JP5175656B2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP5175656B2
JP5175656B2 JP2008214965A JP2008214965A JP5175656B2 JP 5175656 B2 JP5175656 B2 JP 5175656B2 JP 2008214965 A JP2008214965 A JP 2008214965A JP 2008214965 A JP2008214965 A JP 2008214965A JP 5175656 B2 JP5175656 B2 JP 5175656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixed gas
protrusion
combustion chamber
temperature gas
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008214965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010048219A (ja
Inventor
彰浩 安藤
伸一 岡部
直樹 木戸
秀一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008214965A priority Critical patent/JP5175656B2/ja
Publication of JP2010048219A publication Critical patent/JP2010048219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5175656B2 publication Critical patent/JP5175656B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、着火性に優れた内燃機関に関する。
従来から、内燃機関の点火栓として、図12に示すごとく、絶縁碍子92中に設けられた中心電極91と、接地電極95と、これら中心電極91と接地電極95とが露出するキャビティ93とを備えたものが知られている。この点火栓90は、中心電極91と接地電極95との間に電圧を印加すると、キャビティ93に火花放電が発生する。これによりキャビティ93内の空気が電離して高温・高圧のプラズマが発生し、噴出口94からこのプラズマ(高温ガス97)が燃焼室99に噴出する。燃焼室99には燃料と空気との混合ガス気流98が流れており、上記高温ガス97によって燃焼室99内の混合ガスに点火する。
しかし、混合ガス気流98の流速は速いため、高温ガス97を噴射しても吹き流されてしまい、火炎が成長しにくい場合があった。そのため、混合ガスの着火性が向上しない場合があった。
そこで下記特許文献に開示された点火栓では、図13に示すごとく、噴出口94よりも混合ガス気流98の上流側に突起部96を設けている。この文献によれば、突起部96を設けることにより、その下流にて混合ガス気流98の流速が遅くなり、高温ガス97が吹き飛ばされなくなるため、着火性が向上する。
特開平9−161946号公報
しかしながら、高温ガス97は噴射時の勢いが強いため、突起部96から飛び出てしまい、混合ガス気流98によって高温ガス97が吹き流されてしまう場合があった。この場合、突起部96の下流に高温ガス97が滞留できないため、着火性を十分に向上させることができない。
この問題を解決するためには、突起部96のサイズを大きくすれば良いと考えられる。すなわち、突起部96を大きくすれば、高温ガス97が突起部96から飛び出さなくなるため、高温ガス97が突起部96の下流に滞留して着火性が向上すると思われる。しかし、燃焼室99の限られたスペース内に十分に大きな突起部96を設けることは困難である。
また、電極91、95に供給する電気エネルギーを増やすことにより、高温ガス97の発生量を多くして、混合ガスの着火性を向上させる方法も考えられる。しかし、電気エネルギーを増やすと、電極91,95が磨耗しやすくなるという問題が生じる。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、供給する電気エネルギーを少なくでき、着火性に優れた内燃機関を提供しようとするものである。
本発明は、燃料と空気との混合ガスが供給され、該混合ガスの気流が内部に発生する燃焼室と、
未燃焼の上記混合ガスよりも温度が高い高温ガスを上記燃焼室へ噴射して上記混合ガスに点火する高温ガス噴射部と、
該高温ガス噴射部のガス噴射口よりも上記混合ガス気流の下流側に設けられ、上記燃焼室内に突出する突起部と、
を備え、上記突起部は、上記燃焼室の内面に取り付けられた取付部から先端部に向かうほど、上記混合ガス気流の上流側に進むように湾曲した形状に形成され、
