JP5190006B2 - 壁構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、壁構造体に関し、詳しくは、並設される複数のブロック材と、そのブロック材の外周端縁に沿って設けられる枠材とを備えた壁構造体に関する。
従来、複数のブロック材を並設して構成される壁構造体として、中空直方体状のガラスブロックを上下左右に並べて積み重ねたガラスブロック壁が知られている。一般的なガラスブロック壁では、目地モルタルなどを介してガラスブロック同士が連結され、縦方向の目地モルタル内部に設けた鉄筋などによって補強されている。このようなモルタル等を用いた湿式工法のガラスブロック壁では、モルタルを介在させながらガラスブロックを積み上げるため施工手間が掛かるとともに施工精度も低くなり、またモルタルが硬化するまでの期間中、養生しておく必要があって工期が長期化してしまう。
一方、ガラスブロックを用いずに樹脂製のブロックを用い、これらのブロック同士を機械的に係合させて積み上げる乾式工法のブロック壁が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたブロック壁では、ブロックの四隅に突出部を形成しておき、上下左右のブロックの突出部に渡ってその窪みに接続片を挿入することでブロック同士を連結するように構成されている。
特許第3111085号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のブロック壁では、並設されるブロックの外周に沿ってレール状の固定材が設けられ、この固定材の突条にブロックの溝部を挿通することで、固定材とブロックとを嵌合させるようになっているものの、このような構造では、外周においてブロック同士が連結されておらず、かつ固定材の長手方向に沿って各ブロックが拘束されないことから、壁構造体として十分な強度や剛性が確保できないという問題がある。
本発明の目的は、良好な施工性と十分な強度および剛性が確保できる壁構造体を提供することにある。
本発明の壁構造体は、上下、左右または上下左右に並設される複数のブロック材と、これらの並設されるブロック材の外周端縁に沿って設けられる枠材とを備えた壁構造体であって、前記ブロック材は、見込み方向の一方および他方に表出する一対の側面と、これらの二側面に交差して見込み方向に延びる4つの見込み面とを有して形成され、前記4つの見込み面は、それぞれ互いに対向する一対ずつの第1見込み面および第2見込み面で構成され、当該ブロック材同士は、少なくとも前記第1見込み面を対向させて並設され、前記第1見込み面における四隅には、その表面から突出するとともに前記第2見込み面の側に開口する係合部が形成され、前記第1見込み面を対向させて並設されかつ前記枠材に沿って設けられるブロック材同士は、前記係合部に挿入される連結部材を介して連結されるとともに、当該連結部材と固着する固着具を介して前記枠材とブロック材とが連結されていることを特徴とする。
以上の本発明によれば、第1見込み面の四隅に形成した係合部を介してブロック材を連結することで、モルタルや接着材などの湿式工法を不要にして乾式工法で施工できることにより、工期短縮を図って施工性を高めることができる。また、並設したブロック材の外周において、係合部に渡る連結部材を介してブロック材同士が連結され、かつ連結部材および固着具を介してブロック材と枠材とが連結されることで、ブロック材同士の連結強度を高めることができるとともに、ブロック材と枠材との連結強度も向上させることができる。従って、壁構造体としての強度や剛性を向上させることができ、外力が作用した際の撓みや振動を抑制することができる。さらに、連結部材を介してブロック材と枠材とが連結されることで、ブロック材および枠材を一体化してから、この壁構造体を所定の設置場所に建て込むような施工手順も採用することができ、その場合にもブロック材と枠材とが強固に連結されていることで、運搬や建て込みの作業性を向上させることができる。
この際、本発明の壁構造体では、前記連結部材は、前記並設されるブロック材の前記係合部に渡って挿入される係合片を見込み方向一方側および他方側の一対で備え、前記一対の係合片の間には、前記係合部に係止可能な係止片が設けられ、この係止片と前記係合部との係止状態において、当該係止片の移動が前記固着具によって規制されることが好ましい。
このような構成によれば、係合部に係止した係止片の移動を固着具によって規制することで、係止状態が維持されて連結部材の抜け出しが防止できるので、ブロック材同士およびブロック材と枠材との連結状態が確保できる。
