JP5174084B2 - 冷却機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

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本発明は、冷却機及びこの冷却機に流れる冷媒流量を、冷却機内の膨張弁と膨張弁制御手段で制御する冷凍サイクル装置に関するものである。
従来の冷蔵・冷凍用途、例えば別置きショーケースや別置きクーラーなどの冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を配管で順に接続して回路を形成するが、圧縮機と凝縮器からなる熱源機と、膨張弁と蒸発器からなる冷却機に区別される。熱源機と冷却機は、凝縮器出口と膨張弁入口の間と、蒸発器出口と圧縮機入口の間とを、それぞれ延長配管で接続する。ここで熱源機と冷却機は同一メーカーの場合よりも、異なるメーカーであることが一般的である。このため、熱源機と冷却機間での冷媒情報などの相互通信は期待できず、情報伝達は冷却機発停時の低圧変化のみである。
また、熱源機と冷却機の機種選定は、設計事務所や設備業者といった熱源機メーカー、冷却機メーカーとは異なる第三者が実施する。さらに冷却機の膨張弁仕様は冷却機メーカーではなく、前述の第三者が決定するのが一般的である。
このような状況で性能や能力改善を実現するには、ハード・ソフト共にシステム全体による改善が困難であり、構成要素ごとの改善が現実的である。熱源機は圧縮機、インジェクション回路、エコノマイザ回路など、構成要素や冷媒回路で改善対象が多く含まれるが、対する冷却機は蒸発器の伝熱性能など、改善対象が限定されており、残りの膨張弁での改善はあまりない。さらに市場からのコスト削減要求が強く、性能改善に多くのコストをかける状況ではない。また従来の手法で蒸発器過熱度(以下、SHという)が設定されることも想定し、設定SHを今まで通り大きく設定することにも対応させる必要がある。
膨張弁は冷却機を通過する冷媒流量を規定するもので、流路抵抗が可変である温度式膨張弁や電子膨張弁がよく使用される。膨張弁の開度調整は、SHを制御対象とし、SHは(蒸発器出口温度)−(蒸発温度)で求めるものである。蒸発器出口温度は蒸発器出口に設けた温度センサ、蒸発温度は蒸発器内の二相冷媒が存在する箇所に設けた温度センサ、あるいは蒸発圧力を検知する圧力センサから飽和温度を演算して求める。
冷蔵・冷凍用途では、圧縮機入口の液バック状態を回避して信頼性を優先させるため、冷凍サイクル装置の運転状態を設定する前述の第三者が目標SHを大きく設定して制御安定性のマージンを大きく確保することが多い。SHを過大に設定するため、蒸発器内で過熱ガス領域が大きく、ただでさえ改善対象の少ない冷却機にあって、蒸発器性能が低下する。
このような問題を解決するために、蒸発器出口温度を検知する温度式膨張弁の感温筒と、検知対象である蒸発器出口配管との間に、感度調整用の部材を設けて設置することで、コストをかけずに制御安定性を向上させ、目標SHを低減可能で性能改善を計る方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−231950号公報(第3―4頁、図1)
特許文献1に記載の技術では、温度センサである感温筒に簡単な熱抵抗体を設けることで、温度式膨張弁の制御安定性を向上させている。しかし、感温筒と配管を接触させて温度検知をしており、制御安定性の要である感度をさらに接触部位を増やして対応するため制御安定性を本来の目標ほど得ることができず、その結果目標SHは過大なままとなっている。
電子式膨張弁は構造上で目標SHに制約がないが、目標SHは正の値であることが必要であり、電子式膨張弁であっても同様のことが言える。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は目標SHを低下させて蒸発器性能を改善し、なおかつ信頼性の確保とコストの増大を抑制することができる冷却機及び冷凍サイクル装置を提供するものである。
