JP5175241B2 - タッチパネル - Google Patents

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本発明は、タッチパネルに関する。
タッチパネルは、ディスプレイに直接入力をすることが可能な入力デバイスであり、ディスプレイの前面に設置して使用される。このタッチパネルは、ディスプレイにより視覚的にとらえた情報に基づき、直接入力することができることから、様々な用途において普及している。
このようなタッチパネルとしては、抵抗膜方式が広く知られている。抵抗膜方式のタッチパネルは、透明導電膜が形成された上部電極基板及び下部電極基板において、各々の透明導電膜同士が対向するように設置し、上部電極基板の一点に力を加えることにより各々の透明導電膜同士が接触し、力の加えられた位置の位置検出を行うことができるものである。
抵抗膜方式のタッチパネルは、4線式と5線式とに大別することができる。4線式は、上部電極基板又は下部電極基板のどちらか一方にX軸の電極が設けられており、他方にY軸の電極が設けられている。一方、5線式は、下部電極基板にX軸の電極及びY軸の電極がともに設けられており、上部電極基板は、電圧を検出するためのプローブとして機能するものである(例えば、特許文献1、2)。
具体的に、図1及び図2に基づき5線式のタッチパネルについて説明する。図1は、5線式のタッチパネルの斜視図であり、図2は、5線式のタッチパネルの断面の概要図である。
5線式のタッチパネル200は、上部電極基板となる一方の面に透明導電膜230の形成されたフィルム210と、下部電極基板となる一方の面に透明導電膜240の形成されたガラス220からなり、透明導電膜230及び透明導電膜240が対向するようにスペーサ250を介し設置されている。5線式のタッチパネル200と不図示のホストコンピュータとはケーブル260により電気的に接続されている。
このような構成の5線式のタッチパネル200では、図3(a)に示すように、透明導電膜240の端部の4辺に設けられた電極241、242、243、244により、X軸方向、Y軸方向に交互に電圧を印加し、透明導電膜230と透明導電膜240とが、接触位置A点において接触することにより、図3(b)に示すように、透明導電膜230を介し電位Vaを検出し、X軸方向及びY軸方向の各々の座標位置を検出する方式である。
ところで、上述した5線式のタッチパネルでは、一点における接触位置は検出することは可能であるが、複数点が同時に接触した場合には位置検出をすることができない。
即ち、図4(a)に示すように、透明導電膜240の4辺に設けられた電極241、242、243、244により、X軸方向、Y軸方向に交互に電圧を印加した場合において、透明導電膜230と透明導電膜240とが接触位置A点及びB点の2点において接触すると、A点とB点の間の中間点における押下されていない一点の座標位置が検出されてしまう。これは、図4(b)に示すように、電位検出による位置検出方法であることから、接触位置A点及びB点の二点で接触した場合であっても、透明導電膜230を介し検出される電位はVcの1つだけであるため、接触位置が一点であるものと判断してしまうためである。
特開2004−272722号公報 特開2008−293129号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数の接触位置において同時に接触した場合においても、各々の接触位置を検出することができるとともに、接触位置が移動した場合においても、位置検出が可能なタッチパネルを提供することを目的とするものである。
本発明は、第1の基板上に形成された上部導電膜を有する上部電極基板と、第2の基板上に形成された下部導電膜を有する下部電極基板と、前記下部導電膜おいて電位分布を生じさせるために前記下部導電膜の四辺の端部に各々設けられた4つの電極と、を有し、前記上部導電膜と前記下部導電膜とは対向して配置されるタッチパネルにおいて、前記上部導電膜は、前記上部導電膜の四辺のうち一辺と接する導電領域と、前記一辺と接していない導電領域からなる複数の導電領域に分割されており、前記一辺と接していない導電領域は、前記一辺に延びる上部導電膜からなる引出部を有しており、前記一辺と接する導電領域には、前記一辺の近傍に前記上部導電膜の一部を除去することにより形成された導電膜除去領域を有する抵抗部を有しており、前記引出部における抵抗値と前記抵抗部における抵抗値は略等しいものであって、前記下部導電膜と前記上部導電膜との複数の接触位置における各々の座標位置を検出することを特徴とする。
また、本発明は、前記導電膜除去領域は、レーザ光の照射により形成されるものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記上部電極膜における縦方向、又は、横方向における導電領域の分割数のうち数の少ない方向の分割数が偶数であることを特徴とする。
