JP5184390B2 - 電子表示器 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信機能を有する電子表示器に関する。
従来から様々なシステムにおいて、光通信機能を有する電子表示器が利用されている。例えば特許文献1に記載の電子棚札システム(ESLシステム/Electronic Shelf Label System)では、電子棚札と呼ばれる、赤外線通信機能を有する電子表示器が利用されている。
特開2004−265196号公報
さて、電子表示器においては、全体の大きさを抑えつつ、広い表示領域を確保することが望まれることがある。
そこで、本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、光通信機能を有する電子表示器において、全体の大きさを抑えつつ、広い表示領域を確保することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、光通信機能を有する電子表示器であって、マトリックス表示を行う表示パネルと、前記表示パネルを制御する制御部と光通信を行う光通信部とが搭載され、前記表示パネルの背後に当該表示パネルと重ね合わされて配置される制御基板と、複数の導線が帯状に束ねられた、前記表示パネルと前記制御基板とを接続する帯状ケーブルとを備え、前記帯状ケーブルの一端は、前記表示パネルにおける、ある一辺を含む端部に接続され、前記表示パネルを表示面側から見た平面視において、前記光通信部は、前記表示パネルの前記端部と前記帯状ケーブルの前記一端との接続箇所の位置から、前記端部が含む前記一辺に沿って延ばした延長線と重なるように視認可能に配置されている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電子表示器であって、前記制御基板の外形は、前記表示パネルの外形よりも小さい。
また、請求項3の発明は、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電子表示器であって、前記表示パネルは、透明基板を有する電子ペーパであって、前記表示パネルを表示面側から見た平面視において、前記光通信部は、前記透明基板の背後に視認可能に配置されている。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子表示器であって、前記表示パネル及び前記制御基板を収納するケースを備え、前記ケースの表示面側の主面には、当該主面から前記光通信部が視認できるように表示面側透明部が設けられている。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の電子表示器であって、前記ケースの側面には、当該側面から前記光通信部が視認できるように側面側透明部が設けられている。
請求項1乃至請求項5の発明によれば、表示パネルを表示面側から見た平面視において、光通信部は、表示パネルの端部と帯状ケーブルの一端との接続箇所の位置から、当該端部が含む一辺に沿って延ばした延長線と重なるように視認可能に配置されている。表示パネルにおける、ある一辺を含む端部と、帯状ケーブルの一端とを接続した場合には、表示パネルを表示面側から見た平面視において、それらの接続箇所の位置に対して、当該端部が含む一辺に沿った方向に位置する領域は表示領域としては利用しにくい。したがって、表示パネルの端部と帯状ケーブルの一端との接続箇所の位置から、当該端部が含む一辺に沿って延ばした延長線と重なるように光通信部を配置することによって、表示領域としては利用しにくい領域を有効利用することができる。よって、本発明の電子表示器においては、全体の大きさを抑えつつ、広い表示領域を確保することができる。
特に、請求項2の発明によれば、制御基板の外形が、それと重ね合わされる表示パネルの外形よりも小さいため、電子表示器の全体の外形をさらに抑えつつ、広い表示領域を確保することができる。
特に、請求項3の発明によれば、光通信部は、透明基板の背後に視認可能に配置されているため、表示パネルにおける、光通信部を覆う部分を除去する加工が不要となる。よって、本発明の電子表示器の製造コストの低減が可能となる。
特に、請求項4の発明によれば、ケースの表示面側の主面には、当該主面から光通信部が視認できるように表示面側透明部が設けられているため、光通信部の光通信機能を害することなく、当該光通信部を保護することができる。
