JP5179067B2 - 計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、調整不要で着脱性が良好であり、清掃性と共に防水・防塵機能が高く、さらに駆動力の伝達損失が少ないコンベアで被計量物を搬送しつつ秤量を行うために測定精度が高い計量装置に関するものである。
図7の模式図に示すように、一対のローラ100,100に無端ベルト101を掛け回し、一方のローラ100の回転軸とモータ102の駆動軸を駆動ベルト103で連動連結し、モータ102を駆動することにより無端ベルト101を運行して無端ベルト101上の被搬送物を搬送するコンベアが産業上種々の用途で用いられている。
図7は、かかるコンベアを計量装置に用いた場合の一例であり、一対のローラ100,100、無端ベルト101、モータ102、駆動ベルト103等によって構成される前記コンベアの全体が、設置床面の上に設置された秤量手段104の上に搭載/支持されている。
このようにコンベア全体が秤量手段104の負荷側に設置された構造の計量装置としては、下記特許文献1に開示されたベルトコンベヤ式自動計量装置等が知られている。
特公平7−52115号公報
前述したような搬送系とモータを駆動ベルトで連結したコンベアには次のような課題がある。
(1) モータから搬送系に駆動力を伝達する駆動ベルトの張力調整や蛇行調整が必要であり、煩雑である。
(2) 清掃、保守等の作業時にコンベアを設置位置から取り外す際には、駆動ベルト等の駆動系を分解する必要があり、作業が煩雑である。
(3) プーリや駆動ベルト、モータ等の駆動系が外部に露出する構造は複雑であり、清掃性が良くない。
(4) 前記駆動系をカバーで囲む構造としても、搬送系と駆動系の連結箇所においては、少なくとも駆動系の出力軸が挿通しうるようにカバーの一部に貫通孔を設け、この貫通孔に防水・防塵シールを設ける必要があり、このために形状が複雑で清掃性が悪くなると共にこれらの摩擦により伝達トルクの損失が大きいという問題もある。
さらに、上述したような課題を有するコンベア(モータを含む)を、前記特許文献1のベルトコンベヤ式自動計量装置のように計量装置の秤量手段の負荷側に設置した場合には、次のような課題がある。
(1) 相当の重量物であるモータを秤量手段に設けると、モータの質量により秤量手段の負荷側の慣性力が大きくなり、計量装置としての応答速度が低下するという問題がある。また、床からの振動を大きな力として受けるために、測定精度が悪化する。
(2) モータの回転による振動がノイズとなるため、測定精度が悪化する。
(3) 秤量手段に支持されている搬送系の端部にモータを設けた場合には、その偏質量のためにバランスが不均等になって振動の影響を受けやすくなり、測定時には、被測定物が通過するコンベア上の位置の差異によって秤量手段の動的応答速度が異なり、測定精度が低下する。
さらに、上述したような課題を有するコンベア(モータを含む)を、前記特許文献1のベルトコンベヤ式自動計量装置のように計量装置の秤量手段の負荷側に設置した場合において、測定精度に関連する事項以外の問題としては、次のような課題がある。
(1) 防水性
上記計量装置においては、秤量手段は防水・防塵のために密閉構造の筐体(図7では筐体105に相当)に収納されており、この筐体の上方に配置したコンベアを支持していた。ところが、このように秤量手段によってコンベアを支持する構造、すなわち秤量手段の負荷側にコンベアを設置する構造であると、秤量手段の負荷側に設置されたモータからの配線を外部の他の機器類に直接接続することができない。直接接続すると、外部からの振動・荷重が配線を介してモータ及びコンベアに伝わり、秤量手段の秤量に影響を及ぼすからである。従って、この場合には、コンベア側から引き回した当該配線はその荷重をモータ側に伝えないようにするために、じゃばら構造等の緩衝手段を設けた孔を経て筐体内に引き込み、筐体外に導出する必要がある。ここで、モータからの配線を一旦筐体内に引き込む孔においては、当然筐体内に水分や塵が侵入するのを防ぐために防水・防塵機能部材を設けてはいるが、筐体本来の防水・防塵機能を高く保持するには、このようにモータからの配線を引き込む構造をとること自体が好ましくなかった。
