JP5192456B2 - Rfタグ読み書き装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図20を参照して説明する。図1(a)はRFタグ読み書き装置の平面図を示しており、図1(b)はRFタグ読み書き装置の縦断側面図を示している。RFタグ読み書き装置(リーダライタ)1は、ユーザが把持可能なハンディ型のものであり、その筐体2は幅広形状に形成されている頭部2aとユーザが把持可能に直線形状に形成されている把持部2bとが組み合わされて構成されている。頭部2aには例えば液晶ディスプレイからなる表示部3が設けられており、把持部2bには複数のキーが配列されてなるキー操作部4が設けられている。筐体2の内部にはメイン基板としての多層基板5が実装されていると共にRFタグ読み書き装置1の動作電力を各部に供給するバッテリ6が搭載されている。多層基板5の一方の表面部には誘電体アンテナ7とRFタグ制御部8(本発明でいうRFタグ制御手段)とが実装されている。誘電体アンテナ7は、直方体形状をなす誘電体9の上面部に金属板からなるアンテナエレメント10が搭載されて構成されている。
(1)金属板の長さ(長手方向の寸法)を変化させた場合のV偏波(垂直偏波)の利得の変化
(2)金属板の中央部から誘電体アンテナまでの距離を変化させた場合のV偏波の利得の変化
以上に説明したように第1の実施形態によれば、RFタグ読み書き装置1において、誘電体アンテナ7の背面側に設けられているグランド層11の長手方向の寸法が誘電体アンテナ7により放射・捕捉される電波の波長の2分の1倍に相当する寸法よりも短い寸法である場合に、一端部がグランド層11の長手方向の一端部に接続されると共に他端部が開放されている導体線13を設け、グランド層11の長手方向の寸法と導体線13の全長の寸法との和が誘電体アンテナ7により放射・捕捉される電波の波長の2分の1倍に相当する寸法に構成したので、グランド層11と導体線13とを誘電体アンテナ7から放射された電波を反射する反射板として機能させることができ、誘電体アンテナ7から直接放射された電波と誘電体アンテナ7から放射されてグランド層11と導体線13とで反射された電波とを合成させることで利得を高めることができる。これにより、グランド層11の面積に制約があることに伴って誘電体アンテナ7のサイズに制約がある場合であっても、所望の通信距離を適切に確保することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図21及び図22を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。この第2の実施形態は、上記した第1の実施形態に対して羽アンテナ部を追加したものである。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
RFタグ読み書き装置は、RFタグに対してデータを読み書きする専用の装置に限らず、RFタグに対してデータを読み書きするモジュールが組み込まれた携帯電話機や携帯情報端末などの携帯端末であっても良い。又、RFタグ読み書き装置は、固定されて用いられる態様のものであっても良い。
Claims (9)
- 誘電体の上面部にアンテナエレメントが搭載されてなる誘電体アンテナと、
前記誘電体アンテナの前記アンテナエレメントにより放射・捕捉される電波を介してRFタグに対してデータを読み書きするRFタグ制御手段と、
前記誘電体アンテナの前記アンテナエレメントが電波を放射する放射方向とは反対側に位置するように当該誘電体アンテナの背面側に前記アンテナエレメントとは離れて設けられ、長手方向の寸法が前記誘電体アンテナの前記アンテナエレメントにより放射・捕捉される電波の波長の2分の1倍に相当する寸法よりも短い寸法に構成されている導体部材と、
一端部が前記導体部材の長手方向の一端部に接続されると共に他端部が開放されている導体線とを備え、
前記RFタグ制御手段は、平板形状をなす多層基板上に実装され、
前記導体部材は、前記多層基板における多数の層のうち一の層をなす導体層から構成され、
前記導体部材の長手方向の寸法と前記導体線の全長の寸法との和が前記誘電体アンテナの前記アンテナエレメントにより放射・捕捉される電波の波長の2分の1倍に相当する寸法に構成されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。 - 請求項1に記載したRFタグ読み書き装置において、
前記導体線は、前記導体部材の長手方向に平行な1つ以上の平行部分と前記導体部材の長手方向に垂直な1つ以上の垂直部分とを有するように1つ以上の折曲げ部を有する形状に構成されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。 - 請求項2に記載したRFタグ読み書き装置において、
前記導体線は、前記導体部材の長手方向に垂直な2つ以上の垂直部分を有するミアンダ形状に構成されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。 - 請求項3に記載したRFタグ読み書き装置において、
前記導体線は、垂直部分同士の間隔が所定距離以上に構成されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載したRFタグ読み書き装置において、
前記誘電体アンテナは、前記導体部材の長手方向の他端部又は前記導体線の他端部から前記誘電体アンテナの前記アンテナエレメントにより放射・捕捉される電波の波長の4分の1倍に相当する寸法だけ離れた位置に配置されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。 - 請求項1乃至5の何れかに記載したRFタグ読み書き装置において、
前記誘電体アンテナは、前記多層基板上に実装されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。
- 請求項6に記載したRFタグ読み書き装置において、
前記導体層は、グランド層又は電源層から構成されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。 - 請求項1乃至7の何れかに記載したRFタグ読み書き装置において、
前記誘電体アンテナの前記アンテナエレメントにより放射・捕捉される電波の波長の2分の1倍に相当する寸法に構成されている羽導体部材を備え、
前記導体部材の長手方向と前記羽導体部材の長手方向とが直交するように前記導体部材と前記羽導体部材とが配置されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。 - 請求項8に記載したRFタグ読み書き装置において、
前記羽導体部材は、格納状態と展開状態との間で回動可能であり、前記格納状態で前記導体部材の長手方向に沿うように構成され、前記展開状態で前記導体部材の長手方向に対して直交する方向に前記誘電体アンテナの前記アンテナエレメントにより放射・捕捉される電波の波長の2分の1倍に相当する寸法を有するように構成されていることを特徴とするRFタグ読み書き装置。
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