特に、請求項5の発明によれば、ケースの側面にも、光通信部が視認できるように透明部が設けられているため、光通信部が外部装置と光通信しやすくなる。
本発明の実施の形態に係る電子表示器を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板を引き離して示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネルを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器が外部装置からの信号を受信する様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器が外部装置に信号を送信する様子を示す図である。 電子棚札が商品棚に取り付けられている様子を示す図である。 電子棚札にPOP広告を取り付けた様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板の変形例を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器の変形例を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板の変形例を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る電子表示器の変形例を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネル及び制御基板の変形例を示す正面図である。
図1は本発明の実施の形態に係る電子表示器100を示す正面図であり、図2は本電子表示器100を示す斜視図である。また図3は、図1に示される矢視Aから見た際の本電子表示器100を示す側面図である。本実施の形態に係る電子表示器100は、例えば、電子棚札システムで使用される電子棚札であって、商品に対応して配置される。本電子表示器100に対しては、商品ごとに商品情報を管理するサーバ装置から、対応する商品に係る商品情報が通信装置を介して送信され、本電子表示器100は、受信した商品情報を表示する。本電子表示器100には、対応する商品の商品名や売価などが表示される。
図1〜3に示されるように、本実施の形態に係る電子表示器100は、マトリックス表示を行う表示パネル1と、外部装置と光通信を行う光通信部10と、光通信部10が搭載された制御基板20と、表示パネル1、光通信部10及び制御基板20を収納する外装ケース50とを備えている。
表示パネル1は、ドットマトリックス方式の不揮発性表示部であって、例えば電子ペーパで構成されている。電子ペーパ等の不揮発性表示部では、駆動電力を与えることなく表示内容を保持することができる。表示パネル1は、マトリックス表示を行うため、文字、記号及び図形を表示することが可能である。
光通信部10は、外部装置と例えば赤外線通信を行う。本実施の形態では、光通信部10は、電子棚札を管理するサーバ装置が記憶する商品情報を電子棚札に送信する通信装置と赤外線通信を行う。これにより、本電子表示器100は、サーバ装置から、対応する商品に係る商品情報を受け取ることができる。光通信部10は、受信部たる受光部11と、送信部たる発光部12とを備えている。受光部11は、例えばフォトダイオード及びアンプで構成されており、発光部12は例えばLEDで構成されている。
外装ケース50は、前面側ケース51と背面側ケース52とが組み合わされて構成されている。前面側ケース51及び背面側ケース52のそれぞれは、一方の主面が開口した箱形形状を成しており、前面側ケース51と背面側ケース52とは、それらの開口面が一致するように組み合わされている。外装ケース50は例えば樹脂で形成されている。
外装ケース50の表示面側の主面500(前面側ケース51の外側の主面)には、第1の表示面側透明部501及び第2の表示面側透明部502が設けられている。第1の表示面側透明部501は、外装ケース50の主面500の大部分を占めており、当該主面500において、周縁部を除く部分に形成されている。表示パネル1の表示面は、この第1の表示面側透明部501を通じて、外装ケース50の主面500から視認可能となっている。第2の表示面側透明部502は、外装ケース50の主面500の下端部において、中央よりもやや端側に形成されている。光通信部10の受光部11及び発光部12は、第2の表示面側透明部502を通じて、外装ケース50の主面500から視認可能となっている。また、外装ケース50の下端側の側面503、より具体的には前面側ケース51の下端側の側面には、第2の表示面側透明部502と繋がった側面側透明部504が設けられている。光通信部10の受光部11及び発光部12は、側面側透明部504を通じて、外装ケース50の側面503からも視認可能となっている。
