JP5170665B2 - エアバックティアライン形成方法における基準データ補正方法 - Google Patents

エアバックティアライン形成方法における基準データ補正方法 Download PDF

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本発明は、車輌のパネルにエアバック用のティアラインを形成する際に設定される基準データ補正方法に関する。
自動車等の車輌には、車輌に既定値以上の衝撃が作用した際に、パネルの内部に装着されたエアバックに対して気体を急激に供給することによりパネルの一部を開裂して車内に飛び出させて乗員を保護するエアバック装置が装着されている。そしてエアバックの膨張時にパネルの開裂を確実に行うため、エアバック装着箇所に応じたパネルの裏面に、エアバッグが突出可能な大きさの横長角形状及び該角形状の中央部左右方向に延びる間欠溝を切削してティアライン(開裂線)を形成している。
上記ティアラインを形成する際、エアバックの非膨張時には、パネルの表面側に作用する外力によるパネルが容易に開裂するのを防止する一方、エアバックの膨張時には、パネルの開裂を確実化する必要から、形成する間欠溝の深さ、従ってパネル残厚が一定になるように高い精度で間欠溝を形成する必要がある。
本出願人は、パネルにティアラインを形成する装置として、特許文献1に示すように、裏面にティアラインが形成されるパネルがセットされ、装置の前後方向(Y軸方向)へ移動する加工テーブル、加工テーブルの上方にて水平方向(X軸方向)へ移動するスライダー及び該スライダーに対し、スピンドルに取付けられた切削具としてのエンドミルを上下方向(Z軸方向)へ移動する上下動プレートを備えたエアバックティアライン形成装置を提案した。
そして特許文献1に示すエアバックティアライン形成装置によりティアラインの間欠溝を切削する際には、予め、パネルにおける間欠溝の三次元位置データと共に間欠溝を形成する際に、エンドミルの刃先位置に関する加工基準データ、加工テーブルに取付けられてパネルがセットされ、形成される間欠溝の深さを決定したり、残厚を測定する際に加工冶具の高さに関する高さ基準データ及び残厚検知手段の測定基準に関する測定基準データ等を予め記憶し、これらの基準データ及び位置データや深さデータ等に基づいてエンドミルを移動制御して間欠溝を形成したり、形成された間欠溝の深さ、従って間欠溝におけるパネルの残厚を測定している。
即ち、ティアライン加工されるパネルがセットされる加工冶具にあっては、ティアラインが形成されるパネルを車輌の種類に応じて変更した際には、これに応じた加工冶具を交換して加工テーブルにセットし直している。しかし、加工テーブルに対して加工冶具を、常に一定の高さセットすることは、事実上、困難であると共に雰囲気の温度変化等による加工テーブル及び加工冶具の熱膨張及び熱収縮により加工冶具の実際の高さと予め記憶された高さ基準データとの間に誤差が発生する恐れがある。そして誤差がある状態のまま、ティアラインを形成すると、間欠溝を所定の深さで形成できない問題を有している。
また、エンドミルにあっては、間欠溝の切削の進展に伴って刃先が摩耗したり、欠損したりしてシャンク長が短くなる恐れがあるため、ティアライン加工が所定回数に達したときには、エンドミルを交換している。しかし、この交換時においては、スピンドルに対してエンドミルの刃先が常に一定になるように取付けることは、事実上困難で、エンドミル刃先の実際の位置と予め記憶された加工基準データとの間に誤差が発生する恐れがある。そして誤差がある状態のまま、間欠溝を切削すると、間欠溝を一定の深さで形成できない問題を有している。
更に、残厚検知手段にあっては、残厚測定により損傷しやすく、その都度、交換する必要があるが、残厚検知手段を交換した際には、上記した理由から交換前と同一箇所に取付けることは、事実上困難である。このため、記憶された測定基準位置と取付け位置後の測定基準位置の間に誤差が発生する恐れがある。そして測定基準データに対して誤差がある状態で間欠溝の溝深さを測定しても、溝深さを正確に測定できず、溝深さ、従ってパネルの残厚を高い信頼性で管理できない問題を有している。
