JP5183359B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、並びに該プログラムを格納したコンピュータ可読媒体 - Google Patents
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Description
その一例としては、特許文献1に記載の画像表示システムが挙げられる。このシステムは、事前に入力された色覚障害の種類に基づき、所定の色の境界に白色のラインを重畳する。色覚障害者は主に特定の色の境界が認識し難いため、この画像処理によってこれらの境界を認識しやすくする。
また、別の例としては、一次微分法により所定の色の境界を検出し、その検出箇所付近の色の輝度を変化させて強調する方法が挙げられる(特許文献2参照)。
(a)閲覧者の色覚に関する情報を受け取る色覚情報入力手段と、
(b)前記色覚に関する情報を基に、三原色から閲覧者が最も識別し難い第1の色と、該第1の色に対応し、かつ前記閲覧者が識別可能な第2の色と、を選択する色選択手段と、
(c)前記色彩画像の各画素において、前記選択した第1および第2の色のそれぞれの色レベルを求める色レベル抽出手段と、
(d)前記求めた色レベルを基に、前記第1および第2の色のそれぞれにおいて、各画素における色レベルの変化量を求める色レベル変化量算出手段と、
(e)それぞれの画素において、前記第1および第2の色の色レベルの変化量の絶対値を比較し、前記第1の色の色レベルの変化量の絶対値のほうが大きい画素において、前記第1および第2の色の色レベルを強調する補正を行う色強調手段と、
を備えることを特徴とする。
(f)閲覧者の色覚に関する情報を受け取る色覚情報入力段階と、
(g)前記色覚に対する情報を基に、三原色から閲覧者が最も識別し難い第1の色と、該第1の色に対応し、かつ前記閲覧者が識別可能な第2の色と、を選択する色選択段階と、
(h)前記色彩画像の各画素において、前記選択した第1および第2の色のそれぞれの色レベルを求める色レベル抽出段階と、
(i)前記求めた色レベルを基に、前記第1および第2の色のそれぞれにおいて、各画素における色レベルの変化量を求める色レベル変化量算出段階と、
(j)それぞれの画素において、前記第1および第2の色の色レベルの変化量の絶対値を比較し、前記第1の色の色レベルの変化量の絶対値のほうが大きい画素において、前記第1および第2の色の色レベルを強調する補正を行う色強調段階と、
を含むことを特徴とする。
さらに、第1および第2の色の色レベルの変化量の絶対値を比較し、第1の色の色レベルの変化量の絶対値のほうが大きい画素に対して強調処理を行っている。これにより、色覚障害者が識別し難い境界部分を識別し、確実に処理することができる。
したがって、従来の強調処理に比べて、より色覚障害者が認識しやすい強調処理を提供することができる。
図1は、本発明の1実施形態に係る画像処理システム100の概略図である。この画像処理システム100は、ディスプレイ装置10と、ディスプレイ20と、画像処理装置30とを備える。ディスプレイ装置10は、所定の色彩画像信号を生成し、この画像信号を画像処理装置30経由でディスプレイ20に送る機能を有する。ディスプレイ20は、市販のCRT、液晶パネルなどから構成され、画像処理装置30経由でディスプレイ装置10から受け取った画像信号を自身に表示させる機能を有する。画像処理装置30は、画像処理システム100の中心をなす機能要素であり、ディスプレイ装置10が生成した色彩画像信号に色覚障害者が認識しやすいように所定の色補正処理を施し、その処理した色彩画像をディスプレイ20に送る機能を有する。
なお、ディスプレイ装置10およびディスプレイ20は、当該技術において既知の機能要素のため詳細な説明を省略し、画像処理装置30についてのみ以下に詳細に説明する。
なお、図3(b)のカラーの原画像図を、本出願と同時に提出した物件提出書に参考色彩図面1として添付した。
図3(c)のグラフと図3(d)のグラフとを対比させて説明すると、まず、色レベルが一定の領域(図3(c)の画素番号1〜4)では、色レベルの変化量はゼロとなる(図3(d)の画素番号1〜4)。次いで、色レベルの増加し始めるポイント(図3(c)の「1」付近)では、色レベルの変化量は一度減少し、それから増加する(図3(d)の「A」付近)。さらに、色レベルの増加が終り、一定になるポイント(図3(c)の「2」付近)では、色レベルの変化量はピークとなり、それ以降に減少し始める(図3(d)の「B」付近)。色レベルが減少し始めるポイント(図3(c)の「3」付近)では、再度色レベルの変化量は一度増加し、それから減少する(図3(d)の「C」付近)。減少した色レベルが一定になるポイント(図3(c)の「4」付近)では色レベルの変化量の減少が終り、増加し始める(図3(d)の「D」付近)。
また、二次微分法を用いると、図3(d)に示すように明るい強調と暗い強調の程度の平均が0となる。よって、処理前後の色彩画像全体における色レベルに違いが発生せず、さらに、過度な強調が防止されるため、色覚正常者にとって違和感の少ない色補正が可能となる。
図4(b)の色彩画像の文字の境界に着目すると、文字周辺の暗い色はより暗く補正されており、一方、文字を構成する明るい色はより明るく補正されている。この強調処理により、色覚障害者が容易に文字を識別することが可能であり、さらに、色覚正常者が見ても不自然に感じることはない。
なお、この色補正の効果をより明瞭に示すために、図4のカラーの原画像図を本出願と同時に提出した物件提出書に参考色彩図面2として添付したので参照されたい。
図5は、本実施形態の色補正のフロー図である。最初に、画像処理装置30の色彩画像受信部130がディスプレイ装置10から処理対象となる色彩画像を受け取る(ステップS1)。次に、色覚情報を色覚情報および補正調整係数入力部140に入力する(ステップS2)。これは、画像処理装置30の使用者がインタラクティブ方式で「通常」「第1型」「第2型」「第3型」の何れかを選択することで行われてよい。あるいは、代替的に、事前に使用者が画像処理装置30にユーザ登録を行い、その登録時に所望の色覚情報を入力し、それ以降に使用者が画像処理装置30にログインすると、色覚情報および補正調整係数入力部140が自動的に登録時に入力された色覚情報を選択するようにしてもよい。色覚情報を入力すると、次は、色補正の演算に用いる補正調整係数Pを色覚情報および補正調整係数入力部140に入力する(ステップS3)。なお、このステップを省略して、Pを常に一定の値に設定してもよい。
