JP5176302B2 - 通信メディア自動変換システム - Google Patents

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Description

本発明は、SIPプロトコルによるセッションの確立の際に、あるいは確立されたセッションによって交換されるセッション情報に含まれるメディア情報に基づく通信メディア自動変換システムに関する。
SIPプロトコルに従ってセッション確立する際のネゴセッションにおいては、発信側の端末装置から希望する通信メディアを示すメディア情報がSDP(Session Describe Protocol)情報の一部として送信され、指定された通信メディア(例えば、音声通話)が、着信側の端末装置において提供可能であるか否かがまず判定される。
その後、指定された通信メディアでの通信が要求されている旨が着信側の利用者に通知され、着信側の利用者が上述した通信メディアでの着信を諒承した上で応答すると、指定された通信メディアのデータ授受のためのセッションが確立され、このセッションを介して、例えば、音声通話のためのRTPパケットの授受が開始される。
近年では、個々の通信端末の高機能化が進んでおり、例えば、第3世代移動通信システムに接続する機能と、SIPプロトコルに従って無線LANシステムに接続する機能との双方を備えた通信端末も実現されている。
このような移動通信端末が、例えば、移動通信ネットワークと無線LANの双方が利用可能な領域に進入した場合などに、移動通信ネットワークから無線LANへあるいはその逆へと接続の移行を制御する技術として、移動通信端末の位置情報を利用したハンドオーバ制御技術が提案されている(特許文献1参照)。
このようなハンドオーバ制御技術では、複数のメディアを利用して接続中の利用者が優先しようとする通信メディアの種類や、ハンドオーバ可能なネットワークで提供可能な通信メディアの種類などに基づいて、ハンドオーバを行うか否かを決定したり、ハンドオーバした後の通信で選択するメディアを決定したりといった制御が行われている。
特開2005−229583号公報
上述した特許文献1の技術も含めて、従来のネットワーク技術では、発信側と着信側とが同一の通信メディアで通信を行うことを前提としてセッションの確立が行われている。
SIPプロトコルが適用された無線LANシステムでは、多種多様な通信メディアでの通信が可能であり、また、様々な機能を持つ端末装置が混在して接続されているにもかかわらず、発信側の利用者が送信するINVITEメッセージに付加されたSDP情報で指定された通信メディアについてのみ、着信側の端末装置で提供可能であるか否かが判定され、提供可能である場合に限って着信側の利用者に接続要求が通知されている。
このような従来のセッション確立手順では、通信メディアの選択は一方的に発信者側に任されており、着信側の利用者は、所望の通信メディアが指定されていない場合には、接続要求に応答しないことでしか通信メディアを選択できなかった。
このため、発信側の利用者が希望する通信メディアと着信側の利用者が希望する通信メディアが一致しない場合には、接続要求が拒否されてしまい、通信を開始することができなくなってしまっていた。
また、例えば、発信側の利用者が着信側の利用者の都合を想像して通信メディアを選択することも可能ではあるが、発信側の利用者の想像に基づいて選択された通信メディアが、着信側の利用者が希望する通信メディアと一致するとは限らないことに変わりはない。
その一方、オフィスビル内などでは、従業員それぞれの居場所(プレゼンス)を、個々の従業員が所持しているRFIDなどによって管理する技術が適用可能であり、このプレゼンス管理技術で得られた位置情報に基づいて、着信側の利用者が会議中であるか居室に在席中であるかを判定し、この結果に基づいて希望する通信メディアを推定すれば、推定精度を向上することは可能である。
しかしながら、同一の場所でも利用者ごとに、あるいは、利用者がおかれた状況に応じて、着信を希望する通信メディアが異なることが考えられる上、着信側が希望する通信メディアを発信側の利用者の端末で提供可能であるかについては全く保証がない。
このように、発信側の利用者が一方的に通信メディアを選択して、発信側と着信側で同一の通信メディアを採用する手法には限界があり、通信メディアの不一致のために通信が成立しない場合が少なからず発生する。今後、個々の端末装置で提供可能な通信メディアに関する選択肢が増えるに従って、このような通信メディアの不一致のために通信成立しないケースが増大すると考えられる。
本発明は、着信側の利用者のポリシーを反映して、着信に用いる通信メディアを発信側の利用者が選択した通信メディアとは独立に選択可能とする通信メディア自動変換システムを提供することを目的とする。
