JP5179833B2 - 垂直磁気記録媒体、その製造方法及び磁気記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスクドライブ等に使用される垂直磁気記録媒体、その製造方法及び磁気記憶装置に関する。
磁気ディスク装置等の磁気記憶装置では、トンネル型磁気抵抗素子を使用した再生ヘッドの適用及び垂直磁気記録媒体の採用により著しく記録密度が増大しているが、更なる記録密度の向上が要求されている。
更なる高記録密度化のためには垂直磁気記録媒体の低ノイズ化が必要である。そこで、磁性粒子の微細化に関する研究及びグラニュラ構造の記録層に関する研究が行われている。グラニュラ構造の記録層では、磁性粒子間の磁気的な結合が非磁性材料により低減されている。しかし、磁性粒子を微細化したり、グラニュラ構造の記録層を採用したりした場合には、熱擾乱に対する安定性が低下してしまい、記録磁化の方向を保つことが困難である。グラニュラ層を構成する材料として、熱擾乱に対して安定な磁気エネルギを有する材料を用いることも考えられるが、この場合には、書き込みの際に外部磁界によって磁化反転を生じさせることが困難になってしまう。つまり、データの上書き(Overwriting)が困難になってしまう。
このように、従来の垂直磁気記録媒体では、オーバーライト特性及び熱安定性の両立が困難となっている。
特許文献1には、グラニュラ構造の磁気記録層間にRuからなる非磁性層が設けられた垂直磁気記録媒体が記載されている。このような垂直磁気記録媒体によれば、オーバーライト特性及び熱安定性を向上させることができる。
しかしながら、磁気記録層間の磁気的な結合を良好なものとするためには、非磁性層の厚さを狭い範囲で厳密に制御する必要がある。そして、厚さがこの範囲から外れてしまうと、所望の特性を得ることができなくなる。特に、非磁性層の厚さは0.1nm程度と極めて薄いため、その厚さの制御は困難である。つまり、非磁性層の厚さのマージンが狭い上に、その厚さの制御が困難であるため、量産に適した技術であるとは言い難い。
特開2006−48900号公報
本発明の目的は、オーバーライト特性及び熱安定性を両立させることができると共に量産に適した垂直磁気記録媒体、その製造方法及び磁気記憶装置を提供することにある。
本願発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、以下に示す諸態様に想到した。
磁気記録媒体の一態様には、基板と、前記基板の上方に形成された第1のグラニュラ層と、前記第1のグラニュラ層上に形成され、強磁性元素を含有する非磁性層と、前記非磁性層上に形成された第2のグラニュラ層と、が設けられている。そして、前記第1のグラニュラ層と前記第2のグラニュラ層とが前記非磁性層を介して磁気的に結合している。前記非磁性層は、Coの割合が20原子%〜55原子%のRuCo合金からなり、前記非磁性層の厚さは、0.35nm以上0.45nm以下である。
また、磁気記憶装置の一態様には、上述の垂直磁気記録媒体が設けられている。更に、前記垂直磁気記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う磁気ヘッドが設けられている。
磁気記録媒体の製造方法の一態様では、基板の上方に、第1のグラニュラ層を形成し、その後、前記第1のグラニュラ層上に、強磁性元素を含有する非磁性層を形成する。次いで、前記非磁性層上に、第2のグラニュラ層を形成する。なお、前記非磁性層として、それを介して前記第1のグラニュラ層と前記第2のグラニュラ層とが磁気的に結合するものを形成する。前記非磁性層は、Coの割合が20原子%〜55原子%のRuCo合金からなり、前記非磁性層の厚さは、0.35nm以上0.45nm以下である。
上記の磁気記録媒体等によれば、第1の強磁性層と第2の強磁性層との間に所定の非磁性層が介在しているため、オーバーライト特性及び熱安定性を両立させることができる。また、非磁性層に強磁性元素が含有されているため、非磁性層の厚さの変動に伴う特性の変化が抑制され、特性が安定しており量産に適した磁気記録媒体が得られる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る垂直磁気記録媒体の構造を示す断面図である。
本実施形態では、図1に示すように、円板状の非磁性基板30上に、軟磁性層1、非磁性層2及び軟磁性層3がこの順で積層されている。そして、軟磁性層1、非磁性層2及び軟磁性層3から軟磁性裏打ち層31が構成されている。
非磁性基板30としては、例えば、プラスチック基板、結晶化ガラス基板、強化ガラス基板、Si基板、アルミニウム合金基板等が用いられる。
