JP5185858B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、特別始動口を二つ備えるパチンコ機に関する。
特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、遊技球が通過する特別始動口と、特別始動口を遊技球が通過したのを契機として、特別図柄の変動態様及び停止態様を規定する特別始動記憶データを生成する特別始動記憶生成手段と、前記特別始動記憶データに基づいて特別図柄表示装置で特別図柄を変動表示させ、その後に停止表示させる一連の図柄生成行程を順次実行する特別図柄制御手段と、前記図柄生成行程の結果、特別図柄が当り態様で停止表示されると、大入賞口が所定態様で開放する特別遊技状態に制御する遊技状態制御手段と、遊技球の前記特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データを、当該特別始動記憶データに基づく図柄生成行程が開始されるまで所定数を上限として記憶する特別始動記憶手段とを備えるパチンコ機が広く知られている(特許文献1参照)。かかるパチンコ機は、規則により第1種パチンコ機として長年分類されてきた。
そして、こうしたパチンコ機にあって、近年の規則改正により、特別始動口を二つ備えた機種が登場している。かかるパチンコ機では、遊技球がいずれかの特別始動口を通過すると特別始動記憶データが生成され、該特別始動記憶データに基づいて図柄生成行程が実行される。そして、図柄生成行程の結果、特別図柄が当り態様で停止表示されると特別遊技状態が開始される。ここで、かかる従来のパチンコ機にあっては、特別始動口ごとに未消化の特別始動記憶データが区別して記憶保持される。すなわち、遊技球の第一の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データは第一の特別始動記憶手段が記憶保持し、遊技球の第二の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データは第二の特別始動記憶手段が記憶保持するようになっている。ここで、各特別始動記憶手段は、記憶保持可能な特別始動記憶データの数に上限が設定されており、例えば、第一の特別始動記憶手段に上限数の特別始動記憶データが記憶されている時に、遊技球が第一の特別始動口を通過すると、いわゆるオーバーフローとなり、特別始動記憶データが生成されず、又は特別始動記憶データが生成されても記憶保持されずに無効となる。
特開2007−312803号公報
ところで、上記の特別始動口を二つ備えた従来のパチンコ機の多くは、一方の特別始動口に係る特別始動記憶データを優先消化しており、他方の特別始動口に係る特別始動記憶データは、一方の特別始動口に係る特別始動記憶データがなくなるまで消化されない。このため、優先消化される方の特別始動口へ遊技球が頻繁に通過可能な状態では、他方の特別始動口に係る特別始動記憶データは殆ど消化されず、該他方の特別始動口に係る特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データは上限数に達していることが多い。このため、かかる場合には、他方の特別始動口を遊技球が通過しても殆どオーバーフローとなり、他方の特別始動口が有効活用されているとはいえなかった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、特別始動口を二つ備えるパチンコ機にあって、二つの特別始動口を活かした、興趣に富んだ遊技を提供することを目的とする。
本発明は、特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、遊技球が通過可能な第一の特別始動口と、遊技球が通過可能な第二の特別始動口と、前記いずれかの特別始動口を遊技球が通過したのを契機として、特別図柄の変動態様及び停止態様を規定する特別始動記憶データを生成する特別始動記憶生成手段と、前記特別始動記憶データに基づいて特別図柄表示装置で特別図柄を変動表示させ、その後に停止表示させる一連の図柄生成行程を順次実行し、該実行に伴い当該特別始動記憶データを消化する特別図柄制御手段と、前記図柄生成行程の結果、特別図柄が当り態様で停止表示されると、大入賞口が所定態様で開放する特別遊技状態に制御する遊技状態制御手段と、遊技球の前記第一の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データを所定数を上限として第一特別始動記憶手段に記憶させ、遊技球の前記第二の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データを所定数を上限として第二特別始動記憶手段に記憶させる始動記憶制御手段と、前記第一特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データの数を表示する第一特別始動記憶数表示装置と、前記第二特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データの数を表示する第二特別始動記憶数表示装置とを備えてなり、前記特別図柄制御手段は、第二特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データに基づく図柄生成行程を、第一特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データに基づく図柄生成行程に優先して実行するパチンコ機において、前記始動記憶制御手段は、第一特別始動記憶手段が上限数の特別始動記憶データを記憶している時に遊技球が第一の特別始動口を通過すると、該通過を契機として前記特別始動記憶生成手段が生成した特別始動記憶データを第二特別始動記憶手段に上限の範囲内で記憶させる始動記憶移管処理を実行することを特徴とするパチンコ機である。
ここで、本発明に係る始動記憶制御手段は、第一特別始動記憶手段が上限数の特別始動記憶データを記憶している時に遊技球が第一の特別始動口を通過した場合に、「常に」始動記憶移管処理をするものに限らず、「所定条件下で」始動記憶移管処理をするものを含む。
かかる構成にあっては、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが発生すると、常に、又は所定条件下で、第二特別始動記憶手段が、第一の特別始動口通過を契機に生成された特別始動記憶データを記憶する。第二特別始動記憶手段に記憶された当該特別始動記憶データは、遊技球の第二の特別始動口通過によって生成された特別始動記憶データと同様に扱われ、第一特別始動記憶手段の特別始動記憶データよりも優先して消化される。このため、本発明のパチンコ機にあっては、第二の特別始動口へ遊技球が頻繁に通過可能な状態であっても、第一の特別始動口を有効活用できる。
本発明にあって、前記第一の特別始動口は、遊技球が常時通過可能なものであり、前記第二の特別始動口は、遊技球が通過可能な開放状態と、通過不能な閉塞状態とに変換されるものであり、前記遊技状態制御手段は、第二の特別始動口が開放状態になる割合が低い低開放遊技状態と、該低開放遊技状態よりも第二の特別始動口が開放状態になる割合が高い高開放遊技状態とに遊技状態を制御し、さらに、前記低開放遊技状態又は高開放遊技状態にあって、前記図柄生成行程の結果、特別図柄が当り態様で停止表示されると、大入賞口が所定態様で開放する特別遊技状態に制御するものであり、前記始動記憶制御手段は、高開放遊技状態にあって、第一特別始動記憶手段が上限数の特別始動記憶データを記憶している時に遊技球が第一の特別始動口を通過すると、前記始動記憶移管処理を実行することが提案される。かかる構成では、高開放遊技状態にあって、第二の特別始動口へ遊技球が通過し易くなり、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが発生し易くなるため、高開放遊技状態で始動記憶移管処理を実行することで、第一の特別始動口の効率的活用が可能となる。
また、本発明にあって、前記始動記憶制御手段は、第一特別始動記憶手段が上限数の特別始動記憶データを記憶している場合に、第一の特別始動口を所定個数の遊技球が通過するたびに始動記憶移管処理を実行することが提案される。すなわち、かかる構成にあっては、第二特別始動記憶手段は、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが発生するたびに特別始動記憶データを記憶するのではなく、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが所定回数(例えば3回)発生するたびに特別始動記憶データを記憶する。このため、かかる構成によれば、第一特別始動記憶手段のオーバーフローによる損失を軽減しつつ、始動記憶移管処理によって遊技者にとって過度に有利な遊技状態とならないよう、遊技を調和させることができる。