さらに、モータの駆動軸自体にも防水性が必要であるが、ここにオイルシール等の防水手段を設けると、回転の抵抗になり効率が低下するという課題もある(伝達トルクの損失)。
(2) 清掃性
搬送系とモータを駆動ベルトで連結したコンベアの課題と同様、上記計量装置においてもモータを含む駆動系を清掃・保守する必要があるため、その調整、分解、組立、清掃等の各作業が煩雑であるという課題がある。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであって、調整不要で着脱性が良好であり、清掃性と共に防水・防塵機能が高く、さらに駆動力の伝達損失が少ないコンベアと、係るコンベアで被計量物を搬送しつつ秤量を行うために測定精度が高い計量装置を提供することを目的としている。
請求項2に記載された計量装置1a,1bは
一対のローラ3,3と、
前記一対のローラ3,3に掛け回された搬送ベルト4と、
前記一対のローラ3,3と前記搬送ベルト4を支持し、前記搬送ベルト4に載置されて搬送される被計量物を秤量する秤量手段5と、
前記一対のローラ3,3の内の一方のローラ3を駆動するためのモータ9と、
前記一方のローラ3に設けられた第1伝達部11と前記モータ9に設けられた第2伝達部12が磁気結合により非接触で連動連結される駆動力伝達手段10と、
前記駆動力伝達手段10において前記第1伝達部11と前記第2伝達部12の磁気結合が成立するように磁力線を通過させる材質からなる上壁を有し、前記秤量手段、前記モータ9および前記第2伝達部12を密閉する筐体7と
を有することを特徴としている。
請求項3に記載された計量装置1bは、請求項記載の計量装置において、
前記モータ9と前記第2伝達部12が前記秤量手段5の負荷側に配置されていることを特徴としている。
請求項4に記載された計量装置1aは、請求項記載の計量装置において、
前記モータ9と前記第2伝達部12が前記秤量手段5の固定側に配置されていることを特徴としている。
請求項に記載された計量装置1a,1bによれば、モータ9の駆動力は、第2伝達部材12と第1伝達部材11の磁気結合により一対のローラ3,3の一方のローラ3に伝達され、これによって一対のローラ3,3に掛け回された搬送ベルト4が駆動されて搬送ベルト4に積載された被計量物が搬送され、搬送中の被計量物の重量が秤量手段5によって測定される。また、モータ9と第2伝達部12は前記磁気結合を妨げない筐体8によって密閉されており、十分な防水・防塵環境が確保されている。
このように、本発明に係るコンベア及びこれを用いた計量装置によれば、非接触の駆動力伝達手段を使用しているので、駆動力伝達系に煩雑な調整(駆動ベルトのテンション調整等)が必要なく、また分解・組み立てが容易であり、清掃・保守作業は簡素化されて能率よく確実に行うことができ、手指の巻き込みに対する安全性も向上する。さらに、筐体を間に挟んで非接触の磁気結合で駆動力を伝達するので、駆動軸が孔を貫通するような構造のために伝達トルクの損失が大きいという問題が生じない。
請求項に記載された計量装置1bによれば、前記モータ9が前記秤量手段5の負荷側に配置されている構造の計量装置において、請求項2記載の計量装置による効果を発揮するすることができる。
請求項に記載された計量装置1aによれば、請求項2記載の計量装置において、前記モータ9が前記秤量手段5に対して非負荷状態で配置されているので、モータ9の質量により秤量手段5の負荷側の慣性力が大きくなることがなく、計量装置として十分な応答速度が確保可能となり、偏質量による問題も生じない。また、床からの振動の悪影響を受けにくい。また、非接触の駆動力伝達手段を用いていることも相俟って、モータ9の回 転による振動が伝わりにくく高い測定精度が得られる。