軟磁性層1及び3としては、例えば、Fe、Co及び/又はNiを含むアモルファス状又は微結晶構造のものが形成されている。これらの元素に、W、Hf、C、Cr、B、Cu、Ti、V、Nb、Zr、Pt、Pd及び/又はTaが添加されていてもよい。例えば、アモルファス状又は微結晶構造のFeCoNbZr層、CoZrNb層、CoNbTa層、FeCoZrNb層、FeCoZrTa層、FeCoB層、FeCoCrB層、NiFeSiB層、FeAlSi層、FeTaC層、FeHfC層又はNiFe層等が挙げられる。特に、記録磁界の集中を考慮すると、飽和磁束密度Bsが1.0T以上の軟磁性材料の層であることが好ましい。軟磁性層1及び3は、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法(化学的気相成長法)等により形成することができる。軟磁性層1及び3の厚さは、例えば20nm〜30nm程度である。軟磁性層1及び3の厚さが25nm未満であると、記録再生特性が十分とはいえない場合が生じうる。また、軟磁性層1及び3の厚さが30nmを超えると、量産設備を大規模にする必要が生じたり、コストが著しく上昇したりする場合が生じうる。
非磁性層2としては、例えばRu又はRu合金からなる非磁性金属層が形成されている。非磁性層2も、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法等により形成することができる。非磁性層2の厚さは、軟磁性層1と軟磁性層3との間で反平行の磁気結合が形成される厚さ(例えば0.5nm〜1nm程度)となっている。つまり、軟磁性層1及び3の磁化の方向が互いに反対向きとなっており、軟磁性層1及び3の間に反強磁性的な結合が現れている。なお、非磁性層2の材料として、「S. S. P. Parkin, Phy. Rev. Lett. 67, 3598 (1991)」に記載されているように、Re、Cr、Rh、Ir、Cu又はV等を用いてもよい。
このような軟磁性裏打ち層31では、磁区及び磁壁の形成が抑制される。
軟磁性裏打ち層31上に、ニッケル合金中間層4が形成されている。ニッケル合金中間層4は、例えば、NiW、NiCr又はNiCrWからなる。また、これらの合金にB又はC等の添加物が含まれていてもよい。ニッケル合金中間層4も、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法等により形成することができる。ニッケル合金中間層4の厚さは、例えば3nm〜10nm程度である。
ニッケル合金中間層4上に、Ru中間層5が形成されている。Ru中間層5は、Ru又はRu合金からなる。Ru中間層5も、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法等により形成することができる。Ru中間層5の厚さは、例えば15nm〜20nm程度である。
Ru中間層5上に、酸化物含有非磁性層6が形成されている。酸化物含有非磁性層6は、例えば酸化物を含有するCoCr系合金からなる。酸化物含有非磁性層6も、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法等により形成することができる。酸化物含有非磁性層6の厚さは、例えば1nm〜5nm程度である。
ニッケル合金中間層4、Ru中間層5及び酸化物含有非磁性層6から非磁性中間層33が構成されている。主にRu中間層5及び酸化物含有非磁性層6により、軟磁性裏打ち層31と後述の垂直磁気記録層32とが互いに磁気的に分離される。また、ニッケル合金中間層4は、Ru中間層5の結晶配向性を向上させる。
酸化物含有非磁性層6上に、グラニュラ層7、非磁性層8、グラニュラ層9及び連続膜からなる磁性層10がこの順で積層されている。そして、グラニュラ層7、非磁性層8、グラニュラ層9及び磁性層10から垂直磁気記録層32が構成されている。
グラニュラ層7及び9内では、例えば、複数の磁性粒子の間に酸化物が存在する。つまり、複数の磁性粒子が酸化物により互いに分離されている。グラニュラ層7及び9も、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法等により形成することができる。
グラニュラ層7中の磁性粒子は、例えばCoCrPt粒子である。この場合、例えば、磁性粒子に含まれるCr原子の割合はグラニュラ層7を構成する全原子の5%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜25%であり、残部がCoとなっている。また、酸化物の体積の割合は、例えば6%〜13%である。酸化物としては、例えばチタン酸化物、シリコン酸化物、クロム酸化物又はタンタル酸化物が用いられる。酸化物として、これらの複合酸化物が用いられてもよい。グラニュラ層7の厚さは、例えば7nm〜10nm程度である。
