JP5190510B2 - 神経外科用多機能ロボット化プラットフォームと位置調整方法 - Google Patents

神経外科用多機能ロボット化プラットフォームと位置調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5190510B2
JP5190510B2 JP2010512739A JP2010512739A JP5190510B2 JP 5190510 B2 JP5190510 B2 JP 5190510B2 JP 2010512739 A JP2010512739 A JP 2010512739A JP 2010512739 A JP2010512739 A JP 2010512739A JP 5190510 B2 JP5190510 B2 JP 5190510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image acquisition
arm
robot arm
acquisition means
platform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010512739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010530268A (ja
Inventor
ナウム,ベルタン
ブロンデル,リュシアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zimmer Biomet Robotics
Original Assignee
Medtech SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Medtech SA filed Critical Medtech SA
Publication of JP2010530268A publication Critical patent/JP2010530268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5190510B2 publication Critical patent/JP5190510B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/70Manipulators specially adapted for use in surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for
    • A61B2090/064Measuring instruments not otherwise provided for for measuring force, pressure or mechanical tension
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/36Image-producing devices or illumination devices not otherwise provided for
    • A61B2090/364Correlation of different images or relation of image positions in respect to the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/36Image-producing devices or illumination devices not otherwise provided for
    • A61B2090/364Correlation of different images or relation of image positions in respect to the body
    • A61B2090/365Correlation of different images or relation of image positions in respect to the body augmented reality, i.e. correlating a live optical image with another image
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/10Computer-aided planning, simulation or modelling of surgical operations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/10Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges for stereotaxic surgery, e.g. frame-based stereotaxis
    • A61B90/11Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges for stereotaxic surgery, e.g. frame-based stereotaxis with guides for needles or instruments, e.g. arcuate slides or ball joints

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、医療で用いられる、より特定的には神経外科で用いられる機材の分野に属するものである。
より特徴的には、本発明は、神経外科用の多機能ロボット化プラットフォームおよび関連する実施方法に関するものである。
神経外科の実務では、ますます多くの専用の外科設備や機材を使う必要があることが知られている。
したがって、とりわけ、腫瘍生体検査あるいは刺激電極の精密な位置決定のために、定位固定フレームが使われている。
そのようなフレームには、観血手術に対応していない、あるいは、ほとんど対応していないという不都合がある。
該フレームがかさばることの他に、もう一つの重要な不都合は、脳頭蓋の骨にしっかり固定することが必要となるということにある。
また、定位固定フレームの代替として使うことのできるロボットも知られている。
さらに、従来技術では、観血手術に対する適切な解決法を与えてくれるニューロナビゲーション・システムも知られている。
そのようなシステムによって、コンピュータ断層撮影、磁気共鳴画像法(MRI)またはその他によって与えられた術前画像と、たとえば赤外線帯域で放出する、機器に取り付けられた複数の光源を備えた三次元の定位システムとに基づいて解剖学的構造の位置を特定することが可能となる。
該システムはさらに、赤外線を感知することと、信号を送信することに適した一つまたは複数のカメラを備え、該信号は、外科用機器の先端の位置といった、該機器の空間位置および方向のデータを計算することに適した適切な計算機で処理されることになる。
典型的には、画像法の実施に先立ち、患者の頭蓋には、パレット形をし、皮膚にでも貼れるようになっているX線不透過性マーカーが取り付けられる。
取得されたデジタル画像は、計算機の記憶ブロックに転送される。
外科用機器あるいは特定の機器を用いて、外科医は、この機器の先端を、X線不透過性マーカーのそれぞれと接触させる。
このようにして、機器の位置を、先に取得されているデジタル医療画像に対して特定することが可能である。
同様に、とりわけ外科的行為を行っている間に、機器の画像およびその位置は、デジタル画像と重ねることで、視覚化モニター上に同時に表示することができる。
ニューロナビゲーション・システムは、とりわけ脳腫瘍の位置特定と切除のために用いられる。
また、露出下での神経外科的行為(例:皮質切除術)の際の視覚化器具として用いられる、外科用顕微鏡も知られている。
上述した外科的用途および関連する設備は、神経外科における日常実務の大部分を占めるものである。
しかし、設備の多様性および神経外科用途の一タイプへの特定性は、病院のロジスティクス管理において不利益をもたらすものであり、手術ブロックの柔軟性および多機能性という目的と矛盾している。
ニューロナビゲーションに特有のもう一つの不都合は、構築されたデジタルモデル、患者、そして器具の間での位置調整に誤差の可能性があるということである。
これは主として、X線不透過性パレットが動く器官である皮膚に貼り付けられ、頭蓋骨に固定的に導入されないことに起因している。
しかしながら、これらX線不透過性マーカーを設置するために、臨床医は、マーカーが思いがけず動くことにより位置調整の精度が失われる危険性にもかかわらず、あらゆる侵襲的方法を避けようとする。
また、従来技術では、外科用器具をガイドするためのロボット装置も知られている。
このような用具は、とりわけ仏国特許出願公開第2871363号明細書に記載されている。
このロボット装置は、ロボットアーム、ロボットアームを用いた解剖学的目印の収集手段、これら解剖学的目印の処理手段および外科用器具をガイドする機器の自動位置決定手段を備えており、このガイド機器は、ロボットアームに担持されている。
このガイド装置には、術野の画像の取得手段も、術野を視覚化する特定の手段も備えられていない。
この装置は、本発明が追求する目的に応えるものではない。
本発明は、一方では、上記にリストしたすべての装置に取って代わる多機能性の解決法を提案し、他方では、治療すべき解剖区域のデジタルモデルと、患者、外科用器具とのよりよい位置調整を目的とした方法を提案することで、上記で言及した問題を解決することを目指すものである。
そのため、神経外科用の多機能ロボット化プラットフォームは、主として、
・とりわけデジタル画像を受信し、処理することができる処理手段を統合したプランニング・コンソールと、