図4〜7は表示パネル1及び制御基板20の構造を示す図である。本実施の形態に係る電子表示器100では、表示パネル1と制御基板20とは重ね合わされた状態で外装ケース50内に収納される。図4は、外装ケース50内に収納される状態での表示パネル1及び制御基板20を表示パネル1側から見た際のそれらの構造を示す平面図であって、図5は、外装ケース50内に収納される状態での表示パネル1及び制御基板20を制御基板20側から見た際のそれらの構造を示す平面図である。また図6は、図4に示される矢視Cから見た際の表示パネル1及び制御基板20を示す側面図である。そして図7は、重ね合わされずに同一平面上に広げられた状態での表示パネル1及び制御基板20の構造を示す平面図である。
図4〜7に示されるように、表示パネル1は、表示面側の透明基板2と、背面側の透明基板3とを備えている。透明基板2,3のそれぞれは、例えば板状のガラス基板であって、透明基板2,3は所定の間隔を隔てて互いに平行に配置されている。透明基板2は横長の長方形を成している。一方で、透明基板3は、横長の長方形における下端側の一方の角部を切り落としたような形状を成している。透明基板2,3の左右方向の長さは略同一に設定されているが、それらの上下方向の長さは、透明基板3の方が長く設定されている。そして、透明基板2,3は、それらの上方端面が揃えられ、かつ左右方向の端面が揃えられた状態で互いに重ね合わされている。したがって、表示パネル1を表示面側から見た際には、図4に示されるように、透明基板3における透明基板2側の主面300の下端部300aは、透明基板2から露出している。
図8は表示パネル1の断面構造を拡大して示す図である。図8に示されるように、2つの透明基板2,3で挟まれた空間は隔壁4によって複数の空間に区分されており、この複数の空間のそれぞれが一つの画素9として機能する。表示面側から表示パネル1を見た場合、複数の画素9はマトリックス状に配置されている。そして、表示面側から表示パネル1を見た際の、透明基板2,3が重なっている領域が表示領域となる。
各画素9においては、透明基板2,3の内側の主面に、ITO(Indium Tin Oxide)などで構成された電極5,6がそれぞれ設けられている。そして、各画素9において、電極5,6及び隔壁4で囲まれた空間内には、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質で構成される2種類の粒子が封入されている。これら2種類の粒子のうちの一方は黒色の黒色粒子7であり、他方は白色の白色粒子8となっている。黒色粒子7は比較的高電位に帯電しており、白色粒子8は比較的低電位に帯電している。
このような構成の画素9において、表示面側の電極5の電位よりも背面側の電極6の電位が高くなるように電極5,6間に電圧を与えると、クーロン力により、高電位に帯電した黒色粒子7が表示面側に移動し、低電位に帯電した白色粒子8が背面側に移動する。このような画素9を表示面側から見ると、当該画素9は黒色に見える。
一方で、背面側の電極6の電位よりも表示面側の電極5の電位が高くなるように電極5,6間に電圧を与えると、クーロン力により、高電位に帯電した黒色粒子7が背面側に移動し、低電位に帯電した白色粒子8が表示面側に移動する。このような画素9を表示面側から見ると、当該画素9は白色に見える。
このように電極5,6間に与える電圧を画素9ごとに制御することにより、各画素9の発色/非発色状態を個別に切り替えることができる。これにより、表示パネル1は、各種の画像を表示することができ、その表示内容の書き替えが可能となっている。また、黒色粒子7及び白色粒子8の性質により駆動電力が供給されない状態においても、黒色粒子7及び白色粒子8の位置は保持される。このため、表示パネル1への駆動電力の非供給状態においても、表示内容が維持されることになる。
板状の制御基板20には、光通信部10以外にも制御部15が搭載されている。制御部15は、CPUやメモリ等で構成されており、光通信部10や表示パネル1を制御する。光通信部10及び制御部15は、制御基板20の表示パネル1側の主面200に搭載されている。光通信部10は、制御基板20の主面200の下端部に配置されており、制御部15は、制御基板20の主面200において、中央よりもやや上方に配置されている。