グラニュラ層9中の磁性粒子は、例えばCoCrPt粒子である。この場合、例えば、磁性粒子に含まれるCr原子の割合はグラニュラ層7を構成する全原子の7%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜17%であり、残部がCoとなっている。また、酸化物の体積の割合は、例えば6%〜13%である。酸化物としては、例えばチタン酸化物、シリコン酸化物、クロム酸化物又はタンタル酸化物が用いられる。酸化物として、これらの複合酸化物が用いられてもよい。グラニュラ層9の厚さは、例えば5nm〜10nm程度である。また、グラニュラ層9の磁気異方性磁界(Hk)はグラニュラ層7の磁気異方性磁界よりも低い。
なお、グラニュラ層7及び9中の磁性粒子はCoCrPt粒子である必要はなく、CoCrPt系合金の磁性粒子が含まれていてもよい。また、Pt、B、Cu及び/又はTaを含有するCoCr系合金の磁性粒子が含まれていてもよい。
非磁性層8としては、例えば強磁性元素を含むRu合金からなる非磁性金属層が形成されている。つまり、Co、Ni及び/又はFeとRuとの合金が非磁性層8の材料として挙げられる。非磁性層8も、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法等により形成することができる。非磁性層8の厚さは、グラニュラ層7とグラニュラ層9との間で磁気的な結合が形成される厚さ(例えば0.05nm〜1.5nm)となっている。つまり、グラニュラ層7及び9の間に強磁性的な交換結合が現れている。なお、非磁性層8の材料として、Re、Cr、Rh、Ir、Cu又はV等と強磁性元素との合金を用いてもよい。
磁性層10は、例えばCoCrPtB、CoCrPtCu、CoCrPtAg、CoCrPtAu、CoCrPtTa及びCoCrPtNb等のCoCrPt系合金からなる。そして、Cr原子の割合は磁性層10を構成する全原子の17%〜22%であり、Pt原子の割合は11%〜17%であり、残部がCo及び添加元素となっている。磁性層10には、酸化物は含有されておらず、磁性層10内では、複数の磁性粒子が互いに密接している。磁性層10も、例えば、めっき法、DCスパッタ法、RFスパッタ法、パルスDCスパッタ法、蒸着法、CVD法等により形成することができる。磁性層10の厚さは、例えば5nm〜10nm程度である。なお、磁性層10として、結晶化している層又はアモルファス層のいずれを用いてもよい。磁性層10の磁気異方性磁界はグラニュラ層9の磁気異方性磁界よりも低い。
磁性層10上に、カーボン保護層11が形成されている。カーボン保護層11は、例えばCVD法等により形成することができる。カーボン保護層11の厚さは、例えば2.5nm〜4.5nm程度である。また、カーボン保護層11上に、潤滑層12が形成されている。潤滑層12は、例えば潤滑剤の塗布により形成されている。潤滑層12の厚さは、例えば1nm程度である。
このように構成された垂直磁気記録媒体に対しては、図2に示すような磁気ヘッドを用いて、データの書き込み(記録)及び読み出し(再生)が行われる。垂直磁気記録媒体用の磁気ヘッド21には、書き込み用の主磁極22、補助磁極23及びコイル24が設けられている。また、読み出し用の磁気抵抗効果素子25及びシールド26も設けられている。補助磁極23は、磁気抵抗効果素子25に対するシールドとしても機能する。そして、データの書き込み時には、コイル24に電流が流され、主磁極22及び補助磁極23を経由する磁束27が形成される。この時、主磁極22から出た磁束27は記録層6を貫通した後、軟磁性裏打ち層31を経由した上で補助磁極23に戻ってくる。従って、垂直磁気記録層32の磁化が記録ビット毎に、それに垂直な2方向のいずれか(上方向又は下方向)に磁束の向きに応じて変化する。
このように、本実施形態では、垂直磁気記録層32に、非磁性層8によって互いに磁気的に分離されたグラニュラ層7及び9が設けられている。従って、グラニュラ層7及び9の材料を個別に選択することが可能である。そして、グラニュラ層7及び9の磁気異方性磁界が適切に規定されている。つまり、表面からから離れたグラニュラ層7が高磁気エネルギの材料から構成され、表面に近いグラニュラ層9が低磁気エネルギの材料から構成されている。このため、グラニュラ層7によって記録磁化の安定性が維持される。また、グラニュラ層9の磁化反転が非磁性層8を介してグラニュラ層7に伝播するため、この磁化反転によってグラニュラ層7の磁化反転が補助される。この結果、垂直磁気記録層32全体として高い磁気異方性磁界を確保しながら、高いオーバーライト特性を得ることができる。つまり、熱安定性及びオーバーライト特性を両立させることができる。更に、グラニュラ層9上に磁性層10が設けられているため、HDI(ハードディスク界面)特性、磁気特性の制御及び電磁変換特性が良好なものとなる。
