JP5176835B2 - 監視装置、情報処理装置、情報処理方法並びにプログラム - Google Patents

監視装置、情報処理装置、情報処理方法並びにプログラム Download PDF

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Description

本願は、監視装置、情報処理装置、情報処理方法並びにプログラムの技術分野に属する。より詳細には、複数の情報処理装置がいわゆるP2P(Pear-to-Pear)ネットワークを介して接続されてなるネットワークシステムに含まれる情報処理装置等の技術分野に属する。
近年、いわゆるブロードバンド回線の普及により、VOD(ビデオオンデマンド)やインターネットテレビジョン等のコンテンツ配信サービスが普及しつつある。
ここで、現在のコンテンツ配信サービスにおける配信形態の主流となっているサーバクライアント方式に代わる新しい形態として、上記P2Pネットワークを用いたツリー型やグリッド型のネットワークが注目されている。当該P2Pネットワークでは、それに参加してデータの配信を受ける全端末装置が、例えばインターネット等のネットワークを介して接続されている。このとき、これらの端末装置は、具体的には、例えば各家庭内に備えられ上記ネットワークに接続されたセットトップボックス又はパーソナルコンピュータ等により実現されるものである。以下、当該端末装置を、単に「ノード」と称する。
そして、P2Pネットワークでは当該ノード各々内に備えられている処理部や記憶部の全部又は一部をネットワーク全体に対して提供し、配信対象のコンテンツデータの蓄積/検索や送受信により発生する負荷を全てのノード間で分担して負担する構成となっている。このような構成により、P2Pネットワークは従来からの上記サーバクライアント方式の欠点である、配信元たるサーバへの各ノードからのアクセス集中や、サーバ等の高い管理コスト等を解消することが可能となるのである。なお、当該P2Pネットワークを用いたグリッド型のネットワークに関する従来技術としては、例えば下記特許文献1に記載されたものが挙げられる。
特開2006−197400公報(第1図乃至第5図等)
このような特長があるP2Pネットワークではあるが、上述の如くコンテンツデータの蓄積を分担するノード自体が例えばセットトップボックス等により実現されるものであることから、これらのノードにおいて例えば電源のオフ操作やネットワークに対する接続異常等の事態が発生する可能性が十分に考えられる。そして、このような事態が発生した場合には、そのノードが蓄積を分担しているコンテンツデータのP2Pネットワーク内への配信が停止してしまうと言う問題が生じることになる。
そこで、本願は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、ネットワークシステム全体に係る例えば管理サーバを用いることなく、当該ネットワークシステム内におけるコンテンツデータの配信状態を良好に維持することが可能な情報処理装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において、前記被監視装置は、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する通信部等の返信手段を備え、前記監視装置は、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する通信部等の監視メッセージ送信手段と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶する記憶部等のリスト情報記憶手段と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する制御部等の複製作成手段と、を備え、前記複製作成手段は、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報を記憶する配信情報記憶手段を備える前記情報処理装置を検索する制御部等の検索手段と、前記検索された情報処理装置内に記憶されている前記配信情報の複製を前記監視装置に送信することを要求する旨の複製送信要求メッセージを、前記検索された情報処理装置に対して送信する通信部等の複製送信要求メッセージ送信手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において実行される情報処理方法において、前記被監視装置においては、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信工程が実行され、前記情報処理方法は、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信工程と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置の記憶部等のリスト情報記憶手段に記憶させるリスト情報記憶工程と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成工程と、を含み、前記複製作成工程は、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報を記憶する記憶部等の配信情報記憶手段を備える前記情報処理装置を検索する検索工程と、前記検索された情報処理装置内に記憶されている前記配信情報の複製を前記監視装置に送信することを要求する旨の複製送信要求メッセージを、前記検索された情報処理装置に対して送信する複製送信要求メッセージ送信工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムであって、前記被監視装置が、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備えるネットワークシステムに含まれる前記監視装置のコンピュータに、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信するステップと、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置の記憶部等のリスト情報既往手段に記憶させるステップと、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップと、を実行させ、前記複製を作成する前記ステップを実行させる前記コンピュータに、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報を記憶する記憶部等の配信情報記憶手段を備える前記情報処理装置を検索するステップと、前記検索された情報処理装置内に記憶されている前記配信情報の複製を前記監視装置に送信することを要求する旨の複製送信要求メッセージを、前記検索された情報処理装置に対して送信するステップと、を実行させる
請求項1、請求項5または請求項8のいずれか一項に記載の発明によれば配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージが被監視装置から監視装置に送信されて来なくなったとき、監視装置内に記憶されているリスト情報により示される配信情報の複製をいずれかの情報処理装置内に作成するので、被監視装置において何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視装置内に記憶されていた配信情報の複製を他の情報処理装置内に作成することで、ネットワークシステム全体における配信情報(その複製を含む)の数を維持して円滑な当該配信情報の配信を維持することができる。
また、返信メッセージが被監視装置から送信されて来なくなったとき、被監視装置に記憶されていた配信情報と同じ配信情報を記憶する情報処理装置を検索し、その検索された情報処理装置に対して複製送信要求メッセージを送信するので、被監視装置に記憶されていた配信情報の複製を監視装置内に復活させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において、前記被監視装置は、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する通信部等の返信手段を備え、前記監視装置は、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する通信部等の監視メッセージ送信手段と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶する記憶部等のリスト情報記憶手段と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する制御部等の複製作成手段と、を備え、前記返信メッセージには、前記返信メッセージを送信して来た前記被監視装置を監視する他の前記監視装置である他監視装置の全てを示す装置識別情報が含まれており、前記監視装置は更に、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、予め決定されている手法により数を生成する制御部等の数生成手段と、前記生成された数を記憶する記憶部等の数記憶手段と、前記生成された数を前記他監視装置全てに送信する通信部等の数送信手段と、いずれかの前記他監視装置から前記いずれかの前記他監視装置において生成された前記数が送信されて来たとき、前記送信されて来た数より小さい数を生成し、前記数を送信して来た前記他監視装置に返信する通信部等の数返信手段と、を備え、前記複製作成手段は、各前記他監視装置からそれぞれ送信されて来た各前記数が、全て前記数記憶手段に記憶されている数よりも小さいときのみ、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製をいずれかの前記情報処理装置内に作成するように構成される
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において実行される情報処理方法において、前記被監視装置においては、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信工程が実行され、前記情報処理方法は、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信工程と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置の記憶部等のリスト情報記憶手段に記憶させるリスト情報記憶工程と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成工程と、を含み、前記返信メッセージには、前記返信メッセージを送信して来た前記被監視装置を監視する他の前記監視装置である他監視装置の全てを示す装置識別情報が含まれており、前記情報処理方法は更に、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、予め決定されている手法により数を生成して前記監視装置の記憶部等の数記憶手段に記憶させる数生成記憶工程と、前記生成された数を前記他監視装置全てに送信する数送信工程と、いずれかの前記他監視装置から前記いずれかの前記他監視装置において生成された前記数が送信されて来たとき、前記送信されて来た数より小さい数を生成し、前記数を送信して来た前記他監視装置に返信する数返信工程と、を含み、前記複製作成工程においては、各前記他監視装置からそれぞれ送信されて来た各前記数が、全て前記数記憶手段に記憶されている数よりも小さいときのみ、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製をいずれかの前記情報処理装置内に作成するように構成される