また、本発明にあって、前記始動記憶制御手段は、第一特別始動記憶手段が上限数の特別始動記憶データを記憶している時に遊技球が第一の特別始動口を通過すると抽選を行い、所定の抽選結果が得られた場合には始動記憶移管処理を実行することが提案される。かかる構成にあっては、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが発生するたびに抽選が行われ、当該抽選結果によって、第二特別始動記憶手段が特別始動記憶データを記憶するか否かが決定される。このため、かかる構成によれば、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが発生して抽選が行われるたびに遊技者は一喜一憂することとなり、遊技を一層起伏に富ませることができる。
また、本発明にあって、第一特別始動記憶手段の特別始動記憶データに基づく図柄生成行程よりも、第二特別始動記憶手段の特別始動記憶データに基づく図柄生成行程の方が、図柄生成行程の結果として得られる期待利得が大きい構成が提案される。ここで、「図柄生成行程の結果として得られる期待利得」とは、当該図柄生成行程が実行されることによって遊技者が獲得し得る賞球数の期待値である。一般的には、特別図柄が当り態様で停止表示される確率(特別図柄の当選確率)が高いほど、高確率遊技状態に移行する確率(確率変動確率)が高いほど、また、特別遊技状態に移行した場合に期待される賞球数(平均出球)が高いほど、「図柄生成行程の結果として得られる期待利得」は大きくなる。かかる構成にあっては、特別始動記憶データが第一特別始動記憶手段に記憶されるよりも、第二特別始動記憶手段に記憶される方が遊技者にとって有利であるから、第一特別始動記憶手段がオーバフローした時に、第二特別始動記憶手段が特別始動記憶データを記憶することで、さらなる付加価値を生じさせることができる。
以上に述べたように、本発明にあっては、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが発生すると、常に、又は所定条件下で、第二特別始動記憶手段に特別始動記憶データが記憶されることとなるから、第二の特別始動口へ遊技球が頻繁に通過する状態であっても第一の特別始動口を有効活用することができ、二つの特別始動口を活かした興趣に富んだ遊技を実現できる。また、本発明のパチンコ機にあっては、第一特別始動記憶手段でオーバーフローが発生した時の損失が従来構成より軽減されるから、遊技者はオーバーフローの発生を心配することなく、遊技を楽しむことができる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤10の正面図である。 センターケース13の正面図である。 図2中、A部分の拡大図である。 遊技を制御する制御回路を示すブロック図である。 通常遊技状態及び確変遊技状態の遊技内容を示すテーブルである。 特別図柄の各当選種類の内容を示すテーブルである。 メイン処理の処理内容を示すフローチャートである。 入賞検出処理の処理内容を示すフローチャートである。 特別始動口処理の処理内容を示すフローチャートである。 第一始動口判定処理の処理内容を示すフローチャートである。 第二始動口判定処理の処理内容を示すフローチャートである。 当選種別処理の処理内容を示すフローチャートである。 特別図柄処理の処理内容を示すフローチャートである。 第一特別図柄処理の処理内容を示すフローチャートである。 第二特別図柄処理の処理内容を示すフローチャートである。 大入賞口処理の処理内容を示すフローチャートである。 オーバーフロー処理の処理内容を示すフローチャートである。 変形例のオーバーフロー処理の処理内容を示すフローチャートである。 変形例のオーバーフロー処理の処理内容を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
なお、下記実施例において、本発明に係る「第一の特別始動口」は第一特別始動口20aに、「第二の特別始動口」は第二特別始動口20bに該当する。また、本発明に係る「低開放遊技状態」は通常遊技状態に、本発明に係る「高開放遊技状態」は確変遊技状態に該当する。
パチンコ機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4,4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板6が設けられている。また、前枠5の下部には、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されており、下受皿8の右側方に発射ハンドル9が配設される。
図2は、遊技盤10の正面図である。遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されている。遊技領域12の中央には、各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。図3は、この遊技領域12の中央に配設されたセンターケース13の正面図である。センターケース13には、演出表示装置14が組み付けられている。演出表示装置14は、液晶表示器又はCRT表示器等からなり、その表示画面には演出図柄や各種演出画像が表示される。
図3に示すように、演出表示装置14の下部には、8個のLED(発光ダイオード)が横並びに配設される。この8個のLEDのうち、右側の3個は第一特別図柄表示装置15aであり、左側の3個は第二特別図柄表示装置15bであり、中央の2個は普通図柄表示装置16である。
第一特別図柄表示装置15aは、LEDの点灯態様によって第一特別図柄を表示するものであり、第二特別図柄表示装置15bは、LEDの点灯態様によって第二特別図柄を表示するものである。後述するように、各特別図柄表示装置15a,15bは、所定契機によって、各LEDを点滅させることにより夫々の特別図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した態様で特別図柄を停止表示する。本実施例では、一番右のLEDが点灯した態様がハズレ態様、右二つのLEDのいずれかが点灯した態様が当り態様と設定されており、いずれかの特別図柄が当り態様で停止表示された場合に、いわゆる「大当り」となって後述の特別遊技状態に移行する。また、大当りとなった場合にはLEDの点灯態様によって後述の大当りの種類が決定される。
一方、普通図柄表示装置16は、LEDの点灯態様によって普通図柄を表示するものである。後述する普通始動口19を遊技球が通過すると、このLEDが順次点滅することで普通図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した態様で普通図柄を停止表示する。左側のLEDのみが点灯した態様が当り態様、左右のLEDが点灯した態様がハズレ態様に設定されており、当り態様で停止表示された場合には、後述の普通電動役物23が拡開作動する。
図3に示すように、演出表示装置14の右上位置には、四個のLEDからなり、該LEDの点灯数によって後述の第一特別始動記憶数Pを表示する第一特別始動記憶数表示装置17aが設けられている。また、演出表示装置14の左上位置には、四個のLEDからなり、該LEDの点灯数によって後述の第二特別始動記憶数Qを表示する第二特別始動記憶数表示装置17bが設けられている。さらに、演出表示装置14の直下位置には、四個のLEDからなり、該LEDの点灯数によって普通始動記憶数Uを表示する普通始動記憶数表示装置18が設けられている。
図2に示すように、センターケース13の左側方には普通始動口19を有する普通始動ゲート21が設けられており、普通始動口19を遊技球が通過すると、この普通始動ゲート21に具備された球検知スイッチが球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて普通図柄表示装置16のLEDが点滅開始する。
また、図2,4に示すように、センターケース13の直下位置には第一特別始動口20aを有する特別入賞装置22が配設されている。かかる特別入賞装置22は開口の大きさを変化させないタイプであり、遊技球は第一特別始動口20aを常時通過可能となっている。そして、第一特別始動口20aを遊技球が通過すると、特別入賞装置22に内蔵された球検知スイッチが球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて第一特別図柄表示装置15aのLEDが点滅開始する。
また、図2,4に示すように、センターケース13の直下位置には第二特別始動口20bを有する普通電動役物23が配設される。図4に示すように、普通電動役物23は開閉翼片24を備えている。開閉翼片24は、ソレノイド(図示省略)によって駆動されるものであり、開閉翼片24の定常位置では第二特別始動口20bは遊技球が通過不能な閉塞状態であるが、ソレノイドによって開閉翼片24が拡開駆動されると第二特別始動口20bは遊技球が通過可能な開放状態となる。第二特別始動口20bは、通常は閉塞状態であるが、普通図柄表示装置16で普通図柄が当り態様で停止表示されると、所定時間開閉翼片24が拡開駆動されて第二特別始動口20bが所定時間開放状態となる。そして、開放された第二特別始動口20bを遊技球が通過すると、普通電動役物23に内臓された球検知スイッチが球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて第二特別図柄表示装置15bのLEDが点滅開始する。
普通電動役物23の直下、かつアウト口30の直上方位置には、大入賞口25を有する特別電動役物26が配設されている。この特別電動役物26は横長矩形状の開閉片27を具備し、この開閉片27は内蔵するソレノイドにより開閉制御されることによって大入賞口25が開放状態又は閉鎖状態に変換される。また、特別電動役物26の内部には入賞した遊技球を検知する球検知スイッチが設けられている。