更に、本実施形態では、非磁性層8が強磁性元素を含有している。このため、強磁性元素を含有していない場合と比較して、後述の実験結果からも明らかなように、非磁性層8の厚さが変化したときの垂直磁気記録層32全体の磁化反転磁界の変化が緩やかになる。このことは、非磁性層8の厚さが若干変動しても磁化反転磁界が変動しにくいことを意味している。従って、強磁性元素を含有していない場合と比較して、グラニュラ層7及び9間の磁気的な結合を良好なものとすることが可能な非磁性層8の厚さの範囲が広いといえる。また、強磁性元素を含有していない場合と比較して、後述の実験結果からも明らかなように、グラニュラ層7及び9間の磁気的な結合を良好なものとすることが可能な非磁性層8の厚さが大きくなる。従って、非磁性層8の厚さの制御が容易になる。これらのことから、本実施形態によれば、熱安定性及びオーバーライト特性が優れ、量産に適した垂直磁気記録媒体が得られる。
なお、非磁性層8の厚さは、その組成に応じて変化するが、量産性を考慮すると、0.05nm以上とすることが好ましく、0.35nm以上とすることがより好ましい。非磁性層8の厚さが0.05nm未満の場合、その厚さの制御が容易でなくなることがある。そして、厚さの制御は0.35nm以上の場合に特に容易になる。一方、非磁性層8の厚さが0.45nmを超えても特性の変化が少なく、材料の無駄につながることがある。
上述の垂直磁気記録媒体を製造する場合には、非磁性基板30上に、上述の各層を順次形成すればよい。更に、潤滑層12の形成後に、研磨テープ等を用いて表面突起及び異物等を除去することが好ましい。
このような製造方法によれば、熱安定性及びオーバーライト特性が両立し、更に量産に適した垂直磁気記録媒体が得られる。
ここで、上述の実施形態に係る垂直磁気記録媒体を備えた磁気記憶装置の一例であるハードディスクドライブについて説明する。図3は、ハードディスクドライブ(HDD)の内部の構成を示す図である。
このハードディスクドライブ100のハウジング101には、回転軸102に装着されて回転する磁気ディスク103と、磁気ディスク103に対して情報記録及び情報再生を行う磁気ヘッドが搭載されたスライダ104と、スライダ104を保持するサスペンション108と、サスペンション108が固着されてアーム軸105を中心に磁気ディスク103表面に沿って移動するキャリッジアーム106と、キャリッジアーム106を駆動するアームアクチュエータ107とが収容されている。磁気ディスク103として、上述の実施形態に係る垂直磁気記録媒体が用いられている。
なお、ここまでの説明は垂直磁気記録媒体についてのものであるが、本願発明を水平磁気記録媒体に適用することも可能である。また、非磁性層8により互いに結合する強磁性層がグラニュラ層である必要はない。
次に、本願発明者らが行った実験について説明する。
(第1の実験)
第1の実験では、実施例として上述の実施形態に沿って4個の試料を作製し、また、参考例Aとして実施例から非磁性層8を除いた1個の試料を作製した。また、参考例Bとして実施例における非磁性層8の代わりにRuのみからなる非磁性層を用いた4個の試料を作製した。つまり、参考例Bの構造は、特許文献1に記載された従来の垂直磁気記録媒体に磁性層10を加えたような構造である。なお、各層の厚さは、表1の通りとした。また、実施例における非磁性層8としては、Co濃度が35原子%のRuCo合金層を用いた。
Figure 0005179833
そして、これらの試料の保磁力Hc、磁化反転磁界Hs、ライトコア幅、分解能、オーバーライト特性、サイドイレーズ指数及びVTM(Viterbi Trellis Margin)を測定した。この結果を表2に示す。ライトコア幅は、情報を正確に記録することができるトラックの幅を示しており、この値が小さいほど、高いトラック密度での記録が可能であることを示す。オーバーライト特性は、124kBPI(キロビット/インチ)で書き込んだ場合に読み取られる信号と495kBPIで書き込んだ場合に読み取られる信号との比から評価した。そして、この値が−40dBに近いほど、オーバーライト特性が良好であることを示す。サイドイレーズ指数は、0に近いほどサイドイレーズが生じにくいこと示す。VTMは、Viterbi復調法によりエラー訂正された信号の誤り率を示し、エラーレートに比例する。
Figure 0005179833
表2に示すように、実施例では、参考例Aよりも良好で、なおかつ参考例Bと同程度の電磁変換特性が得られた。このことから、非磁性層8の材料に強磁性元素が含まれていても、含まれていない場合と比較して電磁変換特性が低下することはないといえる。
(第2の実験)
第2の実験では、グラニュラ層間の非磁性層の厚さと磁化反転磁界Hsとの関係について調査した。この結果を図4に示す。図4中の□は、Co濃度が35原子%のRuCo合金層を非磁性層とした試料(実施例)の結果を示し、○は、Ru層を非磁性層とした試料(参考例B)の結果を示す。また、縦軸の値は、非磁性層が存在しない試料(参考例A)の磁化反転磁界で規格化した値である。
図4に示すように、Ru65Co35を用いた試料(実施例)における磁化反転磁界の変化は、Ruを用いた試料(参考例B)におけるものよりも緩やかになった。このことは、実施例では、製造過程において非磁性層の厚さに変動が生じても、磁化反転磁界がその影響を受けにくいことを示している。つまり、実施例の磁化反転磁界の安定性が高く、量産に好適であるといえる。
