JP5173796B2 - 動物飼料用組成物の食味増強法 - Google Patents

動物飼料用組成物の食味増強法 Download PDF

Info

Publication number
JP5173796B2
JP5173796B2 JP2008511326A JP2008511326A JP5173796B2 JP 5173796 B2 JP5173796 B2 JP 5173796B2 JP 2008511326 A JP2008511326 A JP 2008511326A JP 2008511326 A JP2008511326 A JP 2008511326A JP 5173796 B2 JP5173796 B2 JP 5173796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
food
composition
animal feed
taste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008511326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008539760A (ja
Inventor
ヤムカ,ライアン・マイケル
キャッツ,ローレン・ジェイ
ヘイワード,ラリー・ハーランド
Original Assignee
ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド filed Critical ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド
Publication of JP2008539760A publication Critical patent/JP2008539760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5173796B2 publication Critical patent/JP5173796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K50/00Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
    • A23K50/40Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for carnivorous animals, e.g. cats or dogs
    • A23K50/42Dry feed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/20Inorganic substances, e.g. oligoelements
    • A23K20/28Silicates, e.g. perlites, zeolites or bentonites

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本願は、2005年5月11日出願の米国仮出願第60/679,756号に基づく優先権を主張し、該出願の開示内容を引用によって本明細書に援用する。
発明の背景
発明の分野
本発明は一般的に、動物飼料用組成物の食味増強法及び食味増強剤(palatability enhancer)を含有する動物飼料用組成物に関する。
先行技術の記載
動物、特にネコ及びイヌのようなコンパニオンアニマル(ペット)用フードの設計においては、良好な栄養を通じて最適な動物の健康(ヘルス又はウェルネス)を達成することが重要な目標である。しかしながら、最も栄養豊富な動物用フードでも、動物が該フードの摂取を拒否又は拒絶した場合、又は動物が該フードをまずいと感じて該フードの摂取が制限された場合、ほとんど価値がない。
ペット又はその他の動物を食べる気にさせるのは高価で時間のかかる面倒な作業になることがある。動物の食欲を助長するために水分含有量を様々に変化させたフード、サプリメント、及びおやつが開発されてきた。しかしながら、こうした問題解決策が常に有効とは限らない。
多数の可能性ある食味増強剤がペット用に入手可能で、(限りない選択肢の)唯一の制限は選択者の想像力であるかの如くである。あるものは風味剤(フレーバー)として市販されている。他のものは家族に代々伝わる調理法によって調製されたものである。他のものは絶えず新規に合成、天然物から抽出、又は様々な動物の器官から分解されたものである。これらの材料を動物飼料用組成物に配合して成功するかどうかは予測不能である。第一に、可能性ある食味増強剤は、加工及び包装時に組成物と適合性があるべきであり、また実際的に長期の貯蔵寿命も持つべきである。第二に、食味増強剤は、動物の味覚、嗅覚、物理的魅力及び組成物全体に現れるその他の特質に訴えるものであるべきである。第三に、食味増強剤は、摂取後に動物と適合性がある、すなわち動物に何らかの重大な問題、特に消化器の問題を起こさないことも必要である。従って、動物飼料用組成物の食味を増大する新規食味増強剤が求められている。
発明の要旨
そこで、本発明の目的は、増強された食味を有する動物飼料用組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、動物飼料用組成物の食味増強法を提供することである。
本発明の別の目的は、動物飼料用組成物の摂取頻度の増大法を提供することである。
本発明の別の目的は、動物飼料用組成物の摂取率の増大法を提供することである。
本発明の更なる目的は、動物飼料用組成物の食味増強に有用な組成物の組合せを含有するキットの形態の製品を提供することである。
これら及びその他の目的は、動物飼料用組成物の食味を増強する新規な方法を用いて達成される。該方法は、ゼオライトを組成物に、組成物の食味を増強するに足る量で添加することを含む。一般的に、該組成物は、少なくとも約0.01%のゼオライトと、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維、及びそれらの組合せからなる群から選ばれる少なくとも一つの成分とを含む。最も好ましくは約0.01%〜約4%の量で含む。動物飼料用組成物とゼオライトを含むキットも提供する。
ゼオライトを含有する動物飼料用組成物は、動物に対して驚くほど良い味を提供するので、動物による消費及び摂取頻度を増大するのに使用できる。特に、ゼオライトを含有しなければ動物にとって味の悪いペットフード組成物用にふさわしい。
本発明のその他の及び更なる目的、特徴及び利点は、当業者には容易に明白であろう。
発明の詳細な説明
定義
“ゼオライト(zeolite)”という用語は、単一のゼオライト又は2種類以上のゼオライトの混合物を意味する。
“増強された食味(enhanced palatabilty)”という用語は、ゼオライトを含有する組成物の、ゼオライトを含有しない実質的に同じ組成物と比較した場合の増強された食味を意味する。
“摂取率(ingestion rate)”という用語は、例えば食事時の単位時間あたりに摂取された組成物の量を意味する。
“摂取頻度(ingestion frequency)”という用語は、動物が単位時間に組成物を消費する回数を意味する。例えば動物は1日3回食事をする。
“単一包装(single package)”という用語は、キットの構成要素が一つ又は複数の容器の中で(又は容器と)物理的に結合されており、製造、流通、販売、又は使用の単位とみなされることを意味する。容器は、バッグ、ボックス、ボトル、シュリンクラップ包装、ホチキス留め又はそれ以外の方法で固定された構成要素、又はそれらの組合せなどであるが、これらに限定されない。単一包装は、製造、流通、販売、又は使用の単位とみなされるように物理的に結合された個々のフード組成物の入れ物であり得る。
“仮想包装(virtual package)”という用語は、キットの構成要素が、一つ又は複数の実体的な(実際の)又は仮想のキット構成要素上の、ユーザに他の構成要素を得る方法を示した手引書によって結合されていることを意味する。例えば、バッグの中に一つの構成要素と、ユーザにウェブサイトに行き、録音メッセージを聞き、視覚メッセージを閲覧し、又はケア提供者もしくはインストラクターと接触してキットの使用法に関する指示を得ることを教える手引書とが入っている。
本発明は、本明細書中に記載されている特定の方法論、プロトコル、及び試薬に限定されない。なぜならばこれらは変動しうるからである。さらに、本明細書中で使用されている用語は、特定の態様の説明だけを目的としたものであって、本発明の範囲を制限することを意図していない。本明細書中及び添付の特許請求の範囲の中で使用されている単数形の“一つの”及び“それ(該)”(“a”、“an”及び“the”)は、文脈が明らかにそうでない場合を指示していない限り、複数への言及も含む。例えば、“一つのゼオライト”への言及は複数のそのようなゼオライトを含む。
