JP4674851B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルと連動するリンクによりクロスバを押圧して開閉動作を行わせるリンク式の配線用遮断器に関するものである。
リンク式と呼ばれる配線用遮断器は、図10に示されるように、ハンドル50とリンク51との間を連結構造体52で連結し、リンク51の下端を可動接触子53付きのクロスバ54に連結したものである。過電流等によりトリガー55が動作するとラッチ56が外れ、図11に示すようにレバー57がリンク51を動かして常時開方向に付勢されたクロスバ54の押圧を解き、接点を開くようになっている。(特許文献1)
しかし、このようなリンク式の配線用遮断器では、可動接触子53の安定的な接圧のために必要な力がリンク51やラッチ56にも加わることとなるため、ラッチ56とトリガー55との係合力に影響し、その結果、接圧力を高めるとトリガー荷重が大きくなるという問題があった。しかしこのトリガー荷重は、バイメタルの湾曲によりトリガー55を動作させる力であるため、一定以下とする必要がある。そこでトリガー荷重を減らすためにはラッチ56とトリガー55との係合量を減らさなければならず、それにはラッチ長やリンク長を長くする必要があるが、ケース内のリンク作動空間は限られているため、配線用遮断器の小型化の阻害要因となっていた。
特開2000−294105号公報(図4)
本発明は、リンク作動空間を拡大することなくラッチ長やリンク長を長くしてトリガー荷重を低下させることができるリンク式の配線用遮断器を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、ハンドルと連動するリンクによりクロスバを押圧して開閉動作を行わせるリンク式の配線用遮断器において、一端がハンドルに枢着され他端が第2リンク部材に枢着された第1リンク部材と、クロスバ側の端部が第1リンク部材に枢着され他端がラッチの腕部に枢着された第2リンク部材と、一端が筺体またはフレームに枢着され他端をトリガーとの係合部とするとともに、中間部にリンク支持用の腕部を突設したラッチとからなり、このラッチがオン、オフ、トリップの何れの状態においても第1リンク部材と第2リンク部材に交叉するよう配置されたことを特徴とするものである。また実施形態においては、クロスバが両側に可動接点を備えた回転式の可動接触子を動かして開閉動作を行わせるように構成されている。
本発明の配線用遮断器は、ラッチが第1リンク部材と第2リンク部材にオン、オフ、トリップの何れの状態においても交叉するように折り畳んだ状態で配置されているので、ケース内部のリンク作動空間を拡大することなくラッチ長やリンク長を長くすることができ、トリガー荷重を低下させることができる。また請求項2のように回転2点式の可動接触子を組み込んだものは、特に大きい接圧力を必要とするが、本発明によれば接圧力を大きくしてもトリガー荷重を抑制することができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。
図1〜3において、1はケースであり、その中央上部にはハンドル2がハンドル軸3により枢着されており、ケース1の中央には開閉機構部を収納したフレーム25が設けられている。またケース1の中央下部には、クロスバ4の押圧片5が押され、クロスバ4が回転すること回転される回転2点式の可動接触子6が設けられている。可動接触子6は両側に可動接点7を備えたもので常時開方向に付勢されているが、クロスバ4の押圧片5によって閉方向に押圧されると、可動接点7が固定接点8に接触するようになっている。なおクロスバ4は常時開方向に付勢されている。
図4に示されるように、ハンドル2はハンドル軸3から斜め下方に延びる延設部9を備え、その先端にリンクピン嵌合孔10が設けられている。第1リンク部材であるリンクピン11はハンドル2と第2リンク部材であるリンク12とを連結するもので、断面が略コの字状に形成されており、一端(上端)がリンクピン嵌合孔10に枢着され、他端(下端)がリンク12に枢着されている。
リンク12は図8に示す形状であり、クロスバ4側の端部がクロスバ押圧部13となっており、その近傍にリンクピン11を枢着するためのリンクピン嵌合孔14が形成されている。リンク12は斜め上方に延び、その先端にラッチ15と軸支される軸孔16が設けられている。
ラッチ15は図9に示される形状であり、板状本体部の一端の両側部下方に延設した側板部に軸孔17を設け、フレーム25に枢着されている。また他端にはトリガー18との係合部19が設けられている。さらに板状本体部の略中央両側部から上方に向かって腕部20が突設され、その先端にリンク12の上端が軸支されている。
本発明では、図4に示すオン状態、図5に示すトリップ状態、図6に示すオフ状態の何れにおいても、ラッチ15がリンク12と交叉するよう配置されている。すなわち、ラッチ15とリンク12とを折り畳むように配置し、リンク作動空間を拡大することなくラッチ長やリンク長を確保した点に本発明の特徴がある。
フレーム25の負荷側には、トリガー18の基軸21が軸支されており、トリガー18の中央部には段部22が形成されてラッチ15の係合部19が係合されている。トリガー18の先端には引き外し装置であるバイメタルにより押圧される作用部23が設けられ、過電流によりトリガー18を動かしてラッチ15の係合部19を外す構造となっている。
