JP5181715B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置において、複数の像担持体としての感光体上にそれぞれ形成した異なる色のトナー像を、搬送ベルト等により搬送される記録材上に直接順次重ね合わせて転写してカラー画像を形成する直接転写方式が知られている。また、別の転写方式として、上記と同様に形成した異なる色のトナー像を、一旦中間転写ベルト上に順次重ね合わせて転写してカラー画像を形成し、そのカラー画像を一括して記録材に転写する間接転写方式がある。
一般的に、これら各方式の転写過程において、記録材又は中間転写ベルトへのトナー画像の転写は、静電転写によって行っている。具体的には、図13に示す間接転写方式の画像形成装置の場合、互いに対向して配設した感光体200と転写ローラ400にそれぞれ逆極性の電圧を印加し、感光体200と転写ローラ400との間の転写ニップにおいて電界を形成する。そして、回転する感光体200上のトナーTが転写ニップに至ったとき、トナーTは前記電界による静電気力を受けて感光体200の表面から中間転写ベルト100へ転写される。
しかし、図13のグラフに示すように、転写ニップにおいて作用する電界は、転写ニップの下流側で急激に減少する。これにより、中間転写ベルト100に転写したトナーが、電界による静電的な付勢力(静電気力)から急に解放されるため、トナー相互間に生じる静電的反発力によってトナーの一部が飛散する場合がある。
例えば、図14の(a)に示すように、感光体200から中間転写ベルト100に転写した1色目のトナー像T1の上に、2色目のトナー像T2を重ねて転写した場合、トナー層が厚くなるためトナー相互間の静電的な反発力が大きくなる。同様に、3色目以降のトナーを重ねて転写する場合は、さらにトナー相互間の静電的反発力が強くなる傾向にある。
そして、転写したトナーが上記電界による静電的な付勢力(静電気力)から解放されると、図14の(b)に示すように、トナーT1,T2相互間の静電的な反発力によって、2色目のトナー像T2が中間転写ベルト100の表面に飛散する。このようにトナーが周囲に飛散することによって転写チリが発生すると、特に細線や文字などの印刷部分において画像がぼやけて画質が低下するといった不具合が生じる。
近年、画像のデジタル化に対応するために、画像を形成するドット(最小単位)の均一性が要求されている。画像の均一性を確保して高画質の画像を得るには、機械的な粉砕によって不定形に形成された粉砕トナーよりも、懸濁重合法などによって得られるいわゆる球形トナーを使用することが好ましい。しかし、この球形トナーは、粉砕トナーに比べてトナー同士の付着力が弱いため、転写後のトナー相互間の静電的反発力によって飛散しやすい問題がある。
従来、上記転写後のトナーが飛散することによる転写チリを抑制する画像形成装置として、特許文献1に示すものが提案されている。特許文献1の画像形成装置は、図15に示すように、感光体200と中間転写ベルト100が当接する転写ニップよりも中間転写ベルト100の走行方向の下流側において、導電性部材300を中間転写ベルト100の裏側の面(図の下面)に当接させて配設している。
そして、図16に示すように、導電性部材300にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加して電界を発生させることによって、中間転写ベルト100に飛散したトナーT20を感光体200の表面に静電的に戻すようにしている。これにより、転写後のトナーが周囲に飛散することによる画質の低下を抑制し得るとしている。
特開2003−57963号公報
しかしながら、上記特許文献1の画像形成装置は、図16に示すように、周囲に飛散したトナーT20だけでなく、トナー像を形成するトナーT21も感光体200へ戻す虞がある。このため、画像濃度の低下や、トナー像の欠落が危惧されている。
本発明は、斯かる事情に鑑み、転写チリの発生を抑制して、良好で高画質の画像を得られる画像形成装置を提供しようとするものである。
発明は、静電潜像を担持する複数の像担持体と、前記像担持体の静電潜像に対してトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、周回走行するベルト部材と、前記像担持体との間に前記ベルト部材を挟んで転写ニップを形成する複数の転写手段とを備え、前記転写ニップおいて電界を作用させて像担持体上のトナー像を重なり合うように前記ベルト部材の表側の面又はベルト部材の表側の面に載せて搬送する記録材に静電的に転移して合成トナー像を形成するように構成した画像形成装置において、前記ベルト部材の走行方向を下流側と呼称するとき、前記像担持体から下流側に延在すると共にベルト部材の表側の面に近接するように配設した複数の表側電圧制御部材と、前記転写手段から下流側に所定距離だけ離れた位置で、前記ベルト部材の裏側の面に接触又は近接するように配設した複数の裏側電圧制御部材とを備え、前記表側電圧制御部材と裏側電圧制御部材にそれぞれ所定の電圧を印加することにより、前記転写ニップの下流側において、前記ベルト部材又は前記記録材に転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢する電界を形成すると共に、当該電界を下流側へ漸減させるように構成したものである。