本発明に係る冷却機は、圧縮機及び凝縮器と冷媒配管で接続されて冷凍サイクル装置を構成する冷却機において、冷却機は、膨張弁と蒸発器とからなり、蒸発器は、この蒸発器の入口を複数のパスに分岐する分配器、キャピラリーチューブ、蒸発器の複数の蒸発器パス出口を集約するヘッダー、蒸発器出口温度センサ、及び蒸発温度相当検出手段を有し、複数のパスのうちの1つのキャピラリーチューブを他のパスのキャピラリーチューブより流路抵抗を大きく形成し、蒸発器出口温度センサは、複数の蒸発器パス出口のうち、最も流路抵抗が大きく形成されたキャピラリーチューブに対応する蒸発器パス出口に設けられ、蒸発器出口温度センサが検知する蒸発器パス出口温度と、蒸発温度相当検出手段が検知する蒸発温度とから求められる蒸発器過熱度が所定の目標値になるように膨張弁の開度を制御する制御手段を備えたものである。
また、本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機及び凝縮器と、上記のいずれかの冷却機とを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成したものである。
本発明によれば、制御安定性を確保するために膨張弁の蒸発器過熱度の目標値を大きく設定しても、蒸発器全体としての蒸発器過熱度を低減させることができ、性能を改善することができる。
本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2における冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3における冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
1は冷凍サイクル装置で、2は熱源機、10は冷却機、7は液延長配管、8はガス延長配管であり、図に示すように接続されている。熱源機2において、3は圧縮機、4は凝縮器、5は液溜、6はアキュームレータである。冷却機10において、11は開閉弁、12は制御手段を備えた温度式膨張弁、13は蒸発器を構成する熱交換器である。温度式膨張弁12において、12aは温度検知機能を備えた感温筒、12bは均圧管、12cはダイアフラムである。また、蒸発器13において、14は分配器、15a〜15dは複数のパス、17はヘッダーで、各パス15a〜15dにおいて、16a〜16dはバランスキャピラリー、18a〜18dは各パス15a〜15dの蒸発器パス出口である。18はヘッダー17で集約された後の蒸発器の出口、19は冷却機10の出口で、これらは図に示すように接続されている。
なお、熱源機2と冷却機10は離れた場所に設置されており、凝縮器4と蒸発器13はそれぞれ雰囲気温度が異なる。
次に、上記のように構成した冷凍サイクル装置の動作について説明する。熱源機2内の圧縮機3で冷媒は圧縮され高温高圧の過熱ガスとなり、凝縮器4により図示されない凝縮器ファンによって外気が搬送されて熱交換され、冷媒は高圧低温の飽和液、また飽和液に近い状態となる。ついで、液溜5、液延長配管7を通過して冷却機10内に至る。このとき開閉弁11は開であり、温度式膨張弁12を通過した冷媒は減圧され、低乾き度の二相状態となる。そして、蒸発器13において、図示されない蒸発器ファンにより庫内空気が搬送されて冷媒と熱交換され、庫内空気が冷却されて、冷媒は低圧の過熱ガス、または高乾き度の二相状態となる。その後、出口19からガス延長配管8、アキュームレータ6を経て圧縮機3へ至る。
蒸発器13内の経路は、入口部において分配器14で複数に分岐され、蒸発器13の各パス15a〜15dを通過し、蒸発器13の各パスの蒸発器パス出口18a〜18dからヘッダー17に集約され、蒸発器出口18へ至る。このように複数に分岐させたのは、蒸発器13の圧損を低減させるためである。なお、蒸発器13の各パス15a〜15dの入口にあるバランスキャピラリー16a〜16dは、各パス15a〜15dの冷媒流量を調整するために流量抵抗が異なる場合もあるし、単純に接続させる機能しか持たない場合もある。
冷却機10はエンドユーザーが冷却を目的として使用する。冷却機10の吸込み温度が被冷却物を収納する冷蔵庫の庫内温度であるとみなし、庫内温度がエンドユーザーが望む所定の目標値となるように冷凍サイクル装置を運転する。庫内温度がある切値より小さければ開閉弁11を閉とし、庫内温度がある入値より大きければ開閉弁11を開とする。庫内温度は冷却機10の吹出し温度、または冷却機10の吸込み温度と吹出し温度の平均値であってもよい。