・アームの複数の区画を有し、該区画の一方が近端部で他方が遠端部であり、前記各区画が関節によって互いに連結され、アームの遠端部区画が器具、機器およびその他を受けるように構成された受容機構を具備し、プランニング・コンソールによって操作される位置決定ロボットアームと、
・治療すべき解剖区域の画像を取得することに適し、プランニング・コンソールが具備する処理手段に電気的に接続することができ、アームの遠端部区画が具備する受容機構に位置付けられ、取り外し可能に固定されることに適している少なくとも一つのビデオ画像取得手段と、
・アームの遠端部区画の受容機構に位置付けられ、取り外し可能に固定されるように適合化された器具、機器およびその他と、
・術前および術中の画像の視覚化手段であり、視覚化すべき画像に固有のビデオ信号を受信するためにプラニング・コンソールに電気的に接続され、かつ/または画像取得手段に電気的に接続されている視覚化手段、
を具備することを特徴としている。
本発明のもう一つの特徴によると、位置決定ロボットアームは、少なくとも6自由度、つまり3スライド自由度と3回転自由度を有しており、該自由度のおかげで、該ロボットアームが担持する器具あるいは機器およびその他を、空間内であらゆる可能な仕方で位置決定し、方向付けることができる。
本発明のもう一つの特徴によると、ロボットアームは力センサーを具備し、使用者がロボットアームの端部を掴んで該ロボットアームを手動で動かすことができるモードにしたがって作動するように適合化されている。
このとき、ロボットアームは、協働モードで作動する。
本発明のもう一つの特徴によると、プランニング・コンソールは、制御モニターと、手術のプランニング・パラメータを使用者から受信するように適合化された通信インタフェースとを備えている。
これらの装置によって、処理手段は、手術のプランニング・パラメータを考慮して、位置決定ロボットアームの軌道、より特定的には器具または機器の軌道、あるいは該アームが担持している画像取得手段の軌道を制御することができる。
したがって、たとえば、頸部腫瘤における頭蓋の執刀点と標的点は、単純で分かりやすいグラフィカル・インタフェースによってプラットフォームに提供することができる。
たとえば、通信インタフェースは、キーボード、タッチ式インタフェースおよび/または、たとえばマウスタイプのポインティング装置の形をとることができる。
本発明独自の特徴によると、処理手段は、手術のプランニング・パラメータおよび位置調整要素の空間座標に基づいて行われる三次元計算により、各軌道を画定するように適合化されている。
本発明のもう一つの特徴によると、器具は、少なくとも一つの接触式または非接触式のセンサーおよび/または少なくとも一つの超音波プローブ、および/または少なくとも一つの測距器を含む。
本発明のもう一つの特徴によると、センサーは、ロボットアームに取り外し可能に固定されるように適合化された機械的ポインティング機器である。
協働モードでは、使用者は、手動でポインティング機器を動かし、標的と接触するようにすることで、患者の頭部にある要素を指示することができる。
このようなセンサーによって、使用者は、たとえば目立った解剖学的地点またはX線不透過性マーカーの位置、あるいは患者の皮膚と接触している複数の点の位置を取得し、再構成によって面を得られるようになっている。
もう一つの特徴によると、センサーは、距離測定用の光学モジュール、たとえばレーザー測距器である。
ロボットアームのエンコーダの情報、センサーのジオメトリおよび光学モジュールによって与えられた距離測定に基づき、システムは、ロボットアームの座標系において直接、レーザービームと交わっている対象点の三次元位置を計算することができることになる。
この場合、センサーは、非接触式の仮想的なポインティングという解決法を提供する。
機械的なポインティング機器を使うときと同様に、このようなセンサーによって、使用者は、目立っている解剖学的地点の位置、X線不透過性マーカーの位置または患者の皮膚と接触している複数の点の位置を取得し、再構成によって面を得られるようになっている。
本発明のもう一つの特徴によると、器具の少なくとも一つは、管状ガイドまたはガイド用の管で構成される。
これらの特徴によって、位置決定アームの受容機構に固定的に取り付けられた管状ガイドまたは管を備えているロボット化されたプラットフォームは、定位固定フレームとして用いることができ、位置決定ロボットアームによって固定された空間位置で維持される管は、穿孔ドリル用、電極用、針用および定位固定神経外科の枠組みで使用可能なその他の機器および手段用の軸方向のガイドを提供する。
術前の画像(スキャナー、MRIまたはその他の方法)と患者の位置との間の対応付けを行うとき、システムはロボットアームによって担持されている一つまたは複数の機器の位置を認識する。
プランニングにしたがってロボットアームによって位置決定されるこの機器は、レーザーポインターまたはその他のタイプのポインターとすることができる。
レーザーポインターによって、術前の画像法で同定された患者における解剖学的構造に狙いを定めることが可能となる。
協働モード(上記で定義したとおり)では、使用者は、レーザーポインターを装備した位置決定ロボットアームの端部を掴み、該アームを手動で動かすことによって、患者の頭部にある標的を指示することができる。
指示された方向は、プランニング・コンソールの術前画像に表示される。
このように、本発明の目的であるプラットフォームは、ニューロナビゲーション・システムの好適な代替となる。
このようなロボットアームの利点は、該アームがポインターを一定位置に維持できることにあり、これは、現状のニューロナビゲーション・システムではポインターが手で掴まれているときにはないことである。
本発明のもう一つの特徴によると、器具のうち少なくとも一つは外科用機器によって構成される。
こうして、外科行為は、外科医によってではなく、プランニングにしたがって、ロボットアームによって行われることになる。
画像取得手段は、ロボットアームの端部に取り外し可能に固定されるようになっている。
この画像取得手段は、たとえば、少なくとも一つのビデオカメラ、たとえばデジタル・タイプのビデオカメラを具備している。
この画像取得手段によって、使用者は患者の対象区域、たとえば術前画像法で同定された区域を視覚化することができる。
協働モードでは、上記で定義したように、使用者は、位置決定アームの端部を掴み、該アームを手動で動かすことで患者の頭部における選択した区域を視覚化することができる。
視覚化された区域は、プランニング・コンソールの術前画像に表示される。
カメラによる画像の視覚化手段は、たとえば、非限定的には、2Dタイプのモニターおよび/または2Dタイプのヘッドセット、あるいは、立体視技術が利用されるときには、より好ましくは3Dタイプのヘッドセットとすることができる。
このように、本発明の目的であるプラットフォームは、ナビゲートされた外科用顕微鏡に対する好適な代替となる。
画像取得手段によって放出されるビデオ・ストリームは、プランニング・コンソールのモニターに同時に送信される。
したがって、外科医および該外科医のチームの他のメンバーは、手術中に解剖区域の同一ビデオ画像を視覚化する。
ビデオ・ストリームは、その他の視覚化手段だけではなく、同時に、このその他の視覚化手段およびプランニング・コンソールのモニターに送信することができる。
協働モードにおいて、ロボットアームを掴むことで画像取得手段を手動で動かす代わりに、使用者は、制御ボックスを介してロボットアームの動きを操作することもできる。
この同じ制御ボックスによって、画像取得手段の一つまたは複数のカメラ、とりわけズームレベルや焦点距離の調整が可能となる。
この制御ボックスは、制御ボタンおよび/または少なくとも一つの制御レバーを具備することができる。
その他の方法として、協働モードにおける画像取得手段の位置決定、つまり、この取得手段を備えた位置決定アームの端部を掴んで手動で該アームを動かすことによる位置決定は、プランニング・コンソールのレベルでの空間対応なしで行うことができる。
このとき、本発明の目的であるプラットフォームは、単純な外科用顕微鏡と同等のものである。
本発明のもう一つの特徴によると、術野およびその他の適切な解剖区域の画像取得手段は、立体カメラのペア、たとえばデジタル・タイプの立体カメラのペアを具備することで、治療すべき解剖区域の二つの立体ビデオ画像を取得し、本発明の一部をなす立体画像の視覚化システムによって、該区域の3D映像を再現できるようになっている。
この方法の利点は、外科医に起伏を知覚させ、それにより外科医の外科行為の質を高めることにある。
本発明のもう一つの特徴によると、画像取得手段は、それ自体が冷光源に接続された光ケーブルに仲介されるように適合化された光学モジュールを統合している。
したがって、装置は、治療すべき解剖区域のビデオ・ストリームを受信するのと同時に該区域を照射する。
ある種の手術用顕微鏡で知られている不都合は、双眼鏡に送信された画像が十分な光度を有するように、解剖区域の強い照射を必要とすることにある。
デジタル・タイプのビデオカメラは、強い照射を必要としないため、該カメラを用いることは確かな利点である。
解剖区域の正しい視認のためには、室内照明だけで十分となり得る。
本発明のもう一つの特徴によると、画像取得手段は、二つのレーザー・モジュールを統合しており、これらのレーザー・モジュールが、可視レーザービームを照射する。
これらレーザービームは、一点に収束し、該点は、立体カメラの二つの光学軸の交差点となるように調整することができる。
これらの収束レーザー・モジュールは、起伏を知覚するために最適な作業区域を指示するので、使用中の利点をもたらしてくれる。
また、該収束レーザー・モジュールは、製造面で、二つの立体カメラの中心を同一点に設定することを容易にし、画像取得手段である器具のジオメトリを決定するという利点も有している。
本発明のもう一つの特徴によると、画像取得手段は、立体カメラのペアの中央光学軸に並べられた中央レーザー・モジュールを統合している。