上記高温ガス噴射部は上記燃焼室に取り付けられた点火栓によって構成され、上記突起部は上記点火栓と一体に形成されており、
上記高温ガス噴射部は、中心電極と接地電極とが露出する放電チャンバを備え、これら上記中心電極と上記接地電極との間に電圧が印加されることにより上記放電チャンバに上記高温ガスとしてのプラズマが発生するとともに、該プラズマを上記燃焼室へ噴射して上記燃焼室内の上記混合ガスに点火するプラズマ点火栓であり、
上記突起部は、筒状に形成された上記接地電極の端面に取り付けられ、該端面が上記燃焼室の上記内面の一部をなしており、
上記突起部は、上記ガス噴射口よりも、上記燃焼室内を周回する上記混合ガス気流のうち上記端面の近傍を通過する上記混合ガス気流の下流側に設けられていることを特徴とする内燃機関にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
本発明では、ガス噴射口よりも混合ガス気流の下流側に上記突起部を設けたため、着火性を向上させることができる。
すなわち本発明では、上記高温ガス噴射部にて高温ガスが生成され、ガス噴射口から燃焼室へ高温ガスが勢いよく飛び出る。飛び出た高温ガスは火炎成長しながら混合ガス気流に乗って下流側に移動する。そして、ガス噴射口の下流側に設けられた突起部の下流に高温ガスが回り込む。
突起部の下流では混合ガス気流の流速は遅いため、高温ガスは吹き消されず、長時間滞留することができる。これにより火炎が成長しやすくなり、混合ガスの着火性を向上させることが可能となる。
つまり、従来の内燃機関では、図13に示すごとく、高温ガス97の飛び出る勢いが強いため、そのほとんどが突起96を飛び越えてしまい、混合ガス気流98によって吹き消される場合があった。そのため、突起96の下流に高温ガス97が滞留できず、着火性が十分向上しないことがあった。
これに対して本発明では、従来のようにガス噴射口付近にて高温ガスを保持するのではなく、高温ガスをガス噴射口から勢いよく飛び出させ、そのガス噴射口の下流に配置された突起部を高温ガスが飛び越えて、裏側に回り込んで滞留するようにしている。
そのため、高温ガスが噴射後すぐに吹き飛ばされるようなことがなく(図13参照)、突起部の裏側に高温ガスを長時間にわたって滞留させることができる。これにより火炎が成長しやすくなり、混合ガスの着火性が格段に向上する。
また、本発明では、従来のように突起部を上流に配置した場合と比較して、突起部のサイズを小さくした場合でも、高温ガスが突起部の下流に滞留できるため、十分な着火性能を発揮することができる。
さらに、本発明では、混合ガスの着火性能が高いため、電極に供給する電気エネルギーを少なくすることができ、電極の消耗を軽減することができる。
以上のごとく、本発明によれば、供給する電気エネルギーを少なくでき、着火性に優れた内燃機関を提供することができる。
上述した本発明の好ましい実施の形態につき説明する。
本発明(請求項1)において、上記突起部は、上記燃焼室の内面に取り付けられた取付部から先端部に向かうほど、上記混合ガス気流の上流側に進むように湾曲した形状に形成されている。
したがって、突起部の上流側と下流側とに混合ガスの循環流または乱流が生じるため、この上流側と下流側との双方にて高温ガスを保持でき、混合ガスの着火性をさらに向上させることができる。
また、上記高温ガス噴射部は上記燃焼室に取り付けられた点火栓によって構成され、上記突起部は上記点火栓と一体に形成されている。
したがって、ガス噴射口の近傍に突起部が形成されるため、噴射された高温ガスがすぐに突起部の下流に回り込む。これにより、突起部の下流に高温ガスが滞留しやすくなり、混合ガスの着火性が向上する。
また、上記突起部は、上記燃焼室を構成するシリンダの内壁面に、該シリンダと一体に形成されていてもよい。
この場合には、突起部が点火栓と一体に形成されている場合と比較して、突起部をガス噴射口の下流に配置するために特別な調節をする必要がない。
すなわち、突起部が点火栓と一体に形成されている場合は、その点火栓をシリンダに取付ける際に、突起部が噴射口の下流に配置されるように点火栓の取付方向を調整する必要があるが、シリンダと突起部とが一体形成されている場合は、そのような調整は不要である。
また、ガス噴射口から離れた位置に突起部を設けることができる。つまり、高温ガスを滞留させるのに最適な位置に突起部を形成することができ、これにより、内燃機関の設計自由度を高めることができる。
また、上記突起部は、上記燃焼室内を往復運動するピストンの端面に取り付けられていてもよい。
この場合には、突起部をピストンの端面にも形成することができるので、内燃機関の設計自由度をさらに高めることができる。
