JP5177490B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、扁平四角形状の素電池や、該素電池の上面に配置される回路基板が樹脂モールドを介して一体化してある電池パックに関する。
この種の電池パックとして、特許文献1、2が公知である。特許文献1、2の電池パックは、いずれも外部接続用端子を除く回路基板の全体を樹脂モールドで覆って素電池と一体化している。これらの電池パックでは、隣接する外部接続用端子どうしが薄肉のモールド層で区分されているに過ぎない。そのため、外部機器の接続端子が変形しているような状況下では、外部機器の接続端子が先のモールド層を乗り越えて、隣接する外部接続用端子どうしを短絡させるおそれがある。
このような、隣接する外部接続用端子の短絡を防ぐために、回路基板の外面をカバーで覆い、素電池と回路基板とカバーの三者を樹脂モールドで一体化した電池パックが提案されている(特許文献3参照)。カバーには、外部接続用端子をカバー外面に露出させるための窓が開口され、隣接する窓の間に短絡防止用の突起が形成してある。
特開2003−242947号公報(段落番号0047、図10) 特開2003−288871号公報(段落番号0012、図6) 特開2006−147329号公報(段落番号0027、図2)
特許文献3の電池パックのように、カバーの外面に短絡防止用の突起を設けると、外部機器の接続端子で隣接する外部接続用端子どうしが短絡されるのを防止できる。また、カバーを樹脂モールドよりも強度を有する樹脂で形成することができる利点もある。しかし、カバーを回路基板に接合した状態で樹脂モールドを成形するので、溶融樹脂がカバーと回路基板との間に充分に行き渡らないおそれがある。このような成形不良(ショートショット)を生じる状況では、水滴がカバーと回路基板との間に染み込んで、隣接する外部接続用端子どうしが短絡するおそれがある。
樹脂モールドを成形する過程で短絡防止用の突起を一体に成形すると、カバーを付加する場合と同様に、隣接する外部接続用端子どうしが、外部機器の接続端子で短絡されるのを防止できる。しかし、電池パックの外面に突出する突起は、電池パックの取り扱い時に他物と接触しやすく、他物と接触するときに大きな傾動モーメントを受けるのを避けられない。そのため、電池パックの取り扱いが乱暴であると、隣接する外部接続用端子の間において突起が回路基板から浮き離れることがあり、カバーを付加した場合と同様に、突起と回路基板との間に染み込んだ水滴によって、隣接する外部接続用端子どうしが短絡するおそれがある。
本発明の目的は、回路基板の隣り合う外部接続用端子どうしが、外部機器の接続端子によって短絡されるのを防止でき、同時に、外部接続用端子に付着した水滴によって短絡されることをも確実に防止できる、信頼性に優れた電池パックを提供することにある。本発明の目的は、樹脂モールドを成形する過程で短絡防止用の突起を一体に成形する電池パックにおいて、突起と回路基板とを強固に一体化して突起の構造強度を向上でき、しかも突起と回路基板との密着状態を確実に維持して、外部接続用端子に付着した水滴によって短絡を生じる余地がなく、したがって信頼性と耐久性に優れた電池パックを提供することにある。本発明の目的は、回路基板の外面をカバーで覆う電池パックにおいて、カバーと回路基板とを強固に一体化でき、しかもカバーと回路基板との密着状態を確実に維持して、外部接続用端子に付着した水滴によって短絡を生じる余地のない、信頼性と耐久性に優れた電池パックを提供することにある。
本発明の電池パック1は、扁平四角形状の素電池2と、素電池2の上面に配置される回路基板5と、素電池2と回路基板5とを一体化する樹脂モールド7を含む。回路基板5の上面には、複数個の外部接続用端子9が、樹脂モールド7の開口部33を介して外面に露出する状態で並設されており、さらに、隣り合う外部接続用端子9の間の基板面に粗面加工部35が形成してある。隣り合う外部接続用端子9の短絡を阻止する突起34を、回路基板9の上面に突出する状態で樹脂モールド7と一体に形成する。以て、突起34と回路基板9とが、樹脂モールド7を成形する過程で粗面加工部35に入り込む接合部分36を介して一体化してあることを特徴とする。
具体的には、外部接続用端子9を除く回路基板5の上面をコーティング層10で覆い、隣り合う外部接続用端子9の間のコーティング層10にレーザー光を照射して、粗面加工部35を凹凸状に形成する。