別途定義されない限り、本明細書中で使用されている全ての技術及び科学的用語並びに頭字語は、本発明の分野の当業者が通常理解しているのと同じ意味を有する。本発明の実施には本明細書中に記載されているのと類似又は等価のあらゆる方法及び材料が使用できるが、本明細書では好適な方法、装置、及び材料を記載する。
本明細書中で言及された全ての特許、特許出願、及び出版物は、それらの中で報告されている、本発明と共に使用してよい化合物及び方法論を記載及び開示する目的のために法律で許されている範囲で、引用によって本明細書に援用する。しかしながら、かかる援用何れも、本発明が先発明のゆえにそのような開示に先行する資格がないことを認めていると解釈されるべきでない。
発明
一側面において、本発明は、増強された食味を有する動物飼料用組成物を提供する。該組成物は、食味増強量のゼオライトと動物飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを含む。好ましくは、該組成物は少なくとも約0.01重量%のゼオライトを含み、成分は、タンパク質、脂肪、炭水化物、及び繊維からなる群から選ばれる。本発明は、ゼオライトを動物飼料用組成物に加えると組成物の食味が増強され、動物が該組成物を消費する可能性が増大するという新発見に基づいている。ゼオライトを飼料用組成物に加えることによって組成物の摂取頻度及び摂取率も増大する。
ゼオライトは、4面体骨格中にアルミニウム、ケイ素、及び酸素を含む高規則性構造(well-defined structure)を有する3次元の多孔質結晶性固体である。ゼオライトは、構造中に大きな空隙又はケージを有しており、それがイオン及び分子の構造内外への容易な移動を可能にするチャンネルを形成している。Alの負電荷は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム及び鉄を含む陽イオンの存在によってバランスを保たれている。
およそ50種類の天然ゼオライトファミリーメンバーが発見され、また150種類を超えるゼオライト構造型が合成されている。文脈がそれ以外の場合を要求しない限り、“ゼオライト”という用語は本明細書中では総称的に使用され、下記を含む任意の鉱物を包含する(これらに限定されない)。すなわち、方沸石ファミリー、例えば方沸石(水和ケイ酸ナトリウムアルミニウム)、ポルクス石(水和ケイ酸セシウムナトリウムアルミニウム)、ワイラケ沸石(水和ケイ酸カルシウムナトリウムアルミニウム)、ベルバーガイト(水和ケイ酸カリウムバリウムストロンチウムナトリウムアルミニウム)、ビキタアイト(水和ケイ酸リチウムアルミニウム)、ボグザイト(水和ケイ酸カルシウムナトリウムアルミニウム)及びブリュスター沸石(水和ケイ酸ストロンチウムバリウムナトリウムカルシウムアルミニウム);菱沸石ファミリー、例えば菱沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)、ウィルヘンダーソナイト(水和ケイ酸カリウムカルシウムアルミニウム)、コウルス沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)、ダキアルディ沸石(水和ケイ酸カルシウムナトリウムカリウムアルミニウム)、エディントン沸石(水和ケイ酸バリウムカルシウムアルミニウム)、剥沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)、エリオン沸石(水和ケイ酸ナトリウムカリウムカルシウムアルミニウム)、フォージャ沸石(水和ケイ酸ナトリウムカルシウムマグネシウムアルミニウム)及び苦土沸石(水和ケイ酸ナトリウムカリウムマグネシウムカルシウムアルミニウム);ギスモンド沸石ファミリー、例えばアミカイト(水和ケイ酸カリウムナトリウムアルミニウム)、ガロン沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)、ギスモンド沸石(水和ケイ酸バリウムカルシウムアルミニウム)、ゴビンス沸石(水和ケイ酸ナトリウムカリウムカルシウムアルミニウム)、グメリン沸石(水和ケイ酸ナトリウムカルシウムアルミニウム)、ゴンナルド沸石(水和ケイ酸ナトリウムカルシウムアルミニウム)及びグースクリーカイト(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム);重土十字沸石ファミリー、例えば重土十字沸石(水和ケイ酸バリウムカリウムアルミニウム)、灰十字沸石(水和ケイ酸カリウムナトリウムカルシウムアルミニウム)及びウェルス沸石(水和ケイ酸バリウムカルシウムカリウムアルミニウム);輝沸石ファミリー、例えば斜プチロル沸石(水和ケイ酸ナトリウムカリウムカルシウムアルミニウム)、輝沸石(水和ケイ酸ナトリウムカルシウムアルミニウム)、濁沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)、レビ沸石(水和ケイ酸カルシウムナトリウムカリウムアルミニウム)、マッチー沸石(水和ケイ酸カリウムナトリウムマグネシウムカルシウムアルミニウム)、メルリーノ沸石(水和ケイ酸カリウムナトリウムカルシウムバリウムアルミニウム)、マンテソマイト(水和ケイ酸カリウムナトリウムアルミニウム)及びモルデン沸石(水和ケイ酸ナトリウムカリウムカルシウムアルミニウム);ソーダ沸石ファミリー、例えば中沸石(水和ケイ酸ナトリウムカルシウムアルミニウム)、ソーダ沸石(水和ケイ酸ナトリウムアルミニウム)、スコレス沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)、オフレット沸石(水和ケイ酸カルシウムカリウムマグネシウムアルミニウム)、パラナトロライト(水和ケイ酸ナトリウムアルミニウム)、ポーリング沸石(水和ケイ酸カリウムカルシウムナトリウムバリウムアルミニウム)及びペルリアライト(水和ケイ酸カリウムナトリウムカルシウムストロンチウムアルミニウム);並びに束沸石ファミリー、例えばバラー沸石(水和ケイ酸ナトリウムカリウムカルシウムアルミニウム)、束沸石(水和ケイ酸ナトリウムカルシウムアルミニウム)、ステラ沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)、トムソン沸石(水和ケイ酸ナトリウムカルシウムアルミニウム)、チャーニック沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)及び湯河原沸石(水和ケイ酸カルシウムアルミニウム)である。ゼオライトという用語は本明細書中では総称的に使用され、天然ゼオライト、合成材料、ケイ酸塩鉱物及びリン酸塩鉱物(ゼオライト様構造を有する)を含むあらゆる鉱物を包含する。合成ゼオライトは、ゼオライトA、非繊維ゼオライト、ゼオライト4A、ゼオライトMS4A、及びゼオライトMS5Aなどである。ゼオライトケイ酸塩鉱物は、ハシアンフラル石、ロブダライト、ヴィゼ石、パーシアイト、葡萄石、ロジアナイト、魚眼石、ギロル石、マリコパ石、オーケン石、タカラン石及びトベルモリー石などである。ゼオライトリン酸塩鉱物は、ケホエイト(kehoeite)、パファサアイト及びチップトップ石などである。
動物飼料用組成物に使用するのに容認できるあらゆるタイプ又は形態のゼオライトが本発明に使用できる。本発明に使用するのに適切なゼオライトの例示的実例は斜プチロル沸石である。斜プチロル沸石は、ネバダ州ラスベガスのSafetysorb Zeolite,Inc.からSAFETYSORBとして市販されているが、いずれの供給元から入手してもよい。
ゼオライトは組成物に、増強された食味を該組成物に提供するのに有効な量で添加される。典型的には、そのような食味増強量は、最低で組成物の約0.01重量%又は最高で組成物の約4重量%以上であり得る。ある態様において、食味増強剤として使用するためのゼオライトの量は、組成物の約0.01重量%〜組成物の約2重量%であろう。別の態様においては、食味増強剤として使用するためのゼオライトの量は、組成物の約0.5重量%〜組成物の約2重量%であろう。特に明記しない限り、本発明の組成物のすべての重量及び濃度は、全構成要素及び成分を混合した後の組成物の乾燥重量を基にしている。
ゼオライトは、非毒性濃度又はさもなければ動物の健康に対して有害でない濃度で存在すべきである。従って、ゼオライトは、消化に望ましくない影響、特に消化に長期の望ましくない影響、例えば数日間以上持続する望ましくない影響を起こさない濃度で存在すべきである。消化に及ぼす望ましくない影響とは、便秘又は下痢などであり得る。
本発明はゼオライトを含有する様々な組成物を提供する。例えばフード、栄養食、サプリメント、おやつ、及びフード玩具(例えば咀嚼玩具及び食べられる玩具)である。