さらに、本発明の壁構造体では、前記ブロック材は、見込み方向一方側の第1ブロックと、見込み方向他方側の第2ブロックとを有して構成され、前記第1および第2のブロックは、それぞれ対角方向の対称位置に各一対の凸部および凹部を有して形成されるとともに、これらの凸部と凹部とを嵌合させて組み合わされているることが好ましい。
このような構成によれば、対角方向の対称位置に設けた凸部および凹部を嵌合させて第1および第2のブロックを組み合わせることで、これら第1および第2のブロックを同一形状の部材から構成することができ、ブロック材を成形するための金型などの製造装置が共通化できる。さらに、第1および第2のブロックを組み合わせたブロック材を同一の向きで並設すれば、並設したブロック材において隣り合う凹凸嵌合が互いに逆向きとなって補い合うことから、ブロック同士の組み合わせ方向(見込み方向)と交差する方向(上下方向など)へのずれを防止することができ、交差方向に沿った壁構造体としての強度や剛性も確保することができる。
また、本発明の壁構造体では、前記並設されるブロック材間には、前記側面同士の隙間を塞ぐ目地材が設けられており、前記ブロック材における側面の四周には、前記見込み面よりも外方に突出した突出片が形成され、この突出片と前記係合部との間に前記目地材が支持されていることが好ましい。
このような構成によれば、ブロック材の側面に形成した突出片よりも壁の内部側に目地材が位置することから、目地材の端縁を突出片で覆うことができ、縦横の目地材同士の突合せ部分が目立たなくできて、意匠性を向上させることができる。また、突出片と係合部との間に目地材を挿入することで、目地材によって係合部を覆うことができ、壁構造体の正面から係合部が見えないまたは目立たなくでき、これによっても意匠性を向上させることができる。
また、本発明の壁構造体では、前記枠材は、その見付け方向外側に設けられる外枠材に支持され、前記外枠材は、見込み方向の一方側から前記枠材に当接する当接片と、見込み方向他方側に着脱可能に設けられて前記枠材と固定可能な取付片とを有して構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、枠材を支持する外枠材が当接片と取付片とを有し、取付片が見込み方向他方側から着脱可能に設けられていることで、外枠材を建物躯体等に固定しておき、この外枠材の当接片にブロック材と一体化した枠材を当接させた状態で、取付片を外枠材に取り付けて枠材と固定するような施工手順が採用できる。従って、予めブロック材および枠材を作業性のよい場所で一体化しておき、一方で外枠材を建物躯体等に固定しておくことで、それぞれの取付精度を高めつつ作業性が良好にでき、施工性をより一層向上させることができる。
以上のような本発明の壁構造体によれば、ブロック材を乾式工法で施工することができるので施工性が良好にできるとともに、ブロック材と枠材とが連結部材および固着具を介して連結されることで、壁構造体としての強度や剛性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る壁構造体を示す正面図である。 前記壁構造体を示す縦断面図である。 前記壁構造体を示す横断面図である。 前記壁構造体を構成するブロック材の分解斜視図である。 前記ブロック材の連結手順を示す斜視図である。 前記ブロック材の施工手順を示す斜視図である。 前記ブロック材と枠材との連結構造を示す斜視図である。 前記連結構造を示す横断面図である。 前記連結構造に用いる連結部材を示す斜視図である。 前記壁構造体の外枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記外枠部分を断面して示す斜視図である。 本発明の変形例に係る壁構造体を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る壁構造体としてのパーティション1を示す正面図である。図2および図3は、それぞれパーティション1を示す縦断面図および横断面図であり、図2は、図1に矢視II−II線で示す断面図であり、図3は、図1に矢視III−III線で示す断面図である。