この可視レーザービームは、解剖区域のビデオ画像が得られる軸を実現する。
本発明のもう一つの特徴によると、中央レーザー・モジュールは、レーザー測距器であり、該レーザー測距器は、その外部表面とレーザービームによって指示される最も近くの対象との間の距離を測定することに適している。
本発明のもう一つの特徴によると、画像取得手段は、その光学軸を中心とした機械的回転システムを統合している。
したがって、使用者は、外科行為の必要性に応じて、解剖区域のビデオ画像を方向付けるために、ハンドルによって画像取得手段を回転させることができる。
もう一つの特徴によると、本発明は少なくとも一つの可視マーカーを備えた機械的ポインターを統合しており、該マーカーは、それ自体で知られたものであり、画像取得手段で取得されたビデオ画像上で位置を特定されるように適合化されている。
ポインターの先端の位置は、二つの立体画像における一つまたは複数のマーカーを同定し、三角測量によって計算することができる。
この計算には、二つのカメラそれぞれの事前のキャリブレーション(内在的パラメータ)ならびに立体画像システムのキャリブレーション(一方のカメラの他方に対する位置と方向)が必要となる。
この解決法の利点は、立体カメラのペアが治療すべき解剖区域に近い領域に位置付けられることと、それにより光学的な位置決定による現状のニューロナビゲーション・システムに共通する「視線」という問題が克服されることにある。
術前の画像(スキャナー、MRIまたはその他の方法)と患者の位置との間の対応付けが行われるとき、システムは、ロボットアームによって担持されている画像取得手段の位置を認識する。
このとき、本システムは、ニューロナビゲーション・システムと結合した顕微鏡の好適な代替とすることができる。
解剖区域とプランニング・コンソールの術前画像に表示された対象となる地点は、たとえば収束レーザービームの交差点および/または中央レーザービームの衝撃点および/または可視マーカーを備えた機械的ポインターの接触点とすることができる。
本発明のもう一つの特徴によると、三次元タイプの立体画像の視覚化システムが用意されている。
本発明の一つの特徴によると、立体画像の視覚化システムは、異なるソースに由来する二つのビデオ画像を表示するように適合化された二つのモニターで構成される。
これらモニターが、好適にはヘッドセットまたは眼鏡に取り付けられることで、外科医は、外科行為を行うために手を空けておくことができる。
この視覚化システムは、3D仮想対象の現実的な像を表示するために、コンソール上での医療行為のプランニング過程の間に用いることができる。
たとえば、術前画像、あるいは、標的地点、執刀地点、直線経路、対象となる面、対象となる容積といったプランニング上の仮想的な対象に基づいて作成された患者のデジタルモデルである。
したがって、二次元の形で情報を表示するモニターしか利用可能ではない既存のニューロナビゲーション・システムとは異なり、外科医は三次元の形で情報を直接操作する。
また、本装置は、画像取得手段に由来するビデオ画像を視覚化システムによって表示することで、手術用顕微鏡に対する好適な代替とすることができる。
このとき、外科医は、外科行為を行うために最適と考えられる位置で手術を行うことができる。
術前画像(スキャナー、MRIまたはその他の方法)と手術ブロックにおける患者の位置との間の対応付けがいったん行われると、プランニング・コンソールは、ロボットアームによって担持されている画像取得手段の位置を認識する。
カメラの投射モデルを事前に知っていることで、仮想の画像を実際の画像に重ねて標的となっている解剖区域の画定された要素を視覚化することができる。
この要素は、たとえば腫瘍切除の場合には腫瘍であり、もしくは、標的点、執刀地点、軌道、機器あるいは対象となる解剖区域であることもある。
このとき、立体視覚化システムは、プランニングの仮想要素によって補強された、解剖区域のビデオ画像を表示する。
このように、拡張現実機能が保証される。
拡張現実によって、外科医が手術している間に、詳細な情報を外科医に提供することが可能となる。
拡張現実によって、外科医は自分が手術している区域と、モニターに表示されている術前画像とを交互に見なくてもよくなり、これらの情報の対応を頭の中でとらずに済むため、これは非常に有用な機能である。
すべての情報は、同一のモニター上に重ねて投射される。
立体視覚化システムは、とりわけ、ありのままの情報、たとえば距離や容積などを表示することができる。
これらの特徴は、プラットフォームに多機能性を与えることになり、該性質は、ロジスティック管理およびメンテナンスという意味で中核病院の必要性に応え、手術ブロックの柔軟性と多機能性という目的に応えるものである。
また、本発明は、治療すべき解剖区域、そのデジタルモデルとロボットアームの間の位置調整の精度を高めることを目指した方法も目的としている。
このため、本発明による方法は、
・神経外科的手術の前に、治療すべき区域の第一のデジタル画像を取得し、記憶し処理するためにこれらのデジタル画像をネットワークまたは物理媒体を介してプランニング・コンソールに送信することと、
・手術中に、ロボットアームの遠端部区画の受容機構によって担持されている走査機器を用いて、第一のデジタル画像上に既に表示されている患者の体の領域の適切な部分の第二のデジタル画像を取得し、これら第二のデジタル画像を、記憶し処理するためにプランニング・コンソールに送信することと、
・第一のデジタル画像に基づき、患者の適切な体の領域を表す第一の三次元デジタルモデルを構築することと、
・第二のデジタル画像に基づき、同じく患者の適切な体の領域を表す第二の三次元デジタルモデルを構築することと、
・一方および他方のモデルに表されている適切な体の領域の各表示を重ねることで、第一および第二のモデルの対応をとること、
から構成される。
このような方法によって、X線不透過性マーカーの存在から解放され、術前モデル、患者およびロボットアームの間の位置調整の精度が高められる。
本発明のその他の利点および特徴は、添付図面を参照して非限定的な例として挙げられた好ましい実施態様の説明を読むことで明らかになるものである。
本発明によるプラットフォームの概観図。 本発明によるプラットフォームの斜視図。 本発明によるプラットフォームの詳細な図。 展開した位置における、床に対するケースの固定手段の実施例を示す概略図。 手術すべき患者の頭部を受容するために設けられたヘッドレストにケースを固定する手段の実施例を示す概略図。 ロボットアームによって担持されている非接触式センサーの実施例を示す概略図。 画像取得手段の実施例を示す概略図。 三次元タイプの視覚化手段の実施例を示す概略図。 可視マーカーを備えた機械的ポインターの実施例を示す概略図。
示したように、本発明にしたがった、神経外科用の多機能ロボット化プラットフォームは、搭載することができ、とりわけデジタル画像を受信し、処理することのできる処理手段2を統合したプランニング・コンソール1と、アームの複数の区画を有する位置決定ロボットアーム3とを備え、該区画の一方が近端部、他方が遠端部となっており、前記各区画が関節によって互いに連結され、アームの遠端部区画が、取り外し可能に固定される器具4、機器およびその他を受容するように構成された受容機構5を具備しており、前記ロボットアームはプランニング・コンソール1によって操作される。
また、プラットフォームは、一連の器具、および場合によっては、前述したように、アームの遠端部区画の受容機構5に位置付けられ、取り外し可能に固定されるように適合化された一連の外科用機器、ならびに、術野のビデオ画像取得手段14および術前・術中の画像の視覚化手段6も統合している。
これらの視覚化手段は、視覚化すべき画像に関するビデオ信号を受信するためにプラニング・コンソールに電気的に接続され、かつ/またはカメラのようなビデオ画像取得手段14に電気的に接続されている。
視覚化手段は、三次元タイプの視覚化手段を含むことができる。
また、プラットフォームは、制御モニター60と、使用者から手術のプランニング・パラメータを受信するように適合化された通信インタフェース61も備えている。
位置決定ロボットアーム3には、中央ユニットと、前述した通信インタフェースの一部を成すことができるデータの情報入力インタフェースとが接続されている。
位置決定ロボットアーム3は、その近端部区画によって方向付け用のタレットに固定されており、該タレットは平行六面体のケース7の上部に固定的に設置されている。
このケースは、とりわけアーム3の制御に固有の電子工学系を収容している。
位置決定ロボットアーム3のアームの各区画の間には、たとえば六個の関節が設けられており、該関節は、各関節の位置、軸あるいは該関節が画定する旋回軸のそれぞれに、モーターと、関連するインクリメンタル・エンコーダーを具備している。
各モーターは、隣接する二つの区画を互いに対して旋回駆動させることに適しており、関連する各インクリメンタル・エンコーダーは、これらの区画の一方に対する他方の角度位置に関する情報を与えることに適している。
関節によって、末端の器具、機器およびその他の位置(3自由度)ならびに方向(3自由度)を決定することが可能となる。
インクリメンタル・エンコーダーによって測定された角度の値は、ロボットアームの認識されているジオメトリと、アーム3によって担持されている器具、機器およびその他の認識されているジオメトリによって、ロボットアームの遠端部のデカルト座標、器具、機器およびその他の端部のデカルト座標および空間内でのこの器具の方向を計算することを可能にする。
説明したアームは、ほこりまたは病原要素が滞留し、繁殖することを避けるために、最小限度の内奥部を有するように適合化された流線型のカバーとなっている。
ケース7は、下部にキャスターのような全方向性の回転移動機構8を具備しており、該キャスターは、それぞれ垂直の回転軸を有する全方向性のフレームによって支えられている。
これらのキャスター8およびフレームによって、床での容易な移動が保証される。