一部の態様において組成物はフードである。液状及び固形フードの両方が提供される。フードが液状の場合、ゼオライトはフードと混合できる。フードが固形の場合、ゼオライトはフード上に被覆、フード内に配合、又はその両方ができる。フードはドライフード及びウェットフードの両方を含む。フードの非ゼオライト成分及びそれらの典型的な割合は表1に掲載したものを含む。
Figure 0005173796
一態様において、組成物は、
(a)少なくとも約0.01%のゼオライト;及び
(b)以下のうちの少なくとも一つ:
(i)約5%〜約70%(又は約10%〜約70%、又は約10%〜約60%)のタンパク質、及び
(ii)約2%〜約50%(又は約5%〜約50%、又は約5%〜約40%)の脂肪
を含むフードである。
別の態様において、組成物は、
(a)約50%以下(又は約5%〜約45%)の炭水化物、
(b)約40%以下(又は約1%〜約20%、又は約1%〜約5.5%)の食物繊維、及び
(c)約15%以下(又は約10%以下、又は約2%〜約8%)の一つ又は複数の栄養バランス剤
のうちの少なくとも一つをさらに含む。
更なる態様において、組成物は、
(a)約0.01%〜約2%のゼオライト、
(b)約5%〜約70%(又は約10%〜約70%、又は約10%〜約60%)のタンパク質、
(c)約2%〜約50%(又は約5%〜約50%、又は約5%〜約40%)の脂肪、
(d)約50%以下(又は約5%〜約45%)の炭水化物、
(e)約40%以下(又は約1%〜約20%、又は約1%〜約5.5%)の食物繊維、及び
(f)約15%以下(又は約10%以下、又は約2%〜約8%)の一つ又は複数の栄養バランス剤
を含むフードである。
組成物中の各成分の具体的な適量は、様々な要因、例えば組成物を消費する動物の種;組成物中に配合される特定成分;動物の年齢、体重、全身の健康状態、性別、及び食餌;動物の消費率などによって異なる。従って、成分量は広く変動しうるので、本明細書中に示した割合から逸脱することすらあり得る。
タンパク質のフード成分は、植物、動物、又はその両方といった様々な供給源から得られる。動物性タンパク質は、肉、食肉副産物、乳製品、及び卵などである。肉は、家禽、魚、及び動物(ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギなど)の肉などである。食肉副産物は、肺、腎臓、脳、肝臓、胃、及び腸などである。タンパク質のフード成分は、遊離アミノ酸及び/又はペプチドであってもよい。好ましくは、タンパク質のフード成分は、肉、食肉副産物、乳製品、又は卵である。
脂肪及び炭水化物のフード成分は、動物性脂肪、魚油、植物油、肉、食肉副産物、穀類、その他の動物又は植物源、及びそれらの混合物などの様々な供給源から得られる。穀類は、小麦、トウモロコシ、大麦、及び米などである。
繊維のフード成分は、植物性繊維源、例えばセルロース、ビートパルプ、落花生殻、及び大豆繊維などの様々な供給源から得られる。
特に組成物が動物用フードの場合、ビタミン及びミネラルを、欠乏を回避し健康を維持するのに必要な量で配合するのが好ましい。これらの量は当該技術分野で容易に入手できる。米国学術研究会議(NRC、National Research Council)は、家畜用のそのような成分の推奨量を提供している。例えば、Nutrient Requirements of Swine(ブタの栄養所要量)(10th Rev.Ed.,Nat’l Academy Press,ワシントンDC,1998)、Nutrient Requirements of Poultry(家禽の栄養所要量)(9th Rev.Ed.,Nat’l Academy Press,ワシントンDC,1994)、Nutrient Requirements of Horses(ウマの栄養所要量)(5th Rev.Ed.,Nat’l Academy Press,ワシントンDC,1989)など参照。アメリカ飼料検査官協会(AAFCO、American Feed Control Officials)は、イヌ及びネコ用のそのような成分の推奨量を提供している。American Feed Control Officials,Inc.の公式刊行物、126−140ページ(2003)参照。一般的に食品添加剤として有用なビタミンは、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンH(ビオチン)、ビタミンK、葉酸、イノシトール、ナイアシン、及びパントテン酸などである。一般的に食品添加剤として有用なミネラル及び微量元素は、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、コリン、及び鉄などである。
組成物は、ビタミン、ミネラル、充填剤、食味増強剤、結合剤、フレーバー、安定剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、緩衝剤、塩、コーティングなど当業者に公知の追加成分を含有していてもよい。安定剤は、組成物の貯蔵寿命を延長する傾向のある物質、例えば保存剤、相乗剤及び金属イオン封鎖剤、包装用ガス、安定剤、乳化剤、増粘剤、ゲル化剤、及び湿潤剤などである。乳化剤及び/又は増粘剤の例は、ゼラチン、セルロースエーテル、デンプン、デンプンエステル、デンプンエーテル、及び加工デンプンなどである。各組成物成分、フード成分、及びその他の成分の具体的な量は、組成物に配合される特定の構成要素及び成分;患者の種、患者の年齢、体重、全身の健康状態、性別、及び食餌;患者の消費率、治療される疾患の種類(ある場合);などの様々な要因によって異なるであろう。従って、成分量は広く変動しうるので、本明細書中に記載した好適な割合から逸脱することすらあり得る。組成物中のそのような添加剤の量は典型的には約5重量%までである。
組成物は、動物の健康を維持又は改良することを意図した追加の成分、例えばサプリメント、医薬品、薬草、ホリスティックな薬物及び組成物などを含有していても、又はそのものであってもよい。本食味増強剤は、組成物が食味の悪い医薬品、例えば動物にとって望ましいとは言い難い食味を有する薬物、例えば典型的な小分子薬剤、小タンパク質、高分子のタンパク質及び分子、並びに経口投与用抗生物質である場合、又はそれらを含有する場合に特に有用である。
本発明に有用なサプリメントは、全体の栄養バランス又は性能を改良するために別の飼料と共に使用される飼料を含む。サプリメントは、他の飼料に対するサプリメントとして希釈されずにそのまま給餌される、別に入手できる動物の食料の他の部分と共に自由に選べる、又は希釈し動物の日常飼料と混合して完全飼料を製造するための組成物を含む。AAFCOはアメリカ飼料検査官協会の公的刊行物の220ページ(2003)にサプリメントに関する検討を提供している。サプリメントは、粉末、液体、シロップ、ピル、被包組成物などを含む様々な形態であり得る。
おやつは、食事時間以外に動物を食に誘引するために動物に与えられる組成物、例えばイヌ用の骨などである。おやつは組成物が一つ又は複数の栄養素を含む場合栄養的になり得る。従ってフード用の上記組成物を含有することができる。非栄養的おやつは非毒性のいずれかその他のおやつを包含する。ゼオライトは、おやつの上に被覆される、おやつに配合される、又はその両方である。
玩具は人工骨のような咀嚼玩具を含む。ゼオライトは、玩具表面又は玩具の構成要素の表面にコーティングを形成する、玩具全体に部分的又は完全に配合される、又はその両方が可能である。一態様においてゼオライトは意図されたユーザー(動物)によって経口利用可能である。現在市販されている適切な玩具は様々ある。例えば米国特許第5,339,771号、米国特許第5,419,283号、及びそれらの中に開示されている参考文献などである。本発明は、部分的に食べられる玩具、例えばプラスチック成分を含む玩具、及び完全に食べられる玩具、例えば生皮及び様々な人工骨の両方を提供する。さらに、本発明はヒト用及びヒト以外用、特にペット、家畜及び動物園の動物用、特にイヌ、ネコ又はトリ用の玩具を提供する。
本発明の組成物の製造において、成分は、ゼオライトが組成物中に少なくとも組成物の重量の0.01%、好ましくは約0.01%〜約4%、最も好ましくは約0.5%〜約2%の濃度で存在するように調整される。ゼオライトは組成物中に、配合物の加工時、例えば組成物のその他の成分の混合中及び/又は混合後に配合できる。これらの成分の組成物への配分は従来手段によって達成される。
本発明の組成物(特にフード)は、従来法を用いてドライ形で製造できる。一態様において、動物性タンパク質源、植物性タンパク質源、穀物などを含むドライ成分は粉砕され一緒に混合される。脂肪、油、動物性タンパク質源、水などを含む湿潤又は液状成分は、その後添加され、ドライミックスと混合される。次に、該混合物を粗挽き粒(キブル)又は類似のドライ片に加工する。キブルは押出法を用いて形成されることが多い。すなわち、ドライ及びウェット成分の混合物を高圧及び高温で機械的作業にかけ、小開口部から押し出して、ナイフの回転によってキブルに切断する。次にウェットキブルを乾燥させ、所望により一つ又は複数の局所コーティングで被覆する。コーティングには、フレーバー、脂肪、油、粉末などが含まれうる。キブルは押出法ではなく、ベーキング法を用いてドウから製造することもできる。その場合、ドウは乾熱処理の前に型に入れられる。