また、遊技領域12の下部には一般入賞口28を有する一般入賞装置29が四個配設されており、遊技球が一般入賞口28に入賞すると、一般入賞装置29に内蔵された球検知スイッチが球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。
次に、本実施例のパチンコ機の遊技作動を制御する制御回路を、図7を参照して説明する。
マイクロコンピュータを構成する主制御基板60には、パチンコ機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられている。この主制御基板60は、遊技の統括的な制御を実行するものであり、本発明に係る特別始動記憶生成手段、特別図柄制御手段、遊技状態制御手段、第一特別始動記憶手段、及び第二特別始動記憶手段は、主にこの主制御基板60により実現される。この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラムや、第一特別始動口20aや第二特別始動口20bの入賞時に生成される特別始動記憶データを参照して、当落判定や図柄の変動・停止態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。
一方、記憶装置RAMには、各種球検知スイッチからの球検知信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマや乱数カウンタ、計数カウンタ等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
さらに、この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。
ここで主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ又はコマンドを各制御基板62,63,64,65にそれぞれ出力し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
ここで、主制御基板60の記憶装置RAMの記憶領域に設けられる各乱数カウンタについて説明する。
大当りカウンタは0〜299の範囲の値を取るものであり、第一特別始動口20a又は第二特別始動口20bへ入賞するとその時点の大当りカウンタの値が生成される。そして抽出された大当りカウンタ値は、所定の大当り値と比較され、抽出された大当りカウンタ値が大当り値と一致していた場合には「大当り(特別図柄の当選)」となり、不一致であった場合には「ハズレ」となる。ここで所定大当り値には、高確率時の大当り値「7,11,37,87,127,177,207,233,257,273」と通常確率時の大当り値「7」の二種類があり、通常遊技状態では、大当りカウンタ値は通常確率時の大当り値と比較されるが、上述の確変遊技状態では、高確率時の大当り値と比較される。すなわち、通常遊技状態では、抽出された大当りカウンタ値が「7」の場合にのみ当選となり、確変遊技状態では、抽出された大当りカウンタ値が「7,11,37,87,127,177,207,233,257,273」の場合に当選となる。したがって、通常遊技状態では、当選する確率(以下、当選確率という)は1/300であり、確変遊技状態では、当選確率は10/300(=1/30)となる。
また、図柄カウンタは0〜7の範囲の値を取るものであり、第一特別始動口20a又は第二特別始動口20bへ入賞するとその時点の図柄カウンタの値が抽出される。上記大当りカウンタ値の判定結果が「大当り」である場合に、抽出された図柄カウンタの抽出値が、当選種類に対応する所定の当選種別判定値と一致するか否かによって当選種類が決定される。具体的には、第一始動記憶領域の特別始動記憶データでは、抽出された図柄カウンタ値が「0,1」の場合には「通常大当り」と決定され、抽出された図柄カウンタ値が「2,3」の場合には「突確大当り」と決定され、抽出された図柄カウンタ値が「4,5,6,7」の場合には「確変大当り」と決定される。すなわち、第一特別始動口20aに係る「大当り」の25%が「通常大当り」に、25%が「突確大当り」に、50%が「確変大当り」に振り分けられることとなる。一方、第二始動記憶領域の特別始動記憶データでは、抽出された図柄カウンタ値が「0,1」の場合には「通常大当り」と決定され、抽出された図柄カウンタ値が「2,3,4,5,6,7」の場合には「確変大当り」と決定される。すなわち、第二特別始動口20bに係る「大当り」の25%が「通常大当り」に、75%が「確変大当り」に振り分けられることとなる。
普通当りカウンタは0〜30の範囲の値を取るものであり、遊技球が普通始動ゲート21を通過するとその時点の普通当りカウンタの値が抽出される。そして抽出された普通当りカウンタ値は、所定の当り値と比較され、抽出された普通当りカウンタ値が該当り値と一致していた場合には内部的に「当り(普通図柄の当選)」となり、不一致であった場合には「ハズレ」となる。
また、第一特別始動口20a又は第二特別始動口20bに入賞した際には、演出表示装置14で演出図柄のリーチ変動を行うか否かを決定するためのリーチカウンタや、特別図柄や演出図柄の変動態様を決定するための態様カウンタからも値が抽出される。図柄生成行程での特別図柄の変動態様及び停止態様を規定する特別始動記憶データは、これらのカウンタから抽出したカウンタ値の集合であり、特別始動口20a,20b入賞を契機として各カウンタから抽出された各カウンタ値は、一個の特別始動記憶データとして纏められて記憶装置RAMに保持され、当該特別始動記憶データに基づいて図柄生成行程が開始されると消去される。
ここで、記憶装置RAMには、第一特別始動口20aの入賞に基づく特別始動記憶データを記憶する第一始動記憶領域と、第二特別始動口20bの入賞に基づく特別始動記憶データを記憶する第二始動記憶領域とが設けられている。第一始動記憶領域には特別始動記憶データを記憶するための四個の記憶領域1〜4が設けられており、第一特別始動口20a入賞によって生成された特別始動記憶データのうち、最も先に記憶されたものから順番に、記憶領域1から記憶領域4へと記憶保持される。同様に、第二始動記憶領域には特別始動記憶データを記憶するための四個の記憶領域5〜8が設けられており、第二特別始動口20b入賞によって生成された特別始動記憶データのうち、最も先に記憶されたものから順番に、記憶領域5から記憶領域8へと記憶保持される。夫々の始動記憶領域に関して、図柄生成行程は最も先に記憶される特別始動記憶データに基づいて実行される。すなわち、第一始動記憶領域では、記憶領域1に記憶される特別始動記憶データに基づいて図柄生成行程が実行されると共に、記憶領域2〜4に特別始動記憶データが残っている場合には、それらの特別始動記憶データが記憶領域1〜3へとシフトする。同様に、第二始動記憶領域では、記憶領域5に記憶される特別始動記憶データに基づいて図柄生成行程が実行されると共に、記憶領域6〜8に特別始動記憶データが残っている場合には、それらの特別始動記憶データが記憶領域5〜7へとシフトする。すなわち、第一始動記憶領域は、本発明に係る第一特別始動記憶手段を構成するものであり、第二始動記憶領域は、本発明に係る第二特別始動記憶手段を構成するものである。
また、第一始動記憶領域に何個の特別始動記憶データが記憶されているかが、第一特別始動記憶数Pとして記憶装置RAMに記憶保持される。一方、第二始動記憶領域に何個の特別始動記憶データが記憶されているかが、第二特別始動記憶数Qとして記憶装置RAMに記憶保持される。また、記憶装置RAMには、遊技球の普通始動口19通過時に取得された普通当りカウンタ値を記憶する普通始動記憶領域が設けられており、普通始動記憶領域に何個の普通当りカウンタ値が記憶されているかが、普通始動記憶数Uとして記憶装置RAMに記憶保持される。
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に出力されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、普通始動ゲート21、特別入賞装置22、普通電動役物23、特別電動役物26、一般入賞装置29等が接続されている。そして、主制御基板60が2msごとに、これらに内蔵された各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があると、その球検出信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物23や特別電動役物26等が接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらに内蔵されたソレノイドやモータを作動させる。
上記の図柄表示制御基板62には、演出表示装置14の表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、その表示態様に関する固定データが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。