転写ニップにおいて形成した電界によって像担持体上のトナー(トナー像)が、ベルト部材又は記録材に静電的に転写される。この転写されたトナーは帯電しているため、トナー相互間に静電的な反発力が生じる。しかし、表側電圧制御部材と裏側電圧制御部材にそれぞれ所定の電圧を印加して、転写ニップの下流側において電界を形成することにより、転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢することができる。そして、その電界を下流側へ漸減させることによって、転写したトナーへの電界による静電的付勢力を徐々に解放する。これにより、各転写ニップの下流側において、転写したトナーがトナー相互間の静電的反発力によって飛散することを抑制することができ、結果的に、転写チリの発生を大幅に抑制することが可能となる。
また、前記複数の転写ニップのうち、少なくとも最下流側の転写ニップの下流側に、前記表側電圧制御部材及び前記裏側電圧制御部材を配設し、前記表側電圧制御部材と裏側電圧制御部材にそれぞれ所定の電圧を印加することにより、前記少なくとも最下流の転写ニップの下流側において、前記ベルト部材又は前記記録材に転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢する電界を形成すると共に、当該電界を下流側へ漸減させるように構成してもよい
ベルト部材又は記録材に転写したトナー相互間の静電的反発力は、トナー層が厚くなるほど強くなる。すなわち、下流側の転写ニップにおいて、トナー画像を重ねて転写するほど、トナー相互間の静電的反発力が強くなり、トナーの飛散が生じやすい傾向にある。このため、少なくともトナーの飛散の最も生じやすい最下流の転写ニップの下流側に、表側電圧制御部材及び裏側電圧制御部材を配設することによって、転写後のトナーの飛散を効果的に抑制して、結果的に、転写チリの発生を大幅に抑制することが可能となる。
また、前記複数の転写ニップの相互間に、前記表側電圧制御部材を配設すると共に、前記複数の転写ニップの最下流の転写ニップの下流側に、前記表側電圧制御部材及び裏側電圧制御部材を配設し、前記転写ニップ相互間に配設した表側電圧制御部材に所定の電圧を印加することにより、前記転写ニップ相互間において、前記ベルト部材又は前記記録材に転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢する電界を形成し、前記最下流の転写ニップの下流側に配設した表側電圧制御部材及び裏側電圧制御部材にそれぞれ所定の電圧を印加することにより、最下流の転写ニップの下流側において、前記ベルト部材又は前記記録材に転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢する電界を形成すると共に、当該電界を下流側へ漸減させるように構成してもよい
前記転写ニップ相互間のおいて、表側電圧制御部材に所定の電圧を印加して電界を形成することにより、転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢して、転写後のトナーの飛散を抑制することができる。また、最下流の転写ニップの下流側において、上記請求項と同様に、表側電圧制御部材と裏側電圧制御部材にそれぞれ所定の電圧を印加して、電界を形成すると共にその電界を下流側へ漸減させる。これにより、転写したトナーへの電界による静電的付勢力を徐々に解放して、転写後のトナーの飛散を抑制することができる。
請求項の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記表側電圧制御部材の上流端部を、当該表側電圧制御部材の上流側に隣設した像担持体の表面に近接して配設したものである。
表側電圧制御部材の上流端部を像担持体の表面に近接して配設したことにより、転写ニップに近い位置で電界を形成することができる。これにより、転写後の早い時点で、転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢することができ、転写後のトナーの飛散を効果的に抑制することができる。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記転写ニップの下流側に、前記裏側電圧制御部材を前記ベルト部材の走行方向に所定間隔をあけて複数連設したものである。
各裏側電圧制御部材に印加する電圧を調整することによって、転写ニップの下流側において、転写したトナーを静電的に付勢する電界を多段階的に漸減させることが可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記表側電圧制御部材又は裏側電圧制御部材を、アース接続したものである。