本発明にかかわる第1の通信メディア自動変換システムは、プレゼンス管理手段と、着信メディア決定手段と、メディア変換手段とから構成される。
本発明にかかわる第1の通信メディア自動変換システムの原理は、以下の通りである。
プレゼンス管理手段は、サービス領域内の利用者それぞれに対応して、各利用者について収集した位置情報と端末機能情報とともに、サービス領域内に設定された所在場所ごとに希望する着信メディアを示す着信セッションポリシーを含むプレゼンス情報を管理する。着信メディア決定手段は、接続要求に応じて、指定された着信先の利用者に対応する前記プレゼンス情報を参照し、前記着信先の利用者の位置情報と着信セッションポリシーとから着信側で選択する通信メディアを決定する。メディア変換手段は、接続要求で示される発信側の通信メディアと前記着信メディア決定手段で決定された通信メディアとが一致しない場合に、双方の通信メディア間のメディア変換を行う。
このように構成された第1の通信メディア自動変換システムの動作は、下記の通りである。
例えば、SIPプロトコルのINVITEメッセージが通信メディア変換システムに到来したときに、着信メディア決定手段により、このINVITEメッセージで示された着信先の利用者に対応してプレゼンス管理手段に登録されているプレゼンス情報が参照される。このとき、着信メディア決定手段は、上述したINVITEメッセージに含まれるSDP情報で指定される通信メディアとは独立に、着信先の利用者の位置情報と着信セッションポリシーとに基づいて、着信側の利用者が通信に利用する通信メディアを決定する。
このようにして決定された着信側の通信メディアとINVITEメッセージで指定された発信側の通信メディアとが一致しない場合には、メディア変換手段により、双方の通信メディア間のメディア変換が行われる。
これにより、例えば、発信側で選択された通信メディアが音声通信であり、着信側ではテキスト情報が通信メディアとして選択された場合のように、発信側で選択された通信メディアと着信側が希望する通信メディアとが一致しない場合でも、双方の端末間での通信を実現することができる。上述した例では、発信側の端末装置との間に設定されたRTPセッションを介してメディア変換手段に到達した音声データは、テキスト情報に変換されて着信側の端末装置に送出され、一方、着信側の端末装置から送出されるテキスト情報は、メディア変換手段において音声データに変換され、上述したRTPセッションを介して発信側の端末装置に送出される。
本発明にかかわる第2の通信メディア自動変換システムは、上述した第2の通信メディア自動変換システムに備えられるメディア変換手段に、音声認識手段と、メッセージ生成手段と、SIP通信手段と、テキスト抽出手段と、音声合成手段とを備えて構成される。
本発明にかかわる第2の通信メディア自動変換システムの原理は、以下の通りである。
上述した第1の通信メディア自動変換システムに備えられるメディア変換手段において、音声認識手段は、通信メディアとして音声を選択した第1端末装置との間に設定されたRTPセッションを介して入力される音声データについて音声認識処理を行い、前記音声データによって表される言語情報を示すテキスト情報を生成する。メッセージ生成手段は、音声認識手段によって得られたテキスト情報を含むSIPメッセージを生成する。SIP通信手段は、通信メディアとしてテキスト情報を選択した第2端末装置との間でSIPメッセージの授受を行う。テキスト抽出手段は、通信メディアとしてテキスト情報を選択した第2端末装置から受け取ったSIPメッセージからテキスト情報を抽出する。音声合成手段は、テキスト抽出手段によって抽出されたテキスト情報について音声合成処理を行い、前記テキスト情報で示される言語情報を表す音声データを生成して、前記RTPセッションを介して前記通信メディアとして音声を選択した第1端末装置に送出する。
このように構成された第2の通信メディア自動変換システムの動作は、下記の通りである。
音声通信を選択した第1端末装置からRTPセッションを介して受け取った音声データは、音声認識手段によってテキスト情報に変換され、更に、このテキスト情報を含むSIPメッセージに変換されて、SIP通信手段を介して、テキスト情報による通信を選択した対向する第2端末装置に送信される。一方、この第2端末装置からのSIPメッセージに含まれるテキスト情報は、テキスト抽出手段によって抽出され、音声合成手段によって音声データを含むRTPパケットに変換されて、上述した第1端末装置との間に設定されたRTPセッションを介して送出される。
このようにして、音声からテキストへのメディア変換とともにテキストから音声へのメディア変換が、SIPプロトコルの中で実現される。
本発明にかかわる第3の通信メディア自動変換システムは、上述した第2の通信メディア自動変換システムに備えられるメディア変換手段に、更に、判定手段と要求代行手段とを備えて構成される。
本発明にかかわる第3の通信メディア自動変換システムの原理は、以下の通りである。
上述した第2の通信メディア自動変換システムに備えられるメディア変換手段において、判定手段は、テキスト情報がボディ部に付加されたSIPメッセージの受信に応じて、前記SIPメッセージで示された着信側の端末装置に対応するRTPセッションが設定されているか否かにより、上述したSIPメッセージが、第2端末装置によって第1端末装置を宛先として最初に送出したSIPメッセージであるか否かを判定する。要求代行手段は、着信側の端末装置に対応するRTPセッションが設定されていないと判定されたときに、第2端末装置に代わって、前記着信側の端末装置となる第1端末装置に対してSIPプロトコルに従う接続要求を送出する。
このように構成された第3の通信メディア自動変換システムの動作は、下記の通りである。
発信側の利用者によってテキスト情報での通信が選択されている場合に、第2端末装置が発呼側となって、テキスト情報を含むSIPメッセージが第1端末装置宛てに新たに送出される。このときに、判定手段により、上述した宛先の第1端末装置に対応するRTPセッションが設定されていないと判定され、これに応じて、要求代行手段により、INVITEメッセージが生成され、上述したSIPメッセージの着信先の第1端末装置に送出される。これに応じて、メディア変換手段と第1端末装置との間のRTPセッションの設定が行われる。
その後は、発信側の端末装置からのSIPメッセージに付加されたテキスト情報は、メディア変換手段によって音声データに変換されて、上述したようにして設定されたRTPセッションを介して着信側の端末装置に送出され、一方、着信側の端末装置からの音声データは、メディア変換手段によってテキスト情報に変換されて、発信側の端末装置に渡される。
上述した第1の通信メディア変換システムによれば、発信側の端末装置と着信側の端末装置とが、それぞれ独立に選択した通信メディアを利用しつつ、相互の通信を成立させることができる。
特に、第2および第3の通信メディア変換システムによれば、音声通信とテキスト情報による通信のように全く性質の異なる通信メディア間の変換を実現するための具体的なシステムを提供することができる。
このようにして、異なる通信メディア間での変換を実現し、発信側の利用者の希望と着信側の利用者の希望との双方を満足させ、互いの通信を成立させることにより、通信メディアの不一致による通信の不成立を防ぐことが可能となる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に、本発明にかかわる通信メディア自動変換システムの実施形態を示す。
図1に示したプレゼンス管理サーバ220において、所在情報登録処理部221は、ネットワークを介して各端末装置についての位置情報を収集してプレゼンス管理テーブル222の位置情報を更新するとともに、これらの端末装置からの要求に応じて、着信ポリシーの登録処理を行う。
図1に示したプレゼンス管理テーブル222は、例えば、図2に示すように、各利用者に与えられた利用者IDに対応して位置情報を保持するとともに、現在使用中の端末装置に関する情報として端末IDや電話番号あるいはIPアドレスおよび提供可能メディアを保持している。また、このプレゼンス管理テーブル222には、各利用者に対応する着信ポリシーとして、所在場所の種別(図2においては所在種別として示した)に対応して着信の際に選択する希望メディアを示す情報が登録されている。
また、図1に示したSIPサーバ210において、問い合わせ処理部212は、SIP処理部211からの指示に応じて、プレゼンスサーバ220の登録情報検索部223に対して着信先の利用者に関する問い合わせを行い、得られた情報をメディア変換制御部213に渡す。
このメディア変換制御部213は、SIP処理部211が接続要求から抽出した情報と上述した問い合わせで得られた情報とに基づいて、メディア変換の必要性を判定し、メディア変換が必要である旨の判定結果を得たときに、後述するようにして、SIP処理部211を介してセッションメディア変換サーバ230にメディア変換処理を依頼する。
図1に示したセッションメディア変換サーバ230において、RTP制御部232は、SIP処理部231からの指示に応じて、ネットワークを介して設定されたRTPセッションを介してRTPパケットの授受を行う。このとき、RTP制御部232は、RTPセッションを介して受け取った音声データを音声認識処理部233によるテキスト情報への変換処理に供し、一方、音声合成処理部234から受け取った音声データをRTPパケットとして上述したRTPセッションを介して送出する。また、図1に示したメッセージ変換部235は、音声認識処理部233で得られたテキスト情報をSIPメッセージのボディ部に設定してSIP処理部231に渡す機能と、SIP処理部231から受け取ったSIPメッセージに含まれるテキスト情報を抽出して音声合成処理部234による音声データへの変換処理に供する機能を備えている。