また、磁化反転磁界が極小となる非磁性層の厚さが、実施例において参考例Bよりも厚かった。このことは、グラニュラ層間の交換結合が切れる厚さが、実施例において参考例Bよりも厚いことを意味している。このため、好ましい結合を確保するための厚さが、実施例において参考例Bよりも厚く、所望の厚さの非磁性層を得やすいといえる。
(第3の実験)
第3の実験では、グラニュラ層間の非磁性層の厚さを0.36nmに固定し、ライトコア幅とVTMとの関係について調査した。この結果を図5に示す。図5中の○は、Co濃度が20原子%のRuCo合金層を非磁性層とした試料(実施例)の結果を示し、△は、Co濃度が35原子%のRuCo合金層を非磁性層とした試料(実施例)の結果を示し、□は、Co濃度が60原子%のRuCo合金層を非磁性層とした試料(実施例)の結果を示し、◇は、Ru層を非磁性層とした試料(参考例B)の結果を示す。また、横軸及び縦軸の値は、非磁性層が存在しない試料(参考例A)のライトコア幅、VTMとの差を表している。
図5に示すように、Ru80Co20又はRu65Co35を用いた試料(実施例)においてRuを用いた試料(参考例B)と同程度の結果が得られた。また、Ru40Co60を用いた試料(実施例)では、参考例Bと比較するとややVTMが高くなったものの、所望の特性は得られた。この結果から、RuCo合金を用いる場合、Coの割合は20原子%〜55原子%がとすることが好ましい。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
基板と、
前記基板の上方に形成された第1の強磁性層と、
前記第1の強磁性層上に形成され、強磁性元素を含有する非磁性層と、
前記非磁性層上に形成された第2の強磁性層と、
を有し、
前記第1の強磁性層と前記第2の強磁性層とが前記非磁性層を介して磁気的に結合していることを特徴とする磁気記録媒体。
(付記2)
前記非磁性層はRu合金からなることを特徴とする付記1に記載の磁気記録媒体。
(付記3)
前記非磁性層は前記強磁性元素としてコバルト、ニッケル及び鉄からなる群から選択された少なくとも1種を含有することを特徴とする付記2に記載の磁気記録媒体。
(付記4)
前記非磁性層は前記強磁性元素としてコバルトを20原子%乃至55原子%含有することを特徴とする付記2に記載の磁気記録媒体。
(付記5)
前記第1の強磁性層は、複数の第1の磁性粒子及び前記複数の第1の磁性粒子を互いに分離する第1の酸化物を有し、
前記第2の強磁性層は、複数の第2の磁性粒子及び前記複数の第2の磁性粒子を互いに分離する第2の酸化物を有することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
(付記6)
前記第1の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
前記第1の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第1のグラニュラ層を構成する全原子の5%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜25%であり、
前記第1のグラニュラ層中の前記第1の酸化物の体積の割合は6%〜13%であることを特徴とする付記5に記載の磁気記録媒体。
(付記7)
前記第2の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
前記第2の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第2のグラニュラ層を構成する全原子の7%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜17%であり、
前記第2のグラニュラ層中の前記第2の酸化物の体積の割合は6%〜13%であることを特徴とする付記5又は6に記載の磁気記録媒体。
(付記8)
前記第1の酸化物及び前記第2の酸化物は、チタン酸化物、シリコン酸化物、クロム酸化物及びタンタル酸化物からなる群から選択された少なくとも1種であることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
(付記9)
前記非磁性層の厚さは、0.05nm乃至1.5nmであることを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
(付記10)
前記基板と前記第1の強磁性層との間に設けられた軟磁性裏打ち層と、
前記軟磁性裏打ち層と、前記第1の強磁性層、前記非磁性層及び前記第2の強磁性層を含む記録層とを磁気的に分離する非磁性中間層と、
を有することを特徴とする付記1乃至9のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