表側電圧制御部材又は裏側電圧制御部材をアース接続して、その電圧を0Vに設定することも可能である。これにより、表側電圧制御部材又は裏側電圧制御部材に電源部を接続する必要がなくなり、コストの軽減を図ることができる。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記表側電圧制御部材を、画像形成装置本体の筺体の一部で構成したものである。
表側電圧制御部材を、画像形成装置本体の筺体の一部で構成することによって、コストの軽減を図ることができる。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記裏側電圧制御部材を、前記ベルト部材の裏側の面に接触する導電性ローラで構成したものである。
裏側電圧制御部材を導電性ローラで構成しているため、ベルト部材の走行に伴って導電性ローラは回転することができる。これにより、裏側電圧制御部材がベルトの走行を妨げることがなく、安定した電圧の印加が可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記裏側電圧制御部材を、前記ベルト部材の裏側の面に接触する導電性ブラシで構成したものである。
裏側電圧制御部材を導電性ブラシで構成することにより、多数の線状体がベルト部材に摺接し、安定した電圧の印加が可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記裏側電圧制御部材を、前記ベルト部材の裏側の面に接触する導電性ブレードで構成したものである。
裏側電圧制御部材を導電性ブレードで構成することにより、構成が簡単になって、省スペース化やコストの軽減を図り得る。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記トナーを球形トナーとしたものである。
球形トナーを適用することにより、画像の均一性を確保して高画質の画像を得ることが可能である。また、球形トナーは、不定形に形成された粉砕トナーに比べてトナー同士の付着力が弱い。このため、球形トナーは転写後のトナー相互間の静電的反発力によって飛散しやすいが、上記請求項に記載した本発明の構成を採用することにより、転写後の球形トナーの飛散を抑制することができる。
本発明の画像形成装置によれば、転写後のトナーの飛散を抑制して、結果的に、転写チリの発生を大幅に抑制することが可能となる。これにより、転写チリによる画質の低下を防止することができ、良好な画像形成を行うことが可能となる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の実施の一形態を示す概略構成図である。図1に示す本発明の画像形成装置は、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色の現像剤によって画像を形成するための4つの作像部1Y,1C,1M,1Bkを有する。
各作像部1Y,1C,1M,1Bkは、互いに異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。そこで、1つの作像部1Yを例にその構成を説明する。
作像部1Yは、静電潜像を担持する像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段3と、感光体2の表面の静電潜像に対してトナーを供給してトナー像を形成する現像手段4と、感光体2の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニング手段5を備えている。クリーニング手段5としては、クリーニングブレード、クリーニングローラ又はクリーニングブラシ等を適用することが可能である。あるいは、これらを併用してもよい。
各作像部1Y,1C,1M,1Bkの上方には、感光体2の表面に静電潜像を形成する露光装置6が配設されている。また、各作像部1Y,1C,1M,1Bkの下方には、中間転写ユニット7が配設されている。中間転写ユニット7は、駆動ローラ及び従動ローラから成る複数のローラ8,9,10と、当該複数のローラ8,9,10に掛け渡された無端ベルト状の中間転写ベルト11を有する。中間転写ベルト11は、例えば、無端ベルト基材の表面に弾性被覆層を少なくとも一層形成したものである。無端ベルト基材は、樹脂、ゴム、金属薄板等から構成される。また、弾性被覆層は、樹脂、ゴム、エラストマー等で構成される。
4つの作像部1Y,1C,1M,1Bkの各感光体2に対向して、転写手段としての4つの一次転写ローラ12Y,12C,12M,12Bkが配設されている。4つの一次転写ローラ12Y,12C,12M,12Bkと各感光体2との間に、中間転写ベルト11を挟み込んで転写ニップ(一次転写ニップ)を形成している。
また、中間転写ユニット7の下部のローラ10に対向して、二次転写ローラ13が配設されている。この二次転写ローラ13とローラ10によって中間転写ベルト11を挟み込んで別の転写ニップ(二次転写ニップ)を形成している。
本画像形成装置の下部には、給紙部14が配設されている。給紙部14は、少なくとも1つの給紙カセットを有し、給紙カセット内に記録材としての転写紙Pが複数枚重ねて収容してある。
給紙部14と中間転写ユニット7の間に、一対のレジストローラ15a、15bと、駆動ローラ及び従動ローラに張架された搬送ベルトから成る転写紙搬送ユニット16と、定着装置17が配設されている。
定着装置17は、例えば、定着ローラ17aと補助ローラ17bに張架された定着ベルト17cと、加圧ローラ17dによって構成され、定着ローラ17aと補助ローラ17bの少なくとも一方にヒータ等の加熱源を有する。
また、図の符号18は、画像形成装置本体の外部へ排出した転写紙Pをストックするための排紙部である。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
まず、作像動作について1つの作像部1Yを例にして説明する。帯電手段3によって感光体2の表面を均一な高電位に帯電させる。画像データに基づいて露光装置6から感光体2の表面にレーザビームが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。この感光体2の表面の静電潜像が形成された部分に、現像手段4によって帯電させたトナーを静電的に転移させ、イエローのトナー像を形成(可視画像化)する。
一次転写ローラ12Yに、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ローラ12Yと感光体2との間の一次転写ニップにおいて電界(転写電界)を形成する。そして、一次転写ニップにおいて、回転する感光体2上のトナー画像を、図の矢印方向に走行する中間転写ベルト11に転写する。
その他の各作像部1C,1M,1Bkにおいても、同様にして感光体2上にトナー像を形成し、4色のトナー像を互いに重なり合うように中間転写ベルト11に転写する。
また、各クリーニング手段5は、一次転写行程を経た後の感光体2の表面に付着している残留トナーを除去する。その後、図示しない除電ランプ等の除電装置によって、感光体2の残留電荷の除電を行う。
一方、給紙部14の給紙ローラ(図示省略)を回転させて、給紙カセットから転写紙Pを送り出す。給紙部14から送り出された転写紙Pは、レジストローラ15a,15bによって一旦停止される。
上記作像動作によって、中間転写ベルト11に各色のトナー像を重ね合わせた合成トナー像を形成した後、レジストローラ15a,15bと給紙ローラが駆動を再開し、中間転写ベルト11上の合成トナー像とタイミング(同期)をとって転写紙Pを二次転写ローラ13とローラ10との間の二次転写ニップへ送る。そして、二次転写ニップに送られてきた転写紙Pに中間転写ベルト11上の合成トナー像を転写する。
合成トナー像を転写した転写紙Pは定着装置17へと搬送される。定着装置17に送り込まれた転写紙Pは、定着ローラ17aと加圧ローラ17d間に挟まれて加熱・加圧され、合成トナー像が転写紙P上に定着される。その後、転写紙Pは排紙部18に排出されストックされる。
以下、本発明の特徴部分の構成について詳しく説明する。
図2に、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の要部を示す。図2の矢印で示す中間転写ベルト11の走行方向を下流側と呼称するとき、4つの作像部1Y,1C,1M,1Bkのそれぞれの(一次転写ニップの)下流側に、表側電圧制御部材19と裏側電圧制御部材20が1つずつ配設されている。
以下、図3を参照して、最上流(図2において一番右側)の作像部1Yの下流側に配設した表側電圧制御部材19及び裏側電圧制御部材20の構成について説明する。
図3に示すように、感光体2から下流側へ延在した表側電圧制御部材19は、中間転写ベルト11の表側の面(外周面)11aに対して、平行を成すように近接して配設されている。また、表側電圧制御部材19の上流端部19aは、上流側に隣設した感光体2の表面に近接している。一方、表側電圧制御部材19の下流端部19bは、裏側電圧制御部材20に対応する位置に配設されている。
また、表側電圧制御部材19には電源部21が接続されており、この電源部21によって表側電圧制御部材19に所定の電圧が印加される。表側電圧制御部材19の素材としては、例えば、金属やプラスチック等の導電性を有する材料を適用可能である。また、製造コストの軽減を図るために、表側電圧制御部材19を、画像形成装置本体を構成する筺体の一部で形成してもよい。
裏側電圧制御部材20は、一次転写ローラ12Yから下流側に所定距離Lだけ離れた位置に配設されている。裏側電圧制御部材20は、中間転写ベルト11の裏側の面(内周面)11bに接触している。図の実施形態では、裏側電圧制御部材20は、中間転写ベルト11の走行に伴って回転する導電性ローラから成る。また、裏側電圧制御部材20には電源部22が接続されており、この電源部22によって裏側電圧制御部材20に所定の電圧が印加される。