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムであって、前記被監視装置が、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備えるネットワークシステムに含まれる前記監視装置のコンピュータに、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信するステップと、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置の記憶部等のリスト情報記憶手段に記憶させるステップと、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップと、を実行させ、前記返信メッセージには、前記返信メッセージを送信して来た前記被監視装置を監視する他の前記監視装置である他監視装置の全てを示す装置識別情報が含まれており、前記コンピュータに更に、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、予め決定されている手法により数を生成して前記監視装置の記憶部等の数記憶手段に記憶させるステップと、前記生成された数を前記他監視装置全てに送信するステップと、いずれかの前記他監視装置から前記いずれかの前記他監視装置において生成された前記数が送信されて来たとき、前記送信されて来た数より小さい数を生成し、前記数を送信して来た前記他監視装置に返信するステップと、を実行させ、前記複製を作成する前記ステップを実行させる前記コンピュータに、各前記他監視装置からそれぞれ送信されて来た各前記数が、全て前記数記憶手段に記憶されている数よりも小さいときのみ、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製をいずれかの前記情報処理装置内に作成するステップを実行させるように構成される
請求項2、請求項6または請求項9のいずれか一項に記載の発明によれば配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージが被監視装置から監視装置に送信されて来なくなったとき、監視装置内に記憶されているリスト情報により示される配信情報の複製をいずれかの情報処理装置内に作成するので、被監視装置において何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視装置内に記憶されていた配信情報の複製を他の情報処理装置内に作成することで、ネットワークシステム全体における配信情報(その複製を含む)の数を維持して円滑な当該配信情報の配信を維持することができる。
また、被監視装置において何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視装置を監視する複数の監視装置相互において、当該各監視装置において生成した数をやり取りすることで配信情報の複製を行う監視装置を一つのみに絞るので、ネットワークシステム全体における複製の数が過剰となることをより効果的に防止することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において、前記被監視装置は、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する通信部等の返信手段を備え、前記監視装置は、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する通信部等の監視メッセージ送信手段と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶する記憶部等のリスト情報記憶手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する制御部等の複製作成手段を備え、各前記監視装置が、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を作成することを要求する旨の複製作成要求メッセージであって、前記被監視装置を識別する装置識別情報および前記リスト情報を少なくとも含む複製作成要求メッセージを、前記複製作成手段を備える前記情報処理装置に送信する通信部等の複製作成要求メッセージ送信手段をそれぞれに備えており、前記情報処理装置は更に、各前記監視装置からの前記複製作成要求メッセージをそれぞれ受信する通信部等の複製作成要求メッセージ受信手段と、各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージから一の前記複製作成要求メッセージのみを選択し、前記選択された複製作成要求メッセージに含まれている前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出する制御部等の抽出手段と、を備え、前記複製作成手段は、前記抽出された装置識別情報およびリスト情報に基づいて、前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するように構成される
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において実行される情報処理方法において、前記被監視装置においては、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信工程が実行され、前記監視装置においては、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信工程と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置の記憶部等のリスト情報記憶手段に記憶させるリスト情報記憶工程と、が実行され、前記情報処理方法は、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成工程を含み、各前記監視装置においては、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を作成することを要求する旨の複製作成要求メッセージであって、前記被監視装置を識別する装置識別情報および前記リスト情報を少なくとも含む複製作成要求メッセージを、前記複製作成手段を備える前記情報処理装置に送信する複製作成要求メッセージ送信工程がそれぞれ実行され、前記情報処理方法は更に、各前記監視装置からの前記複製作成要求メッセージをそれぞれ受信する複製作成要求メッセージ受信工程と、各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージから一の前記複製作成要求メッセージのみを選択し、前記選択された複製作成要求メッセージに含まれている前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出する抽出工程と、を含み、前記複製作成工程においては、前記抽出された装置識別情報およびリスト情報に基づいて、前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するように構成される
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムであって、前記被監視装置が、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する通信部等の返信手段を備え、前記監視装置が、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する通信部等の監視メッセージ送信手段と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶する記憶部等のリスト情報記憶手段と、を備えるネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置のコンピュータに、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップを実行させ、各前記監視装置が、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を作成することを要求する旨の複製作成要求メッセージであって、前記被監視装置を識別する装置識別情報および前記リスト情報を少なくとも含む複製作成要求メッセージを、前記複製作成手段を備える前記情報処理装置に送信する通信部等の複製作成要求メッセージ送信手段をそれぞれに備えており、前記コンピュータに更に、各前記監視装置からの前記複製作成要求メッセージをそれぞれ受信するステップと、各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージから一の前記複製作成要求メッセージのみを選択し、前記選択された複製作成要求メッセージに含まれている前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出するステップと、を実行させ、前記複製を作成する前記ステップを実行させる前記コンピュータに、前記抽出された装置識別情報およびリスト情報に基づいて、前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップを実行させるように構成される
請求項3、請求項7または請求項10のいずれか一項に記載の発明によれば、配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージが被監視装置から監視装置に送信されて来なくなったとき、監視装置内に記憶されているリスト情報により示される配信情報の複製をいずれかの情報処理装置内に作成するので、被監視装置において何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視装置内に記憶されていた配信情報の複製を他の情報処理装置内に作成することで、ネットワークシステム全体における配信情報(その複製を含む)の数を維持して円滑な当該配信情報の配信を維持することができる。
また、被監視装置において何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視装置を監視する複数の監視装置から夫々に複製作成要求メッセージを送信し、複製作成手段を備える情報処理装置において受信された各複製作成要求メッセージのうちの一の複製作成要求メッセージからのみ装置識別情報及びリスト情報を抽出して配信情報の複製を行うので、配信情報の複製を一つの複製作成要求メッセージのみを起点として行うことで、ネットワークシステム全体における複製の数が過剰となることをより効果的に防止することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記抽出手段は、各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージのうち、最初に受信された前記複製作成要求メッセージのみを選択して前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出するように構成される。
よって、最初に受信された複製作成要求メッセージからのみ装置識別情報及びリスト情報を抽出して配信情報の複製を行うので、配信情報の複製を一つの複製作成要求メッセージのみを起点として行うことで、ネットワークシステム全体における複製の数が過剰となることをより効果的に防止することができる。
本発明によれば、配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージが被監視装置から監視装置に送信されて来なくなったとき、監視装置内に記憶されているリスト情報により示される配信情報の複製をいずれかの情報処理装置内に作成するので、被監視装置において何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視装置内に記憶されていた配信情報の複製を他の情報処理装置内に作成することで、ネットワークシステム全体における配信情報(その複製を含む)の数を維持して円滑な当該配信情報の配信を維持することができる。
