JP5181851B2 - 電子機器および脈拍数算出方法 - Google Patents

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Description

本発明は電子機器および脈拍数算出方法に関し、特にユーザの脈拍数を表示する電子機器およびその脈拍数算出方法に関する。
従来から種々の脈拍計が存在する。例えば、耳たぶに付けられた脈拍センサからユーザの脈拍数を測定し、表示装置に表示するものがある。
このような脈拍計には、脈拍測定開始直後から、ユーザの脈拍数をリアルタイムで表示するものがある(例えば、非特許文献1参照)。
[平成20年6月2日検索]、インターネット<URL:http://www.cateye.co.jp/echtml/pl6000.html
しかし、従来の脈拍計は、脈拍測定開始直後から所定時間経過後に安定した脈拍数を表示するようになり、脈拍測定開始直後では、精度の高い脈拍数を表示していなかった。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を表示することができる電子機器および脈拍数算出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、ユーザの脈拍数を表示部に表示する電子機器が提供される。この電子機器は、前記ユーザを所定のフレームレートで撮影した画像データに含まれる輝度情報の変化から、所定時間のウィンドウ内における拍動間隔時間のヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムから所定時間当たりの脈拍数を算出して、算出結果を前記ユーザの脈拍数として測定する脈拍数測定手段と、前記ユーザの脈拍数を予め記憶する脈拍数記憶手段と、前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数記憶手段に予め記憶された前記ユーザの脈拍数の合成比率を漸減しながら、前記脈拍数記憶手段に予め記憶された前記ユーザの脈拍数と前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数とから前記表示部に表示する脈拍数を算出し、前記ユーザの脈拍数の測定開始後所定時間経過すると、前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数のみから前記表示部に表示する脈拍数を算出する脈拍数算出手段と、を有する。
また、ユーザの脈拍数を表示部に表示する電子機器の脈拍数算出方法が提供される。この脈拍数算出方法は、前記ユーザを所定のフレームレートで撮影した画像データに含まれる輝度情報の変化から、所定時間のウィンドウ内における拍動間隔時間のヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムから所定時間当たりの脈拍数を算出して、算出結果を前記ユーザの脈拍数として測定する脈拍数測定ステップと、前記ユーザの脈拍数を予め記憶する脈拍数記憶ステップと、前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数記憶ステップによって予め記憶された前記ユーザの脈拍数の合成比率を漸減しながら、前記脈拍数記憶ステップによって予め記憶された前記ユーザの脈拍数と前記脈拍数測定ステップによって測定される前記ユーザの脈拍数とから前記表示部に表示する脈拍数を算出し、前記ユーザの脈拍数の測定開始後所定時間経過すると、前記脈拍数測定ステップによって測定される前記ユーザの脈拍数のみから前記表示部に表示する脈拍数を算出する脈拍数算出ステップと、を有する。
開示の電子機器および脈拍数算出方法では、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を表示することができる。
図1は、電子機器の概要を示した図である。図1に示すように電子機器1は、脈拍数測定手段2、脈拍数記憶手段3、および脈拍数算出手段4を有している。
脈拍数測定手段2は、ユーザの脈拍数を測定する。例えば、ユーザの指先を透過する光から血流量の変化を取得し、これに基づいてユーザの脈拍数を測定する。
脈拍数記憶手段3は、ユーザの脈拍数を予め記憶する。
脈拍数算出手段4は、ユーザの脈拍数の測定開始後、脈拍数測定手段2によって測定されるユーザの脈拍数と、脈拍数記憶手段3に予め記憶されたユーザの脈拍数との比率を変更しながらユーザの脈拍数を算出する。脈拍数算出手段4で算出されたユーザの脈拍数は、ユーザの脈拍数として表示装置に表示される。
例えば、脈拍数算出手段4は、ユーザの脈拍数の測定開始後、脈拍数測定手段2によって測定されるユーザの脈拍数の比率を1、脈拍数記憶手段3に予め記憶されたユーザの脈拍数の比率を9として、ユーザの脈拍数を算出する。次いで、脈拍数算出手段4は、脈拍数測定手段2によって測定されるユーザの脈拍数の比率を2、脈拍数記憶手段3に予め記憶されたユーザの脈拍数の比率を8として、ユーザの脈拍数を算出する。以下、同様に、比率を変更しながらユーザの脈拍数を算出し、脈拍数測定手段2によって測定されるユーザの脈拍数の比率を10、脈拍数記憶手段3に予め記憶されたユーザの脈拍数の比率を0として、ユーザの脈拍数を算出する。以後は、脈拍数測定手段2によって測定されるユーザの脈拍数のみを(比率10)、ユーザの脈拍数として算出する。