他の作像部1C,1M,1Bkにおいて、それぞれの下流側に配設された表側電圧制御部材19及び裏側電圧制御部材20の構成は、上記最上流の作像部1Yの下流側に配設した表側電圧制御部材19及び裏側電圧制御部材20と同様に構成されているので説明を省略する。なお、この実施形態において、最下流の作像部1Bkの下流に配設された裏側電圧制御部材20は、中間転写ベルト11を掛け渡すローラ9としても機能している(図2参照)。
図4に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の要部を示す。図4の実施形態は、4つの作像部1Y,1C,1M,1Bkのそれぞれの(一次転写ニップの)間に、表側電圧制御部材19が1つずつ配設されている。また、最下流の作像部1Bkの(一次転写ニップの)下流側には、表側電圧制御部材19と裏側電圧制御部材20が配設されている。
図5に、図4の最上流の作像部1Yと上流から2番目の作像部1Cとの間に延在するように配設された表側電圧制御部材19を示す。この表側電圧制御部材19は、中間転写ベルト11の表側の面11aに対して、平行を成すように近接して配設されている。表側電圧制御部材19の上流端部19aは、上流側の感光体2の表面に近接しており、表側電圧制御部材19の下流端部19bは、下流側の感光体2の表面に近接して配設してある。また、表側電圧制御部材19には、電源部21によって所定の電圧が印加されるように構成されている。
また、上流から2番目の作像部1Cと3番目の作像部1Mとの間、及び3番目の作像部1Mと最下流の作像部1Bkとの間に配設された各表側電圧制御部材19の構成は、上記図5に示す表側電圧制御部材19と同様に構成されている。
図6に、最下流の作像部1Kbの下流側に配設された表側電圧制御部材19及び裏側電圧制御部材20を示す。この表側電圧制御部材19も、中間転写ベルト11の表側の面11aに対して、平行を成すように近接して配設される。表側電圧制御部材19の上流端部19aは、上流の感光体2に近接して配設されている。一方、表側電圧制御部材19の下流端部19bは、裏側電圧制御部材20に対応した位置に配設されている。また、表側電圧制御部材19には、所定の電圧を印加するための電源部21が接続されている。
裏側電圧制御部材20は、一次転写ローラ12Bkから下流側に所定距離Lだけ離れた位置に、中間転写ベルト11の裏側の面11bに接触するように配設されている。裏側電圧制御部材20には、所定の電圧を印加するための電源部22が接続されている。
また、図7に示す本発明の第3実施形態のように、一次転写ニップの下流側に、裏側電圧制御部材20を、中間転写ベルト11の走行方向に所定間隔をあけて複数連設してもよい。図7に示す実施形態は、2つの裏側電圧制御部材20を連設してある。また、表側電圧制御部材19は、2つの裏側電圧制御部材20,20のうち下流側の裏側電圧制御部材20に対応する位置まで延在している。また、裏側電圧制御部材20が3つ以上連設されている場合は、表側電圧制御部材19の下流端部19bは、最下流の裏側電圧制御部材20に対応する位置まで延在させることが好ましい(図示省略)。
また、図8の(a)と(b)に裏側電圧制御部材20の変形例を示す。裏側電圧制御部材20を、図8の(a)に示す導電性ブラシ、又は図8の(b)に示す導電性ブレードで構成してもよい。これら導電性ブラシ及び導電性ブレードは、その先端が中間転写ベルト11の裏側の面に接触すると共に、電源部22に接続されている。また、裏側電圧制御部材20が、例えばコロナ放電を発生させて電圧を印加する装置である場合は、裏側電圧制御部材20を中間転写ベルト11に対して非接触状態で配設することも可能である(図示省略)。
また、上記図3などにおいて、表側電圧制御部材19は、電源部21に接続されて所定の電圧を印加するように構成されているが、図9の(a)に示すように、表側電圧制御部材19をアース接続(接地)して0Vに設定するように構成してもよい。又は、図9の(b)に示すように、裏側電圧制御部材20をアース接続(接地)して0Vに設定するように構成してもよい。表側電圧制御部材19又は裏側電圧制御部材20をアース接続すれば、それぞれの電源部を省略することができるためコストを軽減できるメリットがある。
また、本発明の画像形成装置に用いるトナーとして、機械的な粉砕によって製造された粉砕トナーや、重合法等によって製造されたいわゆる球形トナーを適用することができる。ただし、画像の均一性を確保して高画質の画像を得るには、球形トナーを適用する方が好ましい。
球形トナーは、その製造工程において球形化させたもの、あるいは製造後の工程において球形化させたものがある。製造工程において球形化させたトナーとは、例えば、分散重合法、懸濁重合法、乳化重合法等の重合法によって製造されたトナーである。また、製造後の工程において球形化させたトナーとは、例えば、トナーの構成材料である樹脂や着色剤などを混合攪拌した後に、溶融混練し、粉砕・分級して製造した粉砕トナーを、熱や機械的な力で球形化したトナーである。
また、本発明に用いる球形トナーとしては、下記数式(1)から得られる真円度が1.0〜1.35であって、下記数式(2)から得られる扁平度が1.0〜1.35であるものが好ましい。これら真円度及び扁平度が1.0に近づくほど真球に近づく。また、真円度及び扁平度が1.35を超えると、画像のドット形成が不均一となり、画像の粒状性が悪化する場合がある。
真円度={(粒子の周囲長)2/(粒子の投影面積)}×(1/4π)・・・(1)
扁平度={(最大粒径)2/(粒子の投影面積)}×(π/4)・・・(2)
なお、前記最大粒径は、トナー粒子の2次元投影における重心を通る最大の粒径を示す。
以下、上記本発明の第1実施形態の動作について説明する。
図2において、各作像部1Y,1C,1M,1Bkで作像した各色のトナー像を、中間転写ベルト11の表側の面に転移させる場合、各一次転写ニップにおいて電界を作用させることによりトナーを静電的に転移させる。例えば、作像部1Yにおいて、感光体2の表面をマイナスに帯電させた場合、一次転写ローラ12Yをプラスに帯電させて、感光体2と一次転写ローラ12Yとの間(一次転写ニップ)に電界を形成する。そして、感光体2上のマイナスに帯電したトナーが、一次転写ニップにおいて前記電界による静電気力を受け感光体2の表面から中間転写ベルト11の表側の面に転移する。
また、表側電圧制御部材19と裏側電圧制御部材20には、それぞれの対応する電源部21,22によって所定の電圧が印加されている(図3参照)。具体的には、裏側電圧制御部材20に、一次転写ローラ12Yよりも低い電圧を印加する。また、表側電圧制御部材19には、裏側電圧制御部材20よりも低い電圧(例えば、感光体2の電圧と略同じ大きさの電圧)を印加する。すなわち、図3において、一次転写ローラ12Yの電圧をE1、裏側電圧制御部材20の電圧をE2、表側電圧制御部材19の電圧をE3と表すと、E1>E2>E3となるように設定する。なお、トナーが上記マイナスと逆電極のプラスに帯電している場合は、各電圧E1,E2,E3の関係は、E1<E2<E3となるようにすればよい。
表側電圧制御部材19に所定の電圧を印加することにより、図10に示すように、表側電圧制御部材19の配設位置において、中間転写ベルト11に転移したトナーTを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢する電界が形成される。
また、裏側電圧制御部材20の電圧E2を一次転写ローラ12Yの電圧E1よりも低く設定しているので、一次転写ローラ12Y及び裏側電圧制御部材20の中間転写ベルト11に対するそれぞれの接点間において、電圧は下流へ向かって低下する。このため、図11のグラフの実線に示すように、トナーを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢する電界は、一次転写ニップの下流側へ漸減するようになる。なお、実際は、一次転写ニップから表側電圧制御部材19の上流端部に至るまでに生じる電界の強度は、複雑に変化するが、図10のグラフでは電界強度の変化の様子を簡略化して示している。
ところで、中間転写ベルト11に転移させたトナーの相互間には、静電的な反発力が生じている。しかし、表側電圧制御部材19と裏側電圧制御部材20にそれぞれ所定の電圧を印加して、転写ニップの下流側において電界を形成することにより、転写したトナーを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢することができる。そして、図11のグラフに示すように、その電界を下流側へ漸減させることによって、転写したトナーへの電界による静電的付勢力を徐々に解放する。これにより、転写したトナーがトナー相互間の静電的反発力によって飛散することを抑制することができ、結果的に、転写チリの発生を大幅に抑制することが可能となる。
また、他の作像部1C,1M,1Bkの各一次転写ニップの下流側における動作(作用)・効果は、上記作像部1Yにおける動作(作用)・効果と同様であるので説明を省略する。なお、最下流の一次転写ニップの下流側で発生させる電界は、ゼロになるように漸減させることが望ましい。
また、表側電圧制御部材19の上流端部を像担持体2の表面に近接して配設したことにより、一次転写ニップに近い位置で電界を形成することができる。これにより、転写後の早い時点で、転写したトナーを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢することができ、転写後のトナーの飛散を効果的に抑制することができる。反対に、表側電圧制御部材19の上流端部が感光体2から離れすぎると、トナーを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢するための電界を、一次転写ニップから下流側に連続して形成することができなくなり、一次転写ニップの下流側で電界が急激に減少する虞がある。
また、効率良く電界を発生させるために、表側電圧制御部材19と中間転写ベルト11との間隔を、50μm〜500μmとすることが好ましい。この間隔が50μm未満となると、表側電圧制御部材19が中間転写ベルト11に接触する虞があり、500μmを超えると、効率良く電界を生じることができなくなる不具合が生じる。
また、中間転写ベルト11の走行速度が速くなると、図11に示す電界強度の減少を示すグラフは急勾配となる。この場合は、裏側電圧制御部材20を一次転写ニップのさらに下流側の離れた位置に配設することにより、電界強度の減少を緩やかにすることができる。
また、裏側電圧制御部材20として導電性のローラを適用しているため、中間転写ベルト11の走行に伴って、導電性のローラが回転する。これにより、裏側電圧制御部材20は、中間転写ベルト11の走行を妨げることなく、中間転写ベルト11への電圧の印加が可能となる。また、図8の(a)に示すように、裏側電圧制御部材20に導電性ブラシを適用した場合、多数の線状体が中間転写ベルト11に摺接され、安定した電圧の印加が可能である。また、図8の(b)に示すように、裏側電圧制御部材20に導電性ブレードを適用した場合は、構成が簡単になり、省スペース化やコストの軽減を図り得る。
また、表側電圧制御部材19に電圧を印加することによって形成される電界は、表側電圧制御部材19と中間転写ベルト11との距離が離れるにしたがって小さくなる。これにより、表側電圧制御部材19を、中間転写ベルト11の表側の面11aに対して下流側へ離間するように傾斜させて配設することによって、前記電界を下流側に向かって漸減させるように構成してもよい。
次に、上記本発明の第2実施形態の動作について説明する。
図4に示す第2実施形態は、各作像部1Y,1C,1M,1Bkの間に、表側電圧制御部材19が配設されている。図12に、最上流の作像部1Yと上流から2番目の作像部1Cとの間に配設した表側電圧制御部材19を示す。この表側電圧制御部材19に、一次転写ローラ12Yと逆極性の電圧(例えば、感光体2の電圧と略同じ大きさの電圧)を印加する。表側電圧制御部材19に上記所定の電圧を印加することにより、各作像部1Y,1Cの一次転写ニップ間で、中間転写ベルト11に転移したトナーを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢する電界が形成される。
また、隣り合った一次転写ローラ12Y,12Cは、それぞれ同極性であって略同じ大きさの電圧が印加されている。このため、図12のグラフに示すように、各一次転写ローラ12Y,12Cの中間転写ベルト11に対する接触間において、前記トナーを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢する電界の強度は一定に維持されている。この2つの一次転写ニップ間で形成される電界による静電的付勢力(静電気力)によって、転写したトナーの相互間に静電的な反発力が生じても、トナーの飛散を抑制することができる。
また、トナーがマイナスの極性に帯電している場合、表側電圧制御部材19をアースして0Vにしてもよい。しかし、上記実施例のように、表側電圧制御部材19にマイナスの電圧を印加することによって、トナーを静電的に付勢する電界の静電気力をより大きくすることができる。
以降、上流から2番目と3番目の作像部1C,1Mの間、3番目と4番目の作像部1M,1Bkの間における動作(作用)・効果は、上記最上流と2番目の作像部1Y,1C間における動作(作用)・効果と同様であるので説明を省略する。
上流から4つ目、すなわち最下流の作像部1Bkの下流側には、表側電圧制御部材19と裏側電圧制御部材20が配設されている。この表側電圧制御部材19及び裏側電圧制御部材20を、上記第1実施形態と同様に所定の電圧に印加することにより、図11と同様に、当該一次転写ニップの下流側において、トナーを中間転写ベルト11側へ静電的に付勢する電界を形成すると共に、その電界を下流側へ向かって漸減させている。電界を下流側へ漸減させることによって、転写したトナーへの電界による静電的付勢力を徐々に解放する。これにより、転写したトナーがトナー相互間の静電的反発力によって飛散することを抑制することができ、転写チリの発生を大幅に抑制することができる。
また、図7に示す実施形態のように、一次転写ニップの下流側に複数(図7では2つ)の裏側電圧制御部材20を連設している場合は、各裏側電圧制御部材20に印加する電圧を調整することによって、電界を多段階的に漸減させることが可能である。
以上、本発明の転写ベルト装置を、間接転写方式の画像形成装置に適用した場合の実施の形態について説明したが、本発明の構成を、画像を転写するための転写紙をベルト部材の搬送面に吸着させて搬送するように構成した直接転写方式の画像形成装置にも同様に適用することができる。
また、上記トナー相互間の静電的反発力は、中間転写ベルトに付着したトナー層が厚くなるほど強く生じる。従って、2色目以降のトナー像を中間転写ベルトに転写した後に、トナーの飛散が増える傾向にある。このため、複数の転写ニップにおいて、トナーの飛散が増える傾向にある2色目以降の各転写ニップの下流側、又は3色目以降の各転写ニップの下流側に本発明の構成を適用してもよい。あるいは、最後の色の(最下流の)転写ニップの下流側にのみ、本発明の構成を適用してもよい。
なお、一色印刷する画像形成装置であっても、その一色の濃度が濃くなると(つまり、転写後のトナー層が厚くなると)、トナー相互間の静電的反発が生じる場合がある。このため、1つの作像部(像担持体及び一次転写ローラ)を備える画像形成装置にも、本発明の構成を適用可能である。
本発明の画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の要部を示す図である。 図2の要部を拡大した図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の要部を示す図である。 図4の要部を拡大した図である。 図4の要部を拡大した図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の要部を拡大した図である。 裏側電圧制御部材の変形例を示す図であって、(a)は裏側電圧制御部材を導電性ブラシとした図、(b)は裏側電圧制御部材を導電性ブレードとした図である。 (a)は表側電圧制御部材をアース接続した実施形態を示す図であり、(b)は裏側電圧制御部材をアース接続した実施形態を示す図である。 トナーを感光体から中間転写ベルトへ転写する様子を示す図である。 前記第1実施形態の画像形成装置において、一次転写する際に生じる電界の強度と変位との関係を示す図である。 前記第2実施形態の画像形成装置において、一次転写する際に生じる電界の強度と変位との関係を示す図である。 従来の画像形成装置において、一次転写する際に生じる電界の強度と変位との関係を示す図である。 転写後のトナーの飛散を説明するための図であって、(a)はトナーを転写した状態を示す図、(b)は転写後のトナーが飛散した状態を示す図である。 特許文献1の画像形成装置の要部を示す図である。 前記特許文献1の作用を説明するための図である。
符号の説明
2 感光体
4 現像手段
11 中間転写ベルト
11a 表側の面
11b 裏側の面
12Y,12C,12M,12Bk 一次転写ローラ
19 表側電圧制御部材
20 裏側電圧制御部材
L 所定距離
P 転写紙

Claims (9)

  1. 静電潜像を担持する複数の像担持体と、前記像担持体の静電潜像に対してトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、周回走行するベルト部材と、前記像担持体との間に前記ベルト部材を挟んで転写ニップを形成する複数の転写手段とを備え、
    前記転写ニップおいて電界を作用させて像担持体上のトナー像を重なり合うように前記ベルト部材の表側の面又はベルト部材の表側の面に載せて搬送する記録材に静電的に転移して合成トナー像を形成するように構成した画像形成装置において、
    前記ベルト部材の走行方向を下流側と呼称するとき、
    前記像担持体から下流側に延在すると共にベルト部材の表側の面に近接するように配設した複数の表側電圧制御部材と、
    前記転写手段から下流側に所定距離だけ離れた位置で、前記ベルト部材の裏側の面に接触又は近接するように配設した複数の裏側電圧制御部材とを備え、
    前記表側電圧制御部材と裏側電圧制御部材にそれぞれ所定の電圧を印加することにより、前記転写ニップの下流側において、前記ベルト部材又は前記記録材に転写したトナーをベルト部材側又は記録材側へ静電的に付勢する電界を形成すると共に、当該電界を下流側へ漸減させるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表側電圧制御部材の上流端部を、当該表側電圧制御部材の上流側に隣設した像担持体の表面に近接して配設した請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ニップの下流側に、前記裏側電圧制御部材を前記ベルト部材の走行方向に所定間隔をあけて複数連設した請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表側電圧制御部材又は裏側電圧制御部材を、アース接続した請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表側電圧制御部材を、画像形成装置本体の筺体の一部で構成した請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記裏側電圧制御部材を、前記ベルト部材の裏側の面に接触する導電性ローラで構成した請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記裏側電圧制御部材を、前記ベルト部材の裏側の面に接触する導電性ブラシで構成した請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記裏側電圧制御部材を、前記ベルト部材の裏側の面に接触する導電性ブレードで構成した請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記トナーを球形トナーとした請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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