本発明においては、回路基板5の隣り合う外部接続用端子9・9の間に、短絡防止用の突起34を樹脂モールド7と一体に形成するので、例えば曲がってしまった外部機器の接続端子によって、回路基板5の隣り合う外部接続用端子9・9どうしが短絡されるのを、突起34で受け止めて確実に防止できる。さらに、隣り合う外部接続用端子9の間の基板面に粗面加工部35を形成しておき、樹脂モールド7を成形する過程で粗面加工部35に入り込む接合部分36によって、突起34を回路基板5に対して強固に接合するので、外力を受けた突起34が回路基板5から浮き離れたり、回路基板5から剥がれることを確実に防止できる。
したがって、本発明の電池パック1によれば、外部機器の接続端子を突起34で受け止めて、隣接する外部接続用端子9・9どうしが先の接続端子で短絡されるのを確実に防止でき、さらに、突起34が回路基板5から浮き離れるのを阻止して、外部接続用端子9に付着した水滴によって、隣接する外部接続用端子9・9どうしが短絡されることをも確実に防止でき、全体として信頼性に優れた電池パックが得られる。また、突起34を、樹脂モールド7を成形する過程で樹脂モールド7と一体に形成するので、突起34を樹脂モールド7とは別の部材で構成する場合に比べて電池パック1の全体コストを削減することができる。
回路基板5の上面を覆うコーティング層10にレーザー光を照射して、粗面加工部35を凹凸状に形成すると、粗面加工部35を精密に、しかも全ての回路基板5に対して均一に形成できるので、突起34と回路基板5とを粗面加工部35に結着する接合部分36を介して確実に、しかも強固に一体化できる。また、外部接続用端子9・9の隣接間隔が小さい場合であっても、微細加工が可能なレーザ光で確実に粗面加工を施して粗面加工部35を形成できる。
(第1実施例) 図1ないし図4は本発明に係る電池パックの第1実施例を示す。図2および図3において電池パック1は素電池2と、温度ヒューズ(PTC)などからなる保護素子3と、素電池2の上面に配置されて保護回路が実装してある回路基板5と、素電池2と保護素子3と回路基板5との三者を一体化する樹脂モールド7などで構成する。
素電池2は、充放電が可能なリチウムイオン電池などの二次電池として構成してあり、図2および図3に示すように、上下高さ寸法および左右幅寸法に比べて前後厚み寸法が小さな扁平四角形状に形成してある。回路基板5は、ガラスエポキシ樹脂製の多層基板からなり、回路基板5の上面には3個の四角形の外部接続用端子9が、左右方向に所定間隔をあけて並設してある。回路基板5の上面は、図3に示すように3個の外部接続用端子9を除く部分が絶縁用のコーティング層10で覆われてる。コーティング層10は、厚み寸法が数μmのエポキシ樹脂層で形成してある。回路基板5の下面には、保護回路を構成する電子部品が実装されて、その外面が樹脂モールド6によって保護してある。
素電池2は、上面が開口する外装缶12の内部に電極体と電解液とを収容し、その上面開口を封口板13で塞いで構成してある。外装缶12は、アルミニウムまたはその合金からなる板材を深絞り加工して形成してあり、封口板13は、アルミニウム合金などの板材を打ち抜いて形成してある。電極体は、LiCoO2 を正極活物質とする正極シートと、黒鉛を負極活物質とする負極シートとを、合成樹脂製のセパレータを挟んで渦巻状に巻回して形成してあり、全体が扁平状に押し潰してある。封口板13は、外装缶12の開口周縁にレーザ溶接によってシーム溶接される。
図3に示すように、封口板13の左右方向の中央には、絶縁パッキング16を介して負極端子17が固定してある。負極端子17は、外装缶12内の電極体の負極に導通されており、外装缶12および封口板13は、外装缶12内の電極体の正極に導通してある。封口板13の左右両側の一端側(図2の左側)には開裂ベント19が形成され、他端側には素電池2内に非水電解液を注入するための注液孔20が形成してある。開裂ベント19は、電池内圧が異常上昇したときに開裂して電池内圧を解放する。注液孔20は、電解液を注入したのち封止栓21で塞がれて、レーザ溶接法によって封止される。