特開2005−96705公報 特開2006−36148号公報 特開2001−300748号公報 特開2005−22452号公報
解決しようとする問題点は、ティアラインが形成されるパネルに応じた加工冶具を交換した際に、予め記憶された高さ基準データと実際の高さとの間に誤差が発生する恐れがあり、誤差がある状態のまま、ティアラインを形成すると、間欠溝を所定の深さで形成できない点にある。
また、切削具を交換した際に、予め記憶された加工基準データと実際の加工基準位置の間に誤差が発生する恐れがあり、誤差がある状態のまま、間欠溝を切削すると、間欠溝を一定の深さで形成できない点にある。
更に、残厚検知手段を交換した際に、予め記憶された残厚検知手段の測定基準データと取付け位置との間に誤差が発生する恐れがあり、誤差がある状態で間欠溝の溝深さを測定しても、溝深さを正確に測定できず、溝深さ、従ってパネルの残厚を高い信頼性で管理できない点にある。
本発明の請求項1は、加工冶具にセットされたパネル及び切削具の相互を、予め記憶されたティアラインの間欠溝に関する位置データ、溝深さデータ、加工冶具の高さ基準データ及び切削具の加工基準データ等に基づいて直交3軸方向へ移動制御してパネルにティアラインを形成した後、残厚検知手段を上記位置データ及び測定基準データに基づいて移動制御して切削された間欠溝のパネル残厚を測定するエアバックティアライン形成方法において、残厚検知手段は検知子の移動量を検知する残厚検知用変位センサーからなり、ティアライン形成に先立って上記残厚検知用変位センサーを加工冶具に移動し、加工冶具に対する検知子の当接により残厚検知用変位センサーが予め設定された変位量を検知した際に検知信号を出力して加工冶具の実測高さ基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された加工冶具の高さ基準データを補正することを主要な特徴とする。
請求項2は、請求項1記載の基準データ補正方法に、パネルに対するティアライン形成に先立って切削具を刃先検知手段に移動して該切削具の実測加工基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された切削具の加工基準データの測定基準データを補正する補正方法を付加したことを主要な特徴とする。
請求項は、請求項1記載の基準データ補正方法に、パネルに対するティアライン形成に先立って上記残厚検知用変位センサーを測定台に移動して該残厚検知用変位センサーの実測基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された残厚検知用変位センサーの測定基準データを補正にする補正方法を付加したことを主要な特徴とする。
請求項5は、請求項1記載の基準データ補正方法に、ティアライン形成に先立って、残厚検知用変位センサーを加工冶具に移動して該加工冶具の実測高さ基準位置を、また切削具を刃先検知手段に移動して該切削具の実測加工基準位置を、更に残厚検知用変位センサーを測定台に移動して該残厚検知用変位センサーの実測測定基準位置をそれぞれ測定し、これら実測データに基づいて予め記憶された対応する加工冶具の基準高さデータ、切削具の加工基準データ、残厚検知用変位センサーの測定基準データをそれぞれ補正する補正方法を付加したことを主要な特徴とする。
請求項1は、ティアラインが形成されるパネルに応じた加工冶具を交換した際に、予め記憶された高さ基準データと実際の取付け高さとの間に生じる誤差を測定して高さ基準データを補正することによりティアラインの間欠溝を高い精度で形成することができる。
請求項2は、切削具を交換した際に、予め記憶された加工基準データと実際の加工基準位置の間に生じる誤差を測定して加工基準位置を補正することによりティアラインの間欠溝を高い精度で形成することができる。