従って、ネットワークシステム全体に係る例えば管理サーバを用いることなく、ネットワークシステム内における配信情報の配信状態を良好に維持することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、上記特許文献1に記載されたP2Pネットワークシステムに対して本願を適用した場合の実施の形態である。ここで、特許宇文献1では、本発明に係るノードを「ノード装置」と称している。
(I)P2Pネットワークシステムの概要構成
始めに、第1実施形態に係るP2Pネットワークシステム(以下、当該P2Pネットワークシステムを、単に配信システムと称する)の概要構成について、図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態に係る配信システムにおける相互監視の状態を例示する図である。
第1実施形態に係る配信システムは、上記特許文献1における例えば第1図及び第2図並びに段落番号[0037]乃至[0053]に例示される、複数のノードが接続されて成る配信システムである。
この構成において各ノードは、上記特許文献1に記載されたコンテンツ配信システムにおけるノード装置1と同様に、物理的なネットワークを介して相互にデータ等の授受が可能に接続されている。
そして、新しいノードが配信システムに参加する場合、そのノードは、当該参加する旨の参加要求メッセージを、当該ノードの新規参加の際の接続先たる既参加のノードに送信する。ここで、当該既参加のノードの選び方としては、例えば、配信システムに対して常時接続しているノードを検索する等の手法を用いることが可能である(特許文献1の段落番号[0046]参照)。
一方、配信システムにおいて各ノードに配信されるコンテンツは、いわゆるコンテンツ投入サーバから配信システム内に投入される。このコンテンツ投入サーバは、例えば配信システムの管理者によって管理されるサーバである。そしてコンテンツ投入サーバは、配信システムに参加している各ノードに対して配信可能となるように、新たなコンテンツに相当するコンテンツデータを配信システム内に投入する。より具体的には、コンテンツ投入サーバは、配信システム内のノードの一つであるコンテンツノードに対して、上記コンテンツデータを記憶させる。これにより、当該コンテンツノードは、当該記憶されたコンテンツデータに相当するコンテンツを配信システム内の他のノードに対して公開する。この場合の公開方法についてより具体的には、例えば上記特許文献1の段落番号[0070]及び[0071]の記載を参照できる。
また、配信システムに参加している各ノードは、例えば上記特許文献1の第2図乃至第4図並びに段落番号[0037]乃至[0061]に記載されている、いわゆる「分散ハッシュテーブル」を用いて、同じく特許文献1の第5図及び段落番号[0062]乃至[0069]に記載された方法により、所望のコンテンツを配信システム内において検索する。そして、当該検索の結果発見したコンテンツに相当するコンテンツデータを、当該コンテンツデータを蓄積しているコンテンツノードから取得(ダウンロード)し、再生する。
次に、第1実施形態に係る複数のノード間における機能的な相互監視のための構成について、図1を用いて例示しつつ説明する。
当該構成では、ある一つのノードを被監視ノードとしたとき、その被監視ノードは、他のノードである監視ノードから常時その稼働状態の監視を受ける。そして実施形態の配信システムでは、この監視ノードが一つの被監視ノードについて原則として三つ存在している。
即ち図1に例示するように、第1実施形態に係る配信システムでは、一つの被監視ノードBWの稼働状態を、三つの監視ノードW1乃至W3が常時監視する。このとき被監視ノードBWは、それを監視する各監視ノードW1乃至W3夫々を配信システム上において識別するための識別情報(例えば、各監視ノードW1乃至W3夫々のIPアドレス等)を記憶している。そして各監視ノードW1乃至W3は、夫々において予め設定されたタイミングにおいて、被監視ノードBWに対し、ネットワークを介して監視メッセージMWを夫々送信する。この監視メッセージMWには、その送信元たる監視ノードWのIPアドレスが記述されている。なお、以下の説明では、監視ノードW1乃至W3を総括して呼称する場合、単に「監視ノードW」と称する。
これに対し被監視ノードBWは、当該監視メッセージMWを受信する度に、それに含まれている監視ノードWのIPアドレスを用いて、当該被監視ノードBWが記憶している監視ノードWのIPアドレスを更新する。
また被監視ノードBWは、送信されて来た監視メッセージMWに対応して、返答メッセージRTを各監視ノードW1乃至W3に夫々返信する。この返答メッセージRTには、当該被監視ノードBWを監視している他の監視ノードWのIPアドレスが記述されている。具体的には、例えば監視ノードW1から送信されて来た監視メッセージMWに対応する返答メッセージRTには、当該監視ノードW1以外の他の監視ノードW(即ち、図1に例示する場合は監視ノードW2及びW3)のIPアドレスが含まれている。これに加えて、当該被監視ノードBWが上記コンテンツノードである場合、返答メッセージRTには、当該コンテンツノードたる被監視ノードBWがその時点で記憶しているコンテンツのコンテンツIDの一覧が含まれている。
以上の構成により、一つの被監視ノードBMが三つの監視ノードW1乃至W3により常時監視されている。これにより、当該被監視ノードBMにおいて例えば電源オフやネットワークに対する接続障害等の障害が発生した場合、監視ノードW1乃至W3のいずれかにおいて速やかにこれを検知し、その障害を補完するための補完動作を、当該検知した監視ノードWにおいて開始することとなる。ここで、当該補完動作として具体的には、例えば被監視ノードBWが上記コンテンツノードであった場合には、それに記憶されていたコンテンツデータを他のいずれかのノードに複製させる等の処理が考えられる。
なお、例えばある監視ノードW1において上述した電源オフやネットワークに対する接続障害等の障害が発生した場合、今度は、被監視ノードBWに対して上記監視メッセージMWが送信されて来なくなる。この場合、被監視ノードBWは、自ら新たな監視ノードWを配信システム内において検索し、後述する監視依頼メッセージをその検索した監視ノードWに送信して当該被監視ノードBWに対する監視を行わせる。これにより、一つの被監視ノードBWが常時一定数(実施形態の場合は三つ)の監視ノードWの監視下にある状態を継続させる。
また、図1に例示するように、被監視ノードBW自体もまた、他のノードに対する監視ノードとして機能することができる。また、一つの監視ノードW(例えば、図1に例示する場合は監視ノードW3)が複数の他の被監視ノードの監視を担うことも可能である。更に、この相互監視のための構成は、例えば本出願人による特願2007−245072として出願済みのものである。
(II)第1実施形態
次に、本発明に係る第1実施形態について、図2乃至図8を用いて説明する。なお、図2は第1実施形態に係る一のノードの概要構成を示すブロック図であり、図3乃至図6は第1実施形態に係る各監視ノードW及び被監視ノードBW等の動作を例示する図である。また図7及び図8は、当該各監視ノードW及び被監視ノードBW等における第1実施形態に係る具体的な動作を示すフローチャートである。ここで、第1実施形態に係る各ノード1は基本的に同一の細部構成を備え、更に基本的に同一の細部動作を夫々独立して実行している。
図2に示すように、第1実施形態に係るノード1は、複製作成手段、検索手段、選択手段、数生成手段及び抽出手段としての制御部21と、リスト情報記憶手段、配信情報記憶手段及び数記憶手段としての記憶部22と、バッファメモリ23と、復号化アクセラレータ24と、デコーダ部25と、映像処理部26と、表示部27と、音声処理部28と、スピーカ29と、返信手段、監視メッセージ送信手段、複製送信要求メッセージ送信手段、数送信手段、数返信手段、複製作成要求メッセージ送信手段及び複製作成要求メッセージ受信手段としての通信部29aと、入力部29bと、ICカードスロット29cと、を備えて構成されている。そして、これらの構成要素はバス29dを介して相互に接続されている。
このとき、制御部21は、演算機能を有するCPU、作業用RAM、各種データ及びプログラム(OS(Operating System)及び各種アプリケーションを含む)を記憶するROM等から構成されている。また、記憶部22は、各種データ及びプログラム等を記憶するHDD(Hard Disc Drive)等から構成されている。更にバッファメモリ23は、受信したコンテンツデータを一時的に蓄積(記憶)する。
一方、復号化アクセラレータ24は、バッファメモリ23に蓄積されたコンテンツデータCDを、復号鍵を用いて復号化する。また、デコーダ部25は、復号化されたコンテンツデータCDに含まれるビデオデータ及びオーディオデータ等をデコード(データ伸張等)して再生する。更に、映像処理部26は、当該再生されたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施し映像信号として出力する。
他方、表示部27は、CRT(Cathode Ray Tube)又は液晶ディスプレイ等からなり、映像処理部26から出力された映像信号に基づき対応する映像を表示する。また、音声処理部28は、上記再生されたオーディオデータをアナログ音声信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後これをアンプにより増幅して出力する。更に、スピーカ部29は、当該音声処理部28から出力された音声信号を音波として出力する。
また、通信部29aは、通信回線9を介して配信システム内の他のノード1等との間の通信制御を行う。更に、入力部29bは、例えば、マウス、キーボード及び操作パネル或いはリモコン等からなり、使用者(視聴者)からの各種指示に対応する指示信号を制御部21に対して出力する。そして、ICカードスロット29cは、ICカード29eに対する情報の読み書きを行う。
ここで、ICカード29eは、耐タンパ性があり、例えば、実施形態に係る配信システムの運営者等から各ノード1の使用者に配布されるものである。このとき、当該耐タンパ性とは、非正規な手段による機密データの読み取りを防ぎ、簡単に解析できないようにタンパリング対策が施されていることを言う。このICカード29eは、CPUからなるICカードコントローラ、耐タンパ性のある不揮発性メモリ、例えば、EEPROM(Electrical Erasable and Programmable ROM)等を備えて構成されている。当該不揮発性メモリには、ユーザID、暗号化されたコンテンツデータを復号化するための復号鍵及びデジタル証明書等が記憶されている。
一方、バッファメモリ23は、例えばFIFO(First In First Out)形式のリングバッファメモリから構成されており、制御部21の制御下、受信ポインタにより示される記憶領域に通信部29aを通じて受信されたコンテンツデータCDを一時的に蓄積する。
このとき、制御部21は、それに含まれるCPUが記憶部22等に記憶されたプログラムを読み出して実行することによりノード1全体を統括制御し、後述する実施形態に係る各動作を実行する。これに加えて、制御部21は、通常の動作として、上述した分散ハッシュテーブルにより配信システムを構成するネットワークを介して他のノード1から送信されて来る各種メッセージや複数のパケットを、通信部29aを通じて受信してバッファメモリ23に書き込み、且つ、当該バッファメモリ23に蓄積されているパケット(一定時間過去に受信されたパケット)や上記各種メッセージを読み出し、上述した分散ハッシュテーブルに則り通信部29aを通じて更に他のノード1に転送する。一方、バッファメモリ23は、再生ポインタにより示される当該バッファメモリ23の記憶領域に蓄積されているパケットを読み出し、バス29dを介して復号化アクセラレータ24やデコーダ部25に出力する。