なお図7に示すように、ハンドル軸3にはつるまきバネ24が装着されており、その両端はフレーム25に係止されている。ハンドル2はオン、オフの状態ではリンク12やラッチ15によりオン位置、オフ位置に規制されているが、トリップ状態では規制を解かれる。しかしこのつるまきバネ24の作用により中立位置に保持される。よって従来のようにハンドルバネの一端をハンドルに、他端をフレームに掛けていたものに比べて組み付け作業性がよい。
次に、本発明の配線用遮断器の動作を説明する。
図6に示すオフ状態ではハンドル2が負荷側に倒れ、リンクピン嵌合孔10が上方に位置しているのでリンクピン11も上方に引かれ、リンクピン11の下端のクロスバ押圧部13によるクロスバ4の押圧が解かれる。この結果、クロスバ4の押圧片が上昇してクロスバ4は回転され、可動接触子6が引き上げられて可動接点7は固定接点8から離れる。
図4に示すオン状態にするには、ハンドル2をオン方向に倒す。ラッチ15はオフ状態と同様、先端の係合部19がトリガー18の段部22に支持された状態にあり動かない。そこでハンドル2をオン方向に倒す動作によりリンクピン11が下方に移動し、同時にリンク12はその上端の軸孔16を中心に下方に回転する。これによりリンクピン11の下端のクロスバ押圧部13がクロスバ4の押圧片5を下方に押圧し、クロスバ4が回転され、可動接触子6が回転されて可動接点7は固定接点8に接触する。
このとき、ハンドル回転軸3とリンクピン嵌合孔14とを結ぶ中立線よりも、ハンドル2のリンクピン嵌合孔10が左側から右側に移動するため、クロスバ4の押圧片5からの上向きの反力を受けてもハンドル2が戻ることは無く、オン状態が維持される。なお、可動接触子6は接圧バネ30により押圧され、所定の接圧力が維持される。また、クロスバ4の押圧片5からのリンク12の下端に加えられる斜め上向きの反力は、ラッチ15を軸孔17を中心として下向き(時計方向)に回転させようとするモーメントを生じ、先端の係合部19に下向きのトリガー荷重を生ずる。しかしラッチ15のレバー比は大きいため、トリガー荷重は小さく抑制される。
このオン状態において過電流により引き外し装置であるバイメタルが湾曲してトリガー18の作用部23を押圧すると、トリガー18は基軸21を中心として揺動し、ラッチ15の先端の係合部19がトリガー18の段部22から外れる。上記した下向きの回転モーメントによりラッチ15は回転し、リンク12の上端の軸孔16が右方向に移動する。これに伴いリンク12の下端も右方向に僅かに移動し、ハンドル回転軸3とリンクピン嵌合孔14とを結ぶ中立線よりハンドル2のリンクピン嵌合孔10が左側に移動する。このためオン状態のバランスが崩れ、クロスバ4は押圧片5によりリンク12を押し上げながら回転して図5のトリップ状態になって電流を遮断する。
以上に説明したように、本発明の配線用遮断器は図4,5,6に示されるようにラッチ15が第1リンク部材11と第2リンク部材にオン、オフ、トリップの何れの状態においても交叉するように折り畳んだ状態で配置したことにより、全体の小型化を図りつつラッチ長やリンク長を長くすることができ、トリガー荷重を低下させることができる。このため実施形態のように回転2点式の可動接触子を組み込み大きい接圧力を必要とする場合にも、トリガー荷重を抑制することができる。なお、リンクピン11は断面が略コの字状の部材として説明したが、平板とピンを組み合わせたものであってもよい。
本発明の好ましい実施形態を示すオン状態の一部切欠斜視図である。 オン状態の要部斜視図である。 フレームを組み込んだオン状態の要部斜視図である。 開閉機構を示すオン状態の正面図である。 開閉機構を示すトリップ状態の正面図である。 開閉機構を示すオフ状態の正面図である。 ハンドル部分の斜視図である。 リンクを示す斜視図である。 ラッチを示す斜視図である。 従来の開閉機構を示すオン状態の正面図である。 従来の開閉機構を示すトリップ状態の正面図である。
符号の説明
1 ケース
2 ハンドル
3 ハンドル軸
4 クロスバ
5 押圧片
6 可動接触子
7 可動接点
8 固定接点
9 延設部
10 リンクピン嵌合孔
11 リンクピン(第1リンク部材)
12 リンク(第2リンク部材)
13 クロスバ押圧部
14 リンクピン嵌合孔
15 ラッチ
16 軸孔
17 軸孔
18 トリガー
19 係合部
20 腕部
21 基軸
22 段部
23 作用部
24 つるまきバネ
25 フレーム
30 接圧バネ

Claims (2)

  1. ハンドルと連動するリンクによりクロスバを押圧して開閉動作を行わせるリンク式の配線用遮断器において、一端がハンドルに枢着され他端が第2リンク部材に枢着された第1リンク部材と、クロスバ側の端部が第1リンク部材に枢着され他端がラッチの腕部に枢着された第2リンク部材と、一端が筺体またはフレームに枢着され他端をトリガーとの係合部とするとともに、中間部にリンク支持用の腕部を突設したラッチとからなり、このラッチがオン、オフ、トリップの何れの状態においても第1リンク部材と第2リンク部材に交叉するよう配置されたことを特徴とする配線用遮断器。
  2. クロスバが、両側に可動接点を備えた回転式の可動接触子を動かして開閉動作を行わせることを特徴とする請求項1記載の配線用遮断器。
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