ケース7は、外科手術中に動くことを防止するために、床に対する固定手段を具備している。
第一の実施態様によると、これらの固定手段は、それ自体は既知であり、キャスター8およびフレームに接続されたブロック機構で構成され、該固定手段が作動中のとき、キャスターが自然な回転軸を中心に回転し、フレームが垂直軸を中心に旋回することを禁止する。
したがって、ケースは床に対して固定される。
一変形例によると、図4に示しているように、床に対するケース7の固定手段は、少なくとも三つの足70で構成され、これらの足は、床から離れた状態にある引っ込んだ位置か、あるいはケースを動かなくするために床に接触した状態にある展開位置のいずれかを占めることができ、各足70は、モーター機構71によって一方の位置から他方の位置へと動かされる。
特徴的な一実施態様によると、各足は、適切な油圧回路72に接続された、単動タイプの油圧ジャッキのロッドの端部によって形成され、該油圧回路は、さまざまなジャッキに共通であり、とりわけ、知られているように、少なくとも一つの油圧分散器と、遠隔制御によって操作される電気モーターによって駆動される油圧ポンプとを具備している。
該分散器または各分散器は、たとえば電気制御式である。
モーター71もまた、電動ジャッキで構成することができる。
したがって、格別な努力を必要とすることなく、使用者はケース7を安定させるために足70を降ろすことができる。
ケース7は、事前に手術すべき患者が置かれた手術台への固定手段を備えることができ、該患者の頭部Hは、台に対して固定されたヘッドレストによって、適切な位置にしっかり維持される。
手術台にケース7を固定する手段は、前記台に対するケースのあらゆる動きを防止するものであり、それぞれが台のレールの一つと固定して協働することに適した二つの固定フランジ9で構成され、各フランジは、ケース7の側部の一方によって担持されているレール支持体11と協働する支持構造体10によって、位置を調節可能なように担持されている。
各固定フランジ9は、台のレールの形状およびサイズと相容れる形状およびサイズを有している。
各支持構造体10は、対応する固定フランジ9を受容する垂直アーム10aで構成される。
この固定フランジ9は、垂直アーム10aに沿って高さを変えられるように取り付けられており、適切な位置に応じてアーム10aに固定するための圧力ねじまたはその他のような締め付け機構を具備している。
各支持構造体は、垂直アーム10aに固定された水平アーム10bも有している。
この水平アーム10bは、ケース7が有するレール支持体11内で位置調節できるように取り付けられている小溝と係合する第二の垂直アーム10cを具備している。
この第二の垂直アームは、ねじによって小溝で固定されることになり、該ねじによって、レール支持体11内での小溝の固定も確実になされる。
もう一つの実施態様によると、図5に示しているように、ケース7は、手術台Tには固定されておらず、手術すべき患者の頭部Hを受容するために設けられたヘッドレスト15に直接固定されており、該患者は手術台Tに置かれている。
このケース7は、作動中にはケース7とヘッドレスト15の間の堅固な結合を保証する固有の固定手段を介してヘッドレスト15に接続される。
この配置には、手術台Tの柔軟性から解放されるという利点がある。
これら固定手段は、ヘッドレスト15に対するケース7の適切な位置決定を可能にする、非作動と呼ばれる状態に置くことができる。
非限定的例示として、この手段は、関節16bによって二つずつが互いに連結されたアームの複数の区画16aで構成された、多関節の機械的アーム16で構成することができ、該関節は固定フランジに接続されており、該フランジは、それぞれ、図示していないが、関連する関節のロック状態あるいは該関節のロック解除状態のいずれかを占めることができる。
前述のように、位置決定ロボットアーム3には、中央ユニット30とデータの情報入力インタフェース32が接続されている。
データの中央ユニット30は、ケース内に収納することができ、該ケースが搬送する電子工学系の一部を形成することができる。
ロボット化されたプラットフォームは、また、接触式または非接触式のセンサーも具備することができる。
接触タイプのセンサーは、ロボットアームの遠端部区画に担持された機械的ポインターで構成することができる。
得るべき標的と接触するように誘導されるようになっているこの機械的ポインターは、ポインティング・ボールまたはドライポイントを具備することができる。
非接触式センサー17は、距離測定用の光学モジュール、たとえばレーザー測距器といった種類の光学モジュールで構成され、図6ではロボットアーム3との関連で概略的に示されている。
この図面では、このセンサー17が、ロボットアームの遠端部区画によって担持され、患者の頭部Hの特徴的な地点に向けて方向付けられているのが分かる。
画像取得手段14は、たとえばデジタル・タイプの少なくとも一つのビデオカメラを具備している。
図7に示しているように、好ましい一実施態様では、術野の画像取得手段は、支持台140にたとえばデジタル・タイプの二つの立体カメラ141を具備していることで、治療すべき解剖区域の二つの立体ビデオ画像を取得し、以下に説明する立体画像の視覚化システムによって前記区域の3D映像を再現できるようになっている。
これらの二つの立体カメラ141が、中央の光学軸AA’に対して対称的に配置されていることが注目される。
この画像取得手段は、さらに、光学ケーブルに仲介されるように適合化された光学モジュール142を備えており、該ケーブル自体は、治療すべき解剖区域を照射するために、冷光源142aに接続されている。
本発明の好適な一構成によると、画像取得手段14は、二つの収束レーザー・モジュール143を統合しており、該モジュールは立体カメラ141の横にあり、好ましくは、光学軸AA’に対して対称的に配置されている。
これらの収束レーザー・モジュール143は、可視レーザービームを照射し、それらビームが、立体カメラの二つの光学軸の交差点となるように調整することのできる一点に収束するように方向付けられている。
確認できるように、収束点は光学軸AA’に属している。
これらの収束レーザー・モジュール143は、起伏を知覚するために最適な作業区域を指示するため、使用中の利点をもたらしてくれる。
また、該収束レーザー・モジュールは、同一点に二つの立体カメラの中心を設定することを容易にし、画像取得手段器具のジオメトリを決定するという点で、製造上の利点も有している。
画像取得手段14は、さらに、中央の光学軸AA’に並べられた中央レーザー・モジュール144も統合している。
この可視レーザービームは、解剖区域のビデオ画像が得られる軸を実現する。
中央レーザー・モジュール144は、レーザー測距器であり、該レーザー測距器は、その外部表面と、レーザービームによって指示される最も近い対象との間の距離を測定するのに適している。
画像取得手段14は、その光学軸AA’を中心とした機械的回転システムを統合することができ、該システムによって視覚化手段に形成されるビデオ画像の方向付けが可能となる。
このような回転システムは、ピボットあるいはスライド・ピボットと、シャフト145と連動した上記要素全体との結合によって実現することができる。該シャフトは、ロボットアームの遠端部区画が具備する受容機構5に取り外し可能に固定するための支持体148を備えた鞘146の貫通した穿孔部に、滑りばめによって係合する。
このシャフト145は、支持台140に堅固に固定することができる。
鞘146の外部では、シャフト145が旋回用操作ハンドル147を受け、該ハンドルに対して作用することによって、画像取得手段14を適切に方向付けることができる。
鞘146には、たとえばあご付きの締め付け機構を付け加えることができ、該締め付け機構は、図示されていないが、鞘146に対する画像取得手段14のあらゆる旋回運動を防止するために、作動しているときにシャフト145を締め付けるようになっている。
このあご機構は、旋回用操作ハンドル147に設置された制御体に対する作用によって、非作動の状態にすることができる。
非作動状態では、この締め付け機構は、鞘146に対する画像取得手段14の旋回を許可することになる。
図8には、三次元タイプの視覚化手段18の一実施例が示されている。
この立体視覚化手段は、外科医に担持されるようになっており、外科医の頭部にはめられるようになっているヘッドセット180と、外科医の目の正面に位置調整可能な仕方で用いられる二つの視覚化モニター181とを備えている。
視覚化モニターには、治療すべき解剖区域のビデオ画像を表示することができ、該画像は、場合によっては、拡張現実機能を確実にするために、プランニングによる仮想要素によって質が高められている。
図9には、少なくとも一つの可視マーカー20が備えられた機械的ポインター19が示されており、該マーカーは画像取得手段によって取得されたビデオ画像上で位置を特定されるように適合化されている。
この図面では、可視マーカー20が、特にこの場合、白い区域と黒い区域で強く対比された区域を含んでいることが確認できる。
可視マーカー20のおかげで、機械的ポインター19の先端の空間位置を、画像取得手段14の二つのビデオカメラによって提供された二つの立体画像におけるマーカーを特定することによる三角測量によって計算することができる。
本発明の目的であるロボット化されたプラットフォームによって、ガイド、センサーあるいはビデオ画像の取得手段の位置決定が可能となる。
その使用法は四つの過程に基づいており、該過程とは、
・治療すべき区域のデジタル画像(スキャナーまたはMRI)を取得し、ネットワークまたは物理媒体を介してプランニング・コンソール1に、これらのデジタル画像を送信する第一の過程と、
・これらの画像を処理し、解剖学的構造を同定し、たとえば生検針の軌道を確立するために、執刀点および標的点を画定するといった、外科行為のプランニングを行う第二の過程と、
・以下に説明するモードの一つにしたがって、術前画像と術中の患者の頭部の位置との対応をとる第三の過程と、
・そして、たとえば、ガイド、レーザーポインター、カメラ、取得装置およびその他のような末端の器具4の位置を自動で決定する最後の過程である。
本発明によるロボット化されたプラットフォームは、脳の衰弱および針の起こりうる湾曲に関する、定位固定法、ニューロナビゲーション・システムおよびロボット・システムと同じ仮説を採用している。
術前画像と手術室における患者の位置との間の対応付けは、プラットフォームに統合されているさまざまな技術により複数の仕方で行うことができる。
第一の実施態様によると、位置調整方法は、X線不透過性マーカーを利用する。
手術の際、術前画像(スキャナーまたはMRIあるいはその他の方法)と患者の頭部の位置との間の対応付けは、画像法で位置を特定されるように適合化されたマーカー、たとえばX線不透過性マーカーによって行うことができる。
この場合、前記マーカーは、術前画像を取得する前に患者の頭部に設置される。
該マーカーは、画像の目印の中で位置を判定するために、プランニングの過程において画像上で同定される(手動での修正の可能性を残して自動的に)。
手術の際、外科医は、位置決定ロボットアームを協働モードで配置し、ロボットの目印内でさまざまなマーカーの位置を特定するために、センサーを備えた、この位置決定ロボットアームを手動で動かす。
画像の目印およびロボットの目印において、各マーカーの位置がいったん認識されると、点対点の位置調整アルゴリズムによって、それら二つの目印の対応をとることが可能となる。
この方法は、機械的ポインティング機器および非接触式仮想センサー(レーザー測距器)といった、さまざまなタイプのセンサーで行うことができる。
この方法でなければ、外科医は、画像取得手段14を備えたロボットアームを、患者の頭部の上に設置する。
外科医は、白黒の可視マーカー20を備えた機械的ポインター19を用いて、X線不透過性マーカーの位置特定を手動で行うことができる。
また、本システムは、患者の頭部Hの周囲のさまざまな位置に画像取得手段14を配置し、X線不透過性マーカーを含む立体画像を取得し、各X線不透過性マーカーの位置を特定するために画像を分割し、そしてロボットアームの座標系においてそれらの三次元位置を三角測量によって計算することで、X線不透過性マーカーの位置特定を自動で行うことができる。
X線不透過性マーカーの位置特定を容易にするために、視界の中で強い対比を有する特定のマーカーを用いることもできる。
画像の目印およびロボットの目印の中で、いったん各マーカーの位置が認識されると、点対点の位置調整アルゴリズムによってそれら二つの目印の対応をとることが可能となる。
もう一つの実施態様によると、本方法は、X線不透過性マーカーを利用しない。
この方法でなければ、画像の目印とロボットの目印の対応付けは、マーカーの代わりに、表面的な解剖学的目印に基づいて行われる。
手術の際、外科医は、センサーを備えた位置決定ロボットアームを手動で動かすことで、鼻、弓状部、耳、歯またはその他のような特徴的な解剖学的点または面の位置を特定する。
点−面あるいは面−面の位置調整アルゴリズムによって、このように術前検査で得られた点または面の位置調整が可能となる。
この方法は、機械的ポインティング機器、非接触式仮想センサー(レーザー測距器)、白黒の可視マーカーを備えた機械的ポインターといった、さまざまなタイプのセンサーによって行うことができる。
この対応付けの方法には、画像法を行う前に患者の頭部にマーカーを設置する必要がないという利点がある。
開示した方法によると、ロボットアームは、外科医によって手動で動かされる。
この方法でなければ、特徴的な解剖面の取得は、患者の頭部Hの全体または一部をスキャニングすることで、非接触的かつ自動で行われる。
このような取得方法は、位置決定ロボットアーム3の端部に固定された非接触式測定センサー4、たとえばレーザー測距器によって得ることができる。
前記ロボットアームは、対象となる区域に対して適合化された動き、たとえば直線的なスライドの動きにしたがった一定の速度で前記センサー4を駆動することで、自動的に前記対象となる区域をスキャンする。
ロボットの目印におけるセンサー4の位置を詳しく認識することで、解剖面の再構成が可能となる。
この方法は、画像取得手段がレーザー測距器を統合しているときには、該画像取得手段でも行うことができる。
このことは、手術中に器具を変更する必要がないため、ナビゲートされた顕微鏡による処置の際に特に有利である。
また、非接触式測定センサーの代わりに超音波プローブを用いることもできる。
この場合、画像の目印とロボットの目印との間の対応付けは、強度、勾配およびその他の特性といった画像の特性に基づく処理アルゴリズムによって行うことができる。
これらの自動対応付け方法は、外科医の手動による介入を必要としない。
いったん対応付けが行われると、ロボットは、受容機構に固定されている器具を、プランニングされた軌道上に自動で位置付ける。
当然のことながら、本発明は、以下の特許請求の範囲で定義される本特許の範囲を逸脱しない限り、同等の技術分野のあらゆる変形例も受容できるものである。
1 プランニング・コンソール
2 処理手段
3 位置決定ロボットアーム
4 器具
5 受容機構
6 視覚化手段
7 ケース
8 回転移動機構
9 固定フランジ
10 支持構造体
10a 垂直アーム
10b 水平アーム
10c 第二の垂直アーム
11 レール支持体
15 ヘッドレスト
16a 区画
16b 関節
17 非接触式センサー
18 視覚化手段
19 機械的ポインター
20 可視マーカー
30 中央ユニット
32 情報入力インターフェース
60 制御モニター
61 通信インターフェース
70 足
71 モーター機構
72 油圧回路
140 支持台
141 立体カメラ
142 光学モジュール
142a 冷光源
143 収束レーザー・モジュール
144 中央レーザー・モジュール
145 シャフト
146 鞘
147 旋回用操作ハンドル
148 支持体
180 ヘッドセット
181 視覚化モニター
仏国特許出願公開第2871363号明細書

Claims (17)

  1. 神経外科用の多機能ロボット化プラットフォームであり、
    ・デジタル画像を受信し、処理することのできる処理手段(2)を統合したプランニング・コンソール(1)と、
    ・アームの複数の区画を有し、該区画の一方が近端部であり他方が遠端部であって、前記各区画が関節によって互いに連結され、アームの遠端部区画が器具(4)を受けるように構成された受容機構(5)を具備し、プランニング・コンソール(1)によって操作される位置決定ロボットアーム(3)と、
    ・治療すべき解剖区域の画像を取得することに適し、プランニング・コンソール(1)が具備する処理手段(2)に電気的に接続することができ、アームの遠部区画の受容機構(5)に位置付けられ、取り外し可能に固定されることに適している少なくとも一つのビデオ画像取得手段(14)であり、中央光学軸(AA’)を含み、該中央光学軸(AA’)に並べられた中央レーザー・モジュール(144)を統合しており、前記中央レーザー・モジュール(144)が、その外部表面とレーザービームによって指示された最も近い対象との間の距離を測定することに適したレーザー測距器である、ビデオ画像取得手段と、
    ・手術前および手術中の画像の視覚化手段(6)であって、視覚化すべき画像に固有のビデオ信号を受信するために前記プラニング・コンソール(1)に電気的に接続され、かつ/または画像取得手段(14)に電気的に接続されている手術前および手術中の画像の視覚化手段とを具備し、
    前記処理手段(2)が、
    ・手術前に取得するとともに前記プラニング・コンソール(1)に送信され記憶された第一のデジタル画像に基づき、患者の適切な体の領域を表す第一の三次元デジタルモデルを構築することと、
    ・手術中に取得するともに前記プラニング・コンソール(1)に送信された 第二のデジタル画像に基づき、同じく患者の適切な体の領域を表す第二の三次元デジタルモデルを構築することと、
    ・一方および他方のモデルに表されている適切な体の領域の各表示を重ねることで、第一および第二のモデルの対応をとることと、
    該対応に応じて、前記位置決定ロボットアームおよび該位置決定ロボットアームが担持する器具(4)とビデオ画像取得手段(14)の軌道の制御とを可能にする
    ことを特徴とするプラットフォーム。
  2. 前記位置決定ロボットアーム(3)に、中央ユニットおよびデータの情報入力インタフェース(32)が接続されていることを特徴とする、請求項1に記載のプラットフォーム。
  3. 前記位置決定ロボットアーム(3)が、少なくとも6自由度、すなわち3スライド自由度と3回転自由度を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のプラットフォーム。
  4. 前記位置決定ロボットアーム(3)が、力センサーを具備し、使用者が位置決定ロボットアーム(3)の端部を掴んで手動で動かすことができるモードにしたがって作動するように適合化されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  5. 制御モニター(60)と、使用者から手術のプランニング・パラメータを受信するように適合化された通信インタフェース(61)とを備えていることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  6. 前記処理手段(2)が、手術のプランニング・パラメータおよび解剖学的目印の空間座標に基づいて行われる三次元計算によって、各軌道を画定するように適合化されていることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  7. 前記器具(4)が、少なくとも一つのガイド、および/または、少なくとも一つの機械的ポインター、および/または、少なくとも一つのレーザーポインター、および/または、少なくとも一つの超音波プローブ、および/または少なくとも一つの測距器を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  8. 前記器具が、少なくとも一つの外科用機器を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  9. 前記位置決定ロボットアーム(3)が、その近端部区画によって平行六面体のケース(7)の上部に固定的に設置された方向付け用のタレットに固定され、該ケースが床での回転移動機構および床に対する固定手段を具備することを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  10. 前記ケース(7)が、手術台への固定手段(9、10、11)を備え、該手段が、前記台に対するケースのあらゆる動きを防止することを特徴とする、請求項9に記載のプラットフォーム。
  11. 前記ケース(7)が、手術台(T)によって担持されている患者の頭部(H)に設置されたヘッドレスト(15)に、堅固に固定する手段を具備することを特徴とする、請求項9に記載のプラットフォーム。
  12. 治療すべき解剖区域の前記ビデオ画像取得手段(14)が、治療すべき解剖区域の二つの立体ビデオ画像を取得するために二つの立体カメラ(141)を備えていることと、前記視覚化手段(6)が、立体画像の視覚化システムを具備していることを特徴とする、請求項1〜請求項11のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  13. 前記ビデオ画像取得手段(14)が、光学ケーブルに仲介されるように適合化された光学モジュール(142)を統合しており、該光学ケーブル自体が、冷光源(142a)に接続されていることを特徴とする、請求項12に記載のプラットフォーム。
  14. 前記ビデオ画像取得手段(14)が、二つのレーザー・モジュール(143)を統合しており、これらのレーザー・モジュールが、立体カメラ(141)の二つの光学軸の交差点となるように調整することに適した一点に収束する可視レーザービームを照射することを特徴とする、請求項12または請求項13に記載のプラットフォーム。
  15. 前記ビデオ画像取得手段(14)が、その光学軸AA’にしたがった回転によって方向付けるための機械的システム(145、146、147、148)を統合していることを特徴とする、請求項12〜請求項14のいずれか一つに記載のプラットフォーム。
  16. 一つまたは少なくとも一つの視覚化手段に、拡張現実機能を保証するために仮想要素によって補強された治療すべき解剖区域のビデオ画像が表示されることを特徴とする、請求項1〜請求項15のいずれか一つに記載のプラットフォーム
  17. 神経外科用の多機能ロボット化プラットフォームであり、
    ・デジタル画像を受信し、処理することのできる処理手段(2)を統合したプランニング・コンソール(1)と、
    ・アームの複数の区画を有し、該区画の一方が近端部であり他方が遠端部であって、前記各区画が関節によって互いに連結され、アームの遠端部区画が器具(4)を受けるように構成された受容機構(5)を具備し、プランニング・コンソール(1)によって操作される位置決定ロボットアーム(3)と、
    ・治療すべき解剖区域の画像を取得することに適し、プランニング・コンソール(1)が具備する処理手段(2)に電気的に接続することができ、アームの遠部区画の受容機構(5)に位置付けられ、取り外し可能に固定されることに適している少なくとも一つのビデオ画像取得手段(14)であり、中央光学軸(AA’)を含み、該中央光学軸(AA’)に並べられた中央レーザー・モジュール(144)を統合しており、前記中央レーザー・モジュール(144)が、その外部表面とレーザービームによって指示された最も近い対象との間の距離を測定することに適したレーザー測距器であり、
    前記ビデオ画像取得手段(14)が、治療すべき解剖区域の二つの立体ビデオ画像を取得するために二つの立体カメラ(141)を備えているとともに、視覚化手段(6)が、立体画像の視覚化システムを具備しており、
    かつ、前記ビデオ画像取得手段(14)が、二つのレーザー・モジュール(143)を統合しており、これらのレーザー・モジュールが、前記立体カメラ(141)の二つの光学軸の交差点となるように調整することに適した一点に収束する可視レーザービームを照射する、ビデオ画像取得手段と、
    ・アームの遠端部区画の受容機構に位置付けられ、取り外し可能に固定されるように適合化された器具(4)、機器およびその他と、
    ・手術前および手術中の画像の視覚化手段(6)であり、視覚化すべき画像に固有のビデオ信号を受信するためにプランニング・コンソール(1)に電気的に接続され、かつ/または画像取得手段(14)に電気的に接続された視覚化手段、
    を具備することを特徴とするプラットフォーム。
JP2010512739A 2007-06-19 2008-06-19 神経外科用多機能ロボット化プラットフォームと位置調整方法 Expired - Fee Related JP5190510B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0704350A FR2917598B1 (fr) 2007-06-19 2007-06-19 Plateforme robotisee multi-applicative pour la neurochirurgie et procede de recalage
FR0704350 2007-06-19
PCT/FR2008/000860 WO2009013406A2 (fr) 2007-06-19 2008-06-19 Plateforme robotisee multi-applicative pour la neurochirurgie et procede de recalage

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010530268A JP2010530268A (ja) 2010-09-09
JP5190510B2 true JP5190510B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=38988236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010512739A Expired - Fee Related JP5190510B2 (ja) 2007-06-19 2008-06-19 神経外科用多機能ロボット化プラットフォームと位置調整方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US8509503B2 (ja)
EP (1) EP2157931B1 (ja)
JP (1) JP5190510B2 (ja)
AT (1) ATE499064T1 (ja)
CA (1) CA2691042C (ja)
DE (1) DE602008005143D1 (ja)
ES (1) ES2361717T3 (ja)
FR (1) FR2917598B1 (ja)
WO (1) WO2009013406A2 (ja)

Families Citing this family (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5389483B2 (ja) * 2009-03-11 2014-01-15 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 観察装置
WO2011080882A1 (ja) * 2009-12-28 2011-07-07 パナソニック株式会社 動作空間提示装置、動作空間提示方法およびプログラム
FR2963693B1 (fr) * 2010-08-04 2013-05-03 Medtech Procede d'acquisition automatise et assiste de surfaces anatomiques
WO2012088471A1 (en) 2010-12-22 2012-06-28 Veebot, Llc Systems and methods for autonomous intravenous needle insertion
WO2012101286A1 (en) * 2011-01-28 2012-08-02 Virtual Proteins B.V. Insertion procedures in augmented reality
US20120226145A1 (en) * 2011-03-03 2012-09-06 National University Of Singapore Transcutaneous robot-assisted ablation-device insertion navigation system
DE102011005917A1 (de) * 2011-03-22 2012-09-27 Kuka Laboratories Gmbh Medizinischer Arbeitsplatz
US9308050B2 (en) 2011-04-01 2016-04-12 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) Robotic system and method for spinal and other surgeries
FR2983059B1 (fr) 2011-11-30 2014-11-28 Medtech Procede assiste par robotique de positionnement d'instrument chirurgical par rapport au corps d'un patient et dispositif de mise en oeuvre.