食味増強用ゼオライトは、フード組成物にその通常の製造手順、例えば混合、押出、ベーキングなどの最中に加えることができる。又は好ましくはその押出後の製造後、例えばフード表面にスプレー又はコーティングすることによって加える。これは特にドライフードにとって望ましく、押し出されたストランド(紐)をゼオライト(又はゼオライトを含む溶液)と、ストランドをキブルに切断する前に、押し出されたストランドにスプレー又はコーティングすることによって接触させるか、又はキブルをゼオライト(又はゼオライトを含む溶液)と、キブル自体にスプレー、コーティング又はキブルを浸漬することによって接触させる。
フードへの局所塗布の場合、ゼオライトはフード組成物の表面への塗布を促進するために担体組成物と混合される。例えば、液体、スラリー、軽質ゲル、又は水様性固体はいずれも本組成物の化合物(一つ又は複数)の担体として利用できる。標準のスプレー又は浸漬装置を用いて化合物(一つ又は複数)をフード組成物の表面に塗布する。そのような担体の例は、アミノ酸、還元糖(一つ又は複数)及びチアミンと併せてプロテアーゼで処理した動物副産物のミンチである。次に、担体をゼオライトと混合し、キブルを被覆する。それによって非常に味の良い容認可能なドライフードが出来上がる。ある好適な態様では、ゼオライトを単に市販の液状食味増強剤(liquid palatant enhancer)又はその他のフレーバー組成物と混合して新規風味剤(flavor palatant)を創製し、これを次に組成物に局所塗布する。本発明でゼオライトと共に使用するのに適切な市販の液状食味増強剤は、あらゆる公知の又は市販の液状食味増強剤などである。市販品は当業者に公知のペットフード食味増強剤又はその他のフレーバー供給業者から販売されている。
本発明の組成物(特にフード)は、従来のペットフード工程を用いて缶詰又はウェット形で製造できる。一態様では、粉砕した動物性(例えば哺乳動物、家禽、魚及び/又は海産物)タンパク質組織をその他の成分、例えば魚油、穀粒、その他の栄養バランス成分、特殊目的の添加剤(例えば、ビタミン及びミネラル混合物、無機塩、セルロース及びビートパルプ、増量剤など)と混合する。加工に必要な水を添加してもよい。ウェット形の成分は典型的には成分をブレンドしながら加熱するのに適切な容器中で混合される。混合物の加熱は、いずれかの適切な様式、例えば直接スチーム注入によって又は熱交換器を備え付けた容器を用いて達成できる。最後の成分の添加後、混合物は約50°F(約10℃)〜約212°F(約100℃)の範囲の温度に加熱される。この範囲外の温度も許容可能であるが、他の加工補助を用いなければ商業的には実行不可能であろう。適当な温度に加熱されると、材料は典型的には濃厚液の形態になる。この濃厚液を缶に詰める。蓋をして容器を密封する。密封された缶は次に、内容物を殺菌するために設計された従来の装置に入れられる。これは通常、約230°F(約110℃)より高い温度に適当な時間(使用された温度及び組成物による)加熱することによって達成される。
ウェットフードの場合、ゼオライトはウェットフード組成物中に、担体、例えばアルコール組成物(すなわちプロピレングリコール又はジプロピレングリコール)、シクロデキストリン、マルトデキストリン、又はデンプンと共に配合できる。あるいは、ゼオライトを乾燥材料中に混合してからウェットフード組成物を形成することもできる。
本発明のおやつは、ドライフードで前記したのと同様の押出又はベーキング法によって製造することができる。その他の方法を用いて、既存のおやつの外側にフレーバー組成物を被覆しても、又は既存のおやつの中に注入してもよい。
本発明の動物用玩具は、典型的にはいずれかの既存の玩具に、ゼオライトを混合したフレーバー組成物を被覆することによって製造される。
本発明の方法は、動物が気難しい、食欲不振、又は病気の場合に特に有益であることが分かった。これらはいずれもどの年齢の動物にも起こりうるが、特に高齢動物に起こりうる。該方法は、特にフード組成物が動物にとって不慣れなものであったり、又はフード組成物が健康(ヘルス又はウェルネス)を改善するために設計され食味には重点が置かれていない成分又は成分バランスを含有する場合に特に有益である。
更なる側面において、本発明は、動物飼料用組成物の食味を増強する方法を提供する。該方法は、食味増強量のゼオライトを組成物に添加することを含む。好適な態様において、ゼオライトは少なくとも約0.01重量%のゼオライトの量、好ましくは約0.01%〜約4%の量、最も好ましくは約0.5%〜約2%の量で組成物に添加される。本発明は、該方法に従って製造された製品も提供する。
該方法は、該組成物を動物に様々な形態で供給することによって達成される。例えば、別の容器中の一つ又は複数の組成物のエレメントを投与直前に混合する。一態様においては、組成物のエレメントとゼオライトを一つの容器中で混合し、得られた組成物を他の成分と、例えばゼオライトを他の成分中に撹拌することによって又はゼオライトを他の成分の上に振りかけることによって、投与直前に混合する。別の態様においては、一つ又は複数の成分をゼオライトと投与直前の製造の最中に混合する。別の態様では、ゼオライトを他の成分の上に製造工程の最中、又は成分の製造後に被覆する。
組成物は、経口投与に適切な任意の形態を用いて経口投与される。例えば、錠剤、ピル、懸濁液、溶液(可能性としては飲料水と混合して)、エマルジョン、カプセル、散剤、シロップ、及び口当たりのよい飼料組成物(ヒトにとっては菓子類又は動物にとってはおやつもしくは風味付けおやつ)などである。好適な態様において、ゼオライト及びその他のエレメントは、患者が消費するフード組成物の調製に使用される製造工程中に混合される。
本発明の組成物及び方法は、様々なヒト及びヒト以外の動物、例えばトリ、ウシ、イヌ、ウマ、ネコ、hicrine(ヒクリン)、マウス、ヒツジ、及びブタ科の動物に有用である。好ましくは動物はイヌ又はネコである。
別の側面において、本発明は動物飼料用組成物の摂取頻度又は摂取率を増大する方法を提供する。該方法は、動物に、食味増強量のゼオライトと動物飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを含む組成物を給餌することを含む。ゼオライトは少なくとも約0.01重量%のゼオライトの量、好ましくは約0.01%〜約4%の量、最も好ましくは約0.5%〜約2%の量で組成物に添加される。
別の側面において、本発明は増強された食味を有する動物飼料用組成物の製造法を提供する。該方法は、食味増強量のゼオライトと動物飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを混合することを含む。ゼオライトは少なくとも約0.01重量%のゼオライトの量、好ましくは約0.01%〜約4%の量、最も好ましくは約0.5%〜約2%の量で組成物に添加される。
更なる側面において、本発明は、増強された食味を有する動物飼料用組成物を動物に投与するためのキットを提供する。該キットは、単一包装中の別の容器に、食味増強量のゼオライトと動物飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを含む。更なる態様において、該キットは、単一包装中の別の容器又は仮想包装中の別の容器に、(1)ゼオライトと成分(一つ又は複数)を混合して増強された食味を有する動物飼料用組成物を製造する方法を記した説明書、(2)本発明の組成物を特に動物の利益のために使用する方法を記した説明書、及び(3)プロバイオティクス(probiotics)及びプレバイオティクス(prebiotics)からなる群から選ばれる消化管改善剤、の一つ又は複数をさらに含む。キットが仮想包装を含む場合、キットは一つ又は複数の実体的なキット成分と組み合わせた仮想環境における説明書に限られる。キットは、成分の食味を増強するに足る量のゼオライトを含有する。一般的に、キットは、少なくとも約0.01%のゼオライト、最も好ましくは約0.01%〜約4%を有する組成物を製造するに足る量のゼオライトと、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維、及びそれらの組合せからなる群から選ばれる少なくとも一つの成分とを含有する。典型的には、ゼオライトと成分(一つ又は複数)は動物による消費の直前に混合される。一態様において、キットはゼオライトの包みと動物による消費用フードの容器とを含有する。キットは、ゼオライトと成分を混合するための装置又は混合物を入れておく装置、例えばフードボウルのような追加のアイテムを含有していてもよい。別の態様において、ゼオライトは、動物の良好な健康を促進するビタミン及びミネラルのような追加の栄養サプリメントと混合される。
