JP5191124B2 - スクリューフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、搬送機能とマテリアルシール形成機能とを兼備するスクリューフィーダに関するものである。
一般に、燃焼炉やガス化炉に固体燃料(木屑、生ごみ、汚泥等)を供給する場合、固体燃料供給口からの炉内ガスの漏出もしくは外気の漏れ込みを防ぐために、固体燃料供給経路をシールする必要がある。その方法としては、二重ダンパ方式やドラムフィーダ方式、マテリアルシール方式などが用いられている。
前記マテリアルシール方式の中でも圧縮シール方式は、固体燃料を圧縮することによってシール専用の機器を設けることなく炉内ガスや外気の漏れ込みを最小にすることができる。この圧縮シール方式にはプッシャー方式やスクリューフィーダ方式などがある。前者のプッシャー方式は、1回の圧縮がバッチ式であるので、1回の操作で必要な圧縮度合いと圧縮長さを得ることができ、また固体燃料の比重や充填状態の変動に関わらず常に圧縮度合いを一定に保つことができるが、固体燃料の送給が断続的であるという問題がある。これに対し、後者のスクリューフィーダ方式は、固体燃料の送給が連続的であるという利点がある。
次に、固体燃料の搬送機能とマテリアルシールの形成機能とを兼備する従来のスクリューフィーダについて、図7の概略構造説明図を用いて以下に説明する。
図7に示されるスクリューフィーダ100においては、回転軸101とその回転軸101に巻き付けられるスクリュー羽根102とよりなる軸付スクリュー羽根103がトラフ(ケーシング)104内に配され、この軸付スクリュー羽根103を回転駆動装置105にて回転させることにより、そのトラフ104の一端側に設けられる固体燃料投入口104aを通して投入された固体燃料Nを搬送してそのトラフ104の他端側に設けられる固体燃料排出口104bから排出するように構成されている。なお、固体燃料排出口104bから排出された固体燃料Nは、燃焼炉本体106内に投入される。
前記スクリュー羽根102においては、固体燃料排出口104b側に向かうにつれてその羽根ピッチが徐々に狭められる形状とされ、その先端部に羽根ピッチが密にされた区間が必要長さ分設けられている。こうして、スクリュー羽根102の先端部を含み最終的な圧縮動作が行われる圧縮部107には、必要な圧縮度合いと圧縮長さにされた固体燃料Nによるマテリアルシール(図7中記号Mで示されるハッチング部分)が形成される。
なお、ここで、被搬送物排出口側に向かうにつれて羽根ピッチが徐々に狭められる形状のスクリュー羽根によって被搬送物を圧縮するようにした技術は、例えば特許文献1,2にて知られている。また、この圧縮機能を備えたスクリュー羽根によって固体燃料の搬送とマテリアルシールの形成とを同時に行うようにされたスクリューフィーダが、例えば非特許文献1にて知られている。
特開2003−136291号公報 特開2003−251113号公報 「タクマ技報 Vol.7,No.2,1999」(p.119〜p.122)
しかしながら、図7に示される従来のスクリューフィーダ100では、以下の(1)〜(4)のような問題点がある。
(1)圧縮部107ではスクリュー羽根102の羽根ピッチが密にされているため、圧縮された固体燃料Nとスクリュー羽根102との摩擦損失が大きく、軸付スクリュー羽根103を回転させるための所要の動力が大きい。
(2)圧縮部107における羽根ピッチが狭くそれが必要圧縮長さ分続くため、固体燃料Nの詰まりや共回りが発生し易い。
(3)固体燃料投入口104a側において固体燃料Nの供給量や比重、充填率の短期的な変動が発生した場合には、圧縮部107がその影響を即座に受けるため、シール性能や負荷の変動として直接的な影響が生じる。
(4)圧縮された固体燃料Nは常に全て排出されるため、何らかの原因で固体燃料投入口104aからの固体燃料Nの供給が途絶えた場合に、シール性能を確保することができない。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、省動力で詰まりにくく、かつ被搬送物投入口側において固体燃料等の被搬送物の性状や充填状態に変動が生じても安定したシール性能を確保することのできるスクリューフィーダを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明によるスクリューフィーダは、