上記の構成部品は次のように接続されたのち、樹脂モールド7によって一体的に固定される。まず、封口板13の上面に絶縁板24を配置した状態で、リード板25を負極端子17の上面にスポット溶接により固定し、同様にクラッド板26を封口板13にスポット溶接で固定する。並行して、上下面を反転した回路基板5の正極端5aおよび負極端5bのそれぞれに、平板状の正極リード27と負極リード28をそれぞれ半田付けで固定する。つぎに、保護素子3の一方の接続端子をリード板25にスポット溶接で接続固定し、他方の接続端子を負極リード28にスポット溶接で接続固定する。同様に、正極リード27をクラッド板26にスポット溶接で接続する。これにより、負極端子17と回路基板5の負極端5bとが、リード板25および保護素子3と、負極リード28を介して接続され、封口板13と回路基板5の正極端5aとが、クラッド板26と正極リード27を介して接続される。
上記の状態で、リード板25の上側に絶縁プラスチック材からなるスペーサー31を配置したのち、回路基板5を反転操作して正極リード27および負極リード28をU字状に折り曲げることにより、図1に示すように回路基板5の下面の樹脂モールド6をスペーサー31に密着接合する。以上により、素電池2と保護素子3と回路基板5の三者を一体に接続した中間組立品が形成される。
上記の中間組立品を成形用の金型に装填した状態で、例えばポリアミド系の合成樹脂を素材にして射出成形を行うことにより樹脂モールド7が形成され、素電池2と保護素子3と回路基板5とが樹脂モールド7によって一体化される。樹脂モールド7は、素電池2の上部周面から回路基板5の上面を同時に覆い、しかも回路基板5と素電池2との間の空間の全てを充満する状態で形成される。図1に示すように、樹脂モールド7のうち、回路基板5の上面側を覆う部分には、回路基板5の各外部接続用端子9に対応して3個の開口部33が形成され、さらに隣り合う開口部33を区分する枠部分に、2個の断面台形状の突起34が上向きに突出する状態で形成してある。
上記のように、樹脂モールド7と一体に形成される突起34を、回路基板5に対して強固に接合して、外力を受けた突起34が回路基板5から浮き離れるのを確実に防止するために、隣り合う外部接続用端子9の間の基板面、つまり突起34と正対する回路基板5の基板面のコーティング層10にレーザー光を照射して、粗面加工部35を凹凸状に形成している。図3および図4に示すように、粗面加工部35は例えば格子模様状に形成してあり、回路基板5のプリント配線パターンが破壊されるのを防ぐ必要上、その深さがコーティング層10の厚みを超えないように注意深く形成される。突起34が形成されるとき、溶融樹脂の一部は図4に示すように粗面加工部35に食い込んで接合部分36を構成し、突起34を回路基板5に対して確りと固定する。図2において、符号38は両面テープで素電池2の下面に貼り付け固定される底カバー、符号39は素電池2の外周面に貼り付けられるラベルである。
以上のように構成した電池パックによれば、各外部接続用端子9が開口部33を介して電池パック1の外表面に露出するので、各外部接続用端子9に外部機器の接続端子をそれぞれ接触させることで、素電池2への充放電電流の入出力を行える。また、隣り合う外部接続用端子9・9の間を突起34で区分するので、例えば外部機器の接続端子が左右方向に曲がっていたとしても、突起34で外部機器の接続端子を受け止めて、曲がった接続端子によって隣り合う外部接続用端子9・9が短絡されるのを確実に防止できる。さらに、突起34と回路基板5を接合部分36で一体化し、さらに隣接する外部接続用端子9・9を接合部分36で区分するので、外力を受けた突起34が回路基板5から浮き離れるのを確実に防止でき、さらに外部接続用端子9に付着した水滴が隣の外部接続用端子9の側へ染み込んで、両端子9・9が短絡されることをも確実に防止できる。
上記の粗面加工部35は格子模様として形成する必要はなく、任意の模様で形成することができる。また、粗面加工部35はレーザー光で形成する以外に、ショットブラスト加工で形成し、あるいはコーティング層10をやすりなどで傷付けて形成することができる。さらに、粒子状のプラスチック片やガラス片を接着固定して粗面加工部35とすることができる。突起34の断面形状は台形状である必要はなく、四角形や半円形状に形成することができる。
第1参考例) 図5ないし図7は、電池パックの第1参考例を示す。そこでは、第1実施例と同様に、樹脂モールド7を成形する過程で短絡防止用の突起34を一体に成形するが、突起34と回路基板5とをさらに強固に一体化して突起34の構造強度を向上し、さらに突起34と回路基板5との密着状態を確実に維持する点が第1実施例と異なる。