別の側面において、本発明は、ゼオライトと成分の混合及び投与に関する情報又は指示を伝達する手段を提供する。該伝達手段は、情報又は指示を含有する文書、デジタル情報記録媒体、光情報記録媒体、オーディオプレゼンテーション、又は視覚ディスプレイを含む。好ましくは、伝達は、そのような情報又は指示を含有する表示されたウェブサイト又はカタログ、製品ラベル、添付文書、広告又は視覚ディスプレイである。有用な情報は、(1)ゼオライトと成分(一つ又は複数)を混合及び投与する方法と技術、及び(2)患者が発明及びその使用について質問がある場合に使用するための連絡先のうちの一つ又は複数を含む。有用な指示は、混合する量及び投与の量と頻度を含む。伝達手段は、本発明を使用する利益を教示し、本発明を動物に投与するための認可された方法を伝達するために有用である。
更なる側面において、本発明は、増強された食味と消化管に対して有益な効果を有する動物飼料用組成物を提供する。該組成物は、食味増強量のゼオライト、動物飼料用に適切な少なくとも一つの成分、及びプロバイオティクス及びプレバイオティクスからなる群から選ばれる消化管改善剤を含む。プロバイオティクスは、摂取すると特定の病状の予防及び治療に有益な効果を有する生きた微生物である。プロバイオティクスは、定着抵抗性として知られる現象を通じて生物学的効果を発揮すると考えられている。プロバイオティクスは、消化管の中で常在嫌気性菌叢が有害性(ほとんどは好気性)の菌の濃度を制限するプロセスを促進する。その他の作用様式、例えば消化管における酵素の供給又は酵素活性に与える影響も、プロバイオティクスに由来するその他の機能のいくつかをもたらす要因となりうる。プレバイオティクスは、消化されない食品成分で、腸内細菌の成長及び/又は活性を選択的に刺激することによって宿主の健康に有益な影響を与えるものである。プレバイオティクスのフラクトオリゴ糖(FOS)は、小麦、タマネギ、バナナ、蜂蜜、ニンニク、及びネギといった多数の食品に天然に存在する。FOSはチコリ根から単離するか、又はショ糖から酵素的に合成することもできる。腸内でのFOSの発酵は多数の生理的効果をもたらす。例えば、腸内ビフィズス菌数の増加、カルシウム吸収の増大、糞便重量の増加、胃腸通過時間の短縮、及びおそらくは血中脂質濃度の低下などである。ビフィズス菌の増加は、潜在的病原菌を抑制する化合物の産生、血中アンモニア濃度の低減、並びにビタミン及び消化酵素の産生によってヒトの健康に有益であると推測されている。乳酸桿菌又はビフィズス菌のようなプロバイオティクス細菌は、腸内の微生物バランスを改良し、白血球の抗体産生及び食作用(貪食又は殺滅)活性の増強をもたらすことによって免疫反応にプラスの影響を及ぼすと考えられている。ビフィドバクテリウム・ラクティスは、高齢者の細胞免疫のある側面を増強するための有効なプロバイオティック栄養補助食品であろう。プロバイオティクスは全身的な細胞免疫反応を増強するので、ほかの点では健康な成人の自然免疫を高める栄養補助食品として有用であり得る。プロバイオティクスは多くのタイプの細菌を含むが、一般的には4つの属の細菌、すなわちラクトバチルス・アシドフィルス、ビフィドバクテリア、ラクトコッカス、及びペディコッカスから選ばれる。動物に投与されるプロバイオティクス及びプレバイオティクスの量は、プロバイオティクス及びプレバイオティクスのタイプ及び性質、並びに動物のタイプ及び性質、例えば動物の年齢、体重、全身の健康状態、性別、微生物減少の程度、有害菌の存在、及び食餌に基づいて当業者が決定する。一般的に、プロバイオティクスは、動物に、健康な腸管微生物叢維持のために1日約10〜200億コロニー形成単位(CFU)、好ましくは1日約50〜約100億個の生菌の量を投与する。一般的に、プレバイオティクスは、腸内の健康な微生物叢をプラスに刺激し、これらの“善玉”菌の繁殖を起こすに足る量で投与される。典型的な量は、1食あたり約1〜約10g、又は動物のための1日当たりの推奨食物繊維の約5%〜約40%である。プロバイオティクス及びプレバイオティクスは任意の適切な手段によって組成物の一部となすことができる。一般的に、前記物質は組成物と混合されるか又は組成物の表面に例えば散布することによって適用される。該物質がキットの一部になっている場合、該物質は他の材料と又はそれら自身の包装の中で混合できる。
本組成物、方法、及びキットは、フード摂取の増加が望ましい場合、動物によるフード消費量を増やすのに有用である。
本発明を以下の好適な態様の実施例によってさらに説明するが、当然のことながら、これらの実施例は単に説明の目的のために盛り込まれているのであって、特に明記しない限り本発明の範囲を制限する意図はない。
実施例1
本実施例で、ゼオライトを市販のドライタイプのドッグフード組成物に添加した場合の食味増強剤としての効果を例示する。実験は、ゼオライト(2重量%)及び/又は魚油(2.23重量%)を成分として市販のドライタイプのドッグフードに添加し、試験組成物を形成することを含んだ。市販のドライタイプのドッグフードは、トウモロコシ、家禽ミール、アマニ、大豆(無選別)、酒米、大豆ミール、落花生殻、豚脂、食味増強剤、卵、塩化カリウム、L−カルニチン、塩化コリン、炭酸カルシウム、ビタミンE、ヨウ素添加塩、ビタミンプレミックス、タウリン、レシチン、グルコサミンHCl、ミネラルプレミックス、L−トリプトファン、保存剤及びコンドロイチン硫酸を含んでいた。
食味試験で各試験組成物を対照組成物に対して比較した。対照組成物はゼオライト又は魚油を添加しない市販のドライタイプのドッグフードであった。おいしさは、25匹のイヌによる1日間の標準的な2個のボウルの嗜好試験で試験組成物と対照組成物を比較することによって決定した。試験は、動物が等量(およそ500g)の試験組成物と対照組成物に同時に近づけるようにして実施した。45分間の終わりに組成物を回収して秤量し、各組成物がどれだけ消費されたかを判定した。
結果を以下の表2に示す。注目すべきは、“同等”は試験組成物に、表示の対照に優る有意の嗜好が観察されなかったことを示し、“勝”は試験組成物が表示の対照よりも好まれたことを示すことである。すなわち、試験組成物は本試験でイヌに平均してより好まれることが分かった。表2に示されているように、ゼオライト試験組成物は、摂取及び/又は嗜好に基づくと対照組成物よりも顕著な食味増強を示した。摂取後イヌに何らかの組成物不耐性の証拠は観察されなかった。
Figure 0005173796
実施例2
本実施例では、上記実施例1に記載の2種類の試験組成物を比較する食味試験を示す。実験は、食味試験で魚油を含む実施例1の試験組成物と、ゼオライトと魚油を含む実施例1の試験組成物とを比較した。おいしさは、25匹のイヌによる1日間の標準的な2個のボウルの嗜好試験でゼオライト+魚油の試験組成物と魚油の試験組成物を比較することによって決定した。試験は、動物が等量(およそ500g)の2種類の組成物に同時に近づけるようにして実施した。45分間の終わりに組成物を回収して秤量し、各組成物がどれだけ消費されたかを判定した。
以下の表3に示すように、ゼオライト+魚油の試験組成物のほうが魚油の試験組成物よりも大きい摂取嗜好を示した。摂取後イヌに何らかの組成物不耐性の証拠は観察されなかった。
Figure 0005173796
実施例3
本実施例では、ゼオライトを市販のドライタイプのドッグフード組成物に添加した場合の食味増強剤としての効果を例示する。実験は、ゼオライト(2重量%)を成分として市販のドライタイプのドッグフードに添加し、試験組成物を形成することを含んだ。市販のドライタイプのドッグフードは、コーンスターチ、家禽肝臓加水分解物、大豆油、セルロース、リン酸二カルシウム、炭酸カルシウム、加工助剤、塩化カリウム、ヨウ素添加塩、塩化コリン、DL−メチオニン、ビタミンプレミックス、ミネラルプレミックス、タウリン及びエトキシキンを含んでいた。
食味試験でゼオライト試験組成物を対照組成物に対して比較した。対照組成物はゼオライトを添加しない市販のドライタイプのドッグフードであった。食味試験は、上記実施例1に記載のように25匹のイヌを使って1日かけて実施した。
以下の表4に示すように、ゼオライト試験組成物のほうが対照組成物よりも大きい摂取嗜好を示した。摂取後イヌに何らかの組成物不耐性の証拠は観察されなかった。
Figure 0005173796
本明細書中で本発明の典型的な好適な態様を開示してきた。具体的な用語を使用しているが、それらは単に一般的及び説明的意味において使用されたのであって、以下の特許請求の範囲に示されている本発明の範囲を制限するためのものではない。上記教示に照らして、本発明の多くの変更及び変形が可能であることは明白である。従って、添付の特許請求の範囲の範囲内で本発明は具体的に記述した以外の方法でも実施できることは当然理解されるはずである。

