(CS)に基づいて所定周期(T1)において前記第1親処理ユニット(156A)に所定幅の第1交信要求信号(SR1)を出力し、前記第1交信要求信号(SR1)から所定時間(t1)後、第2交信要求信号(SR2)を前記第2親処理ユニット(156B)に出力し、
前記第1親処理ユニット(156A)は、前記第1交信要求信号(SR1)に基づいて前記第1の通信チャンネル(CCH1)を選択するステップ(S21)、当該通信チャンネル(CCH1)における電波の有無をチェックするステップ(S22)、前記チャンネル(CCH1)における電波を検知した場合異なるチャンネルに更新するステップ(S24)、前記通信チャンネルの第1チャンネルから順に電波無しをチェックし、最初の空きチャンネルに固定する固定信号(FF)を出力するステップ(S29〜S30)を有する第1親要求プロセス(PRP1)を実行し、
前記第2親処理ユニット(156B)は、前記第2交信要求信号(SR2)に基づいて前記第1の通信チャンネル(CCH1)を選択するステップ(S21)、当該通信チャンネル(CCH1)における電波の有無をチェックするステップ(S22)、前記チャンネル(CCH1)における電波を検知した場合異なるチャンネルに更新するステップ(S24)、前記通信チャンネルの第1チャンネルから順に電波無しをチェックし、最初の空きチャンネルに固定する固定信号(FF)を出力するステップ(S29〜S30)を有する第2親要求プロセス(PRP2)を実行し、
前記子処理ユニット(140)は前記子無線通信ユニット(150)の通信チャンネルを順次切り替え、前記固定信号を検知したときその通信チャンネルに固定する子送信要求プロセス(CRP(S41〜S49))及び、前記貨幣情報及びチェック情報(CRC信号)を前記第1親無線通信ユニット(154A)又は前記第2親無線通信ユニット(154B)へ送信する子送信プロセス(CSP(S50〜S53))を実行し、
前記第1親無線通信ユニット(154A)及び前記第2親無線通信ユニット(154B)はそれぞれ前記子送信プロセスにおいて受け取った第1貨幣情報(CI1)又は第2貨幣情報(CI2)に対応する前記チェック情報(CRC信号)の真偽をチェックするチェックプロセス(CCP(S34〜S35))を実行し、
前記第1親処理ユニット(156A)及び前記第2親処理ユニット(156B)は前記チェックプロセス(CCP(S34〜S35))において真正と判別された前記チェック情報(CRC信号)に対応する前記第1貨幣情報(CI1)又は前記第2貨幣情報(CI2)を対応する前記第1親処理ユニット(156A)又は第2親処理ユニット(156B)にストアするストアプロセス(STP(S36))を実行し、
前記ホストコンピュータ(162)は前記第1貨幣情報(CI1)及び前記第2貨幣情報(CI2)が存在する場合及び前記第1貨幣情報(CI1)のみが存在する場合前記第1貨幣情報(CI1)を記憶し、前記第2貨幣情報(CI2)のみが存在する場合前記第2貨幣情報(CI2)を記憶する
ことを特徴とするゲーム場の管理システムにおける貨幣情報の無線管理方法。
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