なお、上記プログラムは、例えば、ネットワーク上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM(Compact disc - ROM)等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
次に、当該ノード1における第1実施形態に係る動作の具体例について、図3乃至図6を用いて例示しつつ説明する。
なお、以下に説明する第1実施形態では、一の被監視ノードBWにおいて上記電源オフ等の障害が発生した場合、先ず当該被監視ノードBWの稼働状態を監視する三つの監視ノードW1乃至W3間において相互通信を実行する。そして三つの監視ノードW1乃至W3から一つの監視ノードWを決定し、当該決定された監視ノードWのみが、被監視ノードBWにおける上記障害を補完するための補完動作を実行する。
ここで、第1実施形態に係る動作において監視ノードWとして機能するノード1は、その記憶部22内に、以下の三つの情報を一セットとして、それが稼働状態を監視する被監視ノードBWの数だけ不揮発性に記憶している。即ち各監視ノードWは、「監視終了フラグ」、「障害発見フラグ」及び「数リスト」の三つを、それが稼働状態を監視する被監視ノードBWについての一セットとして、当該被監視ノードBWの数だけ記憶部22内に不揮発性に記憶している。
このとき、監視終了フラグは、当該監視終了フラグが対応する被監視ノードBWの監視をその監視ノードWが終了するときに「オン」とされ、その後新たにいずれかの被監視ノードBWの監視を開始するときに「オフ」とされるフラグである。また、障害発見フラグは、当該障害発見フラグが対応する被監視ノードBWにおいて上記障害が発生した旨の後述する障害発見メッセージが同じ被監視ノードBWを監視する他の監視ノードWから送信されて来た場合に「オン」とされ、一方いずれかの被監視ノードBWから後述する監視依頼メッセージを受信したときに「オフ」とされるフラグである。最後に、数リストは、当該数リストが対応する被監視ノードBWにおいて上記障害が発生した時に当該被監視ノードBWを監視する他の監視ノードWからネットワークを介して送信されて来た後述の数字を記憶するリストである。
(A)第1実施形態の第1具体例
次に、第1実施形態の第1具体例として、三つの監視ノードWのうちいずれか一つの監視ノードWのみが被監視ノードBWにおける障害を発見した場合について、具体的に図3及び図4を用いて説明する。
先ず、図3(a)に示すように、上述して来た通常の監視状態において、被監視ノードBWの稼働状態を監視ノードW1乃至W3が夫々別個独立に監視しているとする。そして、監視ノードW1から送信した監視メッセージMWに対する被監視ノードBWからの返答メッセージRTが送信されて来なかったとする。この場合監視ノードW1の制御部21は、被監視ノードBWからの返答メッセージRTが送信されて来なかったことが確認された時点で、被監視ノードBWにおいて何らかの障害が発生したと判断し、当該被監視ノードBWの稼働状態の監視を停止する。
次に、当該「障害発生」との判断を行った監視ノードW1は、その制御部21において乱数を発生させて記憶部22に記憶させる。この発生した乱数が仮に「60」であるとする。これにより当該制御部21は、図3(b)に示すように、正常な稼働状態時に被監視ノードBWから送信されて来た返答メッセージRT内に含まれていた、当該被監視ノードBWの稼働状態を監視している他の監視ノードW(図3(b)に例示する場合は監視ノードW2及びW3)の識別情報(上記IPアドレス等)を手掛かりとして、当該他の監視ノードWの全てに対して被監視ノードBWについての障害発見メッセージT60を夫々送信する。この障害発見メッセージT60には、監視ノードW1が被監視ノードBWにおいて障害が発生した可能性があることを発見した旨と、障害が発生した被監視ノードBW自体を識別するための識別情報と、送信元としての監視ノードW1自体を識別するための識別情報と、当該監視ノードW1の制御部21において発生させた上記乱数「60」と、が含まれている。
次に、当該障害発見メッセージT60を受信した他の監視ノードW2及びW3の制御部21は、夫々別個独立に、その制御部21において、監視ノードW1から送信されて来た障害発見メッセージT60に含まれていた乱数(即ち「60」)よりも小さい乱数を発生させる。この発生した乱数が仮に「0」であったとする。また、監視ノードW2及びW3の制御部21は、障害発見メッセージT60を夫々が受信した時点で、被監視ノードBWの稼働状態の監視を停止する。
次に監視ノードW2及びW3の制御部21は、図4(a)に示すように、夫々、監視ノードW1から送信されて来た障害発見メッセージT60内に含まれていた監視ノードW1自体の識別情報を手掛かりとして、当該監視ノードW1に対して監視ノードW2及びW3としての障害発見メッセージT0を送信する。この障害発見メッセージT0の各々には、監視ノードW2又はW3としての障害発見メッセージである旨と、障害が発生した被監視ノードBW自体を識別するための識別情報と、送信元としての監視ノードW2又はW3自体を識別するための識別情報と、当該監視ノードW2又はW3の制御部21において夫々発生させた上記乱数「0」と、が含まれている。そして監視ノードW2及びW3の制御部21は、夫々、上記障害発見メッセージT0を送信後、被監視ノードBWの稼働状態の監視を終了する。
これにより、監視ノードW2及びW3から夫々障害発見メッセージT0を受信した監視ノードW1の制御部21は、各障害発見メッセージT0に含まれている乱数(即ち「0」)と、自らが障害発見メッセージT60を送信した時点で監視ノードW1の記憶部22に記憶されている乱数(当該障害発見メッセージT60に含ませて送信した「60」)との値を比較する。そして、図3及び図4に示す場合は、監視ノードW1自らが障害発見メッセージT60に含ませて送信した乱数(「60」)が最も大きいことが確認されるので、監視ノードW1の制御部21は、被監視ノードBWにおいて発生した障害の補完を依頼する旨並びに当該被監視ノードBWの識別情報を含む補完依頼メッセージMPを生成し、これを予め認識していた対応ノードP宛に送信する。
このとき、当該対応ノードPは、第1実施形態に係る配信システムに参加しているいずれかのノード1であって、被監視ノードBWに発生した障害対応する補完動作を実行するノード1として監視ノードW1乃至W3の夫々において認識されるノード1である。そして対応ノードPは、監視ノードW1から送信されて来た補完依頼メッセージMPの内容に基づき、以下に示すように被監視ノードBWに発生した障害の補完動作を実行する。
ここで、対応ノードPにおける当該補完動作を依頼する上記補完依頼メッセージMPの具体例としては、例えば以下の三つが考えられる。
即ち第1の具体例は、障害が発生した被監視ノードBWがその記憶部22に記憶していたコンテンツデータを記憶している他のノード1が上記対応ノードPである場合、当該対応ノードPに対して、当該コンテンツデータを複製して監視ノードW1に送信する旨を上記補完依頼メッセージMPとして送信することが考えられる。
次に、第2の具体例は、上記第1の具体例と同様に被監視ノードBWが記憶していたコンテンツデータを記憶している他のノード1が上記対応ノードPである場合、当該対応ノードPに対して、配信システム内において例えば乱数的に選択した他のノード1に当該コンテンツデータの複製を送信する旨を上記補完依頼メッセージMPとして送信することが考えられる。
ここで、上記第1の具体例又は第2の具体例のいずれの場合でも、各監視ノードW1乃至W3は、自らが監視している被監視ノードBWの記憶部22に記憶されているコンテンツデータを記憶している他のノード1を、配信システム上において常に把握しておく必要がある。
最後に第3の具体例は、先ず補完依頼メッセージMPの送信先たる対応ノードPを配信システム内において監視ノードW1がランダムに選択する。そして、その選択された対応ノードPに対して、被監視ノードBWが記憶していたコンテンツデータを記憶している他のノード1からそのコンテンツデータを複製して当該対応ノードPに送信させるように依頼する旨を、上記補完依頼メッセージMPとして送信することが考えられる。
この第三の具体例の場合、監視ノードW1は、上記第一の具体例又は第二の具体例のように自らが監視している被監視ノードBWの記憶部22に記憶されているコンテンツデータを記憶している他のノード1を把握している必要はない。
(B)第1実施形態の第2具体例
次に、第1実施形態の第2具体例として、三つの監視ノードWのうちいずれか二つの監視ノードWが被監視ノードBWにおける障害を同時に発見した場合について、具体的に図5及び図6を用いて説明する。
先ず、図5(a)に示すように、上述して来た通常の監視状態において、被監視ノードBWの稼働状態を監視ノードW1乃至W3が夫々別個独立に監視しているとする。そして、監視ノードW1及びW3から夫々送信した監視メッセージMWに対する被監視ノードBWからの返答メッセージRTが送信されて来なかったことが、当該監視ノードW1及びW3において同時に認識されたとする。この場合監視ノードW1及びW3夫々の制御部21は、各々別個独立に、被監視ノードBWからの返答メッセージRTが送信されて来なかったことが確認された時点で、被監視ノードBWにおいて何らかの障害が発生したと夫々判断し、当該被監視ノードBWの稼働状態の監視を夫々停止する。
次に、当該「障害発生」との判断を行った監視ノードW1は、上記第1具体例の場合と同様に乱数(当該乱数を仮に「60」とする)を発生させ、図5(b)に示すように上記障害発見メッセージT60を生成して他の監視ノードW2及びW3に夫々送信する。
一方、被監視ノードBWにおける障害発生を監視ノードW1と同じタイミングで判断した監視ノードW3は、その制御部21において乱数を発生させて記憶部22に記憶させる。この発生した乱数が仮に「50」であるとする。これにより当該制御部21は、図5(b)に示すように、上記監視ノードW1と同様に、被監視ノードBWの稼働状態を監視している他の監視ノードW(監視ノードW3について図5(b)に例示する場合は、監視ノードW1及びW2)の識別情報を手掛かりとして、当該他の監視ノードWの全てに対して被監視ノードBWについての障害発見メッセージT50を夫々送信する。この障害発見メッセージT50には、障害メッセージT60と同様に、監視ノードW3が被監視ノードBWにおいて障害が発生した可能性があることを発見した旨と、障害が発生した被監視ノードBW自体を識別するための識別情報と、送信元としての監視ノードW3自体を識別するための識別情報と、当該監視ノードW3の制御部21において発生させた上記乱数「50」と、が含まれている。
次に、障害発見メッセージT60を監視ノードW1から、また障害発見メッセージT50を監視ノードW3から、夫々受信した監視ノードW2は、その制御部21において、上記障害発見メッセージT60に含まれていた乱数(即ち「60」)よりも小さい乱数を発生させる。また同様に、制御部21は、上記障害発見メッセージT50に含まれていた乱数(即ち「50」)よりも小さい乱数を発生させる。このとき、当該発生させた乱数が仮にいずれも「0」であったとする。
次に監視ノードW2の制御部21は、図6(a)に示すように、障害発見メッセージT60内に含まれていた監視ノードW1自体の識別情報及び障害発見メッセージT50内に含まれていた監視ノードW3自体の識別情報を夫々手掛かりとして、監視ノードW1及びW3に対して監視ノードW2としての障害発見メッセージT0を夫々送信する。この障害発見メッセージT0の各々には、監視ノードW2としての障害発見メッセージである旨と、障害が発生した被監視ノードBW自体を識別するための識別情報と、送信元としての監視ノードW2自体を識別するための識別情報と、当該監視ノードW2の制御部21において発生させた上記乱数「0」と、が含まれている。なお、監視ノードW2の制御部21は、上記障害発見メッセージT60又はT50のいずれかを最初に受信した時点で被監視ノードBWの稼働状態の監視を終了する。