Claims (20)

  1. 食味増強量のゼオライトとコンパニオンアニマル飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを含む、増強された食味を有するコンパニオンアニマル飼料用フードであって、ゼオライトがフードの少なくとも0.01重量%を構成し、ゼオライトが、方沸石、ポルクス石、ワイラケ沸石、ベルバーガイト、ビキタアイト、ボグザイト、ブリュスター沸石、菱沸石、ウィルヘンダーソナイト、コウルス沸石、ダキアルディ沸石、エディントン沸石、剥沸石、エリオン沸石、フォージャ沸石、苦土沸石、アミカイト、ガロン沸石、ギスモンド沸石、ゴビンス沸石、グメリン沸石、ゴンナルド沸石、グースクリーカイト、重土十字沸石、灰十字沸石、ウェルス沸石、斜プチロル沸石、輝沸石、濁沸石、レビ沸石、マッチー沸石、メルリーノ沸石、マンテソマイト、モルデン沸石、中沸石、ソーダ沸石、スコレス沸石、オフレット沸石、パラナトロライト、ポーリング沸石、ペルリアライト、バラー沸石、束沸石、ステラ沸石、トムソン沸石、チャーニック沸石、湯河原沸石、及びそれらの混合物からなる群から選ばれ、該コンパニオンアニマル飼料用フードは固形であって、該フードの表面にゼオライトを含む、前記フード
  2. ゼオライトがフードの0.01〜4重量%を構成する、請求項1に記載のフード
  3. ゼオライトが、4面体骨格中にアルミニウム、ケイ素、及び酸素を含む高規則性構造を有する3次元の多孔質結晶性固体を含んでなる、請求項1に記載のフード
  4. ゼオライトが斜プチロル沸石を含む、請求項1に記載のフード
  5. 成分が、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維、及びそれらの組合せからなる群から選ばれる、請求項1に記載のフード
  6. プロバイオティクス及びプレバイオティクスからなる群から選ばれる消化管改善剤をさらに含む、請求項1に記載のフード
  7. 食味増強量のゼオライトをフードに加えることを含む、コンパニオンアニマル飼料用フードの食味を増強する方法であって、ゼオライトがフードの少なくとも0.01重量%を構成し、該コンパニオンアニマル飼料用フードは固形であって、該フードの表面にゼオライトを含む、前記方法。
  8. ゼオライトがフードの0.01〜4重量%を構成する、請求項に記載の方法。
  9. ゼオライトが、4面体骨格中にアルミニウム、ケイ素、及び酸素を含む高規則性構造を有する3次元の多孔質結晶性固体を含んでなる、請求項に記載の方法。
  10. ゼオライトが、方沸石、ポルクス石、ワイラケ沸石、ベルバーガイト、ビキタアイト、ボグザイト、ブリュスター沸石、菱沸石、ウィルヘンダーソナイト、コウルス沸石、ダキアルディ沸石、エディントン沸石、剥沸石、エリオン沸石、フォージャ沸石、苦土沸石、アミカイト、ガロン沸石、ギスモンド沸石、ゴビンス沸石、グメリン沸石、ゴンナルド沸石、グースクリーカイト、重土十字沸石、灰十字沸石、ウェルス沸石、斜プチロル沸石、輝沸石、濁沸石、レビ沸石、マッチー沸石、メルリーノ沸石、マンテソマイト、モルデン沸石、中沸石、ソーダ沸石、スコレス沸石、オフレット沸石、パラナトロライト、ポーリング沸石、ペルリアライト、バラー沸石、束沸石、ステラ沸石、トムソン沸石、チャーニック沸石、湯河原沸石、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項に記載の方法。
  11. ゼオライトが斜プチロル沸石を含む、請求項に記載の方法。
  12. 食味増強量のゼオライトをコンパニオンアニマル飼料用フードに混合することにより製造された増強された食味を有する製品であって、ゼオライトがフードの少なくとも0.01重量%を構成し、ゼオライトが、方沸石、ポルクス石、ワイラケ沸石、ベルバーガイト、ビキタアイト、ボグザイト、ブリュスター沸石、菱沸石、ウィルヘンダーソナイト、コウルス沸石、ダキアルディ沸石、エディントン沸石、剥沸石、エリオン沸石、フォージャ沸石、苦土沸石、アミカイト、ガロン沸石、ギスモンド沸石、ゴビンス沸石、グメリン沸石、ゴンナルド沸石、グースクリーカイト、重土十字沸石、灰十字沸石、ウェルス沸石、斜プチロル沸石、輝沸石、濁沸石、レビ沸石、マッチー沸石、メルリーノ沸石、マンテソマイト、モルデン沸石、中沸石、ソーダ沸石、スコレス沸石、オフレット沸石、パラナトロライト、ポーリング沸石、ペルリアライト、バラー沸石、束沸石、ステラ沸石、トムソン沸石、チャーニック沸石、湯河原沸石、及びそれらの混合物からなる群から選ばれ、該コンパニオンアニマル飼料用フードは固形であって、該フードの表面にゼオライトを含む、前記製品。
  13. コンパニオンアニマルに、食味増強量のゼオライトとコンパニオンアニマル飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを含むフードを給餌することを含む、コンパニオンアニマル飼料用フードの摂取頻度又は摂取率を増大する方法であって、ゼオライトがフードの少なくとも0.01重量%を構成し、該コンパニオンアニマル飼料用フードは固形であって、該フードの表面にゼオライトを含む、前記方法。
  14. ゼオライトがフードの0.01〜4重量%を構成する、請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1記載のコンパニオンアニマル飼料用フードの製造法であって、食味増強量のゼオライトとコンパニオンアニマル飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを混合することを含む方法。
  16. 請求項記載の方法のためのキットであって、単一包装中の別の容器に、食味増強量のゼオライトとコンパニオンアニマル飼料用に適切な少なくとも一つの成分とを含むキット。
  17. 単一包装中の別の容器又は仮想包装中の別の容器に、(1)ゼオライトと成分(一つ又は複数)を混合して増強された食味を有するコンパニオンアニマル飼料用フードを製造する方法を記した説明書、(2)本発明のフードの使用法を記した説明書、及び(3)プロバイオティクス及びプレバイオティクスからなる群から選ばれる消化管改善剤、の一つ又は複数をさらに含む、請求項16に記載のキット。
  18. ゼオライトを成分と混合したときにフードの0.01〜4重量%を構成するに足る量のゼオライトを含む、請求項16に記載のキット。
  19. 増強された食味を有するコンパニオンアニマル飼料用フードの混合及びコンパニオンアニマルへの投与に関する情報又は指示を伝達する手段を更に含み、該手段が情報又は指示を含有する文書、デジタル情報記録媒体、光情報記録媒体、オーディオプレゼンテーション、又は視覚ディスプレイを含む、請求項16に記載のキット。
  20. 前記手段が表示されたウェブサイト、カタログ、製品ラベル、添付文書、広告、又は視覚ディスプレイからなる群から選ばれる、請求項19に記載のキット。
JP2008511326A 2005-05-11 2006-05-11 動物飼料用組成物の食味増強法 Expired - Fee Related JP5173796B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US67975605P 2005-05-11 2005-05-11
US60/679,756 2005-05-11
PCT/US2006/018113 WO2006122196A2 (en) 2005-05-11 2006-05-11 Methods for enhancing palatability of compositions for animal consumption

