JP5177863B2 - 過電流引外し機構 - Google Patents

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本発明は、回路遮断器における過電流引外し機構に関するものである。
従来、過電流引外し機構を用いた回路遮断器には特許文献1に記載されているような、主回路に過電流、短絡、漏電等の異常が発生した場合はケース51内部に設けられるバイメタル53と掛合片54とからなる引き外し機構が駆動して開閉機構部による可動接触子への押圧を解除し、バネにより固定接触子から可動接触子を開離させて主回路が遮断するようになっている回路遮断器があった。
特開2004−55173
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、バイメタルが湾曲してケースの中壁を跨いで配置される掛合片を押圧する際にバイメタルの力によって掛合片がケースの中壁側に曲がり、ケース本体に触れる場合があり、掛合片の動きが悪くなる可能性があるという欠点がある。このため、過電流によってバイメタルが湾曲し、掛合片を押圧しても、掛合片を押圧するために余分な力が必要となり、電路の遮断までの時間にばらつきが発生する恐れがあるという欠点がある。
このため、本発明によって解決しようとする課題は、バイメタルの湾曲によって掛合片が押圧駆動する際に掛合片が曲がり、ケースの壁面に当たることによって掛合片の動きが阻害される恐れを防ぐ構造を設けることで、電路が遮断されるまでの所要時間を一定に得られる過電流引外し機構を少ない部品数で提供することにある。
上記した課題を解決するためになされた本発明の過電流引外し機構は、回路遮断器のケース内部に設けられる過電流引き外し機構であって、この過電流引き外し機構は長板から形成されると共に一端を固定し、他端を自由に設けてなるバイメタルと、バイメタルの湾曲によって押圧駆動する掛合片と、ケースの壁面に対する掛合片の動きを付勢する付勢部材とからなる。
本発明の過電流引外し機構によれば、ケース内部に掛合片の動きを阻害しないための付勢部材を設けることによって、バイメタルの湾曲によって押圧駆動される掛合片が曲がり、ケースの壁面に当たることによって掛合片の動きが阻害される恐れを防ぐことが可能である。これにより、過電流が流れた際にバイメタルが湾曲して掛合片を押圧し、電路が遮断されるまでの時間を一定に得ることが可能である。
本発明では、電路が遮断されるまでの時間を一定に得られる構造を少ない部品数で可能にした。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
回路遮断器のケース1内部に設けられる過電流引き外し機構であって、過電流引き外し機構は長板から形成されると共に一端を固定し、他端を自由に設けてなるバイメタル3、13と、バイメタル3、13の湾曲によって押圧駆動すると共にケース1の中壁2、12を跨いで配置される掛合片4、14、24と、掛合片4、14、24の動きを付勢する付勢部材7、17、27とからなる。ケース1の中壁2、12を跨いで配置される掛合片4、14、24のL1極足部15、25及びL2極足部6、16、26それぞれの端部に円盤状に形成されると共に回転可能な付勢部材7、17、27を設けることでバイメタル3、13の押圧によって掛合片4、14、24が曲がり、中壁2、12に当たることで動きが悪くなる恐れを防ぐことが可能である。これにより、過電流が流れた際にバイメタル3、13が湾曲して掛合片4、14、24を押圧し、電路が遮断されるまでの時間を一定に得ることが可能である。
回路遮断器のケース内部に設けられる過電流引き外し機構であって、過電流引き外し機構は長板から形成されると共に一端を固定し、他端を自由に設けてなるバイメタルと、バイメタルの湾曲によって押圧駆動すると共にケースの中壁を跨いで配置される掛合片34と、掛合片34の動きを付勢する付勢部材37とからなる。ケースの中壁を跨いで配置される掛合片34のL1極足部35及びL2極足部36それぞれにの中程に円盤状に形成されると共に回転可能な付勢部材37を設けることでバイメタルの押圧によって掛合片34が曲がり、中壁に当たることで動きが悪くなる恐れを防ぐことが可能である。これにより、過電流が流れた際にバイメタルが湾曲して掛合片34を押圧し、電路が遮断されるまでの時間を一定に得ることが可能である。
回路遮断器のケース内部に設けられる過電流引き外し機構であって、過電流引き外し機構は長板から形成されると共に一端を固定し、他端を自由に設けてなるバイメタルと、バイメタルの湾曲によって押圧駆動すると共にケースの中壁42を跨いで配置される掛合片44と、掛合片44の動きを付勢する付勢部材47とからなる。掛合片44はケースの中壁42を跨いで配置され、掛合片44のL1極足部45及びL2極足部46それぞれに対して中壁42に円盤状に形成されると共に回転可能な付勢部材47をL1極足部45に対して上段に設け、L2極足部46に対して下段にそれぞれ設けることでバイメタルの押圧によって掛合片44が曲がり、中壁42に当たることで動きが悪くなる恐れを防ぐことが可能である。これにより、過電流が流れた際にバイメタルが湾曲して掛合片44を押圧し、電路が遮断されるまでの時間を一定に得ることが可能である。
回路遮断器のケース内部に設けられる過電流引き外し機構であって、過電流引き外し機構は長板から形成されると共に一端を固定し、他端を自由に設けてなるバイメタルと、バイメタルの湾曲によって押圧駆動すると共にケースの中壁を跨いで配置される掛合片54と、掛合片54の動きを付勢する付勢部材57とからなる。掛合片54はケースの中壁を跨いで配置され、掛合片54のL1極55足部及びL2極足部56それぞれに中壁側に略半球状の凸部からなる付勢部材57を設けることでバイメタルの押圧によって掛合片54が曲がり、中壁に当たる場合であっても、付勢部材57が略半球状の凸部であるため中壁と接する面積を小さくすることが可能となるため、掛合片54の動きが悪くなる恐れを防ぐことが可能である。これにより、過電流が流れた際にバイメタルが湾曲して掛合片54を押圧し、電路が遮断されるまでの時間を一定に得ることが可能である。
以上のように、本発明の過電流引外し機構は、ケース内部に付勢部材を設けることによって、過電流が流れた際にバイメタルが湾曲して掛合片を押圧するまでの時間を一定に得ることが可能となるものである。
本発明の実施例1における、過電流引外し機構の断面図である。 本発明の実施例1における、過電流引外し機構のAから見た部分拡大図である。 本発明の実施例1における、過電流引外し機構の付勢部材を設けた掛合片の斜視図である。 本発明の実施例2における、過電流引外し機構の付勢部材を設けた掛合片の斜視図である。 本発明の実施例3における、過電流引外し機構の付勢部材を設けた中壁の部分拡大図である。 本発明の実施例4における、過電流引外し機構の付勢部材を設けた掛合片の斜視図である。 従来技術における、特許文献1に記載の過電流引外し機構の断面図である。
符号の説明
1、61 ケース
2、12、42 中壁
3、13、43、63 バイメタル
4、14、24、34、44、54、64 掛合片
15、25、35、45、55 L1極足部
6、16、26、36、46、56 L2極足部
7、17、27、37、47、57 付勢部材

Claims (1)

  1. 回路遮断器のケース内部に設けられる過電流引き外し機構であって、該過電流引き外し機構は長板から形成されると共に一端を固定し、他端を自由に設けてなるバイメタルと、該バイメタルの湾曲によって押圧駆動する掛合片と、前記ケースの壁面に対する前記掛合片の動きを付勢する付勢部材とからなることを特徴とする過電流引外し機構。
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