また、上記高温ガス噴射部は、中心電極と接地電極とが露出する放電チャンバを備え、これら上記中心電極と上記接地電極との間に電圧が印加されることにより上記放電チャンバに上記高温ガスとしてのプラズマが発生するとともに、該プラズマを上記燃焼室へ噴射して上記燃焼室内の上記混合ガスに点火するプラズマ点火栓である。
プラズマ点火栓は、混合ガスの点火効率が良いが、プラズマの噴射速度が高い問題がある。そのため、本発明によって得られる効果が特に大きい。
また、上記高温ガス噴射部は、上記ガス噴射口を介して上記燃焼室と連通する副室と、該副室に燃料を供給する燃料供給部と、上記副室にて上記燃料に点火する点火栓とを備える副室型高温ガス噴射部であってもよい。
参考例1)
本発明の参考例にかかる内燃機関につき、図1、図2を用いて説明する。
本例の内燃機関1は、図1に示すごとく、燃料と空気との混合ガス60が供給され、混合ガス60の気流6が内部に発生する燃焼室2を備える。また、未燃焼の混合ガス60よりも温度が高い高温ガス5を燃焼室2へ噴射して混合ガス60に点火する高温ガス噴射部3を備える。また、高温ガス噴射部3のガス噴射口32よりも混合ガス気流6の下流側に設けられ、燃焼室2内に突出する突起部4を備える。
また、高温ガス噴射部3は燃焼室2に取り付けられた点火栓によって構成され、突起部4は点火栓と一体に形成されている。
本例では、高温ガス噴射部3はプラズマ点火栓31から構成される。図1および図2に示すごとく、プラズマ点火栓31は、中心電極33と接地電極34とが露出する放電チャンバ37を備え、これら中心電極33と接地電極34との間に電圧が印加されることにより放電チャンバ37内に高温ガス5としてのプラズマが発生するとともに、該プラズマを燃焼室2へ噴射して燃焼室2内の混合ガス60に点火する。
より詳しくは、プラズマ点火栓31は、図2に示すごとく、棒状の中心電極33と、絶縁碍子35と、筒状の接地電極34とを備え、接地電極34の端面38にガス噴射口32が開口している。また、端面38の外周縁部に板状の突起部4が取り付けられている。そして図1に示すごとく、燃焼室2を構成するシリンダ20の内壁面21と、プラズマ点火栓31の端面38とが面一になるように、プラズマ点火栓31が取り付けられる。
次に、本例の内燃機関1の作用効果について説明する。
本例の内燃機関1は、図1に示すごとく、ガス噴射口32よりも混合ガス気流6の下流側に突起部4を設けたため、着火性を向上させることができる。
すなわち、高温ガス噴射部3にて高温ガス5が生成され、ガス噴射口32から燃焼室2へ高温ガス5が勢いよく飛び出る。飛び出た高温ガス5は火炎成長しながら混合ガス気流6に乗って下流側に移動する。そして、ガス噴射口32の下流側に設けられた突起部4の下流に高温ガス5が回り込む。
突起部4の下流では混合ガス気流6の流速は遅いため、高温ガス5は吹き消されず、長時間滞留することができる。これにより火炎が成長しやすくなり、混合ガス60の着火性を向上させることが可能となる。
つまり、従来の内燃機関1では、図13に示すごとく、高温ガス97の飛び出る勢いが強いため、そのほとんどが突起96を飛び越えてしまい、混合ガス気流98によって吹き消される場合があった。そのため、突起96の下流に高温ガス97が滞留できず、着火性が十分向上しないことがあった。
これに対して本発明では、従来のようにガス噴射口32付近にて高温ガス5を保持するのではなく、高温ガス5をガス噴射口32から勢いよく飛び出させ、そのガス噴射口32の下流に配置された突起部4を高温ガス5が飛び越えて、裏側に回り込んで滞留するようにしている。
そのため、高温ガス5が噴射後すぐに吹き飛ばされるようなことがなく(図13参照)、突起部4の裏側に高温ガス5を長時間にわたって滞留させることができる。これにより火炎が成長しやすくなり、混合ガス60の着火性が格段に向上する。
また、本発明では、従来のように突起部4を上流に配置した場合と比較して、突起部4のサイズを小さくした場合でも、高温ガス5が突起部4の下流に滞留できるため、十分な着火性能を発揮することができる。
さらに、本発明では、混合ガス60の着火性能が高いため、電極に供給する電気エネルギーを少なくすることができ、電極の消耗を軽減することができる。
また、図1に示すごとく、本例では、突起部4が高温ガス噴射部33と一体に形成されている。
この場合には、ガス噴射口32の近傍に突起部4が形成されるため、噴射された高温ガス5がすぐに突起部4の下流に回り込む。これにより、突起部4の下流に高温ガス5が滞留しやすくなり、混合ガス60の着火性が向上する。
また、本例では、図1、図2に示すごとく、高温ガス噴射部33がプラズマ点火栓31から構成される。
プラズマ点火栓31は、混合ガス60の点火効率が良いが、プラズマの噴射速度が高い問題がある。そのため、本発明によって得られる効果が特に大きい。
以上のごとく、本発明によれば、供給する電気エネルギーを少なくでき、着火性に優れた内燃機関1を提供することができる。
(実施例