これにより、監視ノードW2及びW3から夫々障害発見メッセージT0及びT50を受信した監視ノードW1の制御部21は、障害発見メッセージT0及びT50に夫々含まれている乱数(即ち「50」及び「0」)と、自らが障害発見メッセージT60を送信した時点で監視ノードW1の記憶部22に記憶されている乱数(当該障害発見メッセージT60に含ませて送信した「60」)との値を比較する。そして、図5及び図6に示す場合は、監視ノードW1自らが障害発見メッセージT60に含ませて送信した乱数(「60」)が他の障害メッセージT50又はT0に含まれている乱数よりも大きいことが確認されるので、監視ノードW1の制御部21は、被監視ノードBWにおいて発生した障害の補完を依頼する旨の補完依頼メッセージMPを第1具体例と同様に生成し、これを予め認識していた第1具体例と同様の対応ノードP宛に送信する。
これに対し、監視ノードW1及びW2から夫々障害発見メッセージT60及びT0を受信した監視ノードW3の制御部21は、障害発見メッセージT60及びT0に夫々含まれている乱数(即ち「60」及び「0」)と、自らが障害発見メッセージT50を送信した時点で監視ノードW3の記憶部22に記憶されている乱数(当該障害発見メッセージT50に含ませて送信した「50」)との値を比較する。そして、図5及び図6に示す場合は、監視ノードW3自らが障害発見メッセージT50に含ませて送信した乱数(「50」)よりも大きな乱数が他の障害メッセージT60に含まれていることが確認されるので、監視ノードW3の制御部21は、引き続いての動作を何ら実行せず、当該制御部21として動作を終了する。
以上の第2具体例の動作により、二つの監視ノードW1及びW3が同時に被監視ノードBWにおける障害発生を検出したとしても、対応ノードPに対しては、監視ノードW1からのみ、補完依頼メッセージMPが送信される。なお、当該補完依頼メッセージMP自体の内容や、それを受信した対応ノードPにおける動作は、上記第1具体例と同様であるので、細部の説明は省略する。
(C)第1実施形態に係る具体的動作
次に、上記第1具体例及び第2具体例を共に実現するために監視ノードW及び被監視ノードBW並びに対応ノードPにおいて夫々実行される第1実施形態に係る具体的な動作について、纏めて図7及び図8を用いて説明する。なお、第1実施形態に係る監視ノードWたる各ノード1は、基本的に同一の動作を夫々独立して実行している。また、図7及び図8に示す動作は、配信システムに参加しているノード1としてのメインルーチンの一部として常時実行されている動作である。
(a)監視ノードにおける具体的動作
先ず、監視ノードW1乃至W3たるノード1において夫々別個に実行される動作について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、監視ノードW1乃至W3たるノード1内の制御部21は、上記メインルーチンの一貫として、常に、被監視ノードBWたるいずれかのノード1からの監視依頼メッセージを待機している(ステップS1)。そして、当該監視依頼メッセージを受信したときは(ステップS1;YES)、当該制御部21は、監視ノードWとして機能すべく、先ず記憶部22内の上記障害発見フラグ及び監視終了フラグを、夫々「オフ」とする(ステップS2)。
次に監視ノードWの制御部21は、現在監視終了フラグが「オン」とされているか否かを確認し(ステップS3)、「オン」とされている場合(ステップS3;YES)、制御部21は通常のノード1として動作すべく、元のメインルーチンに戻る。
一方、ステップS3の判定において監視終了フラグが「オン」とされていない場合(ステップS3;NO)、当該ノード1は監視ノードWとして機能していることとなるため、制御部21は、稼働状態の監視を担当する被監視ノードBWに対して監視メッセージMWを送信する(ステップS4。図1参照)。その後当該制御部21は、送信した監視メッセージMWに対応する返答メッセージRTが被監視ノードBWから送信されて来たか否かを確認する(ステップS5)。
そして、当該返答メッセージRTが正常に送信されて来たとき(ステップS5;YES)、制御部21は、当該返答メッセージRTに含まれている他の監視ノードWの識別情報(IPアドレス等)を用いて記憶部22内の当該識別情報を更新する(ステップS6)。その後制御部21は、次の監視メッセージMWを送信するまでの期間として予め設定されている時間だけ待機した後、上記ステップS3の動作に移行して上述してきた一連の動作を繰り返す。
他方、上記ステップS5の判定において、返答メッセージRTが被監視ノードBWから正常に送信されて来ないとき、監視ノードWの制御部21は、その被監視ノードBWにおいて上記障害が発生したと判断し、障害発見フラグを「オン」とする。
次に制御部21は、上記乱数を発生させ(ステップS9)、当該発生させた乱数を含む上記障害発見メッセージTを他の監視ノードWに対して送信する(ステップS10。図3(b)、図4(a)、図5(b)又は図6(a)参照。)。なお、以下の説明では、障害発見メッセージT60、T50又はT0を総括して呼称する場合、単に「障害メッセージT」と称する。
その後制御部21は、他の監視ノードWからの障害発見メッセージTの受信を予め設定された待機時間だけ待機する(ステップS11。図4(a)、図5(b)又は図6(a)参照。)。そして制御部21は、当該待機時間経過後の時点で記憶部22内に記憶している乱数(即ち、他の監視ノードWから送信されて来た障害発見メッセージT内に含まれていた乱数)と、上記ステップS9の処理において発生させた乱数と、をその大きさにおいて比較し、当該ステップS9の処理において発生させた乱数が最大であるか否かを確認する(ステップS12)。そして当該ステップS9の処理において発生させた乱数が最大でない場合(ステップS12;NO)、制御部21は、通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
これに対し、ステップS9の処理において発生させた乱数が最大である場合(ステップS12;YES)、制御部21は、上記補完依頼メッセージMPを対応ノードPへ送信し(ステップS13。図4(b)又は図6(b)参照。)、その後通常のノード1として動作すべく、元のメインルーチンに戻る。
次に、上記ステップS1の判定において、監視依頼メッセージを受信していないとき(ステップS1;NO)、監視ノードWの制御部21は、他のいずれかの監視ノードWから上記障害発見メッセージTが送信されて来たか否かを確認する(ステップS14。図3(b)、図4(a)、図5(b)又は図6(a)参照。)。そして、当該障害発見メッセージTも送信されて来ないときは(ステップS14;YES)、制御部21は、通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
これに対し、当該障害発見メッセージTを受信したとき(ステップS14;YES)、次に制御部21は、上記障害発見フラグが「オン」とされているか否かを確認する(ステップS15)。そして、当該障害発見フラグが「オン」とされているとき(ステップS15;YES)、制御部21は、ステップS14において送信されて来た障害発見メッセージTに含まれていた乱数を記憶部22に記憶させ(ステップS16)、通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
他方、ステップS15の判定において、障害発見フラグがオンとされていないとき(ステップS15;NO)、制御部21は、ステップS14の動作において受信した障害発見メッセージTに含まれていた乱数よりも小さくなるように乱数を発生させ、当該発生させた乱数を含む障害発見メッセージTを他の監視ノードWに送信する(ステップS17。図4(a)、図5(b)又は図6(a)参照。)。
その後制御部21は、監視終了フラグを「オン」とし(ステップS18)、通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
(b)被監視ノードにおける具体的動作
次に、被監視ノードBWたるノード1において実行される動作について、図8(a)及び図8(b)を用いて説明する。
図8(a)に示すように、被監視ノードBWたるノード1内の制御部21は、配信システムに参加するに当たり、自らの稼働状態の監視を任せる参加済みの他のノード1を監視ノードWとして例えば三つ特定し、それらを識別するための識別情報を含む監視ノードリストを記憶部22に記憶させる(ステップS20)。ここで、当該監視ノードWの特定方法としては、例えば上記特願2007−245072に記載の方法を用いることができる。
次に制御部21は、特定された監視ノードリストから一つの監視ノードWを選択し(ステップS21)、その選択した監視ノードWに対して上記監視依頼メッセージを送信する(ステップS22。図7ステップS1参照)。
その後制御部21は、ステップS20において作成した監視ノードリスト内の監視ノードWの全てに対して上記監視依頼メッセージを送信し終わったか否かを確認する(ステップS23)。そして、未だ監視依頼メッセージを送信していない監視ノードWがあるとき(ステップS23;NO)、制御部21は、当該監視ノードWに対しても監視依頼メッセージを送信すべく、上記ステップS21の動作に移行する。
一方、ステップS23の判定において、全ての監視ノードWについて監視依頼メッセージを送信済みであるときは(ステップS23;YES)、以下に説明する動作を各監視ノードW毎に実行して(ステップS24)、被監視ノードBWとしてのメインルーチンに移行する。
次に、上記ステップS24の動作の詳細について、図8(b)を用いて説明する。
被監視ノードBWにおいて監視ノードW毎に実行されるステップS24の動作として、被監視ノードBWの制御部21は、先ず、上記ステップS22の動作において監視依頼メッセージを送信した後、その宛先たる監視ノードWからの監視メッセージMWを一定時間待機する(ステップS241)。そして、いずれかの監視ノードWから監視メッセージMWが送信されて来た場合(ステップS241;YES)、制御部21は、対応する返答メッセージRTを生成し、当該監視メッセージMWを送信して来た監視ノードWに返信する(ステップS242。図1参照)。
一方、ステップS241の判定において、その監視ノードWから上記一定時間内に監視メッセージが何ら送信されて来ないとき(ステップS241;NO)、制御部21はその監視ノードWにおいて何らかの障害が発生したと判断して他の監視ノードWを上記監視ノードリスト内において選択する(ステップS243)。そして、当該新たに選択した監視ノードWに対して上記監視依頼メッセージを送信する(ステップS244)。以上のステップS241乃至S244の動作が、被監視ノードBWの制御部21において、監視ノードW毎に実行される。
(c)対応ノードにおける具体的動作
最後に、対応ノードPたるノード1において実行される動作について、図8(c)を用いて説明する。
図8(c)に示すように、対応ノードPたるノード1内の制御部21は、配信システム内のいずれかの監視ノードWから上記補完依頼メッセージMPが送信されて来たか否かを定期的に監視する(ステップS25)。
そして、当該補完依頼メッセージMPが送信されて来ないときは(ステップS25;NO)、そのまま通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
一方、ステップS25の判定において、いずれかの監視ノードWから補完依頼メッセージMPが送信されて来たとき(ステップS25;YES)、制御部21は、その内容に応じて、必要な補完動作を実行し(ステップS26)、その後通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
以上夫々説明したように、第1実施形態に係る監視ノードW、被監視ノードBW及び対応ノードPの動作によれば、コンテンツを示すコンテンツIDの一覧を少なくとも含む返信メッセージRTが被監視ノードBWから監視ノードWに送信されて来なくなったとき、監視ノードW内に記憶されている当該一覧により示されるコンテンツデータの複製をいずれかのノード1内に作成するので、被監視ノードBWにおいて何らかの障害が発生した可能性があるとき、その被監視ノードBW内に記憶されていたコンテンツデータの複製を他のノード1内に作成することで、配信システム全体におけるコンテンツ(その複製を含む)の数を維持して円滑な当該コンテンツの配信を維持することができる。
従って、配信システム全体に係る例えば管理サーバを用いることなく、配信システム内におけるコンテンツの配信状態を良好に維持することができる。
また、補完依頼メッセージMPに係る第1の具体例によれば、返信メッセージRTが被監視ノードBWから送信されて来なくなったとき、被監視ノードBWに記憶されていたコンテンツデータと同じコンテンツデータを記憶する対応ノードPを検索し、その検索された対応ノードPに対して当該コンテンツデータの複製を監視ノードWに送信する旨の補完依頼メッセージMPを送信するので、被監視ノードBWに記憶されていたコンテンツデータの複製を監視ノードW内に復活させることができる。
更に、補完依頼メッセージMPに係る第2の具体例によれば、返信メッセージRTが被監視ノードBWから送信されて来なくなったとき、被監視ノードBWに記憶されていたコンテンツデータと同じコンテンツデータを記憶する対応ノードPを検索し、その対応ノードPに対して当該コンテンツデータの複製を監視ノードW及び被監視ノードBWを除く他のいずれかのノード1に送信する旨の補完依頼メッセージMPを送信するので、被監視ノードBWに記憶されていたコンテンツデータの複製を監視ノードW内に復活させることができる。
更にまた、補完依頼メッセージMPに係る第3の具体例によれば、返信メッセージRTが被監視ノードBWから送信されて来なくなったとき、他のいずれかのノード1を選択し、その選択されたノード1に対して、被監視ノードBWに記憶されていたコンテンツデータと同じコンテンツデータを記憶する他のノード1を検索して当該他のノード1からコンテンツデータの複製を取得することを要求する複製送信要求を送信するので、被監視ノードBWに記憶されていたコンテンツの複製を選択されたノード1内に復活させることができる。
また、被監視ノードBWにおいて何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視ノードBWを監視する複数の監視ノードW相互において、当該各監視ノードWにおいて生成した乱数をやり取りすることでコンテンツの複製を行う監視ノードWを一つのみに絞るので、配信システム全体における複製の数が過剰となることをより効果的に防止することができる。
(III)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図9乃至図11を用いて説明する。なお、図9及び図10は第2実施形態に係る各監視ノードW及び被監視ノードBW並びに対応ノードPの動作を例示する図である。また図11は、当該各監視ノードW及び対応ノードPにおける第2実施形態に係る具体的な動作を示すフローチャートである。
ここで、第2実施形態に係る各ノードは基本的に同一の細部構成を備え、更に基本的に同一の細部動作を夫々独立して実行している。また、第2実施形態に係るノードの構成は、基本的には図2を用いて説明した第1実施形態に係るノード1と同様の構成を備えるので、以下の説明では、ノードの構成としては第1実施形態と同様の部材番号を用いて第2実施形態に係る動作を説明する。
(A)第2実施形態の具体例
先ず、各ノードにおける第2実施形態に係る動作の具体例について、図9及び図10を用いて例示しつつ説明する。
以下に説明する第2実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、一の被監視ノードBWは三つの監視ノードW1乃至W3によりその稼働状態が監視されている。そして、当該一の被監視ノードBWにおいて上記電源オフ等の障害が発生した場合、その被監視ノードBMの稼働状態を監視している三つの監視ノードW1乃至W3の全てが、第1実施形態に係る上記補完依頼メッセージMPを夫々に対応ノードPに対して送信する。これにより、当該補完依頼メッセージMPを受信した対応ノードPでは、最初に届いた補完依頼メッセージMPについてのみ、例えば第1実施形態と同様な内容の補完動作を行う。第2実施形態に係るこの動作により、被監視ノードBWにおいて障害が発生した場合についての補完動作自体が複数重複して配信システム内で実行されることを防止する。
ここで、第2実施形態に係る上記補完動作を実行するためには、監視ノードWの全てにおいて、補完依頼メッセージMPの宛先たる対応ノードPが一つだけ特定されている必要がある。また、第2実施形態に係る返答メッセージRTは、第1実施形態に係る返答メッセージRTとは異なり、その送信元たる被監視ノードBWを監視している他の監視ノードWの識別情報は不要となる。更に、第2実施形態に係る監視ノードWは、第1実施形態に係る監視終了フラグ、障害発見フラグ及び数リストを記憶する必要もない。
次に、第2実施形態の具体例として、三つの監視ノードWのいずれもが被監視ノードBWにおける障害を発見した場合について、具体的に図9及び図10を用いて説明する。
先ず、図9(a)に示すように、上述して来た通常の監視状態において、被監視ノードBWの稼働状態を監視ノードW1乃至W3が第1実施形態の場合と同様に夫々別個独立に監視しているとする。
そして、夫々が送信した監視メッセージMWに対する被監視ノードBWからの返答メッセージRTが送信されて来ないことにより、監視ノードW1→監視ノードW3→監視ノードW2の順で、夫々の制御部21が被監視ノードBWにおける障害の発生を判断/認識したとする。この認識タイミングの差は、各監視ノードWからの監視メッセージMWの送信タイミングの差によるものである。そしてこの場合、各監視ノードWの制御部21は、監視ノードW1→監視ノードW3→監視ノードW2の順で、第1実施形態の場合と同様の補完依頼メッセージMPを予め認識済みの識別情報に対応する対応ノードPに夫々送信する。
具体的には、図9(a)に示すように、先ず監視ノードW1→監視ノードW3の順で、夫々の制御部21が当該障害の発生を判断/認識したとする。そして、図9(b)に示すように、監視ノードW1及びW3の制御部21は、被監視ノードBWに対する監視を終了した後、監視ノードW1→監視ノードW3の順で、被監視ノードBWの識別情報を含む補完依頼メッセージMPを応ノードPに夫々送信することになる。
ここで、第2実施形態に係る対応ノードPは、複数の補完依頼メッセージMPが異なる監視ノードWが送信されて来た場合、先ずそれらに含まれている被監視ノードBMの識別情報を比較し、同一の被監視ノードBMについての補完依頼メッセージMPであるか否かを確認する。そして、同一の被監視ノードBMについての補完依頼メッセージMPが複数送信されて来たものである場合、最初に対応ノードPに到達した補完依頼メッセージMPの内容のみに基づいて第1実施形態に係る補完動作を開始する。図9に示す場合は、監視ノードW1から送信されて最初に対応ノードPに到達した補完依頼メッセージMPの内容のみに基づいて第1実施形態に係る補完動作を開始する。
これにより、図10(a)及び(b)に示すように監視ノードW2が最後に被監視ノードBMにおける障害の発生を認識して補完依頼メッセージMPを対応ノードPに送信しても、対応ノードPとしては最早補完動作は開始しない。
なお、第2実施形態に係る対応ノードPが実行する補完動作は、基本的には、第1実施形態に係る当該補完動作と同様のものである。
(B)第2実施形態に係る具体的動作
次に、上記具体例を共に実現するために監視ノードW及び対応ノードPにおいて夫々実行される第2実施形態に係る具体的な動作について、纏めて図11を用いて説明する。なお、図11に示すフローチャートにおいて、図7及び図8に示したフローチャートにおける処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
また、第2実施形態に係る監視ノードWたる各ノード1は、基本的に同一の動作を夫々独立して実行している。更に図11に示す動作は、配信システムに参加しているノード1としてのメインルーチンの一部として常時実行されている動作である。更にまた、第2実施形態に係る被監視ノードBMにおいて実行される具体的な動作は、第1実施形態に係る被監視ノードBMにおいて実行されるものと同様であるので、細部の説明は省略する。
(a)監視ノードにおける具体的動作
先ず、監視ノードW1乃至W3たるノード1において夫々別個に実行される動作について、図11(a)を用いて説明する。
図11(a)に示すように、第2実施形態に係る監視ノードW1乃至W3たるノード1内の制御部21は、上記メインルーチンの一貫として、第1実施形態に係る各監視ノードWにおけるステップS1、S4、S5及びS7の処理と同様の処理を常時実行している。
そして、上記ステップS5の判定において、返答メッセージRTが被監視ノードBWから正常に送信されて来ないとき、各監視ノードWの制御部21は夫々に、その被監視ノードBWにおいて上記障害が発生したと判断して、上記補完依頼メッセージMPを夫々対応ノードPへ送信し(ステップS30。図9(b)又は図10(b)参照。)、その後通常のノード1として動作すべく、元のメインルーチンに戻る。
(b)対応ノードにおける具体的動作
次に、第2実施形態に係る対応ノードPたるノード1において実行される動作について、図11(b)を用いて説明する。なお、第2実施形態に係る対応ノードPとしては、第1実施形態に係る対応ノードPとは異なり、過去において補完動作の対象となった被監視ノードBMの識別情報を含む補完済みノードリスト情報を、その記憶部22内に記憶している。
図11(b)に示すように、当該対応ノードPたるノード1内の制御部21は、配信システム内のいずれかの監視ノードWから上記補完依頼メッセージMPが送信されて来たか否かを定期的に監視する(ステップS25)。
そして、当該補完依頼メッセージMPが送信されて来ないときは(ステップS25;NO)、そのまま通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
一方、ステップS25の判定において、いずれかの監視ノードWから補完依頼メッセージMPが送信されて来たとき(ステップS25;YES)、制御部21は、送信されて来た補完依頼メッセージMPから被監視ノードBMの識別情報を抽出し(ステップS35)、それが補完動作の未だ対象となっていない被監視ノードBMであるか否かを確認する(ステップS36)。このステップS36における判定は、上記補完済みノードリスト情報内にその被監視ノードBMの識別情報が記述されているか否かに基づいて実行される。そして、抽出した識別情報が既に補完動作の対象となった被監視ノードBMを示すものである場合には(ステップS36;NO)、制御部21は通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
一方、ステップS36の判定において、抽出した識別情報が未だ補完動作の対象となっていない被監視ノードBMを示すものである場合(ステップS36;NO)、制御部21は、上記補完済みノードリスト情報内にその被監視ノードBMの識別情報を記述する(ステップS37)。その後制御部21は、送信されて来た補完依頼メッセージMPの内容に応じて、第1実施形態場合と同様に必要な補完動作を実行し(ステップS26)、その後通常のノード1として動作すべく元のメインルーチンに戻る。
以上夫々説明したように、第2実施形態に係る監視ノードW、被監視ノードBW及び対応ノードPの動作によれば、コンテンツを示すコンテンツIDの一覧を少なくとも含む返信メッセージRTが被監視ノードBWから監視ノードWに送信されて来なくなったとき、監視ノードW内に記憶されている当該一覧により示されるコンテンツデータの複製をいずれかのノード1内に作成するので、被監視ノードBWにおいて何らかの障害が発生した可能性があるとき、その被監視ノードBW内に記憶されていたコンテンツデータの複製を他のノード1内に作成することで、配信システム全体におけるコンテンツ(その複製を含む)の数を維持して円滑な当該コンテンツの配信を維持することができる。
