JP5191832B2 - 保護キャップ - Google Patents

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

本発明は、保護キャップ、特に、ガス栓のプラグ部又はホースエンド部に装着させて、これら部分を異物の浸入や外的衝撃から保護すると共に、ガス漏れを防止できる保護キャップに関する。
ガス配管の端末に設けられているソケットがワンタッチで接続可能なガス栓のプラグ部は、内部に弁機構が組み込まれてあり、ソケットの非接続時では、前記弁機構は閉弁状態にあり、プラグ部にソケットを接続することにより、前記弁機構が開弁してガスが流通する構成となっている。このように、プラグ部内には精密な弁機構が内蔵されていることから、ソケット非接続時において、プラグ部内への埃や油等の異物の浸入を防止し、又、外的衝撃からも保護できるようにすることが望ましい。
プラグ部を保護するために被嵌させる保護キャップとして、特開平7−43674号公報に開示のものがある。
このものは、図4に示すように、ガス栓本体(31)から突出させているプラグ部(3)に、その先端側から、軟質樹脂製又は合成ゴム製のキャップ部(4)を外周気密状態に外嵌させる構成のものであり、プラグ部(3)に設けられている、ソケット接続用の環状凹溝(30)に対応するキャップ部(4)の内周面の所定位置には、環状凸条(40)が突設されてある。キャップ部(4)をプラグ部(3)に外嵌させると、環状凸条(40)が環状凹溝(30)に嵌まり込んで係合することにより、キャップ部(4)はプラグ部(3)に対して抜け止め状態に取り付けられる。又、キャップ部(4)は、ガス栓本体(31)の本体頚部(32)に装着させている取付環(41)と連結バンド(42)を介して一体的に連結されている。
尚、連結バンド(42)の長さをプラグ部(3)に装着させた状態のキャップ部(4)と取付環(41)とを最短で連結する程度の短さに設定しておくことにより、キャップ部(4)のプラグ部(3)への装着態様が安定し、一層、外れにくいものとなる。
このように、プラグ部(3)に、軟質樹脂製又は合成ゴム製のキャップ部(4)を密に外嵌させておくことにより、プラグ部(3)は保護され、内部に埃や水等の異物が浸入する不都合も外的衝撃により損傷する不都合もない上に、万一、内部の弁機構からガス漏れが生じることがあっても、プラグ部(3)はキャップ部(4)によって外周気密状態にシールされていることから、プラグ部(3)の外部にガスが漏出することがない。
実開平7−43674号公報
しかしながら、この従来の保護キャップでは、キャップ部(4)は、軟質の樹脂又は合成ゴム等の成型体であることから、プラグ部(3)又はホースエンド部の先端に密に外嵌させることが可能であるが、キャップ部(4)に、水、熱湯、油、さらに、洗剤や漂白剤等がかかったり、熱の影響が及んだりした場合、キャップ部(4)が変形したり劣化したりすることがある。キャップ部(4)が変形又は劣化すると、プラグ部(4)やホースエンド部の保護が不十分となる上に、シール性も損なわれてしまう。
特に、一つのガス入口に対して、ガス出口となるプラグ部が二つ設けられている二口ガス栓であって、前記二つのプラグ部の一方は、ソケットが接続された使用状態にあり、他方は、キャップ部を被嵌させた不使用状態にある場合に、不使用状態にある前記他方のプラグ部側の操作つまみを誤って開弁方向に操作してしまうことがある。このような場合、キャップ部(4)が変形又は劣化していると、プラグ部(3)とキャップ部(4)との隙間からガスが外部に漏れてしまうことがある。大量のガス漏れに対しては、プラグ部(3)に内蔵された過流出防止弁が作動するから、プラグ部(3)からのガスの流出は遮断されるが、微量な漏れの場合、前記過流出防止弁が作動することがなく、微量なガス漏れが継続してしまうため危険である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、『ソケット接続用のプラグ部又はホースエンド部に装着させる保護キャップ』において、水、熱湯、油、洗剤等の付着や、熱の影響を受けても変形したり劣化したりすることなく、プラグ部又はホースエンド部に装着させた状態で、これらプラグ部又はホースエンド部を長期間確実に保護することのできる保護キャップを提供することを課題とする。