具体的には、図6に示すように、突起34に臨む回路基板5の基板面に樹脂通路41を形成して、樹脂モールド7を成形する過程で樹脂通路41を充満する樹脂塊によって、突起34と回路基板5とを一体化するようにした。樹脂通路41は、各突起34に対応して回路基板5の基板面に形成した前後一対の貫通穴からなる。なお、この第1参考例における回路基板5の樹脂モールド6は保護回路を構成する電子部品ごとに形成してあり、したがって、樹脂モールド7を形成するときの溶融樹脂は、保護回路を構成する電子部品の間の隙間から樹脂通路41を介して突起34用の成形空間へ流入できる。もちろん、先の溶融樹脂は回路基板5の上面を覆うモールド層の側からも、突起34用の成形空間へ流入できる。
上記のように、回路基板5の下側に位置する樹脂モールド部分と、各突起34を形成する樹脂部分とを、貫通孔からなる樹脂通路41で連続させると、成形後の回路基板5が、突起34と回路基板5の下側の樹脂モールド部分とで挟持されるので、突起34と回路基板5とをさらに強固に一体化できる。また、樹脂通路41を構成する各貫通穴の直径寸法は、突起34の底面の左右幅より小さく設定してあるので、樹脂通路41を充満する樹脂塊が破損しない限りは、突起34が回路基板5から浮き離れたり、剥がれるのを確実に防止して、突起34の構造強度を向上できる。また、樹脂通路41を設けることで、突起34を形成する成形空間へ向かう溶融樹脂の流動を円滑化して、突起34を確実にしかも迅速に形成できる。その他の点は、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
(第1参考例の変形例) 図8および図9は樹脂通路41の変形例を示す。そこでは、第1参考例の貫通穴に代えて、突起34に臨む回路基板5の前後周縁部に設けた切欠で樹脂通路41を構成した。図8に示すように、切欠は隣接する外部接続用端子9・9の間の基板表面に臨んでU字状に切り欠き形成してあり、両切欠の前後間隔は突起34の前後端面の前後間隔より短く設定してある。したがって、樹脂モールド7を成形する過程では、溶融樹脂が樹脂通路(切欠)41を介して突起34を形成する成形空間へと円滑に流動する。この変形例においても、突起34と回路基板5とをさらに強固に一体化して突起34の構造強度を向上し、さらに突起34と回路基板5との密着状態を確実に維持できる。その他の点は、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
上記の第1参考例と、その変形例においては、樹脂通路41を貫通穴、または切欠で構成したが、貫通穴と切欠との両者を併用して樹脂通路41を構成してもよい。樹脂通路41を構成する切欠の形状は、図8に想像線で示すように、左右に長い台形状の1個の切欠として形成することができる。もちろん、回路基板5の前後縁に3個以上の切欠を形成して樹脂通路41とすることができる。
(第2参考例) 図10ないし図14は、電池パックの第2参考例を示す。そこでは、図11および図12に示すように、素電池2、保護素子3、素電池2の上面に配置される回路基板5と、回路基板5の上面を覆うカバー45、およびこれらの部材2・3・5・45を一体化する樹脂モールド7で電池パック1を構成する。
図12および図13に示すように、カバー45は、上壁46と、上壁46の周縁から下向きに伸びる周側壁47とを一体に備えたポリカーボネート製の射出成形品からなる。上壁46には、回路基板5の各外部接続用端子9に対応する3個の開口部48が形成され、さらに隣り合う開口部48を区分する枠部分に、2個の断面台形状の突起49が上向きに突出する状態で形成してある。カバー45の各突起49の内面には、図13および図14に示すように、下向きに開口する凹部50が凹み形成してある。
この第2参考例では、第1参考例と同様に凹部50に臨む回路基板5の基板面に貫通孔からなる樹脂通路41を形成して、樹脂モールド7を成形する過程で溶融樹脂が樹脂通路41を介して凹部50内へ流動できるようにした。凹部50内へ流動した樹脂が固化することにより、樹脂モールド7と一体の内突起51が形成され、この内突起51によって突起49と回路基板5とが一体に接合され、同時にカバー45と樹脂モールド7とが内突起51を介して一体化される。各貫通孔は、回路基板5の基板面に前後一対ずつ形成してある。図10に示すように、この参考例においては先の3個の開口部48の両側において、回路基板5とカバー45との間の隙間に溶融樹脂の一部が流入して、両者5・45を一体化している。この流入樹脂部分を符号52で示す。