また、本発明は、前記上部電極膜における縦方向、又は、横方向における導電領域の分割数のうち数の少ない方向に沿った辺における分割数が4以上であって、前記分割された導電領域のうち、分割数の多い方向に沿った辺には隣接していない導電領域は、前記分割数の多い方向に沿った辺に延びる前記引出部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記分割数は5以上であって、分割数の多い方向に沿った辺には隣接していない導電領域は、長い引出部を有する導電領域と、前記長い引出部よりも引出部が短く形成された短い引出部を有する導電領域とを有し、前記短い引出部を有する導電領域は、前記短い引出部と接続される他の抵抗部を有しており、前記長い引出部における抵抗値と、前記短い引出部と前記他の抵抗部との抵抗値の和は、略等しい値であることを特徴とする。
また、本発明は、前記短い引出部の幅は、前記長い引出部の幅よりも狭いことを特徴とする。
また、本発明は、前記上部電極膜における縦方向、又は、横方向における導電領域の分割数は同じであって、一方を分割数の少ない方向とし、他方を分割数の多い方向としたものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記導電領域は、長方形状又は正方形状であって、長辺又は一辺の長さが25mm以下であることを特徴とする。
また、本発明は、上部導電膜は透明導電膜であることを特徴とする。
また、本発明は、下部導電膜は透明導電膜であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の接触位置において同時に接触した場合においても、各々の接触位置を検出することができるとともに、接触位置が移動した場合においても、位置検出が可能なタッチパネルを提供することができる。
従来の5線式のタッチパネルの斜視図 従来の5線式のタッチパネルの断面概要図 従来の5線式のタッチパネルにおける座標検出方法の説明図(1) 従来の5線式のタッチパネルにおける座標検出方法の説明図(2) 第1の実施の形態におけるタッチパネルの上部電極基板における構造図 第1の実施の形態におけるタッチパネルの下部電極基板における構造図 第1の実施の形態におけるタッチパネルの断面図 第1の実施の形態におけるタッチパネルの説明図 第1の実施の形態におけるタッチパネルの上部電極基板の説明図 第2の実施の形態におけるタッチパネルの上部電極基板の説明図
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態におけるタッチパネルについて説明する。図5は本実施の形態におけるタッチパネルの上部電極基板における構造図であり、図6は本実施の形態におけるタッチパネルの下部電極基板における構造図であり、図7は本実施の形態におけるタッチパネルの断面図であり、図8は本実施の形態におけるタッチパネルの説明図である。
本実施の形態におけるタッチパネルは、フィルム11の一方の面に透明導電膜12が形成された略長方形状の上部電極基板10と、上部電極基板10と略同じ形状のガラス基板21の一方の面に透明導電膜22が形成された下部電極基板20により構成される。
上部電極基板10と下部電極基板20とは、上部電極基板10における透明導電膜12と下部電極基板20における透明導電膜22とが対向するように、スペーサ31等を介し、接着剤または両面テープにより接合されている。
上部電極基板10における透明導電膜12は、短手方向である縦方向に4分割、長手方向である横方向に8分割されており全体が32分割されている。透明導電膜12を各々の導電領域の分割は、導電領域となる領域間の透明導電膜12を除去することにより行われる。これにより、分割された導電領域間では電気的に絶縁することができる。各々の分割された透明導電膜12は、上部電極基板10の短手方向の両端に設けられた引出電極部13における各々の引出電極と接続されており、上部電極基板10の周囲に配線され、上部電極基板10の長手方向の一方の端部においてフレキシブル基板14と接続されている。
また、下部電極基板20は、図8に示すように下部電極基板20を構成する4辺の端部において、透明導電膜22上に4つの電極23、24、25、26が設けられており、これら4つの電極23、24、25、26は引出線により、下部電極基板20の周囲より引出され、図6に示すように、下部電極基板20の長手方向の一方の端部においてフレキシブル基板27と接続されている。
フレキシブル基板14とフレキシブル基板27はともに不図示の制御回路に接続されており、更に不図示のホストコンピュータに接続されている。尚、透明導電膜12及び透明導電膜22を構成する材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO(酸化亜鉛)にAlまたはGa等が添加された材料、SnO(酸化スズ)にSb等が添加された材料等が挙げられる。
また、フィルム11は、PET(ポリエチレンテレフタレート:polyethylene
terephthalate)、PC(ポリカーボネート:Polycarbonate)及び、可視領域において透明の樹脂材料が挙げられる。更に、ガラス基板21に代えて、樹脂基板を用いてもよい。
本実施の形態におけるタッチパネルは、上部電極基板10を指等により押すことにより、上部電極基板10における透明導電膜12と、下部電極基板20における透明導電膜22とが接触し、接触した位置における電圧を検知することにより、上部電極基板10と下部電極基板20との接触位置、即ち、上部電極基板10が指等により押された位置が特定される。具体的には、上部電極基板10において、分割された透明導電膜12の各々について時分割による走査がされており、接触したタイミングにより接触位置が含まれる導電領域を特定することができる。尚、下部電極基板20における透明導電膜22上の4辺に設けられた電極23、24、25、26により、X軸方向、Y軸方向に交互に電圧が印加されている。
このように、上部電極基板10において透明導電膜12を分割し導電領域を形成することにより、上部電極基板10と下部電極基板20とが接触した接触位置が複数であっても、分割された透明導電膜12の導電領域ごとに接触位置を特定することができるため、各々の接触位置を独立して検出することが可能である。
即ち、図8に示すように、上部電極基板10における透明導電膜12と下部電極基板20における透明導電膜22との接触位置が、矢印A、B、C、D、Eに示すように5つの場合であっても、各々の接触位置は、分割された透明導電膜12の領域が異なるため、各々独立して接触位置が検出することが可能なのである。具体的には、上部電極基板10と下部電極基板20との接触位置が矢印Aに示す位置である場合、透明導電膜12の導電領域12aにおいて接触しており、接触位置が矢印Bに示す位置である場合、透明導電膜12の導電領域12bにおいて接触しており、接触位置が矢印Cに示す位置である場合、透明導電膜12の導電領域12cにおいて接触しており、接触位置が矢印Dに示す位置である場合、透明導電膜12の導電領域12dにおいて接触しており、接触位置が矢印Eに示す位置である場合、透明導電膜12の導電領域12eにおいて接触しているが、透明導電膜12の導電領域12a、12b、12c、12d、12eは相互に絶縁された異なる領域であることから、各々を独立して検出することができる。よって、上部電極基板10と下部電極基板20との接触位置が5つの場合であっても、各々の接触位置を特定することが可能である。
以上より、透明導電膜12と透明導電膜22との接触位置が複数であっても、接触した導電領域を特定することができるとともに、透明導電膜22における電位分布を検出することにより、より正確に座標位置も検出することが可能である。また、透明導電膜12と透明導電膜22との接触位置を移動させた場合においても、接触位置が移動したことを認識することができるとともに、透明導電膜22における電位分布を検出することにより、移動した接触位置の位置座標を検出することも可能である。
次に、上部電極基板10における透明導電膜12の導電領域の分割について説明する。本実施の形態では、図9(a)に示すように、透明導電膜12は、短手方向である縦方向に4分割、長手方向である横方向に8分割されており、合計で32分割されている。これら分割された領域は、上側の2段と下側の2段に分けられている。図5に示すように、上側の2段は上端となる短手方向(縦方向)の一方の端部において、引出電極部13における各々の引出電極と接続されており、下側の2段は下端となる短手方向(縦方向)の他方の端部において、引出電極部13における各々の引出電極と接続されている。尚、本実施の形態におけるタッチパネルは、各々の導電領域が長方形状又は正方形状に形成されており、主に指により操作するものであるため、複数の導電領域うち、最も大きな導電領域における長辺又は一辺の長さは、25mm以下であることが好ましく、より好ましくは20mm以下である。これは、指の太さに基づくものであり、指先と指先とにより複数の接触位置において接触する場合においても、一辺の長さが指先と指先との間隔よりも短ければ、各々の接触位置を独立して検出することが可能であるからである。このため、人間の指先と指先との間隔及び快適となる操作性等を基準として、導電領域の一辺の長さの範囲を定めることができる。また、あまり小さいと後述する引出部の領域が増加し、機能上支障をきたすため、上記観点を踏まえた場合、複数の導電領域うち、最も小さな導電領域における短辺又は一辺の長さは、5mm以上が好ましく、より好ましくは7mm以上である。