本発明の実施形態の一例を図1乃至図6を参照して説明する。
図1は第1実施形態の基本構造を示す平面図(a)及び正面方向から見た断面図(b)である。
図2は第2実施形態の基本構造を示す平面図(a)及び正面方向から見た断面図(b)、図3は第2実施形態の具体的構造を示す平面図(a)、正面方向から見た断面図(b)、正面方向から見た変形例の断面図(c)である。
図4は第3実施形態の基本構造を示す正面方向から見た断面図(a)、図5は第3実施形態の具体的構造を示す平面図(a)、正面方向から見た断面図(b)、正面方向から見た第1変形例の断面図(c)、正面方向から見た第2変形例の断面図(d)である。
図6は第4実施形態の具体的構造を示す平面図(a)、正面方向から見た断面図(b)である。
なお、図3、5、6において、秤量手段に対するモータ等の配置関係を示すために、秤量手段に負荷を与えない非負荷側には斜線を付し、秤量手段の負荷側と区別した。
1.第1実施形態(図1)
図1に示すように、この計量装置1はコンベア2aで被計量物を搬送しながら秤量を行う装置であり、その前段には被計量物を導入する導入用のコンベア2bが配置され、その後段には計量が済んだ被計量物を搬出する搬出用のコンベア2cが配置されている。
前記計量装置1は、一対のローラ3,3と、これに掛け回された無端の搬送ベルト4からなる秤量用のコンベア2aを有している。このコンベア2aは秤量手段5の負荷側に支持されており(後述する他の実施形態も含めて図1、2、4では支持構造の詳細は省略している)、被計量物はコンベア2aで搬送されながら秤量手段5によって重量を測定される。なお、接地床面上に設置された載置台6の上には密閉構造の筐体7が設けられ、秤量手段5は該筐体7の内部に据え付けられている。
計量装置1のコンベア2aの一側方には、その上方内部に制御手段が収納された筐体8が設置されている。この筐体8の下方の一部分の内部には、コンベア2aの一方のローラ3を駆動するためのモータ9が収納されて所定位置に固定されている。そして、このモータ9の駆動軸と、筐体8の外にあるコンベア2aの一方のローラ3の回転軸は、非接触の駆動力伝達手段である磁気継手10により、間に筐体8の壁体を挟んだ非接触の状態で磁気的に連結されている。
一般に、磁気継手(磁気カップリング)は、磁気駆動機構、磁気歯車等、種々の名称で呼ばれるが、要するに機械的な摩耗や発塵、衝撃や大トルク等による破損がなく、且つ多軸駆動を支障なく行えるように、非接触で交差する2個の継手部材を磁気的に連結して回転駆動力を伝達できるように構成した回転駆動機構を意味するものである。
その構造の一例を示せば、ある磁気継手は、周面に沿って永久磁石のN極帯とS極帯が交互に設けられた第1磁気車と、周面に永久磁石のN極帯とS極帯が螺旋状に設けられた第2磁気車とを有しており、この両磁気車を直角又は斜めに交差させ、互いの周面を非接触状態で近接させたものであって、一方の磁気車を回転させれば他方の磁気車が回転する作用が得られるものである。
また、他の構造例の磁気継手によれば、所定の空隙を保ち、対向させた駆動側と被駆動側の各回転円盤の外周部に、放射状の永久磁石(磁気歯)をN極、S極と交互に異極配列して着設した構成としており、該磁気歯の磁気の吸引及び反発によって、互いに平行な2軸間でトルクを伝達することができる。
なお、以下の説明では、各実施形態における磁気継手10は、非接触で磁気結合する第1伝達部11と第2伝達部12からなるものとするが、第1乃至第2の名称と符号11,12は説明上の便宜的なものであり、2つの伝達部が一組として構成される点以外の構造(駆動力を伝達する2軸の角度関係や、磁気的構造等)については、特に限定しないものとする。