以下、図1に示した通信メディア自動変換システムの動作を、端末装置UE2からの接続要求に応じて、会議室内の利用者が使用している端末装置UE1に接続する場合を例にとって説明する。
例えば、図3に示すように、端末装置UE2からの音声通話に関するINVITEがSIPサーバ210によって検出されると(図4のステップ301)、まず、SIP処理部211により、INVITEのSDPで示された発信側メディア情報(音声)とともに、宛先を示す情報が抽出される(図4のステップ302、303)。
このようにして抽出された宛先端末情報に基づいて、図1に示した問い合わせ処理部212により、プレゼンス管理サーバ220に対して着信側の利用者の着信ポリシーに関する問い合わせが行われ、これに応じて、登録情報検索部223により、指定された着信側の利用者が利用中の端末装置に関する情報とともに、この利用者の位置情報に対応して登録された着信希望メディア(テキスト)を示す情報の参照が行われ(図4のステップ304)、これらの情報が、図1に示したメディア変換制御部213に通知される。
このとき、メディア変換制御部213は、SIP処理部211によって抽出された発信側メディア情報と問い合わせ処理部212を介してプレゼンス管理サーバ220から通知された着信側メディア情報とを比較し、これらが一致した場合には(ステップ305の肯定判定)、従来と同様の通常のセッション設定処理を行い(ステップ306)、接続要求に応じたセッション設定動作を終了する。
一方、図3に示した場合のように、発信側が希望するメディア(音声)と着信側が希望するメディア(テキスト)とが一致しない場合に(ステップ305の否定判定)、メディア変換制御部213は、SIP処理部211を介して、セッションメディア変換サーバ230を介してセッション設定を行う。
このとき、メディア変換制御部213からの指示に応じて、SIP処理部211により、上述した端末装置UE2からのINVITEがセッションメディア変換サーバ230に転送される。これに応じて、SIP処理部231により、RTP制御部232に対して発信側の端末装置UE2に接続されるRTPセッションの設定が指示され、これに応じてRTP制御部232において設定されたRTPセッションに関する情報が、セッションメディア変換サーバ230のSIP処理部231およびSIPサーバ210のSIP処理部211を介して要求元の端末装置UE2に通知される。
このようにして、図1に灰色の太線で示すように、発信側の端末装置UE2とセッションメディア変換サーバ230のRTP制御部232とを結ぶRTPセッションが確立される(図3参照)。また、このとき、SIP処理部231により、このRTPセッションと上述した発信側端末装置UE2および着信側端末装置UE1を示す情報とが対応付けて管理される。
このRTPセッションを介して発信側の端末装置UE2からRTP制御部232にRTPパケットが到着すると(図5のステップ311参照)、このRTPパケットに含まれる音声データが、図1に示した音声認識処理部233による音声認識処理に供され(図5のステップ312)、テキスト情報に変換される(図3参照)。
このようにして得られたテキスト情報を受け取って、図1に示したメッセージ変換部235は、このテキスト情報をボディ部に付加してSIPメッセージを形成し(図5のステップ313)、SIP処理部231を介して送信する(ステップ314)。
上述したように、SIP処理部231では、RTPセッションと着信側端末装置UE1とが対応付けて管理されているので、上述したようにして形成されたテキスト情報を含むSIPメッセージは、SIPサーバ210を介して上述した端末装置UE1に送出される(図3参照)。
このようにして、通信メディアとして音声通話を希望している端末装置UE2からの音声データをテキスト情報に変換し、このテキスト情報を含むSIPメッセージとして、通信メディアとしてテキスト情報を希望している端末装置UE1に渡すことができる。
一方、図3に示すように、端末装置UE1の利用者により、上述したSIPメッセージへの応答としてテキスト情報が入力されたときに、このテキスト情報を含むSIPメッセージがSIPサーバ210を介してセッションメディア変換サーバ230に転送され(図5のステップ321)、SIP処理部231からメッセージ変換部235に渡される。
このSIPメッセージに含まれているテキスト情報は、メッセージ変換部235によって抽出された後に(図5のステップ322)、音声合成処理部234に渡され、この音声合成処理部234によって音声データに変換される(図5のステップ323)。そして、RTP制御部232により、この音声データを含むRTPパケットが形成され、上述したRTPセッションを介して端末装置UE2に送信される(図3および図5のステップ324参照)。
このようにして、端末装置UE1からのテキスト情報を音声データに変換し、RTPセッションを介して端末装置UE2に渡すことができる。
上述した通信メディア自動変換システムでは、音声通話などの通信メディアで必要とされるRTPセッションによるRTPパケットの授受をセッションメディア変換サーバ230において終端し、このセッションメディア変換サーバ230に、RTPセッションを用いる通信メディアとテキスト情報などの通信メディアとの間の変換手段を備えることにより、発信側と着信側とで独立に通信メディアを選択して通信を成立させることができる。
また、上述したように、音声データから得られたテキスト情報をSIPメッセージのボディ部に設定して宛先の端末装置に送信する構成では、SIPプロトコルに従うメッセージの授受によってテキスト情報が授受されるので、チャット機能などを利用した簡易な構成を利用して実現することができる。
次に、テキスト情報による通信を希望している端末装置UE1からの接続要求に応じて、音声通話を希望している端末装置UE2との間の通信を実現する動作について説明する。
図6に、通信メディア自動変換システムの動作を表すシーケンス図を示す。また、図7に、SIPメッセージの転送動作を表す流れ図を示す。
なお、図6に示すシーケンスのうち、図3に示した各シーケンスと同等のものについては、図3に示した符号を付して示し、その説明を省略する。
例えば、図6に示すように、端末装置UE1から端末装置UE2を宛先として指定したSIPメッセージが送出されると、SIPサーバ210により、このSIPメッセージに含まれるSDP情報に基づいて、着信先の端末装置UE2についての問い合わせがプレゼンス管理サーバ220に対して行われる。
例えば、端末装置UE2の利用者が出先にいる旨がプレゼンス管理テーブル222に登録された位置情報で示されている場合に、上述した問い合わせに対して、登録情報検索部223により、端末装置UE2に対応する希望メディアが音声である旨が通知される。
これに応じて、SIPサーバ210のメディア変換制御部213により、メディア変換処理が必要であると判断され、端末装置UE1からのSIPメッセージは、セッションメディア変換サーバ230に転送される。


このとき、セッションメディア変換サーバ230のSIP処理部231は、図7に示すように、まず、受け取ったSIPメッセージからSDP情報を抽出し(ステップ331)、次いで、図1に示したRTP制御部232によって既に設定されているRTPセッションから、SDP情報で示された着信側端末装置(例えば、端末装置UE2)に対応するRTPセッションを検索し、この検索結果に基づいて、該当するRTPセッションがあるか否かを判定する(ステップ333)。
図6に示した最初のSIPメッセージに応じて上述したRTPセッションの検索を行った場合には、まだ、該当するRTPセッションは設定されていないので、上述したステップ333の否定判定となり、このとき、SIP処理部231は、RTP制御部232から収集したSDP情報を含むINVITEを作成し、SIPサーバ210を介して端末装置UE2に送出する(図7ステップ334および図6参照)。
その後、SIP処理部231は、上述したINVITEに対して着信側の端末装置UE2から返される応答の受信を待ち(ステップ335)、応答を受信したときに(ステップ335の肯定判定)、応答に含まれるSDP情報をRTP制御部232に通知して、端末装置UE2との間のセッションを確立させるとともに、このRTPセッションを着信側の端末装置UE2に対応付けて登録する(ステップ336)。
このようにして、新たなRTPセッションが設定された後に、SIP処理部231は、SIPサーバ210から受け取ったSIPメッセージをメッセージ変換部235に渡し(ステップ337)、図5(b)に示したテキスト情報から音声データへの変換処理に供する。
一方、上述したようにしてRTPセッションが設定された後に、新たなSIPメッセージを受信した場合は、抽出されたSDP情報で示される着信側端末装置に対応して既存のRTPセッションが検索されるので、ステップ333の肯定判定となり、新たなSIPメッセージはそのままメッセージ変換部235の処理に供される。
なお、図1に示した音声認識処理部233および音声合成処理部234に加えて、例えば、テキスト情報を手話映像の集合に変換するための構成を備えてセッションメディア変換サーバ230を構成することにより、音声通話を希望する利用者と手話通話希望する利用者との間でも通信を、通信システムのサービスの一つとして成立させることが可能となる。同様にして、別の種類の通信メディアをさらに別の種類の通信メディアに変換する構成を備えてセッションメディア変換サーバ230を構成することにより、様々な利用者からの多種多様な要望に応える通信メディア自動変換システムを構築することが可能である。
以上に説明したように、本発明にかかわる通信メディア自動変換システムによれば、発信側の端末装置が指定した通信メディアにかかわらず、着信側の端末装置が利用を希望するメディアで通信を成立させることができるので、通信メディアの不一致による通信そのものの不成立を確実に防ぐことができる。
これにより、SIPプロトコルを適用して次世代ネットワークシステムの利用者は、対向先の端末装置が提供可能な通信メディアの種類や対向する利用者の所在などにとらわれることなく、自由なコミュニケーションを享受することができるので、利用者に対するサービス性を大幅に向上することができる。
本発明にかかわる通信メディア自動変換システムの実施形態を示す図である。 プレゼンス管理テーブルの例を示す図である。 通信メディア自動変換システムの動作を表すシーケンス図である。 セッション設定動作を表す流れ図である。 メディア変換動作を表す流れ図である。 通信メディア自動変換システムの動作を表すシーケンス図である。 SIPメッセージの転送動作を表す流れ図である。
符号の説明
210 SIPサーバ
211、231 SIP処理部
212 問い合わせ処理部
213 メディア変換制御部
220 プレゼンス管理サーバ
221 所在情報登録処理部
222 プレゼンス管理テーブル
223 登録情報検索部
230 セッションメディア変換サーバ
232 RTP制御部
233 音声認識処理部
234 音声合成処理部
235 メッセージ変換部

Claims (2)

  1. サービス領域内の利用者それぞれに対応して、前記各利用者について収集した位置情報と端末機能情報とともに、前記サービス領域内に設定された所在場所ごとに希望する着信メディアを示す着信セッションポリシーを含むプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理手段と、
    接続要求に応じて、指定された着信先の利用者に対応する前記プレゼンス情報を参照し、前記着信先の利用者の位置情報と着信セッションポリシーとから着信側で選択する通信メディアを決定する着信メディア決定手段と、
    前記接続要求で示される発信側の通信メディアと前記着信メディア決定手段で決定された通信メディアとが一致しない場合に、双方の通信メディア間のメディア変換を行うメディア変換手段と
    を備え
    前記メディア変換手段は、
    音声を通信メディアとして選択している第1端末装置と、テキスト情報を通信メディアとして選択している第2端末装置とを対向させる場合に、
    前記第1端末装置と前記メディア変換手段との間に設定されたRTPセッションを介して入力される音声データについて音声認識処理を行い、前記音声データによって表される言語情報を示すテキスト情報を生成する音声認識手段と、
    前記第1端末装置からの音声データに基づいて前記音声認識手段で得られたテキスト情報を含み、前記第1端末装置に対向する第2端末装置を宛先とするSIPメッセージを生成するメッセージ生成手段と、
    通信メディアとしてテキスト情報を選択した端末装置との間でSIPメッセージの授受を行うSIP通信手段と、
    前記通信メディアとしてテキスト情報を選択した端末装置から受け取ったSIPメッセージからテキスト情報を抽出するテキスト抽出手段と、
    前記第2端末装置からのSIPメッセージから前記テキスト抽出手段が抽出したテキスト情報について音声合成処理を行い、当該音声合成処理で得られる音声データを、前記第1端末装置に対応して設定された前記RTPセッションを介して送出する音声合成手段とを備える
    ことを特徴とする通信メディア自動変換システム。
  2. 請求項1に記載の通信メディア自動変換システムにおいて、
    前記メディア変換手段は、
    前記第2端末装置が前記第1端末装置を宛先として最初に送出したSIPメッセージを受け取った場合に、前記第2端末装置に代わって、前記第1端末装置に対して前記メディア変換手段との間のRTPセッションを設定させるための接続要求を送出する要求代行手段を備えた
    ことを特徴とする通信メディア自動変換システム。
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