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008539760A JP2008539760A (ja) 2008-11-20
JP5173796B2 true JP5173796B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=37397278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008511326A Expired - Fee Related JP5173796B2 (ja) 2005-05-11 2006-05-11 動物飼料用組成物の食味増強法

Country Status (13)

Country Link
US (1) US20090274796A1 (ja)
EP (2) EP2401924A1 (ja)
JP (1) JP5173796B2 (ja)
CN (1) CN101217882B (ja)
AT (1) ATE532418T1 (ja)
AU (1) AU2006244023B2 (ja)
BR (1) BRPI0609388A2 (ja)
CA (1) CA2607643C (ja)
DK (1) DK1879469T3 (ja)
ES (1) ES2377341T3 (ja)
RU (1) RU2379944C2 (ja)
WO (1) WO2006122196A2 (ja)
ZA (1) ZA200709688B (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8877178B2 (en) 2003-12-19 2014-11-04 The Iams Company Methods of use of probiotic bifidobacteria for companion animals
US20050158294A1 (en) 2003-12-19 2005-07-21 The Procter & Gamble Company Canine probiotic Bifidobacteria pseudolongum
AU2006253006B8 (en) 2005-05-31 2011-09-15 Alimentary Health Ltd Feline probiotic Lactobacilli
AU2006253007B2 (en) 2005-05-31 2012-12-20 Alimentary Health Ltd Feline probiotic Bifidobacteria
EP1979003A1 (en) * 2005-12-12 2008-10-15 Hill's Pet Nutrition Inc. Method for deriving a wellness related index for a food composition
JP5799299B2 (ja) 2007-02-01 2015-10-21 ザ・アイムス・カンパニーThe Iams Company ブドウ糖代謝拮抗物質、アボカド又はアボカド抽出物を使用する、哺乳動物における炎症及びストレスの低下方法
US9771199B2 (en) 2008-07-07 2017-09-26 Mars, Incorporated Probiotic supplement, process for making, and packaging
US9232813B2 (en) 2008-07-07 2016-01-12 The Iams Company Probiotic supplement, process for making, and packaging
WO2010057849A1 (de) * 2008-11-21 2010-05-27 Froximun Ag Verfahren zur reduktion der konzentration von aminen und deren salzen
US8952052B2 (en) 2008-12-30 2015-02-10 Hill's Pet Nutrition, Inc. Use of lipoic acid for treating or preventing degenerative joint conditions, osteoarthritis, cartilage damage, and related disorders in companion animals
EP2369946B1 (en) * 2008-12-30 2014-12-10 Hill's Pet Nutrition, Inc. Methods for increasing the palatability of companion animal food compositions
CA2735462A1 (en) * 2009-01-05 2010-07-08 Auxsol, Inc. Water treatment process
ITMC20090043A1 (it) * 2009-03-10 2010-09-11 Andrea Accorroni Composizione di minerali ottenuti dal sedimento di un'acqua minerale, per scopi terapeutici
RU2530507C9 (ru) 2009-06-19 2015-02-10 Спесиалите Пет Фуд Способ получения сухого кошачьего корма с высокой вкусовой привлекательностью
US8691303B2 (en) 2009-07-31 2014-04-08 The Iams Company Dusted animal food
US20110027417A1 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Patrick Joseph Corrigan Process for Dusting Animal Food
US10104903B2 (en) 2009-07-31 2018-10-23 Mars, Incorporated Animal food and its appearance
US9173423B2 (en) 2009-07-31 2015-11-03 The Iams Company Animal food kibble with electrostatically adhered dusting
US9210945B2 (en) 2009-07-31 2015-12-15 The Iams Company Animal food having low water activity
EP2790528B1 (en) * 2011-12-13 2018-05-23 Hill's Pet Nutrition, Inc. Lactic acid for use in preventing dental conditions
WO2016133909A1 (en) 2015-02-16 2016-08-25 Mars, Incorporated Interlocking kibble
MX2017013715A (es) 2015-04-28 2018-03-02 Mars Inc Proceso de preparacion de un producto de alimento para mascotas humedo esterilizado.
WO2020053109A1 (en) * 2018-09-11 2020-03-19 St. Hippolyt Muehle Ebert Gmbh Coatings for nutritional form bodies

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2040811A (en) * 1932-07-14 1936-05-12 Walter C O Kane Fungicide and insecticide
US3212902A (en) * 1962-12-26 1965-10-19 Pfizer & Co C Recovery of edible products from spent grains and yeasts
US3469994A (en) * 1966-06-13 1969-09-30 Central Soya Co Treating soybean meal to inhibit caking
JPS5015742B1 (ja) * 1970-07-24 1975-06-07
US4393082A (en) * 1970-11-16 1983-07-12 Purdue Research Foundation Ion exchange materials to increase consumption of non-protein nitrogen by ruminants
US3917821A (en) * 1973-10-23 1975-11-04 Milton Manes Palatable activated carbon
DE2623401C3 (de) * 1976-05-25 1981-07-16 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur lösungsmittelfreien Herstellung von massiven Kunststoff-Formteilen
US4759932A (en) * 1983-03-14 1988-07-26 Ethyl Corporation Method of reducing heat stress in animals
US4515780A (en) * 1983-05-24 1985-05-07 Ethyl Corporation Animal nutrition
ZA878550B (en) * 1986-11-24 1989-03-29 Ethyl Corp Zeolites in poultry feeding
US5122512A (en) * 1988-09-12 1992-06-16 Pitman-Moore, Inc. Swine growth promoting composition
JPH06500473A (ja) * 1991-03-12 1994-01-20 ケンプ フリップス ウイリアム 糖密、ベントナイト、ゼオライトを含有する動物飼料
US5908634A (en) * 1992-03-10 1999-06-01 Kemp; Philip W. Animal feed containing molasses bentonite and zeolite
US5419283A (en) 1992-04-08 1995-05-30 Ciuffo Gatto S.R.L. Animal chew toy of starch material and degradable ethylene copolymer
US5339771A (en) * 1993-09-15 1994-08-23 Axelrod Herbert R Animal chew toy containing animal meal
US5500239A (en) * 1995-03-15 1996-03-19 Colgate Palmolive Company Method and apparatus for the manufacture of a pet food product having a fibrous striated structural matrix
US5785990A (en) * 1995-07-10 1998-07-28 Merrick's, Inc. Feed fortifier and enhancer for preruminant calves and method of using same
JPH0928312A (ja) * 1995-07-17 1997-02-04 Earth Chem Corp Ltd 動物用食餌材
AU1854297A (en) * 1996-02-14 1997-09-02 Procter & Gamble Company, The Urogenital and intestinal disorder compositions comprising substance derived from plant species of the ericaceae family and a lactic acid bacteria growth factor
EP1056770A1 (en) * 1998-02-24 2000-12-06 Dovetail Technologies, Inc. Novel disulfides and thiol compounds
KR19990080795A (ko) * 1998-04-16 1999-11-15 박영철 천연 제올라이트를 이용한 식품의 부패방지방법.
CA2328966C (en) * 1998-04-17 2007-09-25 Alltech, Inc. Compositions for removal of mycotoxins from feed
US6156355A (en) * 1998-11-02 2000-12-05 Star-Kist Foods, Inc. Breed-specific canine food formulations
US6358546B1 (en) * 1999-01-15 2002-03-19 Ralston Purina Company Methods for customizing pet food
DE60232058D1 (de) * 2001-02-15 2009-06-04 Patent Co Verfahren zur tribochemischen gewinnung eines organozeolithen als adsorbens für mycotoxine,
US6568347B2 (en) * 2001-06-06 2003-05-27 Travel Meals Inc. Pet travel container kit
US20030235568A1 (en) * 2002-06-18 2003-12-25 Cheung Ling Yuk Feed additives for dogs
US7087190B2 (en) * 2003-03-20 2006-08-08 Ecolab Inc. Composition for the production of chlorine dioxide using non-iodo interhalides or polyhalides and methods of making and using the same
WO2005032268A2 (en) * 2003-10-06 2005-04-14 Dizon Dante C Animal/marine feed supplement in the improvement of feed efficiency

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006122196A2 (en) 2006-11-16
AU2006244023A1 (en) 2006-11-16
EP1879469A2 (en) 2008-01-23
CN101217882A (zh) 2008-07-09
WO2006122196A3 (en) 2007-02-15
ATE532418T1 (de) 2011-11-15
EP1879469A4 (en) 2009-12-16
DK1879469T3 (da) 2012-02-27
RU2379944C2 (ru) 2010-01-27
AU2006244023B2 (en) 2010-12-23
BRPI0609388A2 (pt) 2011-10-18
CN101217882B (zh) 2011-07-13
EP2401924A1 (en) 2012-01-04
ES2377341T3 (es) 2012-03-26
ZA200709688B (en) 2013-02-27
JP2008539760A (ja) 2008-11-20
CA2607643A1 (en) 2006-11-16
US20090274796A1 (en) 2009-11-05
EP1879469B1 (en) 2011-11-09
RU2007145714A (ru) 2009-06-20
CA2607643C (en) 2013-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5173796B2 (ja) 動物飼料用組成物の食味増強法
JP5546126B2 (ja) 動物消費用組成物の嗜好性を高める方法
RU2399294C2 (ru) Способы и композиции, улучшающие качество стула
AU2005322885B2 (en) Methods for enhancing the palatability of compositions for consumption by animals
WO2006074088A2 (en) Methods for enhancing the palatability of compositions for consumption by animals

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110509

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110516

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110609

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110711

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120713

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121012

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees