JP5189228B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、湾曲部を湾曲させる湾曲操作機構部に、湾曲された湾曲部の湾曲状態を維持する湾曲部制動機構部を備えた内視鏡に関する。
従来より、体内に細長な挿入部を挿入して観察や各種処置が行える内視鏡が用いられている。内視鏡においては、挿入部の先端部に内蔵された観察光学系を目的の方向へ向けて観察を行う目的、或いは被検部位への挿入を容易に行えるようにする目的で、挿入部に湾曲部を備えるものがある。
湾曲部は、例えば、複数の湾曲駒を回動自在に連設して上下の二方向、或いは上下左右の四方向に湾曲するように構成された湾曲部組を備えている。湾曲部組の最先端湾曲駒には各湾曲方向に対応する湾曲ワイヤーの先端が固定されている。
この構成によれば、例えば、術者が湾曲操作装置を介して所望の湾曲ワイヤーを牽引することによって、湾曲部を所望の方向に湾曲させることができる。なお、内視鏡の挿入部の基端側には、把持部を兼ねる操作部が備えられている。そして、その操作部に湾曲操作装置が設けられている。
例えば、日本国特開2005−160791号公報(以下、特許文献と記載)には、操作部を構成する操作部本体の左右両側面にそれぞれ上下用湾曲操作レバーと左右用湾曲操作レバーとが軸支された内視鏡が示されている。この内視鏡においては、各操作レバーの指当て部が操作部の上面側領域に延び、各指当て部が操作部本体の上方において左右に並べて配置されている。
また、この内視鏡においては、湾曲部の湾曲状態を維持するための湾曲部制動機構部として湾曲ロックレバーが操作部本体の左右両側面領域に軸支されている。そして、湾曲ロックレバーの指当て部は、術者が片手でグリップ部を把持したとき、その把持した手の人差し指が自然に位置する領域である操作部本体の下面側に配置される。
したがって、術者は、操作部を把持した片手で、操作部本体に配設されている上下用湾曲操作レバーの操作、或いは左右用湾曲操作レバーの操作、或いは湾曲ロックレバーの操作を適宜行える。
この内視鏡の湾曲部制動機構部は、湾曲ロックレバーと、軸体と、制動調整板と、第1カムと、第2カムと、摩擦部材とを備えて構成されている。軸体は、湾曲ロックレバーと一体で回動するように構成されている。制動調整板は、滑り性を考慮して樹脂製である。第1カムは、軸体の回動に伴って回動する金属円板で構成され、山状の制動突起部を備えている。第2カムは、回動することなく配置されたる金属円板で構成され、山状の制動突起部を備えている。摩擦部材は、樹脂製であり、第1カムの制動突起と第2カムの制動突起とが重なり合うことによって移動されてプーリーに押し付けられる。
そして、この湾曲部制動機構部においては、制動調整板を支持する調整ビスの突き出し量を変化させることによって、湾曲部制動機構部の制動力の調整を行えるようになっている。
しかしながら、近年の内視鏡は、高機能化に伴い挿入部内に挿通される内視鏡内蔵物の種類、及び量が多くなっている。このため、湾曲部を湾曲させる際の曲げ力量が大きくなるとともに、湾曲部の湾曲状態を維持するための固定力量が大きくなっている。このため、特許文献の内視鏡では、湾曲部制動機構部によって、湾曲部の湾曲状態を確実に維持する制動力を得ることが難しくなっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、湾曲させるために大きな曲げ力量を必要とする湾曲部の湾曲状態を確実に維持する制動力を得られる湾曲部制動機構部を備えた内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の一態様に係る内視鏡は、湾曲自在な湾曲部を有する挿入部と、該挿入部の基端側に連設する操作部とを備え、前記操作部に前記湾曲部を湾曲動作させる際に操作される湾曲操作装置を備える内視鏡において、前記湾曲操作装置は、湾曲操作機構部及び湾曲部制動機構部を備え、前記湾曲操作機構部は、前記操作部の操作部本体に回動可能に配置され、前記湾曲部を湾曲動作させる際に回動される湾曲レバーと、一端に前記湾曲レバーが一体的に固定されて該湾曲レバーの回動力を伝達する湾曲操作用軸体を回動自在に軸支する、前記操作部本体に一体な支持盤に固定された第1軸受部材と、前記湾曲操作用軸体の他端に一体に固設され、前記湾曲レバーの回動操作と共に回動されて、外周溝に配置されている操作ワイヤーを牽引弛緩する円筒部材、を具備し、前記湾曲部制動機構部は、前記操作部の操作部本体に回動自在に配置され、湾曲された前記湾曲部の湾曲状態を維持する際に操作する湾曲状態維持レバーと、一端に前記湾曲状態維持レバーが一体的に固定されて該湾曲状態維持レバーの回動力を伝達する制動用軸体と、前記制動用軸体を回動自在に軸支する前記支持盤に固定され、第2軸受部材と、前記第1軸受部材に回動自在に配置され、前記制動用軸体の回動動作に伴って前記第2軸受部材の軸回りに回動する、外方側面の周辺部に複数の傾斜突起部を有する回動押さえ部材と、前記第1軸受部材の軸方向に摺動自在に配置され、前記回動押さえ部材の傾斜突起部に対向する複数の傾斜突起部を内方側面の周辺部に有する摺動押さえ部材と、前記第1軸受部材の軸方向に摺動自在であって、前記摺動押さえ部材と前記円筒部材との間に配置され、前記円筒部材に当接可能な摩擦部材と、前記支持盤の外方側面に配置され、前記第1軸受部材の軸方向に摺動自在で、前記回動押さえ部材、前記摺動押さえ部材及び前記摩擦部材が配置される間隙を調整可能にする調整部材と、前記支持盤に螺合により配置され、前記調整部材との当接状態を変化させることによって該調整部材を前記支持盤から離間させて、前記摩擦部材の前記円筒部材に対する制動力を調整する複数の位置決め部材と、を具備している。
本発明の一実施形態の内視鏡に係り、湾曲自在な湾曲部と、湾曲部を湾曲させる湾曲操作機構部と湾曲部の湾曲状態を維持する湾曲部制動機構部とを備える内視鏡を説明する図 湾曲操作レバーおよび湾曲状態維持レバーを備える操作部の構成を説明する図 図2のY3−Y3線方向から見た、副グリップ部と、上下用湾曲操作レバー、左右用湾曲操作レバー、及び湾曲状態維持レバーの配置位置を説明する図 内視鏡の操作部の把持操作例を説明する図 内視鏡の操作部本体内に設けられた湾曲部制動機構部を備えた湾曲操作機構部の構成を説明する図 図5のY6−Y6線方向から支持盤の外方側面を見た図 図5のY7−Y7線方向から湾曲部制動機構部を備える湾曲操作機構部を見た図 支持盤の内方側面の構成を説明する図 湾曲操作機構部に組み込まれる湾曲部制動機構部の制動要素を説明する展開斜視図 制動調整板の第1層を構成する第1制動板を説明する図 制動調整板の第2層を構成する第2制動板を説明する図 第1カムを説明する図 第2カムを説明する図 第1カムの平坦部と第2カムの平坦部と調整ビスとの配置位置の関係を説明する図 制動用軸体の他の構成を説明する図 一対の突起部を有する第2カムと突起部が配置される切欠部を有する支持盤との関係を説明する図 湾曲操作機構部の他の構成を説明する図 湾曲操作機構部の作用を説明する図 湾曲状態維持レバーの他の構成を説明する図 図19Aで示した湾曲状態維持レバーの作用を説明する図 図20−図22はライトガイドコネクターの他の構成例に係るライトガイドコネクターに備えられている2つの蛇管口金同士が確実に電気的に導通させるライトガイドコネクターの構成を説明する図 ライトガイドコネクターの第1蛇管口金の端面に電気的に接触は位置される導電金属体が有する弾性接点を説明する図 シールドケースを兼用する骨組み部材及び導電金属体の構成を説明する図 図23−図25はライトガイドコネクターの別の構成例に係り、AD変換回路をコネクター内に設けた構成を説明する模式図 図23のY24−Y24線方向から見た図 図23のY25−Y25線方向から見た図 A/D変換用空間内に配置されるケーブル接続用基板をケース体の長手軸方向に対して平行に配置したライトガイドコネクターの構成を説明する正面図 図26のライトガイドコネクターの上面図 シールド性能を向上させるライトガイドコネクターの構成例を説明する図 撮像用コネクターの構成例を説明する図 図29の主要部の拡大図であって、基板と、蛇管口金とを電気的に導通させる第1導電部材と第2導電部材とを説明する図 鉗子台と鉗子台に配置された複数の鉗子とを示す図 鉗子台の展開図 鉗子台の構成を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように内視鏡1は、細長な挿入部2と、操作部3と、ユニバーサルコード4とを備えて構成されている。操作部3は、挿入部2の基端に連設されている。ユニバーサルコード4は、操作部3の基端側部分から延出されている。ユニバーサルコード4は、挿入部2に比べて十分に長い長さを有する可撓性管状部材として構成されている。
挿入部2は、操作部3側から順に、硬性部5、湾曲部6、先端部7を連設して構成されている。本実施形態の内視鏡1は、挿入部2に硬性部5を備え、例えば腹壁に穿刺されたトロッカー等のガイド管を通じて体内に挿入するのに適している。
なお、内視鏡は、硬性部5の代わりに軟性で可撓性を有する可撓管部を備えて挿入部が軟性な内視鏡であってもよい。
先端部7の先端面7aには観察部を構成する撮像窓(不図示)及び照明窓(不図示)が設けられている。撮像窓の基端面には対物レンズ等を有する撮像光学系が臨まれている。照明窓の基端面にはライトガイドファイバー束の先端面が臨まれている。そして、先端部7内には、図示しない対物レンズ、及び対物レンズの結像位置に配置されたCCD、C−MOS等の撮像素子が設けられている。
湾曲部6は、上下方向及び左右方向に湾曲自在に構成されている。湾曲部6は、操作部3に設けられている湾曲操作装置10によって湾曲される。本実施形態の内視鏡1は、後述する上下湾曲操作機構部10A及び左右湾曲操作機構部10Bを備えている。
具体的に、湾曲部6は、上下湾曲操作機構部10Aの湾曲操作体である上下用湾曲操作レバー(以下、上下用レバーと略記する)11の操作に伴って上下方向に湾曲する。また、湾曲部6は、左右湾曲操作機構部10Bの湾曲操作体である左右用湾曲操作レバー(以下、左右用レバーと略記する)12の操作に伴って左右方向に湾曲する。
図1、図2に示すように操作部3は、固定リング部31と、副グリップ部32と、操作部本体33と、主グリップ部34と、接続部材35とを挿入部側から連設して主に構成されている。操作部3は、全体として略筒状である。
固定リング部31は、操作部3の先端側と挿入部2の基端側とを接続する。
副グリップ部32は、操作部本体33の先端側に配置され、観察部7aの撮像素子等を制御するリモートスイッチ32s等を備えている。
操作部本体33は、その内部に図示しない湾曲ワイヤー、プーリー等の湾曲部操作機構部を内蔵し、外部には上下用レバー11と、左右用レバー12と、湾曲状態維持レバー(以下、エンゲージレバーと略記する)81とが配設されている。エンゲージレバー81は、後述する湾曲部制動機構部80を構成する。
主グリップ部34は、操作部本体33の基端側に配置される。主グリップ部34の基端側には先細り形状で柔軟性を有する接続部材35が接続されている。先細りの形状の接続部材35は、操作部3から延出されるユニバーサルコード4を被覆して、ユニバーサルコード4の端部が主グリップ部34近傍で湾曲された際に座屈することを防止している。
なお、内視鏡1の挿入部2内、操作部3内、およびユニバーサルコード4内にはライトガイドファイバー束、各種信号を伝送する信号ケーブル、シールドケーブル、および各種チューブ等の内視鏡内蔵物が複数挿通されている。
ユニバーサルコード4の延出端には、ライトガイドコネクター4Aが設けられている。該コネクター4Aは、図示しない外部装置である光源装置に接続可能である。ライトガイドコネクター4Aにはライトガイド管41や通気口金42が設けられている。
ライトガイドコネクター4Aは、その側面からカメラケーブル4Bが分岐している。カメラケーブル4Bの延出端には、撮像用コネクター4Cが設けられている。該コネクター4Cは、図示しない外部装置である制御装置または信号処理回路を備えるカメラコントロールユニットに電気的に接続される。
操作部本体33に設けられた上下用レバー11は、操作部本体33内に設けられている操作ワイヤー(図7の符号18参照)である上下用湾曲ワイヤーを牽引弛緩するためのレバーである。一方、左右用レバー12は、操作部本体33内に設けられている左右用湾曲ワイヤーを牽引弛緩するためのレバーである。
本実施形態においては、操作部本体33の右側面部に上下用レバー11の一端部が回動可能に軸支され、操作部本体33の左側面部に左右用レバー12の一端部が回動可能に軸支されている。そして、上下用レバー11の回動中心と、左右用レバー12の回動中心とは、操作部本体33を左右に貫通する同一直線上において一致している。
なお、本実施形態においては、レバー11、12等が軸を中心に時計方向或いは反時計方向に軸回りに回転することを回動と記載している。
図1−図3に示すように上下用レバー11が備える操作用指当て部11aと、左右用レバー12が備える操作用指当て部12aとは、操作部本体33の上面側において左右に並べて配置されている。主グリップ部34のUP指標34uは、操作部本体33の上面側に対応する位置に付設され、術者に操作部3の上側向きを告知する。
そして、図3、図4に示すように操作用指当て部11a及び操作用指当て部12aは、主グリップ部34を把持する術者の片手の親指が操作部本体33に対して自然に位置する領域、すなわち操作部本体33の上側に配置される。
操作部本体33には湾曲部制動機構部80の制動操作体であるエンゲージレバー81が設けられている。エンゲージレバー81の一端部及び他端部は、操作部本体33の左右両側面の予め定めた位置にそれぞれ軸支されている。
エンゲージレバー81の中間部分には、操作用指当部81aが備えられている。エンゲージレバー81の操作用指当部81aは、上述したように術者が主グリップ部34を片手で把持したとき、その手の人差し指が操作部本体33に対して自然に位置する領域、すなわち操作部本体33の下側に配置されている。
この構成によれば、術者は、操作部3を把持する手の親指で操作部本体33に配設されたレバー11,12の操作を容易に行える一方、把持する手の人差し指等で操作部本体33に配設されたエンゲージレバー81の操作を容易に行える。加えて、操作部3は、右手、左手どちらの手による把持にも適応している。
ここで、図5−図7を参照して操作部本体33内に組み込まれている湾曲操作機構部について説明する。
図5に示すように操作部本体33内には湾曲部制動機構部80を含む湾曲操作機構部10A、10Bが設けられている。
湾曲操作装置10は、上下湾曲操作機構部10Aと左右湾曲操作機構部10Bとを備えて構成されている。上下湾曲操作機構部10Aは、操作部本体33の中心Oを通過する一点鎖線で示す直線5L1の右側の領域に配置され、左右湾曲操作機構部10Bは直線5L1の左側の領域に配置されている。各々の湾曲操作機構部10A,10Bにはそれぞれ湾曲部制動機構部80が備えられている。
なお、以下の説明において、直線5L1に中心Oで交差する線分5L2の中心O1側を内方、操作部本体33の外側を外方と記載する。
操作部本体33は、ケース体36と、一対の開口閉塞用カバー37R、37Lとを備えて構成されている。ケース体36には、右側開口36Rと左側開口36Lとが形成されている。開口閉塞用カバー37R、37Lは、円筒形状である。
右側開口閉塞用カバー37Rは、右側開口36Rに一体に組み付けられ、左側開口閉塞用カバー37Lは左側開口36Lに一体に組み付けられるようになっている。開口36Rの内面と開口閉塞用カバー37Rの外周との間、および、開口36Lの内面と開口閉塞用カバー37Lの外周との間は、シールリング8aによって液密的に封止されている。
図5に示す湾曲部制動機構部80を備える湾曲操作機構部10A、10Bは、直線5L1に対して左右対称な鏡像関係になる構成である。したがって、湾曲操作機構部10A、10Bの構成について原則的に区別はない。
このため、上下湾曲操作機構部10A及び左右湾曲操作機構部10Bの構成要素に対して同符号を付し、上下湾曲操作機構部10Aの構成についてのみ説明して、左右湾曲操作機構部10Bの説明を省略する。
湾曲操作機構部10Aは、主に、上下用レバー11、湾曲操作用軸体(以下、第1軸体と略記する)13、支持盤14、第1軸受部材15、プーリー16、ストッパー枠17、及び操作ワイヤー18を備えて構成されている。
操作部本体33の右側面部になる開口閉塞用カバー37Rの側面には、第1貫通孔38及び第2貫通孔39が形成されている。開口閉塞用カバー37Rの開口端及び開口内壁面には支持盤14が一体的に固定されている。支持盤14は、金属製で、円板形状である。
第1貫通孔38は、第1軸体13が挿通される孔である。第1貫通孔38は、開口閉塞用カバー37Rの側面中央に形成されている。第1貫通孔38の内面と第1軸体13の外周との間は、シールリング8bによって液密的に封止されている。
第1貫通孔38を通過した第1軸体13は、円筒状の第1軸受部材15内に配置されて軸支される。第1軸受部材15は、支持盤14に形成された第1貫通孔14h1に一体的に固定されている。
第1軸体13は、長手方向中央部にフランジ13fを備える。フランジ13fの内方端面は、第1軸受部材15の外方端面に当接して位置決めされる。この位置決め状態において、第1軸体13のフランジ13fより内方側の内方突出部は、第1軸受部材15内に嵌め込まれる。内方突出端部は、第1軸受部材15の内方端面から予め定めた長さ突出する。
符号13aは突起である。突起13aは、フランジ13fの外周面から予め定めた長さ外側に突設している。
プーリー16は、円筒部材であって、第1軸受部材15の内方端面から突出した第1軸体13の内方突出端部に係止固定される。第1軸体13とプーリー16とを係止固定するため、第1軸体13の内方突出端部の周面には切欠部を有して異形な内方突出端部が形成され、プーリー16側には異形な内方突出端部が配置される異形の孔16hが形成されている。
この構成によれば、プーリー16の孔16hに第1軸体13の内方突出端部を嵌め合わせて異形部分同士を係合することによって両者が一体で回動する構成になる。異形とは両者を係合した際に両者が一体に回動する形状であって、円形以外の形状をさす。
また、第1軸体13の内方突出先端には、第1軸体13からのプーリー16の脱落を防止する、止めネジ9aが螺合される。この螺合状態において、プーリー16は、第1軸受部材15の軸方向への脱落が防止され、かつ、第1軸受部材15の内方端面に対して位置決めされる。加えて、第1軸体13と第1軸受部材15とは、フランジ13fの内方端面によっても第1軸受部材15に対する軸方向の抜け止めと位置決めがなされている。
この結果、第1軸体13は、支持盤14に固定された第1軸受部材15の軸方向の位置決めがなされた状態で、回動自在に支持されている。
なお、支持盤14の外方端側であって、第1貫通孔14h1の周囲には図6に示す円環状の周溝14gが形成されている。周溝14gには、上下用レバー11の回動領域を規定する手段である一対のストッパー枠17が移動自在に配置されている。
ストッパー枠17は、周溝14g内を移動するように予め定めた形状に形成されている。ストッパー枠17は、第1軸体13の回動に伴って移動する突起13aの終端を規定する当接面17aを備えている。ストッパー枠17は、周溝14g内に例えば螺合によって一体固定される。ストッパー枠17には固定ネジ9bのねじ部が挿通する長孔17hが形成されている。一方、周溝14gの予め定めた位置には、固定ネジ9bのねじ部が螺合する雌ネジ9cが形成されている。
この構成によれば、一対のストッパー枠17をそれぞれ周溝14g内の所望する位置に配置し、その後、固定ネジ9bを螺合して一体固定する。この結果、突起13aの停止位置の設定、及び停止位置の調整を自由に行える。即ち、上下用レバー11の回動量の調整を自在に行える。
なお、符号82は後述する制動用軸体(以下、第2軸体と略記する)であり、符号83は後述する第2軸受部材である。符号9d1、9d2、9d3は、位置決め部材としての後述する調整ビスである。
図5、図7に示すようにプーリー16の外周溝16oには上下方向に対応する操作ワイヤー18が巻き付けられて配置されている。各操作ワイヤー18の一端部は、プーリー16に固定されている。各操作ワイヤー18の他端部はプーリー16から挿入部2内に導かれ、湾曲部6の予め定めた位置に固定されている。
そして、上述した湾曲操作機構部10Aの上下用レバー11の回動操作に伴って、第1軸体13に一体なプーリー16が回動する。湾曲部6は、プーリー16の回動に伴って、操作ワイヤー18が牽引弛緩されて湾曲する構成である。
次に、図5、図8−図13を参照して湾曲部制動機構部80について説明する。
湾曲部制動機構部80は、主に、エンゲージレバー81、第2軸体82、第2軸受部材83、制動調整板84、第1カム85、第2カム86及び摩擦部材87を備えて構成されている。
本実施形態において、制動調整板84は、調整部材であって、第1層を構成する第1制動板84Aと第2層を構成する第2制動板84Bとを備えて構成されている。
図5に示すように第2貫通孔39は、第1貫通孔38から予め定められた方向に予め定めた距離離間して設けられている。第2貫通孔39は、第2軸受部材83が挿通される孔である。第2貫通孔39の内面と第2軸受部材83の外周との間は、シールリング8cによって液密的に封止されている。
円筒状の第2軸受け部材83の内方端部は、支持盤14の第2貫通孔14h2内に一体的に固定される。第2軸受部材83は、中央部にフランジ83fを備える。第2軸受部材83の内方端部は、フランジ83fの内方端面が支持盤14の外方端面に当接して、第2貫通孔14h2内に位置決め配置される。
この位置決め状態において、第2軸受け部材83の内方端部は、支持盤14の内方側に形成された穴14bの底面14cから予め定めた量、突出する。穴14bの深さは、予め定めた寸法に設定されている。
第2軸体82は、第2軸受け部材83内に配置されて軸支される。第2軸体82の内方端面には、図5、図8に示す円環部82aが一体に設けられている。円環部82aの内方端面からは、予め定めた高さに設定された凸部82bが突設している。
第2軸体82は、円環部82aを備える。そのため、第2軸体82は、第2軸受部材83の内方端面側から第2軸受部材83内に挿通される。そして、円環部82aの外方端面は、底面14cから突出する第2軸受部材83の内方端面に当接する。この当接状態において、第2軸体82の外方端部は、第2軸受部材83の外方端面から予め定めた量、突出する。
図8の符号82cは切欠凹部である。切欠凹部82cは、円環部82aの例えば外周縁部に形成されている。符号9p規定ピンである。規定ピン9pは、切欠凹部82c内に配置されるように、穴14b内の予め定めた位置に固設されている。規定ピン9pは、底面14cから予め定めた高さ突出している。符号82c1は、第1当接面であり、符号82c2は、第2当接面である。規定ピン9pは、図に示すように第1当接面82c1が当接することによって、凸部82bの時計回りの回動を規定する。
一方、規定ピン9pは、第2当接面82c2が当接することによって、凸部82bの反時計回りの回動を規定する。符号9rは兼用ピンである。兼用ピン9rは、穴14bの予め定めた位置に例えば一対固設される。兼用ピン9rは、底面14cから予め定めた高さ突出している。兼用ピン9rは、後述するように位置決めピンと摺動補助ピンとを兼用する。
図9に示すように第1制動板84A、第2制動板84B、第1カム85、第2カム86及び摩擦部材87は、制動要素である。これら制動要素は、支持盤14の底面14cから突出した第1軸受部材15の内方端部に、閉塞用カバー37R側から上述した列挙の順に揃えて嵌め込まれる。
図9、図10に示す第1制動板84Aは、予め定めた厚さ寸法で予め定めた剛性を有する、例えばステンレス等の金属製円板である。第1制動板84Aは、例えば一対の切欠部84cと、1つのスペース形成部84Asとを備えている。第1制動板84Aの外径は、穴14bの内径より小さく設定されている。
第1制動板84Aの切欠部84cには、切欠孔84dが設けられている。切欠孔84dには、一対の兼用ピン9rが配置される。切欠孔84dの径寸法は、兼用ピン9rの直径より予め定めた寸法、大きく設定されている。この構成によれば、第1制動板84Aは、穴14b内に一義的に配置される。
一方、スペース形成部84Asは、軸受用切欠孔84Ahと、円環部配置スペース84sとを備えている。軸受用切欠孔84Ahには第1軸受部材15が挿通される。円環部配置スペース84sには円環部82aが配置される。
これに対して、図9、図11に示す第2制動板84Bは、例えばポリアセタール等、滑り性が良好な樹脂製の予め定めた厚さ寸法の円板である。第2制動板84Bは、例えば一対の切欠孔84eと、1つのスペース形成部84Bsとを備えている。第2制動板84Bの外形は、第1制動板84Aの外形と略同様、或いはそれより小さく形成されている。
第2制動板84Bは、第1制動板84Aと第1カム85との間に配置される。第2制動板84Bは、第1制動板84Aと第1カム85との滑り性を確保すると共に、かじりによる不具合の発生を防止する。
切欠孔84eには、一対の兼用ピン9rが配置される。切欠孔84eの径寸法は、兼用ピン9rの直径より予め定めた寸法、大きく設定されている。この構成によれば、第2制動板84Bは、穴14b内に一義的に配置される。
一方、スペース形成部84Bsは、軸受用切欠孔84Bhと、円環部配置スペース84sとを備えている。軸受用切欠孔84Bhには第1軸受部材15が挿通される。円環部配置スペース84sには円環部82aが配置される。
図9、図12に示す第1カム85は、金属製円板で構成された回動押さえ部材、言い換えれば第2軸受部材83の軸回りに対して回動するカムである。
第1カム85は、異形孔85hと、例えば3つの傾斜突起部85aと、一対の逃がし凹部85dとを備えて構成されている。異形孔85hは、軸受用孔85h1と、カム孔(溝)85h2とを備えている。軸受用孔85h1には第1軸受部材15が挿通される。カム孔85h2には凸部82bが移動自在に配置される。
本実施形態において、第1カム85は、凸部82bが第2軸体82の回動に伴って時計方向或いは反時計方向に移動された際、カム孔85h2内を移動することによって、第1軸受部材15に対して軸回りに回動する。
なお、カム孔85h2は、予め定めた位置に設けられ、中心Oから放射方向に沿って形成されている。中心O2からカム孔85h2のカム孔終端85eまでの距離L、或いは軸受用孔85h1の径からカム孔終端85eまでの突出距離は、凸部82bの周方向回動量に応じて決定される。
傾斜突起部85aは、第1カム85の外方側面の予め定めた位置に例えば3つ設けられている。3つの傾斜突起部85aは、軸受用孔85h1の中心Oから均等な距離の位置に、周方向に沿って形成されている。各傾斜突起部85aは、制動用傾斜面(以下、斜面部と略記する)85bと、制動用平面(以下、平坦部と略記する)85cと備えて山状に形成されている。斜面部85bは、周方向に沿ってなだらかに傾斜している。平坦部85cは山状に形成された傾斜突起部85aの最頂点位置である。
各傾斜突起部85aの斜面部85bは、中心Oの回りに同じ向きに同じ傾斜角度(勾配)で形成されている。各傾斜突起部85aの平坦部85cは、外方側面から同じ高さで形成されている。
なお、図中の角度θ1は、斜面部85bの有効領域の中心角度を示し、例えば43度である。図中の角度θ2は、平坦部85cの有効領域の中心角度を示し、例えば10度である。傾斜突起部85a内において後述する制動が行われる。
逃がし凹部85dは、兼用ピン9rに対応し、第1カム85の外周縁部に形成されている。逃がし凹部85d内には兼用ピン9rが配置される。逃がし凹部85dは、凸部82bの移動に伴って第1カム85が兼用ピン9rに当接して回動を妨げることを防止するように形成される。
異形孔85h、傾斜突起部85a、及び逃がし凹部85dを備える第1カム85は、プレス等で押し出し形成される。しかし、第1カム85の形成手段は、押し出し形成に限定されるものではなく、削り出し加工等の手法であってもよい。
なお、図9の符号85pは、押し出し凹部である。押し出し凹部85pは、傾斜突起部85aを押し出し形成したことによって形作られた凹部である。
図9、図13に示す第2カム86は、金属製円板で構成された摺動押さえ部材、言い換えれば第2軸受部材83の軸方向に摺動するカムである。第2カム86は、軸受用孔86hと、3つの傾斜突起部86aと、一対の切欠孔86dとを備えている。各傾斜突起部86aは、各傾斜突起部85aに対向して配置される。
軸受用孔86hには第1軸受部材15が挿通される。
傾斜突起部86aは、第2カム86の内方側面の予め定めた位置に例えば3つ設けられている。3つの傾斜突起部86aは、第1カム85と同様に軸受用孔86hの中心Oから均等な距離の位置に、周方向に沿って形成されている。各傾斜突起部86aは、斜面部86bと、平坦部86cと備えて山状に形成されている。斜面部86bは、周方向に沿ってなだらかに傾斜している。
各傾斜突起部86aの斜面部86bは、中心O回りに同じ向きに同じ傾斜角度(勾配)で形成されている。各傾斜突起部86aの平坦部86cは、内方側面から同じ高さで形成されている。平坦部85cは山状に形成された傾斜突起部85aの最頂点位置である。
切欠孔86dには、一対の兼用ピン9rが配置される。切欠孔86dの径寸法は、兼用ピン9rの直径より予め定めた寸法、大きく設定されている。この結果、第2カム86は、第1軸受部材15の摺動自在に配置される。
なお、図13は第2カム86を、傾斜突起部86aが形成された内方側面からではなく、押し出し凹部が形成される外方側面から見た図である。このため、本図において傾斜突起部86aを破線で示している。
図9に示す摩擦部材87は、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の樹脂製の平板円板である。摩擦部材87は、軸受用孔87hと、一対の切欠孔87dとを備えている。軸受用孔87hには第1軸受部材15が挿通される。切欠孔87dには、一対の兼用ピン9rが配置される。切欠孔87dの径寸法は、兼用ピン9rの直径より予め定めた寸法、大きく設定されている。この結果、摩擦部材87は、第1軸受部材15に摺動自在に配置される。
なお、プーリー16の内方端面は、摩擦部材87の外方端面が押し当てられる当接平面16tとして構成されている。
そして、上述した制動要素である第1カム85、第2カム86及び摩擦部材87は、図5の間隙Gに配置される。間隙Gは、支持盤14の穴14b内に配置された、第2制動板84Bとプーリー16の当接平面16tとの間に形成されている。
支持盤14は、上述したように非移動部材であり、操作部本体33に対して定位置に配設されている。また、プーリー16も、第1軸体13に固定的に取り付けられ、第1軸体13の軸方向には移動しない構成である。このため、間隙Gは、予め定めた値に設定される。
ここで、調整ビス9d1、9d2、9d3の配置位置及びその作用について説明する。
図8に示すように調整ビス9d1、9d2、9d3は、支持盤14の穴14b内の予め定めた位置に配設されている。具体的に、これら調整ビス9d1、9d2、9d3のビス先端面は、第1軸受部材15に回動することなく配置された、第2カム86の傾斜突起部86aの平坦部86cに対向して配置されている。
調整ビス9d1、9d2、9d3のビス先端面は、初期状態において、穴14bの底面14cに対して凹みを構成するように配置されている。そして、ビス頭部に設けられている十字溝にドライバーの先端を配置して、前進させることによって、ビス先端面が徐々に底面14cから突出される。
間隙Gは、第1制動板84Aを穴14bの最下端に配置した状態における距離である。したがって、本実施形態において、調整ビス9d1、9d2、9d3のビス先端面を穴14bの底面14cから徐々に突出させることによって、ビス先端面が第1制動板84Aに当接して、この第1制動板84Aを底面14cから徐々に離間させることができる。即ち、間隙Gを狭くする調整、摩擦部材87の外方端面をプーリー16の当接平面16t側に移動させて、押し当て力量を大きくして摩擦力の増大を図る調整を行える。
なお、本実施形態においては、第1制動板84Aと第2制動板84Bとを別体としている。しかし、第1制動板84Aと第2制動板84Bと一体に固定する構成であってもよい。一体に固定することによって、第1制動板84Aと第2制動板84Bとの間に形成される隙間が解消される。
また、本実施形態においては、摩擦部材87をプーリー16と第2カム86との間に挟み込み、両者とも摺接させる構成としている。しかし、摩擦部材87を第2カム86の内方側面に接合して摩擦部材87をプーリー16に摺接させる構成、或いは摩擦部材87をプーリー16の当接平面16tに接合して第2カム86の内方側面を摩擦部材87に摺接させる構成であってもよい。
湾曲操作機構部10A、10B及び湾曲部制動機構部80の動作を説明する。
エンゲージレバー81が操作されていない状態(図2の実線で示す解除位置)において、第1カム85の傾斜突起部85aの平坦部85cは、第2カム86の内方側面上、または斜面部85b上に僅かにかかった状態である。一方、第2カム86の傾斜突起部86aの平坦部86cは、第1カム85の外方側面上、または斜面部85b上に僅かにかかった状態である。
この配置状態において、摩擦部材87は、第2カム86とプーリー16とによって強く挟み込まれていない。このため、作業者によって、湾曲レバー11、12が操作されると、その操作に伴って、プーリー16が容易かつ軽く回転する。この結果、該レバー11、12の操作に伴って、湾曲部6が湾曲される。なお、プーリー16と摩擦部材87とが僅かに当接していても、ほとんど摩擦力は生じない。
作業者は、湾曲部6を湾曲させた状態でその湾曲状態を保持する場合、エンゲージレバー81を操作して湾曲部制動機構部80の制動を働かせる。エンゲージレバー81が、図2の実線で示された解除位置から点線で示す固定位置まで回動されると、左右の第2軸体82が一体で回動する。
すると、第2軸体82の回動に伴って円環部82aの凸部82bも回動する。そして、切欠凹部82cの第1当接面82c1が規定ピン9pに当接することによって制動完了状態になる。このとき、第1カム85が回動されて、図14に示すように、第1カム85の傾斜突起部85aの平坦部85cが第2カム86の傾斜突起部86aの平坦部86c上に配置される。この結果、第1カム85と第2カム86とが互いに強く押し合う関係になる。
この関係において、第1カム85は、制動板84B、84Aにより外方側への移動が阻止されている。このため、第2カム86のみが平坦部85c、86cの高さ分、プーリー16側へ移動される。摩擦部材87は、第2カム86とプーリー16との間に配置されている。したがって、第2カム86の移動に伴い、プーリー16と第2カム86とによる摩擦部材87を挟み付ける力量が上昇する。すると、摩擦部材87とプーリー16との間に発生する摩擦力が増大して、プーリー16に制動力が働く。この結果、湾曲部6の湾曲状態が維持される。
しかし、作業者は、プーリー16にかかる制動力が十分でないと判断した場合、制動力の調整を行う。即ち、第1カム85と第2カム86とが互いに強く押し合っている状態で、上述したように調整ビス9d1、9d2、9d3のビス先端面を底面14cから徐々に突出させていく。すると、調整ビス9d1、9d2、9d3のビス先端面の突出に伴って第1制動板84A及び第2制動板84Bが第1軸受部材15の軸方向の外方側に移動される。この結果、プーリー16と第2カム86とによる摩擦部材87を挟み付ける力量がさらに上昇して制動力が増大する。そして、作業者は、プーリー16にかかる制動力が十分であると判断したとき調整を完了する。
このように、調整ビス9d1、9d2、9d3の突出量の調整に伴ってビス先端面が当接して移動される第1制動板84Aを、剛性を有する金属製円板としている。この結果、第1制動板84Aが変形する不具合を解消して効率良く加重を伝達することができる。加えて、第1制動板84Aの移動に伴って第1カム85、第2カム86、及び摩擦部材87を第1軸受部材15の軸方向に移動させて、摩擦部材87をプーリー16の当接平面16tに均一に押し付けることができる。
また、制動調整板84を、第1層を構成する剛性を有する金属製の第1制動板84Aと、第2層を構成する滑り性が良好な樹脂製の第2制動板84Bとで構成する。そして、第1制動板84Aと回動可能な第1カム85との間に第2制動板84Bを配置する。この結果、エンゲージレバー81の操作に伴って第1カム85を滑らかに回動させることができる。
さらに、調整ビス9d1、9d2、9d3のビス先端面の支持盤14の底面14cにおける配置位置を、回動することなく配置されている、第2カム86に設けられている傾斜突起部86aの平坦部86cに対向する位置に設定している。
この結果、エンゲージレバー81の操作に伴って回動された第1カム85の傾斜突起部85aの平坦部85cが第2カム86の平坦部86c上に配置されたとき、調整ビス9d1、平坦部85c、平坦部86cが一直線上に配置される。したがって、第1カム85の回転動力を、第2カム86の軸方向移動動力に損失なく変換することができる。
また、第1制動板84A、第2制動板84B、第1カム85、第2カム86及び摩擦部材87に第1軸受部材15を挿通すると共に、第1制動板84A、第2制動板84B、第2カム86及び摩擦部材87の外周縁部に一対の兼用ピン9rが配置される切欠孔84d、84e、86d、87dを形成している。この結果、第1制動板84A、第2制動板84B、第2カム86及び摩擦部材87を、第1軸受部材15の軸方向に対してより確実に平行移動させることができる。
なお、上述した実施形態においては、第2軸体82の内方端面に凸部82bを備える円環部82aを一体に設ける構成としている。しかし、第2軸体82は、この構成に限定されるものではなく、図15に示すように第2軸体82Aの内方端面に凸部82bを備える偏心板部82dを一体に設ける構成であってもよい。
また、上述した実施形態においては、第2カム86に一対の切欠孔86dを設ける一方、この切欠孔86d内に配置される兼用ピン9rを切欠孔86dに対応する位置に設けていた。しかし、第2カム86の配置位置を規定する構成は、切欠孔86dと兼用ピン9rとの関係に限定されるものではない。例えば、図16に示すように第2カム86に一対の突起部86fを設ける一方、支持盤14に切欠部14jを設ける構成であってもよい。切欠部14jには、それぞれ突起部86fが係入配置される。
さらに、操作部3に設けられている湾曲操作装置10おいては、上下用レバー11、左右用レバー12及びエンゲージレバー81を滑らかに動作させる目的で、上下湾曲操作機構部10A及び左右湾曲操作機構部10Bの図示しない要部に予め定めた粘度のグリスを塗布して摺動性の向上を図っている。
しかし、摺動性の向上を図る目的で塗布したグリスが、プーリー16と摩擦部材87との間に侵入することによって、制動力が低下し、湾曲部6の湾曲状態維持に不具合が生じるおそれがある。
このため、図17に示すように第1軸体13の予め定めた位置である溝13g内の中途部底面から外周方向に対して出っ張った凸形状の周凸部13bを設ける一方、プーリー16の当接平面16t側の予め定めた位置に円環状の環溝16gを設け、摩擦部材87の該当接平面16tに対向する平面に逃がし溝87gを設けている。
図18に示す第1軸受部材15と第1軸体13との嵌合部Iにはグリスが塗布されている。周凸部13bは、嵌合部Iよりも摩擦部材87側に位置する溝13g内で突出している。逃がし溝87gは、第1軸受部材15の先端面側に空間を形成し、環溝16gは逃がし溝87gが形成する空間に開口が位置している。
この構成によれば、嵌合部Iに塗布されているグリスが溝13gの一空間内に侵入した場合、周凸部13bによって他空間内への侵入を遮断する。この結果、グリスがプーリー16と摩擦部材87との間に侵入することを遮断する。
そして、万一、グリスが周凸部13bを通過して他空間内に侵入した場合であっても、逃がし溝87g及び環溝16gによって、該グリスがプーリー16と摩擦部材87との間に侵入することを遮断する。具体的に、該他空間内に侵入したグリスが、さらに、第1軸受部材15と第1軸体13との嵌合部を通過して、第1軸受部材15の先端面側に到達した場合、逃がし溝87gが形成する空間内及び環溝16gが形成する空間内に該グリスが溜まってプーリー16と摩擦部材87との間への侵入を遮断する。
このように、周凸部13b、環溝16g、及び逃がし溝87gを設けることによって、嵌合部Iに塗布したグリスがプーリー16と摩擦部材87との間に侵入することを確実に防止することができる。
ところで、エンゲージレバー81においては、必要以上の力で操作されることによって、折れ、曲がり等の不具合が発生するおそれがあった、このため、必要以上の力で操作してしまった場合であって不具合の発生が防止されるエンゲージレバーが望まれている。
図19Aに示すように本実施形態のエンゲージレバー100は、回動固定部101、指掛け部102、及び弾性変形部103を備えて構成されている。回動固定部101は、硬質な樹脂製であり、エンゲージレバー100の両端部を構成する。指掛け部102は、回動固定部101と同様に硬質な樹脂製である。指掛け部102は、エンゲージレバー100の中間部分に設けられている。弾性変形部103は、少なくとも指掛け部102と一方の回動固定部101との間に設けられている。弾性変形部103は、予め定めた弾性力を備えるゴム等のエラストマー製、或いは、バネ等の金属製である。
なお、本図においては、弾性変形部103は、指掛け部102を挟んで両側に備えられている。
この構成によれば、弾性変形部103は、予め定めた以上の力量で操作されたとき、図19Bに示すように弾性変形部103が変形して、屈曲した状態に変化する。
なお、弾性変形部103は、エンゲージレバー100から手指を放すことによって元の形状に復元する弾性を備えている。
ところで、内視鏡のライトガイドコネクターにおいては、図20に示すようにライトガイドコネクター110に2つの蛇管口金111、112を有するタイプのものがある。従来、2つの蛇管口金111、112を有するコネクターの場合、内部金属体で導通性を図るようにしていた。しかし、接続部品点数が多いこと、接続部を接着することにより、導通性能が劣化するおそれがあった。
本実施形態においては、ライトガイドコネクター110に、第1蛇管口金111から第2蛇管口金112に至る導電性の骨組み部材113を設けると共に、この骨組み部材113に導電金属体114を一体に設けている。導電金属体114は、弾性変形可能な例えば銅の薄板である。
各蛇管口金111、112は、それぞれ骨組み部材113に接続される。図21に示すように第1蛇管口金111の端面には、骨組み部材113に設けられた導電金属体114で構成された弾性接点115が電気的に接触している。また、第2蛇管口金112の図示しない端面には、骨組み部材113に設けられた導電金属体114で構成された図示しない弾性接点が電気的に接触している。
この構成によれば、蛇管口金を骨組み部材にたとえ接着固定する構成であっても、第1蛇管口金111と骨組み部材113に設けた導電金属体114の弾性接点115、及び第2蛇管口金112と導電金属体114の弾性接点115が電気的に確実に導通される。この結果、EMCノイズの発生が防止される。
なお、図22に示すように骨組み部材113及び導電金属体114で構成される空間内に撮像信号ケーブルを挿通させるようにしてもよい。この構成において、骨組み部材113及び導電金属体114は、シールドケースを兼用する。
ところで、従来より、挿入部の先端部に内蔵されているCCDから電送されるアナログ信号をできるだけ減衰させずにデジタル信号に変換することが望まれていた
図23−図25に示すように本実施形態のライトガイドコネクター120は、ケース体121の内部空間を骨組み部材122によってライトガイド収納空間123とA/D変換用空間124とに区分している。
ライトガイド収納空間123内には、ライトガイドバンドル141が修理時の余裕長を考慮して収納される。
A/D変換用空間124には、撮像信号ケーブル125、ケーブル接続用基板126、A/D変換回路基板127が収納される。A/D変換回路基板127は、オートクレーブ耐性を持たせる目的で、気密空間を構成する枠体128内に配設される。枠体128は、角形パイプ部材129と、前面部材130と、背面部材131とを備えて構成される。角形パイプ部材129は、金属製で断面形状が四角形である。前面部材130及び背面部材131は、金属製板部材である。
前面部材130には、複数の接続ピン132が設けられる。各接続ピン132は、それぞれ前面部材130に形成されている貫通孔内に配置される。接続ピン132は、貫通孔との間に隙間が発生することがないように、例えば半田によって気密接合される。
接続ピン132の一端とA/D変換回路基板127の接続部とは接続線133を介して接続される。接続ピン132の他端は、ケーブル接続用基板126に設けられた接続部に直接接続される。
撮像信号ケーブル125内に挿通されている複数の信号線134は、それぞれ予め定められている接続部135に接続される。
そして、角形パイプ部材129と前面部材130とを例えば半田によって気密接合すると共に、角形パイプ部材129と背面部材131とを例えば半田によって気密接合する。
この結果、A/D変換回路基板127は、気密空間内に配置される。
上述のようにライトガイドコネクター120を構成したことによって、ライトガイドバンドル141を他の内蔵物の配置位置を考慮することなく収納することができる。
また、他の内蔵物の配置位置を考慮する必要がないので、A/D変換用空間124内に最大面積で形成したケーブル接続用基板126を配置させることができる。この結果、接続ピン132の接続作業、信号線134の接続作業を効率良く行える。
加えて、撮像信号ケーブル125及び信号線134を、角形パイプ部材129とケース体121とで構成される空間内に配設することができる。
そして、ライトガイドコネクター120からデジタルの撮像信号を出力することができる。
なお、符号140は、ケーブル固定部材である。本実施形態において、撮像信号ケーブル125は、ケーブル固定部材140によって、角形パイプ部材129の図中上面に固設される。
また、上述した実施形態においては、ケーブル接続用基板126をケース体121の長手軸方向に対して直交させて設けている。しかしながら、ケース体121内におけるケーブル接続用基板126の配置は、長手軸方向に対して直交する向きに限定されるものではない。例えば、図26及び図27に示すようにケーブル接続用基板126を、ケース体121内において該ケース体の長手軸方向に対して平行に配置する構成であってもよい。
図26、図27に示すように本実施形態においては、A/D変換用空間124内に収容されるケーブル接続用基板136を図示しないケース体の長手軸方向に対して平行に配置している。
A/D変換用空間124には、撮像信号ケーブル125、ケーブル接続用基板136、A/D変換回路基板127が収納される。A/D変換回路基板127は、オートクレーブ耐性を持たせる目的で、気密空間を構成する枠体137内に配設される。枠体137は、箱形部材138と、蓋部材139を備えて構成される。箱形部材138は、金属製で断面形状が直方体形状である。蓋部材139は、金属製板部材である。
蓋部材139には、複数の接続ピン132が設けられる。各接続ピン132は、それぞれ蓋部材139に形成されている貫通孔内に配置される。そして、接続ピン132と貫通孔との間に隙間が発生することがないように例えば半田によって気密接合される。また、撮像信号ケーブル125は、ケーブル固定部材140を介して蓋部材139の図中上面に固設される。
接続ピン132の一端は、A/D変換回路基板127の接続部に直接接続される。接続ピン132の他端は、ケーブル接続用基板126に設けられた接続部に直接接続される。
撮像信号ケーブル125内に挿通されている複数の信号線134は、それぞれ予め定められている接続部135に接続される。
そして、箱形部材138と蓋部材139とを例えば半田によって気密接合する。この結果、A/D変換回路基板127は、気密空間内に配置される。
この構成によれば、枠体137上の空間をより有効利用して、ライトガイドコネクター内の空間を有効的に使用することができる。その他の作用及び効果は上述した図23−図25に示した実施形態と同様である。
そして、図28に示すライトガイドコネクター150においては、第1グランドルートG1、および第2グランドルートG2を設けている。第1グランドルートG1は、被覆された撮像信号ケーブルを更にシールドする行う目的で設けられている。第2グランドルートG2は、半田付けされた信号線に対するシールドを行う目的で設けられている。
グランドルートG1、G2を設けるため、ケース体121内に挿通される撮像信号ケーブル125をシールドケース151で覆っている。また、撮像信号ケーブル125の外部導体とシールドケース151とをケーブル固定部材140を介して電気的に接続している。加えて、シールドケース151を、枠体128を構成する角形パイプ部材129の図中上面に電気的に接続している。さらに、枠体128内に配設されるA/D変換回路基板127を、導電性を有する金属製のスペーサー152で保持している。この結果、第1グランドルートG1が設けられる。
一方、撮像信号ケーブル125内のグランド線134gを、ケーブル接続用基板126を介してグランド接続ピン132gと接続する。グランド接続ピン132gとA/D変換回路基板127のグランドとをグランド接続線133gで接続する。この結果、第2グランドルートG2が設けられる。なお、骨組み部材122は、総合グランド(不図示)に接続されている。
この構成によれば、被覆された撮像信号ケーブルのシールド、及び半田付けされた信号線に対するシールドを確実に行える。
ところで、内視鏡の撮像用コネクターにおいては、蛇管口金とコネクター内の金属体とで導通性を図るようにしていた。しかし、接続部に接着が用いられることによって、導通性能が劣化するおそれがあった。また、コネクター内に基板が設けられる構成においては、基板をコネクター内から引き出す際、及び基板をコネクター内部に接続する際の作業が繁雑であった。このため、作業性に優れ、確実な導通性能を得られる導通構造が望まれている。
図29に示すように本実施形態の撮像用コネクター160においては、コネクター内の基板161と蛇管口金162との電気的導通を、第1導電部材163と第2導電部材164とによって図っている。
図30に示すように第1導電部材163は、コネクター接続部材165内に摺動自在に配置されている。第1導電部材163の口金側端面171は、蛇管口金162のコネクター側端面172に当接する構成である。
第2導電部材164は、予め定めた弾性力を有する板バネ部材で予め定めた屈曲形状に形成されたフィンガー部材である。第2導電部材164の一端は、基板グランド166に例えばネジ固定されている。第2導電部材164の他端は、第1導電部材163の端面173に当接配置される。この当接状態において、第1導電部材163は、第2導電部材164の弾性力によって口金側に移動されていく。そして、第1導電部材163の口金側端面171が蛇管口金162のコネクター側端面172に弾性力によって当接して配置される。
この構成によれば、基板161と、蛇管口金162との電気的な導通を、基板161の基板グランド166に一端が固定された第2導電部材164と、この第2導電部材164の弾性力によって蛇管口金162に当接配置される第2導電部材164とで確実かつ容易に行える。
なお、符号167は、銘板である。本実施形態において、銘板167は、不導体部材で形成される。銘板167を不導体部材で構成したことにより、空気中で発生した静電気が銘板167に流れることによって発生する不具合が解消される。そして、銘板167を金属製とする場合には、銘板167の表面に非導電性透明コーティングを施すことにより、上記不具合が解消される。
ところで、従来、アニマルラボにおいて、数多くの鉗子が使用されている。このため、ユーザーから、これら複数の鉗子を、器械台上に整頓して配置する器具が望まれていた。
図31の符号170は鉗子台であり、鉗子台170には複数の鉗子180が整列して配置される。鉗子台170は、ステンレス製の平板部材170Aであって、例えば図32に示すように支持部171を構成する楕円孔171aが複数、形成されている。
図33に示すように鉗子台170は、平板部材170Aを折り曲げて、予め定めた形状に構成される。鉗子台170は、複数の支持部171を有する折曲部172と、第1支持部173と、第2支持部174とを備えている。第1支持部173と、第2支持部174とは折曲部172を挟んで設けられている。第1支持部173と、第2支持部174とで形成される角度は、例えば30度に設定されている。折曲部171は、第1支持部173と、第2支持部174との稜線である。
第1支持部173には第1屈曲部175が設けられ、第2支持部172は第2屈曲部176が設けられている。第1支持部173に第1屈曲部175を設け、第2支持部172に第2屈曲部176を設けることによって、鉗子台170が器械台上に安定して載置される。
このように、複数の支持部171を有する鉗子台170を構成したことによって、アニマルラボにおいて、数多くの鉗子を器械台上に整列して配置することができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本出願は、2011年4月28日に日本国に出願された特願2011−101296号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (9)

  1. 湾曲自在な湾曲部を有する挿入部と、該挿入部の基端側に連設する操作部とを備え、前記操作部に前記湾曲部を湾曲動作させる際に操作される湾曲操作装置を備える内視鏡において、
    前記湾曲操作装置は、湾曲操作機構部及び湾曲部制動機構部を備え、
    前記湾曲操作機構部は、
    前記操作部の操作部本体に回動可能に配置され、前記湾曲部を湾曲動作させる際に回動される湾曲レバーと、
    一端に前記湾曲レバーが一体的に固定されて該湾曲レバーの回動力を伝達する湾曲操作用軸体を回動自在に軸支する、前記操作部本体に一体な支持盤に固定された第1軸受部材と、
    前記湾曲操作用軸体の他端に一体に固設され、前記湾曲レバーの回動操作と共に回動されて、外周溝に配置されている操作ワイヤーを牽引弛緩する円筒部材、を具備し、
    前記湾曲部制動機構部は、
    前記操作部の操作部本体に回動自在に配置され、湾曲された前記湾曲部の湾曲状態を維持する際に操作する湾曲状態維持レバーと、
    一端に前記湾曲状態維持レバーが一体的に固定されて該湾曲状態維持レバーの回動力を伝達する制動用軸体と、
    前記制動用軸体を回動自在に軸支する前記支持盤に固定され、第2軸受部材と、
    前記第1軸受部材に回動自在に配置され、前記制動用軸体の回動動作に伴って前記第2軸受部材の軸回りに回動する、外方側面の周辺部に複数の傾斜突起部を有する回動押さえ部材と、
    前記第1軸受部材の軸方向に摺動自在に配置され、前記回動押さえ部材の傾斜突起部に対向する複数の傾斜突起部を内方側面の周辺部に有する摺動押さえ部材と、
    前記第1軸受部材の軸方向に摺動自在であって、前記摺動押さえ部材と前記円筒部材との間に配置され、前記円筒部材に当接可能な摩擦部材と、
    前記支持盤の外方側面に配置され、前記第1軸受部材の軸方向に摺動自在で、前記回動押さえ部材、前記摺動押さえ部材及び前記摩擦部材が配置される間隙を調整可能にする調整部材と、
    前記支持盤に螺合により配置され、前記調整部材との当接状態を変化させることによって該調整部材を前記支持盤から離間させて、前記摩擦部材の前記円筒部材に対する制動力を調整する複数の位置決め部材と、を具備する
    ことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記摩擦部材は、前記湾曲状態維持レバーの回動に伴い前記回動押さえ部材が回動されて、該回動押さえ部材の傾斜突起部が前記摺動押さえ部材の傾斜突起部に重なることにより、該摺動押さえ部材を前記第1軸受部材の外方側に移動させるとともに、該摺動押さえ部材の移動に伴って該第1軸受部材の外方側に移動させて、前記円筒部材との間の摩擦力を増大させて、当該円筒部材に制動力を付与することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記回動押さえ部材の傾斜突起部は、最頂点位置に平坦部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記摺動押さえ部材の傾斜突起部は、最頂点位置に平坦部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  5. 前記位置決め部材の配置位置は、前記摺動押さえ部材の傾斜突起部の頂点位置に対応することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  6. 前記回動押さえ部材の傾斜突起部の平坦部と前記摺動押さえ部材の傾斜突起部の平坦部とを重ねた状態で、前記位置決め部材を前記調整部材に当接させて制動力を調整することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  7. 前記調整部材は、少なくとも第1層と第2層とを有する多層構造であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  8. 前記調整部材は、第1層を構成する金属部材と第2層を構成する樹脂層とを備えることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡。
  9. 前記第2層は、前記第1層と前記回動押さえ部材との間に配置されることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡。
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