上記のように、カバー45を付加した電池パック1においては、各外部接続用端子9が樹脂モールド7の開口部33とカバー45の開口部48を介して外表面に露出する。隣り合う開口部48・48の間に設けられる突起49は、先の第1実施例および第1参考例における短絡防止用の突起34と同じ機能を発揮する。この参考例においては、第1実施例で説明した中間組立品を組み上げたのち、回路基板5の上面にカバー45を装着して中間組立品とする。以後は、第1実施例と同様に中間組立品を成形用金型に装填して樹脂モールド7射出成形することにより、素電池2、保護素子3、回路基板5、カバー45が、樹脂モールド7で一体化された電池パック1を得ることができる。
以上の電池パック1によれば、樹脂モールド7を成形する過程で、溶融樹脂が隣り合う外部接続用端子9・9の間とカバー45の突起49との隙間に充満して内突起51を形成する。したがって、カバー45が回路基板5から浮き離れるのを確実に防止できるうえ、一方の外部接続用端子9に付着した水滴を内突起51で遮断して、隣り合う外部接続用端子9・9が水分を介して短絡するのを確実に防止できる。また、素材自体の強度が大きいカバー45は、各突起49が部分的に損壊するのを確実に防止できる。その他の点は、第1実施例、および第1参考例と同じであるので説明を省略する。
(第2参考例の変形例) 図15および図16は、第2参考例における樹脂通路41の変形例を示す。そこでは、第1参考例の変形例と同様に、第2参考例の貫通穴に代えて、突起49に臨む回路基板5の前後周縁部に設けた切欠で樹脂通路41を構成した。図15に示すように、切欠は隣接する外部接続用端子9・9の間の基板表面に臨んでU字状に切欠き形成してある。樹脂モールド7を成形する過程では、溶融樹脂が樹脂通路(切欠)41を介して突起34を形成する成形空間へと円滑に流動する。この変形例においても、突起34と回路基板5とをさらに強固に一体化して突起34の構造強度を向上し、さらに突起34と回路基板5との密着状態を確実に維持できる。その他の点は、先の実施例および参考例と同じであるので説明を省略する。
上記の第2参考例と、その変形例においては、樹脂通路41を貫通穴、または切欠で構成したが、貫通穴と切欠との両者を併用して樹脂通路41を構成してもよい。樹脂通路41を構成する切欠の形状は、第1参考例の図8において説明したように、左右に長い台形状の1個の切欠として形成することができる。また、回路基板5の前後縁に3個以上の切欠を形成して樹脂通路41とすることができる点も同じである。
第1実施例に係る電池パックの縦断面図である。 電池パックの正面図である。 電池パックの分解斜視図である。 回路基板と突起の結着構造を示す断面図である。 1参考例に係る電池パックの縦断面図である。 回路基板の斜視図である。 図5におけるA−A線断面図である。 1参考例に係る回路基板の変形例を示す斜視図である。 図7に相当する部分の断面図である。 2参考例に係る電池パックの縦断面図である。 電池パックの正面図である。 電池パックの分解斜視図である。 カバーおよび回路基板の関係を示す斜視図である。 図10におけるB−B線断面図である。 2参考例に係る回路基板の変形例を示す斜視図である。 図14に相当する部分の断面図である。
符号の説明
1 電池パック
2 素電池
5 回路基板
7 樹脂モールド
9 外部接続用端子
10 コーティング層
34 突起
41 樹脂通路
45 カバー
49 突起
50 凹部
51 内突起

Claims (2)

  1. 扁平四角形状の素電池と、該素電池の上面に配置される回路基板と、前記素電池と前記回路基板とを一体化する樹脂モールドを含む電池パックであって、
    前記回路基板の上面には、複数個の外部接続用端子が、前記樹脂モールドの開口部を介して外面に露出する状態で並設されて、隣り合う前記外部接続用端子の間の基板面に粗面加工部が形成されており、
    隣り合う前記外部接続用端子の短絡を阻止する突起が、前記回路基板の上面に突出する状態で前記樹脂モールドと一体に形成されており、
    前記突起と前記回路基板とが、前記樹脂モールドを成形する過程で前記粗面加工部に入り込む接合部分を介して一体化してあることを特徴とする電池パック。
  2. 前記外部接続用端子を除く前記回路基板の上面がコーティング層で覆われており、
    隣り合う前記外部接続用端子の間のコーティング層にレーザー光を照射して、前記粗面加工部が凹凸状に形成してある請求項1記載の電池パック
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