本例は、突起部4の形状を変えた例である。図3、図4に示すごとく、本例の突起部4は、燃焼室2の内面に取り付けられた取付部40から先端部41に向かうほど、混合ガス気流6の上流側に進むように湾曲した形状に形成されている。
より詳しくは、図4に示すごとく、本例の突起部4は、一端が燃焼室2の内面に取り付けられた半円筒形状の半円筒形部42と、該半円筒形部42の半径と同一の半径を有する球殻を1/4に切断した形状に形成されるとともに、半円筒形部42に連接された球殻部43とから構成される。そして、これら半円筒形部42と球殻部43との内側空間が、混合ガス気流6の上流側に開放したガス淀み空間Sとされている。
その他、参考例1と同様の構成を有する。
実施例の作用効果につき説明する。
本例では、突起部4が、取付部40から先端部41に向かうほど、混合ガス気流6の上流側に進むように湾曲した形状とされている。
この場合、突起部4の上流側と下流側とに混合ガス60の循環流または乱流が生じるため、この上流側と下流側との双方にて高温ガス5を保持でき、混合ガス60の着火性をさらに向上させることができる。
より詳しくは、本例の突起部4は、半円筒形部42と、球殻部43とから構成されている。そのため、ガス淀み空間Sにガスの乱流が生じ、高温ガス5を長時間保持することができる。これにより、上流側(ガス淀み空間S)と下流側との2箇所で高温ガス5を保持することができ、混合ガス60の着火性を向上させることができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
参考例2
本例は、突起部4の形状をさらに変えた例である。まず、図5(A)に示すごとく、突起部4を板状にすることができる。また、図5(B)に示すごとく半円筒形状にし、その外周面49が混合ガス気流6の上流側を向くように取り付けることもできる。
さらに、図5(C)に示すごとく、2枚の板状部材44a,44bを接合し、これら2枚の板状部材44a,44bのなす角度θが混合ガス気流6の下流側にて鋭角となるように取り付けることもできる。
また、図5(D)に示すごとく、板状に形成され、その主面45aが混合ガス気流6に対して垂直となるように取り付けられる板状部45と、その板状部45の先端に取り付けられ混合ガス気流6の下流側に延出する板状の延出部46とから構成することもできる。
さらに、図5(E)に示すごとく、板状に形成され、その主面47aが混合ガス気流6に対して垂直となるように取り付けられる板状部47と、その板状部47に連接し、先端48aに向かうほど混合ガス気流6の下流側に進む湾曲形状の湾曲部48とから構成することもできる。
その他、参考例1と同様の構成を有する。
参考例2の作用効果につき説明する。
図5(B)〜図5(E)の例では、混合ガス気流6の下流側にて、高温ガス5が特に滞留しやすい形状をしている。そのため、混合ガス60の着火性が一層向上する。
また、図5(A)の例では、突起部6が簡単な形状をしているため、製造しやすい。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
参考例3
本例は、突起部4の取り付け場所を変えた例である。
図6に示すごとく、本例は、2個のインテークバルブ17a,17bと2個のエキゾーストバルブ18a,18bとが、シリンダ20に設けられている。燃焼室2には、混合ガス気流6としてタンブル流が形成されるようになっている。そして、突起部4は、燃焼室2を構成するシリンダ20の内壁面21に、シリンダ20と一体に形成されている。
より詳しくは、本例の突起部4は、高温ガス噴射部3のガス噴射口32よりも混合ガス気流6の下流側であって、2個のエキゾーストバルブ18a,18bに挟まれる位置に設けられている。
さらに、図7に示すごとく、突起部4を、燃焼室2を構成するシリンダ20の内壁面21であって、2個のインテークバルブ17a,71bに挟まれる位置に設けることもできる。
また、図8に示すごとく、突起部4を、燃焼室2内を往復運動するピストン22の端面に取り付けてもよい。
一方、図9の内燃機関1では、シリンダ20にインテークバルブ17とエキゾーストバルブ18が各々1個取り付けられており、燃焼室2に混合ガス気流6としてスワール流が形成される。突起部4は、ガス噴射口32よりも混合ガス気流6の下流であって、エキゾーストバルブ18とインテークバルブ17との中間位置にて、シリンダ20の内壁面21に取り付けられている。
その他、参考例1と同様の構成を有する。
参考例3の作用効果につき説明する。図6、図7、図9に示すごとく、本例では、突起部4が、シリンダ20の内壁面21に、シリンダ20と一体に形成されている。
この場合には、突起部4が点火栓と一体に形成されている場合と比較して、突起部4をガス噴射口32の下流に配置するために特別な調節をする必要がない。
すなわち、突起部4が点火栓と一体に形成されている場合は、その点火栓をシリンダ20に取付ける際に、突起部4が噴射口32の下流に配置されるように点火栓の取付方向を調整する必要があるが、シリンダ20と突起部4とが一体形成されている場合は、そのような調整は不要である。