(1)請求項1に係る発明の保護キャップは、『前記プラグ部又はホースエンド部の胴部に回り止め状態に密に外嵌させる筒状パッキンと、前記筒状パッキンに回り止め状態に密に外嵌させる金属製の雄ネジ筒部と、前記雄ネジ筒部の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部と前記筒状パッキンに圧接可能なシート部が内周面に形成されている金属製のキャップ本体からなること』を特徴とするものである。
上記手段は次のように作用する。
筒状パッキンをプラグ部又はホースエンド部の胴部に対して密に外嵌させ、この筒状パッキンに雄ネジ筒部を密に外嵌させることにより、プラグ部又はホースエンド部の外周面と筒状パッキンの内周面との間、及び、筒状パッキンの外周面と雄ネジ筒部の内周面との間に、それぞれ摩擦力が生じ、この摩擦力によって、筒状パッキンはプラグ部又はホースエンド部の外周面に、又、雄ネジ筒部は筒状パッキンに、それぞれ回り止め状態に装着される。これにより、金属製の雄ネジ筒部が、前記筒状パッキンを介して、金属製のプラグ部又はホースエンド部の外周面に、回り止め状態に固定されることとなる。これにより、雄ネジ筒部の雄ネジ部に、キャップ本体の内周面に設けた雌ネジ部を螺合させる際に、雄ネジ筒部がキャップ本体と共回りすることなく、金属製のキャップ本体を確実に雄ネジ筒部に螺合させることができる。よって、プラグ部又はホースエンド部に金属製のキャップ本体を抜け止め状態に被嵌することができる。
又、前記キャップ本体の内周面に形成されているシート部に、前記筒状パッキンが圧接可能な構成としてあるから、キャップ本体内は気密状態にシールされる。
(2)請求項2に係る発明の保護キャップは、請求項1に記載のものにおいて、『前記筒状パッキンの両開放端のどちらか一方に、環状鍔部を外側に向って張り出させ、
前記環状鍔部の突出端面を、前記キャップ本体の前記シート部に圧接するシール部とした』もので、筒状パッキンは、筒状部分の両開放端のどちらか一方端から環状鍔部を外側に向って張り出させた、断面略L字状に形成されている。筒状パッキンの前記筒状部分に雄ネジ筒部を外嵌させると、前記環状鍔部は、前記雄ネジ筒部の両開放端のどちらか一方端に突出する態様となる。
尚、キャップ本体を被嵌させたとき、雄ネジ部に雌ネジ部が対応し、前記環状鍔部の突出端面のシール部にシート部が対応するように、キャップ本体の内周面に、雌ネジ部及びシート部が所定の形状に形成されている。
(3)請求項3に係る発明の保護キャップは、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、『前記筒状パッキンは、プラグ部又はホースエンド部の前記胴部の基端部から開放端近傍までの略全域に密に外嵌する形状に形成されている』もので、前記プラグ部又はホースエンド部の胴部外周面に現れている凹凸部や段部等に合わせて、筒状パッキンの内周面の断面形状を所定形状に設定しておく。これにより、筒状パッキンを装着させると、前記プラグ部又はホースエンド部の外周面の前記凹凸や段部の全てに、筒状パッキンの内周面の各部分が入り込んだり係合したりする。
(4)請求項4に記載の保護キャップは、上記各請求項に記載の保護キャップにおいて、『前記筒状パッキンと前記雄ネジ筒部とは、一体に設けられている』もので、軟質合成樹脂製又は合成ゴム製の筒状パッキンと、金属製の雄ネジ筒部とを一体成型等により一体的に構成されるようにしたものである。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、プラグ部又はホースエンド部に、金属製のキャップ本体を被嵌させる構成としたから、水や熱湯や油、又は洗剤等がかかったり、調理時の熱で加熱されたりしても、金属製のキャップ本体が容易に変形したり劣化したりすることはない。よって、プラグ部又はホースエンド部を長期に渡って確実に保護することができる。又、キャップ本体の内周面に筒状パッキンが圧接可能なシート部が設けられているから、キャップ本体内のシール性能も確保される。