図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の表示態様を表示するデータを、出力ポートを介して表示用ドライバに出力する。そして、この表示用ドライバが、前記データに従って演出表示装置14に所定態様で表出させる。
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを、出力ポートを介してサウンドジェネレータに出力し、このサウンドジェネレータが、前記音データに従ってスピーカに効果音を出力させる。
上記の光源制御基板64には、第一特別図柄表示装置15a、第二特別図柄表示装置15b、普通図柄表示装置16、第一特別始動記憶数表示装置17a、第二特別始動記憶数表示装置17b、普通始動記憶数表示装置18等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、LEDやランプ等の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、LED,装飾ランプ等を所定の発光態様に従って発光させるための発光パターン等の固定データが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。
この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データを、出力ポートを介して、LEDやランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に出力し、この光源作動基板が、所定のLEDやランプ等を点灯、点滅させる。すなわち、この光源制御基板64及び主制御基板60等により、本発明に係る特別図柄制御手段が構成される。
上記の払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが格納されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から入力されたデータ又はコマンドに従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを、出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読込みや書込みを行う機外装置であるプリペイドカードユニットと、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。
次に、本実施例のパチンコ機の基本的な遊技作動を、図2〜4を参照して簡単に説明する。なお、本実施例のパチンコ機の基本的な遊技作動は、既存のパチンコ機と同様であるため詳細な説明は省略する。
本発明のパチンコ機は、通常の遊技状態(通常遊技状態)と、特別図柄の当選確率が通常遊技状態よりも高確率となる確変遊技状態とを備えており、通常遊技状態又は確変遊技状態にあって特別図柄に当選(大当り)すると大入賞口が連続開放する特別遊技状態に移行する。そして、特別遊技状態が終了すると再び通常遊技状態又は確変遊技状態に移行する。
具体的には、通常遊技状態及び確変遊技状態にあっては、遊技領域12に発射された遊技球がいずれかの特別始動口20a,20bを通過した場合、乱数抽選が行われて特別始動記憶データが生成され、該特別始動記憶データに基づいていずれかの特別図柄表示装置15a,15bで図柄生成行程が順次実行される。図柄生成行程が開始されると、いずれかの特別図柄表示装置15a,15bでLEDが点滅して特別図柄が変動し、その後、LEDが点滅停止して特別図柄を停止し、遊技者に特別図柄の停止態様を認識させるため、特別図柄を一定時間(約1秒)停止表示する。ここで、特別図柄が当り態様で停止表示されると大当りとなり、特別遊技状態に移行する。一方、特別図柄がハズレ態様で停止表示されるとハズレとなり、現状の遊技状態が継続される。
また、通常は、図柄生成行程の実行中は、スピーカや装飾用ランプが所定態様で作動し、また、演出表示装置14の表示画面で演出用の図柄が変動する。ここで、表示画面では、場合によって遊技者の大当りへの期待感を高めるいわゆるリーチ変動が実行される。かかるリーチ変動を実行する場合には、通常よりも当り態様で確定表示する頻度が高くなるように設定されており、遊技者はリーチ変動により大当りの期待感を高めるとともに、表示画面での多様な演出態様により、演出用図柄の変動が停止するまで興奮を持続させることができる。
図柄生成行程は二つの特別図柄表示装置15a,15bで同時並行して実行されることはなく、いずれかの特別図柄表示装置15a,15bで実行中の図柄生成行程が終了すると、次の図柄生成行程がいずれかの特別図柄表示装置15a,15bで開始されるといった具合に一つずつ実行される。そして、遊技球の特別始動口20a,20b通過によって生成された特別始動記憶データは、当該特別始動記憶データに基づく図柄生成行程が開始されるまで記憶保持される。ここで、遊技球の第一特別始動口20a通過によって生成された特別始動記憶データは、原則として4個を上限として上記第一始動記憶領域に保持され、該特別始動記憶データに基づく図柄生成行程は第一特別図柄表示装置15aで実行される。一方、遊技球の第二特別始動口20b通過によって生成された特別始動記憶データは、4個を上限として上記第二始動記憶領域に保持され、該特別始動記憶データに基づく図柄生成行程は第二特別図柄表示装置15bで実行される
次に、通常遊技状態及び確変遊技状態での普通図柄表示装置16の変動態様について概説する。
遊技球が普通始動口19を通過すると、普通図柄表示装置16の二個のLEDが点滅開始して、普通図柄が変動開始する。一方、この普通図柄表示装置16の点滅中又は普通電動役物23の開放動作中に、遊技球が普通始動口19を通過すると、普通始動記憶数表示装置18のLEDの点灯数が追加され、未実行の変動回数を遊技者に報知する。
普通図柄は所定時間経過すると変動を停止し、当り態様又はハズレ態様で停止表示される。そして当り態様で停止表示された場合には普通電動役物23の拡開作動が実行されて第二特別始動口20bが所定時間開放状態となる。普通図柄の停止表示後、又は普通電動役物23の開放動作終了後に、普通始動記憶数表示装置18のLEDが点灯している場合には、該LEDが一つ消灯し、普通図柄は再び変動開始することとなる。
次に、通常遊技状態と確変遊技状態の違いを説明する。
確変遊技状態は、上述のように特別図柄の当選確率が通常遊技状態よりも高確率となる遊技状態である。具体的には、図6に示すように、通常遊技状態中の当選確率が1/300であるのに対し、確変遊技状態では当選確率が1/30となるので、確変遊技状態は通常遊技状態よりも10倍当選し易い有利な状態といえる。また、確変遊技状態では、いわゆる時短状態となり、図柄生成行程で特別図柄を変動表示する平均時間が通常遊技状態の半分に短縮される。また、普通図柄の平均変動時間も通常遊技状態より短縮される。さらには、確変遊技状態では、普通図柄の当選確率が通常遊技状態よりも高確率となるとともに、普通図柄の当選によって普通電動役物23拡開作動する時間が通常遊技状態より長くなり、第二特別始動口20bが長時間開放状態となる。このように確変遊技状態では、普通電動役物の開放頻度や開放時間が増えることで、第二特別始動口20bが開放状態となる割合が向上する。このため、通常遊技状態では、専ら遊技球は第一特別始動口20aに入賞し、第二特別始動口20bに入賞することは稀であるが、確変遊技状態では遊技球が第二特別始動口20bへ入賞し易くなり、第二特別始動口20bへの入賞頻度が第一特別始動口20aへの入賞頻度を上回ることとなる。すなわち、本実施例にあっては、通常遊技状態が本発明に係る低開放遊技状態に該当し、確変遊技状態が高開放遊技状態に該当する。
次に、特別遊技状態について説明する。
特別遊技状態は、大入賞口25が開閉する開閉ラウンドを所定回数実行する遊技状態であり、上述のように、通常遊技状態又は確変遊技状態でいずれかの特別図柄が当り態様で停止表示されて大当りとなると開始され、所定回数の開閉ラウンドを終了すると特別遊技状態が終了し、通常遊技状態又は確変遊技状態へ移行する。特別遊技状態には、多量の賞球を獲得し得る通常特別遊技状態と、殆ど賞球を獲得できない突確特別遊技状態とがある。いずれの特別遊技状態に移行するかは、特別図柄の当選種類によって決まる。通常特別遊技状態では、大入賞口25が30秒間開放して閉鎖すると一回の開閉ラウンドが終了する。そして、この開閉ラウンドを16回繰り返すことによって通常特別遊技状態が終了する。この通常特別遊技状態では、大入賞口25へ100個以上の入賞が期待でき、遊技者は多量の賞球を獲得できる。一方、突確特別遊技状態では、大入賞口25が0.2秒間開放しただけで閉鎖して、一回の開閉ラウンドが終了する。そして、この開閉ラウンドを2回繰り返すことによって突確特別遊技状態が終了する。この突確特別遊技状態は、1秒に満たない時間で終了するため、大入賞口25への入賞は期待できず、遊技者は賞球をほとんど獲得できない。
本実施例のパチンコ機にあっては、特別図柄の当選種類によって、通常特別遊技状態と突確特別遊技状態のいずれの特別遊技状態に移行するか、また、特別遊技状態終了後に通常遊技状態と確変遊技状態のいずれに移行するかが決定される。具体的には、図7に示すように、特別図柄の当選種類は、通常特別遊技状態の実行後に通常遊技状態に移行する「通常大当り」と、突確特別遊技状態の実行後に確変遊技状態に移行する「突確大当り」と、通常特別遊技状態の実行後に確変遊技状態に移行する「確変大当り」とに分けられる。
特別図柄の当選種類は、外部的には図柄生成行程で特別図柄が停止表示される態様によって決定されるが、内部的には、特別始動記憶データに含まれる図柄カウンタ値によって決定される。具体的には、図7に示すように、第一始動記憶領域の特別始動記憶データに基づく図柄生成行程で大当りとなった場合、図柄カウンタ値に応じて、25%の確率で通常大当りに、50%の確率で突確大当りに、25%の確率で確変大当りに振り分けられる。一方、図7に示すように、第二始動記憶領域の特別始動記憶データに基づく図柄生成行程で大当りとなった場合、図柄カウンタ値に応じて、25%の確率で通常大当りに、75%の確率で確変大当りに振り分けられる。すなわち、第二始動記憶領域の特別始動記憶データで大当りになった場合には、100%の確率で通常特別遊技状態(30秒16回の開閉ラウンド)に移行して遊技者は必ず多量の賞球を獲得できるのに対し、第一特別始動口20a入賞で大当りになった場合には50%の確率で突確遊技状態(0.2秒2回の開閉ラウンド)に移行するから、遊技者は殆ど賞球を獲得できない可能性がある。
このように、第二始動記憶領域の特別始動記憶データに基づく図柄生成行程で大当りになった場合の方が、第一始動記憶領域の特別始動記憶データに基づく図柄生成行程で大当りとなった場合よりも、遊技者はより多くの遊技球を獲得できる見込みがある。さらに言えば、いずれの始動記憶領域に係る図柄生成行程でも大当りとなる確率は同じであるから、図柄生成行程の後に期待される利得は、第二始動記憶領域に記憶される特別始動記憶データに基づく図柄生成行程の方が、第一始動記憶領域に記憶される特別始動記憶データに基づくものよりも期待利得が大きい。換言すれば、遊技者は、第一特別始動口20aに入賞させるよりも、第二特別始動口20bに入賞させる方が有利といえる。
以下に本発明の要部に係る遊技内容について説明する。
上述のように確変遊技状態では遊技球が第二特別始動口20bへ入賞し易くなり、第二特別始動口20bへの入賞頻度が第一特別始動口20aへの入賞頻度を上回ることとなるため、確変遊技状態では第二特別始動記憶数QがQ=0となることは殆どなく、第一始動記憶領域の特別始動記憶データは殆ど消化されない。このため、確変遊技状態では、第一特別始動記憶数Pが上限数(4個)であることが極めて多く、遊技球が第一特別始動口20aを通過すると、第一始動記憶領域で大抵オーバーフローが発生することとなる。
ここで、本実施例のパチンコ機1では、確変遊技状態にあって、第一特別始動記憶数Pが上限数Pが上限数(4個)である時に、遊技球が第一特別始動口20aを通過すると、該第一特別始動口20a通過を契機として特別始動記憶データを生成し、該特別始動記憶データを第二始動記憶領域に記憶させる始動記憶移管処理が実行される。この始動記憶移管処理によって第二始動記憶領域に記憶された特別始動記憶データは、遊技球の第二特別始動口20b通過を契機に第二始動記憶領域に記憶された特別始動記憶データと同様に扱われる。すなわち、当該特別始動記憶データの記憶により、第二特別始動記憶数表示装置17bの点灯数が一つ増加し、該特別始動記憶データに基づく図柄生成行程が実行されると、第二特別始動記憶数表示装置17bの点灯数が一つ減少する。また、当該特別始動記憶データに基づく図柄生成行程は、第一始動記憶領域の特別始動記憶データに優先して、第二特別図柄表示装置15bで実行される。そして、当該特別始動記憶データに基づく図柄生成行程で大当りとなった場合には、25%の確率で通常大当りに、75%の確率で確変大当りに振り分けられることとなる。一方、通常遊技状態では、第一特別始動記憶数Pが上限数(4個)である時に遊技球が第一特別始動口20aを通過しても特別始動記憶データが生成されず、第二始動記憶領域に特別始動記憶データが記憶されることもない。また、確変遊技状態であっても、第二特別始動記憶数Qが上限数(4個)である場合には、第一特別始動口20aを遊技球が通過しても、第二始動記憶領域に特別始動記憶データが追加記憶されることはない。
このように、本実施例にあっては、確変遊技状態にあって、第一特別始動記憶数Pが上限数Pが上限数(4個)である時に遊技球が第一特別始動口20aを通過すると、第一始動記憶領域でオーバーフローが発生することとなるが、始動記憶移管処理によって第二始動記憶領域に特別始動記憶データが追加記憶される。このため、本実施例のパチンコ機では、従来のパチンコ機に比べて、確変遊技状態において第一特別始動口20aを有効活用することができ、確変遊技状態において、第一特別始動口20aと第二特別始動口20bの二つの特別始動口を同時に活用することができる。
次に、上記構成からなるパチンコ機の制御処理について、図8〜18に従って説明する。図8は、主制御用中央制御装置CPUで所定間隔(2ms)で実行されるメイン処理の制御内容を示すフローチャートである。このメイン処理によって、遊技の主要な制御処理が実現される。
メイン処理では、まず、電源投入時であるか否かの判定を行う(S101)。そして、電源投入時でないと判定した場合には、入賞に係る制御処理を行う入賞検出処理(S102)、各種乱数カウンタの値を更新するカウンタ値更新処理(S103)、異常検出処理(S104)、特別図柄の当選判定等を行う特別始動口処理(S105)、普通図柄の当選判定等を行う普通始動口処理(S106)、特別図柄の表示制御等を行う特別図柄処理(S107)、普通図柄の表示制御を行う普通図柄処理(S108)、特別遊技状態に係る制御を行う大入賞口処理(S109)、普通電動役物23の作動制御を行う普通電動役物処理(S110)、各制御基板へ制御コマンドを出力するコマンド出力処理(S111)の十個のサブルーチンを順番に実行する。そして、コマンド出力処理(S111)を実行した後は、各種乱数カウンタの初期値を更新する初期値更新処理(S112)をリセット信号が送信されるまで繰返し実行する。
一方、ステップS101で電源投入時であると判定した場合には、停電時の復帰処理を行うか否かを判定する一連の処理を行う(S113〜S115)。そして、停電時の復帰処理を行うと判定した場合には、各制御基板へ復電時のコマンドを送信し(S116)、電源切断前の番地から処理を再開する。これに対し、停電時の復帰処理を行わないと判定した場合には、ステップS102に移行する。
なお、このメイン処理の制御処理内容の多くは、従来のパチンコ機で採用されているものである。このため、以下では、本発明の要部に係るサブルーチンについての制御処理のみ詳述し、従来機同様の制御処理を行うサブルーチンについての説明は省略する。
次に、上記入賞検出処理(図8、S102)を図9にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、第一特別始動口20aへの入賞があったか否か、すなわち、特別入賞装置22の球検知スイッチから球検出信号の入力があったか否かを判定する(S201)。そして、第一特別始動口20aへの入賞がないと判定した場合は、ステップS208へ移行する。一方、第一特別始動口20aへの入賞があったと判定した場合は、賞球数4個の賞球コマンドをセットして(S202)、ステップS203へ移行する。
ステップS203では、第一特別始動記憶数PがP<4であるか否かを判定し、P<4でないと判定した場合は、第二始動記憶領域に特別始動記憶データを記憶するためのオーバーフロー処理(S204)を実行し、ステップS208へ移行する。一方、第一特別始動記憶数PがP<4であると判定した場合は、大当りカウンタ・図柄カウンタ・リーチカウンタ・態様カウンタのその時点の値を抽出し(S205)、ステップS205で抽出した各カウンタ値を纏めて一個の特別始動記憶データとして記憶装置RAMの第一始動記憶領域に格納し(S206)、さらに、第一特別始動記憶数Pに1を加算して(S207)からステップS208へ移行する。オーバーフロー処理については後述する。
ステップS208では、主制御用中央制御装置CPUは、第二特別始動口20bへの入賞があったか否か、すなわち、普通電動役物23の球検知スイッチから球検出信号の入力があったか否かを判定する。そして、第二特別始動口20bへの入賞がないと判定した場合は、ステップS214へ移行する。一方、第二特別始動口20bへの入賞があったと判定した場合は、賞球数4個の賞球コマンドをセットして(S209)、ステップS210へ移行する。
ステップS210では、第二特別始動記憶数QがQ<4であるか否かを判定し、Q<4でないと判定した場合は、そのままステップS214へ移行し、Q<4であると判定した場合は、大当りカウンタ・図柄カウンタ・リーチカウンタ・態様カウンタのその時点の値を抽出し(S211)、ステップS211で抽出した各カウンタ値を一個の特別始動記憶データとして纏めて第二始動記憶領域に格納し(S212)、さらに、第二特別始動記憶数Qに1を加算して(S213)、ステップS214へ移行する。
ステップS214では、一般入賞口28への入賞があったか否か、すなわち、一般入賞装置29の球検知スイッチから球検出信号の入力があったか否かを判定する。そして、入賞があったと判定した場合は、賞球数10個の賞球コマンドをセットして(S215)からステップS216へ移行し、入賞なしと判定した場合はそのままステップS216へ移行する。