開閉弁11から圧縮機3までの経路の圧力が低下し、図示しない制御部に設定された設定値以下となると図示しない圧力スイッチが作動して圧縮機3が停止する。圧力低下分の冷媒は液溜5に収納される。その後庫内温度が上昇すると開閉弁11が開となり、開閉弁11から圧縮機3までの経路の圧力が上昇し、目標値以上となると図示しない圧力スイッチが作動して圧縮機3が運転を開始する。アキュームレータ6はこのような発停時や運転状態が過渡的に変化する場合に、液冷媒が圧縮機3に入らないようにして信頼性を向上させる、過渡的なバッファーの役割がある。
次に、温度式膨張弁12の動作について説明する。感温筒12aは蒸発器13の1つのパス15aの蒸発器パス出口18aに設置され、冷媒温度を検知する(以下の説明では、感温筒12aを蒸発器出口温度センサと記すことがある)。均圧管12bは各蒸発器パス出口18a〜18dが集約されたヘッダー17aの後の蒸発器出口18に接続される。感温筒12aとダイアフラム12cとは配管で接続されており、冷凍サイクルとは異なる冷媒が封入されている。そして、(感温筒12aの検知温度により決定されるダイアフラム12c内の圧力)と、(蒸発温度に関連する均圧管12b内の圧力)+(温度式膨張弁12内の図示しないばねによる力)÷(ダイアフラムの受圧面積)の大小によって、温度式膨張弁12の開度が決定される。前述のばねによる力は、第三者が調整するものであり、目標SHに相当する(以下の説明では、均圧管12bを蒸発温度相当検出手段と記すことがある)。感温筒12aと均圧管12bにより機械的に演算されるSHが目標SHより大きい場合は、温度式膨張弁12の流路抵抗が低下し、冷媒循環量が増大することで、SHが減少して目標SHに近づく。逆にSHが目標SHより小さい場合は、温度式膨張弁12の流路抵抗が増大し、冷媒循環量が減少することで、SHが増加して目標SHに近づく。このように、膨張弁の制御手段が機械的に温度式膨張弁12に組み込まれている。
ここで感温筒12aが設置されている蒸発器13のパス15aに対応するバランスキャピラリー16aは、他のパスのバランスキャピラリー16b〜16dと比較して流路抵抗が大きくなるように、キャピラリー長が大きい。このため、パス15aの冷媒循環量は、他のパス15b〜15dの冷媒循環量より小さく、その結果蒸発器パス出口18aでのSHは、他の蒸発器パス出口18b〜18dでのSHより大きい。また蒸発器パス出口18aでのSHは、集約した箇所の蒸発器出口18におけるSHより大きい。
以上のように、感温筒12aが設置された蒸発器13のパス15aにおけるバランスキャピラリー16aを他のバランスキャピラリー16b〜16dよりキャピラリー長さを大きく設定したので、温度式膨張弁12の制御対象であるSHは従来通り大きいままで、蒸発器13全体のSHを小さくすることができる。このため、蒸発器SHを小さくしても制御安定性が確保できるので、冷却機10の能力拡大、冷凍サイクル装置の性能改善が実現できる。
また、1つのバランスキャピラリー16aのキャピラリー長さを増加させるだけなので、コスト低減効果が十分大きいし、温度式膨張弁12自体は変更がないので、市場流通性がよく、コスト低減効果を得ることができる。
さらに、温度式膨張弁12の制御対象であるSHと、蒸発器13全体のSHとは相関があるので、第三者が容易に設定できる。この場合、温度式膨張弁12のSHと蒸発器13全体のSHの相関をあらかじめ把握しておき、この関係を示した相関表を準備しておけば、冷凍サイクル装置1の調整を行う設備業者は、温度式膨張弁12のSHを調整すれば、望むべき蒸発器13全体のSHを実施することができる。
また感温筒12aを全体の蒸発器出口18に設置しなおすことで、従来の手法が実現できる。
上記の説明では、熱源機2や冷却機10が1台の場合であるが、熱源機2が複数台並列に接続され、冷却機10が複数台並列に接続される場合であっても同様の効果を得ることができる。また、バランスキャピラリー16aの流路抵抗を変化させるためにキャピラリー長さを変化させたが、キャピラリーの内径を変化させてもよい。また、均圧管12bの接続箇所は、蒸発器パス出口18aであってもよい。なお、凝縮器4は空冷を想定しているが、水冷であってもよく、さらには凝縮器4を熱源機2から離れた場所に設置してもよい。
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。なお、実施の形態1と同じ部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
20は高低圧熱交換器であり、高圧部が開閉弁11と温度式膨張弁12の間に接続され、低圧部は、感温筒12aが設けてある蒸発器のパス15aにおける蒸発器パス出口18aとヘッダー17との間に接続される。なお、感温筒12aは内部熱交換器20の低圧部とヘッダー17の間に設けられる。
次に動作について説明する。実施の形態1と同一の動作については説明を省略する。高低圧熱交換器20において、高圧の液冷媒と、蒸発器パス出口18aを出た低圧冷媒とは熱交換されて高圧液冷媒は冷却され、低圧冷媒は加熱される。このため、感温筒12aが設置された蒸発器パス出口18aの出口SHは小さいが、温度式膨張弁12が検知するSHは大きく、全体の蒸発器SHは小さい。
以上のように、感温筒12aが設置された蒸発器のパス15aを通過する冷媒を高低圧熱交換器20で加熱させるので、温度式膨張弁12の制御対象であるSHは従来通り大きいままで、蒸発器全体のSHを小さくすることができる。このため、蒸発器SHを小さくしても制御安定性が確保できるので、冷却機10の能力拡大、冷凍サイクル装置の性能改善が実現でき、すべてのパス15a〜15dのSHが小さいので、さらに効果が大きい。
また、高低圧熱交換器20の大きさは、圧力損失と熱伝達の観点から高圧液部よりも低圧ガス部が支配的である。よって1つのパスの冷媒循環量に対応する高低圧熱交換器20があればよく、コスト増大を抑制できる。
実施の形態3.
図3は本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。なお、他の実施の形態と同じ部分には同じ番号を付し、説明は省略する。
31は電子式膨張弁で、21は温度センサ、22は圧力センサであり、冷却機10の出口19かそれより上流側に設けてある。30は電子式膨張弁31が備えた膨張弁演算装置であり、電気的に温度センサ21、圧力センサ22、電子式膨張弁31と接続されている。そして、高低圧熱交換器20の高圧部が開閉弁11と電子式膨張弁31の間に接続され、低圧部は全体の蒸発器出口18と温度センサ21の位置との間に接続される。
次に動作について説明する。なお、他の実施の形態と同一の動作については説明を省略する。膨張弁演算装置30では、SH=(温度センサ21の検知値)−(圧力センサ22の検知値を演算処理して求めた飽和温度)よりSHを演算する。そしてSH>目標SHであれば電子式膨張弁31の流路抵抗を減少させ、冷媒循環量を増大することで目標SHに近づけ、逆に目標SH>SHであれば電子式膨張弁31の流路抵抗を増加させ、冷媒循環量を減少させることで目標SHに近づける。
高低圧熱交換器20において、高圧の液冷媒と、蒸発器出口18を出た低圧冷媒は熱交換され、高圧液冷媒は冷却され、低圧冷媒は加熱される。このため、蒸発器出口18でのSHは小さいが、温度センサ21で検値するSHは大きい。
なお、電子式膨張弁31の制御対象であるSHと蒸発器出口18におけるSHとは相関がある。この相関を予め把握して膨張弁演算装置30に記憶させておけば、冷凍サイクル装置1の調整を行う設備業者は、蒸発器出口18におけるSHの目標値を設定するだけで、膨張弁演算装置30が制御対象であるSHを制御することで、蒸発器出口18におけるSHを実現することができる。
本実施の形態は上記のように構成されているので、電子式膨張弁31の制御対象であるSHは従来通り大きいままで、蒸発器全体のSHを小さくすることができる。また、内部熱交換器20の高圧部で液冷媒が冷却されることで、蒸発器13の入口乾き度が低下するため、蒸発器13の各パス15a〜15dの分配が向上する。また、高低圧熱交換器20の低圧部で低圧冷媒が加熱され、さらに、蒸発器13の出口乾き度を若干湿り気味にすることで蒸発器13の性能を改善できるし、出口乾き部で冷凍機油が滞留することがないので、圧縮機3の信頼性が向上する。
1 冷凍サイクル装置、2 熱源機、3 圧縮機、4 凝縮器、5 液溜、6 アキュームレータ、7 液延長配管、8 ガス延長配管、10 冷却機、11 開閉弁、12 温度式膨張弁、12a 感温筒(蒸発器出口温度センサ)、12b 均圧管(蒸発温度相当検出手段)、12c ダイアフラム、13 蒸発器、14 分配器、15a〜15d 蒸発器の各パス、16a〜16d バランスキャピラリー、17 ヘッダー、18 蒸発器の出口、18a〜18d 蒸発器の各パスの出口、19 冷却機の出口、20 高低圧熱交換器、21 温度センサ、22 圧力センサ、30 膨張弁演算装置、31 電子式膨張弁。

Claims (9)

  1. 圧縮機及び凝縮器と冷媒配管で接続されて冷凍サイクル装置を構成する冷却機において、
    該冷却機は、膨張弁と蒸発器とからなり、
    前記蒸発器は、該蒸発器の入口を複数のパスに分岐する分配器、キャピラリーチューブ、前記蒸発器の複数の蒸発器パス出口を集約するヘッダー、蒸発器出口温度センサ、及び蒸発温度相当検出手段を有し、
    前記複数のパスのうちの1つのキャピラリーチューブを他のパスのキャピラリーチューブより流路抵抗を大きく形成し、
    前記蒸発器出口温度センサは、前記複数の蒸発器パス出口のうち、最も流路抵抗が大きく形成されたキャピラリーチューブに対応する蒸発器パス出口に設けられ、
    前記蒸発器出口温度センサが検知する蒸発器パス出口温度と、前記蒸発温度相当検出手段が検知する蒸発温度とから求められる蒸発器過熱度が所定の目標値になるように前記膨張弁の開度を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする冷却機。
  2. 圧縮機及び凝縮器と冷媒配管で接続されて冷凍サイクル装置を構成する冷却機において、
    該冷却機は、膨張弁と蒸発器とからなり、
    前記蒸発器は、該蒸発器の入口を複数のパスに分岐する分配器、キャピラリーチューブ、前記蒸発器の複数の蒸発器パス出口を集約するヘッダー、蒸発器出口温度センサ、及び蒸発温度相当検出手段を有し、
    前記冷却機内に高低圧熱交換器を設け、該高低圧熱交換器の高圧部が前記凝縮器と膨張弁との間に接続され、前記高低圧熱交換器の低圧部が前記蒸発器とヘッダーとの間の1つのパスに接続され、前記高低圧熱交換器の低圧部とヘッダーとの間に前記蒸発器出口温度センサを設置し、
    前記蒸発器出口温度センサが検知する蒸発器出口温度と、蒸発温度相当検出手段が検知する蒸発温度とから求められる蒸発器過熱度が所定の目標値になるように前記膨張弁の開度を制御することを特徴とする冷却機。
  3. 前記所定の目標値が、前記ヘッダーの出口温度より定まる過熱度が正になるように設定されることを特徴とする請求項1または2記載の冷却機。
  4. 前記蒸発器出口温度センサは前記蒸発器の出口部に設置位置を変更することができるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷却機。
  5. 前記膨張弁は、温度式膨張弁であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷却機。
  6. 前記所定の目標値と、前記ヘッダーの出口温度から定まる前記蒸発器の過熱度または前記ヘッダーの出口の冷媒状態との相関を予め把握した相関表を作成し、該相関表に基づいて所定目標値を定めることを特徴とする請求項5に記載の冷却機。
  7. 前記膨張弁は、電気的に開度を変更できる電子式膨張弁であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷却機。
  8. 前記所定の目標値と、
    前記ヘッダーの出口温度から定まる前記蒸発器の過熱度または前記ヘッダーの出口の冷媒状態との相関を予め把握して膨張弁演算装置に記憶させ、該膨張弁演算装置により所定目標値を定めることを特徴とする、請求項7に記載の冷却機。
  9. 圧縮機及び凝縮器と、請求項1〜8のいずれかに記載の冷却機とを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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