図1に示すように、本例の磁気継手10は、一方のローラ3の回転軸の端部に固定された第1伝達部11と、モータ9の駆動軸の端部に設けられた第2伝達部12とを有しており、両伝達部11,12が間に筐体の壁体を挟んだ非接触の状態で磁気的に連結されて回転駆動力を伝達するものである。本例では、筐体8内のモータ9の駆動軸と、筐体8外の一方のローラ3の回転軸は、軸線が一致した位置関係にあり、かつ筐体8内のモータ9に設けられた第2伝達部12は筐体8の壁面の内面の所定位置に近接しており、一方のローラ3に設けられた第1伝達部11は前記第2伝達部12に対応する筐体8の壁面の外面の所定位置に近接しており、両伝達部11,12は壁体を挟んで対向して配置されて磁気的に結合している。従って、筐体8の前記壁体は、前記第1伝達部11と前記第2伝達部12の磁気結合が成立するように磁力線を通過させうる材質及び厚さで構成されている必要があり、本例では例えば厚さ1〜3mm程度のステンレス鋼板によって形成されている。
前記計量装置1の前段には、計量装置1のコンベア2aと同一高さで導入用のコンベア2bが設けられている。この導入用のコンベア2bは、一対のローラ3,3と、これに掛け回された無端の搬送ベルト4を有しており、図示しない支持構造の上に設置されて水平面内で所定の搬送方向に沿って被計量物を搬送し、前記計量装置1に被計量物を搬入することができる(後述する他の実施形態も含めて図1、2、4では導入用及び後述する搬出用のコンベアの支持構造の図示は省略している)。このコンベア2bの駆動機構は、前記計量装置1と同様であり、コンベア2bの一方の回転軸に設けられた第1伝達部11と、筐体8内に配置されたモータ9の駆動軸の第2伝達部12が、筐体8の壁体を挟んで互いに軸線を一致させた状態で磁気的に結合している構造である。
前記計量装置1の後段には、計量装置1のコンベア2aと同一高さで搬出用のコンベア2cが設けられている。この搬出用のコンベア2cは、搬入用のコンベア2bと駆動機構も含めて同一構造であるので、その説明を省略する。
以上説明したように、モータ9及び第2伝達部12が、筐体8に密閉されるとともに、秤量手段5の負荷とならない非負荷状態で配置された本例の計量装置1によれば、各コンベア2a,2b,2cのモータ9の駆動力は、第2伝達部12と第1伝達部11の磁気結合により一対のローラ3,3の一方のローラ3に伝達され、これによって一対のローラ3,3に掛け回された搬送ベルト4が駆動されて搬送ベルト4に積載された被計量物が搬送される。また、モータ9と第2伝達部12は前記磁気結合を妨げない筐体8によって密閉されており、十分な防水・防塵環境が確保されている。また、モータ9は秤量手段5の固定側に配置されているため、モータ9の重量、配置、振動等に起因して秤量手段5による測定精度が低下することはない。
このように、本例に係る計量装置1によれば、非接触の駆動力伝達手段(磁気継手10)を使用しているので、駆動力伝達系に煩雑な調整が必要なく、また分解・組み立てが容易であるために清掃・保守作業は簡素化されて能率よく確実に行うことができる。さらに、筐体8を間に挟んで非接触の磁気結合で駆動力を伝達するので、駆動軸が孔を貫通する構造の場合のように伝達トルクの損失が大きいという問題も生じない。
2.第2実施形態(図2及び図3)
本例では、第1例の計量装置1と構成乃至機能上対応する部分については図面に第1例と同様の符号を付して適宜説明を省略し、構成乃至作用効果の異なる部分を中心として説明する。
図2に示す本例の計量装置1aでは、秤量手段5に支持された秤量用のコンベア2aを駆動するモータ9と、これに設けられた第2伝達部12は、第1実施形態に示した筐体7に密閉されるとともに秤量手段5に対して非負荷状態で配置されている。そして、本例の前記モータ9は、第1例とは異なり、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に対して直接磁気結合してはいない。このモータ9は筐体7内において、駆動軸を垂直上方に向けた状態で秤量手段5に対して非負荷状態で固定されており、その駆動軸は、第1の磁気継手10により、まず搬入用のコンベア2bの一方のローラ3の回転軸に磁気結合している(両軸は互いに直交)。