ステップS216では、大入賞口25への入賞があったか否か、すなわち特別電動役物26の球検知スイッチから球検出信号の入力があったか否かを判定する。そして、入賞があったと判定した場合は、賞球数15個の賞球コマンドをセットして(S217)からステップS218へ移行し、入賞なしと判定した場合はそのままステップS218へ移行する。
ステップS218では、普通始動口19を遊技球が通過したか否か、すなわち普通始動ゲート21の球検知スイッチから球検出信号の入力があったか否かを判定する。そして、遊技球が通過していないと判定した場合は入賞検出処理を終了する。一方、普通始動口19を遊技球が通過したと判定した場合は、ステップS219へ移行する。
ステップS219では、普通始動記憶数UがU<4であるか否かを判定し、U<4でないと判定した場合は、そのまま入賞検出処理を終了し、U<4であると判定した場合は、普通当りカウンタのその時点の値を抽出し(S220)、ステップS220で抽出した各カウンタ値を記憶装置RAMの普通始動記憶領域に格納し(S221)、さらに、普通始動記憶数Uに1を加算して(S222)、入賞検出処理を終了する。
次に、上記特別始動口処理(図8、S105)を図10にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、図柄生成工程を開始可能な状態であるか否か、すなわち、既に図柄生成行程を実行中であったり、特別遊技状態であったりしないかを判定する(S301)。そして、図柄生成行程実行中や特別遊技状態であると判定した場合は、そのまま特別始動口処理を終了する。一方、図柄生成行程を開始可能であると判定した場合には、まず、第二特別始動記憶数QがQ>0であるか否かを判定し(S302)、Q>0であると判定した場合には、第二特別図柄表示装置15bで図柄生成行程を開始するための第二始動口判定処理(S305)を行い、特別始動口処理を終了する。一方、ステップS302でQ>0でないと判定した場合には、第一特別始動記憶数PがP>0であるか否かを判定し(S303)、P>0でないと判定した場合はそのまま特別始動口処理を終了し、P>0であると判定した場合は第一特別図柄表示装置15aで図柄生成行程を開始するための第一始動口判定処理(S304)を行い、特別始動口処理を終了する。第一始動口判定処理及び第二始動口判定処理の具体的処理内容については後述する。
次に、上記第一始動口判定処理(図10、S304)を図11にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、第一始動記憶領域に記憶された特別始動記憶データの中で、最初に生成された特別始動記憶データを記憶領域1からロードし(S401)、次に、該特別始動記憶データを記憶領域1から削除すると共に、記憶領域2〜4の特別始動記憶データを記憶領域1〜3にシフトする(S402)。続いて、主制御用中央制御装置CPUは、第一特別始動記憶数Pから「1」を減算し(S403)、さらに、第一特別図柄開始フラグを「1」にして(S404)、ステップS405へ移行する。ステップS405では、確変フラグが「1」であるか否かを判定する。この確変フラグは、確変遊技状態中に「1」となり、確変遊技状態でない時に「0」となるものである。そして、確変フラグが「1」である場合には高確率時の大当り値をセットし(S407)、確変フラグが「0」である場合には通常確率時の大当り値をセットして(S406)、ロードした特別始動記憶データの大当りカウンタ値がセットされた大当り値のいずれかと一致するか否かを判定する(S408)。そして、大当りカウンタ値が大当り値のいずれかと一致した場合には、確変フラグを「0」に(S410)、大当りフラグを「1」にして(S411)、その後に、ロードした特別始動記憶データに基づいて当選種類の振分けを行う当選種別処理(S412)を行い、第一始動口判定処理を終了する。一方、格納された大当りカウンタ値が大当り値のいずれかとも一致しなかった場合はハズレフラグを「1」にして(S409)から第一始動口判定処理を終了する。なお、上記当選種別処理については後述する。
次に、上記第二始動口判定処理(図10、S305)を図12にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、第二始動記憶領域に記憶された特別始動記憶データの中で、最初に生成された特別始動記憶データを記憶領域5からロードし(S501)、次に、該特別始動記憶データを記憶領域5から削除すると共に、記憶領域6〜8の特別始動記憶データを記憶領域5〜7にシフトする(S502)。続いて、主制御用中央制御装置CPUは、第二特別始動記憶数Qから「1」を減算し(S503)、さらに、第二特別図柄開始フラグを「1」にして(S504)、ステップS505へ移行する。ステップS505では、確変フラグが「1」であるか否かを判定する。この確変フラグは、確変遊技状態中に「1」となり、確変遊技状態でない時に「0」となるものである。そして、確変フラグが「1」である場合には高確率時の大当り値をセットし(S507)、確変フラグが「0」である場合には通常確率時の大当り値をセットして(S506)、ロードした特別始動記憶データの大当りカウンタ値がセットされた大当り値のいずれかと一致するか否かを判定する(S508)。そして、大当りカウンタ値が大当り値のいずれかと一致した場合には、確変フラグを「0」に(S510)、大当りフラグを「1」にして(S511)、その後に、ロードした特別始動記憶データに基づいて当選種類の振分けを行う当選種別処理(S512)を行い、第二始動口判定処理を終了する。一方、格納された大当りカウンタ値が大当り値のいずれかとも一致しなかった場合はハズレフラグを「1」にして(S509)から第二始動口判定処理を終了する。なお、上記当選種別処理については後述する。
次に、上記当選種別処理(図11,S412、図12,S512)を図13にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、第一特別図柄開始フラグが「1」であるか否かを判定する(S601)。そして、第一特別図柄開始フラグが「0」であると判定した場合には、第二特別始動口20b入賞に係る特別始動記憶データ用の第二当選種別判定値をセットして(S602)、ステップS604へ移行する。一方、第一特別図柄開始フラグが「1」であると判定した場合には、第一特別始動口20a入賞に係る特別始動記憶データ用の第一当選種別判定値をセットして(S603)、ステップS604へ移行する。
ステップS604では、ロードした特別始動記憶データの図柄カウンタ値が当選種別判定値の通常当り値のいずれかと一致するか否かを判定する。そして、図柄カウンタ値がいずれかの通常当り値と一致すると判定した場合は、通常特別遊技作動の実行を示す通常当りフラグを「1」にし(S605)、確変フラグを「0」にして(S606)、当選種別処理を終了する。一方、ステップS604で、図柄カウンタ値がいずれの通常当り値とも一致しないと判定した場合は、図柄カウンタ値が当選種別判定値のいずれかの突確当り値と一致するか否かを判定する(S607)。そして、図柄カウンタ値がいずれかの突確当り値と一致すると判定した場合は、通常当りフラグを「0」とし(S608)、確変フラグを「1」にして(S610)から当選種別処理を終了し、図柄カウンタ値がいずれの突確当り値とも一致しないと判定した場合は、通常当りフラグを「1」とし(S609)、確変フラグを「1」にして(S610)から当選種別処理を終了する。
次に、上記特別図柄処理(図8、S107)を図14にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、第一特別図柄表示装置15aの表示制御を行う第一特別図柄処理(S701)を行い、続いて、第二特別図柄表示装置15bの表示制御を行う第二特別図柄処理(S702)を行い、特別図柄処理を終了する。第一特別図柄処理及び第二特別図柄処理の具体的処理内容は後述する。
次に、上記第一特別図柄処理(図14、S701)を図15にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、第一特別図柄表示装置15aで第一特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S801)。そして、第一特別図柄が変動中でないと判定した場合には、第一特別図柄開始フラグが「1」であるか否かを判定し(S802)、特別図柄開始フラグが「1」でないと判定した場合はそのまま第一特別図柄処理を終了する。一方、ステップS802で特別図柄開始フラグが「1」であると判定した場合は、図柄生成行程での第一特別図柄の変動態様及び停止態様、さらには、該図柄生成行程中に演出表示装置14で表示する演出態様を決定するための第一特別図柄変動停止態様選択処理(S803)を行う。そして、変動時間計測用のタイマをセットし(S804)、選択した変動態様を第一特別図柄表示装置15aで表示させるための変動コマンドをセットし(S805)、さらに、選択した演出態様を演出表示装置14で表示させるための演出コマンドをセットして(S806)、最後に第一特別図柄開始フラグを「0」にして(S807)、第一特別図柄処理を終了する。
一方、ステップS801で、第一特別図柄が変動中であると判定した場合には、ステップS804でセットした変動時間が終了したか否かを判定し(S808)、変動時間が終了していないと判定した場合は、そのまま第一特別図柄処理を終了する。一方、ステップS808で変動時間が終了したと判定した場合は、ハズレフラグが「1」であるか否かを判定し(S809)、ハズレフラグが「1」でないと判定した場合は、ステップS803で選択した当り態様で第一特別図柄を停止表示させるための停止コマンドをセットし(S810)、続いて、大当りフラグを「0」にして(S811)、特別遊技状態中を示す特別遊技フラグを「1」にして(S812)から第一特別図柄処理を終了する。また、ステップS809でハズレフラグが「1」であると判定した場合は、ステップS803で選択したハズレ態様で第一特別図柄を停止表示させるための停止コマンドをセットし(S813)、ハズレフラグを「0」にして(S814)、第一特別図柄処理を終了する。
次に、上記第二特別図柄処理(図14、S702)を図16にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、第二特別図柄表示装置15bで第二特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S901)。そして、第二特別図柄が変動中でないと判定した場合には、第二特別図柄開始フラグが「1」であるか否かを判定し(S902)、特別図柄開始フラグが「1」でないと判定した場合はそのまま第二特別図柄処理を終了する。一方、ステップS902で特別図柄開始フラグが「1」であると判定した場合は、図柄生成行程での第二特別図柄の変動態様及び停止態様、さらには、該図柄生成行程中に演出表示装置14で表示する演出態様を決定するための第二特別図柄変動停止態様選択処理(S903)を行う。そして、変動時間計測用のタイマをセットし(S904)、選択した変動態様を第二特別図柄表示装置15bで表示させるための変動コマンドをセットし(S905)、さらに、選択した演出態様を演出表示装置14で表示させるための演出コマンドをセットして(S906)、最後に第二特別図柄開始フラグを0にして(S907)、第二特別図柄処理を終了する。
一方、ステップS901で、第二特別図柄が変動中であると判定した場合には、ステップS904でセットした変動時間が終了したか否かを判定し(S908)、変動時間が終了していないと判定した場合は、そのまま第二特別図柄処理を終了する。一方、ステップS908で変動時間が終了したと判定した場合は、ハズレフラグが「1」であるか否かを判定し(S909)、ハズレフラグが「1」でないと判定した場合は、ステップS903で選択した当り態様で第二特別図柄を停止表示させるための停止コマンドをセットし(S910)、続いて、大当りフラグを「0」にして、特別遊技フラグを「1」にしてから第二特別図柄処理を終了する。また、ステップS909でハズレフラグが「1」であると判定した場合は、ステップS903で選択したハズレ態様で第二特別図柄を停止表示させるための停止コマンドをセットし(S913)、ハズレフラグを「0」にして(S914)、第二特別図柄処理を終了する。
次に、上記大入賞口処理(図8、S109)を図17にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、特別遊技フラグが「1」であるか否かを判定する(S1001)。そして、特別遊技フラグが「1」でないと判定した場合は、そのまま大入賞口処理を終了し、特別遊技フラグが「1」であると判定した場合は、大入賞口23が開放中であるか否かを判定する(S1002)。そして、大入賞口23が開放中であると判定した場合は、大入賞口23を開放させるための一連の処理を行う(S1003〜S1006)。すなわち、通常当りフラグが「1」であるか否かを判定し(S1003)、通常当りフラグが「1」であると判定した場合は、大入賞口23の開放時間を計測するための開放タイマに「30秒」をセットし(S1004)、通常当りフラグが「1」でないと判定した場合は開放タイマに「0.2秒」をセットする(S1005)。そして、特別電動役物25の駆動ソレノイドをONにして(S1006)、大入賞口処理を終了する。
一方、ステップS1002で、大入賞口23が開放中であると判定した場合は、開放タイマがセットされた開放時間を計測終了したか否かを判定し(S1007)、計測終了していないと判定した場合はそのまま大入賞口処理を終了する。一方、開放タイマが開放時間を計測終了したと判定した場合は、特別電動役物25の駆動ソレノイドをOFFにして大入賞口23を閉止させ(S1008)、特別遊技状態中の開閉ラウンドの回数をカウントするためのラウンド数Rに「1」を加算する(S1009)。続いて、ラウンド数RがR≧16であるか否かを判定し(S1010)、R≧16であると判定した場合はラウンド数Rをリセットし(S1013)、特別遊技フラグを「0」にして(S1014)、大入賞口処理を終了する。また、R≧16でないと判定した場合は、通常当りフラグが「1」であるか否か(S1011)、ラウンド数RがR≧2であるか否か(S1012)を順番に判定し、通常当りフラグが「0」であり、且つ、R≧2であると判定した場合はラウンド数Rをリセットし(S1013)、特別遊技フラグを「0」にして(S1014)、大入賞口処理を終了する。そうでない場合は、そのまま大入賞口処理を終了する。
次に、上記オーバーフロー処理(図9、S204)を図18にしたがって説明する。
まず、主制御用中央制御装置CPUは、確変遊技状態であるか否かを判定する(S1101)。そして、確変遊技状態でないと判定した場合はそのままオーバーフロー処理を終了する。一方、確変遊技状態であると判定した場合は、第二特別始動記憶数QがQ<4であるか否かを判定する(S1102)。そして、Q<4でないと判定した場合は、そのままオーバーフロー処理を終了し、Q<4であると判定した場合は、大当りカウンタ・図柄カウンタ・リーチカウンタ・態様カウンタのその時点の値を抽出し(S1103)、ステップS1103で抽出した各カウンタ値を一個の特別始動記憶データとして纏めて第二始動記憶領域に格納し(S1104)、さらに、第二特別始動記憶数Qに1を加算して(S1105)、オーバーフロー処理を終了する。
以上の制御処理(図8〜図18)において、本発明における「特別始動記憶生成手段」に係る制御処理は、ステップS201,S203,S205,S208,S210,S211,S1102,S1103で主に実行される。また、本発明における「特別図柄制御手段」に係る制御処理は、ステップS301〜305,S701,S702で主に実行される。また、本発明における「遊技状態制御手段」に係る制御処理は、ステップS108〜S110,S812,S912で主に実行される。また、本発明における「第一特別始動記憶手段」に係る制御処理は、ステップS205で主に実行される。また、本発明における「第二特別始動記憶手段」に係る制御処理は、ステップS211,S1103で主に実行される。また、本発明における「始動記憶移管手段」に係る制御処理は、ステップS1101〜S1105で主に実行される。
次に、上記実施例の構成を一部変更した第一の変形例について説明する。
上記実施例では確変遊技状態でのみ始動記憶移管処理が実行されていたが、本変形例は、これに替えて、通常遊技状態及び確変遊技状態で始動記憶移管処理を実行するものである。ここで、本変形例にあっては、第一始動記憶領域でオーバーフローが発生した時に、常に始動記憶移管処理を実行するのではなく、オーバーフローが2回発生するたびに始動記憶移管処理を1回実行する。すなわち、かかる変形例では、第一始動記憶領域で2回オーバーフローすると、第二始動記憶領域に特別始動記憶データが1個追加される。
かかる変形例にあっては、通常遊技状態にあっても始動記憶移管処理が実行されるため、二つの始動記憶領域を有効活用できる。すなわち、通常遊技状態では、第二特別始動口20bへの入賞頻度が低いため、第二始動記憶領域に特別始動記憶データが殆ど記憶されないが、本変形例の構成によれば、第一始動記憶領域のオーバーフローを契機として第二始動記憶領域に特別始動記憶データを記憶することができる。このため、遊技者は第一始動記憶領域が満杯であっても、遊技球の発射を停止することなく遊技を楽しむことができる。
第一の変形例でのオーバーフロー処理を図19に示す。なお、その他の制御処理は、上記実施例の制御処理(図9〜図17)と同じである。
本変形例のオーバーフロー処理では、まず、主制御用中央制御装置CPUは、オーバーフローフラグが「1」であるか否かを判定する(S1201)。オーバーフローフラグは、第一始動記憶領域でオーバーフローが発生する度に交互に「0」と「1」に変換されるものである。そして、オーバーフローフラグが「1」でないと判定した場合には、オーバーフローフラグを「1」にして(S1202)、オーバーフロー処理を終了する。一方、ステップS1201で、オーバーフローフラグが「1」であると判定した場合には、オーバーフローフラグを「0」にし(S1203)、第二特別始動記憶数QがQ<4であるか否かを判定する(S1204)。そして、Q<4でないと判定した場合は、そのままオーバーフロー処理を終了し、Q<4であると判定した場合は、大当りカウンタ・図柄カウンタ・リーチカウンタ・態様カウンタのその時点の値を抽出し(S1205)、ステップS1205で抽出した各カウンタ値を一個の特別始動記憶データとして纏めて第二始動記憶領域に格納し(S1206)、さらに、第二特別始動記憶数Qに1を加算して(S1207)、オーバーフロー処理を終了する。
次に、上記実施例の構成を一部変更した第二の変形例について説明する。
本変形例は、上記第一の変形例同様に、通常遊技状態及び確変遊技状態で始動記憶移管処理を実行するものである。ここで、本変形例にあっては、第一始動記憶領域でオーバーフローが発生した時に画一的に始動記憶移管処理を実行するのではなく、オーバーフロー発生を契機に乱数抽選を行い、該乱数抽選の結果に応じて50%の確率で始動記憶移管処理を実行する。また、かかる乱数抽選の結果は演出表示装置14に表示され、遊技者に報知される。
かかる変形例にあっては、上記第一の変形例と同様に、通常遊技状態にあっても始動記憶移管処理を実行するため、通常遊技状態で第二始動記憶領域を有効活用することができ、遊技者は、第一始動記憶領域が満杯であっても、遊技球の発射を停止することなく遊技を楽しむことができる。また、始動記憶移管処理を実行するか否かをを決定するための乱数抽選に遊技者は一喜一憂することとなるから、遊技は従来よりも起伏に富んだものとなる。特に、第二始動記憶領域に特別始動記憶データは、第一始動記憶領域の特別始動記憶データよりも期待利得の高い図柄生成行程が実行されるため、始動記憶移管処理が実行された時の遊技者の喜びは大きなものとなる。
第二の変形例でのオーバーフロー処理を図20に示す。なお、その他の制御処理は、上記実施例の制御処理(図9〜図17)と同じである。
本変形例のオーバーフロー処理では、まず、主制御用中央制御装置CPUは、第二特別始動記憶数QがQ<4であるか否かを判定する(S1301)。そして、Q<4でないと判定した場合は、そのままオーバーフロー処理を終了し、Q<4であると判定した場合は、オーバーフローカウンタのその時点の値を抽出し(S1302)、抽出したオーバーフローカウンタ値が所定の当り値と一致するか否かを判定する(S1303)。オーバーフローカウンタは、乱数抽選のために主制御基板60の記憶装置RAMに設けられるものである。そして、オーバーフローカウンタ値が当り値と一致しないと判定した場合は、そのままオーバーフロー処理を終了し、オーバーフローカウンタ値が当り値と一致すると判定した場合は、大当りカウンタ・図柄カウンタ・リーチカウンタ・態様カウンタのその時点の値を抽出し(S1304)、ステップS1304で抽出した各カウンタ値を一個の特別始動記憶データとして纏めて第二始動記憶領域に格納し(S1305)、さらに、第二特別始動記憶数Qに1を加算して(S1306)、オーバーフロー処理を終了する。
なお、本発明におけるパチンコ機は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加えることができる。例えば、上記実施例では、通常遊技状態が本発明に係る低開放遊技状態に相当し、確変遊技状態が本発明に係る高開放遊技状態に相当しているが、本発明に係る低開放遊技状態と高開放遊技状態は、第二の特別始動口が開放状態となる割合によって規定されるものであり、特別図柄の当選確率によって規定されるものではない。また、二つの特別始動口20a,20bの構成や配置は、上記実施例から適宜変更可能である。また、上記実施例では、各始動記憶領域の特別始動記憶データごとに別々の特別図柄表示装置17a,17bで図柄生成行程を実行しているが、全ての図柄生成行程を単一の特別図柄表示装置で実行してもかまわない。
1 パチンコ機
14 演出表示装置
15a 第一特別図柄表示装置
15b 第二特別図柄表示装置
16 普通図柄表示装置
17a 第一特別始動記憶数表示装置
17b 第二特別始動記憶数表示装置
19 普通始動口
20a 第一特別始動口
20b 第二特別始動口
23 普通電動役物
25 大入賞口
26 特別電動役物

Claims (3)

  1. 特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    遊技球が通過可能な第一の特別始動口と、
    遊技球が通過可能な第二の特別始動口と、
    前記いずれかの特別始動口を遊技球が通過したのを契機として、特別図柄の変動態様及び停止態様を規定する特別始動記憶データを生成する特別始動記憶生成手段と、
    前記特別始動記憶データに基づいて特別図柄表示装置で特別図柄を変動表示させ、その後に停止表示させる一連の図柄生成行程を順次実行し、該実行に伴い当該特別始動記憶データを消化する特別図柄制御手段と、
    前記図柄生成行程の結果、特別図柄が当り態様で停止表示されると、大入賞口が所定態様で開放する特別遊技状態に制御する遊技状態制御手段と、
    遊技球の前記第一の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データを所定数を上限として第一特別始動記憶手段に記憶させ、遊技球の前記第二の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データを所定数を上限として第二特別始動記憶手段に記憶させる始動記憶制御手段と、
    前記第一特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データの数を表示する第一特別始動記憶数表示装置と、
    前記第二特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データの数を表示する第二特別始動記憶数表示装置とを備えてなり、
    前記特別図柄制御手段は、第二特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データに基づく図柄生成行程を、第一特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データに基づく図柄生成行程に優先して実行するパチンコ機において、
    前記始動記憶制御手段は、第一特別始動記憶手段が上限数の特別始動記憶データを記憶している場合に、第一の特別始動口を、1個を除く所定個数の遊技球が通過するたびに、前記特別始動記憶生成手段が生成した特別始動記憶データを第二特別始動記憶手段に上限の範囲内で記憶させる始動記憶移管処理を1回実行することを特徴とするパチンコ機。
  2. 特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    遊技球が通過可能な第一の特別始動口と、
    遊技球が通過可能な第二の特別始動口と、
    前記いずれかの特別始動口を遊技球が通過したのを契機として、特別図柄の変動態様及び停止態様を規定する特別始動記憶データを生成する特別始動記憶生成手段と、
    前記特別始動記憶データに基づいて特別図柄表示装置で特別図柄を変動表示させ、その後に停止表示させる一連の図柄生成行程を順次実行し、該実行に伴い当該特別始動記憶データを消化する特別図柄制御手段と、
    前記図柄生成行程の結果、特別図柄が当り態様で停止表示されると、大入賞口が所定態様で開放する特別遊技状態に制御する遊技状態制御手段と、
    遊技球の前記第一の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データを所定数を上限として第一特別始動記憶手段に記憶させ、遊技球の前記第二の特別始動口通過を契機として生成された特別始動記憶データを所定数を上限として第二特別始動記憶手段に記憶させる始動記憶制御手段と、
    前記第一特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データの数を表示する第一特別始動記憶数表示装置と、
    前記第二特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データの数を表示する第二特別始動記憶数表示装置とを備えてなり、
    前記特別図柄制御手段は、第二特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データに基づく図柄生成行程を、第一特別始動記憶手段が記憶する特別始動記憶データに基づく図柄生成行程に優先して実行するパチンコ機において、
    前記始動記憶制御手段は、第一特別始動記憶手段が上限数の特別始動記憶データを記憶している時に遊技球が第一の特別始動口を通過すると抽選を行い、所定の抽選結果が得られた場合に、前記特別始動記憶生成手段が生成した特別始動記憶データを第二特別始動記憶手段に上限の範囲内で記憶させる始動記憶移管処理を実行することを特徴とするパチンコ機。
  3. 前記第一の特別始動口は、遊技球が常時通過可能なものであり、
    前記第二の特別始動口は、遊技球が通過可能な開放状態と、通過不能な閉塞状態とに変換されるものであり、
    前記遊技状態制御手段は、第二の特別始動口が開放状態になる割合が低い低開放遊技状態と、該低開放遊技状態よりも第二の特別始動口が開放状態になる割合が高い高開放遊技状態とに遊技状態を制御し、さらに、前記低開放遊技状態又は高開放遊技状態にあって、前記図柄生成行程の結果、特別図柄が当り態様で停止表示されると、大入賞口が所定態様で開放する特別遊技状態に制御するものであり、
    前記始動記憶制御手段は、高開放遊技状態であることを条件として、前記始動記憶移管処理を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ機。
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