すなわち、脈拍数算出手段4は、脈拍数の測定開始直後、脈拍数測定手段2によって精度の高い脈拍数を得られなくても、脈拍数記憶手段3に予め記憶していたユーザの脈拍数の比率を高くしてユーザの脈拍数を算出する。そして、脈拍数測定手段2によって、正確なユーザの脈拍数が測定されるようになると、脈拍数測定手段2よって測定されるユーザの脈拍数の比率を高くしてユーザの脈拍数として算出する。
このように、電子機器1は、ユーザの脈拍数の測定開始後、脈拍数測定手段2によって測定されるユーザの脈拍数と、脈拍数記憶手段3に予め記憶されたユーザの脈拍数との比率を変更しながらユーザの脈拍数を算出するようにした。これにより、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を表示することができる。
次に、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る電子機器を示した図である。図に示すように電子機器10は、カメラ11および表示装置12を有している。カメラ11は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであり、表示装置12は、LCD(Liquid Crystal Display)である。電子機器10は、例えば、携帯電話である。
ユーザは、例えば、ウォーキングやジョギング等の運動中に、電子機器10を用いて容易に脈拍数を測ることができる。ユーザは、電子機器10のカメラ11の上に指先を置くことで脈拍数を測ることができる。ユーザの脈拍数は、電子機器10の表示装置12に表示される。ただし、電子機器10のユーザは、予め安静時の脈拍数を電子機器10で計測し、電子機器10に記憶させておく必要がある。
電子機器10は、ユーザがカメラ11に指を乗せた直後から表示装置12にユーザの脈拍数を表示する。電子機器10は、予め記憶していた安静時の脈拍数を用いて、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を表示装置12に表示する。これにより、ユーザは、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を知ることができる。
図3は、図2の電子機器のブロック構成図である。図に示すように電子機器10は、カメラモジュール部21、脈拍数算出処理部22、歩数検出処理部23、脈拍アプリ部24、運動強度TB(TB:テーブル)25、および記憶部26を有している。図の各部は、例えば、メモリに記憶されている脈拍数算出プログラムをCPU(Central Processing Unit)により実行することで実現される。
カメラモジュール部21は、脈拍アプリ部24からのカメラ起動モード要求を受け付け、予め設定されたカメラ設定によりカメラ11を動作する。
カメラ設定には、例えば、フレームレート、オートホワイトバランス、自動輝度調整、データ取得形式などが含まれる。具体的には、カメラモジュール部21は、カメラ11のフレームレートを12fps(frame/sec)に設定し、オートホワイトバランスをオフに設定し、自動輝度調整をオンに設定し、画像データをYUV形式で出力するように設定する。カメラモジュール部21は、カメラ11から出力される画像データを脈拍数算出処理部22に出力する。
脈拍数算出処理部22は、カメラモジュール部21から出力される画像データに基づいて、カメラ11に置かれたユーザの指先の、血流量の変化を算出する。
一般的に光は、ヘモグロビンで吸収される。そのため、指などの人体を通過する光の輝度は、血流量が多いほど小さくなり、血流量が少ないほど大きくなる。従って、脈拍数算出処理部22は、カメラモジュール部21から出力される画像データの輝度情報により、ユーザの血流量の変化を算出できる。具体的には、脈拍数算出処理部22は、カメラモジュール部21から出力されるYUV形式の画像データの、輝度情報(Y情報)の変化から血流量の変化を算出する。
なお、脈拍数算出処理部22は、輝度情報があるしきい値を超えた場合には、カメラ11に指が置かれていないと判断し、血流量の変化を算出しない。
脈拍数算出処理部22は、画像データから算出した血流量の変化から、極大値または極小値を算出し、算出した極大値または極小値を脈拍とみなす。
図4は、血流量の変化および脈拍を説明する図である。図4に示す波形A1は、脈拍数算出処理部22の算出した血流量の変化を示している。図4に示す横軸は時間を示し、縦軸は血流量の振幅(A)を示す。なお、波形A1に示す血流量の変化は、説明のため正弦波を示している。
脈拍数算出処理部22は、カメラモジュール部21から出力される画像データに基づいて、図4の波形A1に示すような血流量の変化を算出する。脈拍数算出処理部22は、矢印A11〜A13に示すように波形A1の極大値を算出し、それを脈拍(脈拍の鼓動)とみなす。すなわち、図4に示す矢印A11〜A13の極大値がユーザの脈拍とみなされる。