また、ガス噴射口32から離れた位置に突起部4を設けることができる。つまり、高温ガス5を滞留させるのに最適な位置に突起部4を形成することができ、これにより、内燃機関1の設計自由度を高めることができる。
また、図8に示すごとく、ピストン22の端面23に突起部4を設けることもできる。
この場合には、内燃機関1の設計自由度をさらに高めることができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
参考例4
本例は、高温ガス噴射部3の形状を変えた例である。図10に示すごとく、本例の高温ガス噴射部3は、ガス噴射口32を介して燃焼室2と連通する副室7と、副室7に燃料を供給する燃料供給部72と、副室7にて燃料に点火する点火栓71とを備える副室型高温ガス噴射部3である。そして、ガス噴射口32よりも混合ガス気流6の下流側に、突起部4が設けられている。
また、図11のようにすることもできる。本例でも副室型の高温ガス噴射部3を使用している。すなわち、この副室型高温ガス噴射部3は、燃焼室2内に突出するトーチ73を備え、このトーチ73にガス噴射口32が形成されている。そして、副室71にて形成された高温ガスをトーチ73のガス噴射口32から燃焼室2に噴射する。そして、ガス噴射口32よりも混合ガス気流6の下流側に、突起部4が取り付けられている。
その他、参考例1と同様の構成を備える。
参考例4の作用効果につき説明する。
本例では、高温ガス噴射部3として、副室型の高温ガス噴射部3を用いている。
副室型高温ガス噴射部3は、混合ガス60の点火効率が良いが、高温ガス5の噴射速度が高い問題がある。そのため得られる効果が特に大きい。
参考例1における、内燃機関の断面図。 参考例1における、点火栓の斜視図。 実施例における、内燃機関の断面図。 実施例における、突起部の(A)縦断面図であって、図4(C)のc−c断面図(B)図4(A)のa−a矢視図(C)図4(B)のb−b矢視図。 参考例2における、突起部を(A)板状にした例(B)半円筒形状にした例(C)2枚の板状部材を接合した例(D)板状部と延出部とを接合した例(E)板状部と湾曲部とを接合した例。 参考例3における、内燃機関の(A)簡略図であって、図6(B)のe−e矢視図(B)断面図であって、図6(A)のd−d矢視断面図。 参考例3における、突起部をインテークバルブ付近に取り付けた例。 参考例3における、突起部をピストンの端面に取り付けた例。 参考例3における、内燃機関の(A)簡略図であって、図9(B)のg−g矢視図(B)断面図であって、図9(A)のf−f矢視断面図。 参考例4における、内燃機関の断面図。 参考例4における、内燃機関の断面図。 従来例における、点火栓の断面図。 従来例における、点火栓の断面図。
符号の説明
1 内燃機関
2 燃焼室
20 シリンダ
21 内壁面
22 ピストン
23 (ピストンの)端面
3 高温ガス噴射部
31 プラズマ点火栓
32 ガス噴射口
4 突起部
5 高温ガス
6 混合ガス気流
60 混合ガス

Claims (1)

  1. 燃料と空気との混合ガスが供給され、該混合ガスの気流が内部に発生する燃焼室と、
    未燃焼の上記混合ガスよりも温度が高い高温ガスを上記燃焼室へ噴射して上記混合ガスに点火する高温ガス噴射部と、
    該高温ガス噴射部のガス噴射口よりも上記混合ガス気流の下流側に設けられ、上記燃焼室内に突出する突起部と、
    を備え、上記突起部は、上記燃焼室の内面に取り付けられた取付部から先端部に向かうほど、上記混合ガス気流の上流側に進むように湾曲した形状に形成され、
    上記高温ガス噴射部は上記燃焼室に取り付けられた点火栓によって構成され、上記突起部は上記点火栓と一体に形成されており、
    上記高温ガス噴射部は、中心電極と接地電極とが露出する放電チャンバを備え、これら上記中心電極と上記接地電極との間に電圧が印加されることにより上記放電チャンバに上記高温ガスとしてのプラズマが発生するとともに、該プラズマを上記燃焼室へ噴射して上記燃焼室内の上記混合ガスに点火するプラズマ点火栓であり、
    上記突起部は、筒状に形成された上記接地電極の端面に取り付けられ、該端面が上記燃焼室の上記内面の一部をなしており、
    上記突起部は、上記ガス噴射口よりも、上記燃焼室内を周回する上記混合ガス気流のうち上記端面の近傍を通過する上記混合ガス気流の下流側に設けられていることを特徴とする内燃機関。
JP2008214965A 2008-08-25 2008-08-25 内燃機関 Expired - Fee Related JP5175656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008214965A JP5175656B2 (ja) 2008-08-25 2008-08-25 内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008214965A JP5175656B2 (ja) 2008-08-25 2008-08-25 内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010048219A JP2010048219A (ja) 2010-03-04
JP5175656B2 true JP5175656B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=42065487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008214965A Expired - Fee Related JP5175656B2 (ja) 2008-08-25 2008-08-25 内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5175656B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730329U (ja) * 1980-07-29 1982-02-17
JPS63112789U (ja) * 1987-01-16 1988-07-20
JPH09161946A (ja) * 1995-12-13 1997-06-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 内燃機関の点火栓
JP4092561B2 (ja) * 2002-12-10 2008-05-28 三菱自動車工業株式会社 筒内噴射型内燃機関
JP3814247B2 (ja) * 2002-12-13 2006-08-23 三菱重工業株式会社 予混合強制点火式ガスエンジン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010048219A (ja) 2010-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10208653B2 (en) Pre-chamber of an internal combustion engine
JP5451490B2 (ja) 点火プラグ及びエンジン
EP1898064B1 (en) Cylinder injection type spark ignition internal combustion engine
US20180038270A1 (en) Two-stage precombustion chamber for large bore gas engines
JP2023016619A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関
JP2008133759A (ja) 副室式内燃機関
JP6610323B2 (ja) 内燃機関
WO2018110326A1 (ja) 副室式ガスエンジン
JP2018096218A (ja) 副室式ガスエンジン
JP6337877B2 (ja) 内燃機関の燃焼室構造
KR101444126B1 (ko) 다공 금속 전극형 유전체 장벽 방전 점화 플러그
JP4552773B2 (ja) エンジンの燃焼室構造
JP5175656B2 (ja) 内燃機関
JP5303999B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
EP2998538A1 (en) Pre-chamber of internal combustion engine
JP4548363B2 (ja) 燃焼機関
JP2009215973A (ja) 副室式内燃機関
JP4582049B2 (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
JP5564538B2 (ja) エンジンの燃焼室構造
JP2007002797A (ja) 内燃機関の燃焼室構造
JP2010015856A (ja) 内燃機関用スパークプラグ
WO2004099584A1 (ja) 副室式ガス機関の燃焼室構造及び副室式ガス機関
WO2022054344A1 (ja) 点火装置を備えた2ストロークエンジン
JP2007273421A (ja) 点火プラグ
JP2009270542A (ja) エンジン及びエンジン用点火プラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5175656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees