JP2011055004A - 回路パターン検査方法、及び回路パターン検査システム - Google Patents

回路パターン検査方法、及び回路パターン検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】パターンの輪郭データの抽出を失敗すること無く、高速かつ正確に回路パターンの検査を行うことのできる、パターン検査方法及びシステムを提供する。
【解決手段】試料に電子線を照射し、試料から放出された反射電子によって生成された反射電子像と試料から放出された2次電子によって生成された2次電子像の対応関係にある画素の輝度値を比較し、相対的に輝度値が高い画素或いは輝度値が低い画素を選択、又は、反射電子像と2次電子像の輝度値を均等或いは不均等な割合で積算する。そして、選択された画素或いは積算によって得られた画素に基づいて構成される画像から回路パターンの輪郭データを抽出する。
【選択図】図9

Description

本発明は、回路パターン検査方法、及び回路パターン検査システムに関し、例えば、半導体を撮影した画像と半導体の設計データを利用して、基板上に形成されたパターンを検査するパターン検査方法およびパターンシステムに関するものである。
近年の半導体は微細化、多層化が進み、論理も煩雑化しているため、その製造が極めて困難な状況にある。その結果として、製造プロセスに起因する欠陥が多発する傾向にあり、その欠陥を効率的かつ正確に検出し、製造プロセスの問題を特定することが重要になっている。
製造プロセスに起因する欠陥の種類はパターンの変形、切断、短絡等であり、これらは理想的な形状をもつ基準パターンとの比較により検出することができる。具体的には、ウエハ上に形成されたパターンの中から理想的な形状をもつパターンをオペレータが選択し、そのパターンを撮影して画像(=基準パターン)化する。次に、検査対象のパターンを撮影し、検査対象画像と基準パターンの位置を調整し、差分計算を行う。検査対象のパターンに欠陥が含まれている場合、欠陥位置の輝度情報が、基準パターンの輝度情報と異なるため、差分量が大きくなる。この性質を利用し、一定値以上の差分値をもつ位置を欠陥位置として検出するものである。
このような検査は、特許文献1に開示されているようなレビューSEMで実施されている。レビューSEMは、試料に電子線を照射し、試料表面から放出した2次電子や反射電子を用いて生成した画像を利用して上述の検査を行う。一般的なレビューSEMには2次電子を検出するための2次電子検出器と、反射電子を検出するための反射電子検出器が搭載されており、それぞれの検出器からの信号を2次電子像、反射電子像として生成している。それぞれの電子像は、画像生成に用いる電子の特性の違いから、パターンの見え方が異なる。2次電子像はパターン形状の観察、検査に適した像であり、反射電子像はパターンの立体形状の観察、検査に適した像である。ただし、反射電子検出器は、反射電子検出器の設置位置からみて、パターンの陰に位置するパターンからの反射電子を検出できないため、一つの反射電子検出器で生成した反射電子像では、パターン全体の立体形状の表現ができない。このため、試料を取り囲むように非常に狭い間隔で反射電子検出器を並べ、パターンから放出された反射電子像を複数生成することで、パターンの立体形状の詳細な観察を可能としている。ただし、装置コストや検出器の設置面積の都合上、一般的なレビューSEMでは、試料を取り囲むように2〜3個程度の反射電子検出器を設置し、複数の反射電子像を取得している。通常のパターン検査は、2次電子像での検査を行い、パターンや欠陥の立体形状を検査する際には反射電子像を利用するといったように、検査用途に応じて利用画像を変えている。
また、特許文献2に開示されているように、例えばホールのような穴の開いたパターンを検査する場合は、穴部からの2次電子の放出が弱くなることから、穴部の画像については、反射電子像を一定の割合で2次電子像にブレンドし、検査を行うようなことも行われている。
ところが、特許文献1及び2に開示されているような撮影画像による基準パターンを利用した検査形態では、オペレータによる基準パターンの登録作業が発生するため、様々な形状のパターンを検査する場合、基準パターンの登録作業に時間を要するといった問題がある。
このため、基準パターンに半導体デバイスの設計データを用い、設計データとパターンの比較によって欠陥を検出することで基準パターンの登録作業を自動化し、検査時間を短縮するような試みがなされている。例えば、特許文献3には、設計データとパターンの比較によって欠陥を検出することが開示されている。より詳細には、製造した半導体に電子線を照射し、半導体表面から放出した2次電子を検出して生成した2次電子像から画像処理によってパターンの輪郭線を抽出した後、輪郭線と設計データの形状を比較し、形状が乖離した部位を欠陥として検出する。
特願平11−343094号公報 特開2000−260380号公報 特開2005−277395号公報 特開2006−351746号公報 特開平6−96214号公報 特開平6−243814号公報 特開2006−269489号公報 特開昭63−122217号公報
田村秀行著「コンピュータ画像処理」(オーム社、2002年12月) ディジタル画像処理編集委員会監修「ディジタル画像処理」(CG−ARTTS協会、2006年3月)
しかしながら、2次電子像のコントラストは電子線の照射によって半導体の表面に発生した帯電の影響で大きく変動する場合がある。従って、特許文献3に開示の方法であっても、画像処理によるパターンの輪郭線の抽出が困難になり、結果的に設計データと輪郭線の比較が困難になるといった問題がある。
一方、レビューSEMなどで利用されている反射電子像は、2次電子像に比べて帯電の影響を受けにくいという特徴をもっているが、上述したように反射電子の特性上、パターンに遮蔽された部分のパターン形状が表現できないといった問題があるため、設計データとの比較に用いる画像として利用されていないのが現状である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パターンの輪郭データの抽出を失敗すること無く、高速かつ正確に回路パターンの検査を行うことのできる、パターン検査方法及びシステムを提供するものである。
(1)上記課題を解決するために、パターン比較は通常2次電子像を用いて行うが、パターンの立体形状の観察及び検査に適すると言われている反射電子像を用いて、パターンの輪郭を抽出する。そして、この抽出したパターンの輪郭を用いてパターン検査を実行する。パターン検査は、具体的には、パターンの輪郭とCAD等の設計データとを比較して両者のずれを計測したり、パターン輪郭から回路パターンの寸法等を算出することにより実行される。
(2)即ち、本発明によるパターン検査方法は、電子デバイスの設計データと、設計データに基づき製造された試料の回路パターン画像の比較により、回路パターンの検査を行うパターン検査方法であって、試料に電子線を照射し、試料から放出された反射電子を反射電子検出器で検出し、反射電子像生成手段が、検出された反射電子を用いて反射電子像を生成する工程と、輪郭抽出手段が、生成された反射電子像から前記回路パターンの輪郭データを抽出する工程と、を備えることを特徴とする。この方法は、例えば、ソフトウェアとして実現される。この場合、上記反射電子像生成手段や輪郭抽出手段は、プログラムに従って処理制御部やCPU等のコンピュータによって実現される。
また、本発明では、2つ以上の反射電子検出器を配置し、反射電子を異なる空間的な位置で検出して2つ以上の反射電子像を生成するようにしても良い。この場合、2つ以上の反射電子像を合成して生成された合成像から回路パターンの輪郭データが抽出される。そして、輪郭データを抽出するには、例えば、2つ以上の反射電子像の画像間演算処理を実行する。この場合、画像間演算処理として、1)2つ以上の反射電子像を比較し、階調値の大きい反射電子像を反射電子の合成画像として選択する第1の演算処理、2)2つ以上の反射電子像を比較し、階調値の小さい反射電子像を反射電子の合成画像として選択する第2の演算処理、及び、3)2つ以上の反射電子像の階調値を均等あるいは不均等な割合で積算し反射電子の合成画像の階調値を生成する第3の演算処理、のいずれかが実行される。
(3)別の態様による本発明のパターン検査方法は、電子デバイスの設計データと、設計データに基づき製造された試料の回路パターン画像の比較により、回路パターンの検査を行うパターン検査方法であって、試料に電子線を照射し、試料から放出された反射電子を反射電子検出器で検出し、反射電子像生成手段が、検出された反射電子を用いて反射電子像を生成する工程と、試料から放出された2次電子を2次電子検出器で検出し、2次電子像生成手段が、検出された2次電子を用いて2次電子像を生成する工程と、輪郭抽出手段が、反射電子像と2次電子像とから回路パターンの輪郭データを抽出する工程と、を備えることを特徴とする。このように、反射電子像及び2次電子像の双方をお考慮して輪郭データが抽出される。
また、本態様でも2つ以上の反射電子検出器を配置し、反射電子を異なる空間的な位置で検出して2つ以上の反射電子像を生成するようにしても良い。この場合、輪郭抽出手段が、画像間演算処理を用いて、2つ以上の反射電子像と2次電子像から合成画像を生成し、合成画像から回路パターンの輪郭データを抽出する。そして、画像間演算処理として、1)2つ以上の反射電子像と2次電子像を比較し、階調値の大きい反射電子像あるいは2次電子像を合成画像として選択する第1の演算処理、2)2つ以上の反射電子像と2次電子像を比較し、階調値の小さい反射電子像あるいは2次電子像を合成画像として選択する第2の演算処理、及び3)2つ以上の反射電子像と2次電子像の階調値を均等あるいは不均等な割合で積算し反射電子の合成画像を生成する第3の演算処理、のいずれかが実行される。
(4)なお、パターン検査は、抽出された輪郭データと設計データとを比較することにより実行される。例えば、輪郭データと設計データのパターンの間隔を計測し、その計測値が規定値よりも大きい部位をパターンの欠陥部位として検出したり、輪郭データから試料上の回路パターン寸法若しくは回路パターン間隔寸法を算出することが行われる。
(5)さらに、反射電子像と、輪郭データと、設計データとをオーバーレイもしくは並べて表示部の画面に表示するようにしてもよい。
(6)なお、試料は、マスク、又はシリコンウエハである。また、2つ以上の反射電子検出器は、試料を取り囲むように、ほぼ等間隔に配置される。例えば、反射電子検出器は3つ設けられ、それぞれ約120度の間隔に配置される。
また、画像間演算処理は、合成画像に対して平滑化処理を行い、合成画像に重畳したノイズを削減するとともに、画像合成におけるパターンの輝度変化部分を低減する処理であるようにしてもよい。
(7)本発明は、上述のパターン検査方法に対応したパターン検査システムも提供する。そして、さらなる本発明の特徴は、以下本発明を実施するための最良の形態および添付図面によって明らかになるものである。
本発明によれば、帯電の影響を受けにくい反射電子像からパターンの輪郭データを抽出し、設計データとの比較検査を行うことで、帯電対策による半導体観察時間の増加や、帯電に起因した像の乱れによる輪郭データの抽出失敗を回避することができ、高速かつ正確に半導体の検査を行うことができる。
本発明のパターン検査システムの概略構成を示す図である。 2次電子像および反射電子像の画像化手順を示した図である。 本発明によるパターン検査システムのパターン検査手順を示したフローチャートである。 半導体ウエハ上の検査ポイントを撮影するために必要となる設計レイアウト上のオートフォーカスやスティグマポイント等を例示した図である。 第1の実施形態によるパターン検査処理を説明するためのフローチャートである。 反射電子検出器の配置例を示した図である。 反射電子像を示した図である。 画像を輪郭線化する手法1及び2を示す図である。 2次電子像を示した図である。 反射電子像の合成画像を示した図である。 反射電子像の合成例を示した図である。 反射電子像の合成例を示した図である。 試料に対する反射電子検出器の設置例を示した図である。 輪郭線抽出処理(S504)の詳細を示すフローチャートである。 反射電子像の合成像から抽出した輪郭データを示した図である。 設計データと輪郭データの比較検査処理(S505)の詳細を示すフローチャートである。 視野ずれが発生した設計データと輪郭データの位置関係と、パターンマッチングにより位置補正を行った設計データと輪郭データの位置関係を示した図である。 設計データと輪郭データの形状比較例を示した図である。 パターン検査の状況や検査結果をユーザに伝えるためのディスプレイ画面である。 寸法計測のみ行なう場合のフローチャートである。 第2の実施形態によるパターン検査処理を説明するためのフローチャートである。 反射電子像の合成画像と2次電子像の違いを示した図である。 半導体ウエハの撮影条件やウエハの条件によって輪郭線抽出対象画像を切り替えるためのテーブルデータを示した図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ただし、本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。また、各図において共通の構成については同一の参照番号が付されている。