波形A1の極大値は、波形A1を1回微分および2回微分することにより得ることができる。波形A1を1回微分した値が‘0’で、2回微分した値が‘負’ならば、その点が極大値となる。
もちろん、極小値からも同様に脈拍を得ることができる。例えば、波形A1を1回微分した値が‘0’で、2回微分した値が‘正’ならば、その点が極小値となる。脈拍数算出処理部22は、極小値を脈拍とみなすことができる。
脈拍数算出処理部22は、算出した極大値(以下、ピークと呼ぶこともある)のある一定時間内(ウィンドウ)におけるピーク間隔(脈拍の鼓動)のヒストグラムを生成する。例えば、脈拍数算出処理部22は、20秒のウィンドウにおけるピーク間隔のヒストグラムを生成する。もちろん、脈拍数算出処理部22は、極小値からピーク間隔のヒストグラムを生成することもできる。
図5は、ヒストグラムを説明する図である。脈拍数算出処理部22は、例えば、図4の波形A1の20秒のウィンドウから、図5に示すようなピーク間隔のヒストグラムを生成する。すなわち、脈拍数算出処理部22は、20秒間における血流量の変化の、ピーク間隔のヒストグラムを生成する。図5に示すヒストグラムの横軸はピーク間隔時間(秒)を示し、縦軸はサンプル数(N)を示す。
図5に示す例では、1.0秒のピーク間隔のサンプル数が最も多く、次に、0.9秒のピーク間隔のサンプル数が多くなっている。よって、図5の例からは、血流量変化のある20秒のウィンドウでは、1.0秒の鼓動が最も多く、0.9秒の鼓動が次に多いことが分かる。
図6は、ウィンドウを説明する図である。図6に示す波形A21は、脈拍数算出処理部22の算出した血流量の変化を示している。図6に示すウィンドウW1,W2,W3,…,Wnは、脈拍数算出処理部22のピーク間隔のヒストグラムを生成するウィンドウを示している。図6に示す横軸は時間(秒)を示し、縦軸は血流量の振幅(A)を示す。
それぞれのウィンドウW1,W2,W3,…,Wnの時間幅は、20秒である。ピーク間隔のヒストグラムを生成するウィンドウは、画像データのフレームレートを12fpsとすると、1/12sごとにウィンドウW1,W2,W3,…,Wnと移動する。
ただし、脈拍数の測定開始直後から20秒間は、ウィンドウW1からウィンドウW2へ移動しない。最初の20秒間は、血流量の変化(波形A21)を得るためのサンプル(画像データ)がウィンドウW1に埋まっていないからである。(20+1/12)秒経過すると、次の画像データがカメラモジュール部21から出力され、ウィンドウW2へ移動する。そして、測定開始直後に取得した最初の画像データは、ウィンドウW2から外れることになる。なお、各ウィンドウW1,W2,W3,…,Wn内の画像データ数は、12×20個である。
脈拍数算出処理部22は、生成したヒストグラムから、ユーザの1分間あたりにおける脈拍数を算出する。例えば、脈拍数算出処理部22は、ウィンドウW2におけるヒストグラムを生成したとすると、そのヒストグラムからピーク間隔の平均値を算出する。そして、算出した平均値に60(秒)を乗算して、ユーザの1分間あたりにおける脈拍数を算出する。ただし、脈拍数算出処理部22は、一定以下のサンプル数のピーク間隔はノイズとみなし、そのピーク間隔は、平均算出に用いない。例えば、脈拍数算出処理部22は、図5の0.2秒および3.0秒のピーク間隔をノイズとみなし、このピーク間隔を平均算出に用いない。
なお、脈拍数算出処理部22は、画像データのフレームレート(12fps)に合わせ、1/12秒周期でユーザの脈拍数を算出する。また、図6で説明したように、脈拍数の測定開始直後から最初の20秒間は、血流量の変化を得るためのサンプルがウィンドウW1に埋まっていない。そのため、ヒストグラムは、徐々にピーク間隔のサンプルが増え、図5に示すような釣り鐘型のヒストグラムとなる。従って、ウィンドウW1における最初の数秒間は、ヒストグラムのサンプル数が少ないため、脈拍数算出処理部22の算出するピーク間隔の平均値およびユーザの脈拍数の精度は低い。
脈拍数算出処理部22は、上記のようにして算出したユーザの脈拍数を脈拍アプリ部24へ出力する。
歩数検出処理部23は、ユーザの1分間あたりの歩数を算出する。歩数検出処理部23は、例えば、歩数計のカウント値からユーザの1分間あたりの歩数を算出する。
脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22から出力されるユーザの脈拍数を受信し、歩数検出処理部23から出力されるユーザの1分間あたりの歩数を受信する。
脈拍アプリ部24は、予めユーザから安静時の脈拍数を取得し、メモリなどの記憶部26に記憶しておく。安静時の脈拍数は、例えば、上記で説明したカメラモジュール部21および脈拍数算出処理部22によって測定することができる。安静時の脈拍数は、正確な脈拍数を測定して記憶部26に記憶するように、少なくとも20秒経過したときの脈拍数を記憶するようにする。上述したように、脈拍測定開始後、20秒経過した後は、ヒストグラムに十分なサンプル数が得られるためである。なお、1度記憶した安静時の脈拍数は、頻繁に測定する必要はない。