尚、透明導電膜12において各々の導電領域は、各々の導電領域の周辺部に沿って透明導電膜12を除去することにより形成する。これにより、隣接する導電領域との間において絶縁性を保つことが可能である。
透明導電膜12を除去する方法としては、透明導電膜12が除去される領域にレーザ光を照射し、レーザ光の照射された部分の透明導電膜12を熱又はアブレーションにより除去する方法、透明導電膜12上にフォトレジストを塗布し、露光装置により露光、現像を行うことにより導電領域となる領域上にレジストパターンを形成し、ドライエッチング又はウエットエッジングを行うことにより、レジストパターンの形成されていない領域の透明導電膜12を除去する方法、更には、透明導電膜12が除去される領域上にエッチングペーストを印刷等し除去する方法等が挙げられる。好ましくは、レーザ光の照射により透明導電膜12を除去する方法が好ましい。
尚、導電領域を形成するために除去される透明導電膜12の幅は、1mm以下であることが好ましい。タッチパネルにおいては、形成される導電領域の幅が広くなると、検出不能領域が多くなってしまい、タッチパネルとしての機能を十分に発揮することができない。よって、タッチパネルに接触が想定されるものが指またはペン等であり、ペン等の先端は半径0.8mm程度であることから、透明導電膜12が除去される領域の幅が1mm以下であれば、タッチパネルとしての機能に支障をきたさないものと考えられるからである。本実施の形態では、よりタッチパネルの視認性を高めるとともに、機能を高めるため透明導電膜12が除去される領域の幅は約100μmで形成されている。
本実施の形態におけるタッチパネルでは、上部電極基板10における透明導電膜12において、導電領域121と導電領域122からなる導電領域のパターンを反転させたパターンが上側にも形成されており、縦方向に並ぶ4つの導電領域のパターンと同様のパターンが横方向に8列形成されている。
図9(a)において、破線で囲まれた領域の拡大図を図9(b)に示す。図9(b)に示されるように、透明導電膜12の下側において2つに分割されたうちの一方を導電領域121、他方を導電領域122とした場合、他方の導電領域122は、上部電極基板10の長手方向に沿った四辺の1つの辺と接しており、一方の導電領域121は、上部電極基板10の四辺のうち長手方向に沿った辺とは接していない。このため、一方の導電領域121の領域部121aから、上部電極基板10の長手方向に沿った辺の端まで延びる引出部121bを形成し、更に、この辺の端に接する接続部121cを形成する。尚、この引出部121bは、上部電極基板10の長手方向に沿った辺と接する2つの導電領域の間に形成されるものである。即ち、導電領域122と、導電領域122に隣接する辺と接する導電領域の間に形成されるものである。よって、本来は導電領域122となる領域に形成されるものである。このため、接触位置の誤認識を防ぐためにも、引出部121bはできるだけ細く形成することが好ましい。
本実施の形態では、図9(b)に示すように、導電領域122において透明導電膜12を除去した透明導電膜除去領域141及び142を設けることにより、導電領域122において接触位置が検出される領域部122aと、引出電極132と接続するための接続部122cとの間に、透明導電膜除去領域141及び142により形成された抵抗部122bを形成する。
透明導電膜除去領域141は、透明導電膜12の右側近傍を残して除去し、透明導電膜除去領域142は、透明導電膜12の左側近傍を残して除去する。これにより透明導電膜12において電気経路の長い抵抗部122bが形成される。この抵抗部122bにおける抵抗値は、引出部121bの抵抗値の値と略同じとなるように調整されている。具体的には、透明導電膜除去領域141と透明導電膜除去領域142との間隔及び長さを調整することにより、引出部121bの抵抗値の値と略同じとすることができる。尚、透明導電膜除去領域141及び142における透明導電膜12の除去方法はレーザ光の照射により除去する方法が好ましい。
このようにして、引出電極131から導電領域121の領域部121aまでの抵抗値と、引出電極132から導電領域122の領域部122aまでの抵抗値とを略同じ値とすることが可能である。
尚、導電領域121は、接続部121cにおいて引出電極131と接続することができ、また、導電領域122は、接続部122cにおいて引出電極132と接続することができる。
導電領域121の接続部121cと引出電極131との接続は、接続部121c上に銀ペーストを形成し接続する。同様に、導電領域122の接続部122cと引出電極132との接続は、接続部122c上に銀ペーストを形成し接続する。尚、引出電極131及び132が複数集まることにより、図5に示す引出電極部13が形成される。