US9283048B2 (en) 2013-10-04 2016-03-15 KB Medical SA Apparatus and systems for precise guidance of surgical tools
EP3094272B1 (en) 2014-01-15 2021-04-21 KB Medical SA Notched apparatus for guidance of an insertable instrument along an axis during spinal surgery
US10039605B2 (en) 2014-02-11 2018-08-07 Globus Medical, Inc. Sterile handle for controlling a robotic surgical system from a sterile field
KR102435853B1 (ko) * 2014-03-17 2022-08-24 인튜어티브 서지컬 오퍼레이션즈 인코포레이티드 진동 감소 장치를 가진 바퀴부착 카트, 그리고 관련 시스템 및 방법
WO2015162256A1 (en) 2014-04-24 2015-10-29 KB Medical SA Surgical instrument holder for use with a robotic surgical system
CN106999248B (zh) 2014-06-19 2021-04-06 Kb医疗公司 用于执行微创外科手术的系统及方法
WO2016028858A1 (en) * 2014-08-22 2016-02-25 Intuitive Surgical Operations, Inc. Systems and methods for adaptive input mapping
EP3226781B1 (en) 2014-12-02 2018-08-01 KB Medical SA Robot assisted volume removal during surgery
JP6034892B2 (ja) * 2015-01-27 2016-11-30 ファナック株式会社 ロボットの設置台の輝度が変化するロボットシステム
US10013808B2 (en) 2015-02-03 2018-07-03 Globus Medical, Inc. Surgeon head-mounted display apparatuses
EP3258872B1 (en) 2015-02-18 2023-04-26 KB Medical SA Systems for performing minimally invasive spinal surgery with a robotic surgical system using a percutaneous technique
EP3267919B1 (en) * 2015-03-11 2023-12-13 Covidien LP Surgical robotic cart immobilizer
GB2536650A (en) 2015-03-24 2016-09-28 Augmedics Ltd Method and system for combining video-based and optic-based augmented reality in a near eye display
CN107645924B (zh) 2015-04-15 2021-04-20 莫比乌斯成像公司 集成式医学成像与外科手术机器人系统
FR3036279B1 (fr) * 2015-05-21 2017-06-23 Medtech Sa Robot d'assistance neurochirurgicale
AU2015401840B2 (en) * 2015-07-03 2019-05-09 Ophthorobotics Ag Intraocular injection system and methods for controlling such a system
US10646298B2 (en) * 2015-07-31 2020-05-12 Globus Medical, Inc. Robot arm and methods of use
US10058394B2 (en) * 2015-07-31 2018-08-28 Globus Medical, Inc. Robot arm and methods of use
US10687905B2 (en) 2015-08-31 2020-06-23 KB Medical SA Robotic surgical systems and methods
CN108348299B (zh) * 2015-09-28 2021-11-02 皇家飞利浦有限公司 远程运动中心机器人的光学配准
US9771092B2 (en) * 2015-10-13 2017-09-26 Globus Medical, Inc. Stabilizer wheel assembly and methods of use
CN105852970B (zh) * 2016-04-29 2019-06-14 北京柏惠维康科技有限公司 神经外科机器人导航定位系统及方法
CN114469211A (zh) 2016-07-12 2022-05-13 莫比乌斯成像公司 多级扩张器与套管系统及方法
KR101848027B1 (ko) 2016-08-16 2018-04-12 주식회사 고영테크놀러지 정위수술용 수술로봇 시스템 및 정위수술용 로봇의 제어방법
US11103990B2 (en) 2016-09-16 2021-08-31 Mobius Imaging Llc System and method for mounting a robotic arm in a surgical robotic system
FR3057757B1 (fr) * 2016-10-21 2021-04-16 Medtech Dispositif et procede de recalage automatique pour des images intra operatoires 3d
WO2018075784A1 (en) 2016-10-21 2018-04-26 Syverson Benjamin Methods and systems for setting trajectories and target locations for image guided surgery
US11751948B2 (en) 2016-10-25 2023-09-12 Mobius Imaging, Llc Methods and systems for robot-assisted surgery
US11103311B2 (en) 2017-03-10 2021-08-31 Biomet Manufacturing, Llc Augmented reality supported knee surgery
TWI634870B (zh) * 2017-03-20 2018-09-11 承鋆生醫股份有限公司 影像定位及擴增實境系統及其擴增實境方法
US10682129B2 (en) 2017-03-23 2020-06-16 Mobius Imaging, Llc Robotic end effector with adjustable inner diameter
US11033341B2 (en) 2017-05-10 2021-06-15 Mako Surgical Corp. Robotic spine surgery system and methods
EP4344658A3 (en) 2017-05-10 2024-07-03 MAKO Surgical Corp. Robotic spine surgery system
CN107320189A (zh) * 2017-07-31 2017-11-07 成都中科博恩思医学机器人有限公司 一种机架推手及使用该机架推手的控制台
AU2018316251B2 (en) 2017-08-11 2024-05-02 Mobius Imaging, Llc Method and apparatus for attaching a reference marker to a patient
US10835288B2 (en) 2017-09-20 2020-11-17 Medtech S.A. Devices and methods of accelerating bone cuts
US11534211B2 (en) 2017-10-04 2022-12-27 Mobius Imaging Llc Systems and methods for performing lateral-access spine surgery
EP3691558A4 (en) 2017-10-05 2021-07-21 Mobius Imaging LLC METHODS AND SYSTEMS FOR PERFORMING COMPUTER-AIDED SURGERY
CA2983780C (en) * 2017-10-25 2020-07-14 Synaptive Medical (Barbados) Inc. Surgical imaging sensor and display unit, and surgical navigation system associated therewith
US10786311B2 (en) * 2017-12-22 2020-09-29 Acclarent, Inc. Apparatus and method for registering facial landmarks for surgical navigation system
US20190254753A1 (en) 2018-02-19 2019-08-22 Globus Medical, Inc. Augmented reality navigation systems for use with robotic surgical systems and methods of their use
CN112236098A (zh) * 2018-04-12 2021-01-15 埃因霍温医疗机器人有限公司 用于去除骨头的机器人器械
WO2019211741A1 (en) 2018-05-02 2019-11-07 Augmedics Ltd. Registration of a fiducial marker for an augmented reality system
CN208784914U (zh) * 2018-05-21 2019-04-26 华志微创医疗科技(北京)有限公司 一种具有立体定向功能的机器人
FR3093310B1 (fr) * 2019-03-01 2021-11-05 Quantum Surgical Système d’immobilisation d’un robot médical
WO2020065209A1 (fr) * 2018-09-27 2020-04-02 Quantum Surgical Robot médical comportant des moyens de positionnement automatique
US11766296B2 (en) 2018-11-26 2023-09-26 Augmedics Ltd. Tracking system for image-guided surgery
US11602402B2 (en) 2018-12-04 2023-03-14 Globus Medical, Inc. Drill guide fixtures, cranial insertion fixtures, and related methods and robotic systems
US11744655B2 (en) 2018-12-04 2023-09-05 Globus Medical, Inc. Drill guide fixtures, cranial insertion fixtures, and related methods and robotic systems
CN112888397A (zh) * 2018-12-26 2021-06-01 川崎重工业株式会社 医疗用台车
JP7209548B2 (ja) * 2019-01-23 2023-01-20 三菱重工機械システム株式会社 段ロールユニット搬送装置および方法
US11382549B2 (en) 2019-03-22 2022-07-12 Globus Medical, Inc. System for neuronavigation registration and robotic trajectory guidance, and related methods and devices
US11045179B2 (en) 2019-05-20 2021-06-29 Global Medical Inc Robot-mounted retractor system
US11980506B2 (en) 2019-07-29 2024-05-14 Augmedics Ltd. Fiducial marker
US11918307B1 (en) 2019-11-15 2024-03-05 Verily Life Sciences Llc Integrating applications in a surgeon console user interface of a robotic surgical system
US11931119B1 (en) 2019-11-15 2024-03-19 Verily Life Sciences Llc Integrating applications in a surgeon console user interface of a robotic surgical system
US11992373B2 (en) 2019-12-10 2024-05-28 Globus Medical, Inc Augmented reality headset with varied opacity for navigated robotic surgery
US11382712B2 (en) 2019-12-22 2022-07-12 Augmedics Ltd. Mirroring in image guided surgery
WO2021133186A1 (ru) * 2019-12-23 2021-07-01 федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Московский физико-технический институт (национальный исследовательский университет)" Способ управления роботизированным манипулятором
