JP5186245B2 - 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法 - Google Patents

取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5186245B2
JP5186245B2 JP2008051129A JP2008051129A JP5186245B2 JP 5186245 B2 JP5186245 B2 JP 5186245B2 JP 2008051129 A JP2008051129 A JP 2008051129A JP 2008051129 A JP2008051129 A JP 2008051129A JP 5186245 B2 JP5186245 B2 JP 5186245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inquiry
information
transaction
user
storage means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008051129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009211181A (ja
Inventor
隆伸 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuho Bank Ltd
Original Assignee
Mizuho Bank Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizuho Bank Ltd filed Critical Mizuho Bank Ltd
Priority to JP2008051129A priority Critical patent/JP5186245B2/ja
Publication of JP2009211181A publication Critical patent/JP2009211181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5186245B2 publication Critical patent/JP5186245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、簡易かつ効率的に取引情報を提供することができる取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法に関する。
従来、預金口座の口座情報を確認するためには、銀行に設置された現金自動預払機が用いられている。更に、インターネットを介して、各種情報が提供されつつある。銀行のウェブサーバにインターネットを介してアクセスすることにより、預金口座情報を取得することができる。このサービスを利用することにより、インターネットバンキング、モバイルバンキング、テレホンバンキング等の各種サービスを利用することができる。
このようなインターネット等のネットワークを介し、金融サービスに関する多様な顧客ニーズを満たすことが可能な金融サービスシステムが検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
更に、低コストで銀行のサイトを利用した預金残高照会が行なえる預金残高照会システムについても検討されている(例えば、特許文献2を参照。)。この文献記載の預金残高照会システムは、電子メールが受信可能な携帯電話を利用し、この携帯電話へネットワークを介して銀行における顧客の預金残高を配信する。顧客が携帯電話から銀行のサイトにアクセスし、所定の認証手続を経て顧客の預金残高の配信にかかる要求を行なった際に、顧客の預金残高を表わすメール文書を作成して、顧客のメールアドレスに向けて送信する。
特開2001−338125号公報(第1頁) 特開2003−108783号公報(第1頁、図1)
上述のようにネットワークを利用したバンキングサービスを利用することにより、取引照会を行なうことができる。しかしながら、特許文献1や特許文献2のようなサービスを利用する場合、バンキングサービスを提供するサーバにログインを行なう必要があり、このログインのための手続が煩雑になる場合がある。特に、携帯電話端末などを利用してログインを行なう場合には、端末のユーザーインターフェイスに制限があるため、ログインの操作が面倒な場合もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、利用者にとっては、簡単な操作により取引照会を行なうことができ、銀行においても既存のシステムを利用しながら、効率的に情報を提供するための取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、利用者毎に、銀行サービスサーバにログインを行なうための認証情報と、利用者の連絡先情報と、顧客の利用者端末の端末識別子に関する情報を記憶させた顧客情報記憶手段と、銀行のアクセス先情報に対応して取引照会種別を記憶させた照会区分記憶手段と、URLに対して、端末識別子及び取引照会結果を記憶させる提供情報記憶手段と、銀行サービスサーバにアクセスする制御手段とを備えた取引照会システムであって、前記制御手段が、利用者端末から照会要求を受信した場合、この利用者端末の発信元情報を特定し、前記顧客情報記憶手段に記録された
連絡先情報と比較して利用者照合を行ない、前記発信元情報と前記連絡先情報とが一致する場合には、前記照会区分記憶手段を用いて前記照会要求を受けたアクセス先情報に対応する取引照会種別を特定する照会要求受付手段、前記照会要求受付手段において利用者照合された顧客の認証情報を前記顧客情報記憶手段から取得し、前記認証情報を用いて、前記銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、前記銀行サービスサーバに対して前記取引照会種別に対応する指示を送信し、前記銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、ログアウトすることによりセッションを終了させる代理処理手段、前記取引照会結果及び端末識別子をURLに関連付けて前記提供情報記憶手段に記録し、前記顧客情報記憶手段を用いて、前記利用者照合された連絡先情報を取得し、この連絡先に前記URLを含めた通知を送信し、利用者端末から前記URLを介してアクセス要求を受信した場合、前記利用者端末の端末識別子を取得し、前記URL、端末識別子が前記提供情報記憶手段に登録されている場合に、前記取引照会結果を前記利用者端末に送信する照会結果管理手段を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の取引照会システムにおいて、前記顧客情報記憶手段には、連絡先情報として利用者のメールアドレスに関するデータを記憶させ、利用者端末からの照会要求を電子メールにより取得し、前記電子メールの送信元アドレスを発信元情報として用いることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の取引照会システムにおいて、前記提供情報記憶手段において、取引照会結果に関連付けて情報取得時刻を更に記憶させ、前記照会結果管理手段が、前記提供情報記憶手段に記録された情報取得時刻から削除基準時間が経過した取引照会結果を特定して削除することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、利用者毎に、銀行サービスサーバにログインを行なうための認証情報と、利用者の連絡先情報と、顧客の利用者端末の端末識別子に関する情報を記憶させた顧客情報記憶手段と、銀行のアクセス先情報に対応して取引照会種別を記憶させた照会区分記憶手段と、URLに対して、端末識別子及び取引照会結果を記憶させる提供情報記憶手段と、銀行サービスサーバにアクセスする制御手段とを備えた取引照会システムを用いて、取引照会を行なうためのプログラムであって、前記制御手段を、利用者端末から照会要求を受信した場合、この利用者端末の発信元情報を特定し、前記顧客情報記憶手段に記録された連絡先情報と比較して利用者照合を行ない、前記発信元情報と前記連絡先情報とが一致する場合には、前記照会区分記憶手段を用いて前記照会要求を受けたアクセス先情報に対応する取引照会種別を特定する照会要求受付手段、前記照会要求受付手段において利用者照合された顧客の認証情報を前記顧客情報記憶手段から取得し、前記認証情報を用いて、前記銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、前記銀行サービスサーバに対して前記取引照会種別に対応する指示を送信し、前記銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、ログアウトすることによりセッションを終了させる代理処理手段、前記取引照会結果及び端末識別子をURLに関連付けて前記提供情報記憶手段に記録し、前記顧客情報記憶手段を用いて、前記利用者照合された連絡先情報を取得し、この連絡先に前記URLを含めた通知を送信し、利用者端末から前記URLを介してアクセス要求を受信した場合、前記利用者端末の端末識別子を取得し、前記URL、端末識別子が前記提供情報記憶手段に登録されている場合に、前記取引照会結果を前記利用者端末に送信する照会結果管理手段として機能させることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、利用者毎に、銀行サービスサーバにログインを行なうための認証情報と、利用者の連絡先情報と、顧客の利用者端末の端末識別子に関する情報を記憶させた顧客情報記憶手段と、銀行のアクセス先情報に対応して取引照会種別を記憶させた照会区分記憶手段と、URLに対して、端末識別子及び取引照会結果を記憶させる提供情報記憶手段と、銀行サービスサーバにアクセスする制御手段とを備えた取引照会システム