従って、配信システム全体に係る例えば管理サーバを用いることなく、配信システム内におけるコンテンツの配信状態を良好に維持することができる。
また、被監視ノードBWにおいて何らかの異常が発生した可能性があるとき、その被監視ノードBWを監視する複数の監視ノードWから夫々に補完依頼メッセージMPを対応ノードPに送信し、対応ノードPにおいて受信された各補完依頼メッセージMPのうちの一の補完依頼メッセージMPからのみ補完動作を行うので、コンテンツの複製を一つの補完依頼メッセージMPのみを起点として行うことで、配信システム全体における複製の数が過剰となることをより効果的に防止することができる。
更に、同一の被監視ノードBWについて、対応ノードPにおいて最初に受信された補完依頼メッセージMPのみに基づいてコンテンツの複製を行うので、より効果的に配信システム全体における複製の数が過剰となることを防止することができる。
なお、上述してきた各実施形態では、被監視ノードBWにおいて何らかの障害が発生した場合、その記憶部22に記憶されていたコンテンツデータの複製を他のノード1の記憶部22内に生成させる構成としている。
ここで、当該複製生成の具体的な方法としては、当該ノード1に対して他のノード1へのコンテンツデータの供給元の役割を担わせる場合にあっては、当該複製を生成するノード1内の記憶部22を、そのノード1自体が配信を受けたコンテンツデータを記憶する配信データ記憶領域と、他のノード1に記憶されているコンテンツデータの複製を記憶する複製記憶領域と、の二つに分割する方法としてもよい。このとき、上記配信データ記憶領域の記憶可能量と複製記憶領域の記憶可能量の合計値は予め設定されているものでもよいが、夫々の記憶可能量は、自由に増減できるようにされていることが好ましい。また、上記二つの記憶領域のうち複製記憶領域については、そこに記憶されているコンテンツデータが消去されることがないようされることが好ましい。これにより、そのノード1がコンテンツの配信を受けることにより上記合計値がその上限として予め設定されている値を超えそうな場合は、配信データ記憶領域に記憶されているコンテンツデータのうち古いものから順に消去されることとなる。
一方、一度障害が発生した被監視ノードBWにおいて当該障害が除去され、再度配信システム内に復帰する場合、当該被監視ノードBWたるノード1では、複製記憶領域内に記憶されているコンテンツデータを全て削除してから復帰することが望ましい。
以上の構成により、結果として全てのコンテンツデータが必ずいずれかのノード1内に記憶されることとなるため、例えば全てのコンテンツデータを記憶するコンテンツプールサーバの如き物を配信システム内に設ける必要がなくなる。
更に、図7及び図8又は図11に夫々示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを各実施形態に係るノード1内の制御部21として活用することも可能である。
以上夫々説明したように、本願はコンテンツの配信を行う配信システムの分野に利用することが可能であり、特に、P2P型の配信システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
実施形態に係る配信システムにおける相互監視の状態を例示する図である。 第1実施形態に係る一のノードの概要構成を示すブロック図である。 第1実施形態の第1具体例に係る各監視ノード及び被監視ノードの動作を例示する図(I)であり、(a)は当該動作を例示する第一の図であり、(b)は当該動作を例示する第二の図である。 第1実施形態の第1具体例に係る各監視ノード及び被監視ノードの動作を例示する図(II)であり、(a)は当該動作を例示する第三の図であり、(b)は当該動作を例示する第四の図である。 第1実施形態の第2具体例に係る各監視ノード及び被監視ノードの動作を例示する図(I)であり、(a)は当該動作を例示する第一の図であり、(b)は当該動作を例示する第二の図である。 第1実施形態の第2具体例に係る各監視ノード及び被監視ノードの動作を例示する図(II)であり、(a)は当該動作を例示する第三の図であり、(b)は当該動作を例示する第四の図である。 第1実施形態に係る各監視ノードにおける具体的な動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る被監視ノード及び対応ノード夫々における具体的な動作を示すフローチャートであり、(a)及び(b)は当該被監視ノードにおける具体的な動作を示すフローチャートであり、(c)は当該対応ノードにおける具体的な動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の具体例に係る各監視ノード及び被監視ノードの動作を例示する図(I)であり、(a)は当該動作を例示する第一の図であり、(b)は当該動作を例示する第二の図である。 第2実施形態の具体例に係る各監視ノード及び被監視ノードの動作を例示する図(II)であり、(a)は当該動作を例示する第三の図であり、(b)は当該動作を例示する第四の図である。 第2実施形態に係る各監視ノード及び対応ノード夫々における具体的な動作を示すフローチャートであり、(a)は当該監視ノードにおける具体的な動作を示すフローチャートであり、(b)は当該対応ノードにおける具体的な動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ノード
21 制御部
22 記憶部
23 バッファメモリ
24 復号化アクセラレータ
25 デコーダ部
26 映像処理部
27 表示部
28 音声処理部
29 スピーカ
29a 通信部
29b 入力部
29c ICカードスロット
29d バス
29e ICカード
P 対応ノード
BW 被監視ノード
W1、W2、W3 監視ノード
MW 監視メッセージ
RT 返答メッセージ
T0、T50、T60 障害発見メッセージ
MP 補完依頼メッセージ

Claims (10)

  1. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において、
    前記被監視装置は、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備え、
    前記監視装置は、
    前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信手段と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶するリスト情報記憶手段と
    記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成手段と、
    を備え
    前記複製作成手段は、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報を記憶する配信情報記憶手段を備える前記情報処理装置を検索する検索手段と、
    前記検索された情報処理装置内に記憶されている前記配信情報の複製を前記監視装置に送信することを要求する旨の複製送信要求メッセージを、前記検索された情報処理装置に対して送信する複製送信要求メッセージ送信手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置
  2. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において、
    前記被監視装置は、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備え、
    前記監視装置は、
    前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信手段と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶するリスト情報記憶手段と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成手段と、
    を備え、
    前記返信メッセージには、前記返信メッセージを送信して来た前記被監視装置を監視する他の前記監視装置である他監視装置の全てを示す装置識別情報が含まれており、
    前記監視装置は更に、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、予め決定されている手法により数を生成する数生成手段と、
    前記生成された数を記憶する数記憶手段と、
    前記生成された数を前記他監視装置全てに送信する数送信手段と、
    いずれかの前記他監視装置から前記いずれかの前記他監視装置において生成された前記数が送信されて来たとき、前記送信されて来た数より小さい数を生成し、前記数を送信して来た前記他監視装置に返信する数返信手段と、
    を備え、
    前記複製作成手段は、各前記他監視装置からそれぞれ送信されて来た各前記数が、全て前記数記憶手段に記憶されている数よりも小さいときのみ、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製をいずれかの前記情報処理装置内に作成することを特徴とする監視装置。
  3. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において、
    前記被監視装置は、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備え、
    前記監視装置は、
    前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信手段と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶するリスト情報記憶手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成手段を備え、
    各前記監視装置が、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を作成することを要求する旨の複製作成要求メッセージであって、前記被監視装置を識別する装置識別情報および前記リスト情報を少なくとも含む複製作成要求メッセージを、前記複製作成手段を備える前記情報処理装置に送信する複製作成要求メッセージ送信手段をそれぞれに備えており、
    前記情報処理装置は更に、
    各前記監視装置からの前記複製作成要求メッセージをそれぞれ受信する複製作成要求メッセージ受信手段と、
    各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージから一の前記複製作成要求メッセージのみを選択し、前記選択された複製作成要求メッセージに含まれている前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出する抽出手段と、
    を備え、
    前記複製作成手段は、前記抽出された装置識別情報およびリスト情報に基づいて、前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項に記載の情報処理装置において、
    前記抽出手段は、各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージのうち、最初に受信された前記複製作成要求メッセージのみを選択して前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出することを特徴とする情報処理装置。
  5. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において実行される情報処理方法において、
    前記被監視装置においては、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信工程が実行され、
    前記情報処理方法は、
    前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信工程と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置のリスト情報記憶手段に記憶させるリスト情報記憶工程と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成工程と、
    を含み、
    前記複製作成工程は、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報を記憶する配信情報記憶手段を備える前記情報処理装置を検索する検索工程と、
    前記検索された情報処理装置内に記憶されている前記配信情報の複製を前記監視装置に送信することを要求する旨の複製送信要求メッセージを、前記検索された情報処理装置に対して送信する複製送信要求メッセージ送信工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法
  6. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記監視装置において実行される情報処理方法において、
    前記被監視装置においては、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信工程が実行され、
    前記情報処理方法は、
    前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信工程と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置のリスト情報記憶手段に記憶させるリスト情報記憶工程と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成工程と、
    を含み、
    前記返信メッセージには、前記返信メッセージを送信して来た前記被監視装置を監視する他の前記監視装置である他監視装置の全てを示す装置識別情報が含まれており、
    前記情報処理方法は更に、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、予め決定されている手法により数を生成して前記監視装置の数記憶手段に記憶させる数生成記憶工程と、
    前記生成された数を前記他監視装置全てに送信する数送信工程と、
    いずれかの前記他監視装置から前記いずれかの前記他監視装置において生成された前記数が送信されて来たとき、前記送信されて来た数より小さい数を生成し、前記数を送信して来た前記他監視装置に返信する数返信工程と、
    を含み、
    前記複製作成工程においては、各前記他監視装置からそれぞれ送信されて来た各前記数が、全て前記数記憶手段に記憶されている数よりも小さいときのみ、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製をいずれかの前記情報処理装置内に作成することを特徴とする情報処理方法
  7. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置において実行される情報処理方法において、
    前記被監視装置においては、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信工程が実行され、
    前記監視装置においては、
    前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信工程と、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置のリスト情報記憶手段に記憶させるリスト情報記憶工程と、
    が実行され、
    前記情報処理方法は、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成する複製作成工程を含み、
    各前記監視装置においては、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を作成することを要求する旨の複製作成要求メッセージであって、前記被監視装置を識別する装置識別情報および前記リスト情報を少なくとも含む複製作成要求メッセージを、前記複製作成手段を備える前記情報処理装置に送信する複製作成要求メッセージ送信工程がそれぞれ実行され、
    前記情報処理方法は更に、
    各前記監視装置からの前記複製作成要求メッセージをそれぞれ受信する複製作成要求メッセージ受信工程と、
    各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージから一の前記複製作成要求メッセージのみを選択し、前記選択された複製作成要求メッセージに含まれている前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出する抽出工程と、
    を含み、
    前記複製作成工程においては、前記抽出された装置識別情報およびリスト情報に基づいて、前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成することを特徴とする情報処理方法。
  8. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムであって、前記被監視装置、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備えるネットワークシステムに含まれる前記監視装置のコンピュータに、
    記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信するステップと、
    記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置のリスト情報既往手段に記憶させるステップと、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップと、
    実行させ、
    前記複製を作成する前記ステップを実行させる前記コンピュータに、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報を記憶する配信情報記憶手段を備える前記情報処理装置を検索するステップと、
    前記検索された情報処理装置内に記憶されている前記配信情報の複製を前記監視装置に送信することを要求する旨の複製送信要求メッセージを、前記検索された情報処理装置に対して送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム
  9. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムであって、前記被監視装置が、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備えるネットワークシステムに含まれる前記監視装置のコンピュータに、
    前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信するステップと、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して前記監視装置のリスト情報記憶手段に記憶させるステップと、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップと、
    を実行させ、
    前記返信メッセージには、前記返信メッセージを送信して来た前記被監視装置を監視する他の前記監視装置である他監視装置の全てを示す装置識別情報が含まれており、
    前記コンピュータに更に、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、予め決定されている手法により数を生成して前記監視装置の数記憶手段に記憶させるステップと、
    前記生成された数を前記他監視装置全てに送信するステップと、
    いずれかの前記他監視装置から前記いずれかの前記他監視装置において生成された前記数が送信されて来たとき、前記送信されて来た数より小さい数を生成し、前記数を送信して来た前記他監視装置に返信するステップと、
    を実行させ、
    前記複製を作成する前記ステップを実行させる前記コンピュータに、各前記他監視装置からそれぞれ送信されて来た各前記数が、全て前記数記憶手段に記憶されている数よりも小さいときのみ、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製をいずれかの前記情報処理装置内に作成するステップを実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 複数の情報処理装置がネットワークを介して相互に接続されてなるネットワークシステムであって、前記ネットワークを介して他の前記情報処理装置に対して配信される配信情報を記憶する一の前記情報処理装置である被監視装置の稼働状態を、他の複数の前記情報処理装置である監視装置が監視するネットワークシステムであって、前記被監視装置が、いずれかの前記監視装置から監視メッセージが送信されて来たとき、前記記憶されている配信情報を示すリスト情報を少なくとも含む返信メッセージを、前記監視メッセージを送信した前記監視装置に返信する返信手段を備え、前記監視装置が、前記監視装置が監視する前記被監視装置に対して、予め設定されたタイミングで前記監視メッセージを送信する監視メッセージ送信手段と、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来たとき、前記返信メッセージに含まれている前記リスト情報を前記返信メッセージから抽出して記憶するリスト情報記憶手段と、を備えるネットワークシステムに含まれる前記情報処理装置のコンピュータに、
    前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から前記監視装置に返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップを実行させ、
    各前記監視装置が、前記送信した監視メッセージに対応する前記返信メッセージが前記被監視装置から返信されて来なくなったとき、前記リスト情報記憶手段に記憶されている前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を作成することを要求する旨の複製作成要求メッセージであって、前記被監視装置を識別する装置識別情報および前記リスト情報を少なくとも含む複製作成要求メッセージを、前記複製作成手段を備える前記情報処理装置に送信する複製作成要求メッセージ送信手段をそれぞれに備えており、
    前記コンピュータに更に、
    各前記監視装置からの前記複製作成要求メッセージをそれぞれ受信するステップと、
    各前記監視装置から受信した各前記複製作成要求メッセージから一の前記複製作成要求メッセージのみを選択し、前記選択された複製作成要求メッセージに含まれている前記装置識別情報および前記リスト情報をそれぞれ抽出するステップと、
    を実行させ、
    前記複製を作成する前記ステップを実行させる前記コンピュータに、前記抽出された装置識別情報およびリスト情報に基づいて、前記リスト情報により示されている前記配信情報の複製を、いずれかの前記情報処理装置内に作成するステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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