制御基板20と表示パネル1とは樹脂等によって張り合わされている。制御基板20の外形は、略正方形であって、表示パネル1の外形、より具体的には表示パネル1の透明基板3の外形よりも小さくなっている。そして、制御基板20は、表示パネル1の背後に隠れるように当該表示パネル1と重ね合わされて配置されている。
制御基板20上の光通信部10は、図4に示されるように、表示パネル1を表示面側から見た平面視において、透明基板3における、透明基板2から露出している部分の背後に視認可能に配置されている。一方で、制御基板20上の制御部15は、透明基板2,3の両方の背後、つまり表示パネル1の表示領域の背後に配置されており、表示パネル1を表示面側から見た際には視認することはできない。
本実施の形態に係る電子表示器100では、表示パネル1と制御基板20とはフラットケーブル40で互いに接続されている。フラットケーブル40は、複数の導線が帯状に束ねられた帯状ケーブルの一種であって、湾曲自在に形成されている。表示パネル1と、当該表示パネル1に重ね合わされた制御基板20とは、湾曲した状態のフラットケーブル40で互いに接続されている。
フラットケーブル40の一端は、表示パネル1の下端部1aに接続されている。より具体的には、フラットケーブル40の一端は、透明基板3の透明基板2側の主面300の下端部300aに接続されている。透明基板3の主面300の下端部300aには、表示パネル1の複数の画素9に設けられた電極5,6に電気的に接続された図示しない複数の接続電極が形成されており、フラットケーブル40の一端では、当該複数の接続電極に対して、フラットケーブル40を構成する複数の導線が直付けされている。これにより、接続コネクタ等の、フラットケーブル40と表示パネル1とを接続するための接続部品は不要となる。そして、透明基板3の主面300の下端部300aには、フラットケーブル40の一端と透明基板3の接続電極との接続箇所を覆うように保護樹脂45が形成されている。つまり、透明基板3の主面300において、保護樹脂45が形成されている箇所が、フラットケーブル40と表示パネル1との接続箇所48となる。
本電子表示器100では、図4に示されるように、表示パネル1を表示面側から見た平面視において、光通信部10は、表示パネル1の下端部1aとフラットケーブル40の一端との接続箇所48の位置から、当該下端部1aが含む、表示パネル1の下端の一辺1aaに沿って延ばした延長線600と重なるように視認可能に配置されている。言い換えれば、表示パネル1を表示面側から見た平面視において、光通信部10は、透明基板3の主面300の下端部300aとフラットケーブル40の一端との接続箇所48の位置から、当該下端部300aが含む、透明基板3の下端の一辺300aaに沿って延ばした延長線600と重なるように視認可能に配置されている。
一方で、フラットケーブル40の他端は、制御基板20の下端部に接続されている。より具体的には、フラットケーブル40の他端は、制御基板20における、表示パネル1側の主面200とは反対側の主面201の下端部に接続されている。制御基板20の主面201の下端部には、制御部15に電気的に接続された図示しない複数の接続電極が設けられており、フラットケーブル40の他端では、当該複数の接続電極に対して、フラットケーブル40を構成する複数の導線が直付けされている。これにより、フラットケーブル40と制御基板20とを接続するための接続部品を制御基板20に搭載する必要がなくなる。
図9は図1の矢視B−Bにおける本電子表示器100の断面構造を示す図である。図9に示されるように、前面側ケース51は、上述の第1の表示面側透明部501を含む前面部分510と、当該前面部分510の内側の面の周縁部から立ち上がる側面部分511とで構成されている。前面部分510の内側の面は、第1の表示面側透明部501が形成されている部分だけ、外装ケース50の主面500側に凹んでいる。つまり、第1の表示面側透明部501の内側の面501aは、前面側ケース51における、第1の表示面側透明部501を取り囲む周縁部分512の内側の面512aよりも、外装ケース50の主面500側に凹んでいる。そして、表示パネル1は、透明基板2における透明基板3側の主面とは反対側の主面2a(透明基板2の外側の主面)の周縁部と、前面側ケース51の周縁部分512の内側の面512aとが当接するように外装ケース50内に収納されている。これにより、表示パネル1と、第1の表示面側透明部501との間に隙間700が形成される。
このように、表示パネル1と、第1の表示面側透明部501との間に隙間700を設けることによって、表示パネル1と第1の表示面側透明部501とが擦れることを防止できる。したがって、表示パネル1と第1の表示面側透明部501とが擦れることによって表示パネル1や第1の表示面側透明部501が傷つくことを防止できる。その結果、本電子表示器100の表示内容に対する視認性が悪化することを抑制できる。
さらに、隙間700によって、第1の表示面側透明部501に加わった外部からの衝撃が、直接表示パネル1に加わることを防止できるため、表示パネル1の破損を抑制できる。
なお、図9に示される構造とは別の構造を用いて、表示パネル1と第1の表示面側透明部501との間に隙間700を設けてもよい。図10は本電子表示器100の他の構成例を示す断面図である。図9に示される構造では、前面側ケース51における前面部分510の内側の面を、第1の表示面側透明部501が形成されている部分だけ凹ませることによって、表示パネル1と第1の表示面側透明部501との間に隙間700を設けていたが、図10に示される構造では、第1の表示面側透明部501を取り囲む周縁部分512の内側の面512aに、外装ケース50の内側に突出する突起部513を設けることによって、表示パネル1と第1の表示面側透明部501との間に隙間700を設けている。
図10の構造では、前面側ケース51における前面部分510の内側の面は平坦に形成されている。つまり、第1の表示面側透明部501の内側の面501aと、周縁部分512の内側の面512aとは、同一平面上に位置している。そして、周縁部分512の内側の面512a上には、第1の表示面側透明部501を取り囲むように、外装ケース50の内側に突出する突起部513が設けられている。周縁部分512と突起部513とは一体形成されている。表示パネル1は、透明基板2の主面2aの周縁部と、突起部513とが当接するように外装ケース50内に収納されている。これにより、表示パネル1と、第1の表示面側透明部501との間に隙間700が形成される。このような構造であっても、図9の構造と同様の効果が得られる。
以上のように、本実施の形態に係る電子表示器100では、表示パネル1を表示面側から見た平面視において、光通信部10は、表示パネル1の下端部1aとフラットケーブル40の一端との接続箇所48の位置から、当該下端部1aが含む一辺1aaに沿って延ばした延長線600と重なるように視認可能に配置されている。表示パネル1の下端部1aと、フラットケーブル40の一端とを接続した場合には、表示パネル1を表示面側から見た平面視において、接続箇所48に対して、表示パネル1の下端部1aが含む一辺1aaに沿った方向に位置する領域810は表示領域としては利用しにくく、図11に示されるように、通常、接続箇所48よりも上方に表示領域800(透明基板2,3が重なっている領域)を確保することになる。よって、本実施の形態のように、接続箇所48の位置から、表示パネル1の下端部1aが含む一辺1aaに沿って延ばした延長線600と重なるように光通信部10を配置することによって、当該領域810を有効利用することができる。言い換えれば、接続箇所48の位置に対して、表示パネル1の下端部1aが含む一辺1aaに沿った方向に位置するように光通信部10を配置することによって、表示領域としては利用しにくい領域810を有効利用することができる。よって、本電子表示器100では、全体の大きさを抑えつつ、広い表示領域800を確保することができる。
また、本実施の形態では、制御基板20の外形が、それと重ね合わされる表示パネル1の外形よりも小さいため、図4,11に示されるように、表示パネル1を表示面側から見た際に制御基板20が表示パネル1の周縁からはみ出さないように、表示パネル1の背面に制御基板20を重ねることができる。よって、本電子表示器100の全体の外形をさらに抑えつつ、広い表示領域800を確保することができる。
また、本実施の形態では、光通信部10は、透明基板3の下端部の背後に視認可能に配置されているため、表示パネル1における、光通信部10を覆う部分を除去する加工が不要となる。よって、本電子表示器100の製造コストの低減が可能となる。
また、本実施の形態では、外装ケース50の表示面側の主面500には、当該主面500から光通信部10が視認できるように第2の表示面側透明部502が設けられているため、光通信部10の光通信機能を害することなく、光通信部10を保護することができる。
さらに、外装ケース50の側面503にも、光通信部10が視認できるように側面側透明部504が設けられているため、光通信部10が外部装置と光通信しやすくなる。例えば、図12に示されるように、電子棚札たる本電子表示器100が、店舗の販売スペースに配置された商品棚820に取り付けられ、サーバ装置が記憶する商品情報を電子棚札に送信する通信装置830が、販売スペースの天井840に取り付けられている場合には、本電子表示器100は、通信装置830から送信された光信号の直接波850を、表示面側の主面500に設けられた第2の表示面側透明部502を通じて受光部11で受信することができるとともに、通信装置830が送信した光信号の床870での反射波860を下端の側面503に設けられた側面側透明部504を通じて受光部11で受信することができる。
また、本電子表示器100が通信装置830に対して光信号を送信する場合には、図13に示されるように、発光部12から第2の表示面側透明部502を通じて出力された光信号880は通信装置830に直接入力されるととともに、発光部12から側面側透明部504を通じて出力された光信号890は、床870で反射した後に、通信装置830に入力される。
このように、外装ケース50の主面500だけではなく、その側面503にも、光通信部10が視認できるように透明部を設けることによって、光通信部10は様々な角度からの光信号を受信することができるとともに、様々な角度に光信号を送信できるため、光通信部10が外部装置と通信しやすくなる。
また、本実施の形態のように、電子表示器100が電子棚札である場合において、通信用の第2の表示面側透明部501を、外装ケース50の主面500の下端部に設けると、以下のような利点がある。
図14に示されるように、一般的に、電子棚札900は、対応する商品910の下側に位置するように商品棚820に取り付けられることが多い。この場合において、商品910が商品棚820からはみ出した場合には、当該商品910に対応する電子棚札900の前面の上端部や側端部が当該商品910で覆われることがある。したがって、電子棚札たる電子表示器100において、通信用の第2の表示面側透明部501を、外装ケース50の主面500の上端部や側端部に設けた場合には、商品910によって第2の表示面側透明部501が覆われて、本電子表示器100での通信性能が劣化するおそれがある。
そこで、本実施の形態のように、通信用の第2の表示面側透明部501を、外装ケース50の主面500の下端部に設けることによって、第2の表示面側透明部501が上方に位置する商品910で覆われにくくなり、本電子表示器100の通信性能が劣化することを防止することができる。
また、図15に示されるように、電子棚札900の周囲を取り囲むようにPOP(Point Of Purchase advertising)広告920が当該電子棚札900に取り付けられることがよくある。このようなPOP広告920が紙で作成されている場合には、POP広告920が折れ曲がって、電子棚札900の前面の上端部や側端部をPOP広告920が覆うことがある。本実施の形態のように、通信用の第2の表示面側透明部501を、外装ケース50の主面500の下端部に設けることによって、本電子表示器100の周囲を取り囲むPOP広告920が折れ曲がった場合であっても、第2の表示面側透明部501がPOP広告920で覆われにくくなり、本電子表示器100の通信性能が劣化することを防止することができる。
<変形例>
上述の説明では、表示パネル1とフラットケーブル40との接続箇所48を表示パネル1の下端部1aに設けていたが、図16に示されるように、接続箇所48を表示パネル1の上端部1bに設けても良い。この場合には、透明基板2,3は、それらの下方端面が揃えられ、かつ左右方向の端面が揃えられた状態で互いに重ね合わされる。また、表示パネル1を表示面側から見た際に、透明基板3の主面300における、透明基板2から露出している上端部300bに、フラットケーブル40の一端が接続される。そして、光通信部10は、制御基板20の主面201の上端部に搭載され、かつ、接続箇所48の位置から、表示パネル1の上端部1bが含む、表示パネル1の上端の一辺1bbに沿って延ばした延長線610と重なるように視認可能に配置される。
図16に示されるように、光通信部10を制御基板20の上端部に搭載した場合には、図17に示されるように、光通信部10を外装ケース50の主面500から視認できるようにする第2の表示面側透明部502は、外装ケース50の主面500の上端部に形成されることになる。そして、光通信部10を外装ケース50の側面から視認できるようにする側面側透明部504は、外装ケース50の上端側の側面505に、第2の表示面側透明部502と繋がって形成されることになる。
また、表示パネル1とフラットケーブル40との接続箇所48を、図18に示されるように、表示パネル1の側端部1cに設けても良い。この場合には、例えば、透明基板2,3の上下方向の長さは略同一に設定され、それらの左右方向の長さは透明基板3の方が長くなるように設定される。そして、透明基板2,3は、それらの一方の側方端面が揃えられ、かつ上下方向の端面が揃えられた状態で互いに重ね合わされる。また、表示パネル1を表示面側から見た際に、透明基板3の主面300における、透明基板2から露出している側端部300cに、フラットケーブル40の一端が接続される。光通信部10は、制御基板20の主面201の側端部に搭載され、かつ、接続箇所48の位置から、表示パネル1の側端部1cが含む、表示パネル1の側方端の一辺1ccに沿って延ばした延長線620と重なるように視認可能に配置される。
図18に示されるように、光通信部10を制御基板20の側端部に搭載した場合には、図19に示されるように、第2の表示面側透明部502は、外装ケース50の主面500の側端部に形成されることになる。また、側面側透明部504は、外装ケース50の側方端側の側面506に、第2の表示面側透明部502と繋がって形成されることになる。
また、上述の説明では、接続箇所48は、透明基板3の透明基板2側の主面300の下端部300aに設けていたが、図20に示されるように、透明基板3における、主面300とは反対側の主面の下端部に設けても良い。つまり、フラットケーブル40の一端を、表示パネル1の下端部1aの背面側の主面に接続しても良い。この場合であっても、表示パネル1を表示面側から見た平面視において、接続箇所48の位置から、表示パネル1の下端部1aが含む一辺1aaに沿って延ばした延長線600と重なるように、光通信部10を視認可能に配置することによって、図4の場合と同様の効果が得られる。
また、上述の説明では、光通信部10は外部装置と双方向通信が可能であるが、光信号の受信だけ、あるいは光信号の送信だけを行っても良い。
1 表示パネル
1a 下端部
1aa 一辺
3 透明基板
10 光通信部
15 制御部
20 制御基板
40 フラットケーブル
48 接続箇所
50 外装ケース
100 電子表示器
500 主面
502 第2の表示面側透明部
503,505,506 側面
504 側面側透明部
600,610,620 延長線

Claims (5)

  1. 光通信機能を有する電子表示器であって、
    マトリックス表示を行う表示パネルと、
    前記表示パネルを制御する制御部と光通信を行う光通信部とが搭載され、前記表示パネルの背後に当該表示パネルと重ね合わされて配置される制御基板と、
    複数の導線が帯状に束ねられた、前記表示パネルと前記制御基板とを接続する帯状ケーブルと
    を備え、
    前記帯状ケーブルの一端は、前記表示パネルにおける、ある一辺を含む端部に接続され、
    前記表示パネルを表示面側から見た平面視において、前記光通信部は、前記表示パネルの前記端部と前記帯状ケーブルの前記一端との接続箇所の位置から、前記端部が含む前記一辺に沿って延ばした延長線と重なるように視認可能に配置されている、電子表示器。
  2. 請求項1に記載の電子表示器であって、
    前記制御基板の外形は、前記表示パネルの外形よりも小さい、電子表示器。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電子表示器であって、
    前記表示パネルは、透明基板を有する電子ペーパであって、
    前記表示パネルを表示面側から見た平面視において、前記光通信部は、前記透明基板の背後に視認可能に配置されている、電子表示器
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子表示器であって、
    前記表示パネル及び前記制御基板を収納するケースを備え、
    前記ケースの表示面側の主面には、当該主面から前記光通信部が視認できるように表示面側透明部が設けられている、電子表示器。
  5. 請求項4に記載の電子表示器であって、
    前記ケースの側面には、当該側面から前記光通信部が視認できるように側面側透明部が設けられている、電子表示器。
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