(付記11)
前記軟磁性裏打ち層は、
第1の軟磁性層と、
前記第1の軟磁性層上に形成された第2の非磁性層と、
前記第2の非磁性層上に形成された第2の軟磁性層と、
を有することを特徴とする付記10に記載の磁気記録媒体。
(付記12)
基板の上方に、第1の強磁性層を形成する工程と、
前記第1の強磁性層上に、強磁性元素を含有する非磁性層を形成する工程と、
前記非磁性層上に、第2の強磁性層を形成する工程と、
を有し、
前記非磁性層として、それを介して前記第1の強磁性層と前記第2の強磁性層とが磁気的に結合するものを形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(付記13)
前記非磁性層として、Ru合金層を形成することを特徴とする付記12に記載の磁気記録媒体の製造方法。
(付記14)
前記非磁性層として、前記強磁性元素としてコバルト、ニッケル及び鉄からなる群から選択された少なくとも1種を含有するものを形成することを特徴とする付記13に記載の磁気記録媒体の製造方法。
(付記15)
前記非磁性層として、前記強磁性元素としてコバルトを20原子%乃至55原子%含有するものを形成することを特徴とする付記13に記載の磁気記録媒体の製造方法。
(付記16)
前記第1の強磁性層として、複数の第1の磁性粒子及び前記複数の第1の磁性粒子を互いに分離する第1の酸化物を有するものを形成し、
前記第2の強磁性層として、複数の第2の磁性粒子及び前記複数の第2の磁性粒子を互いに分離する第2の酸化物を有するものを形成することを特徴とする付記12乃至15のいずれか1項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
(付記17)
前記第1の強磁性層として、
前記第1の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
前記第1の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第1のグラニュラ層を構成する全原子の5%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜25%であり、
前記第1のグラニュラ層中の前記第1の酸化物の体積の割合は6%〜13%であるものを形成することを特徴とする付記16に記載の磁気記録媒体の製造方法。
(付記18)
前記第2の強磁性層として、
前記第2の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
前記第2の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第2のグラニュラ層を構成する全原子の7%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜17%であり、
前記第2のグラニュラ層中の前記第2の酸化物の体積の割合は6%〜13%であるものを形成することを特徴とする付記16又は17に記載の磁気記録媒体の製造方法。
(付記19)
前記非磁性層の厚さを、0.05nm乃至1.5nmとすることを特徴とする付記12乃至18のいずれか1項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
(付記20)
付記1乃至11のいずれか1項に記載の磁気記録媒体と、
前記磁気記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う磁気ヘッドと、
を有することを特徴とする磁気記憶装置。
本発明の実施形態に係る垂直磁気記録媒体の構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る垂直磁気記録媒体の使用方法を示す図である。 ハードディスクドライブ(HDD)の内部の構成を示す図である。 第2の実験の結果を示すグラフである。 第3の実験の結果を示すグラフである。
符号の説明
1、3:軟磁性層
2:非磁性層
4:ニッケル合金中間層
5:Ru中間層
6:酸化物含有非磁性層
7:グラニュラ層
8:非磁性層
9:グラニュラ層
10:磁性層
11:カーボン保護層
12:潤滑層
30:非磁性基板
31:軟磁性裏打ち層
32:垂直磁気記録層
33:非磁性中間層

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に形成された第1のグラニュラ層と、
    前記第1のグラニュラ層上に形成され、強磁性元素を含有する非磁性層と、
    前記非磁性層上に形成された第2のグラニュラ層と、
    を有し、
    前記第1のグラニュラ層と前記第2のグラニュラ層とが前記非磁性層を介して磁気的に結合しており、
    前記非磁性層は、Coの割合が20原子%〜55原子%のRuCo合金からなり、