ガス栓のプラグ部又はホースエンド部の外周面にネジ加工を施さなくても、筒状パッキン及び雄ネジ部を装着させるだけで、キャップ部をプラグ部又はホースエンド部に螺合接続することができるから、既存のガス栓にも容易に本発明のキャップ部を装着することができる。
請求項2に係る発明によれば、筒状パッキンに環状鍔部を設けて、その突出端面をシール部としてキャップ本体のシート部に圧接できるようにしたから、上記シ―ル性能が確実となる。
また、請求項3に係る発明によれば、前記プラグ部又はホースエンド部の外周面に設けられている凹凸や段部の全てに筒状パッキンを対応させることにより、前記プラグ部又はホースエンド部の外周面に対する筒状パッキンの摩擦抵抗は大きくなるから、前記プラグ部又はホースエンド部の外周面に対する筒状パッキンの回り止め効果は確実となる。この筒状パッキンの外周面の略全域に雄ネジ筒部を外嵌させれば、雄ネジ筒部の筒状パッキンに対する摩擦抵抗も大きくなり、キャップ本体の螺合時に、雄ネジ筒部が共回りする不都合を確実に防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、前記筒状パッキンと前記雄ネジ筒部とを一体とすることにより、ガス栓のプラグ部又はホースエンド部への取り付け作業が容易となり、キャップ本体の螺合時に、雄ネジ筒部のみが共回りする不都合は確実に解消される。よって、キャップ本体のガス栓のプラグ部又はホースエンド部への装着が一層確実となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
この実施の形態の保護キャップを装着させるガス栓は、図1に示すように、後方に一つのガス入口が開放し、前方に、前記ガス入口に連通するガス出口としての二つのプラグ部(3a)(3b)がガス栓本体(31)から突出している、所謂、二口ガス栓とし、屋内側壁面や流し台や調理台の天板等に固定されて使用されるものとする。
ガス栓は図1の(B)に示すように、ソケット(33)を接続することにより使用可能な状態となる。
他方、図1の(A)に示すプラグ部(3a)は、通常は使用されないものとする。
不使用側のプラグ部(3a)は、安全性の確保及びプラグ部の開放端からの異物の浸入を防止するために、保護キャップ(1)を被嵌させている。
以下、本発明の実施の形態の保護キャップ(1)について説明する。
保護キャップ(1)は、プラグ部(3a)の円筒形胴部(34)に外嵌させる合成ゴム製の筒状パッキン(10)と、これに外嵌させる金属製の雄ネジ筒部(11)と、前記雄ネジ筒部(11)の外周面に形成されている雄ネジ部(12)に螺合可能な雌ネジ部(22)が内周面に形成されてあり且つプラグ部(3a)全体を被覆可能な金属製のキャップ本体(20)とから構成されている。
筒状パッキン(10)は前記胴部(34)の外径よりも若干小さな内径を有し、合成ゴムの弾性を利用して胴部(34)に強制的に外嵌させる。これにより、筒状パッキン(10)は、胴部(34)に対して摩擦力によって、回り止め状態に固定される。
筒状パッキン(10)の上流側端部(上端)には、環状鍔部(10a)が外方に向って張り出しており、環状鍔部(10a)の外径は、雄ネジ筒部(11)の雄ネジ部(12)の山ネジ径よりも僅かに大きく設定されている。環状鍔部(10a)の突出端面はシール部(13)として、キャップ本体(20)の内周面に設けられるシート部(23)に圧着するように設定されている。
又、雄ネジ筒部(11)は、筒状パッキン(10)の筒部の外径よりも僅かに小さな内径を有しており、その下端は内方に張り出している。