図1〜図3において、パーティション1は、一方側の空間としての第1空間と、他方側の空間としての第2空間とを仕切る間仕切り壁であって、建物躯体等に固定される外枠体2と、この外枠体2の内側に支持される内枠体6と、この内枠体6の内側に支持されて上下左右に並設される複数のブロック材10とを備えて構成されている。ここで、第1空間および第2空間としては、それぞれが建物内部の空間であってもよく、またそれぞれが建物外部の空間であってもよく、さらには一方が建物内部の空間で他方が建物外部の空間であってもよい。外枠体2は、それぞれアルミ形材製の外枠材である上外枠3、下外枠4および左右の縦外枠5を四周枠組みして構成され、これらの外枠材としての上外枠3、下外枠4および縦外枠5の各見付け方向内側に内枠体6がビス止めによって固定されている。内枠体6は、並設されるブロック材10の外周端縁に沿って設けられ、それぞれアルミ形材製の上内枠7、下内枠8および左右の縦内枠(枠材)9を有して構成されている。
ブロック材10は、図4にも示すように、アクリル等の合成樹脂製の第1ブロック11と第2ブロック12とを組み合わせて全体直方体状かつ中空状に形成され、第1空間側に表出する第1側面13および第2空間側に表出する第2側面14と、これら第1および第2の側面13,14に直交して見込み方向に延びる各一対の第1見込み面15および第2見込み面16とを有して構成されている。そして、本実施形態では、一対の第1見込み面15が互いに上下に対向し、一対の第2見込み面16が互いに左右に対向するように、各ブロック材10が同一の向きで配置されている。第1側面13および第2側面14の四周端縁には、第1見込み面15および第2見込み面16よりも見付け方向外側に突出する突出片131,141が形成され、上下左右に隣り合うブロック材10の突出片131,141同士は、所定の目地間隔だけ離れて対向し、この目地内部には、目地材30が設けられている。
また、第1ブロック11と第2ブロック12とは、互いに同一形状の部材で構成され表裏対称に形成され、これらの対向面側の四隅には、それぞれ対角方向の対称位置に各一対の凸部17および凹部18が設けられ、これらの凸部17と凹部18とを嵌合させることで互いに組み合わされている。ここで、第1ブロック11と第2ブロック12とは、互いに接着などによって固定されておらず、凸部17と凹部18との嵌合のみで組み合わされるようになっている。そして、対角方向に対称な凸部17と凹部18とを嵌合させて第1および第2のブロック11,12を組み合わせ、このブロック材10を同一の向きで並設する、つまり隣り合う第1ブロック11同士の凸部17と凹部18とが隣接し、隣り合う第2ブロック12同士の凸部17と凹部18とが隣接するように並設することで、隣り合う凹凸嵌合が互いに逆向きとなって補い合うことから、上下方向や左右方向へのブロック同士のずれを防止することができるようになっている。なお、ここでは第1および第2のブロック11,12同士を接合しない構成を説明したが、必要に応じて第1ブロック11と第2ブロック12とを接着剤などで互いに接着してもよいし、適宜な固着具で互いに固着して接合してもよい。
ブロック材10の第1見込み面15には、図5にも示すように、その表面から突出する係合部19が四隅に形成されている。この係合部19は、中空状に形成されて第2見込み面16の側に開口する係合開口191と、この係合開口191に連続して当該係合部19の上面に開口する挿通溝192とを有して形成されている。そして、係合部19には、結合材20が挿通可能になっており、この結合材20を介して隣り合うブロック材10同士が連結されるようになっている。結合材20は、樹脂製で断面略H形の短尺棒状部材からなり、上下一対のフランジ部21と、これらに渡るウェブ部22とを有して形成されている。フランジ部21は、係合部19の係合開口191から挿入可能で、かつ挿通溝192には挿通不能な寸法で形成され、ウェブ部22は、挿通溝192に挿通可能な寸法で形成されている。
このような結合材20の上側のフランジ部21を上側のブロック材10における係合部19の係合開口191から挿入し、下側のフランジ部21を下側のブロック材10における係合部19の係合開口191から挿入するとともに、ウェブ部22を上下の係合部19の挿通溝192に挿通させることで、上下のブロック材10が連結される。さらに、左右に突出した結合材20に係合部19を係合させることで、左右のブロック材10が連結されるようになっている。また、図2に示すように、上内枠7には下方に開口した一対の溝が形成され、この溝を形成する係合片7Aが結合材20と係合することで、並設したブロック材10の上端縁に沿って上内枠7が連結され、下内枠8には上方に開口した一対の溝が形成され、この溝を形成する係合片8Aが結合材20と係合することで、並設したブロック材10の下端縁に沿って下内枠8が連結されるようになっている。
また、上下左右に並設されたブロック材10において、上下に隣り合うブロック材10同士は、互いの係合部19の上下面が当接することで上下の突出片131,141間に所定の隙間(横目地)が形成され、左右に隣り合うブロック材10同士は、互いの係合部19の係合開口191側の端面が当接することで左右の突出片131,141間に所定の隙間(縦目地)が形成されている。これらの縦目地および横目地内部に設けられる目地材30は、図6に示すように、左右に隣り合うブロック材10間にて上下に延びる縦目地材30Aと、上下に隣り合うブロック材10間にて左右に延びる横目地材30Bとを有して構成されている。これらの目地材30は、アルミ形材製の長尺部材で形成され、不透明であることから、ブロック材10の係合部19や結合材20を隠蔽し、これらがパーティション1の正面から見えないようになっている。なお、目地材30は、アルミ形材製などの不透明部材に限らず、透明や半透明、色付きなどの樹脂製であってもよく、透明や半透明の目地材30を用いれば、この目地材30部分にも光を透過させることができ、パーティション1の意匠性を向上させることができる。
縦目地材30Aは、上内枠7から下内枠8に至る上下に連続した長さ寸法に形成され、横目地材30Bは、各ブロック材10の幅ごとに分割された長さ寸法に形成されており、横目地材30Bの左右両端縁が縦目地材30Aの側面に当接して位置決めされている。そして、縦目地材30Aおよび横目地材30Bは、それぞれブロック材10の突出片131,141と係合部19との間に挿通されており、すなわち縦目地材30Aおよび横目地材30Bの長手方向に沿った端縁は、突出片131,141に覆われて当該パーティション1の正面からは見えないようになっている。さらに、目地材30には、突出片131,141間の目地を通して見える部分にR状の凹溝31が形成されており、縦目地材30Aの側面に当接する横目地材30Bの端縁が目立たず、一体的な目地材30に見えることから、パーティション1の意匠性がさらに向上できるようになっている。
以上のように並設されたブロック材10の左右の外周端縁において、上下に隣り合うブロック材10同士、これらのブロック材10と縦内枠9とは、図7〜図9に示すように、連結部材40で互いに連結されている。縦内枠9は、見込み方向に延びる第1面部91と、この第1面部91の見込み方向一方側(第1空間側)に連続して見付け方向に延びる第2面部92と、第1面部91の見込み方向他方側(第2空間側)に連続して見付け方向に延びる第3面部93とを有して断面略H字形に形成されている。連結部材40は、樹脂製の一体成形部品であって、縦内枠9の第1面部91に沿って設けられる連結見込み面41と、この連結見込み面41の見込み方向一方側および他方側に連続して見付け方向に突出する一対の連結係合片42と、これら一対の連結係合片42間にて連結見込み面41から見付け方向に突出する一対の連結係止片43とを有して形成されている。この連結部材40は、連結見込み面41が縦内枠9の第1面部91に沿った状態において、第1面部91を見付け方向外側から貫通する固着具としてのビス49を連結見込み面41に螺合することによって縦内枠9に固定されるようになっている。
連結部材40の連結係合片42は、係合部19の係合開口191から挿入可能かつ挿通溝192には挿通不能な上下のフランジ部44と、これらのフランジ部44を連結して係合部19の挿通溝192に挿通可能なウェブ部45とを有して断面略C字形に形成されている。このような連結部材40の上側のフランジ部44を上側のブロック材10における係合部19の係合開口191から挿入し、下側のフランジ部44を下側のブロック材10における係合部19の係合開口191から挿入するとともに、ウェブ部45を上下の係合部19の挿通溝192に挿通させることで、上下のブロック材10が連結されるようになっている。また、連結係止片43は、その先端から折れ曲がって突出し係合部19の背面側に係止可能な折り曲げ部46と、当該連結係止片43から他方の連結係止片43に向かって突出する突出部47とを有して形成されている。一対の連結係止片43は、連結見込み面41に螺合したビス49によって突出部47が押し出されることで、互いに離れる方向に変形して折り曲げ部46で係合部19を係止するとともに、ビス49によって接近方向への移動が規制されることで係合部19との係止状態が維持されるようになっている。
以上のような連結部材40によれば、その連結係合片42によって上下のブロック材10が連結されるとともに、ビス49を介して縦内枠9と連結部材40とが連結され、さらに連結係止片43と係合部19との係止によって、連結部材40とブロック材10との連結状態が維持され、上下に並設されるブロック材10と縦内枠9とが一体化できるようになっている。すなわち、上下左右に並設されたブロック材10は、結合材20を介してブロック材10同士が連結されるとともに、その上端縁に結合材20を介して上内枠7が連結され、上端縁に結合材20を介して下内枠8が連結され、左右の側端縁に連結部材40を介して縦内枠9が連結されており、これらの上内枠7、下内枠8および左右の縦内枠9からなる内枠体6によって四周が囲まれた状態で組み立てられるようになっている。
以上のように組み立てられた内枠体6および複数のブロック材10と外枠体2との固定構造について、図10および図11も参照して説明する。なお、ここでは、外枠体2の縦外枠5を例示して説明するが、上外枠3および下外枠4における固定構造も縦外枠5と略同様である。
縦外枠5は、矩形中空状の縦外枠本体51と、この縦外枠本体51の見込み方向一方側(第1空間側)に連続して見付け方向に延びて折れ曲がった当接片としての当接面部52と、縦外枠本体51の見込み方向他方側(第2空間側)に連続して見込み方向に延びる突出面部53とを有し、突出面部53の基端部となる縦外枠本体51の見付け方向内側面には、係合溝部54が形成されている。また、縦外枠5は、係合溝部54に係合されて着脱可能に設けられる取付片としてのアタッチメント55と、このアタッチメント55を縦内枠9の第3面部93に固定するビス56と、このビス56の頭部を覆うカバー部材57とを有して構成されている。
アタッチメント55は、アルミ形材製であって、係合溝部54に係合される被係合部551と、カバー部材57を係止する一対の係止片552,553とを有して形成され、第2空間側から斜め方向に被係合部551を係合溝部54に挿入してから回動させることで、縦外枠本体51に取り付けられ、当該アタッチメント55を貫通させたビス56を縦内枠9の第3面部93に螺合することで、縦内枠9に固定されるようになっている。また、カバー部材57は、アルミ形材製であって、ビス56の頭部を覆うカバー面571と、このカバー面571に連続して見付け方向外側に延びて縦外枠5の突出面部53に当接する延出片572と、アタッチメント55の係止片552,553に係止される一対の被係止片573,574とを有して形成されている。
以上の外枠体2に対して、前述のように複数のブロック材10と一体化した内枠体6を見込み方向他方側(第2空間側)から建て込み、縦内枠9の第2面部92を縦外枠5の当接面部52に当接させるとともに、アタッチメント55を縦外枠5の係合溝部54に係合させてからビス56で縦内枠9の第3面部93に固定することで、ブロック材10および内枠体6と外枠体2とが固定されるようになっている。さらに、カバー部材57をアタッチメント55に係合させることで、このカバー部材57でビス56の頭部を覆って見えないようにでき、パーティション1の外観が良好にできるようになっている。一方、カバー部材57およびビス56を外すことで、ブロック材10および内枠体6を外枠体2から取り外すことができ、ブロック材10のメンテナンスや交換が容易に実施できるようになっている。
このような本実施形態によれば、並設した複数のブロック材10の外周端縁において、上内枠7および下内枠8が結合材20を介して連結されるとともに、左右の縦内枠9が連結部材40を介して連結され、このように内枠体6とブロック材10とが一体化されることで、ブロック材10同士およびブロック材10と内枠体6との連結強度を向上させることができる。従って、パーティション1としての強度や剛性を向上させることができ、外力が作用した際の撓みや振動を抑制することができる。さらに、内枠体6とブロック材10とが一体化されることで、予め建物躯体等に固定しておいた外枠体2に対し、一体化した内枠体6およびブロック材10を建て込む施工手順が採用でき、運搬や建て込みの作業性を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、ブロック材10として、アクリル等の樹脂製ブロックを用いたが、これに限らず、ブロック材としては、ガラスブロックや木製ブロックなどであってもよいし、さらにはコンクリートブロックやモルタルなどでもよい。また、外枠体2は、建物躯体等に固定されるものに限らず、独立して立設されたものでもよい。さらには、外枠体2が省略されてもよく、この場合には、内枠体6が建物躯体等に直接固定される構成とすることができる。
また、前記実施形態では、ブロック材10を上下左右に並設した構成を説明したが、本発明においてブロック材10は、上下方向のみに並設されてもよく左右方向のみに並設されてもよい。すなわち、ブロック材10が縦1列や横1列に並設されたものであってよい。また、ブロック材10は、互いに上下左右に隣接して設置されるものに限らず、図12に示すように、並設したブロック材10の途中に開口Oを設けることもできる。この開口Oは、ブロック材10と略同一寸法を有する開口枠OWをブロック材10に代えて設置することで構成されている。開口枠OWは、開口上枠W1、開口下枠W2および左右の開口縦枠W3を四周枠組みして構成され、各枠材には、見付け方向外側に突出した2本の係合片W4が形成されている。これらの係合片W4は、ブロック材10の係合部19と連続する位置に形成されており、係合部19と係合片W4とに跨って結合材20を挿入することで、隣り合うブロック材10と開口枠OWとが連結されるようになっている。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…パーティション(壁構造体)、2…外枠体、3…上外枠(外枠材)、4…下外枠(外枠材)、5…縦外枠(外枠材)、6…内枠体、7…上内枠、8…下内枠、9…縦内枠(枠材)、10…ブロック材、11…第1ブロック、12…第2ブロック、13…第1側面、14…第2側面、15…第1見込み面、16…第2見込み面、17…凸部、18…凹部、19…係合部、20…結合材、30…目地材、40…連結部材、42…連結係合片、43…連結係止片、ビス49(固着具)、52…当接面部(当接片)、55…アタッチメント(取付片)、131,141…突出片。

Claims (5)

  1. 上下、左右または上下左右に並設される複数のブロック材と、これらの並設されるブロック材の外周端縁に沿って設けられる枠材とを備えた壁構造体であって、
    前記ブロック材は、見込み方向の一方および他方に表出する一対の側面と、これらの二側面に交差して見込み方向に延びる4つの見込み面とを有して形成され、前記4つの見込み面は、それぞれ互いに対向する一対ずつの第1見込み面および第2見込み面で構成され、当該ブロック材同士は、少なくとも前記第1見込み面を対向させて並設され、
    前記第1見込み面における四隅には、その表面から突出するとともに前記第2見込み面の側に開口する係合部が形成され、
    前記第1見込み面を対向させて並設されかつ前記枠材に沿って設けられるブロック材同士は、前記係合部に挿入される連結部材を介して連結されるとともに、当該連結部材と固着する固着具を介して前記枠材とブロック材とが連結されている壁構造体。
  2. 前記連結部材は、前記並設されるブロック材の前記係合部に渡って挿入される係合片を見込み方向一方側および他方側の一対で備え、
    前記一対の係合片の間には、前記係合部に係止可能な係止片が設けられ、この係止片と前記係合部との係止状態において、当該係止片の移動が前記固着具によって規制される請求項1に記載の壁構造体。
  3. 前記ブロック材は、見込み方向一方側の第1ブロックと、見込み方向他方側の第2ブロックとを有して構成され、
    前記第1および第2のブロックは、それぞれ対角方向の対称位置に各一対の凸部および凹部を有して形成されるとともに、これらの凸部と凹部とを嵌合させて組み合わされている請求項1または請求項2に記載の壁構造体。
  4. 前記並設されるブロック材間には、前記側面同士の隙間を塞ぐ目地材が設けられており、
    前記ブロック材における側面の四周には、前記見込み面よりも外方に突出した突出片が形成され、この突出片と前記係合部との間に前記目地材が支持されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の壁構造体。
  5. 前記枠材は、その見付け方向外側に設けられる外枠材に支持され、
    前記外枠材は、見込み方向の一方側から前記枠材に当接する当接片と、見込み方向他方側に着脱可能に設けられて前記枠材と固定可能な取付片とを有して構成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の壁構造体。
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