回転軸とその回転軸に巻き付けられるスクリュー羽根とよりなる軸付スクリュー羽根がトラフ内に配され、この軸付スクリュー羽根を回転させることにより、そのトラフの一端側に設けられる被搬送物投入口を通して投入された被搬送物をそのトラフの他端側に設けられる被搬送物排出口に向けて搬送するように構成されるスクリューフィーダにおいて、
前記スクリュー羽根を、前記被搬送物排出口側に向かうにつれてその羽根ピッチが徐々に狭められる形状にし、前記スクリュー羽根に対し所定間隔を存して前記被搬送物排出口側に位置するように前記回転軸に設けられ、この回転軸の回転により被搬送物を切削し、かつ切削された被搬送物を前記被搬送物排出口に向けて送り出す複数の掻出し部材を備えるとともに、前記スクリュー羽根と前記掻出し部材との間の空間に対応する前記トラフの内周面に、前記回転軸の周面に近接するようにリブを突設し
かつ、前記掻出し部材による被搬送物の搬送体積を、前記スクリュー羽根による被搬送物の搬送体積よりも小さく設定することを特徴とするものである
発明においては、被搬送物投入口を通して投入された被搬送物(例えば、木屑、生ごみ、汚泥等の固体燃料)がスクリュー羽根によってそのスクリュー羽根と複数の掻出し部材との間の空間(以下、この空間を「充填部」と称する。)にまで搬送される。この充填部にまで搬送された被搬送物は、続けてスクリュー羽根によって搬送される被搬送物により被搬送物排出口側に押し進められて複数の掻出し部材にまで到達すると、これら掻出し部材によって切削され、切削された被搬送物は、それら掻出し部材よって被搬送物排出口側に送り出されて被搬送物排出口から排出される。本発明では、複数の掻出し部材による被搬送物の搬送体積がスクリュー羽根による被搬送物の搬送体積よりも小さく設定されているので、複数の掻出し部材の存在が抵抗となって充填部から搬送されなかった一部の被搬送物が充填部に停滞し、続けてスクリュー羽根によって搬送される被搬送物によって圧縮される。このようにして、充填部内の被搬送物に圧縮力が加えられていき、スクリュー羽根によって搬送される被搬送物の重量が複数の掻出し部材によって搬送される被搬送物の重量とバランスするまで充填部の内部圧力が高められる。そして、この充填部には圧縮された被搬送物によるマテリアルシールが形成される。
本発明によれば、以下の(1)〜(5)のような効果を奏する。
(1)複数の掻出し部材による被搬送物の搬送体積をスクリュー羽根による被搬送物の搬送体積よりも小さくして搬送能力に差を持たせることで、複数の掻出し部材とスクリュー羽根との間の充填部にて被搬送物が圧縮され、その結果、マテリアルシールが形成されるので、スクリュー羽根ピッチを密にすることで被搬送物を圧縮してマテリアルシールを形成していた従来のスクリューフィーダよりも圧縮された被搬送物とスクリュー羽根との摩擦が少ないために軸付スクリュー羽根を回転させるための所要の動力が小さくて済む。
(2)スクリュー羽根の無い空間である充填部で圧縮された被搬送物を複数の掻出し部材によって切削して被搬送物排出口側に送り出すようにされており、しかも充填部に対応するトラフの内周面に、回転軸の周面に近接するようにリブが突設されているので、圧縮された被搬送物が充填部で詰まったり、軸付スクリュー羽根と共回りしたりするといったような不具合を未然に防ぐことができる。
(3)被搬送物投入口側において被搬送物の供給量や比重、充填率の短期的な変動があったとしても、充填部にはその変動前の被搬送物が充填されているので、被搬送物投入口側の変動に伴うシール性能や負荷の変動を緩衝することができる。
(4)何らかの原因で被搬送物投入口からの被搬送物の供給が途絶えた場合であっても、スクリュー羽根の無い空間である充填部には圧縮された被搬送物を常に存在させておくことができるので、ある程度以上のシール性能を常に確保することができる。
(5)スクリュー羽根は被搬送物排出口側に向かうにつれてその羽根ピッチが徐々に狭められる形状とされているので、被搬送物が充填部に到達する以前にスクリュー羽根の搬送体積空間内に被搬送物がすき間なく充満され、充填部でのすき間発生によるリークを避けることができる。
次に、本発明によるスクリューフィーダの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るスクリューフィーダの概略構造説明図が示されている。なお、本実施形態は、燃焼炉本体に付設され、木屑、生ごみ、汚泥等の固体燃料(被搬送物)を燃焼炉本体に送給するスクリューフィーダに本発明が適用された例であるが、勿論これに限定されるものではなく、被搬送物の送給とシールとを同時に行う状況下で使用されるスクリューフィーダに本発明が適用可能である。
本実施形態のスクリューフィーダ1は、一端側に固体燃料Nが投入される固体燃料投入口(被搬送物投入口)2aが、他端側に燃焼炉本体3と接続される固体燃料排出口(被搬送物排出口)2bがそれぞれ設けられたトラフ2と、このトラフ2の一端側から突入されて固体燃料排出口2b側に向かって延び、トラフ2の軸心と同軸心で支承される回転軸4を備えている。
前記回転軸4には、一端部寄りの部位から他端部寄りの部位に亘ってその周面に所要巻き数(本例では3.5巻き程度)のスクリュー羽根5が巻き付けられている。また、回転軸4の一端部は回転駆動装置7に連結されており、回転軸4とスクリュー羽根5とよりなる軸付スクリュー羽根6を回転駆動装置7にて回転させることにより、固体燃料投入口2aを通して投入された固体燃料Nが固体燃料排出口2bに向けて搬送される。
前記スクリュー羽根5は、図2に示されるように、その羽根ピッチを一端側から他端側に向けて順にP,P,Pとすると、P>P>Pの関係に設定されており、固体燃料排出口2b側に向かうにつれてその羽根ピッチが徐々に狭められ、このスクリュー羽根5のリード角を一端側から他端側に向けて順にθ,θ,θ,θとすると、θ>θ>θ>θの関係になるように設定されている。
前記回転軸4の他端部には、スクリュー羽根5に対し所定間隔Sを存して固体燃料排出口2b側に位置するように複数(本例では4枚)の掻出し羽根15(本発明の「掻出し部材」に相当する。)が取り付けられている。
前記複数の掻出し羽根15は、図3(b)に示されるように、互いに同一形状で回転軸4の周方向に等間隔で同円周上に配置されており、各掻出し羽根15は、同図(a)に示されるように、回転軸4の回転の際に回転方向Rに先行する側の先行側端部15aに対し後行する側の後行側端部15bが固体燃料排出口2b側に位置するように傾斜角αが付されている。後行側端部15bから長手方向中間部に至る部位は、図3(b)に示されるように、回転軸4からの羽根高さが所要高さで一定とされて部分扇形状とされ、長手方向中間部から先行側端部15aに至る部位は、回転軸4からの羽根高さが回転方向R側に進むにつれて低くなるような尖った形状とされている。そして、回転軸4が回転方向Rで回転されると、各掻出し羽根15の先行側端部15aが刃先部として機能して固体燃料Nを切削し、切削された固体燃料Nは各掻出し羽根15の側面に案内されて固体燃料排出口2bに向けて送り出される。本実施形態では、これら4枚の掻出し羽根15による固体燃料Nの搬送体積が、スクリュー羽根5による固体燃料Nの搬送体積よりも小さくなるように、各掻出し羽根15の傾斜角αや羽根高さ等の形状寸法が設定されている。なお、各掻出し羽根15の先行側端部15aは刃先部として機能するため、この先行側端部15aを硬化肉盛によって形成する、あるいは別途装着される超硬合金製のカッタチップにより形成するといったような早期摩耗防止対策を施すのが好ましい。
前記トラフ2の長手方向中間部の内周面には、図4(a)に示されるように、スクリュー羽根5の回転軌跡Kに近接するように突設されるリブ17が周方向に等間隔で所要個数(本例では3つ)配置されている。これらリブ17によって固体燃料Nが固体燃料排出口2bに向けて案内され、スクリュー羽根5による固体燃料Nの搬送がよりスムーズに行われる。また、スクリュー羽根5と複数の掻出し羽根15との間の空間20(図1参照。以下、この空間20を「充填部20」と称する。)に対応するトラフ2の内周面には、図4(b)に示されるように、回転軸4の周面に近接するように突設されるリブ18が周方向に等間隔で所要個数(本例では3つ)配置されている。こうして、充填部20に充填された固体燃料Nが軸付スクリュー羽根6と共回りするのを確実に防止することができ、複数の掻出し羽根15による固体燃料Nの掻き出し動作が確実に行われる。
以上に述べたように構成されるスクリューフィーダ1の作動について図1を参照しつつ以下に説明する。
本実施形態のスクリューフィーダ1においては、固体燃料投入口2aを通して投入された固体燃料Nがスクリュー羽根5によってそのスクリュー羽根5と複数の掻出し部材15との間の充填部20にまで搬送される。この充填部20にまで搬送された固体燃料Nは、続けてスクリュー羽根5によって搬送される固体燃料Nにより固体燃料排出口2b側に押し進められて複数の掻出し羽根15にまで到達すると、これら掻出し羽根15によって切削され、切削された固体燃料Nは、それら掻出し羽根15よって固体燃料排出口2b側に送り出されて固体燃料排出口2bから排出される。なお、固体燃料排出口2bから排出された固体燃料Nは、燃焼炉本体3内に投入される。
本実施形態では、複数の掻出し羽根15による固体燃料Nの搬送体積がスクリュー羽根5による固体燃料Nの搬送体積よりも小さく設定されているので、複数の掻出し羽根15の存在が抵抗となって充填部20から搬送されなかった一部の固体燃料Nが充填部20に停滞し、続けてスクリュー羽根5によって搬送される固体燃料Nによって圧縮される。このようにして、充填部20内の固体燃料Nに圧縮力が加えられていき、スクリュー羽根5によって搬送される固体燃料Nの重量が複数の掻出し羽根15によって搬送される固体燃料Nの重量とバランスするまで充填部20の内部圧力が高められる。こうして、充填部20とその充填部20近傍のスクリュー羽根5および複数の掻出し羽根15を含み固体燃料Nの圧縮動作に貢献する圧縮部21において固体燃料Nの最終的な圧縮動作が行われ、圧縮された固体燃料Nによるマテリアルシール(図1中記号Mで示されるハッチング部分)が形成される。
本実施形態によれば、以下の(1)〜(4)のような効果を奏する。
(1)複数の掻出し羽根15による固体燃料Nの搬送体積をスクリュー羽根5による固体燃料Nの搬送体積よりも小さくして搬送能力に差を持たせることで、複数の掻出し羽根15とスクリュー羽根5との間の充填部20にて固体燃料Nが圧縮され、その結果、マテリアルシールMが形成されるので、スクリュー羽根ピッチを密にすることで固体燃料Nを圧縮してマテリアルシールMを形成していた従来のスクリューフィーダ100よりも圧縮された固体燃料Nとスクリュー羽根5との摩擦が少ないために軸付スクリュー羽根6を回転させるための所要の動力が小さくて済む。
(2)スクリュー羽根5の無い空間である充填部20で圧縮された固体燃料Nを複数の掻出し羽根15によって切削して固体燃料排出口2b側に送り出すようにされているので、圧縮された固体燃料Nが充填部20で詰まったり、軸付スクリュー羽根6と共回りしたりするといったような不具合を未然に防ぐことができる。
(3)固体燃料投入口2a側において固体燃料Nの供給量や比重、充填率の短期的な変動があったとしても、充填部20にはその変動前の固体燃料Nが充填されているので、固体燃料投入口2a側の変動に伴うシール性能や負荷の変動を緩衝することができる。
(4)何らかの原因で固体燃料投入口2aからの固体燃料Nの供給が途絶えた場合であっても、スクリュー羽根5の無い空間である充填部20には圧縮された固体燃料Nを常に存在させておくことができるので、ある程度以上のシール性能を常に確保することができる。
ところで、本実施形態では掻出し部材として掻出し羽根15を用いた例を示したが、この掻出し羽根15に代えて、以下に述べる掻出し羽根25、あるいは掻出しビット30を用いてもよい。
図5には、掻出し部材の別態様例(1)の説明図で、側面図(a)および(a)のY矢視図(b)がそれぞれ示されている。
図5に示される複数(4枚)の掻出し羽根25はいずれも、先に述べた掻出し羽根15と同様に、スクリュー羽根5に対し所定間隔Sを存して固体燃料排出口2b側に位置するように回転軸4の他端部に取り付けられている。
前記複数の掻出し羽根25は、図5(b)に示されるように、互いに同一形状で回転軸4の周方向に等間隔で同円周上に配置されており、各掻出し羽根25は、同図(a)に示されるように、回転軸4の回転の際に回転方向Rに先行する側の先行側端部25aに対し後行する側の後行側端部25bが固体燃料排出口2b側に位置するように傾斜角βが付されている。各掻出し羽根25においては、図5(b)に示されるように、後行側端部25bから先行側端部25aに至る全体の回転軸4からの羽根高さが所要高さで一定とされて全体が部分扇形状とされている。そして、回転軸4が回転方向Rで回転されると、先行側端部25aにおける固体燃料投入口2a側のコーナ部が特に有効に刃先部として機能して固体燃料Nを切削し、切削された固体燃料Nは各掻出し羽根25の側面に案内されて被搬送物排出口2bに向けて送り出されるので、先に述べた掻出し羽根15と基本的に同様の作用効果を奏する。また、本別態様例においても、複数(4枚)の掻出し羽根25による固体燃料Nの搬送体積が、スクリュー羽根5による固体燃料Nの搬送体積よりも小さくなるように、各掻出し羽根25の傾斜角βや羽根高さ等の形状寸法が設定されている。なお、この掻出し羽根25についても、前述した早期摩耗防止対策を施すのが好ましい。
図6には、掻出し部材の別態様例(2)の説明図で、側面図(a)および(a)のZ矢視図(b)がそれぞれ示されている。
図6に示される複数(本例では12個)の掻出しビット30はいずれも、スクリュー羽根5に対し所定間隔Sを存して固体燃料排出口2b側に位置するように回転軸4の他端部に取り付けられている。これら掻出しビット30は、互いに同一形状で回転軸4の周方向に等間隔で同円周上に配置されており、各掻出しビット30は、回転軸4の回転の際に回転方向Rに先行する側の先行側端部30aに対し後行する側の後行側端部30bが固体燃料排出口2b側に位置するように傾斜角γが付されている。各掻出しビット30においては、後行側端部30bから先行側端部30aに至ってその断面形状が頂点を回転軸4の径方向外側に向けて立ち上げたような三角形状とされるとともに、先行側端部30aから後行側端部30bに向かって進むにつれてその断面積が小さくなるようにされ、外観視としては回転方向Rの逆方向側に長く尖った三角錐形状とされている。そして、回転軸4が回転方向Rで回転されると、先行側端部30aにおける固体燃料投入口2a側のコーナ部が特に有効に刃先部として機能して固体燃料Nを切削し、切削された固体燃料Nは各掻出しビット30の側面に案内されて固体燃料排出口2bに向けて送り出されるので、先に述べた掻出し羽根15,25と基本的に同様の作用効果を奏する。また、本別態様例においても、複数(12個)の掻出しビット30による固体燃料Nの搬送体積が、スクリュー羽根5による固体燃料Nの搬送体積よりも小さくなるように、各掻出しビット30の傾斜角γやビット高さ等の形状寸法が設定されている。なお、この掻出しビット30についても、前述した早期摩耗防止対策を施すのが好ましい。また、隣接する掻出しビット30とトラフ2の内周面との間に切削した固体燃料Nを排出することのできる空間が形成されれば、掻出しビット30の形状は特に限定されるものではなく、例えば四角錐形状や立方体形状、直方体形状などその形状を適宜に選択することが可能である。
本発明の一実施形態に係るスクリューフィーダの概略構造説明図 軸付スクリュー羽根の側面図 本実施形態における掻出し部材の説明図で、側面図(a)および(a)のX矢視図(b) 図1におけるA−A線断面の要部のみを表わす図(a)および同図におけるB−B線断面の要部のみを表わす図(b) 掻出し部材の別態様例(1)の説明図で、側面図(a)および(a)のY矢視図(b) 掻出し部材の別態様例(2)の説明図で、側面図(a)および(a)のZ矢視図(b) 従来のスクリューフィーダの概略構造説明図
符号の説明
1 スクリューフィーダ
2 トラフ
2a 固体燃料投入口(被搬送物投入口)
2b 固体燃料排出口(被搬送物排出口)
4 回転軸
5 スクリュー羽根
6 軸付スクリュー羽根
15 掻出し羽根(掻出し部材)
25 掻出し羽根(掻出し部材)
30 掻出しビット(掻出し部材)

Claims (1)

  1. 回転軸とその回転軸に巻き付けられるスクリュー羽根とよりなる軸付スクリュー羽根がトラフ内に配され、この軸付スクリュー羽根を回転させることにより、そのトラフの一端側に設けられる被搬送物投入口を通して投入された被搬送物をそのトラフの他端側に設けられる被搬送物排出口に向けて搬送するように構成されるスクリューフィーダにおいて、
    前記スクリュー羽根を、前記被搬送物排出口側に向かうにつれてその羽根ピッチが徐々に狭められる形状にし、前記スクリュー羽根に対し所定間隔を存して前記被搬送物排出口側に位置するように前記回転軸に設けられ、この回転軸の回転により被搬送物を切削し、かつ切削された被搬送物を前記被搬送物排出口に向けて送り出す複数の掻出し部材を備えるとともに、前記スクリュー羽根と前記掻出し部材との間の空間に対応する前記トラフの内周面に、前記回転軸の周面に近接するようにリブを突設し
    かつ、前記掻出し部材による被搬送物の搬送体積を、前記スクリュー羽根による被搬送物の搬送体積よりも小さく設定することを特徴とするスクリューフィーダ。
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