    前記非磁性層の厚さは、0.35nm以上0.45nm以下であることを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  2. 前記非磁性層のCoの割合は35原子%〜55原子%であることを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体。
  3. 前記第1のグラニュラ層は、複数の第1の磁性粒子及び前記複数の第1の磁性粒子を互いに分離する第1の酸化物を有し、
    前記第2のグラニュラ層は、複数の第2の磁性粒子及び前記複数の第2の磁性粒子を互いに分離する第2の酸化物を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の垂直磁気記録媒体。
  4. 前記第1の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
    前記第1の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第1のグラニュラ層を構成する全原子の5%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜25%であり、
    前記第1のグラニュラ層中の前記第1の酸化物の体積の割合は6%〜13%であることを特徴とする請求項3に記載の垂直磁気記録媒体。
  5. 前記第2の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
    前記第2の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第2のグラニュラ層を構成する全原子の7%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜17%であり、
    前記第2のグラニュラ層中の前記第2の酸化物の体積の割合は6%〜13%であることを特徴とする請求項3又は4に記載の垂直磁気記録媒体。
  6. 基板の上方に、第1のグラニュラ層を形成する工程と、
    前記第1のグラニュラ層上に、強磁性元素を含有する非磁性層を形成する工程と、
    前記非磁性層上に、第2のグラニュラ層を形成する工程と、
    を有し、
    前記非磁性層として、それを介して前記第1のグラニュラ層と前記第2のグラニュラ層とが磁気的に結合するものを形成し、
    前記非磁性層は、Coの割合が20原子%〜55原子%のRuCo合金からなり、
    前記非磁性層の厚さは、0.35nm以上0.45nm以下であることを特徴とする垂直磁気記録媒体の製造方法。
  7. 前記第1のグラニュラ層として、複数の第1の磁性粒子及び前記複数の第1の磁性粒子を互いに分離する第1の酸化物を有するものを形成し、
    前記第2のグラニュラ層として、複数の第2の磁性粒子及び前記複数の第2の磁性粒子を互いに分離する第2の酸化物を有するものを形成することを特徴とする請求項6に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  8. 前記第1のグラニュラ層として、
    前記第1の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
    前記第1の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第1のグラニュラ層を構成する全原子の5%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜25%であり、
    前記第1のグラニュラ層中の前記第1の酸化物の体積の割合は6%〜13%であるものを形成することを特徴とする請求項7に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  9. 前記第2のグラニュラ層として、
    前記第2の磁性粒子はCoCrPt粒子であり、
    前記第2の磁性粒子に含まれるCr原子の割合は前記第2のグラニュラ層を構成する全原子の7%〜15%であり、Pt原子の割合は11%〜17%であり、
    前記第2のグラニュラ層中の前記第2の酸化物の体積の割合は6%〜13%であるものを形成することを特徴とする請求項7又は8に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  10. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の垂直磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う磁気ヘッドと、
    を有することを特徴とする磁気記憶装置。
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