ここで、モータ9の駆動軸に設けた第2伝達部12は筐体7内に密閉されており、第2伝達部12は筐体7の上壁を間に挟んで搬入用のコンベア2bの一方のローラ3の図示しない第1伝達部11に対面して磁気結合している。そして、この搬入用のコンベア2bの一方のローラ3の回転軸には、第2の磁気継手10の図示しない第2伝達部12が設けられており、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に設けられた第2の磁気継手10の図示しない第1伝達部11に対して磁気結合している(両軸は互いに平行)。さらに、秤量用のコンベア2aの他方のローラ3の回転軸に設けられた第3の磁気継手10の図示しない第1伝達部11が、搬出用のコンベア2cの一方の回転軸3に設けられた第3の磁気継手10の図示しない第2伝達部12に磁気結合している(両軸は互いに平行)。
すなわち、秤量手段5を含み、負荷を与えない筐体7内の非負荷状態で上向きの姿勢で取り付けられ、密閉された本例の単一のモータ9は、搬入用のコンベア2bと、秤量用のコンベア2aと、搬出用のコンベア2cの3つのコンベアについて共通の駆動源として機能するものであり、これらモータ9及び3つのコンベア2a,2b,2cは3組の磁気継手10によって互いに非接触で連動連結されている。
本例によれば、第1例と同等の作用効果を得られる他、単一のモータ9で3つのコンベア2a,2b,2cを連動させることができるので、機構が簡単になって製造コストが低減でき、同時にスペース効率が高められる。
図3(a),(b)は、モータ9及び第2伝達部12が、筐体7に密閉されるとともに秤量手段5に対して非負荷状態で配置されている第2例の計量装置の第1の変形例を示している。この計量装置1a(1) では、秤量手段5を密閉状態に収納する筐体7の内部において、モータ9は秤量手段5に対して非負荷状態(斜線で示す。)で固定されている。モータ9の駆動軸は、水平面内において、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に直交するように配置されている。そして、モータ9の駆動軸は、磁気継手10により、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に磁気結合している。なお、図3(b)の変形例の計量装置1a(1) では、計量装置1a(1) の前後に配置される搬入用及び搬出用のコンベアについては図示を省略しているが、これら搬入用及び搬出用のコンベアはそれぞれ独自のモータ9を有しており、計量装置1のコンベアとの連動関係はない。
図3(c)は、モータ9及び第2伝達部12が、筐体7に密閉されるとともに秤量手段5に対して非負荷状態で配置されている第2例の計量装置1aの第2の変形例を示している。この計量装置1a(2) では、上記第1の変形例1a(1) の構成に加え、搬入用のコンベア(助走部)2bのモータ9が、秤量手段5を密閉状態に収納する筐体7の内部に収納され、秤量手段5に対して非負荷状態で固定されている。このモータ9と搬入用のコンベア2bとの磁気継手10による連動関係は、前記モータ9と秤量用のコンベア2aとの関係と同一である。
3.第3実施形態(図4及び図5)
本例では、第2例の計量装置1aと構成乃至機能上対応する部分については図面に第2例と同様の符号を付して適宜説明を省略し、構成乃至作用効果の異なる部分を中心として説明する。
図4に示す本例の計量装置1bでは、秤量手段5に支持された秤量用のコンベア2aを駆動するモータ9と、これに設けられた第2伝達部12は、筐体7に密閉されるとともに秤量手段5の負荷側に配置されている。そして、本例の前記モータ9は、第1例と同様に秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に対して直接磁気結合しているが、その両軸の向きが第1例と異なる。このモータ9は筐体7内において、駆動軸を垂直上方に向けた状態で秤量手段5の負荷側に固定されており、その駆動軸は、磁気継手10により、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に磁気結合している(両軸は互いに直交)。ここで、モータ9の駆動軸に設けた第2伝達部12は筐体7内に密閉されており、第2伝達部12は筐体7の上壁を間に挟んで秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の図示しない第1伝達部11に対面して磁気結合している。
なお、図4において、計量装置1bの前後に配置される搬入用及び搬出用のコンベア2b,2cは、それぞれ図示しない独自のモータ9と非接触の駆動力伝達手段(磁気継手等)を有しており、計量装置1bのコンベアとの連動関係はない。
本例によれば、第1例乃至第2例と同等の作用効果を得られる。
図5(a),(b)は、モータ9及び第2伝達部12が、筐体7に密閉されるとともに秤量手段5の負荷側に配置されている第3例の計量装置1bの第1の変形例を示している。この計量装置1b(1) では、秤量手段5を密閉状態に収納する筐体7の内部において、モータ9は負荷側に固定されている。モータ9の駆動軸は、水平面内において、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に直交するように配置されている。そして、モータ9の駆動軸は、磁気継手10により、秤量用のコンベア2aの一方のローラの回転軸に磁気結合している。
図5(c)は、モータ9及び第2伝達部12が、筐体7に密閉されるとともに秤量手段5の負荷側に配置されている第3例の計量装置1bの第2の変形例を示している。この計量装置1b(2) では、上記第1の変形例の構成に加え、搬入用のコンベア(助走部)2bのモータ9が、秤量手段5を密閉状態に収納する筐体7の内部に収納され、秤量手段5に対して非負荷状態で固定されている。このモータ9と搬入用のコンベア2bとの連動関係は、前記モータ9と秤量用のコンベア2aとの関係と同一である。
図5(d)は、モータ9及び第2伝達部12が、筐体7に密閉されるとともに秤量手段5の負荷側に配置されている第3例の計量装置1bの第3の変形例を示している。この計量装置1b(3) では、秤量用のコンベア2aのモータ9が、秤量手段5を密閉状態に収納する筐体7の内部に収納され、秤量手段5の負荷側に固定されている。このモータ9の駆動軸は鉛直上向きであり(モータ回転軸の変更)、秤量用のコンベア2aのローラ3の回転軸に対して垂直とされて磁気継手10によって筐体7を介して非接触で連動連結されている。また、搬入用のコンベア2bのモータ9が、秤量手段5を密閉状態に収納する筐体7の内部に収納され、秤量手段5に対して非負荷状態で固定されている。このモータ9と搬入用のコンベア2bとの連動関係は、前記モータ9と秤量用のコンベア2aとの関係と同一である(モータ9の駆動軸が鉛直上向きで両軸が互いに垂直)。
以上説明したように、モータ9及び第2伝達部12が、筐体7に密閉された本例の計量装置1bによれば、各コンベアのモータ9の駆動力は、第2伝達部12と第1伝達部11の磁気結合により一対のローラ3,3の一方のローラ3に伝達され、これによって一対のローラ3,3に掛け回された搬送ベルト4が駆動されて搬送ベルト4に積載された被計量物が搬送される。また、モータ9と第2伝達部12は前記磁気結合を妨げない筐体7,8によって密閉されており、十分な防水・防塵環境が確保されている。
このように、本例に係る計量装置によれば、非接触の駆動力伝達手段を使用しているので、駆動力伝達系に煩雑な調整が必要なく、また分解・組み立てが容易であるために清掃・保守作業は簡素化されて能率よく確実に行うことができる。さらに、筐体7を間に挟んで非接触の磁気結合で駆動力を伝達するので、駆動軸が孔を貫通するような構造のために伝達トルクの損失が大きいという問題も生じない。
4.第4実施形態(図6)
図6に示す本例の計量装置1cでは、秤量用のコンベア2aが筐体15の上面側に配置されており、筐体15内にはモータ9が密封状態で設置されている。モータ9の駆動軸は、水平面内において、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に直交するように配置されている。そして、モータ9の駆動軸は、磁気継手10(第1伝達部11、第2伝達部12)により、秤量用のコンベア2aの一方のローラ3の回転軸に磁気結合している。そして、コンベア2a及び筐体15(モータ9及び第2伝達部12を含む)は、他の筐体7に収納された秤量手段5に支持されている。
本例によれば、モータ9及び第2伝達部12が、筐体15に密閉されているので、十分な防水・防塵環境が確保されている。また、非接触の駆動力伝達手段を使用しているので、駆動力伝達系に煩雑な調整が必要なく、また分解・組み立てが容易であるために清掃・保守作業は簡素化されて能率よく確実に行うことができる。さらに、筐体15を間に挟んで非接触の磁気結合で駆動力を伝達するので、駆動軸が孔を貫通するような構造のために伝達トルクの損失が大きいという問題も生じない。
なお、以上説明した各実施形態においては、モータ9とコンベア2a,2b,2cのローラ3との間、又は隣接する2つのコンベアのローラ3とローラ3の間を、磁気継手10によって非接触状態で連動連結するに際し、連結される2つの回転体の各軸の配置として、軸線が一致する場合と、軸線が直交する場合とを示したが、ローラ3乃至モータ9の配置によってはその他の任意の角度で両軸線が交差する設定としてもよい。
図1(a)は第1実施形態の基本構造を示す平面図、同図(b)は正面方向から見た断面図である。 図2(a)は第2実施形態の基本構造を示す平面図、同図(b)は正面方向から見た断面図である。 図3(a)は第2実施形態の具体的構造を示す平面図、同図(b)は正面方向から見た断面図、同図(c)は正面方向から見た変形例の断面図である。 図4は第3実施形態の基本構造を示す正面方向から見た断面図である。 図5(a)は第3実施形態の具体的構造を示す平面図、同図(b)は正面方向から見た断面図、同図(c)は正面方向から見た第1変形例の断面図、同図(d)は正面方向から見た第2変形例の断面図である。 図6(a)は第4実施形態の具体的構造を示す平面図、同図(b)は正面方向から見た断面図である。 図7(a)は従来の計量装置の一具体的構造例を示す平面図、同図(b)は正面方向から見た断面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c…計量装置
2a,2b,2c…コンベア
3…コンベアのローラ
4…搬送ベルト
5…秤量手段
7…筐体
8…筐体
9…モータ
10…非接触の駆動力伝達手段としての磁気継手
11…第1伝達部
12…第2伝達部
15…筐体

Claims (3)

  1. 一対のローラ(3,3)と、
    前記一対のローラに掛け回された搬送ベルト(4)と、
    前記一対のローラと前記搬送ベルトを支持し、前記搬送ベルトに載置されて搬送される被計量物を秤量する秤量手段(5)と、
    前記一対のローラの内の一方のローラ(3)を駆動するためのモータ(9)と、
    前記一方のローラに設けられた第1伝達部(11)と前記モータに設けられた第2伝達部(12)が磁気結合により非接触で連動連結される駆動力伝達手段(10)と、
    前記駆動力伝達手段において前記第1伝達部と前記第2伝達部の磁気結合が成立するように磁力線を通過させる材質からなる上壁を有し、前記秤量手段、前記モータおよび前記第2伝達部を密閉する筐体(7)と、
    を有することを特徴とする計量装置(1a,1b,)
  2. 前記モータ(9)と前記第2伝達部(12)が前記秤量手段(5)の負荷側に配置されていることを特徴とする請求項記載の計量装置(1b)
  3. 前記モータ(9)と前記第2伝達部(12)が前記秤量手段(5)に対して非負荷状態で配置されていることを特徴とする請求項記載の計量装置(1a)。
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