このように、筒状パッキン(10)は上端を外方に張り出させ、雄ネジ筒部(11)は下端を内方に張り出させることにより、両者共、断面略L字状の筒状体に構成されていると共に、両者の高さはほぼ等しく設定されている。
これら筒状パッキン(10)及び雄ネジ筒部(11)をプラグ部(3a)の胴部(34)に装着させるには、まず、筒状パッキン(10)を胴部(34)に強制的に外嵌させる。筒状パッキン(10)及び胴部(34)の寸法関係は上記したとおりであるから、筒状パッキン(10)は、胴部(34)に密に外嵌すると共に、両者間に生じる摩擦力によって回り止め状態に固定される。そして、この上から、雄ネジ筒部(11)を嵌め込む。筒状パッキン(10)の外径と雄ネジ筒部(11)の内径との関係は上述したとおりであるから、雄ネジ筒部(11)は、筒状パッキン(10)を肉厚方向に弾性変形させながら密に外嵌され、両者間に生じる摩擦力によって、雄ネジ筒部(11)は筒状パッキン(10)に対して回り止め状態に固定される。
これにより、雄ネジ筒部(11)は、プラグ部(3a)の胴部(34)に、筒状パッキン(10)を介して、回り止め状態に固定されることとなり、雄ネジ筒部(11)の雄ネジ部(12)にキャップ本体(20)の雌ネジ部(22)を螺合させる際に、雄ネジ筒部(11)がキャップ本体(20)と共回りすることなく、キャップ本体(20)の雌ネジ部(22)を雄ネジ筒部(11)の雄ネジ部(12)に確実に螺合させることができる。
キャップ本体(20)は、耐熱性、耐薬品性に優れた、例えば、真鍮やステンレス等の金属からなり、プラグ部(3a)の全体を被覆する長さの上方開放の有底筒体であって、上方開放端に向かって僅かに縮径するテーパ状の内周面を有するように構成されている。
キャップ本体(20)の雌ネジ部(22)を雄ネジ筒部(11)の雄ネジ部(12)に螺合させ、キャップ本体(20)を締め付けていくと、キャップ本体(20)のテーパ状の内周面にシール部(13)が押圧されることにより、環状鍔部(10a)の内周面がプラグ部(3a)の胴部(34)を締め付けていくこととなる。これにより、キャップ本体(20)はプラグ部(3a)にしっかりと装着させることができる。
前記上方開放端がプラグ部(3a)の胴部(34)の基端部(35)に当接するときに、筒状パッキン(10)の上端の環状鍔部(10a)のシール部(13)が当接する、前記キャップ本体(20)の内周面に、前記シート部(23)が前記雌ネジ部(22)に連続するように形成されている。
筒状パッキン(10)のシール部(13)が、キャップ本体(20)の内周面のシート部(23)に圧着することにより、キャップ本体(20)内のシール性が確保される。
キャップ本体(20)は、上記したように、耐熱性、耐薬品性に優れた金属製としたから、台所にて使用中に、キャップ本体(20)に、水や熱湯や油、又は洗剤や漂白剤等がかかったり、調理時の熱で加熱されたりしても、変形したり劣化したりすることはない。よって、プラグ部(3a)を確実に且つ長期に渡って保護することが可能となる。又、キャップ本体(20)内のシール性も確保されているから、万一、使用可能な状態にあるプラグ部(3b)と間違えて、不使用状態にあるプラグ部(3a)の操作つまみ(36)を回動させて、せんを開状態にしてしまった場合でも、保護キャップ(1)を装着しておけば、ガスが外部に漏れることがないので安全である。
図2の(A)に示すものは、第2番目の実施の形態の保護キャップ(1)であり、筒状パッキン(10)の下流側端部(下端)から、環状鍔部(10a)を外方に張り出させていると共に、前記環状鍔部(10a)の上面に圧接するように、雄ネジ筒部(11)を、筒状パッキン(10)の筒状部分に外嵌させる構成としている。
これら筒状パッキン(10)及び雄ネジ筒部(11)をプラグ部(3a)の胴部(34)に装着させるには、まず、雄ネジ筒部(11)を胴部(34)に遊嵌させ、雄ネジ筒部(11)と胴部(34)との間に、筒状パッキン(10)を強制的に圧入させる。胴部(34)、筒状パッキン(10)及び雄ネジ筒部(11)の嵌め合わせ関係を、上述した第1番目の実施の形態と同様に設定しておくことにより、雄ネジ筒部(11)は、プラグ部(3a)の胴部(34)に、筒状パッキン(10)を介して、回り止め状態に取り付けられる。
又、雄ネジ筒部(11)の下端が、環状鍔部(10a)の上面に圧接することから、雄ネジ筒部(11)の下端と環状鍔部(10a)の上面との間にも摩擦力が作用することとなる。よって、筒状パッキン(10)に対して、雄ネジ筒部(11)の回り止め状態での固定が一層確実となる。
本実施の形態のキャップ本体(20)の内周面には、開放端から雌ネジ部(22)が形成されていると共に、雌ネジ部(22)に続いて、環状鍔部(10a)の突出端面のシール部(13)が圧接するシート部(23)が形成されており、さらに、シート部(23)よりもキャップ本体(20)の閉塞端側には、小径筒部(21)が形成されている。小径筒部(21)の内径は、環状鍔部(10a)の外径よりも小さく設定されている。
キャップ本体(20)を、筒状パッキン(10)及び雄ネジ筒部(11)を外嵌させた状態にあるプラグ部(3a)に被せて、雌ネジ部(22)を雄ネジ部(12)に螺合させていくと、キャップ本体(20)の開放端がプラグ部(3a)の基端部(35)に近づいていくが、小径筒部(21)の上端部(2)が、筒状パッキン(10)の環状鍔部(10a)に当接した時点で、それ以上の回動が阻止される。キャップ本体(20)の開放端が基端部(35)に到達するよりも先に、小径筒部(21)の上端部(2)が筒状パッキン(10)の環状鍔部(10a)に到達するように設定しておけば、キャップ本体(20)を締付けすぎることがなく、キャップ本体(20)の開放端が、プラグ部(3a)の後方側にて、基端部(35)に当接せて、プラグ部(3a)の基端部(35)又はキャップ本体(20)の開放端を損傷させる不都合もなく、筒状パッキン(10)のシール部(13)にシート部(23)が対応する正しい装着態様となる。
この実施の形態では、筒状パッキン(10)の環状鍔部(10a)の突出端面がシール部(13)として、キャップ本体(20)の内周面のシート部(23)に圧接すると同時に、環状鍔部(10a)の下面が、小径筒部(21)の上端部(2)に圧接する態様となるから、キャップ本体(20)内のシール性はさらに向上する。
図2の(B)に示すものは、第3番目の実施の形態の保護キャップ(1)であり、図2の(A)に示した第2番目の実施の形態の保護キャップ(1)のうち、筒状パッキン(10)をプラグ部(3b)の基端部(35)まで延長させると共に、筒状パッキン(10)の内周面を、プラグ部(3b)の胴部(34)から基端部(35)に至る外周面に対応する断面形状に形成したものである。例えば、プラグ部(3b)の胴部(34)より上流側には大径筒部(37)が連続し、その対向する各位置には、それぞれ、工具対応用の平面部(38)(38)が設けられているが、これら胴部(34)から大径筒部(37)に至る段部や平面部(38)(38)等に対応するように、筒状パッキン(10)の内周面を所定の形状に成型しておく。
これにより、プラグ部(3b)の外周面の全てに筒状パッキン(10)の内周面が隙間無く被覆することとなり、プラグ部(3b)に対する筒状パッキン(10)の内周面の摩擦力は大きくなり、確実に回り止め状態に固定されるものとなる。
次に、図3の(A)に示すプラグ部(3a)に装着させているものは、第4番目の実施の形態の保護キャップ(1)であり、筒状パッキン(10)をプラグ部(3a)の胴部(34)及び大径筒部(37)の外周面全域に被覆させる構成とすると共に、上端部から環状鍔部(10a)を外方に向って張り出すと共に、その張り出し端から上方にさらに延長させる形状としたもので、前記延長部分の外周面全域をシール部(13)として機能させるようにしたものである。
雄ネジ筒部(11)は、シール部(13)の下方に雄ネジ部(12)が連続するように、筒状パッキン(10)に外嵌させている。
シール部(13)が対応するキャップ本体(20)の開放端近傍の所定範囲は、シート部(23)が形成されていると共に、それに続いて雌ネジ部(22)が形成されている。