第1および第2の色の色レベルを求めると、これを基に、色レベル変化量算出部170が各画素における第1の色の色レベルの変化量(FL(m,n))および第2の色の色レベルの変化量(SL(m,n))を求める(ステップS6)。求め方については、図3、数1、数2およびそれに関する記載を参照されたい。
まず、ステップS10およびS11で、最初に処理を行う画素を決定する。本実施形態では、画素P(1,1)から処理を行うことにする。処理する画素が決まると、その画素における第1の色の色レベルの変化量FL(m,n)の絶対値と第2の色の色レベルの変化量SL(m,n)の絶対値とを比較する(ステップS12)。
20 ディスプレイ
30 画像処理装置
100 画像処理システム
140 色覚情報および補正調整係数入力部
150 色選択部
160 色レベル抽出部
170 色レベル変化量算出部
180 色強調部
Claims (15)
- ディスプレイ装置の表示手段に表示される色彩画像に色補正を施す画像処理装置であって、
閲覧者の色覚に関する情報を受け取る色覚情報入力手段と、
前記色覚に関する情報を基に、三原色から閲覧者が最も識別し難い第1の色と、該第1の色に対応し、かつ前記閲覧者が識別可能な第2の色と、を選択する色選択手段と、
前記色彩画像の各画素において、前記選択した第1および第2の色のそれぞれの色レベルを求める色レベル抽出手段と、
前記求めた色レベルを基に、前記第1および第2の色のそれぞれにおいて、各画素における色レベルの変化量を求める色レベル変化量算出手段と、
それぞれの画素において、前記第1および第2の色の色レベルの変化量の絶対値を比較し、前記第1の色の色レベルの変化量の絶対値のほうが大きい画素において、前記第1および第2の色の色レベルを強調する補正を行う色強調手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記色レベル変化量算出手段は、前記第1および第2の色の色レベルの変化量を求めるために二次微分を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記色強調手段は、前記第1および第2の色の色レベルを同一の度合いで強調することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記色強調手段は、
前記第1の色の色レベルの変化量が正値の場合に、その第1の色の色レベルの変化量から対応する前記第2の色の色レベルの変化量の絶対値を減算し、その減算して求めた値を前記第1および第2の色の色レベルにそれぞれ加算することで補正を行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記色強調手段は、
前記第1の色の色レベルの変化量が負値の場合に、その第1の色の色レベルの変化量から対応する前記第2の色の色レベルの変化量の絶対値を加算し、その加算して求めた値を前記第1および第2の色の色レベルにそれぞれ加算することで補正を行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像処理装置。 - ディスプレイ装置の表示手段に表示される色彩画像を色補正するための画像処理方法であって、
閲覧者の色覚に関する情報を受け取る色覚情報入力段階と、
前記色覚に対する情報を基に、三原色から閲覧者が最も識別し難い第1の色と、該第1の色に対応し、かつ前記閲覧者が識別可能な第2の色と、を選択する色選択段階と、
前記色彩画像の各画素において、前記選択した第1および第2の色のそれぞれの色レベルを求める色レベル抽出段階と、
前記求めた色レベルを基に、前記第1および第2の色のそれぞれにおいて、各画素における色レベルの変化量を求める色レベル変化量算出段階と、
それぞれの画素において、前記第1および第2の色の色レベルの変化量の絶対値を比較し、前記第1の色の色レベルの変化量の絶対値のほうが大きい画素において、前記第1および第2の色の色レベルを強調する補正を行う色強調段階と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 色レベル変化量算出段階において、前記第1および第2の色の色レベルの変化量を求めるために二次微分を用いることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
- 前記色強調段階において、前記第1および第2の色の色レベルを強調する度合いは同一であることを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理方法。
- 前記色補正段階は、
前記第1の色の色レベルの変化量が正値の場合に、その第1の色の色レベルの変化量から対応する前記第2の色の色レベルの変化量の絶対値を減算し、その減算して求めた値を前記第1および第2の色の色レベルにそれぞれ加算することで補正を行うことを特徴とする請求項6ないし8の何れか1項に記載の画像処理方法。 - 前記色補正手段は、
前記第1の色の色レベルの変化量が負値の場合に、その第1の色の色レベルの変化量から対応する前記第2の色の色レベルの変化量の絶対値を加算し、その加算して求めた値を前記第1および第2の色の色レベルにそれぞれ加算することで補正を行うことを特徴とする請求項6ないし8の何れか1項に記載の画像処理方法。 - 請求項6ないし10の何れか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項11に記載のプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
- 請求項6ないし10の何れか1項に記載の画像処理方法を行う電子回路。
- 請求項13に記載の電子回路を格納した映像表示装置。
- 請求項13に記載の電子回路を格納した撮像装置。
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