JP5192791B2 - パターン寸法計測方法及び走査電子顕微鏡 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係る、パターン寸法を計測する走査電子顕微鏡の構成の概念図である。
実施例1ではユーザーが画像取得領域の数をステップ2002で指定していたが、本実施例では、観察材料・加速電圧・プローブ電流・画像倍率の入力からフレーム加算枚数の上限と、異なる計測座標を設定する例を示す。
前述の実施例2では光学条件を設定するとダメージデータが呼び出され、フレーム加算枚数の制限と、異なる計測場所の指定を行っていたが、ダメージ量と計測精度の許容値をユーザーが入力し、許容値に応じた光学条件をCD−SEMに反映することもできるので、本実施例にて説明する。
電子線を照射して画像を取得する領域の数を決定するときに品質管理手法の一つであるタグチメソッドを応用することができる。本実施例では、タグチメソッドを用いて画像取得領域の数を決定する例を示す。
る。よって、観察領域の数、加速電圧、プロープ電流、観察倍率、フレーム数の最適化
が低ダメージかつ高精度計測に有効である。最適化にタグチメソッドを用いることで
最適化の効率向上を図る。例えば、観察領城の数、加速電圧、プローブ電流、観察倍
率、フレーム数を3水準変化させた揚合の総当り実験粂件は、35=243通りとなるが、タグチメソッドを用いると18実験で同等の効果を得ることができる。
は観察領域の数、加速電圧、プロープ電流、観察倍率、フレーム数を制御因子とする。
L18直交表と制御因子から18種の初期実験条件が求まる。この18種の初期実験条
件下でダメージ量と計測精度を算出すると、直交表に割り当てた制御因子の要因効果が算出される。この要因効果から初期実験を行った18条件を含む全組み合わせ条件でのダメージ量と計測精度が推定され、推定結果からダメージ量と計測精度が共に小さくなるパラメータの組み合わせを最適条件と求めることができる。
以上の実施例は、異なる場所で取得した信号を二次元画像単位で重ね合わせるものであった。しかし、走査ライン単位、あるいは、走査ラインのパターンエッジ単位すなわち一次元画像単位で重ね合わせることも効果的である。これらの場合でも、低ダメージや低帯電で高いS/Nの情報を得ることが可能なことは明らかである。走査ライン単位の重ね合わせではパターン位置の揺らぎに起因する測長値の誤差の低減に、パターンエッジ単位での重ね合わせではパターン幅の揺らぎに起因するエッジプロファイルの誤差の低減に、それぞれ有効である。
Claims (19)
- 試料上の観察領域を走査される入射電子線に対して発生する反射電子または二次電子強度の情報から前記観察領域内のパターンの寸法を計測する方法において、
前記試料上の複数の観察領域に電子線を照射することで得られる複数の観察領域の電子顕微鏡像において、異なる座標における同一形状のパターンを重ね合わせることにより一つの画像を作成し、
重ね合わせた前記一つの画像の強度情報からパターンの寸法を計測することを特徴とするパターン寸法計測方法。 - 試料上の観察領域を走査される入射電子線に対して二次的に発生する反射電子または二次電子を検出し、検出された前記反射電子または二次電子強度の情報から前記観察領域内のパターンの寸法を計測する方法において、
前記試料上の複数の観察領域のそれぞれについて前記入射電子線を複数回照射することで得られる複数の観察領域の電子顕微鏡像において、異なる座標における同一形状のパターンをフレーム加算して重ね合わせ画像を作成し、
複数の前記重ね合わせ画像を重ね合わせることにより一つの画像を作成し、
前記一つの画像の強度情報からパターンの寸法を計測することを特徴とするパターン寸法計測方法。 - 請求項1又は2に記載のパターン寸法計測方法において、前記試料の前記電子線によるダメージ量に許容値を設け、前記ダメージ量の許容値を上回らないように前記観察領域内の同一箇所に電子線を照射する回数を制限することを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 請求項1又は2に記載のパターン寸法計測方法において、前記電子線を照射し画像取得を行う観察領域の数は、観察時の計測精度から決められることを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 請求項1又は2に記載のパターン寸法計測方法において、観察対象となる試料のダメージ量と観察時の計測精度から、観察時の電子線照射条件を決めることを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 請求項1又は2に記載のパターン寸法計測方法において、複数の前記重ね合わせ画像を重ね合わせて前記一つの画像を作成する際の画像間のずれ量は、複数の前記重ね合わせ画像を一次元ないし二次元的に照合を行い、該照合結果に基づき決定することを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 請求項6に記載のパターン寸法計測方法において、照合を行う際に用いる画像は走査電子顕微鏡で得られた画像全体あるいは画像の一部を用いることを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 請求項1に記載のパターン寸法計測方法において、複数の前記観察領域は、設計レイアウトが同じであるパターン座標で取得した画像を用いることを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 請求項1に記載のパターン寸法計測方法において、前記複数の観察領域間の距離を予め設定した距離より大きくすることを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 請求項1に記載のパターン寸法計測方法において、直交表に従って初期実験を行い、ダメージ量と計測精度が共に小さくなるような観察領域の数を選ぶことを特徴とするパターン寸法計測方法。
- 試料上の観察領域を走査される入射電子線に対して発生する反射電子または二次電子を検出する検出器を有し、検出された前記反射電子または二次電子強度の情報から前記観察領域内のパターンの寸法を計測する走査電子顕微鏡において、
前記試料上の複数の観察領域に電子線を照射することで得られる複数の観察領域の電子顕微鏡像を記憶する手段と、
前記複数の観察領域の電子顕微鏡像において、異なる座標における同一形状のパターンを重ね合わせることで一つの画像を作成する手段と、
重ね合わせた前記一つの画像を表示する手段と、
重ね合わせた前記一つの画像の強度情報からパターンの寸法を計測する手段とを有することを特徴とする走査電子顕微鏡。 - 請求項11に記載の走査電子顕微鏡において、観察対象となる前記試料の前記電子線によるダメージ量に許容値を設定し、該ダメージ許容値を上回らないように前記観察領域内の同一箇所に前記電子線を照射する回数を制限することを特徴とする走査電子顕微鏡。
- 請求項11に記載の走査電子顕微鏡において、観察時の計測精度許容値を設定し、前記電子線を照射し画像取得を行う前記観察領域の数を前記許容値から求めることを特徴とする走査電子顕微鏡。
- 請求項11に記載の走査電子顕微鏡において、観察対象となる前記試料のダメージ量許容値と観察時の計測精度許容値を設定し、前記ダメージ量許容値と前記計測精度許容値をもとに電子線照射条件を決めることを特徴とする走査電子顕微鏡。
- 請求項11に記載の走査電子顕微鏡において、前記複数の観察領域の電子顕微鏡像を、一次元ないし二次元的に照合し、該照合結果に基づき前記複数の観察領域の電子顕微鏡像を重ね合わせる際の画像間のずれ量を決定することを特徴とする走査電子顕微鏡。
- 請求項15に記載の走査電子顕微鏡において、走査電子顕微鏡で得られた画像の全体あるいは一部を用いて前記照合を行うことを特徴とする走査電子顕微鏡。
- 請求項11に記載の走査電子顕微鏡において、前記複数の観察領域として、設計レイアウトが同じであるパターン座標を選ぶよう構成したことを特徴とする走査電子顕微鏡。
- 請求項11に記載の走査電子顕微鏡において、前記複数の観察領域間の距離を予め設定した距離より大きくするよう構成したことを特徴とする走査電子顕微鏡。
- 請求項11に記載の走査電子顕微鏡において、記憶部に記憶した直交表に従って初期実験を行い、該初期実験の結果からダメージ量と計測精度が共に小さくなるような観察領域の数を算出し、該算出結果を基に観察領域の数を決めることを特徴とする走査電子顕微鏡。
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