US11464581B2 (en) 2020-01-28 2022-10-11 Globus Medical, Inc. Pose measurement chaining for extended reality surgical navigation in visible and near infrared spectrums
US11382699B2 (en) 2020-02-10 2022-07-12 Globus Medical Inc. Extended reality visualization of optical tool tracking volume for computer assisted navigation in surgery
US11207150B2 (en) 2020-02-19 2021-12-28 Globus Medical, Inc. Displaying a virtual model of a planned instrument attachment to ensure correct selection of physical instrument attachment
US11607277B2 (en) 2020-04-29 2023-03-21 Globus Medical, Inc. Registration of surgical tool with reference array tracked by cameras of an extended reality headset for assisted navigation during surgery
US11153555B1 (en) 2020-05-08 2021-10-19 Globus Medical Inc. Extended reality headset camera system for computer assisted navigation in surgery
US11382700B2 (en) 2020-05-08 2022-07-12 Globus Medical Inc. Extended reality headset tool tracking and control
US11510750B2 (en) 2020-05-08 2022-11-29 Globus Medical, Inc. Leveraging two-dimensional digital imaging and communication in medicine imagery in three-dimensional extended reality applications
FR3112072B1 (fr) 2020-07-03 2023-08-11 Squaremind Dispositif robotique pour le guidage d’un bras robotise
US11737831B2 (en) 2020-09-02 2023-08-29 Globus Medical Inc. Surgical object tracking template generation for computer assisted navigation during surgical procedure
EP4011316A1 (en) * 2020-12-11 2022-06-15 Ecential Robotics Surgical robotic system
EP4070753A1 (en) 2021-04-09 2022-10-12 MinMaxMedical Handle for guiding a robotic arm of a computer-assisted surgery system and a surgical tool held by said robotic arm
EP4070752A1 (en) 2021-04-09 2022-10-12 MinMaxMedical Computer-assisted surgery system
US11896445B2 (en) 2021-07-07 2024-02-13 Augmedics Ltd. Iliac pin and adapter
CN114143353B (zh) * 2021-12-08 2024-04-26 刘春煦 一种远程牙科治疗系统及使用方法
WO2024057210A1 (en) 2022-09-13 2024-03-21 Augmedics Ltd. Augmented reality eyewear for image-guided medical intervention

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2642269B2 (ja) * 1992-02-10 1997-08-20 オリンパス光学工業株式会社 手術用顕微鏡焦準装置
EP1011424A1 (en) * 1997-03-03 2000-06-28 Schneider Medical Technologies, Inc. Imaging device and method
JPH10337272A (ja) * 1997-06-09 1998-12-22 Fuji Photo Film Co Ltd 生体内距離測定装置
US6231565B1 (en) * 1997-06-18 2001-05-15 United States Surgical Corporation Robotic arm DLUs for performing surgical tasks
US6033415A (en) * 1998-09-14 2000-03-07 Integrated Surgical Systems System and method for performing image directed robotic orthopaedic procedures without a fiducial reference system
JP4472085B2 (ja) * 2000-01-26 2010-06-02 オリンパス株式会社 手術用ナビゲーションシステム
GB0127659D0 (en) * 2001-11-19 2002-01-09 Acrobot Company The Ltd Apparatus and method for registering the position of a surgical robot
US7206627B2 (en) * 2002-03-06 2007-04-17 Z-Kat, Inc. System and method for intra-operative haptic planning of a medical procedure
CA2633137C (en) * 2002-08-13 2012-10-23 The Governors Of The University Of Calgary Microsurgical robot system
GB0222265D0 (en) * 2002-09-25 2002-10-30 Imp College Innovations Ltd Control of robotic manipulation
CA2553885C (en) * 2004-01-13 2017-01-03 Robarts Research Institute An ultrasound imaging system and methods of imaging using the same
FR2871363B1 (fr) * 2004-06-15 2006-09-01 Medtech Sa Dispositif robotise de guidage pour outil chirurgical
US8339447B2 (en) * 2004-10-21 2012-12-25 Truevision Systems, Inc. Stereoscopic electronic microscope workstation
EP1855607B1 (en) * 2005-01-13 2017-10-25 Mazor Robotics Ltd. Image-guided robotic system for keyhole neurosurgery
JP4716747B2 (ja) * 2005-02-16 2011-07-06 オリンパス株式会社 医療用立体画像観察装置
BRPI0616648A2 (pt) * 2005-09-30 2011-06-28 Restoration Robotics Inc sistemas automatizados e métodos para colheita e implantação de unidades foliculares
US7962192B2 (en) * 2005-09-30 2011-06-14 Restoration Robotics, Inc. Systems and methods for aligning a tool with a desired location or object
CN101410070B (zh) * 2006-03-31 2012-07-04 皇家飞利浦电子股份有限公司 图像引导外科系统
CN104688327B (zh) * 2006-06-13 2017-06-09 直观外科手术操作公司 微创手术系统
WO2007143859A1 (en) * 2006-06-14 2007-12-21 Macdonald Dettwiler & Associates Inc. Surgical manipulator with right-angle pulley drive mechanisms
US20090036918A1 (en) * 2006-11-13 2009-02-05 Burgess James E Method and Apparatus for the Containment of a Surgical Site

Also Published As

Publication number Publication date
CA2691042A1 (fr) 2009-01-29
US20100137880A1 (en) 2010-06-03
EP2157931A2 (fr) 2010-03-03
WO2009013406A2 (fr) 2009-01-29
EP2157931B1 (fr) 2011-02-23
FR2917598A1 (fr) 2008-12-26
DE602008005143D1 (de) 2011-04-07
FR2917598B1 (fr) 2010-04-02
ES2361717T3 (es) 2011-06-21
CA2691042C (fr) 2012-09-11
WO2009013406A3 (fr) 2009-04-30
JP2010530268A (ja) 2010-09-09
ATE499064T1 (de) 2011-03-15
US8509503B2 (en) 2013-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5190510B2 (ja) 神経外科用多機能ロボット化プラットフォームと位置調整方法
JP7443353B2 (ja) 位置及び方向(p&d)追跡支援の光学的視覚化を使用したコンピュータ断層撮影(ct)画像の補正
JP4472085B2 (ja) 手術用ナビゲーションシステム
CA2973606C (en) Optical targeting and visualization of trajectories
US6850794B2 (en) Endoscopic targeting method and system
WO2020135785A1 (zh) 一种手术导航系统
JP4101951B2 (ja) 手術用顕微鏡
JP5121401B2 (ja) 埋植物距離測定のシステム
JP2020511239A (ja) ナビゲーション手術における拡張現実ディスプレイのためのシステム及び方法
CN114711969A (zh) 一种手术机器人系统及其使用方法
KR20180104763A (ko) 영상 안내 수술에서 투시 영상화 시스템의 자세 추정 및 보정 시스템 및 방법
US20150117601A1 (en) X-ray source with module and detector for optical radiation
US20070225553A1 (en) Systems and Methods for Intraoperative Targeting
US20090082784A1 (en) Interventional medical system
US20220378526A1 (en) Robotic positioning of a device
JP2001061861A (ja) 画像撮影手段を備えたシステムおよび医用ワークステーション
WO2010067267A1 (en) Head-mounted wireless camera and display unit
JP7029932B2 (ja) 器具類の深さを測定するためのシステム及び方法
JP2021146218A (ja) ニューロナビゲーション位置合わせおよびロボット軌道誘導のためのシステム、ならびに関連する方法およびデバイス
JP7323489B2 (ja) 誘導された生検針の軌道をロボットによりガイダンスするためのシステムと、関連する方法および装置
CN209826968U (zh) 一种手术机器人系统
Adams et al. An optical navigator for brain surgery
US20200297451A1 (en) System for robotic trajectory guidance for navigated biopsy needle, and related methods and devices
Kadi et al. Stereotactic brain surgery: instrumentation, automation, and image guidance
CN118695821A (zh) 用于将术中图像数据与微创医疗技术集成的系统和方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5190510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees