JP5187194B2 - マルチプロセッサシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のプロセッサエレメントを備えるマルチプロセッサシステムに係わり、特に、外部環境によって動作モードが変化する制御対象装置に組み込まれたマルチプロセッサシステムに係わる。
近年、自動車のIT化が進んできており、様々な制御を実現するためのシステムが開発されている。この場合、従来のシステムでは、図1Aに示すように、1つのアプリケーションに対して1つのECU(Electronic Control Unit)が割り当てられる構成(以下、分散処理型システム)が多かった。図1Aに示す例では、6つのアプリケーション(前方監視、ナイトビジョン、右側方監視、左側方監視、ドライバ監視、後方監視)に対してそれぞれ対応するECU(1a〜1f)が割り当てられている。そして、各ECUが独立して処理を実行する。したがって、分散処理型システムにおいては、下記の3つのメリットが得られる。
(1)ECU毎に独立してプログラムを開発できる。
(2)障害が発生した場合の復旧が容易。
(3)新たな機能の追加は、新たなECUを追加するだけで実現される。
ところが、分散処理型システムでは、処理すべきアプリケーションが増加すると、ECUの個数も増加するので、ワイヤーハーネスの増加に伴う重量増加、実装体積の増加、消費電力の増大等の問題が生じる。そこで、この問題を解決するために、図1Bに示すように、外部環境を検出するための複数のセンサと1個の集中処理ユニット2とをLANで接続し、集中処理型ユニット2が複数のアプリケーションを並列に実行する構成(以下、集中処理型システム)が提案されている。
集中処理型システムにおける従来の構成としては、図2A〜図2Cに示す3つの方式が知られている。以下、集中処理型システムにおいて6つのアプリケーションA〜Fを処理する場合について説明する。
図2Aに示す第1の方式では、集中処理ユニット2が備えるプロセッサは1つだけである。そして、アプリケーションA〜Fは、リアルタイムOSのタスク切替え機能を利用して、時分割で処理される。この場合、要求される応答時間を満足するためには、すべてのアプリケーションを処理してもなおプロセッサの処理能力に余裕がある必要がある。ここで、必要となる処理能力は、近似的には、図1Aに示した処理ユニット1a〜1fの処理量の総和に時分割処理のオーバーヘッドを加えることにより求められる。したがって、処理すべきアプリケーションの数が増えると、高性能、高価格、高消費電力のプロセッサが必要となる。
図2Bに示す第2の方式では、集中処理ユニット2は、マルチプロセッサシステムである。ここでは、集中処理ユニット2は、4個のプロセッサエレメント(PE0〜PE3)を内蔵する。そして、アプリケーションA〜Fは、リアルタイムOSを利用して、プロセッサエレメントPE0〜PE3に動的に割り当てられる。よって、この方式においても、必要な応答性を確保するためには、4つのプロセッサエレメントを用いて6つのアプリケーションを実行してもなお処理能力に余裕のあることが要求される。そして、この場合に必要な処理能力は、概ね、第1の方式と同じである。このため、第2の方式においても、高性能なマルチプロセッサが必要となり、低コストおよび低消費電力を実現することは困難である。
図2Cに示す第3の方式では、集中処理ユニット2は、実行すべきアプリケーションの数と同数のプロセッサエレメントを備える。すなわち、アプリケーションA〜Fは、それぞれプロセッサエレメントPE0〜PE5に固定的に割り当てられている。この構成においては、各プロセッサエレメントは、時分割処理を行う必要がなく、予め決められたアプリケーションを実行するだけでよいので、システム構成は比較的簡単である。
このように、集中処理型システムは、分散処理型システムの問題点を解決するために提案されている。しかし、第1および第2の方式では、分散処理型システムの特徴(1)〜(3)を満足することができない。また、第3の方式は、上記(1)および(2)は満足するが、上記(3)を満足することができない。
なお、関連する技術として、特許文献1、2には、複数のプロセッサを備えるコンピュータシステムの信頼性を高める技術が開示されている。
特開2006−11992号公報 特開2002−259155号公報
本発明の目的は、プログラムの開発、障害の復旧、機能の追加が容易なマルチプロセッサシステムを提供することである。
本発明のマルチプロセッサシステムは、複数のプロセッサエレメントと制御対象装置とを有する。そして、本発明のマルチプロセッサシステムは、前記制御対象装置の動作状況に基づいて複数のアプリケーションプログラムの中から実行すべきアプリケーションプログラムを動的に選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたアプリケーションプログラムを前記複数のプロセッサエレメントに割り当てる割当て手段、を有する。
上記マルチプロセッサシステムにおいて、制御対象装置の動作状況が変化すると、選択手段は、新たな動作状況に対応するアプリケーションプログラムを選択する。そして、割当て手段は、選択されたアプリケーションプログラムを複数のプロセッサエレメントに割り当てる。したがって、制御対象装置の動作状況に応じて必要なアプリケーションプログラムを選択的に実行することができる。このとき、各アプリケーションプログラムは、特定のプロセッサエレメントに固定的に割り当てられるのではなく、任意のプロセッサエレメントに割当て可能である。
よって、各アプリケーションプログラムは、他のアプリケーションプログラムから独立して開発することができ、修正作業が容易である。また、複数のプロセッサエレメントの中の一部が故障しても、実行すべきアプリケーションプログラムを残りの正常なプロセッサエレメントに割り当てることができる。さらに、アプリケーションの追加は、ハードウェア構成を変更することなく、割当てシーケンスを変更することにより実現される。
分散処理型システムを模式的に示す図である。 集中処理型システムを模式的に示す図である。 従来の集中処理型システムの構成を示す図(その1)である。 従来の集中処理型システムの構成を示す図(その2)である。 従来の集中処理型システムの構成を示す図(その3)である。 本発明の概要を説明する図である。 実施形態のマルチプロセッサシステムのハードウェア構成を示す図である。 走行状況判定テーブルおよび優先処理情報テーブルの実施例である。 実施形態のマルチプロセッサシステムのソフトウェア構成を示す図である。 走行状況を判定する手順を示すフローチャートである。 アプリケーションをプロセッサエレメントに割り当てる処理のフローチャートである。 走行状況の変化に応じてアプリケーションを変更する様子を模式的に示す図である。 アプリケーション数がプロセッサエレメント数よりも多い場合の割当て方法を示すフローチャートである。 優先処理情報テーブルの実施例である。 異なる能力を持ったプロセッサエレメントが含まれている場合の優先処理情報テーブルの実施例である。 異なる能力を持ったプロセッサエレメントが含まれている場合の割当て手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態のマルチプロセッサシステムは、制御対象装置に組み込まれて使用される。ここで、制御対象装置は、特に限定されるものではないが、例えば、自動車、航空機、鉄道車両、船舶などを想定する。以下の説明では、制御対象装置が自動車であるものとする。
近年の自動車は、一般に、その走行を制御するために様々なアプリケーションを搭載している。例えば、車間距離を測定して自動的にブレーキを働かせる機能、ドライバの動作を監視して必要に応じてアラームを発生する機能などが広く知られている。ところが、これらのアプリケーションは、必ずしも、そのすべてが同時に必要とされるわけではない。すなわち、例えば、高速走行時には衝突防止機能は重要であるが、低速走行時には必ずしも必要ではない。また、ナイトビジョン機能は夜間では重要であるが、昼間は必要ない。このように、自動車の個々の走行状況においては、搭載されているすべてのアプリケーションの機能は必要ではないという点に着目し、本発明の実施形態の制御システムでは、自動車の走行状況に応じて実行すべきアプリケーションが動的に選択される。以下、図3を参照しながら、本発明の実施形態の概要を説明する。
図3において、マルチコアプロセッサユニット11は、複数のプロセッサエレメント(PE0〜PE3)を備える。各プロセッサエレメントPE0〜PE3は、それぞれ割当てられたアプリケーションプログラムを実行することにより対応する機能を提供する。なお、この実施例では、アプリケーションとして、前方監視(衝突検知)、前方監視(白線検知)、ナイトビジョン、側方監視、後方監視、ドライバ監視、エアバック用乗員監視、室内快適制御、セキュリティ監視などが予め用意されているものとする。
実施形態の自動車は、外部環境および動作状態を検出するための各種センサ101を搭載している。搭載しているセンサは、例えば、走行速度を検出する車速センサ、ステアリングの操舵角を検出する舵角センサ、加速度を検出するGセンサ、ヨーレートセンサ、日射センサ等である。また、この自動車は、動作モードを指定するためのモードスイッチ102を備える。モードスイッチとしては、例えば、ACC(Adaptive Cruise Control)、PCS(Pre-Crash Safety)、VDC(Vehicle Dynamic Control)を働かせるか否かを指示するスイッチ、ウインカーを動作させるか否かを指示するスイッチ、ライトを点灯させるか否かを指示するスイッチ、自動変速機に指示を与えるための入力ユニットなどを備える。
走行状況判定テーブル12には、各種センサから得られるセンサ情報および各種モードスイッチから得られるモード情報に基づいて自動車の走行状況を判定するための情報が格納されている。すなわち、センサ情報およびモード情報を利用して走行状況判定テーブル12を参照することにより、走行状況を検出することができる。なお、この実施例では、本発明に係わるマルチプロセッサシステムが自動車に組み込まれることを前提としているので、「走行状況」が検出されるが、一般には、動作状況が検出されることになる。
優先処理情報テーブル13には、走行状況パターン毎に、実行すべきアプリケーションを指定する情報が登録されている。ここで、実行すべきアプリケーションは、走行状況パターン毎に、優先順位が付与されている。
選択部14は、優先処理情報テーブル13を参照し、走行状況に応じて実行すべきアプリケーションを選択する。なお、走行状況は時々刻々と変化するので、選択部14は、変化する走行状況に応じて、実行すべきアプリケーションを動的に選択することになる。
割当て部15は、選択部14により選択されたアプリケーションをプロセッサエレメントPE0〜PE3に割り当てる。そして、プロセッサエレメントPE0〜PE3は、それぞれ割り当てられたアプリケーションを実行する。これにより、自動車を制御するための複数の機能が並列に提供される。
このように、実施形態のシステムでは、自動車の走行状況に応じて対応するアプリケーションが動的に選択されて実行される。したがって、実施形態のシステムでは、「用意されているアプリケーションの総数」よりも「マルチコアプロセッサユニット11に内蔵されているプロセッサエレメントの個数」が少ない場合であっても、各走行状況において必要となるアプリケーションの数は「用意されているアプリケーションの総数」よりも一般的に少ないため、必要となるアプリケーションを実行することができる。そして、実施形態のシステムによれば、下記の効果が得られる。
(1)図1Aに示した分散処理型システムと同様に、3つのメリット(プログラムの開発が容易、障害の復旧が容易、機能の追加が容易)が得られる。この点では、図2A〜図2Cに示す従来の集中処理型システムよりも優れている。
(2)各アプリケーションごとにそれぞれECUを設ける必要がないので、分散処理型システムと比較して、低コスト化、小型化、軽量化、低消費電力化において優れている。
(3)分散処理型システムまたは図2Cに示す構成では、走行状況によっては実質的に動作していないECUが存在することとなるが、実施形態のシステムではプロセッサ資源が効率的に使用される。
(4)各センサから得られるセンサ情報を統合して処理するセンサフュージョンが可能となり、高度な処理を提供することができる。
図4は、実施形態の制御システムを実現するマルチプロセッサシステムのハードウェア構成を示す図である。ここでは、このマルチプロセッサシステムは、自動車の走行を制御するためにその自動車に組み込まれて使用されるものとする。
マルチコアプロセッサユニット11は、4個のプロセッサエレメントPE0〜PE3を備える。なお、マルチプロセッサシステムが備えるプロセッサエレメントの個数は、特に限定されるものではない。そして、各プロセッサエレメントPE0〜PE3は、それぞれメモリバス21に接続されると共に、I/Oバス22に接続されている。また、各プロセッサエレメントPE0〜PE3は、I/Oバス22を介してローカルエリアネットワーク(LAN1、LAN2)に接続されている。なお、ローカルエリアネットワーク上には、図1Bに示すように、各種センサ(カメラを含む)が接続されており、各プロセッサエレメントPE0〜PE3は、このローカルエリアネットワークを介して各センサが収集するセンサ情報を受け取ることができる。
メモリ31は、例えばSDRAMであり、メモリバス21に接続されている。メモリ31には、図3を参照しながら説明した走行状況判定テーブル12および優先処理情報テーブル13が設けられる。また、アプリケーションプログラムは、不揮発性メモリ32からこのメモリ31にロードされる。なお、各プロセッサエレメントPE0〜PE3は、それぞれメモリバス21を介してメモリ31にアクセスすることができる。
不揮発性メモリ32は、例えばフラッシュROMであり、I/Oバス22に接続されている。なお、不揮発性メモリ32は、メモリ31にロードすべき情報(アプリケーションプログラム、走行状況判定テーブル12、優先処理情報テーブル13を含む)を保持している。
受付ユニット33は、各センサにより得られるセンサ情報および各モードスイッチにより得られるモード情報を定期的に収集する。収集したセンサ情報およびモード情報は、走行状況レジスタ34に書き込まれる。そして、センサ情報またはモード情報の少なくとも一つが変化したことを検出すると、受付ユニット33は、自動車の走行状況が変化したことを表す状況変化信号を出力する。そして、割込みコントローラ35は、状況変化信号を受信すると、動作状態管理モジュール36を備えるプロセッサエレメントに対して、走行状況の変化に起因する割込み信号を送信する。なお、センサ情報および/またはモード情報は、自動車に搭載されている制御系のネットワークを介して受付ユニット33に与えられるようにしてもよい。
プロセッサエレメントは、走行状況の変化に起因する割込み信号を受信すると、動作状態管理モジュール36を起動する。動作状態管理モジュール36は、走行状況判定テーブル12および優先処理情報テーブル13を参照し、実行すべきアプリケーションを選択する。そして、選択したアプリケーションをそれぞれ対応するプロセッサエレメントに割り当てる。これにより、自動車の走行状況に応じたアプリケーションが実行されることになる。
なお、動作状態管理モジュール36は、図4に示す例ではプロセッサエレメントPE3に設けられているが、他のプロセッサエレメントに設けられてもよい。ただし、動作状態管理モジュール36は、優先度の低いアプリケーションが割り当てられるプロセッサエレメントに設けられることが好ましい。例えば、アプリケーション割当て規則として、最も優先度の高いアプリケーションをプロセッサエレメントPE0に割り当て、2番目、3番目に優先度の高いアプリケーションをそれぞれプロセッサエレメントPE1、PE2に割り当てることが決められているシステムにおいては、動作状態管理モジュール36は、プロセッサエレメントPE3において動作することが好ましい。
図5は、走行状況判定テーブル12および優先処理情報テーブル13の実施例である。走行状況判定テーブル12においては、センサ情報およびモード情報の組合せに対してそれぞれ対応する走行状況が定義されている。ここで、この実施例では、各センサ情報は、閾値との比較結果により表される。例えば、車速センサに係わるセンサ情報は「高速/低速」により表され、日射センサに係わる情報は「強/弱」により表される。また、モード情報は、基本的に「オン/オフ」により表される。そして、1セットのセンサ情報およびモード情報を取得すると、それに一意に対応する走行状況が得られる。図5に示す例では、「車速:高速」「舵角:小」「日射:強」「加速度:小」「ヨーレート:小」「スロットル:小」「HL:オフ」「ACC:オン」「PCS:オン」「ウインカー:オフ」が検出されたときには、「走行状況1(ハイウェイモード1)」が得られる。
優先処理情報テーブル13においては、各走行状況に対して、実行すべきアプリケーション、および実行すべきアプリケーションの優先順位が定義されている。図5に示す例では、例えば、走行状況1においては、実行すべきアプリケーションは「前方監視H」「側方監視L」「ドライバ監視」である。そして、「前方監視H」に対して最も高い優先度が与えられ、「側方監視L」に対して2番目に高い優先度が与えられ、「ドライバ監視」に対して最も低い優先度が与えられている。なお、「H」は高精度の制御を意味し、「L」は精度の低い制御を意味する。さらに、各アプリケーションが実行されたときのプロセッサエレメントの負荷率もあわせて記述されている。
このように、走行状況判定テーブル12においては、センサ情報およびモード情報の組合せに対して「走行状況」が定義されている。また、優先処理情報テーブル13においては、「走行状況」毎に、実行すべきアプリケーションおよびその優先順位が定義されている。よって、センサ情報およびモード情報を利用してこれらのテーブルを参照すれば、実行すべきアプリケーション(およびその優先順位)が一意に導き出される。
なお、図5に示す実施例では、走行状況判定テーブル12および優先処理情報テーブル13が分離されている。よって、この構成によれば、走行状況の判定および実行すべきアプリケーションの選択を互いに独立して行うことができる。ただし、本発明はこの構成に限定されるものではなく、これらのテーブルの内容を統合した1つのテーブルを設けるようにしてもよい。
図6は、実施形態のマルチプロセッサシステムのソフトウェア構成を示す図である。図6に示すように、各プロセッサエレメント上でリアルタイムOSが動作する。このリアルタイムOSは、プロセッサエレメント間通信ライブラリを備えている。また、このリアルタイムOS上で各アプリケーションが動作する。そして、この実施形態のマルチプロセッサシステムでは、OSレイヤとアプリケーションレイヤとの間のレイヤで動作する動作状態管理モジュール36を備える。なお、本動作管理モジュール36はOSの中の機能として組み込まれていても良い。動作状態管理モジュール36は、後で詳しく説明するが、走行状況判定テーブル12および優先処理情報テーブル13を参照し、実行すべきアプリケーションを選択し、選択したアプリケーションをそれぞれ対応するプロセッサエレメントに割り当てる。図6に示す例では、アプリケーションA、B、E、Gが選択され、それぞれプロセッサエレメントPE0、PE1、PE2、PE3に割り当てられている。
なお、動作状態管理モジュール36は、1つのプロセッサエレメントに実装するようにしてもよいし、複数のプロセッサエレメントに実装するようにしてもよい。
次に、図4を参照しながら、上記構成のマルチプロセッサシステムの動作を説明する。なお、ここでは、プロセッサエレメントPE3において動作状態管理モジュール36が動作するものとする。また、メモリ31には、図5に示す走行状況判定テーブル12および優先処理情報テーブル13が格納されているものとする。
(1)受付ユニット33は、定期的に、センサ情報およびモード情報を収集する。新たに収集した情報は、先に収集した情報と比較される。ここで、先に収集した情報は、走行状況レジスタ34に保持されている。そして、先に収集した情報および新たに収集した情報が互いに一致しなかったときは、自動車の走行状況が変化したものと判断し、状況変化信号を出力する。そして、割込みコントローラ35は、状況変化信号を受信すると、動作状態管理モジュール36を備えるプロセッサエレメントPE3に対して、走行状況の変化に起因する割込み信号を送信する。また、このとき、新たに収集されたセンサ情報およびモード情報は、走行状況レジスタ34に書き込まれる。
(2)プロセッサエレメントPE3は、この割込み信号が与えられると、動作状態管理モジュール36を呼び出す。動作状態管理モジュール36は、I/Oバス22を介して受付ユニット33にアクセスし、走行状況レジスタ34から最新のセンサ情報およびモード情報を読み出す。そして、動作状態管理モジュール36は、センサ情報およびモード情報に対応する走行状況を識別する走行状況番号を走行状況判定テーブル12から抽出する。
(3)動作状態管理モジュール36は、走行状況判定テーブル12から抽出した走行状況番号を利用して優先処理情報テーブル13にアクセスする。これにより、現在の走行状況において実行すべきアプリケーションおよびその優先順位が得られる。
(4)動作状態管理モジュール36は、実行すべきアプリケーションをその優先順位に従ってプロセッサエレメントPE0〜PE3に割り当てる。このとき、これらのアプリケーションは、優先度の高い順番に、プロセッサエレメントPE0、PE1、PE2、PE3に割り当てられるようにしてもよい。この場合、例えば、図5に示す走行状況1においては、「前方監視H」「側方監視L」「ドライバ監視」が、それぞれプロセッサエレメントPE0、PE1、PE2に割り当てられる。また、走行状況2においては、「前方監視H」「ナイトビジョン」「側方監視L」「ドライバ監視」が、それぞれプロセッサエレメントPE0、PE1、PE2、PE3に割り当てられる。これにより、走行状況に応じたアプリケーションが実行されることになる。
(5)自動車の走行状況が変化したときには、センサ情報またはモード情報の少なくとも一部が変化しているはずである。したがって、最新のセンサ情報またはモード情報を利用して上記(1)〜(4)を実行することにより、走行状況の変化に応じて新たなアプリケーションがプロセッサエレメントPE0〜PE3に割り当てられる。すなわち、自動車の走行状況に応じて、実行すべきアプリケーションが動的に切り替えられる。
図7は、走行状況を判定する手順を示すフローチャートである。なお、ステップS1〜S4は受付ユニット33(および、割込みコントローラ35)により実行され、ステップS5〜S7は動作状態管理モジュール36により実行される。
ステップS1〜S2では、センサ情報およびモード情報を定期的に収集し、走行状況が変化したか否かをチェックする。走行状況が変化した場合は、ステップS3において、マルチコアプロセッサユニット11に対して割込み信号を出力する。そして、ステップS4において、ステップS1で収集したセンサ情報およびモニタ情報を走行状況レジスタ34に書き込む。
ステップS5は、走行状況の変化に起因する割込み信号を待ち受けるステップである。そして、この割込み信号を受信すると、動作状態管理モジュール36が起動される。ステップS6では、走行状況レジスタ34に保持されているセンサ情報およびモード情報を読み出す。そして、ステップS7において、走行状況判定テーブル12を参照することにより、現在の走行状況を識別する走行状況番号を取得する。このように、図7に示すフローチャートの処理を実行することにより、現在の走行状況が検出される。
図8は、アプリケーションをプロセッサエレメントに割り当てる処理のフローチャートである。なお、この処理は、図7に示すフローチャートのステップS7に続いて動作状態管理モジュール36により実行される。また、ここでは、動作状態管理モジュール36がプロセッサエレメントPE3において動作するものとする。さらに、各走行状況における実行すべきアプリケーションの数がプロセッサエレメントの数と同数またはそれよりも少ないものとする。
ステップS11〜S12では、取得した走行状況番号を利用して優先処理情報テーブル13を参照する。これにより、実行すべきアプリケーションおよびそれらの優先順位が検出される。ステップS13〜S14では、実行すべきアプリケーションを優先順位に従ってプロセッサエレメントに割り当てる。この場合、まず、優先順位の最も高いアプリケーションがプロセッサエレメントPE0に割り当てられる。続いて、2番目に優先順位の高いアプリケーションがプロセッサエレメントPE1に割り当てられる。以下、同様に、優先順位が3番目、4番目のアプリケーションがプロセッサエレメントPE2、PE3に割り当てられる。ただし、実行すべきアプリケーションが3個以下であれば、アプリケーションが割り当てられないプロセッサエレメントが存在することになる。また、実行すべきアプリケーションが5個以上ある場合は、実行されないアプリケーションが存在することとなる。
ステップS15では、PE/アプリケーション割当てテーブルを作成する。ここでは、プロセッサエレメントPE0、PE1、PE2、PE3に対してそれぞれアプリケーションA、B、C、Dが割り当てられたものとする。
ステップS16では、プロセッサエレメントPE3においてOSを呼び出し、PE間通信ライブラリを使用したリモートタスク終了機能を利用してプロセッサエレメントPE0〜PE2のタスクを終了させる。ステップS17では、プロセッサエレメントPE3においてOSを呼び出し、プロセッサエレメントPE3のタスクを終了させる。
ステップS18では、プロセッサエレメントPE3においてOSを呼び出し、PE間通信ライブラリを使用したリモートタスク起動機能を利用してプロセッサエレメントPE0にアプリケーションAを起動させる。同様に、ステップS19、S20では、プロセッサエレメントPE1、PE2にそれぞれアプリケーションB、Cを起動させる、ステップS21では、プロセッサエレメントPE3においてOSを呼び出し、アプリケーションDを起動させる。上記手順により、アプリケーションA〜DがそれぞれプロセッサエレメントPE0〜PE3により実行される。
図9は、走行状況の変化に応じてアプリケーションを変更する様子を模式的に示す図である。ここでは、自動車の走行状況が状態1から状態2に移行した場合が描かれている。走行状況1においては、プロセッサエレメントPE0〜PE3において「前方監視(衝突検知)」「前方監視(白線検知)」「側方監視」「ドライバ監視」が実行されている。走行状況2に移ると、プロセッサエレメントPE0〜PE3は、「前方監視(衝突検知)」「ナイトビジョン」「前方監視(白線検知)」「側方監視」を実行するようになる。
図10は、他の割当て方法を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、実行すべきアプリケーションの数がプロセッサエレメントの数よりも多い場合に実行される。また、ここでは、検出された走行状況が図11に示す状態kであったものとする。
まず、ステップS11〜S12においては、優先処理情報テーブル13を参照し、実行すべきアプリケーションを検出する。このとき、各アプリケーションの優先順位および負荷率も検出される。ステップS13、S31では、優先順位が1〜4番目のアプリケーション(すなわち、アプリケーションA〜D)をそれぞれプロセッサエレメントPE0〜PE3に割り当てる。
ステップS32では、プロセッサエレメントへの割当てがなされていないアプリケーションが残っているかチェックする。そして、そのようなアプリケーションが残っていたときは、ステップS33において、各プロセッサエレメントの処理能力をチェックする。ここでは、プロセッサエレメントPE0〜PE3にそれぞれアプリケーションA〜Dが既に割り当てられている。よって、プロセッサエレメントPE0、PE1、PE2、PE3の残りの処理能力は、それぞれ、20%、50%、50%、60%となっている。
ステップS34では、プロセッサエレメントへの割当てがなれていないアプリケーション(ここでは、アプリケーションE、F)を、処理能力の残っているプロセッサエレメントに割り当てる。ここでは、プロセッサエレメントPE0は、処理能力が20%しか残っていない。すなわち、プロセッサエレメントPE0は、アプリケーションE、Fを実行することができない。よって、アプリケーションEは、プロセッサエレメントPE1に割り当てられる。また、ステップS32〜S34を再実行することにより、アプリケーションFは、プロセッサエレメントPE2に割り当てられる。
以降の処理は、基本的に、図8を参照しながら説明した手順と同じである。すなわち、ステップS35においてPE/アプリケーション割当てテーブルの作成が終了すると、ステップS36〜S37において各プロセッサエレメントのタスクを終了させる。続いて、ステップS38〜S41において、各アプリケーションA〜Fを起動させる。
このように、図10に示す割当て方法によれば、プロセッサエレメントの個数よりも多くのアプリケーションを並列に実行することができる。よって、マルチプロセッサシステムの低コスト化が図れる。また、各プロセッサエレメントに割り当てられるアプリケーションの総処理量がそのプロセッサエレメントの処理能力を超えないので、各アプリケーションのリアルタイム性が確保される。
ところで、マルチプロセッサシステムが備える各プロセッサエレメントの処理能力は、必ずしも互いに同じである必要はない。すなわち、予め用意されているアプリケーションの中の一部が、ある特定のプロセッサエレメントによってのみ実行可能(或いは、ある特定のプロセッサエレメントによって実行されることが好適)である構成であってもよい。
例えば、プロセッサエレメントPE0は、「前方監視H」を効率よく処理する機構を備え、プロセッサエレメントPE3は、「ナイトビジョン」を効率よく処理する機構を備えているものとする。すなわち、「前方監視H」はプロセッサエレメントPE0に割り当てられることが好ましく、「ナイトビジョン」はプロセッサエレメントPE3に割り当てられることが好ましいものとする。この場合、これらの特定のアプリケーションついては、図12に示すように、優先処理情報テーブル13において、割り当てるべきプロセッサエレメントが固定的に定義される。
図13は、異なる能力を持ったプロセッサエレメントが含まれている場合の割当て手順を示すフローチャートである。ここでは、優先処理情報テーブル13において、実行すべきアプリケーションに含まれるアプリケーションBが、プロセッサエレメントPE0に固定的に対応づけられているものとする。
異なる能力を持ったプロセッサエレメントが含まれている場合の割当て手順は、基本的には、図8(または、図10)に示した手順と同じである。ただし、ステップS51において、実行すべきアプリケーションの中に特定のプロセッサエレメントが指定されているアプリケーションが含まれているか否かがチェックされる。そして、そのようなアプリケーションが存在する場合には、ステップS52において、そのアプリケーションを指定されているプロセッサエレメントに割り当てる。この例では、他のアプリケーションに先だって、アプリケーションBがプロセッサエレメントPE0に割り当てられる。
ステップS53〜S54は、残りのアプリケーションについて、ステップS13〜S14と同様に処理を行う。これにより、プロセッサエレメントPE0、PE1、PE2、PE3に対して、それぞれアプリケーションB、A、C、Dが割り当てられる。以降の処理は、図8(または、図10)を参照しながら説明した手順と基本的に同じである。
<その他の実施形態>
(1)マルチプロセッサシステムにおいて実行している処理の内容を表示装置に表示するようにしてもよい。表示装置には、例えば、実行中のアプリケーションが表示される。この場合、走行状況の変化に伴って実行するアプリケーションが変化すると、表示内容も変わることになる。
(2)センサ情報としてナビゲーションシステムからの情報を取得するようにしてもよい。
(3)動作状態管理モジュールは、優先順位の最も低いアプリケーションを実行するプロセッサエレメント上で動作するようにしてもよい。この場合、優先順位の高いアプリケーションの応答性が保証しやすくなる。
(4)走行状況の変化に応じてアプリケーションの割当てを変更する際には、各プロセッサエレメントをいったんリセットした後に再ブートを行うようにしてもよい。
(5)あるアプリケーションの処理量が大きい場合、或いは実行すべきアプリケーションの数がプロセッサエレメントの個数よりも少ない場合等には、1つのアプリケーションを複数のプロセッサエレメントに割り当てるようにしてもよい。
(6)上述の実施例では、センサ情報およびモード情報の双方に基づいて走行状況が判定されているが、センサ情報またはモード情報の一方に基づいて走行状況を判定するようにしてもよい。

Claims (4)

  1. 複数のプロセッサエレメントを備え、制御対象装置に組み込まれて使用されるマルチプロセッサシステムであって、
    前記制御対象装置の外部環境または動作状態を検出するセンサから得られるセンサ情報および前記制御対象装置の動作モードを指定するモード情報を受信する受信手段と、
    前記センサ情報およびモード情報の組合せにより定義される複数の動作状況と各動作状況において実行すべきアプリケーションプログラムとの対応関係を表す対応関係情報を格納する格納手段と、
    前記センサ情報およびモード情報を利用して前記格納手段を参照することにより、複数のアプリケーションプログラムの中から対応する複数のアプリケーションプログラムを動的に選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された複数のアプリケーションプログラムを前記複数のプロセッサエレメントに動的に割り当てる割当て手段、を有し、
    前記対応関係情報は、前記センサ情報およびモード情報の組合せにより定義される各動作状況に対して、実行すべきアプリケーションプログラムおよび各アプリケーションプログラムの優先順位を指定する情報を含み、
    前記選択手段および前記割当て手段は、前記複数のプロセッサエレメントの中の予め決められた1つのプロセッサエレメントに設けられ、
    前記割当て手段は、前記選択手段により選択された複数のアプリケーションを、前記選択手段および前記割当て手段が設けられていないプロセッサエレメントから割り当てていき、
    前記選択手段によって選択されたアプリケーションの数が前記プロセッサエレメントの数以上であるときは、前記割当て手段は、前記選択手段によって選択されたアプリケーションを、前記選択手段および前記割当て手段が設けられているプロセッサエレメントにも割り当てる
    ことを特徴とするマルチプロセッサシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチプロセッサシステムであって、
    前記対応関係情報は、前記センサ情報およびモード情報の組合せにより定義される各動作状況に対して、実行すべきアプリケーションプログラムとして前記プロセッサエレメントの個数と同数またはそれよりも少ない数のアプリケーションプログラムを指定する
    ことを特徴とするマルチプロセッサシステム。
  3. 請求項1に記載のマルチプロセッサシステムであって、
    前記対応関係情報は、実行すべきアプリケーションプログラムの中に特定のアプリケーションプログラムが含まれている場合には、該特定のアプリケーションプログラムを特定のプロセッサエレメントに固定的に割り当てる情報を含む
    ことを特徴とするマルチプロセッサシステム。
  4. 制御対象装置の動作を制御する制御システムであって、
    複数のプロセッサエレメントと、
    前記制御対象装置の外部環境または動作状態を検出するセンサと、
    前記制御対象装置の動作モードを指定する情報を入力する入力手段と、
    前記センサから得られるセンサ情報および前記入力手段から得られるモード情報の組合せにより定義される動作状況に基づいて、予め用意されている複数のアプリケーションプログラムの中から実行すべきアプリケーションプログラムを動的に選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたアプリケーションプログラムを前記複数のプロセッサエレメントに割り当てる割当て手段、を有し、
    前記動作状況は、前記センサ情報およびモード情報の組合せにより定義される各動作状況に対して、実行すべきアプリケーションプログラムおよび各アプリケーションプログラムの優先順位を指定する情報を含み、
    前記選択手段および前記割当て手段は、前記複数のプロセッサエレメントの中の予め決められた1つのプロセッサエレメントに設けられ、
    前記割当て手段は、前記選択手段により選択された複数のアプリケーションを、前記選択手段および前記割当て手段が設けられていないプロセッサエレメントから割り当てていき、
    前記選択手段によって選択されたアプリケーションの数が前記プロセッサエレメントの数以上であるときは、前記割当て手段は、前記選択手段によって選択されたアプリケーションを、前記選択手段および前記割当て手段が設けられているプロセッサエレメントにも割り当てる
    ことを特徴とする制御システム。
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