を用いて、取引照会を行なうための方法であって、前記制御手段が、利用者端末から照会要求を受信した場合、この利用者端末の発信元情報を特定し、前記顧客情報記憶手段に記録された連絡先情報と比較して利用者照合を行ない、前記発信元情報と前記連絡先情報とが一致する場合には、前記照会区分記憶手段を用いて前記照会要求を受けたアクセス先情報に対応する取引照会種別を特定する照会要求受付段階と、前記照会要求受付段階において利用者照合された顧客の認証情報を前記顧客情報記憶手段から取得し、前記認証情報を用いて、前記銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、前記銀行サービスサーバに対して前記取引照会種別に対応する指示を送信し、前記銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、ログアウトすることによりセッションを終了させる代理処理段階と、前記取引照会結果及び端末識別子をURLに関連付けて前記提供情報記憶手段に記録し、前記顧客情報記憶手段を用いて、前記利用者照合された連絡先情報を取得し、この連絡先に前記URLを含めた通知を送信し、利用者端末から前記URLを介してアクセス要求を受信した場合、前記利用者端末の端末識別子を取得し、前記URL、端末識別子が前記提供情報記憶手段に登録されている場合に、前記取引照会結果を前記利用者端末に送信する照会結果管理段階とを実行することを要旨とする。
(作用)
請求項1、4又は5に記載の発明によれば、制御手段が、利用者端末から照会要求を受信した場合、この利用者端末の発信元情報を特定し、顧客情報記憶手段に記録された連絡先情報と比較して利用者照合を行なう。発信元情報と連絡先情報とが一致する場合には、照会区分記憶手段を用いて照会要求を受けたアクセス先情報に対応する取引照会種別を特定する。そして、照会要求受付手段において利用者照合された顧客の認証情報を顧客情報記憶手段から取得する。次に、認証情報を用いて、銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、銀行サービスサーバに対して取引照会種別に対応する指示を送信する。銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、ログアウトすることによりセッションを終了させる。ここで、取引照会結果及び端末識別子をURLに関連付けて提供情報記憶手段に記録し、顧客情報記憶手段を用いて、利用者照合された連絡先情報を取得し、この連絡先にURLを含めた通知を送信する。その後、利用者端末からURLを介してアクセス要求を受信した場合、利用者端末の端末識別子を取得し、URL、端末識別子が提供情報記憶手段に登録されている場合に、取引照会結果を利用者端末に送信する。これにより、制御手段が利用者を代理するので、利用者にとって照会要求を送信するだけで、端末識別子により照合しながら簡易に取引照会を行なうことができる。特に、URLを介してのアクセスにより、取引照会結果を利用者端末に送信するため、インターネットで利用されている暗号化技術やハイパーリンク技術を利用することができる。この結果、セキュリティを向上させるとともに、次の取引への展開を容易に実現することができる。
更に、利用者端末と銀行サービスサーバとのセッションを維持する必要がなく、またセッションを維持できない場合にも、照会結果を取得することができる。一方、既存の銀行サービスサーバを用いることにより、効率的に取引照会結果を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、顧客情報記憶手段には、連絡先情報として利用者のメールアドレスに関するデータを記憶させ、利用者端末からの照会要求を電子メールにより取得し、電子メールの送信元アドレスを発信元情報として用いる。これにより、電子メールにより照会要求を送信することができる。
請求項3に記載の発明によれば、提供情報記憶手段において、取引照会結果に関連付けて情報取得時刻を更に記憶させる。そして、照会結果管理手段が、提供情報記憶手段に記録された情報取得時刻から所定時間が経過した取引照会結果を特定して削除する。これにより、放置されている取引照会結果を削除することができる。従って、セキュリティを向
上させ、メモリ資源の効率的活用を図ることができる。
本発明によれば、利用者にとっては簡単な操作により、利便性の高い取引照会を行なうことができ、銀行においても既存のシステムを利用しながら、効率的に情報を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図5に従って説明する。本実施形態では、電子メールを利用して各種情報を提供する簡易バンキングサービスを提供する場合に用いる取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法として説明する。
本実施形態では、図1に示すように、銀行のバンキング支援サーバ20、銀行サービスサーバとしてのネットバンキングサーバ30及び銀行ホストシステム40を用いる。
ここでは、バンキング支援サーバ20は、携帯電話網及びインターネットを介して、利用者端末としての携帯電話端末10から電子メールを受信する。
バンキング支援サーバ20は、後述する簡易バンキングサービスを提供するためのコンピュータシステムである。バンキング支援サーバ20は、図1に示すように制御部21を備えている。制御部21は、利用者からの電子メールを受信し、既存のネットバンキングサーバ30にアクセスし、また利用者に情報を提供するデータの管理処理等を行なう。そして、制御部21は、制御手段としてのCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(照会要求受付段階、代理処理段階、照会結果管理段階等を含む処理)を行なう。このための取引照会プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すように、照会要求受付手段210、代理処理手段211、照会結果管理手段212等として機能する。
照会要求受付手段210は、携帯電話端末10から電子メールを送信した利用者のユーザ認証を行なう。そして、この利用者からの照会要求の受付処理を実行する。
代理処理手段211は、利用者の代わりにネットバンキングサーバ30にアクセスして各種処理を実行する。この代理処理手段211は、利用者のエージェントとして機能し、照会要求毎に生成され、後述する処理を実行する。
照会結果管理手段212は、携帯電話端末10から要求に応じた照会結果の提供処理や照会結果の削除処理等を実行する。照会結果削除処理を実行するために、この照会結果管理手段212は、照会結果を削除するタイミングを決定する基準時間(削除基準時間)に関するデータを保持している。
また、バンキング支援サーバ20は、顧客データ記憶部22、アドレス区分データ記憶部23、取引照会要求データ記憶部24及び取引照会結果データ記憶部25を備えている。
顧客データ記憶部22は顧客情報記憶手段として機能し、図2(a)に示すように、簡易バンキングサービスの利用者である顧客に関する顧客レコード220が記録されている。この顧客レコード220は、既存のインターネットバンキングサービスの利用者が、簡易バンキングサービスの利用申請を行ない、この申請が登録された場合に記録される。顧客レコード220は、顧客特定識別子、顧客口座識別子、パスワード、連絡先情報としてのメールアドレス及び端末識別子に関するデータを含んで構成される。
顧客特定識別子データ領域には、インターネットバンキングサービスの利用者を特定す
るための識別子に関するデータが記録される。
顧客口座識別子データ領域には、簡易バンキングサービスを提供する銀行において、この利用者が保有する預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。この顧客口座識別子は、本支店コード、預金種別コード、口座番号から構成されている。なお、この利用者が複数の預金口座を保有している場合には、複数の顧客口座識別子が記録される。
パスワードデータ領域には、インターネットバンキングサービスを利用して各種処理を行なう場合にユーザ認証のために必要な認証情報が記録される。
メールアドレスデータ領域には、簡易バンキングサービスの各利用者のメールアドレスに関するデータが記録される。
端末識別子データ領域には、この顧客が利用する携帯電話端末10を特定する識別子に関するデータが記録される。ここでは、携帯電話端末10毎に割り当てられた固体識別子(サブスクライバID)を用いる。
アドレス区分データ記憶部23は照会区分記憶手段として機能し、図2(b)に示すように、利用者が希望する取引種別を特定するためのアドレス区分レコード230が記録される。このアドレス区分レコード230は、この銀行が保有する電子メールのアドレス(メールアドレス)に対応させて取引種別を決定した場合に登録される。このアドレス区分レコード230は、メールアドレスに対応させた取引種別識別子に関するデータを含んで構成される。
メールアドレスデータ領域には、この銀行が保有するアドレスに関するデータ(アクセス先情報)が記録される。本実施形態では、簡易バンキングサービスにおいて、銀行が提供するサービスの数に応じて、メールアドレスを保有することとする。
取引種別識別子データ領域には、利用者が希望する取引種別を特定するための識別子に関するデータが記録される。具体的には、取引種別には、残高照会、所定期間の入出金明細照会、ポイント照会等がある。
取引照会要求データ記憶部24には、図2(c)に示すように、利用者からの照会要求に関する取引照会要求レコード240が記録される。この取引照会要求レコード240は、利用者の携帯電話端末10から電子メールを受信した場合に記録される。この取引照会要求レコード240は、照会要求識別子、顧客特定識別子、取引種別識別子、照会日時に関するデータを含んで構成される。
照会要求識別子データ領域には、照会要求を特定する識別子に関するデータが記録される。
顧客特定識別子データ領域には、取引照会要求を行なった利用者を特定するための識別子に関するデータが記録される。この顧客特定識別子は、取引照会要求が送信されたメールアドレスに基づいて決定される。
取引種別識別子データ領域には、利用者からの取引照会要求の対象である取引種別を特定するための識別子に関するデータが記録される。この取引種別識別子は、取引照会要求を受信したメールアドレスに基づいて決定される。
照会日時データ領域には、利用者からの取引照会要求を受信した日付や時刻に関するデータが記録される。
取引照会結果データ記憶部25は提供情報記憶手段として機能し、図2(d)に示すよ
うに、利用者に提供する照会結果に関する取引照会結果レコード250が記録される。この取引照会結果レコード250は、ネットバンキングサーバ30から照会結果を取得した場合に記録される。この取引照会結果レコード250は、URL、照会要求識別子、端末識別子、情報取得日時、取引照会結果に関するデータを含んで構成される。
URLデータ領域には、取引照会結果を格納した場所を特定するためのURL(Uniform Resource Locator)に関するデータが記録される。
照会要求識別子データ領域には、照会要求を特定する識別子に関するデータが記録される。
端末識別子データ領域には、照会要求を行なった利用者の携帯電話端末10を特定する識別子に関するデータが記録される。
情報取得日時データ領域には、ネットバンキングサーバ30から照会結果を取得した日付や時刻に関するデータが記録される。
取引照会結果データ領域には、照会要求に応じた照会結果に関するデータが記録される。例えば、この取引照会結果には、預金口座の口座残高や所定期間の入出金明細等がある。
このバンキング支援サーバ20は、インターネットを介して、利用者のコンピュータ端末15を用いてアクセス可能であり、いわゆるインターネットバンキングサービスを提供するコンピュータサーバシステムである。
このネットバンキングサーバ30は、顧客特定識別子やパスワードに関するデータを記録したユーザ認証データ記憶部32を備えている。そして、アクセスを行なったコンピュータ端末15から、顧客特定識別子やパスワードに関するデータ(本人認証データ)を含んだログイン要求を受信した場合、顧客特定識別子やパスワードを用いてユーザ認証を行なう。そして、ユーザ認証を完了した場合には、このコンピュータ端末15とセッションを維持しながら各種インターネットバンキングサービスを提供する。この場合、ネットバンキングサーバ30は、銀行内のネットワークを介して銀行ホストシステム40にアクセスし、この銀行ホストシステム40が管理している口座情報を利用する。
この銀行ホストシステム40は、銀行のコンピュータシステムであって、この銀行において開設された口座の口座名義人や口座残高に関するデータを管理する。この銀行ホストシステム40は、預金口座データ記憶部を備えている。この預金口座データ記憶部には、銀行において開設された預金口座に関しての口座データが記録されている。この口座データは、銀行に口座が開設された場合に登録される。口座データは、口座識別子、暗証番号、口座名義人、入出金履歴、口座残高等に関するデータを含んで構成されている。
口座識別子データ領域には、開設された口座を特定するための識別子に関するデータが記録されている。暗証番号データ領域には、この口座を利用する場合に本人認証するためのデータが記録されている。口座名義人データ領域には、この口座に関する口座名義人を特定するためのデータが記録されている。入出金履歴や口座残高データ領域には、この口座の入出金明細や残高に関するデータが記録されている。
また、本実施形態の簡易バンキングサービスを利用する場合には、利用者の携帯電話端末10を用いる。携帯電話端末10は、公知の方法により携帯電話網の基地局に接続されて、通話や電子メールの送受信のための通信処理を行なう制御部、表示部11、入力部12を備える。この携帯電話網は、インターネットを介してバンキング支援サーバ20に接続される。
表示部11は、携帯電話端末10が受信した電子メールやプログラム実行時のユーザ指示などを表示する。入力部12は、ダイヤル番号ボタンの他に、セレクタボタン、モード変更ボタンを有する。この携帯電話端末10は、通常の電話モードの他に、電子メールの送受信を行なうためのメールモードやウェブページを表示させるためのブラウザモード等の各種プログラムの実行処理を行なうプログラム実行モードを有する。
上記のように構成されたシステムを用いて、利用者に対して口座情報の提供を行なう場合の処理手順について説明する。ここでは、携帯電話端末での照会要求処理(図3)、結果提供処理(図4)の順番に説明する。本実施形態では、利用者が口座残高に関する情報を希望する場合を想定する。
(照会要求受付処理)
まず、携帯電話端末10による照会要求受付処理について、図3を用いて説明する。簡易バンキングサービスを利用する場合、利用者は、携帯電話端末10を利用して、バンキング支援サーバ20に電子メールを送信する。
このため、携帯電話端末10を用いて、電子メールの送信処理を実行する(ステップS1−1)。まず、この携帯電話端末10の入力部12を用いて、電子メールを送信するためのメールモードに切り替えることにより、携帯電話端末10のメールプログラムを起動する。そして、このメールプログラムを用いて、新規電子メールの作成を行なう。この場合、携帯電話端末10の表示部11には、図5に示す表示画面500が出力される。そして、この電子メールにおける送信先アドレスとして、銀行から付与されたアドレスの内、残高照会を行なうためのメールアドレスを設定する。
このようなメールアドレスは、携帯電話端末10のアドレス帳に登録しておくことが可能である。そして、アドレス帳に登録されたメールアドレスを指定することにより、送信先アドレスの設定を行なう。そして、入力部12を用いて送信実行を指示することにより、携帯電話端末10は、携帯電話網を介して電子メールを送信する。この場合、件名やメッセージの各フィールドには、入力を行なう必要はなく、いわゆる「空メール」を送信する。この電子メールには、発信元情報として、送信者のメールアドレスに関するデータが含まれる。
そして、バンキング支援サーバ20の制御部21は、電子メール受信処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、携帯電話端末10から送信された電子メールは、携帯電話網を介して、所定のメールサーバにメールアドレス毎に蓄積される。そして、制御部21の照会要求受付手段210は、送信先アドレス毎に受信した電子メールを取得する。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、送信者の照合処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の照会要求受付手段210が、受信した電子メールの送信者アドレスを取得し、この送信者アドレスについて顧客データ記憶部22における登録の有無を確認する。
送信者アドレスが顧客データ記憶部22に登録されていないため、利用者を照合できない場合(ステップS1−4において「NO」の場合)には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、利用拒否を通知して処理を終了する(ステップS1−5)。
一方、送信者アドレスが顧客データ記憶部22に登録されており、利用者を照合できた場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、バンキング支援サーバ20の制御部21は、この電子メールに関する依頼内容の特定処理を実行する(ステップS1−6)
。具体的には、まず、制御部21の照会要求受付手段210は、照会要求識別子を付与する。そして、照会要求受付手段210は、受信した電子メールに対応させて、利用者照合が行なわれた顧客特定識別子、及び取引照会要求を受信した日時に関するデータが記録された取引照会要求レコード240を生成し、取引照会要求データ記憶部24に記録する。
次に、照会要求受付手段210は、受信した電子メールの送信先アドレスを取得して、この送信先アドレスに対応する取引種別識別子をアドレス区分データ記憶部23から取得する。そして、照会要求受付手段210は、この取引種別識別子を取引照会要求レコード240に記録する。次に、照会要求受付手段210は、この取引照会要求レコード240を特定して、代理処理手段211に対してアクセス処理の指示を行なう。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ネットバンキングサーバ30へのアクセス処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21の代理処理手段211が、バンキング支援サーバ20内の所定のメモリに保持されたネットバンキングサーバ30のアクセス先アドレス(URL)を取得する。そして、このアドレスに対してアクセスを行なう。これにより、バンキング支援サーバ20とネットバンキングサーバ30との間でセッションが開始される。そして、代理処理手段211は、ネットバンキングサーバ30からユーザ認証画面データを取得する。このユーザ認証画面には、顧客特定識別子及びパスワードの入力欄が設けられている。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ネットバンキングサーバ30へのログイン処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21の代理処理手段211は、照会要求受付手段210から指示された取引照会要求レコード240の顧客特定識別子を用いて、顧客データ記憶部22から顧客レコード220を抽出する。そして、代理処理手段211は、この顧客レコード220に記録されたパスワードを取得する。
次に、代理処理手段211は、ネットバンキングサーバ30から取得したユーザ認証画面において顧客特定識別子及びパスワードを設定して送信処理を行なう場合のデータ形式を用いてログイン要求を生成する。そして、代理処理手段211は、生成したログイン要求をネットバンキングサーバ30に送信する。このログイン要求には、顧客特定識別子及びパスワードに関するデータを含める。
ログイン要求を受信したネットバンキングサーバ30は、ユーザ認証処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、ネットバンキングサーバ30は、ログイン要求に含まれる顧客特定識別子及びパスワードが、ユーザ認証データ記憶部32に登録されているかどうかを確認する。これにより、ネットバンキングサーバ30は、インターネットバンキングサービスを利用できる利用者のアクセスかどうかを判断する。
ユーザ認証を完了した場合、ネットバンキングサーバ30は、ログイン要求の送信者(ここでは、バンキング支援サーバ20)に対して、インターネットバンキングサービスのメニュー画面データをバンキング支援サーバ20に送信する。このメニュー画面には、依頼内容を特定するための項目データが含まれる。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、照会要求処理を実行し(ステップS1−10)、ネットバンキングサーバ30は、照会要求取得処理を実行する(ステップS1−11)。具体的には、制御部21の代理処理手段211は、取引照会要求レコード240に記録された取引種別識別子に基づいて、メニュー画面において項目を選択した場合に送信されるデータ形式を用いて取引種別特定通知を生成する。そして、代理処理手段211は、生成した取引種別特定通知をネットバンキングサーバ30に送信する。
取引種別特定通知を受信したネットバンキングサーバ30は、銀行ホストシステム40から、ユーザ認証された利用者の預金口座を取得し、この預金口座を一覧表示させた預金口座確認画面データを生成する。この預金口座確認画面においては、口座残高の取得を希望する口座を選択するための選択欄が設けられている。そして、ネットバンキングサーバ30は、預金口座確認画面データをバンキング支援サーバ20に送信する。
預金口座確認画面データを取得したバンキング支援サーバ20の制御部21は、顧客口座の特定処理を実行する。具体的には、制御部21の代理処理手段211は、照会要求受付手段210から指示された取引照会要求レコード240の顧客特定識別子を含む顧客レコード220(利用者照合が行なわれた電子メールの送信者アドレスを含む顧客レコード220)を特定する。
次に、代理処理手段211は、顧客レコード220に記録された顧客口座識別子を用いて、預金口座確認画面データにおいて取引照会を行なう顧客口座を特定する。そして、代理処理手段211は、この預金口座確認画面において顧客口座識別子を選択して送信処理を行なう場合のデータ形式を用いて預金口座特定通知を生成する。そして、代理処理手段211は、生成した預金口座特定通知をネットバンキングサーバ30に送信する。
預金口座特定通知を受信したネットバンキングサーバ30は、銀行ホストシステム40からの情報取得処理を実行する(ステップS1−12)。具体的には、ネットバンキングサーバ30は、選択された利用者の預金口座について、バンキング支援サーバ20から取得した照会内容項目に関する処理を銀行ホストシステム40に送信する。そして、ネットバンキングサーバ30は、銀行ホストシステム40から取引照会結果を取得する。本実施形態では、この取引照会結果には、利用者の預金口座の口座残高に関するデータが含まれる。そして、ネットバンキングサーバ30は、取引照会結果をバンキング支援サーバ20に返送する。具体的には、ネットバンキングサーバ30は、銀行ホストシステム40から取引照会結果を出力させるための表示画面データを生成し、バンキング支援サーバ20に送信する。本実施形態では、表示画面データは、携帯情報端末向けのコンテンツ記述言語であるコンパクトHTML(HyperText Markup Language )により記述される。
表示画面データを受信したバンキング支援サーバ20の制御部21は、URLを付与して照会結果の登録処理を実行する(ステップS1−13)。具体的には、制御部21の代理処理手段211が、ネットバンキングサーバ30から取得した表示画面データを照会結果管理手段212に供給する。この場合、照会結果管理手段212は、この表示画面データに対してURLを割り振った取引照会結果レコード250を生成し、コンパクトHTMLにより記述された表示画面データを記録して取引照会結果データ記憶部25に格納する。更に、照会結果管理手段212は、この利用者の顧客レコード220から端末識別子を取得し、この取引照会結果レコード250に記録する。また、照会結果管理手段212は、システムタイマから現在日時を取得し、情報取得日時として取引照会結果レコード250に記録する。
そして、表示画面データを受信したバンキング支援サーバ20の制御部21は、ログアウト処理を実行する(ステップS1−14)。具体的には、制御部21の代理処理手段211が、ネットバンキングサーバ30に対してログアウト要求を送信する。これにより、バンキング支援サーバ20とネットバンキングサーバ30とのセッションを終了させる。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、電子メールの生成処理を実行する(ステップS1−15)。具体的には、まず、制御部21の照会結果管理手段212は、利用者に送信する電子メールを生成する。この電子メールには、照会結果を格納したURLに関するデータのみを含める。
バンキング支援サーバ20の制御部21は、URLの通知処理を実行する(ステップS1−16)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212は、取引照会要求レコード240の顧客特定識別子を含む顧客レコード220を顧客データ記憶部22から抽出する。そして、照会結果管理手段212は、この顧客レコード220に記録されたメールアドレスを取得し、このメールアドレスを送信先アドレスとして設定した電子メールを送信する。
そして、携帯電話端末10は、電子メールの受信処理を実行する(ステップS1−17)。具体的には、携帯電話端末10をメールモードに切り換えて電子メール受信処理を実行する。この場合、携帯電話端末10の表示部11には、図5に示す表示画面510が出力される。表示画面510には、照会結果を取得するためのURLに関する情報が表示される。
(照会結果取得処理)
次に、照会結果取得処理について図4を用いて説明する。
ここでは、携帯電話端末10を用いて、URLによりアクセス処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、この携帯電話端末10の入力部12を用いて、電子メールに含まれるURLを選択する。この場合、携帯電話端末10のブラウザプログラムが起動される。そして、携帯電話端末10は、ブラウザを用いて、選択されたURLにアクセス要求を送信する。なお、このアクセス要求には、暗号化プロトコルが利用される。本実施形態では、SSL(Secure Socket Layer )を利用する。
アクセス要求を受信したバンキング支援サーバ20の制御部21は、携帯電話端末10の端末識別子の取得処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212は、アクセス要求を送信した携帯電話端末10の端末識別子を、携帯電話網の通信キャリアサーバから取得する。
そして、バンキング支援サーバ20の制御部21は、端末識別子の照合処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212は、アクセス要求を受けたURLの取引照会結果レコード250に記録された端末識別子と、携帯電話端末10から受信した端末識別子とを照合する。
ここで、受信した端末識別子が取引照会結果レコード250において登録されていない場合(ステップS2−4において「NO」の場合)、バンキング支援サーバ20の制御部21は、利用拒否を通知して処理を終了する(ステップS2−5)。
一方、受信した端末識別子を記録された取引照会結果レコード250が取引照会結果データ記憶部25に登録されている場合(ステップS2−4において「YES」の場合)、バンキング支援サーバ20の制御部21は、照会結果画面の送信処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212が、この取引照会結果レコード250の取引照会結果データ領域に記録されている表示画面データを含めた照会結果画面データを携帯電話端末10に送信する。この場合、照会結果管理手段212は情報取得日時に関するデータを含める。
一方、照会結果画面データを受信した携帯電話端末10は、表示処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、携帯電話端末10の表示部11には、図5に示す表示画面520が出力される。この表示画面520には、情報を取得した日時と、この日時にネットバンキングサーバ30から取得した表示画面とが出力される。この表示画面には、「メインメニューへ」や「振込・振替へ」等のように、次の取引のためのハイパーリンクが埋
め込まれている。このハイパーリンクが選択された場合には、携帯電話端末10は、ネットバンキングサーバ30へのアクセスを行なう。なお、本実施形態では、一旦、ログアウトが行なわれているため、再度、ユーザ認証処理を行なうことにより、新たな取引が開始される。
(照会結果削除処理)
次に、照会結果削除処理について図4を用いて説明する。バンキング支援サーバ20の制御部21は、この処理を所定の周期で定期的に実行する。
まず、バンキング支援サーバ20の制御部21は、照会結果の抽出処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には制御部21の照会結果管理手段212が、定期的に取引照会結果データ記憶部25を検索して、残っている取引照会結果レコード250を抽出する。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、抽出した取引照会結果レコード250毎に、経過時間の確認処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212は、システムタイマから現在時刻を取得し、取引照会結果レコード250に記録された情報取得日時からの経過時間を算出する。そして、照会結果管理手段212は、この経過時間と、照会結果管理手段212が保持する削除基準時間とを比較する。
経過時間が削除基準時間を超えていない場合(ステップS3−2において「NO」の場合)には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、待機を継続する(ステップS3−3)。
一方、経過時間が削除基準時間を超えている場合(ステップS3−2において「YES」の場合)には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、取引照会結果の削除処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212は、この取引照会結果レコード250を取引照会結果データ記憶部25から削除する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態においては、携帯電話端末10において、銀行のメールアドレスを指定して電子メールの送信処理を実行する(ステップS1−1)。この場合、バンキング支援サーバ20の制御部21は、送信者アドレスの照合処理を実行する(ステップS1−3)。送信者アドレスが登録されている場合には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ネットバンキングサーバ30へのログイン処理(ステップS1−8)を実行し、照会要求処理を実行する(ステップS1−10)。そして、表示画面データを受信したバンキング支援サーバ20の制御部21は、URLを付与して照会結果を登録し(ステップS1−13)、このURLを携帯電話端末10に通知する(ステップS1−16)。これにより、バンキング支援サーバ20の制御部21が、利用者の代りに取引照会を行なうため、利用者は電子メールを送信することにより、ログインのための手続を行なうことなく、取引照会を行なうことができる。更に、利用者は携帯電話端末10とネットバンキングサーバ30とのセッションを維持する必要がなく、またセッションを維持できない場合にも、照会結果を取得することができる。一方、銀行においても、インターネットバンキングサービスを提供するための既存のネットバンキングサーバ30に対して、バンキング支援サーバ20を設けることにより、効率的にサービスを提供することができる。
・ 本実施形態においては、携帯電話端末10を用いて、URLによりアクセス処理を実行する(ステップS2−1)。この場合、このアクセス要求には、暗号化プロトコルが利用される。本実施形態では、SSLを利用する。これにより、セキュリティを確保した
状態で照会結果を取得することができる。従って、盗聴を防止し、セキュリティを確保することができる。また、HTMLを用いたハイパーリンクにより、照会結果の確認後の取引に結びつけることができる。
更に、制御部21は、携帯電話端末10の端末識別子を取得し(ステップS2−2)、端末識別子を照合する(ステップS2−3)。これにより、携帯電話端末10というハードウエアを用いてアクセス者を認証して、セキュリティを確保することができる。
・ 本実施形態においては、アドレス区分データ記憶部23には、利用者が希望する取引種別を特定するためのアドレス区分レコード230が記録される。そして、照会要求受付手段210は、受信した電子メールの送信先アドレスを取得して、この送信先アドレスに対応する取引種別識別子をアドレス区分データ記憶部23から取得する。これにより、多様な取引照会を行なうことができる。
・ 本実施形態においては、バンキング支援サーバ20の制御部21は、URLの通知処理を実行する(ステップS1−16)。具体的には、制御部21の代理処理手段211は、取引照会要求レコード240の顧客特定識別子を含む顧客レコード220を顧客データ記憶部22から抽出する。そして、代理処理手段211は、この顧客レコード220に記録されたメールアドレスを取得し、このメールアドレスを送信先アドレスとして設定した電子メールを送信する。これにより、送信者メールアドレスを偽装した電子メールを受信した場合にも、顧客データ記憶部22に登録された利用者に対して電子メールを送信することができ、情報漏洩を抑制することができる。
・ 本実施形態においては、経過時間が削除基準時間を超えている場合(ステップS3−2において「YES」の場合)には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、取引照会結果の削除処理を実行する(ステップS3−4)。取引照会結果が、長期間、放置されている場合、携帯電話端末10に保存された電子メールを利用して、第三者がバンキング支援サーバ20にアクセスする可能性がある。そこで、放置されている取引照会結果を削除することによりセキュリティを確保するとともに、バンキング支援サーバ20のメモリ資源の有効活用を図ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態では、利用者が口座残高に関する情報を希望する場合を想定した。取引照会の内容は、口座残高に限定されるものではなく、入出金明細について適用することも可能である。
○ 上記実施形態では、照会結果管理手段212は、経過時間と削除基準時間とを比較する。ここで、削除基準時間は、顧客毎に変更するようにしてもよい。例えば、バンキング支援サーバ20の制御部21は、利用者の口座の入出金頻度に応じて、削除基準時間を決定するように構成することも可能である。具体的には、照会結果管理手段212に、入出金頻度に対応させて削除基準時間を記録した削除基準時間テーブルを保持させておく。そして、照会結果管理手段212は、ステップS1−12において、ネットバンキングサーバ30を介して、銀行ホストシステム40から所定期間の入出金明細を取得し、この期間の入出金履歴の頻度を算出する。そして、照会結果管理手段212は、削除基準時間テーブルを用いて、この入出金頻度に対応する削除基準時間を特定する。そして、ステップS3−2において、この削除基準時間を用いて照会結果削除の要否を判断する。これにより、口座残高が変更される可能性があるタイミングに応じて、取引照会結果を削除することができる。
○ 上記実施形態では、バンキング支援サーバ20の制御部21は、携帯電話端末10
から送信された電子メールの受信処理を実行する(ステップS1−2)。通信手段は電子メールに限定されるものではなく、電話による発呼を用いることも可能である。この場合には、顧客データ記憶部22の顧客レコード220には、この簡易バンキングサービスの利用者の電話番号を記録しておく。そして、発信者番号通知サービスにより取得した発呼電話番号を特定して認証を行なう(ステップS1−3)。これにより、多様な通信手段を用いて照会要求を行なうことができる。
○ 上記実施形態では、電子メールを受信した場合(ステップS1−2)、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ネットバンキングサーバ30へアクセスし(ステップS1−7)、ネットバンキングサーバ30へのログインを行なう(ステップS1−8)。次に、照会要求処理を実行し(ステップS1−10)、表示画面データを受信した場合、URLを付与して照会結果の登録処理を実行する(ステップS1−13)。これに加えて、照会結果の更新処理を行なうようにしてもよい。この照会結果の更新処理について、図6を用いて説明する。
まず、バンキング支援サーバ20の制御部21は、照会結果の抽出処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には制御部21の照会結果管理手段212が、定期的に取引照会結果データ記憶部25を検索して、残っている取引照会結果レコード250を抽出する。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、経過時間の確認処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212は、システムタイマから現在時刻を取得し、取引照会結果レコード250に記録された情報取得日時からの経過時間を算出する。そして、照会結果管理手段212は、この経過時間と、照会結果管理手段212が保持する基準時間とを比較する。
経過時間が基準時間を超えていない場合(ステップS4−2において「NO」の場合)には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、待機を継続する(ステップS4−3)。
一方、経過時間が基準時間を超えている場合(ステップS4−2において「YES」の場合)には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ステップS1−7と同様に、ネットバンキングサーバ30へのアクセス処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21の照会結果管理手段212は、この取引照会結果レコード250の照会要求識別子を特定して、この照会要求識別子について、代理処理手段211に対してアクセス処理の指示を行なう。これにより、バンキング支援サーバ20とネットバンキングサーバ30との間でセッションが、再開される。
そして、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ネットバンキングサーバ30へのログイン処理を実行する(ステップS4−5)。ここでは、制御部21の代理処理手段211は、照会結果管理手段212から指示された取引照会結果レコード250の顧客特定識別子を用いて、顧客データ記憶部22から顧客レコード220を抽出する。そして、代理処理手段211は、この顧客レコード220に記録されたパスワードを取得する。
次に、代理処理手段211は、ネットバンキングサーバ30から取得したユーザ認証画面において顧客特定識別子及びパスワードを設定して送信処理を行なう場合のデータ形式を用いてログイン要求を生成し、ネットバンキングサーバ30に送信する。このログイン要求には、顧客特定識別子およびパスワードに関するデータを含める。
ログイン要求を受信したネットバンキングサーバ30は、ユーザ認証処理を実行する(
ステップS4−6)。この場合も、ネットバンキングサーバ30は、ステップS1−9と同様に処理を実行する。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ステップS1−10と同様に照会要求処理を実行し(ステップS4−7)、ネットバンキングサーバ30も、ステップS1−11と同様に照会要求取得処理を実行する(ステップS4−8)。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、銀行ホストシステム40からの情報取得処理を実行する(ステップS4−9)。この場合も、ネットバンキングサーバ30は、ステップS1−12と同様に処理を実行する。
表示画面データを受信したバンキング支援サーバ20の制御部21は、照会結果の更新処理を実行する(ステップS4−10)。具体的には、制御部21の代理処理手段211が、ネットバンキングサーバ30から取得した表示画面データを照会結果管理手段212に供給する。この場合、照会結果管理手段212は、この取引照会結果レコード250について、ネットバンキングサーバ30から取得した表示画面データを更新する。更に、照会結果管理手段212は、システムタイマから現在日時を取得し、情報取得日時として取引照会結果レコード250に記録する。
次に、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ネットバンキングサーバ30からログアウト処理を実行する(ステップS4−11)。この場合も、制御部21の代理処理手段211は、ステップS1−13と同様に処理を実行する。
すなわち、セッションを継続しながら、アクセスを行なう場合と異なり、照会要求とは別のタイミングで照会結果を提供する場合、タイムラグを生じることがある。照会結果の更新処理を行なうことにより、このタイムラグの間の情報を追加取得することができる。
○ 上記実施形態では、送信者の照合ができた場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、バンキング支援サーバ20の制御部21は、順次、アクセス処理(ステップS1−7)、ログイン処理(ステップS1−8)を実行する。この場合、バンキング支援サーバ20が、ネットバンキングサーバ30の混雑状況を考慮してログイン処理のタイミングを変更するように構成してもよい。この処理を図7に従って説明する。
ここでは、バンキング支援サーバ20の制御部21の代理処理手段211は、まずアクセス要求を送信する(ステップS5−1)。この場合、制御部21は、ネットバンキングサーバ30からの応答取得までの時間を計測してレスポンス時間を取得する(ステップS5−2)。そして、制御部21は、このレスポンス時間と、バンキング支援サーバ20内のメモリに保持された基準レスポンス時間とを比較する(ステップS5−3)。
そして、レスポンス時間が基準レスポンス時間より長い場合(ステップS5−3において「NO」の場合)には、制御部21は、ログイン処理を延期するために待機する(ステップS5−4)。そして、バンキング支援サーバ20内のメモリに保持された周期で、再度、アクセス処理を再実行し(ステップS5−1)、再度レスポンス時間を計測する(ステップS5−2)。
そして、レスポンス時間が基準レスポンス時間より短くなった場合(ステップS5−3において「YES」の場合)にはログイン処理を実行する。これにより、ネットバンキングサーバ30の負荷が重い場合には、照会要求処理を分散させることができる。特に、バンキング支援サーバ20は、利用者端末とセッションを維持しないでサービスを提供するため、ある程度の余裕時間を確保することができる。この余裕時間を利用しながら、ネッ
トバンキングサーバ30の負荷を軽減することができる。
○ 上記実施形態では、送信者の照合ができた場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、バンキング支援サーバ20の制御部21は、順次、アクセス処理(ステップS1−7)、ログイン処理(ステップS1−8)を実行する。この場合、バンキング支援サーバ20からネットバンキングサーバ30へのアクセス許容数を制限して、このアクセス許容数内でアクセス処理を実行するように構成することも可能である。この処理を図8に従って説明する。
ここでは、バンキング支援サーバ20の制御部21は、利用者端末から照会要求を受信した場合、その時点でネットバンキングサーバ30との間でセッションが継続されているアクセス数(現在アクセス数)を計数する(ステップS6−1)。そして、制御部21は、現在アクセス数と、バンキング支援サーバ20内のメモリに保持されたアクセス許容数とを比較する(ステップS6−2)。
現在アクセス数がアクセス許容数を超えている場合(ステップS6−2において「NO」の場合)には、この照会要求の取引照会要求レコード240に対して待ち順番を付与して、取引照会要求データ記憶部24に記録する。この場合、照会要求についての処理を待機させることになる(ステップS6−3)。
そして、ネットバンキングサーバ30とのセッションのいずれかが終了され、現在アクセス数が減ったことを検知した場合(ステップS6−4において「YES」の場合)には、制御部21は、照会日時に基づいて待ち順番が早い取引照会要求レコード240を特定する(ステップS6−5)。そして、代理処理手段211に対してアクセス処理の実行指示を行なう。これにより、ネットバンキングサーバ30へのアクセス数を制限して、ネットバンキングサーバ30の負荷を軽減することができる。この場合にも、余裕時間を利用しながら、照会情報を提供することができる。
○ 上記実施形態では、送信者の照合ができた場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、バンキング支援サーバ20の制御部21は、順次、アクセス処理(ステップS1−7)、ログイン処理(ステップS1−8)を実行する。この場合、バンキング支援サーバ20からネットバンキングサーバ30へのアクセスを、ネットバンキングサーバ30の混雑状況(例えば、アクセス数やCPU稼働率)に応じて決定したアクセス許容数内でアクセス処理を実行するように構成することも可能である。この処理を図9に従って説明する。
ここでは、バンキング支援サーバ20内のメモリに、混雑状況情報に対応させてアクセス許容数を決定する対応テーブル(アクセス許容数決定テーブル)を保持させる。そして、バンキング支援サーバ20の制御部21は、ネットバンキングサーバ30から混雑状況情報(例えば、アクセス数やCPU稼働率)に関する情報を取得する(ステップS7−1)。
そして、制御部21は、アクセス許容数決定テーブルを用いて、ネットバンキングサーバ30から取得した混雑状況情報に基づいてアクセス許容数を決定する(ステップS7−2)。具体的には、バンキング支援サーバ20の制御部21は、携帯電話端末10から照会要求を受信した場合、その時点でネットバンキングサーバ30との間でセッションが継続されているアクセス数(現在アクセス数)を計数する(ステップS7−3)。
そして、制御部21は、現在アクセス数と、バンキング支援サーバ20内のメモリに保持されたアクセス許容数とを比較する(ステップS7−4)。現在アクセス数がアクセス
許容数を超えている場合(ステップS7−4において「NO」の場合)には、この照会要求の取引照会要求レコード240に対して待ち順番を付与して、取引照会要求データ記憶部24に記録する。この場合、照会要求についての処理を待機させることになる(ステップS7−5)。
そして、バンキング支援サーバ20内のメモリに保持された周期で定期的に混雑状況情報を取得し(ステップS7−1)、アクセス許容数を決定する(ステップS7−2)。更に、現在アクセス数を取得し(ステップS7−3)、アクセス許容数を比較する(ステップS7−4)。
そして、アクセス許容数以下の現在アクセス数を検知した場合(ステップS7−4において「YES」の場合)には、制御部21は、待ち順番に基づいて取引照会要求レコード240を特定し(ステップS7−6)、代理処理手段211に対してアクセス処理の実行指示を行なう。これにより、バンキング支援サーバ20が、ネットバンキングサーバ30の負荷状況を考慮してサービスを提供することができる。この場合にも、余裕時間を利用して、ネットバンキングサーバ30の負荷を軽減しながら、照会情報を提供することができる。
また、このアクセス許容数決定テーブルには、レスポンス時間に対応させてアクセス許容数を記録しておいてもよい。この場合、制御部21は、アクセス処理におけるレスポンス時間を取得し、このレスポンス時間に応じてアクセス許容数を決定する。この場合には、ネットバンキングサーバ30から、アクセス数やCPU稼働率等の混雑状況情報を取得することなく、照会要求の待機を決定することができる。
○ 上記実施形態では、制御部21の代理処理手段211が、バンキング支援サーバ20内の所定のメモリに保持されたネットバンキングサーバ30のアクセス先アドレス(URL)を取得する。そして、このアドレスに対してアクセスを行なう。これに代えて、他行のネットバンキングサーバ30にアクセスするように構成してもよい。この場合、顧客レコード220に記録された顧客口座識別子に、金融機関コードを含めておく。そして、バンキング支援サーバ20内の所定のメモリには、金融機関コードに対応させて、この金融機関のネットバンキングサーバのアクセス先アドレス(URL)を保持させておく。そして、制御部21の代理処理手段211は、顧客口座識別子の金融機関コードに基づいて、ネットバンキングサーバ30の「URL」を特定してアクセス処理を実行する。これにより、多様な金融機関においても、バンキング支援サーバ20を利用して簡易バンキングサービスを提供することができる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a) 前記提供情報記憶手段において、取引照会結果に関連付けて情報取得時刻を更に記憶させ、
前記照会結果管理手段が、前記提供情報記憶手段に記録された情報取得時刻から所定時間が経過した照会要求を特定し、
前記代理処理手段が、前記特定した照会要求について、再度、前記照会要求受付手段において利用者照合された顧客の認証情報を前記顧客情報記憶手段から取得し、
前記認証情報を用いて、前記銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、前記銀行サービスサーバに対して前記取引照会種別に対応する指示を送信し、前記銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、前記銀行サービスサーバからログアウトすることによりセッションを終了させ、
前記銀行サービスサーバから取得した取引照会結果に基づいて、前記提供情報記憶手段に記録された取引照会結果を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の取引照会
システム。
これにより、セッションの終了から取引照会結果の提供までのタイムラグ間の取引情報を更新することができる。
本発明の実施形態のシステム概略図。 各データ記憶部に記録されたデータの説明図であって、(a)は顧客データ記憶部、(b)はアドレス区分データ記憶部、(c)は取引照会要求データ記憶部、(d)は取引照会結果データ記憶部に記録されたデータの説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 携帯電話端末の表示部に出力される表示画面の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図 他の実施形態の処理手順の説明図 他の実施形態の処理手順の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図。
符号の説明
10…携帯電話端末、20…バンキング支援サーバ、21…制御部、210…照会要求受付手段、211…代理処理手段、212…照会結果管理手段、22…顧客データ記憶部、23…アドレス区分データ、24…取引照会要求データ記憶部、25…取引照会結果データ記憶部、30…ネットバンキングサーバ、40…銀行ホストシステム。

Claims (5)

  1. 利用者毎に、銀行サービスサーバにログインを行なうための認証情報と、利用者の連絡先情報と、顧客の利用者端末の端末識別子に関する情報を記憶させた顧客情報記憶手段と、
    銀行のアクセス先情報に対応して取引照会種別を記憶させた照会区分記憶手段と、
    URLに対して、端末識別子及び取引照会結果を記憶させる提供情報記憶手段と、
    銀行サービスサーバにアクセスする制御手段とを備えた取引照会システムであって、
    前記制御手段が、
    利用者端末から照会要求を受信した場合、この利用者端末の発信元情報を特定し、前記顧客情報記憶手段に記録された連絡先情報と比較して利用者照合を行ない、
    前記発信元情報と前記連絡先情報とが一致する場合には、前記照会区分記憶手段を用いて前記照会要求を受けたアクセス先情報に対応する取引照会種別を特定する照会要求受付手段、
    前記照会要求受付手段において利用者照合された顧客の認証情報を前記顧客情報記憶手段から取得し、
    前記認証情報を用いて、前記銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、前記銀行サービスサーバに対して前記取引照会種別に対応する指示を送信し、
    前記銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、ログアウトすることによりセッションを終了させる代理処理手段、
    前記取引照会結果及び端末識別子をURLに関連付けて前記提供情報記憶手段に記録し、
    前記顧客情報記憶手段を用いて、前記利用者照合された連絡先情報を取得し、この連絡先に前記URLを含めた通知を送信し、
    利用者端末から前記URLを介してアクセス要求を受信した場合、前記利用者端末の端末識別子を取得し、
    前記URL、端末識別子が前記提供情報記憶手段に登録されている場合に、前記取引照会結果を前記利用者端末に送信する照会結果管理手段
    を備えたことを特徴とする取引照会システム。
  2. 前記顧客情報記憶手段には、連絡先情報として利用者のメールアドレスに関するデータを記憶させ、
    利用者端末からの照会要求を電子メールにより取得し、前記電子メールの送信元アドレスを発信元情報として用いることを特徴とする請求項1に記載の取引照会システム。
  3. 前記提供情報記憶手段において、取引照会結果に関連付けて情報取得時刻を更に記憶させ、
    前記照会結果管理手段が、前記提供情報記憶手段に記録された情報取得時刻から削除基準時間が経過した取引照会結果を特定して削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の取引照会システム。
  4. 利用者毎に、銀行サービスサーバにログインを行なうための認証情報と、利用者の連絡先情報と、顧客の利用者端末の端末識別子に関する情報を記憶させた顧客情報記憶手段と、
    銀行のアクセス先情報に対応して取引照会種別を記憶させた照会区分記憶手段と、
    URLに対して、端末識別子及び取引照会結果を記憶させる提供情報記憶手段と、
    銀行サービスサーバにアクセスする制御手段とを備えた取引照会システムを用いて、取引照会を行なうためのプログラムであって、
    前記制御手段を、
    利用者端末から照会要求を受信した場合、この利用者端末の発信元情報を特定し、前記顧客情報記憶手段に記録された連絡先情報と比較して利用者照合を行ない、
    前記発信元情報と前記連絡先情報とが一致する場合には、前記照会区分記憶手段を用いて前記照会要求を受けたアクセス先情報に対応する取引照会種別を特定する照会要求受付手段、
    前記照会要求受付手段において利用者照合された顧客の認証情報を前記顧客情報記憶手段から取得し、
    前記認証情報を用いて、前記銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、前記銀行サービスサーバに対して前記取引照会種別に対応する指示を送信し、
    前記銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、ログアウトすることによりセッションを終了させる代理処理手段、
    前記取引照会結果及び端末識別子をURLに関連付けて前記提供情報記憶手段に記録し、
    前記顧客情報記憶手段を用いて、前記利用者照合された連絡先情報を取得し、この連絡先に前記URLを含めた通知を送信し、
    利用者端末から前記URLを介してアクセス要求を受信した場合、前記利用者端末の端末識別子を取得し、
    前記URL、端末識別子が前記提供情報記憶手段に登録されている場合に、前記取引照会結果を前記利用者端末に送信する照会結果管理手段
    として機能させることを特徴とする取引照会プログラム。
  5. 利用者毎に、銀行サービスサーバにログインを行なうための認証情報と、利用者の連絡先情報と、顧客の利用者端末の端末識別子に関する情報を記憶させた顧客情報記憶手段と、
    銀行のアクセス先情報に対応して取引照会種別を記憶させた照会区分記憶手段と、
    URLに対して、端末識別子及び取引照会結果を記憶させる提供情報記憶手段と、
    銀行サービスサーバにアクセスする制御手段とを備えた取引照会システムを用いて、取引照会を行なうための方法であって、
    前記制御手段が、
    利用者端末から照会要求を受信した場合、この利用者端末の発信元情報を特定し、前記顧客情報記憶手段に記録された連絡先情報と比較して利用者照合を行ない、
    前記発信元情報と前記連絡先情報とが一致する場合には、前記照会区分記憶手段を用いて前記照会要求を受けたアクセス先情報に対応する取引照会種別を特定する照会要求受付段階と、
    前記照会要求受付段階において利用者照合された顧客の認証情報を前記顧客情報記憶手段から取得し、
    前記認証情報を用いて、前記銀行サービスサーバにログインを行なうことにより、セッションを開始し、前記銀行サービスサーバに対して前記取引照会種別に対応する指示を送信し、
    前記銀行サービスサーバから取引照会結果を取得し、ログアウトすることによりセッションを終了させる代理処理段階と、
    前記取引照会結果及び端末識別子をURLに関連付けて前記提供情報記憶手段に記録し、
    前記顧客情報記憶手段を用いて、前記利用者照合された連絡先情報を取得し、この連絡先に前記URLを含めた通知を送信し、
    利用者端末から前記URLを介してアクセス要求を受信した場合、前記利用者端末の端末識別子を取得し、
    前記URL、端末識別子が前記提供情報記憶手段に登録されている場合に、前記取引照会結果を前記利用者端末に送信する照会結果管理段階と
    を実行することを特徴とする取引照会方法。
JP2008051129A 2008-02-29 2008-02-29 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法 Active JP5186245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008051129A JP5186245B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008051129A JP5186245B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009211181A JP2009211181A (ja) 2009-09-17
JP5186245B2 true JP5186245B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=41184300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008051129A Active JP5186245B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5186245B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2482242A4 (en) 2009-09-24 2013-09-25 Nippon Telegraph & Telephone ELECTRONIC PAYMENT METHOD, SYSTEM, SERVER AND PROGRAM THEREOF

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109619A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Toyo Electric Mfg Co Ltd クレジットカード端末装置使用時のデータ処理方法
JP2002366752A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Shinkin Banks Information System Center Co Ltd 通知システム
JP3565801B2 (ja) * 2001-07-06 2004-09-15 株式会社ユーエフジェイ銀行 本人確認方法
JP2004246705A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Nec Corp 口座取引システム
JP2006277686A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mizuho Bank Ltd 送金処理支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009211181A (ja) 2009-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108880982B (zh) 即时消息系统、即时消息系统执行的方法和机器可读介质
CN111160845B (zh) 一种业务处理方法和装置
US9444878B1 (en) Systems and methods for device emulation on mobile channel
CN106716918B (zh) 用户认证方法和系统
CN102362484B (zh) 访问管理系统和访问管理方法
CN110225035B (zh) 第三方账户绑定及登录方法、服务器、终端及装置
WO2012166694A1 (en) Methods and systems for providing mobile customer support
US20080261562A1 (en) System and Method for Providing Bidirectional Message Communication Services with Portable Terminals
JP2005158066A (ja) ベンダサービス用の自動化された顧客資格付与システム
CN108293181A (zh) 一种通信标识绑定的处理方法及终端
US11750587B1 (en) Systems and methods for communications channel authentication
CN103442084A (zh) 交换数据、获取与感知服务的数据箱系统及其使用方法
JP4920386B2 (ja) 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法
JP2009245273A (ja) 本人確認システムおよび方法
JP5186245B2 (ja) 取引照会システム、取引照会プログラム及び取引照会方法
JP2017535893A (ja) 支払い検証方法、装置及びシステム
US20150293680A1 (en) Method and Apparatus for Accessing Historical Interface, and Mobile Terminal
JP2005018265A (ja) 送金管理方法及び送金管理プログラム
JP2004102711A (ja) 振込処理方法及び振込処理プログラム
JP5203665B2 (ja) 口座管理システム及び口座管理方法
JP2023164211A (ja) 受付システム及びプログラム
CN106559470B (zh) 一种账号信息的推送方法和装置
CN111242337A (zh) 一种用于电池拆卸的线上预约网点系统
JP2002032694A (ja) カード紛失時の取扱停止システム
CN111639895A (zh) 一种包裹配送方法、装置、终端设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5186245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250