脈拍アプリ部24は、歩数検出処理部23から受信したユーザの歩数を用いて、ユーザの運動強度を算出する。脈拍アプリ部24は、算出した運動強度を用いて運動強度TB25を参照し、係数を取得する。
図7は、運動強度TBのデータ構成例を示した図である。図7に示すように、運動強度TB25は、運動強度(単位:METs)の欄と係数の欄とを有している。運動強度の欄には、運動強度が格納され、係数の欄には、運動強度に対応した係数が格納されている。
上述したように、脈拍アプリ部24は、歩数を用いてユーザの運動強度を算出する。運動強度は、ユーザの運動が激しいほど(ユーザの歩数が多いほど)、その値は大きくなる。
図7に示すように、運動強度に比例して、係数の値は大きくなっている。ユーザが激しい運動を行えば、脈拍アプリ部24は、大きな値の係数を運動強度TB25から取得することになる。
脈拍アプリ部24は、記憶部26に記憶したユーザの安静時の脈拍数に、運動強度TB25から取得した係数を乗算する。つまり、ユーザの安静時の脈拍数は、ユーザの行った運動に応じて、補正されることになる。例えば、ユーザが激しい運動を行っていれば、安静時の脈拍数は、大きな値に補正されることになる。
脈拍アプリ部24は、運動強度TB25を用いて補正したユーザの安静時の脈拍数と、脈拍数算出処理部22で算出される脈拍数とに基づいて、以下の式(1)により、ユーザの脈拍数を算出する。
Pd={n×Pr+(10−n)×P’}/10 …(1)
Pdは、電子機器10の表示装置12に表示されるユーザの脈拍数である。
Prは、脈拍数算出処理部22で算出されたユーザの脈拍数である。すなわち、Prは、ユーザがカメラ11に置いた指先から求められたユーザの脈拍数である。
P’は、予め記憶していたユーザの安静時の脈拍数を、ユーザの運動に応じて補正した脈拍数である。すなわち、補正した脈拍数P’は、記憶部26に記憶された安静時の脈拍数Pと、運動強度TB25から得られた係数eとを乗算した脈拍数(P’=P×e)である。
nは、例えば、1≦n≦10の整数であり、初期値1から1秒ごとに10まで1ずつインクリメントされる数である。
ユーザの脈拍数Pdは、式(1)に示すように、PrとP’との比率(重み付け)を1秒ごとに変化させながら電子機器10の表示装置12に表示されることになる。
図8は、電子機器の表示部に表示されるユーザの脈拍数を説明する図である。図8には、1秒ごとにおけるPrとP’の比率が示してある。
脈拍測定開始後、最初の1秒では、式(1)はn=1なので、ユーザに表示される脈拍数Pdは、Prの比率が‘1’、P’の比率が‘9’となる。2秒後では、n=2より、Prの比率が‘2’、P’の比率が‘8’となる。3秒後では、n=3より、Prの比率が‘3’、P’の比率が‘7’となる。以後同様にして、10秒後では、n=10より、Prの比率が‘10’、P’の比率が‘0’となる。
脈拍測定開始後は、上記で説明したように、ヒストグラムのサンプル数が少ない。そのため、脈拍数算出処理部22で算出されるユーザの脈拍数の精度は低い。そこで、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22で算出されるユーザの脈拍数の比率を‘1’、運動強度で補正した安静時の脈拍数を‘9’として、ユーザの脈拍数Pdを算出し、表示装置12に表示する。
時間の経過とともに、ヒストグラムのサンプル数は増えてくる。そこで、脈拍アプリ部24は、10秒経過すると、脈拍数算出処理部22で算出されるユーザの脈拍数の比率を‘10’、運動強度で補正した安静時の脈拍数を‘0’として、ユーザの脈拍数Pdを算出し、表示装置12に表示する。以後、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22で算出されるユーザの脈拍数を表示装置12に表示する。
このように、脈拍アプリ部24は、脈拍測定開始後、予め記憶していたユーザの安静時の脈拍数に、ユーザの運動に応じた補正を行い、電子機器10の表示装置12に表示する。そして、時間の経過とともに、カメラ11を介して算出する脈拍数の精度が高くなってくると、その脈拍数の比率を大きくして表示装置12に表示する。これにより、ユーザは、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を知ることができる。
図9は、電子機器の動作を示したフローチャートである。ステップS1において、脈拍アプリ部24は、予めユーザの安静時の脈拍数Pを受け付け、記憶部26に記憶しておく。
ステップS2において、脈拍アプリ部24は、ユーザの脈拍数測定を開始し、式(1)のnに‘1’をセットする。
ステップS3において、脈拍アプリ部24は、nが1以上かつ10以下であるか否か判断する。nが1以上かつ10以下である場合、ステップS4へ進む。それ以外は、ステップS8に進む。
ステップS4において、脈拍アプリ部24は、歩数検出処理部23で算出されたユーザの歩数を取得する。脈拍アプリ部24は、取得したユーザの歩数に基づいて、ユーザの運動強度を算出する。
ステップS5において、脈拍アプリ部24は、ステップS4で算出したユーザの運動強度から、運動強度TB25を参照し、係数eを取得する。
ステップS6において、脈拍アプリ部24は、予め記憶されたユーザの安静時の脈拍数Pと、ステップS5で取得した係数eとから、補正したユーザの脈拍数P’=P×eを算出する。また、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22から出力されるカメラ11を介して算出されたユーザの脈拍数Prを取得する。脈拍アプリ部24は、算出したP’とPrとから、式(1)により、電子機器10の表示装置12に表示するPdを算出する。
ステップS7において、脈拍アプリ部24は、nに‘1’を加算して、ステップS3へ進む。
ステップS8において、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22から出力される脈拍数を表示装置12に表示する。すなわち、脈拍アプリ部24は、10秒経過すると、脈拍数算出処理部22から出力される脈拍数を表示装置12に表示するようになる。
このように、電子機器10は、脈拍測定開始後、予め記憶していたユーザの安静時の脈拍数に、ユーザの運動に応じた補正を行い、表示装置12に表示する。そして、時間の経過とともに、カメラ11を介して算出するユーザの脈拍数の精度が高くなってくると、その脈拍数の比率を大きくして表示装置12に表示する。これにより、電子機器10は、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を表示装置12に表示することができ、ユーザは、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を知ることができる。
なお、上記では、ユーザの血流量を、カメラ11を用いて測定したが、これに限るものではない。例えば、LED(Light Emitting Diode)とPD(Photo Diode)とを組み合わせたセンサによって、ユーザの血流量の変化を求め、脈拍数を算出することもできる。
次に、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。携帯電話や脈拍計などの電子機器には、歩数計を有していないものも存在する。第2の実施の形態では、歩数計を有していない場合の電子機器について説明する。
第2の実施の形態における電子機器10の外観は、図2と同様であり、カメラ11および表示装置12を有する。電子機器10のブロック図は、歩数計を具備しないので、図3に示す歩数検出処理部23および運動強度TB25を有さず、カメラモジュール部21、脈拍数算出処理部22、脈拍アプリ部24、および記憶部26のみを有する。
カメラモジュール部21および脈拍数算出処理部22の機能は、第1の実施の形態と同様である。
脈拍アプリ部24の機能は、第1の実施の形態と一部異なる。脈拍アプリ部24は、記憶部26に予め記憶したユーザの安静時の脈拍数を補正せずに、表示装置12に表示する脈拍数を算出する。脈拍アプリ部24は、以下の式(2)を用いて、表示装置12に表示する脈拍数Pdを算出する。
Pd={n×Pr+(10−n)×P}/10 …(2)
Pdは、電子機器10の表示装置12に表示されるユーザの脈拍数である。
Prは、脈拍数算出処理部22で算出されたユーザの脈拍数である。すなわち、Prは、ユーザがカメラ11に置いた指先から求められたユーザの脈拍数である。
Pは、予め記憶していたユーザの安静時の脈拍数である。
nは、例えば、1≦n≦10の整数であり、初期値1から1秒ごとに10まで1ずつインクリメントされる数である。
式(2)は、式(1)に対し、Pの部分が異なる。第1の実施の形態では、ユーザの歩数より運動強度が得られるので、P’=P×eと補正していた。第2の実施の形態では、Pを補正せず、そのまま使用する。
図10は、第2の実施の形態に係る電子機器の動作を示したフローチャートである。ステップS21において、脈拍アプリ部24は、予めユーザの安静時の脈拍数Pを受け付け、記憶部26に記憶しておく。
ステップS22において、脈拍アプリ部24は、ユーザの脈拍数測定を開始し、式(2)のnに‘1’をセットする。
ステップS23において、脈拍アプリ部24は、nが1以上かつ10以下であるか否か判断する。nが1以上かつ10以下である場合、ステップS24へ進む。それ以外は、ステップS26に進む。
ステップS24において、脈拍アプリ部24は、予め記憶部26に記憶していたユーザの安静時の脈拍数Pを取得する。また、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22から出力されるカメラ11を介して算出されたユーザの脈拍数Prを取得する。脈拍アプリ部24は、取得したPとPrから、式(2)により、電子機器10の表示装置12に表示するPdを算出する。
ステップS25において、脈拍アプリ部24は、nに‘1’を加算して、ステップS23へ進む。
ステップS26において、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22から出力される脈拍数を表示装置12に表示する。すなわち、脈拍アプリ部24は、10秒経過すると、脈拍数算出処理部22から出力される脈拍数を表示装置12に表示するようになる。
このように、電子機器10は、歩数計などの運動強度を算出するための機能を有さない場合、予め記憶部26に記憶していたユーザの安静時の脈拍数を表示装置12に表示する。そして、時間の経過とともに、カメラ11を介して算出するユーザの脈拍数の精度が高くなってくると、その脈拍数の比率を大きくして表示装置12に表示する。これにより、電子機器10は、脈拍測定開始直後から精度の高い脈拍数を表示装置12に表示することができる。
次に、第3の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。脈拍をカメラで測定しているときに、例えば、日向から日陰へまたは日陰から日向へ移動すると、光源(この場合、太陽)の変化により、表示部に表示される脈拍が大きく変化する場合がある。第3の実施の形態では、定常状態時(比率の変更による脈拍数の算出処理後、すなわち、10秒経過後)における脈拍数の急激な変化(ノイズ)を抑制するようにする。
第3の実施の形態における電子機器10の外観は、図2と同様であり、カメラ11および表示装置12を有する。電子機器10のブロック図は、図3と同様のブロックを有する。ただし、脈拍アプリ部24の機能が一部異なる。
脈拍アプリ部24は、定常状態になると、脈拍数算出処理部22から出力される脈拍数を表示装置12に表示するようになるが、このとき、急激な変化を抑制するように処理して、表示装置12に表示する。すなわち、第3の実施の形態では、図9のステップS8の処理に急激な変化を抑制するための処理が加わる。
脈拍アプリ部24は、定常状態時、脈拍数算出処理部22から脈拍数を受信すると、次の式(3)に示すように、前回補正した脈拍数(前回補正脈拍数)と、今回、脈拍数算出処理部22から受信した脈拍数(今回測定脈拍数)との差を算出し、脈拍数変化量を算出する。
[脈拍数変化量]=[今回測定脈拍数]−[前回補正脈拍数] …(3)
脈拍アプリ部24は、脈拍数変化量が所定値以上の場合、次の式(4)に示すように、前回補正脈拍数と今回測定脈拍数とを加算し、2で除算して、補正した脈拍数(今回補正脈拍数)を算出する。
[今回補正脈拍数]=([前回補正脈拍数]+[今回測定脈拍数])/2 …(4)
すなわち、脈拍アプリ部24は、式(3)で算出した脈拍数変化量が所定値以上の場合、式(4)に基づいて前回補正脈拍数と今回補正脈拍数の平均を表示装置12に表示する。一方、脈拍数変化量が所定値以上でなければ、脈拍数算出処理部22から受信した今回測定脈拍数を表示装置12に表示する。補正脈拍数の小数点以下は、切り捨てる。
図11は、第3の実施の形態に係る脈拍数の補正を説明する図である。図11の表示回数の欄には、表示装置12に表示される脈拍数の表示回数が示してある。測定脈拍数の欄には、脈拍数算出処理部22の算出した脈拍数が示してある。補正脈拍数の欄には、脈拍アプリ部24の補正した脈拍数が示してある。脈拍数の表示の欄には、脈拍アプリ部24の表示装置12に表示する脈拍数が示してある。
脈拍アプリ部24は、図11に示すように、1回目において、脈拍数算出処理部22から‘80’の脈拍数を受信したとする。脈拍アプリ部24は、1回目においては、脈拍数算出処理部22から受信した脈拍数‘80’を補正脈拍数とする。また、脈拍アプリ部24は、補正脈拍数‘80’を表示装置12に表示し、記憶部26に記憶する。
脈拍アプリ部24は、2回目において、脈拍数算出処理部22から‘90’の脈拍数を受信したとする。脈拍アプリ部24は、式(3)を用いて、脈拍数変化量を算出する。図11の例の場合、脈拍数変化量は、90−80=10となる。
脈拍アプリ部24は、脈拍数変化量が所定値以上の場合、式(4)を用いて、補正脈拍数を算出する。ここでは、脈拍数変化量が10以上の場合、補正脈拍数を算出するとする。図11の例の場合、脈拍数変化量は、上記したように‘10’なので、脈拍アプリ部24は、2回目の補正脈拍数の欄に示すように、前回補正脈拍数‘80’と、今回測定脈拍数‘90’とを加算して2で除算し、今回補正脈拍数‘85’を算出する。脈拍アプリ部24は、算出した今回補正脈拍数‘85’を表示装置12に表示し、記憶部26に記憶する。
脈拍アプリ部24は、3回目において、脈拍数算出処理部22から‘99’の脈拍数を受信したとする。脈拍アプリ部24は、式(3)を用いて、脈拍数変化量を算出する。図11の例の場合、脈拍数変化量は、99−85=14となる。
脈拍アプリ部24は、脈拍数変化量が‘10’以上なので、式(4)を用いて、補正脈拍数を算出する。図11の例の場合、脈拍アプリ部24は、3回目の補正脈拍数の欄に示すように、前回補正脈拍数‘85’と、今回測定脈拍数‘99’とを加算して2で除算し、今回補正脈拍数‘92’を算出する。脈拍アプリ部24は、算出した今回補正脈拍数‘92’を表示装置12に表示し、記憶部26に記憶する。
脈拍アプリ部24は、4回目において、脈拍数算出処理部22から‘100’の脈拍数を受信したとする。脈拍アプリ部24は、式(3)を用いて、脈拍数変化量を算出する。図11の例の場合、脈拍数変化量は、100−92=8となる。
脈拍アプリ部24は、脈拍数変化量が‘10’未満なので、脈拍数を補正することなく、脈拍数算出処理部22から受信した脈拍数‘100’を表示装置12に表示し、記憶部26に記憶する。
図12は、電子機器の定常状態時における補正処理を示したフローチャートである。ステップS31において、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22から今回測定脈拍数を受信する。
ステップS32において、脈拍アプリ部24は、式(3)を用いて、今回測定脈拍数と記憶部26に記憶した前回補正脈拍数との差を算出し、脈拍数変化量を算出する。
ステップS33において、脈拍アプリ部24は、脈拍数変化量が10以上であるか否か判断する。脈拍数変化量が10以上の場合、ステップS34へ進む。脈拍数変化量が10未満の場合、ステップS35へ進む。
ステップS34において、脈拍アプリ部24は、式(4)を用いて、今回補正脈拍数を算出する。脈拍アプリ部24は、算出した今回補正脈拍数を表示装置12に表示し、記憶部26に記憶する。
ステップS35において、脈拍アプリ部24は、脈拍数算出処理部22から受信した今回測定脈拍数を表示装置12に表示し、記憶部26に記憶する。
このように、電子機器10は、定常状態において、急激な脈拍数の変化を抑制するように補正して表示装置12に表示する。これにより、光源等の変化によるノイズによって脈拍数が急激に変化しても、その変化を抑制することができる。
なお、上記の処理機能は、プログラムによって実現することができる。その場合、電子機器10が有すべき機能の処理内容は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やフレキシブルディスクなどの可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置にプログラムを格納しておき、ネットワークを通じて電子機器10に転送したりすることができる。電子機器10は、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、上記処理機能を実現することができる。
(付記1) ユーザの脈拍数を表示する電子機器において、
前記ユーザの脈拍数を測定する脈拍数測定手段と、
前記ユーザの脈拍数を予め記憶する脈拍数記憶手段と、
前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数と、前記脈拍数記憶手段に予め記憶された前記ユーザの脈拍数との比率を変更し、前記ユーザの脈拍数を算出する脈拍数算出手段と、
を有することを特徴とする電子機器。
(付記2) 前記脈拍数算出手段は、前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数記憶手段に予め記憶された前記ユーザの脈拍数の比率を大きくし、徐々に前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数の比率を大きくして前記ユーザの脈拍数を算出することを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記3) 前記脈拍数算出手段は、前記ユーザの脈拍数の測定開始後所定時間経過すると、前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数のみを出力することを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記4) 前記脈拍数算出手段が前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数のみを出力するようになった後、前記ユーザの脈拍数のノイズを除去するノイズ除去手段を有することを特徴とする付記3記載の電子機器。
(付記5) 前記ノイズ除去手段は、今回前記脈拍数測定手段によって測定された前記ユーザの脈拍数と、前回算出した補正脈拍数との差が所定値以上の場合、今回前記脈拍数測定手段によって測定された前記ユーザの脈拍数と、前回算出した前記補正脈拍数との平均を今回の補正脈拍数とすることを特徴とする付記4記載の電子機器。
(付記6) 前記ユーザの運動強度を算出する運動強度算出手段と、
前記ユーザの運動強度に応じて、前記脈拍数記憶手段に記憶された前記ユーザの脈拍数を補正する脈拍数補正手段と、
を有することを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記7) 前記ユーザの歩数を取得する歩数取得手段をさらに有し、
前記運動強度算出手段は、前記歩数取得手段によって取得された前記ユーザの歩数に基づいて、前記ユーザの運動強度を算出することを特徴とする付記6記載の電子機器。
(付記8) 前記脈拍数記憶手段には、前記ユーザの安静時の脈拍数が予め記憶されることを特徴とする付記6記載の電子機器。
(付記9) 前記脈拍数算出手段によって算出される前記ユーザの脈拍数を表示装置に表示する表示手段を有することを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記10) ユーザの脈拍数を表示する電子機器の脈拍数算出方法において、
前記ユーザの脈拍数を測定する脈拍数測定ステップと、
前記ユーザの脈拍数を予め記憶する脈拍数記憶ステップと、
前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数測定ステップによって測定される前記ユーザの脈拍数と、前記脈拍数記憶ステップによって予め記憶された前記ユーザの脈拍数との比率を変更し、前記ユーザの脈拍数を算出する脈拍数算出ステップと、
を有することを特徴とする脈拍数算出方法。
(付記11) ユーザの脈拍数を表示する脈拍数算出プログラムにおいて、
コンピュータを、
前記ユーザの脈拍数を測定する脈拍数測定手段、
前記ユーザの脈拍数を予め記憶する脈拍数記憶手段、
前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数と、前記脈拍数記憶手段に予め記憶された前記ユーザの脈拍数との比率を変更し、前記ユーザの脈拍数を算出する脈拍数算出手段、
として機能させる脈拍数算出プログラム。
電子機器の概要を示した図である。 第1の実施の形態に係る電子機器を示した図である。 図2の電子機器のブロック構成図である。 血流量の変化および脈拍を説明する図である。 ヒストグラムを説明する図である。 ウィンドウを説明する図である。 運動強度TBのデータ構成例を示した図である。 電子機器の表示部に表示されるユーザの脈拍数を説明する図である。 電子機器の動作を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る電子機器の動作を示したフローチャートである。 第3の実施の形態に係る脈拍数の補正を説明する図である。 電子機器の定常状態時における補正処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 電子機器
2 脈拍数測定手段
3 脈拍数記憶手段
4 脈拍数算出手段

Claims (4)

  1. ユーザの脈拍数を表示部に表示する電子機器において、
    前記ユーザを所定のフレームレートで撮影した画像データに含まれる輝度情報の変化から、所定時間のウィンドウ内における拍動間隔時間のヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムから所定時間当たりの脈拍数を算出して、算出結果を前記ユーザの脈拍数として測定する脈拍数測定手段と、
    前記ユーザの脈拍数を予め記憶する脈拍数記憶手段と、
    前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数記憶手段に予め記憶された前記ユーザの脈拍数の合成比率を漸減しながら、前記脈拍数記憶手段に予め記憶された前記ユーザの脈拍数と前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数とから前記表示部に表示する脈拍数を算出し、前記ユーザの脈拍数の測定開始後所定時間経過すると、前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数のみから前記表示部に表示する脈拍数を算出する脈拍数算出手段と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記脈拍数算出手段が前記脈拍数測定手段によって測定される前記ユーザの脈拍数のみを出力するようになった後、一定以下のサンプル数の拍動間隔時間をノイズとみなし、前記ユーザの脈拍数のノイズを除去するノイズ除去手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記ユーザの運動強度を算出する運動強度算出手段と、
    前記ユーザの運動強度に応じて、前記脈拍数記憶手段に記憶された前記ユーザの脈拍数を補正する脈拍数補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. ユーザの脈拍数を表示部に表示する電子機器の脈拍数算出方法において、
    前記ユーザを所定のフレームレートで撮影した画像データに含まれる輝度情報の変化から、所定時間のウィンドウ内における拍動間隔時間のヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムから所定時間当たりの脈拍数を算出して、算出結果を前記ユーザの脈拍数として測定する脈拍数測定ステップと、
    前記ユーザの脈拍数を予め記憶する脈拍数記憶ステップと、
    前記ユーザの脈拍数の測定開始後、前記脈拍数記憶ステップによって予め記憶された前記ユーザの脈拍数の合成比率を漸減しながら、前記脈拍数記憶ステップによって予め記憶された前記ユーザの脈拍数と前記脈拍数測定ステップによって測定される前記ユーザの脈拍数とから前記表示部に表示する脈拍数を算出し、前記ユーザの脈拍数の測定開始後所定時間経過すると、前記脈拍数測定ステップによって測定される前記ユーザの脈拍数のみから前記表示部に表示する脈拍数を算出する脈拍数算出ステップと、
    を有することを特徴とする電子機器の脈拍数算出方法。
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