<第1の実施の形態>
(1)SEMを利用したパターン検査システムの構成
図1は、本発明によるパターン検査システム1の概略構成を示す図である。パターン検査システム100は、半導体パターンの反射電子像(Backscattered Electron:BSE像)と2次電子像(Secondary Electron:SE像)を取得する走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:以下、SEM)を備えている。SEMの電子光学系102は、電子線(一次電子)104を発生する電子銃103と、該電子銃103から発生した電子線104を収束させるコンデンサレンズ105と、収束された電子線104を偏向させる偏向器106と、2次電子を検出するためのExB偏向器107と、収束された電子線を半導体ウエハ101上に結像させる対物レンズ108とを備えている。半導体ウエハ101は、XYステージ117上に載置される。その結果、偏向器106および対物レンズ108は、ステージ117上に載置された半導体ウエハ101上の任意の位置において電子線が焦点を結んで照射されるように、電子線の照射位置と絞りとを制御する。ところで、XYステージ117は半導体ウエハ101を移動させ、該半導体ウエハ101の任意位置の画像撮像を可能にしている。そのため、XYステージ117により観察位置を変更することをステージシフト、偏向器106により電子線を偏向して観察位置を変更することをビームシフトと呼ぶ。
一方、電子線が照射された半導体ウエハ101からは、2次電子と反射電子が放出され、2次電子は2次電子検出器109により検出される。反射電子は反射電子検出器110、111により検出される。なお、反射電子検出器110及び111は、互いに異なる位置に設置されている。2次電子検出器109および反射電子検出器110及び111で検出された2次電子及び反射電子は、A/D変換器112、113、114でデジタル信号に変換され、処理制御部115に入力されて画像メモリ152に格納される。そして、この格納された2次電子及び反射電子は、CPU151や画像処理ハードウェア153等で目的に応じた画像処理が行われ、半導体パターンの検査が行われる。即ち、処理制御部115は、後述の撮像レシピ作成部125で作成された、パターンの検査手順を示す撮像レシピを基に後述のアドレッシングポイント(以下、APとする)、フォーカスポイント(以下、FPとする)、スティグマポイント(以下、SPとする)、ブライトネス&コントラストポイント(以下、BPとする)及び検査ポイント(以下、EPとする)を撮像するために、ステージコントローラ119や偏向制御部120に対して制御信号を送り、さらに半導体ウエハ101上の観察画像に対し各種画像処理を行う等の処理及び制御を行って半導体パターンの検査が行う。
処理制御部115は、光学顕微鏡(図示せず)等で半導体ウエハ101上のグローバルアライメントマークを観察することにより半導体ウエハ101の原点ずれやウエハの回転を補正するグローバルアライメント制御も含めてステージ117の位置及び移動を制御するステージコントローラ119と、偏向器106を制御して電子線のビームシフト(ビーム偏向)を制御する偏向制御部120と、対物レンズ108を制御してフォーカス制御するフォーカス制御部121とに接続される。
また、処理制御部115は、入力手段を備えた計算機(ディスプレイ含む)116と接続してユーザに対して画像や検査結果等を表示するGUI(Graphcal User Interface)等の機能を有することになる。なお、ここでは、反射電子像の検出器を2つ備えた例を示したが、反射電子像の検出器の数を増やすことも可能である。また、処理制御部115における制御の一部又は全てを、CPUや画像の蓄積が可能なメモリを搭載した電子計算機116等に割り振って処理・制御することも可能である。
さらに、処理制御部115は、後述のAP、FP、SP、BP、EPの内、何れか一つ又は複数(全てを含む)の座標、該座標に相当する位置決め用の設計データのテンプレート及びSEM観察の撮像条件(撮像倍率や画質等を含む)の情報等を含む撮像レシピを作成する撮像レシピ作成部125とネットワークまたはバス等を介して接続される。撮像レシピ作成部125は、設計データを取得するために、EDA(Electrnic Design Automation)ツールなどの設計システム130とネットワーク等を介して接続される。撮像レシピ作成部125は、検査すべき半導体ウエハ上の撮影ポイントの情報から、設計データを利用して撮影レシピを作成するものであり、例えば特許文献4に開示されている撮影レシピ作成装置がこれに相当する。ただし、設計データから撮影レシピを作成する概念自体は古くから提案されているものであり、設計データから撮影レシピを生成する方法、装置についてこれを限定するものではない。撮影レシピの作成は一般的にCPU、メモリ等を搭載した電子計算機のソフトウェア処理やCPU、ASIC、FPGA、メモリ等を搭載したハードウェア処理で実行する。
(2)検出電子の映像化について
図2は、半導体ウエハ上に電子線を走査して照射した際、半導体ウエハ上から放出される電子の信号量を画像化する方法を説明するための図である。電子線は、例えば図2Aに示すようにx、y方向に201〜203又は204〜206のように走査して照射される。なお、電子線の偏向方向を変更することによって走査方向を変化させることが可能である。
また、図2Aにおいて、G1〜G3はそれぞれ、x方向に走査された電子線201〜203が照射された半導体ウエハ上の場所を示している。同様に、G4〜G6はそれぞれ、y方向に走査された電子線204〜206が照射された半導体ウエハ上の場所を示している。G1〜G6において放出された2次電子の信号量は、2次電子検出器及びAD変換器を介して、また、反射電子の信号量は、反射電子検出器及びAD変換器を介して、図2Bに示した画像座標における画素H1〜H6の明度値に変換され(G、Hにおける右下の添え字1〜6は互いに対応する)、2次電子の信号量からSE像、反射電子の信号量からBSE像が生成される。
(3)撮像シーケンスについて
図3は、ウエハ上の任意のEPを観察するための撮像シーケンスを説明するための図である。また、図4は、設計レイアウト401上のEP405に対するAP403、FP402、SP406、BP404、の設定例を示した図である。撮像シーケンスにおける撮像箇所ならびに撮像条件(撮像倍率や画質等を含む)、更にEPにおける検査条件は設計データと検査ポイントの情報に基づき、撮像レシピとして撮像レシピ作成部225で作成されて例えば記憶装置123に記憶されて管理される。
図3を参照すると、まず半導体ウエハ101がステージ117上に取り付けられる(S301)。次に、光学顕微鏡(図示せず)等で試料上のグローバルアライメントマークを観察した結果に基づいて、処理制御部115は試料の原点ずれや回転ずれを算出し、これらのずれ量を基にステージコントローラ119を介して、ステージ117を制御することによってずれを補正する(S302)。
次に、処理制御部115は、ステージ117を制御し、撮像レシピ作成部125で作成された撮像ポイントの座標及び撮像条件に従って撮像位置をAPに移動してEP撮像時よりも低倍の撮像条件で撮像する(S303)。ここで、APについて説明を加えておく。直接EPを観測しようとした場合、ステージの位置決め精度等の理由により観察箇所がSEMの視野からずれてしまう問題がある。この問題を解決するため、一旦位置決め用として予め撮像レシピ作成部125で作成されて記憶装置123に登録された座標が既知であるAPを一旦観察し、処理制御部115は予め撮像レシピ作成部125で作成されて記憶装置123に登録されたAPにおける設計データテンプレートと観察したAPのSEM画像とのマッチングを行う。これによって設計データテンプレートの中心座標と実際にAPを観測した際の中心座標とのずれベクトルが検出される。続いて、処理制御部115は、設計データテンプレートの座標とEPの座標との相対ベクトルから上記検出されたずれベクトルを差し引いた分だけ、偏向制御部120を介して偏向器106を制御してビームシフト(ビームの入射方向を傾けて照射位置を変更)をさせて、撮像位置を移動してEPを観察することにより、高い座標精度でEPを撮像することができることになる(一般的にビームシフトの位置決め精度はステージの位置決め精度よりも高い)。
また、処理制御部115の制御及び処理に基づいてビームシフトにより撮像位置をFPに移動して撮像してオートフォーカスのパラメータを求め、該求められたパラメータに基づいてオートフォーカスを行う(S304) 。
次に、処理制御部115の制御及び処理に基づいて、ビームシフトにより撮像位置をSPに移動して撮像して非点収差補正のパラメータを求め、該求められたパラメータに基づいて自動非点収差補正(オートスティグマ補正)を行う(S305)。
さらに、処理制御部115の制御及び処理に基づいて、ビームシフトにより撮像位置をBPに移動して撮像してブライトネス&コントラスト調整のパラメータを求め、該求められたパラメータに基づいて自動ブライトネス&コントラスト調整を行う(S306)。なお、前述のステップS303、S304、S305、S306におけるアドレッシング、オートフォーカス、オートスティグマ、オートブライトネス&コントラストは、場合によっては一部あるいは全てが省略される。或いは、ステップS303、S304、S305、S306の順番が任意に入れ替えることもできる。また、AP、FP、SP、BP、の座標で重複するものがある(例えばオートフォーカス、オートスティグマを同一箇所で行う)等のバリエーションを持たせることも可能である。
最後に、処理制御部115の制御及び処理に基づいて、ビームシフトにより撮像位置をEPに移動して撮像し、パターンの検査を行う(S307)。
(4)パターン検査処理について
図5は、本発明によるパターン検査処理を説明するためのフローチャートである。このパターン検査処理は、処理制御部115のCPU151、画像メモリ152等を利用したソフトウェア処理で実行されるものである。ただし、SEM装置からの画像および撮影レシピ生成部125からの設計データテンプレートをLANやバス経由、また携帯型のメモリ、ハードディスクなどの記憶媒体経由で入力可能な電子計算機のCPU、メモリ等を利用したソフトウェア処理でも実行することもできる。以下、各ブロックについて詳細を説明する。
図5において、最初に、処理制御部115(CPU151)は、EPの座標に対応する設計データテンプレートを撮影レシピ作成システム125から読み込む(S501)。次に、処理制御部115(CPU151)は、EPを多視点撮影した複数のBSE像を画像メモリ152から読み込み(S502)、合成処理によりBSE合成像を生成する(S503)。そして、処理制御部115(CPU151)は、合成後のBSE像から輪郭線を抽出し(S504)、輪郭データと設計データを比較してパターンの検査を行う(S505)。以上のように設計データと輪郭データのパターン形状の比較によって検出したパターンの欠陥データ(座標位置や長さ等の形状情報)が例えば記憶装置123に書き込まれる(S506)。なお、ステップS503乃至S505の処理の詳細については後述する。
(5)BSE合成像及び合成処理(S503)について
ここでは、BSE合成像及び合成処理(図5のステップS503)について詳細に説明する。BSE像は、反射電子検出器に衝突した反射電子信号を画像化したものであり、パターンに対する反射電子検出器の設置位置によってパターンの見え方が変わる。例えば、図6のようにパターン上面に対し、左右斜め方向に2つの反射電子検出器601及び602を配置した場合、それぞれの反射電子像は図7のようになる。図7AのBSE−L像は反射電子検出器(L)601で取得した反射電子情報を画像化したものであり、図7BのBSE−R像は反射電子検出器(R)602で取得した反射電子情報を画像化したものである。反射電子検出器(L)601はパターンの左側と上側の側壁から放出された反射電子を検出することができる。しかし、右側、下側の側壁から放出された反射電子はパターンの凹凸の影響で検出することができないため、図7Aのような画像になる。反射電子検出器(R)602は反射電子検出器(L)601とは逆に、パターン右側と下側の側壁から放出された反射電子を検出できるためBSE−R像は図7Bのような画像になる。
一方、図6に示したパターンのSE像は図8Aのようになる。SE像は、ウエハに電子線を照射することによってウエハ表面から放出された2次電子信号を2次電子検出器に印加した電圧によって生じる電界を利用して回収し、画像化したものである。このため、BSE像のようにパターンの凹凸の影響を受けることなく、パターンのエッジ部や突起部の情報を画像化することができるが、パターンへの電子線照射によって発生する帯電の影響により、図8Aのように、画像の一部のコントラストが乱れ、結果的に図8Bのようにパターンの輪郭形状が抽出困難になる場合がある。
BSE像はSE像に比べ帯電の影響を受けにくいため、パターンの輪郭線抽出に適している。しかしながら、上述したように一つの反射電子検出器を用いて生成したBSE像の1枚では、パターンの凹凸の影響により、輪郭線抽出できない部位が発生するので、複数のポイントで取得した複数のBSE像(例えば図7AのBSE−L像と図7BのBSE−R像)を合成処理することで、図7Cのような輪郭線抽出に有効な画像を生成できる。
ここで、BSE像は一般的に8bit〜16bit/画素のグレースケール画像である。説明を簡略化するため、BSE像を8bit/画素のグレースケール画像(0:黒〜255:白)として説明する。一般的なBSE像は、図7に示したようにパターンの輪郭部のように反射電子強度の高い部位が白く、その他の反射電子強度が低い部位が黒く画像化される。また、パターンの凹部と凸部の輝度値は異なる。このようなBSE像からパターンの輪郭線を抽出する手法は大きく2種類ある。一つの手法は画像内から図7のAエリア701に示すようなパターンの白線部を検出し、輪郭線化する手法である(図9(1)手法1を参照)。もう一つの画像処理手法は、図7のBエリア702のように輝度値がステップ状に変化する部分を検出し、輪郭線化する手法である(図9(2)手法2を参照)。輪郭線抽出に適用する手法によって輪郭線抽出に適した画像が異なるため、BSE像の合成処理方法も異なる。例えば、白線を検出する輪郭線抽出手法を適用する場合は、図10AのBSE合成像のように複数のBSE像からパターンの白線を残すような合成処理を行う。また、ステップ上の輝度変化部を検出する輪郭線抽出法を適用する場合は、図10BのBSE合成像のように、ステップ上の輝度変化部を残すような合成処理を行う。
白線を検出するための合成処理としては、図11のように複数のBSE画像間でパターンの位置が対応関係にある画素の輝度値を比較し、最も高い輝度値の画素を合成後の輝度値として選択するような合成処理を行う。また、他の効果的な合成手段に積算がある。積算は、複数のBSE画像間でパターンの位置が対応関係にある画素の輝度値を加算し、加算結果を加算した画素数で除算し、その結果を合成後の輝度値とする処理である。複数画像の積算は、画像に重畳したホワイトノイズ(あらゆる周波数成分を含む白色雑音)を低減する目的で一般的に利用される画像合成手段である。BSE像に適用することで、パターンの白線部を残したBSE合成画像を生成できるとともに、BSE像に重畳したホワイトノイズを低減することができる。なお、上記の積算では積算後の画素値に占める複数のBSE画像の輝度値の割合が全て等価になるような例を示したが、複数のBSE画像の画素値に異なる重み付けを行って、加算するといった積算を行うことで、BSE画像間の輝度レンジの違い等を補正したBSE合成像を生成することもできる。ステップ上の輝度部を検出するための合成処理としては、図12のように複数のBSE画像間でパターンの位置が対応関係にある画素の輝度値を比較し、輝度値が最も低い画素を合成後の輝度値として選択するような合成処理を行う。
このように複数のポイントで撮影したBSE像を利用して輝度値の比較、加算、除算等の演算処理による合成を行うことで輪郭線抽出に適したBSE合成像を生成できる。なお、複数のポイントで撮影したBSE像から、単一の画像内に含まれた適用する輪郭線抽出に無効なパターン部を合成処理により低減する、または、適用する輪郭線抽出に有効なパターン部を強調するような合成方法であれば、上記合成例に限定したものではない。
更に、図6のように、少ない反射電子検出器で取得したBSE像による合成画像においては、図6の丸枠で表した領域のように反射電子の検出が難しい領域がある。つまり、その領域のパターンの輝度値が他領域のパターンの輝度値に比べて低くなる傾向にあり、輪郭線抽出に悪影響を及ぼす。また、BSE像には熱雑音等のノイズが重畳しており、このノイズも輪郭線抽出に悪影響を及ぼす。このため、例えば非特許文献1の画質改善と画像再構成、平滑化と雑音除去の項に開示されているような平滑化、雑音除去処理を行う。この処理により、局所的に輝度の低下した部位を低減することができ、またBSE合成像に重畳したノイズを抑制することができるため、輪郭線抽出に効果的なBSE像の合成像を生成することができる。
また、上記の例では、図6のように試料に対して180°間隔で設置された2つの反射電子検出器による2枚の反射電子像を利用した画像の合成例を示した。しかし、例えば、図13のように、試料に対し、120°間隔で3つの反射電子検出器1201〜1203を配置することで、様々な方向に放出する反射電子を安定的に検出することが可能になる。このような構成で取得した3枚の反射電子像を上述した方法で合成することにより、輪郭線抽出に適したBSE合成像を生成することができる。ただし、このような場合でも反射電子の検出が難しい部位が発生するため、BSE像の合成像に対し、上述したように平滑化、雑音除去処理(非特許文献1)を適用することが望ましい。
また反射電子検出器を120°以下の間隔で4つ以上設置し、合成対象とするBSE画像枚数を多くすることで、輪郭線抽出に適した画像を生成することはできるが、装置のコストがかかるため、検査目的、装置コストに応じた構成とすることが望ましい。反射電子検出器の数および合成対象とするBSE画像枚数、および反射電子検出器の設置位置は上述の例に限定したものではない。
(6)BSE像の輪郭線抽出処理(S504)
次にBSE像合成後に、BSE像から輪郭線を抽出する処理(図5のステップS504)について詳細に説明する。図14は、輪郭抽出処理を説明するためのフローチャートである。輪郭線抽出は、上述したように、画像内の白線を検出する方法と画像内のステップ状に輝度が変化する部分を検出する方法があるが、これはフローチャート中のエッジ強調処理のみを変更することで検出方法を切り替えることができる。以下、各手順について説明する。
図14において、まず、処理制御部115は、画像メモリ152上にあるBSE合成像を読み込む(S1401)。続いて、処理制御部115は、エッジ強調処理により、BSE合成像内に含まれたパターンのエッジを強調した画像(以下、エッジ画像)を生成する(S1402)。エッジ画像を利用することでパターンの輪郭線抽出が容易になる。
パターンの部位が白線になるようにBSE像を合成した場合は、例えば非特許文献1(田村秀行著「コンピュータ画像処理」)の画像特徴の抽出、線の検出の項で開示されているような線検出オペレータを利用したフィルタリング処理により、BSE合成像から白線を強調したエッジ画像を生成できる。また、パターンをステップ状の輝度変化部になるようにBSE像の合成を行った場合は、例えば非特許文献1の画像特徴の抽出、勾配に基づくエッジ検出の項で開示されているようなエッジ検出オペレータを利用したフィルタリング処理により、BSE合成像からステップ状の輝度変化部を強調したエッジ画像を生成できる。このように複数のBSE像の合成処理によるパターンの輝度分布の状態(白線やステップ状の輝度変化部)によって、エッジ強調処理を切り替えることで、パターンのエッジを強調した画像を生成できる。
続いて、処理制御部115は、エッジ画像に対し、非特許文献1の2値画像処理の項で開示されている2値化処理(S1403)や細線化処理(S1404)を行って図15のようなパターンの輪郭データを生成する。そして、全画素について処理した場合(S1405)には、輪郭データが画像メモリ152に格納される(S1406)。なお、図15中のA0〜A6はA区間における輪郭線位置の座標情報を示している。
本実施形態では、画像内におけるパターンの輪郭線位置を画素単位の座標情報として表現する輪郭データについて説明するが、例えば、非特許文献2のパターンと図形の検出の項に開示されているようなフィッティング関数によるサブピクセル位置推定処理をエッジ画像に対して行う。これにより、パターンの輪郭線位置を1画素未満の座標情報として表現する輪郭データを生成することもでき、パターンの輪郭線位置を高精度に求めることができる。さらに、細線化やサブピクセル位置推定等により検出した輪郭データに対し、非特許文献1の2値画像処理に開示されているような線図形の折れ線近似処理を適用することで、輪郭データの情報量を削減することができる。例えば、輪郭線を画素単位の座標情報として扱う場合、図15のような輪郭線のA区間について輪郭線位置の画素座標(A0〜A6)を全て保持する必要があるが、輪郭線を直線に近似することで、直線の始点、終点のみの画素座標(A0、A6)を保持すればよく、輪郭線データ量の削減が可能である。
以上のような輪郭線抽出処理によってBSE合成像からパターンの輪郭データを生成する。なお、複数のBSE像から輪郭線データを生成する手段として、複数のBSE画像を合成した例を説明したが、例えば、それぞれのBSE像に対して上述した輪郭線抽出を行い、輪郭線抽出結果を合成することも可能である。輪郭データは、画像上の各座標における輪郭の有無を示した図なので、複数の輪郭データを参照し、輪郭の存在する部分のみを選択し、合成結果とすることで輪郭データを生成できる。
(7)パターン検査処理(S505)について
以下、輪郭データと設計データを比較してパターン検査する処理(S505)について詳細に説明する。
図16は、パターン検査処理の詳細を説明するためのフローチャートである。処理制御部115は、まず輪郭データを画像メモリ152から読み込み(S1601)、撮影レシピ作成システム125に登録されている設計データのテンプレートを読み込む(S1602)。
次に、処理制御部115は、パターンマッチング処理により検査位置を決定する(S1603)。検査位置を決定するのは、上述したように、SEMのステージ精度等の問題でSEMの視野ずれが発生するためである。位置決めを行わずに輪郭データのパターンと設計データを比較すると図17Aのようになり、設計データ1702と輪郭データ1701のパターン形状の比較が困難になる。そこで、図17Bのようにパターンマッチングにより検査位置を特定した後、パターンの形状比較による検査を行う。パターンマッチング法としては、正規化相関法や残差最小法といった手法が一般的に知られている。しかし、このような手法は、パターンの形状がほぼ一致する検査位置を検出するものであり、図17のように、設計データ1702と輪郭データ1701のパターンの形状が多少異なる場合、位置決めが困難になる。このため、例えば特許文献5に開示されているように、設計データの形状をウエハ上のパターンの形状に合わせて調整した上で正規化相関によるパターンマッチングで検査位置決めする。これにより、パターン形状が異なる場合でも正確な位置決めが可能になる。
続いて、処理制御部115は、設計データと輪郭データのパターン形状を比較し(S1604)、設計データに対して形状の乖離が大きい部位を欠陥データとして検出する(S1605)。パターン形状の比較は、例えば、図18に示したように、上述した折れ線近似処理により直線データ化した輪郭線1801と設計データ1802の間隔を計測することで実現できる。一般的な設計データの形式は、パターンを構成する直線の始点、終点座標を定義したデータである。このため、例えば図18のように、輪郭データの直線の始点や中点、終点から、輪郭データの直線の法線方向に存在する設計データの直線との間隔1803を測定することで、設計データとパターンの形状の乖離状態を見積もることができる。直線間の距離が一定範囲以上の輪郭線部位を欠陥として検出することで、図18Bのようなパターンの断線や図18Cのような短絡、また、設計データに対し形状の乖離が大きい部位を検出することができる。
以上のように設計データと輪郭データのパターン形状の比較によって検出したパターンの欠陥データ(座標位置や長さ等の形状情報)は、画像メモリに書き込まれる(S1606)。
なお、図19のようにBSE像1902やBSE合成像1903、輪郭線や設計データ1904や欠陥データ1905、ウエハ上の計測ポイント1906を、上述した電子計算機116(図1参照)のディスプレイ1901に表示することでユーザに検査結果、検査の進行状態を提供できる。
(8)第1の実施形態のまとめ
以上説明したように、本実施形態によれば、設計データによる半導体検査に必要なパターンの輪郭線を、パターンに対して2つ以上のポイントで撮影した複数のBSE像の合成画像から抽出する。これにより、半導体検査にSE像を利用した場合に発生する帯電に起因した画像の乱れによる輪郭線位置の誤検出を抑制でき、設計データとパターンの正確な検査が行えるようになる。
また、本実施形態では、ウエハ上のパターンの検査を行なったが、同じく半導体設計データから作成されたリソグラフィ用マスクパターンの検査にも有効である。現在主流であるマスクの構造は、絶縁体であるガラス上に導体であるクロムでパターンを形成したものである。従って、ガラスがパターン検査に伴う電子ビーム照射により帯電し、パターン検査に悪影響を及ぼす。また、マスク作成途中のレジストパターンの検査ではレジストパターンが帯電する。従って、これら帯電しやすいマスクの検査にも本発明が有効であることは明らかである。
さらに、本実施形態によるパターンの輪郭抽出方法は、パターン寸法若しくはパターン間隔寸法を再現性良く算出することにも有効である。この場合は半導体設計データと必ずしも参照する必要はなく、フローチャートは図20となる。輪郭線を抽出した後に寸法値の計測(S2001)と書き込み(S2002)を行なっている。このように本実施形態の輪郭抽出方法を用いれば、帯電しやすい絶縁体や大電流を用いた検査でも輪郭のはっきりした画像を得ることが出来る。この画像を用いて測長することにより、本発明の効果である帯電ロバスト性を生かした寸法計測が可能となる。
<第2の実施の形態>
(1)パターン検査処理
図21は、本発明の第2の実施形態に係るパターン検査処理を説明するためのフローチャートである。本実施形態によるパターン検査方法は、設計データとの比較に利用する輪郭線抽出の対象をBSE像とSE像から選択できることを特徴としている。
BSE像は、SE像よりも帯電の影響を受けにくいことから輪郭線抽出に適した画像といえる。しかしながら、SEMの観察条件やウエハの材質や製造工程等のウエハ条件によっては、SE像の方が輪郭線抽出に有利な画像が得られる場合がある。例えば、図22Aのようにパターンの密度が高いエリアのBSE像を低倍率で撮影してパターンの検査を行う場合、図22Bのように、BSE像のパターン部の白線幅が同エリアを撮影したSE像(図22D)のよりも広く画像化される(輪郭が太くなる)場合がある。このようなBSE像を利用してパターン部の白線を残すような合成処理を行った場合、図22Bのように隣接したパターン同士の白線が重なってしまい、図22Cのように破線部2201のパターンの輪郭線が正確に抽出できず(本来2本の輪郭線が1本の輪郭線として抽出される)、設計データとの比較が困難になる。SE像で問題となる帯電は、SEMの電流値が大きい、観察倍率が高い等、半導体パターンに多くの電子線を照射することで発生する。このため、パターンの密度が高いエリアを低倍率で撮影してパターンの検査を行うような場合、帯電の影響が少なくなるため、SE像を利用して輪郭線抽出を行っても、図22のようにパターンの輪郭線を正確に抽出でき、設計データとの比較が可能になる。また、SE像とBSE画像それぞれに上述した輪郭線抽出に有効なパターンの情報が含まれている場合、上述したような合成処理をSE像とBSE像間で行うことで、輪郭線抽出に有効な画像を生成することもできる。
図21において、まず、処理制御部115は、EPの座標に対応する設計データテンプレートを撮影レシピ作成システム125から読み込む(S2101)。次に、処理制御部115は、ユーザによって指示に基づいて、SE像、BSE像、SE及びBSE像の合成像の何れを用いてパターン検査を実行するか決定する(S2102)。
SE像で検査を実行すると指定された場合には、処理制御部115は、SE像を画像メモリ152から読み出す(S2103)。
BSE像で検査を実行すると指定された場合には、処理制御部115は、複数のBSE像を画像メモリ152から読み出し(S2104)、BSE像を合成する(S2105)。
SE像及びBSE像の合成像で検査を実行すると指定された場合には、処理制御部115は、複数のBSE像とSE像を画像メモリ152から読み出し(S2106及びS2107)、それらの像を合成する(S2108)。
そして、処理制御部115は、合成後のステップS2103、S2105或いはS2108で取得した像から輪郭線を抽出し(S2109)、輪郭データと設計データを比較してパターンの検査を行う(S2110)。以上のように設計データと輪郭データのパターン形状の比較によって検出したパターンの欠陥データ(座標位置や長さ等の形状情報)が例えば記憶装置123に書き込まれる(S2111)。なお、像の合成処理(S2105又はS2108)及び輪郭抽出処理(S2109)は、第1の実施形態で説明した処理を適用することができる。
(2)第2の実施形態のまとめ
このようにSEMの撮影条件やウエハの条件によって、輪郭線抽出の対象画像を切り替えることで、設計データを利用したパターンの検査を安定的に行うことができる。
輪郭線抽出の対象画像の選択は、図21のフローチャートの説明では、処理制御部115に接続された計算機116を通じてなされたユーザの指定に基づいて実行されるようにしている。この他に、撮影条件やウエハの条件によって輪郭線抽出に有利な対象画像を経験的に求め、図23のようにテーブル情報として処理制御部115に保持しておき、SEMや撮像レシピ生成部等からの撮影条件や、ウエハの条件の情報によって輪郭線抽出の対象画像を切り替えることも可能である。また、撮影レシピ作成部125において、撮影レシピを作成する際に、処理制御部115で輪郭線抽出の対象画像を切り替えられるようなパラメータを撮影レシピに登録することも可能である。
以上説明したように。本実施形態によれば、設計データによる半導体検査に利用するパターンの輪郭線の抽出対象画像をSE像とBSE像の中から選択可能にし、選択された画像から輪郭線抽出を行い、設計データとの比較検査を行うことで、SEMの撮影条件や、ウエハの条件によって変化する輪郭線抽出に有効な画像を選択でき、正確なパターンの輪郭線を利用した検査が行えるようになる。
<その他の実施形態>
本発明は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ上のメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータのCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。
また、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネットワークを介して配信されることにより、システム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納され、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成されるようにしてもよい。
100・・・パターン検査システム、101・・・半導体ウエハ、102・・・電子光学系、103・・・電子銃、104・・・一次電子、105・・・コンデンサレンズ、106・・・偏向器、107・・・ExB偏向器、108・・・対物レンズ、109・・・2次電子検出器、110及び111・・・反射電子検出器、112〜114・・・A/D変換器、115・・・処理制御部、151・・・CPU、152・・・画像メモリ、153・・・LSI、116・・・計算機、117・・・ステージ、119・・・ステージコントローラ、120・・・偏向制御部、121・・・フォーカス制御部、123・・・記憶装置、125・・・撮影レシピ作成部、130・・・設計システム、201〜203・・・x方向の電子線走査、204〜206・・・y方向の電子線走査、401・・・設計レイアウト、402・・・フォーカスポイント、403・・・アドレッシングポイント、404・・・ブライトネス、コントラストポイント、405・・・検査ポイント、406・・・オートスティグマポイント、601・・・反射電子検出器(L)、602・・・反射電子検出器(R)、701・・・白線として表現されたパターン部、702・・・ステップ状の輝度変化部で表現されたパターン部、1701・・・輪郭データ、1702・・・設計データ、1801・・・輪郭データを構成する直線、1802・・・設計データを構成する直線、1803・・・設計データと輪郭線データ間の距離、1804・・・パターンの欠損部、1805・・・パターンの短絡部、1901・・・ディスプレイ画面、1902・・・BSE画像の表示画面、1903・・・BSE合成画像の表示画面、1904・・・検査状況表示画面、1905・・・検査結果表示画面、1906・・・ウエハ上の検査ポイント表示画面、2201・・・輪郭線抽出失敗部

Claims (14)

  1. 電子デバイスの設計データと、前記設計データに基づき製造された試料の回路パターン画像の比較により、前記回路パターンの検査を行うパターン検査方法であって、
    前記試料に電子線を照射し、前記試料から放出された反射電子を反射電子検出器で検出し、反射電子像生成手段が、前記検出された反射電子を用いて反射電子像を生成する工程と、
    前記試料から放出された2次電子を2次電子検出器で検出し、2次電子像生成手段が、前記検出された2次電子を用いて2次電子像を生成する工程と、
    前記反射電子像と前記2次電子像の対応関係にある画素の輝度値を比較し、相対的に輝度値が高い画素或いは輝度値が低い画素を選択、又は、前記反射電子像と前記2次電子像の輝度値を均等或いは不均等な割合で積算する工程と、
    輪郭抽出手段が、前記選択された画素或いは積算によって得られた画素に基づいて構成される画像から前記回路パターンの輪郭データを抽出する工程と、
    を備えることを特徴とするパターン検査方法。
  2. さらに、パターン検査手段が、前記抽出された輪郭データと前記設計データとを比較することにより前記回路パターンの検査を行う工程を備えることを特徴とする請求項1に記載のパターン検査方法。
  3. 前記パターン検査手段は、前記輪郭データと、前記設計データのパターンの間隔を計測し、その計測値が規定値よりも大きい部位をパターンの欠陥部位として検出することを特徴とする請求項2に記載のパターン検査方法。
  4. 前記パターン検査手段が、前記輪郭データから前記試料上の回路パターン寸法若しくは回路パターン間隔寸法を算出することを特徴とした請求項2に記載のパターン検査方法。
  5. さらに、表示制御手段が、前記反射電子像と、前記輪郭データと、前記設計データとをオーバーレイもしくは並べて表示部の画面に表示する工程を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のパターン検査方法。
  6. 前記試料は、マスク、又はシリコンウエハであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のパターン検査方法。
  7. 前記輪郭データを抽出する工程において、前記輪郭抽出手段は、前記合成画像に対して平滑化処理を行い、前記合成画像に重畳したノイズを削減するとともに、画像合成におけるパターンの輝度変化部分を低減する画像間演算処理を実行して、前記回路パターンの輪郭データを抽出することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のパターン検査方法。
  8. 電子デバイスの設計データと、前記設計データに基づき製造された試料の回路パターン画像の比較により、前記回路パターンの検査を行うパターン検査システムであって、
    前記試料に電子線が照射されて、前記試料から放出された反射電子を検出する反射電子検出器と、
    前記検出された反射電子を用いて反射電子像を生成する反射電子像生成手段と、
    前記試料から放出された2次電子を検出する2次電子検出器と、
    前記検出された2次電子を用いて2次電子像を生成する2次電子像生成手段と、
    前記反射電子像と前記2次電子像の対応関係にある画素の輝度値を比較し、相対的に輝度値が高い画素或いは輝度値が低い画素を選択、又は、前記反射電子像と前記2次電子像の輝度値を均等或いは不均等な割合で積算する演算手段と、
    前記選択された画素或いは積算によって得られた画素に基づいて構成される画像から前記回路パターンの輪郭データを抽出する輪郭抽出手段と、
    を備えることを特徴とするパターン検査システム。
  9. さらに、前記抽出された輪郭データと前記設計データとを比較することにより前記回路パターンの検査を行うパターン検査手段を備えることを特徴とする請求項8に記載のパターン検査システム。
  10. 前記パターン検査手段は、前記輪郭データと、前記設計データのパターンの間隔を計測し、その計測値が規定値よりも大きい部位をパターンの欠陥部位として検出することを特徴とする請求項9に記載のパターン検査システム。
  11. 前記パターン検査手段が、前記輪郭データから前記試料上の回路パターン寸法若しくは回路パターン間隔寸法を算出することを特徴とした請求項9に記載のパターン検査システム。
  12. さらに、前記反射電子像と、前記輪郭データと、前記設計データとをオーバーレイもしくは並べて表示部の画面に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載のパターン検査システム。
  13. 前記試料は、マスク、又はシリコンウエハであることを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載のパターン検査システム。
  14. 前記輪郭抽出手段は、前記合成画像に対して平滑化処理を行い、前記合成画像に重畳したノイズを削減するとともに、画像合成におけるパターンの輝度変化部分を低減する画像間演算処理を実行して、前記回路パターンの輪郭データを抽出することを特徴とする請求項8乃至13の何れか1項に記載のパターン検査システム。
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