このものでは、シール部(13)及びこれが圧接するシート部(23)を比較的広幅の帯状に設けているため、キャップ本体(20)のシール性及び抜け止を一層確実なものとすることができる。
又、図3の(B)に示すものは、第5番目の実施の形態の保護キャップ(1)の説明図であり、筒状パッキン(10)と雄ネジ筒部(11)を一体成型により、一体的に構成したものである。筒状パッキン(10)は、プラグ部(3b)の開放端近傍に形成されている、ソケット接続用の環状凹溝(39)にも嵌まり込む凸部(19)を有する形状に形成されていると共にその下端部から、環状鍔部(10a)を突設させている。雄ネジ筒部(11)は筒状パッキン(10)の外周面全域を覆うように一体的に設けられている。
このものでは、筒状パッキン(10)をプラグ部(3b)の胴部(34)に外嵌させるだけで、胴部(34)の外周面に雄ネジ部(12)が形成される態様となるから、プラグ部(3b)への装着が容易である。又、筒状パッキン(10)は環状凹溝(39)にも嵌まり込む凸部(19)を有する形状としたから、プラグ部(3b)の外周面に対する筒状パッキン(10)の摩擦力は増大し、確実に回り止め状態に固定することができる。
上記各実施の形態のものでは、金属製のプラグ部(3a)(3b)に、筒状パッキン(10)及び雄ネジ筒部(11)を介して、金属製のキャップ本体(20)を装着できるようにしたから、プラグ部(3a)(3b)に雄ネジ部を直接形成する必要はなく、既存のガス栓に、前記キャップ本体(20)を被嵌させることができる。
尚、上記各実施の形態の保護キャップ(1)は、ガス栓本体(31)のプラグ部(3a)(3b)に被嵌させるものとしたが、ホースエンド部に装着させることも可能である。
本発明の第1番目の実施の形態の保護キャップをプラグ部に装着させた状態を示す断面図。 (A)は第2番目の実施の形態の保護キャップの断面図であり、(B)は第3番目の実施の形態の保護キャップの断面図。 (A)は第4番目の実施の形態の保護キャップの断面図であり、(B)は第5番目の実施の形態の保護キャップの断面図。 従来の保護キャップの説明図。
符号の説明
(1) ・・・・・・・保護キャップ
(10)・・・・・・・筒状パッキン
(11)・・・・・・・雄ネジ筒部
(12)・・・・・・・雄ネジ部
(20)・・・・・・・キャップ本体
(23)・・・・・・・シート部
(3a)(3b)・・・・・プラグ部

Claims (4)

  1. ソケット接続用のプラグ部又はホースエンド部に装着させる保護キャップにおいて、
    前記プラグ部又はホースエンド部の胴部に回り止め状態に密に外嵌させる筒状パッキンと、前記筒状パッキンに回り止め状態に密に外嵌させる金属製の雄ネジ筒部と、前記雄ネジ筒部の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部と前記筒状パッキンに圧接可能なシート部が内周面に形成されている金属製のキャップ本体からなることを特徴とする保護キャップ。
  2. 請求項1に記載の保護キャップにおいて、前記筒状パッキンの両開放端のどちらか一方に、環状鍔部を外側に向って張り出させ、
    前記環状鍔部の突出端面を、前記キャップ本体の前記シート部に圧接するシール部としたことを特徴とする保護キャップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の保護キャップにおいて、前記筒状パッキンは、プラグ部又はホースエンド部の前記胴部の基端部から開放端近傍までの略全域に密に外嵌する形状に形成されていることを特徴とする保護キャップ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の保護キャップにおいて、前記筒状パッキンと前記雄ネジ筒部とは、一体に設けられていることを特徴とする保護キャップ。
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