JP5187008B2 - 保護回路 - Google Patents

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本発明は、保護回路に関する
従来から、AC(Alternating Current)電源又はDC(Direct Current)電源から入力機器(例えば、スイッチング電源)に電圧又は電流の供給を行う技術が知られている。
図6を参照して、AC電源又はDC電源から入力機器に電圧又は電流の供給を行う従来回路について説明する。従来回路100は、AC電源101からAC電圧又はDC電源102からDC電圧が端子103を介して入力機器104に入力される回路を示している。例えば、AC電源101からAC電圧が端子103を介して入力されると、AC電圧に基づいて、入力機器104は動作する。また、DC電源102からDC電圧が端子103を介して入力されると、DC電圧に基づいて、入力機器104は動作する。
また、サージ電流の大きさに影響されることなく、適正なスイッチ素子及びヒューズを使用した過電圧保護回路を用いた技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−43822号公報
しかしながら、従来回路100の構成の場合、入力電圧(AC電圧又はDC電圧)を入力機器104に入力する際、入力機器104及び電源(例えば、DC電源102)が破壊される可能性があった。
例えば、従来回路100において、AC電源101又はDC電源102から入力される入力電圧を許容できる入力機器104が備えられており、この入力機器104を交換する必要が生じたとする。このとき、AC電源101又はDC電源102から入力される入力電圧を交換後の入力機器104が許容可能であれば、AC電源101及びDC電源102の物理インターフェース(例えば、コネクタの形状等)を変える必要はない。しかし、交換後の入力機器104がAC電源101から入力される入力電圧のみを許容し、DC電源102から入力される入力電圧を許容しない構成である場合も考えられる。この場合、AC電源101及びDC電源102の物理インターフェース(例えば、コネクタの形状等)を変更しなければならない。したがって、AC電源及びDC電源の物理インターフェースを変更して対応することは困難であった。このため、DC電源102から入力される入力電圧が誤って入力機器104に入力され、入力機器104及びDC電源102が破壊される可能性があった。
本発明の課題は、入力電圧を入力機器に入力する際、入力機器及び電源が破壊されるのを防ぐことである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の保護回路は、
電源から入力される入力電圧の電圧レベルを変換して変換電圧を生成する変換手段と、
前記変換手段により変換された変換電圧から直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、
前記直流電圧生成手段により生成された直流電圧及び前記変換手段により変換された変換電圧に基づいて、前記入力電圧がAC電圧かDC電圧かを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたAC電圧又はDC電圧に基づいて、前記入力電圧が入力される入力機器に対して前記入力電圧の入力を遮断するか否かを制御する遮断制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の保護回路において、
前記遮断制御手段は、
前記入力機器に対して前記入力電圧の入力を遮断する場合、前記電源と前記入力機器との間を断線する断線手段を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の保護回路において、
前記変換手段は、
前記入力電圧が前記AC電圧の場合、前記AC電圧を整流し、当該整流された電圧の電圧レベルを変換し、前記変換電圧としてパルス変換電圧を生成し、前記入力電圧が前記DC電圧の場合、前記DC電圧の電圧レベルを変換し、前記変換電圧として直流変換電圧を生成し、
前記直流電圧生成手段は、
前記変換手段より変換されたパルス変換電圧又は直流変換電圧から前記直流電圧を生成し、
前記検出手段は、
前記直流電圧及び前記パルス変換電圧に基づいて、前記入力電圧を前記AC電圧と検出
し、前記直流電圧及び前記直流変換電圧に基づいて、前記入力電圧を前記DC電圧と検出し、
前記遮断制御手段は、
前記検出手段により前記AC電圧が検出された場合、前記入力機器に対して前記入力電圧を入力させ、前記検出手段により前記DC電圧が検出された場合、前記入力機器に対して前記入力電圧の入力を遮断する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の保護回路において、