本実施の形態では、いずれの導電領域においても引出電極までの抵抗値を同じものとすることができるため、駆動回路等において抵抗等を設ける必要がなく、複数の接触位置の検出が可能なタッチパネルを低コストに提供することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、分割される導電領域を増やした構成のものである。
具体的には、上部電極基板10における透明導電膜12の縦方向の下側において、図10に示すように、3つに分割し、導電領域221、導電領域222、導電領域223を形成する場合について説明する。この場合において、導電領域221、導電領域222、導電領域223と接続される接続電極を231、232、233は、導電領域223の設けられている側に引出される。
即ち、導電領域221の領域部221aから上部電極基板10の端部に延びる引出部221bを形成し、引出部221bと接続される上部電極基板10側の端部には接続部221cを形成する。また、導電領域222の領域部222aから上部電極基板10の端部に延びる引出部222bを形成し、引出部222bと接続される抵抗部222c、及び上部電極基板10の端部において抵抗部222cと接続される接続部222dを形成する。また、導電領域223の領域部223aの上部電極基板10の端部側には抵抗部223bを形成し、抵抗部223bと接続される上部電極基板10側の端部には接続部223cを形成する。
これにより、導電領域221は、接続部221cにおいて引出電極231と接続することができ、導電領域222は、接続部222dにおいて引出電極232と接続することができ、導電領域223は、接続部223cにおいて引出電極233と接続することができる。尚、引出電極231、232及び233が複数集まることにより、図5に示す引出電極部13が形成される。
本実施の形態では、導電領域221における領域部221aから引出電極231までの抵抗値と、導電領域222における領域部222aから引出電極232までの抵抗値と、導電領域223から引出電極233までの抵抗値が同じ値となるように、導電領域222及び223において引出部及び抵抗部が形成される。尚、導電領域221における領域部221aから接続部221cまでの抵抗値と、導電領域222における領域部222aから接続部222cまでの抵抗値とをできるだけ近づけるため、引出部221bの幅は引出部222bの幅よりも広く形成されていることが好ましい。
具体的には、導電領域222の引出部222bと接続部222dとの間において、透明導電膜12を除去した透明導電膜除去領域241及び242を設けることにより抵抗部222dを形成する。また、導電領域223において透明導電膜12を除去した透明導電膜除去領域243、244、245及び246を設けることにより、導電領域223を接触位置が検出される領域部223aと、引出電極233と接続するための接続部233cと、抵抗部223bとを形成する。
抵抗部222cは、透明導電膜除去領域241及び242により透明導電膜12が除去されており、電気経路が長くなるため抵抗値を高くすることができる。また、抵抗部223bは、透明導電膜除去領域243、244、245及び246により透明導電膜12が除去されており、より電気経路が長くなるためより抵抗値を高くすることができる。
これにより、導電領域221における引出部221bの抵抗値と、導電領域222における引出部222bと抵抗部222cとを合わせた抵抗値と、導電領域223における抵抗部223bにおける抵抗値との値を略同一の値とすることができる。このため、透明導電膜除去領域241及び242、透明導電膜除去領域243、244、245及び246の形状や配置が調整される。
尚、本実施の形態では、透明導電膜除去領域241、242、243、244、245及び246は、レーザ光を照射することにより透明導電膜12を除去することにより形成されている。尚、製造工程の簡略化のためにも、各々の導電領域を形成する際における透明導電膜12の除去方法と同じ方法であることが好ましい。また、透明導電膜除去領域241、242、243、244、245及び246は、これら透明導電膜除去領域の延びる方向に、他の透明導電膜除去領域が存在するように配置されていることが好ましい。このように配置することにより、各々の透明導電膜除去領域を形成する際に、無駄な位置あわせ等を行うことなく、レーザ光の制御により連続的に形成することができ、製造時間を短縮し、低コストで製造することが可能となるからである。
上記の構成のパターンを反転させたパターンを上部に設けることにより、上部電極基板10の短手方向における導電領域の分割数が6となった場合においても、対応することが可能となる。また、更に導電領域の分割数が増えた場合においても、同様の方法により対応して、形成することが可能である。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
本発明は、5線式の抵抗膜式タッチパネルに適用することができ、各種情報処理機器のディスプレイが、5線式の抵抗膜式タッチパネルで構成される場合に有用である。この場合の情報処理機器の例としては、携帯電話、情報携帯端末(PDA)、携帯音楽プレイヤー、携帯画像プレイヤー、携帯ブラウザ、ワンセグチューナー、電子辞書、カーナビゲーションシステム、コンピュータ、POS端末、在庫管理端末、ATM、各種マルチメディア端末等がある。
10 上部電極基板
11 フィルム
12 透明導電膜
13 引出電極部
14 フレキシブル基板
20 下部電極基板
21 ガラス
22 透明導電膜
23 電極
24 電極
25 電極
26 電極
27 フレキシブル基板
31 スペーサ
121 導電領域
121a 領域部
121b 引出部
121c 接続部
122 導電領域
122a 領域部
122b 抵抗部
122c 接続部
131 引出電極
132 引出電極
141 透明導電膜除去領域
142 透明導電膜除去領域

Claims (10)

  1. 第1の基板上に形成された上部導電膜を有する上部電極基板と、
    第2の基板上に形成された下部導電膜を有する下部電極基板と、
    前記下部導電膜おいて電位分布を生じさせるために前記下部導電膜の四辺の端部に各々設けられた4つの電極と、
    を有し、前記上部導電膜と前記下部導電膜とは対向して配置されるタッチパネルにおいて、
    前記上部導電膜は、前記上部導電膜の四辺のうち一辺と接する導電領域と、前記一辺と接していない導電領域からなる複数の導電領域に分割されており、
    前記一辺と接していない導電領域は、前記一辺に延びる上部導電膜からなる引出部を有しており、
    前記一辺と接する導電領域には、前記一辺の近傍に前記上部導電膜の一部を除去することにより形成された導電膜除去領域を有する抵抗部を有しており、
    前記引出部における抵抗値と前記抵抗部における抵抗値は略等しいものであって、
    前記下部導電膜と前記上部導電膜との複数の接触位置における各々の座標位置を検出することを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記導電膜除去領域は、レーザ光の照射により形成されるものであることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記上部電極膜における縦方向、又は、横方向における導電領域の分割数のうち数の少ない方向の分割数が偶数であることを特徴とする請求項1または2に記載のタッチパネル。
  4. 前記上部電極膜における縦方向、又は、横方向における導電領域の分割数のうち数の少ない方向に沿った辺における分割数が4以上であって、前記分割された導電領域のうち、分割数の多い方向に沿った辺には隣接していない導電領域は、前記分割数の多い方向に沿った辺に延びる前記引出部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のタッチパネル。
  5. 前記分割数は5以上であって、分割数の多い方向に沿った辺には隣接していない導電領域は、長い引出部を有する導電領域と、前記長い引出部よりも引出部が短く形成された短い引出部を有する導電領域とを有し、
    前記短い引出部を有する導電領域は、前記短い引出部と接続される他の抵抗部を有しており、前記長い引出部における抵抗値と、前記短い引出部と前記他の抵抗部との抵抗値の和は、略等しい値であることを特徴とする請求項4に記載のタッチパネル。
  6. 前記短い引出部の幅は、前記長い引出部の幅よりも狭いことを特徴とする請求項5に記載のタッチパネル。
  7. 前記上部電極膜における縦方向、又は、横方向における導電領域の分割数は同じであって、一方を分割数の少ない方向とし、他方を分割数の多い方向としたものであることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のタッチパネル。
  8. 前記導電領域は、長方形状又は正方形状であって、長辺又は一辺の長さが25mm以下であることを特徴とする請求項1から7いずれかに記載のタッチパネル。
  9. 上部導電膜は透明導電膜であることを特徴とする請求項1から8いずれかに記載のタッチパネル。
  10. 下部導電膜は透明導電膜であることを特徴とする請求項1から9いずれかに記載のタッチパネル。
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