前記入力電圧がAC電圧かDC電圧かの判別を遅延させる遅延手段を備える。
請求項1に記載の発明によれば、検出手段により検出されたAC電圧又はDC電圧に基づいて、入力機器に対して入力電圧の入力を遮断するか否かを制御する。これにより、入力電圧を入力機器に入力する際、入力機器及び電源の破壊を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明によれば、入力機器に対して入力電圧の入力を遮断する場合、断線手段により電源と入力機器との間を断線することができる。
請求項3に記載の発明によれば、入力電圧がAC電圧と検出された場合、入力機器に対して入力電圧を入力させ、入力電圧がDC電圧と検出された場合、入力機器に対して入力電圧の入力を遮断することができる。
請求項4に記載の発明によれば、入力電圧がAC電圧かDC電圧かの判別を遅延させることができるので、ノイズにより電源と入力機器との間が断線することを防ぐことができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1〜図5を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して本実施の形態の全体回路1を説明する。全体回路1は、電源2と、端子103と、保護回路3と、出力端子16と、GND(グランド)端子17と、入力機器104と、を備えて構成される。
電源2は、従来回路100におけるAC電源102又はDC電源103に該当する。電源2は、AC電圧又はDC電圧を保護回路3又は入力機器104に入力する。
端子103は、従来回路100における端子103に該当する。端子103は、入力端子15と、GND(グランド)端子17と、を備えて構成される。入力端子15は、グランド端子17に対し所定の電圧が印加される端子である。具体的には、入力端子15には、電源2から入力された入力電圧Viが印加される。グランド端子17は、基準電位(ゼロ電圧)が印加される端子である。
保護回路3は、電源2と入力機器104との間に設けられた回路である。保護回路3は、変換手段としての整流/レベル変換回路11と、直流電圧生成手段としての直流電圧生成回路12と、検出手段としてのAC/DC検出回路13と、制御手段としてのスイッチ/ヒューズ回路14と、を備えて構成される。
整流/レベル変換回路11は、電源2から入力される入力電圧Viの電圧レベルを変換して変換電圧(電圧VP)を生成する回路である。具体的には整流/レベル変換回路11は、入力電圧ViがAC電圧の場合、そのAC電圧を半波整流し、当該整流された電圧をクランプすることにより変換されたパスル状の電圧VP(パルス変換電圧)を生成する。また、整流/レベル変換回路11は、入力電圧がDC電圧の場合、DC電圧の電圧レベルを変換し、電圧VP(直流変換電圧)を生成する。
直流電圧生成回路12は、整流/レベル変換回路11により変換された電圧VPから直流電圧VCを生成する回路である。具体的には、直流電圧生成回路12は、入力電圧ViがAC電圧の場合、パルス波形を示す電圧VPから直流電圧VCを生成する。また、入力電圧ViがDC電圧の場合、直流波形を示す電圧VPから直流電圧VCを生成する。
AC/DC検出回路13は、直流電圧生成回路12により生成された直流電圧VC及び整流/レベル変換回路11により変換された電圧VPに基づいて、入力電圧がAC電圧かDC電圧かを検出する回路である。具体的には、AC/DC検出回路13は、直流電圧VC及びパルス波形を示す電圧VPに基づいて、入力電圧ViをAC電圧と検出する。また、直流電圧VC及び直流波計を示す電圧VPに基づいて、入力電圧ViをDC電圧と検出する。
スイッチ/ヒューズ回路14は、AC/DC検出回路13により検出されたAC電圧又はDC電圧に基づいて、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断するか否かを制御する。具体的には、スイッチ/ヒューズ回路14は、AC/DC検出回路13によりAC電圧が検出された場合、入力機器104に対して入力電圧Viを入力させ、AC/DC検出回路13によりDC電圧が検出された場合、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断する。
出力端子16は、グランド端子17に対し所定の値が印加される端子である。具体的には、出力端子16には、入力電圧がAC電圧の場合はAC電圧が印加され、入力電圧がDC電圧の場合はゼロ電圧が印加される。
入力機器104は、スイッチング電源回路により構成され、電源2から入力された入力電圧Viが入力されることにより電圧又は電流が供給される。以下、本実施の形態では、入力機器104は、AC電圧の入力のみを許容することのできる構成とする。
次に、図2を参照して、保護回路3における整流/レベル変換回路11、直流電圧生成回路12、AC/DC検出回路13、及びスイッチ/ヒューズ回路14の構成について説明する。
整流/レベル変換回路11は、ダイオードD1と、抵抗R1と、ツェナーダイオードD2と、を備えて構成される。
ダイオードD1は、アノード端子がヒューズF1を介して入力端子15に接続され、カソード端子が抵抗R1に接続される。抵抗R1は、ダイオードD1のカソード端子とツェナーダイオードD2のカソード端子との間に接続される。ツェナーダイオードD2は、カソード端子が抵抗R2の片側端子と接続され、アノード端子がグランド端子17に接続される。
直流電圧生成回路12は、ダイオードD3と、コンデンサC1と、を備えて構成される。
ダイオードD3は、アノード端子が整流/レベル変換回路11と接続され、カソード端子がコンデンサC1の片側端子又はスイッチQ1のソース電極に接続される。コンデンサC1は、ダイオードD3のカソード端子とグランド端子17との間に接続される。
AC/DC検出回路13は、スイッチQ1と、コンデンサC2と、抵抗R2と、抵抗R3と、スイッチQ2と、を備えて構成される。抵抗R3及びスイッチQ2は、論理反転回路13Aを構成する。
スイッチQ1は、Pチャネル型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field effect transistor)により構成され、ゲート電極が整流/レベル変換回路11に接続される。また、スイッチQ1は、ソース電極が直流電圧生成回路12に接続される。コンデンサC2は、スイッチQ1のソース電極とドレイン電極との間に接続される。抵抗R2は、コンデンサC2に直列接続される。具体的には、抵抗R2は、コンデンサC2の片側端子とグランド端子17との間に接続される。抵抗R3は、コンデンサC2の片側端子とスイッチQ2のドレイン電極との間に接続される。スイッチQ2は、Nチャネル型MOSFETにより構成され、ソース電極がグランド端子17、ゲート電極が抵抗R2の片側端子とそれぞれ接続される。
スイッチ/ヒューズ回路14は、ヒューズF1と、ダイオードD4,D5と、スイッチQ3と、を備えて構成される。
ヒューズF1は、入力端子15と出力端子16との間に接続される。ダイオードD4は、スイッチQ3のドレイン電極とソース電極との間に接続される。また、ダイオードD4は、スイッチQ3がNチャネル型MOSFETの場合の寄生ダイオード(PN接合で構成されるダイオード)である。ダイオードD5は、アノード電極がヒューズF1又は出力端子16に接続され、カソード電極がスイッチQ3のドレイン電極に接続される。ダイオードD5は、ダイオードD4によるAC電圧の負側電圧でヒューズF1が溶断しないようにするためのダイオードである。スイッチQ3は、Nチャネル型MOSFETにより構成される。スイッチQ3は、ゲート電極がAC/DC検出回路13に接続され、ドレイン電極がダイオードD5に接続され、ソース電極がグランド端子17にそれぞれ接続される。
次に、保護回路3の動作について図3及び図4を参照して説明する。図3は、保護回路3における各部の電圧状態を示した図である。図4は、各電圧の波形を示した図である。
先ず、電源2からAC電圧(交流電圧)である入力電圧Viが入力端子15に印加され、当該入力電圧Viが保護回路3に入力された場合の動作を説明する。
先ず、交流電圧である入力電圧Viが保護回路3に入力される(図3中の入力電圧Vi:「AC」)。入力電圧Viは、ダイオードD1、抵抗R1、ツェナーダイオードD2に印加される。具体的には、ダイオードD1により交流電圧の正側の電圧のみを取り出す整流がされる。整流された電圧は、抵抗R1に出力される。
このとき、抵抗R1の片側端子には、ツェナーダイオードD2のツェナー電圧の電圧レベルVZにクランプ(固定)された電圧VZ(電圧レベルVZ)が印加される。したがって、抵抗R1によりダイオードD1で整流された入力電圧ViとツェナーダイオードD2の電圧VZとの差分電圧Vi−VZが負担される。例えば、入力電圧Viが100V、電圧VZが5Vの場合、抵抗R1により100−5=95Vの電圧が負担される。
そして、入力電圧Viの電圧レベルが変換された(ツェナーダイオードD2のツェナー電圧の電圧レベルVZにクランプされた)電圧VPが生成される。そして、生成された電圧VPが直流電圧生成回路12に出力される。ここで、図4(A)(B)を参照して、電圧VPについて説明する。図4(A)は、入力電圧Viから電圧VPが生成されることを示した図である。図4(B)は、電圧VPのパルス波形を示した図である。図4(A)に示す入力電圧Viは、保護回路3に入力される入力電圧Viの波形を示している。入力電圧Viが保護回路3に入力されると、ダイオードD1により入力電圧Viの負側の成分がカットされる。そして、電圧レベルVZにレベル調整される。そして、図4(B)に示すように、ゼロ電圧と電圧レベルVZとが交互に現れるパルス波形を示す電圧VPが出力される(図3中のVP:「0/VZパルス」)。
そして、電圧VPが直流電圧生成回路12に入力される。具体的には、電圧VPは、ダイオードD3を通過し、コンデンサC1によりパスル毎に充電される。このとき、ダイオードD3によりコンデンサC1に充電された電荷がダイオードD3のアノード側に戻るのが阻止される。
ここで、図4(C)を参照して、電圧VPと直流電圧生成回路12から出力される直流電圧VCについて説明する。図4(C)は、電圧VP、VC、VOの波形を示した図である。図4(C)に示すように、電圧VPは、パルス波形である。この電圧VPは、パルス毎(電圧レベルがVZの時毎)にコンデンサC1に充電される。ここで、電圧VPがゼロ電圧の時、電圧VPから放電される放電量は微量に制御される。したがって、図4に示すように、直流電圧VCは、小さなリップル電圧を持ったほぼ電圧レベルVZの波形となる(図3中のVC:「VZ」)。直流電圧VCは、AC/DC回路13に出力される。
そして、直流電圧VCがAC/DC検出回路13に入力される。具体的には、直流電圧VCは、スイッチQ1のソース電極に印加される。また、電圧VPがAC/DC検出回路13に入力される。具体的には、電圧VPがスイッチQ1のゲート電極に印加される。このとき、直流電圧VCは、ほぼ電圧レベルVZである。また、電圧VPは、パルス電圧である。したがって、電圧VPの電圧レベルがゼロ電圧の場合、ゲート電極は電圧レベル0、ソース電極は電圧レベルVZとなり、スイッチQ1はONする。また、電圧VPの電圧レベルがVZの場合、ゲート電極は電圧レベルVZ、ソース電極は電圧レベルVZとなり、スイッチQ1はOFFする。
スイッチQ1がONした場合、ソース電極−ドレイン電極間は短絡状態となる。このため、抵抗R2の両端電圧VOは、電圧VCと同電位となる。すなわち、図4(C)に示すように、電圧VOは、電圧レベルVZとなる。
また、スイッチQ1がOFFした場合、コンデンサC2に電圧VCが充電される。ここで、コンデンサC2と抵抗R2との積で表される時定数は、交流電圧である入力電圧Viの周期よりも長い値で設定されている。したがって、スイッチQ1はOFFとなり、コンデンサC2により電圧VCの充電が開始される。そうすると、コンデンサC2の両端電圧はゼロから徐々に上がっていく。一方、電圧VCは一定であるので、電圧VOの電位は電圧VZから徐々に下がっていく。このとき、コンデンサC2と抵抗R2との積で表される時定数は長い値に設定されているので、電圧VOの電位は、電圧VZからほとんど低下しない状態で再度スイッチQ1がオンする。そうすると、電圧VOは電圧VZに戻される。これにより、電圧VOの電圧レベルはほぼ電圧VZに保持される(図3中のVO:「VZ」)。
その結果、スイッチQ2はONする。そうすると、スイッチQ2のドレイン電極−ソース電極間は短絡状態となり、電圧VOXはグランド端子の電圧(ゼロ電圧)となる(図3中のVOX:「ゼロ」)。すなわち、AC/DC検出回路13により、パルス波形を示す電圧VP及び直流電圧VCに基づいて、入力電圧ViはAC電圧と検出され、電圧VOXがゼロ電圧として出力される。
そして、電圧VOXがスイッチ/ヒューズ回路14に入力される。具体的には、電圧VOXがスイッチQ3のゲート電極に印加される。この場合、電圧VOXは、ゼロ電圧であるので、スイッチQ3はOFFする(図3中のQ3:「OFF」)。そうすると、ヒューズF1は溶断されない(図3中のF1:「溶断せず」)。そして、交流電圧である入力電圧Viが出力端子16に出力される(図3中の出力:「AC」)。すなわち、入力電圧Viが入力機器104に入力される。
次に、電源2から直流電圧である入力電圧Viが入力端子15に印加され、当該直流電圧が保護回路3に入力されたときの動作を説明する。
先ず、直流電圧である入力電圧Viが保護回路3に入力される(図3中の入力電圧:「DC」)。入力電圧Viは、ダイオードD1、抵抗R1、ツェナーダイオードD2に印加される。入力電圧Viはダイオードを通過して抵抗R1に出力される。そして、抵抗R1により入力電圧ViとツェナーダイオードD2の電圧VZとの差分電圧Vi−VZが負担される。そして、入力電圧Viの電圧レベルが変換された(ツェナーダイオードD2のツェナー電圧の電圧レベルVZにクランプされた)電圧VPが生成される。そして、生成された電圧VPが直流電圧生成回路12に出力される(図3中のVP:「VZ」)。
そして、電圧VPが直流電圧生成回路12に入力される。具体的には、電圧VPは、ダイオードD3を通過して、電圧レベルVZの電圧VCとしてAC/DC検出回路13に出力される(図3中のVC:「VZ」)。
そして、電圧VCがAC/DC検出回路13に入力される。具体的には、電圧VCがスイッチQ1のソース電極に印加される。また、電圧VPがAC/DC検出回路13に入力される。具体的には、電圧VPがスイッチQ1のゲート電極に印加される。このとき、電圧VCは、電圧レベルVZの直流電圧である。同様に、電圧VPは、電圧レベルVZの直流電圧である。したがって、ゲート電極は電圧レベルVZ、ソース電極は電圧レベルVZとなるので、スイッチQ1はOFFする。
スイッチQ1がOFFになると、コンデンサC2に電圧VCが充電される。そして、スイッチQ1がOFFとなって時間が十分に経過してコンデンサC1の充電が完了すると、コンデンサC2に電流が流れなくなる。コンデンサC2に電流が流れなくなると、抵抗R2にも電流が流れなくなり、電圧VOはゼロ電圧となる(図3中のVO:「ゼロ」)。
その結果、電圧VOは、スイッチQ2はOFFする。そうすると、電圧VOXは電圧VCと同電位となる。このとき、電圧VOXは、電圧レベルVZの電圧である(図3中のVOX:「VZ」)。すなわち、AC/DC検出回路13により、直流電圧を示す電圧VP及び直流電圧VCに基づいて、入力電圧ViはDC電圧と検出され、電圧レベルVZの電圧VOXが出力される。
そして、電圧VOXがスイッチ/ヒューズ回路14に入力される。具体的には、電圧VOXがスイッチQ3のゲート電極に印加される。この場合、電圧VOXは、電圧レベルVZであるので、スイッチQ3はONする(図3中のQ3:「ON」)。そうすると、入力端子15とグランド端子17とがヒューズF1を介して短絡状態となり、ヒューズF1が溶断される(図3中のF1:「溶断」)。この場合、ヒューズF1が溶断されるので、電源2と入力機器104とが断線され、出力端子16には入力電圧Viは出力されない(図3中の出力:しない)。すなわち、入力電圧Viは入力機器104に入力されない。
以上、本実施の形態によれば、AC/DC検出回路13により検出されたAC電圧又はDC電圧に基づいて、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断するか否かを制御する。これにより、例えば、入力機器104がAC電圧入力のみを許容できる場合、入力電圧ViがAC電圧かDC電圧かを検出し、入力電圧ViがDC電圧と検出した場合は、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断するので、入力電圧Viを入力機器104に入力する際、入力機器104及び電源2の破壊を防ぐことができる。
また、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断する場合、ヒューズF1により電源2と入力機器104との間を断線することができる。
また、入力電圧ViがAC電圧と検出された場合、入力機器104に対して入力電圧Viを入力させ、入力電圧ViがDC電圧と検出された場合、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断することができる。
(変形例)
図5を参照して、本発明に係る実施の形態の変形例を説明する。図5に本発明に係る保護回路3Aの回路構成を示す。以下、保護回路3と同様な部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を援用し、異なる部分について説明する。
保護回路3Aは、整流/レベル変換回路11と、直流電圧生成回路12と、AC/DC検出回路13と、スイッチ/ヒューズ回路14と、入力端子15と、出力端子16と、GND(グランド)端子17と、遅延回路18と、を備えて構成される。遅延回路18は、コンデンサC3を備えて構成される。コンデンサC3は、スイッチQ3のゲート電極とグランド端子17との間に接続される。
コンデンサC3がスイッチQ3のゲート電極とグランド端子17との間に接続されることにより、抵抗R3とコンデンサC3との積で表された時定数が形成される。そうすると、この時定数により、スイッチQ3がONするまでの時間が遅れることとなる。
以上、本変形例によれば、抵抗R3とコンデンサC3との積である時定数により、スイッチQ3がONするまでの時間を遅らせることができる。これにより、ノイズによりスイッチQ3がONする事を防ぐことができるので、ノイズによるヒューズF1の溶断を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る保護回路の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、保護回路3,3Aにおいて、入力電圧ViがDC電圧の場合、ヒューズF1を溶断して、電源2と入力機器104との間を断線して入力電圧Viの入力を遮断する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ヒューズF1の代わりにFET等のスイッチを備え、当該スイッチをOFFすることにより、電源2と入力機器104との間を断線して接続を遮断する構成としてもよい。このとき、例えば、スイッチQ3がONしたと同時にFETスイッチのゲート電極に信号を入力させる回路を備え、当該回路からの信号によりFETスイッチをOFFにして、電源2と入力機器104との間を断線する構成としてもよい。
また、入力電圧ViがDC電圧の場合に、電源2と入力機器104との間を断線し、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断する構成としたがこれに限定されるものではない。例えば、入力電圧ViがAC電圧の場合に電源2と入力機器104との間を断線し、入力機器104に対して入力電圧Viの入力を遮断する構成としてもよい。
その他、本実施の形態における、保護回路3,3Aの細部構造及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る実施の形態の全体回路の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の保護回路の構成を示すである。 保護回路における各部の電圧状態を示す図である。 (A)は、入力電圧Viから電圧VPが生成されることを示す図である。(B)は、電圧VPのパルス波形を示す図である。(C)は、電圧VP、VC、VOの波形を示す図である。 本発明に係る変形例の保護回路の構成を示す図である。 従来回路の構成を示す図である。
符号の説明
1 全体回路
2 電源
3,3A 保護回路
104 入力機器
11 レベル変換回路
12 直流電圧生成回路
13 AC/DC検出回路
13A 論理反転回路
14 スイッチ/ヒューズ回路
15 入力端子
16 出力端子
17 グランド端子
18 遅延回路

Claims (4)

  1. 電源から入力される入力電圧の電圧レベルを変換して変換電圧を生成する変換手段と、
    前記変換手段により変換された変換電圧から直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、
    前記直流電圧生成手段により生成された直流電圧及び前記変換手段により変換された変換電圧に基づいて、前記入力電圧がAC電圧かDC電圧かを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたAC電圧又はDC電圧に基づいて、前記入力電圧が入力される入力機器に対して前記入力電圧の入力を遮断するか否かを制御する遮断制御手段と、
    を備える保護回路。
  2. 前記遮断制御手段は、
    前記入力機器に対して前記入力電圧の入力を遮断する場合、前記電源と前記入力機器との間を断線する断線手段を備えた請求項1に記載の保護回路。
  3. 前記変換手段は、
    前記入力電圧が前記AC電圧の場合、前記AC電圧を整流し、当該整流された電圧の電圧レベルを変換し、前記変換電圧としてパルス変換電圧を生成し、前記入力電圧が前記DC電圧の場合、前記DC電圧の電圧レベルを変換し、前記変換電圧として直流変換電圧を生成し、
    前記直流電圧生成手段は、
    前記変換手段より変換されたパルス変換電圧又は直流変換電圧から前記直流電圧を生成し、
    前記検出手段は、
    前記直流電圧及び前記パルス変換電圧に基づいて、前記入力電圧を前記AC電圧と検出
    し、前記直流電圧及び前記直流変換電圧に基づいて、前記入力電圧を前記DC電圧と検出し、
    前記遮断制御手段は、
    前記検出手段により前記AC電圧が検出された場合、前記入力機器に対して前記入力電圧を入力させ、前記検出手段により前記DC電圧が検出された場合、前記入力機器に対して前記入力電圧の入力を遮断する請求項1又は2に記載の保護回路。
  4. 前記入力電圧がAC電圧かDC電圧かの判別を遅延させる遅延手段を備えた請求項1から3のいずれか一項に記載の保護回路。
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