請求項4は、残厚検知用変位センサーを交換した際に、予め記憶された残厚検知用変位センサーの測定基準データと実際の測定基準位置の間に発生する誤差を測定して測定基準データを補正することにより間欠溝の深さを正確に測定してパネルの残厚を高い信頼性で管理することができる。
請求項5は、ティアラインが形成されるパネルに応じた加工冶具を交換した際や切削具を交換した際及び残厚検知用変位センサーを交換した際に、予め記憶された加工冶具の高さ基準データ、切削具の加工基準データ、残厚検知用変位センサーの測定基準データと実際に測定されたそれぞれの基準位置との間に生じる誤差を測定して各基準データを補正することによりティアラインの間欠溝を高い精度で形成すると共に間欠溝の深さを正確に測定してパネルの残厚を高い信頼性で管理することができる。
請求項1は、ティアライン形成に先立って残厚検知手段を加工冶具に移動して該加工冶具の実測高さ基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された加工冶具の高さ基準データを補正することを最良の形態とする。
請求項2は、パネルに対するティアライン形成に先立って切削具を刃先検知手段に移動して該切削具の実測加工基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された切削具の加工基準データの測定基準データを補正することを最良の形態とする。
請求項4は、パネルに対するティアライン形成に先立って残厚検知用変位センサーを測定台に移動して該残厚検知用変位センサーの実測基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された残厚検知用変位センサーの測定基準データを補正することを最良の形態とする。
請求項5は、ティアライン形成に先立って、残厚検知用変位センサーを加工冶具に移動して該加工冶具の実測高さ基準位置を、また切削具を刃先検知手段に移動して該切削具の実測加工基準位置を、更に残厚検知用変位センサーを測定谷に移動して該残厚検知用変位センサーの実測測定基準位置をそれぞれ測定し、これら実測データに基づいて予め記憶された対応する加工冶具の基準高さデータ、切削具の加工基準データ、残厚検知用変位センサーの測定基準データをそれぞれ補正することを最良の形態とする。
以下に実施形態を示す図に従って本発明方法を説明する。
先ず、本発明方法が適用されるエアバックティアライン形成装置1の概略に付いて説明すると、図1乃至図3に示すように、エアバックティアライン形成装置1における本体フレーム3の前方(手前側)には、前後方向(Y軸方向)に延びるY軸フレーム5が固定される。該Y軸フレーム5には、Y軸可動体7がY軸方向へ移動するように支持される。また、Y軸可動体7には、冶具テーブル9が固定され、該冶具テーブル9には、ティアライン加工されるパネル11がセットされる加工冶具13が交換可能に取付けられる。該加工冶具13は、ティアライン加工されるパネル11の種類に応じて予め、複数種類、用意され、ティアライン加工されるパネル11に応じて適宜、交換される。該加工冶具13のティアライン加工箇所には、パネル保持部材15が設けられ、セットされたパネル11のティアライン加工箇所を位置決めした状態で吸着保持する。
本体フレーム3には、Y軸フレーム5の長手方向と直交して水平方向(X軸方向)に延びるX軸フレーム17が後方へ移動した加工冶具13の上方に位置するように取付けられる。該X軸フレーム17には、X軸可動体19が水平方向へ移動可能に支持され、該X軸可動体19には、X軸フレーム17の長手方向と直交する上下方向(Z軸方向)に延びるZ軸フレーム21が固定される。該Z軸フレーム21には、Z軸可動体23が上下方向へ移動可能に支持され、該Z軸可動体23には、取付け板25が固定される。
該取付け板25の下部には、上下方向に軸線を有した切削具としてのエンドミル27が交換可能に取付けられる電動モータ29が固定される。また、電動モータ29の側方に位置する取付け板25には、エアーシリンダーや電磁ソレノイド等の上下動部材31に連結されて所定のストロークで昇降する可動板33が支持される。
該可動板33には、エンドミル27と平行な軸線を有し、伸縮する検知子35aの変位量を検知する、例えば磁気スケール等の変位センサーからなる残厚検知手段としての残厚検知器35が取付けられる。該残厚検知器35の検知子35aは、可動板33が上方へ移動した状態においては、その先端がエンドミル27の先端より所定の間隔をおいた上方に位置すると共に可動板33が下方へ移動した状態においては、その先端がエンドミル27の先端より下方に位置するように取付けられる。
X軸フレーム17における一方端側下方の本体フレーム3には、エンドミル27の刃先検知手段としての刃先検知器37が設けられている。該刃先検知器37は、上下方向に軸線を有し、伸縮する検知子37aの変位量を検知する、例えば磁気スケール等の変位センサーにより構成される。また、刃先検知器37の側方には、後述する残厚検知器35の補正値を測定する際に、検知子35aの先端が当接される測定台38が設けられる。
上記Y軸可動体7、X軸可動体19及びZ軸可動体23は、それぞれに連結されるサーボモータ39,41,43の駆動に伴って所定の方向へ往復移動される。そしてY軸可動体7、X軸可動体19及びZ軸可動体23の移動位置及び移動量は、それぞれのサーボモータ39,41,43に設けられたロータリーエンコーダ等の位置検出部材(図示せず)により検知される。
尚、Y軸可動体7、X軸可動体19及びZ軸可動体23の駆動部材としては、リニアモータ(図示せず)であってもよい。Y軸可動体7、X軸可動体19及びZ軸可動体23の駆動部材をリニアモータとする場合にあっては、例えばそれぞれのフレーム5,17,21に対して長手方向に沿って取付けられ、長手方向に対して多数のスリットが所定の位置検知分解能に応じた間隔をおいて形成される図示しないタイミングフェンスと、それぞれの可動体7,19,23に対し、タイミングフェンスを挟んで相対するように取付けられるレーザダイオード、LED等の発光素子及びフォトダイオード等の受光素子から構成される光学位置検知部材が取付けられ、各可動体7,19,21の移動に伴って対応する受光素子から出力される電気信号に基づいて移動位置及び移動量を検知する。
また、位置検知部材としては、各フレーム5,17,21の長手方向に沿って取付けられ、所定の検出分解能に応じた間隔で異なる磁極が交互に着磁された図示しない磁気部材と、上記磁気部材に相対して各可動体7,19,23にそれぞれ取付けられ、磁界の変化に基づいて電気信号を出力するホール素子等の図示しない磁気検知器とから構成される磁気位置検知部材とし、各可動体7,19,23の移動に伴って対応する磁気検知器から出力される電気信号に基づいて移動位置及び移動量を検知してもよい。
次に、上記のように構成されたエアバックティアライン形成装置1によるティアライン形成方法の概略を説明する。
図4及び図5に示すように、電源投入後、またはエンドミル17の交換作業後に、自動運転モードに切換えられると、ステップ51により後述する補正値測定処理を実行し、ステップ53により計測された補正値が規定値内であるか否かを判定する。該ステップ53による判定がNOのときには、ステップ51に戻り、補正値を再計測する。
一方、ステップ53による判定がYESのとき、ステップ55により加工冶具13上にティアライン加工されるパネル11がセットされたことを確認した後、ステップ57により加工開始スイッチがONされたか否かを判定する。今、該ステップ57の判定がNOの場合には、ステップ55に戻る。反対に、ステップ57の判定がYESのときには、ステップ59によりティアライン加工が初回であるか、又はティアライン加工回数が所定回数に達したか否かを判定する。
今、ティアライン加工が初回、又はティアライン加工回数が所定数に達してステップ59の判定がYESのとき、ステップ61によりX軸フレーム17のX軸原点位置に移動した状態でZ軸可動体23を下方へ移動してエンドミル27の刃先を刃先検知器37の検知子37aに当接し、該刃先検知器37からの信号に基づいてエンドミル27の刃長を測定した後、ステップ63によりエンドミル27の刃長が所定の長さであるか否かを判定し、ステップ63の判定がNOのとき、ステップ65により各可動体7,19,23をそれぞれの原点位置に戻して停止制御すると共にアラーム処理する。
一方、上記ステップ59の判定がNOのとき、又はステップ63の判定がYESのとき、ステップ67により制御手段の記憶手段(いずれも図示せず)に予め記憶されたティアラインの間欠溝に関する位置データ、深さデータや電動モータ29の駆動データ、加工冶具13の高さ基準データ、エンドミル27の加工基準データ、等に基づいて各可動体7,19,23を移動制御してパネル11にティアラインを形成する。
次に、ティアライン形成後、ステップ69により上下動部材31を作動して残厚検知器35を下方へ移動して検知子35a先端をエンドミル27の先端より下方に位置させた状態でZ軸可動体23を移動制御し、検知子35aをサンプリングされた複数個の間欠溝内にそれぞれ進入させてパネル11の残厚を測定する。
そしてステップ71によりパネル11の残厚が所定値内であるか否かを判定し、該ステップ71の判定がNOの場合には、ステップ65に移り、形成されたティアラインが不良品であるため、各可動体7,19,23をそれぞれの原点位置に戻すと共にアラーム処理する。反対に、ステップ71の判定がYESの場合には、ステップ73によりエンドミル27の刃先に対して圧縮空気を噴射したりして付着したパネル11の切削屑を除去した後、ステップ75により上記ステップ61と同様にエンドミル27の刃長を測定して所定値内であるか否かを判定する。
上記ステップ75の判定がYESの場合、ステップ77によりパネル11に形成されたティアラインが規格品であることを示すための刻印処理を行った後、ステップ79によりティアラインが形成されたパネル11の取出し処理を行った後にステップ55に戻る。
一方、ステップ75の判定がNOで、エンドミル27の刃長が所定の規格外の場合には、形成されたティアラインにおける間欠溝が所定の深さに形成されていない可能性があるため、ステップ81により各可動体7,19,23をそれぞれの原点位置に戻した後、ステップ83により上記ステップ67と同様にして間欠溝におけるパネル11の残厚を再測定し、該残厚が所定値内であるか否かを判定する。
今、再測定される残厚が所定値内で、ステップ83がYESの場合には、ステップ77に移って刻印処理を行う。反対に、再測定される残厚が所定値外で、ステップ83がNOの場合には、ステップ79に移り、不良のティアラインが形成されたパネル11の取出し処理を行う。
次に、上記したステップ51による補正値測定方法を説明する。
先ず、エンドミル27の補正値計測処理に付いて説明すると、図6及び図7に示すように、ステップ91により残厚検知器35が上方位置に移動しているか否かを判定し、該ステップ91がNOの場合、93によりZ軸可動体23を移動制御してZ軸原点位置に移動すると共に上下動部材31を作動して残厚検知器35を上方へ移動する。尚、上記ステップ91がYESの場合、ステップ95により残厚検知器35を上方位置へ移動していることを確認してステップ97に移る。
次に、ステップ95により残厚検知器35を上方位置へ移動していることを確認した後、ステップ97によりX軸可動体19を移動制御してエンドミル27の刃先が刃先検知器37に相対する補正値測定位置に移動した後に、ステップ99によりZ軸可動体23を移動制御して刃先検知器37の検知子37a先端より上方へ所定の間隔をおき、予め記憶された測定開始位置へ高速度で移動した後、ステップ101によりZ軸可動体23を微速移動制御しながら下降してエンドミル27の刃先を検知子37aの先端に当接させる。尚、Z軸可動体23が測定開始位置に移動したとき、Z軸サーボモータ43に装着されたロータリーエンコーダからの信号に基づいて測定開始位置を検出して記憶させる。
次に、ステップ103によりZ軸可動体23の微速下降を継続した状態で刃先検知器37により検知される検知子37aの変位ストロークが、予め設定された所定のストロークになったか否かを判定し、該ステップ103がYESのとき、ステップ105によりZ軸可動体23の移動方向を切換えて微速度で上昇させる。このとき、検知子37aは、刃先検知器37に内蔵されたバネ等の弾性力により上方へ戻される。尚、ステップ103がNOのときには、ステップ101に戻り、Z軸可動体23を微速移動を継続して下降させる。
次に、ステップ107によりZ軸可動体23の上方に対する微速移動に伴って戻される検知子37aの変位ストロークが上記の所定ストロークに達したか否かを判定し、該ステップ107がYESのとき、ステップ109により検知子37aの変位ストロークが所定ストロークに達したタイミングでロータリーエンコーダからの信号に基づいてZ軸可動体23の位置を検知して記憶させると共にZ軸可動体23の上方への移動速度を高速に切換えてZ軸原点位置に戻す。
次に、ステップ111により予め記憶された加工基準データと上記ステップ109により測定された刃先測定データとに基づいて加工基準データの補正値を演算処理した後、ステップ113により演算処理された補正値が所定範囲内であるか否かを判定し、該ステップ113がYESの場合には、ステップ115により予め記憶された加工基準データを演算された補正値に基づいて修正処理して終了する。尚、ステップ113がNOのときには、ステップ91に戻り、再測定する。
このようにエンドミル27の交換に伴うスピンドルに対する取付け位置のずれやティアライン形成に伴ってエンドミル27の刃先が摩耗した場合であっても、上記処理により測定された補正値に基づいて予め記憶されたZ軸に対するエンドミル27の加工基準データを修正することによりティアラインの間欠溝を所定の深さで切削形成することができる。
次に、残厚検知器35の補正値測定方法を説明する。
図8及び図9に示すように、ステップ121により残厚検知器35が下方位置に移動しているか否かを判定し、該ステップ121がNOの場合、ステップ123によりZ軸可動体23を移動制御してZ軸原点位置に移動すると共に上下動部材31を作動して残厚検知器35を下方位置に移動する。尚、上記ステップ121がYESの場合、ステップ125により残厚検知器35が下方位置へ移動していることを確認した後に、ステップ127に移る。
次に、ステップ127によりX軸可動体19を移動制御して残厚検知器35が測定台38に相対する補正値測定位置に移動した後に、ステップ129によりZ軸可動体23を移動制御して残厚検知器35の検知子35a先端が、測定台38の上面から所定の間隔をおいた予め記憶された測定開始位置へ高速度で移動した後、ステップ131によりZ軸可動体23を微速に切換えて移動制御しながら下降して残厚検知器35の検知子35a先端を測定台38の上面に当接して変位させる。
尚、Z軸可動体23が測定開始位置に移動したとき、Z軸サーボモータ43に装着されたロータリーエンコーダからの信号に基づいて測定開始位置を検出して記憶させる。
次に、ステップ133によりZ軸可動体23の微速下降を継続しながら残厚検知器35の検知子35aの変位ストロークが、予め設定された所定のストロークになったか否かを判定し、該ステップ133がYESのとき、ステップ135によりZ軸可動体23の移動方向を切換えて微速上昇させる。このとき、検知子35aは、残厚検知器35に内蔵されたバネ等の弾性力により下方へ戻される。尚、ステップ133がNOのときには、ステップ131に戻り、Z軸可動体23を微速移動制御しながら下降させる。
次に、ステップ137によりZ軸可動体23の上方に対する微速移動に伴って戻される検知子35aの変位ストロークが上記の所定ストロークに達したか否かを判定し、該ステップ137がYESのとき、ステップ139により検知子35aの変位ストロークが所定ストロークに達したタイミングでロータリーエンコーダからの信号に基づいてZ軸可動体23の位置を検知して記憶させると共にZ軸可動体23の上方への移動速度を高速に切換えてZ軸原点位置に戻す。
次に、ステップ141により予め記憶された測定基準データと上記ステップ139により測定された測定データとに基づいて測定基準データの補正値を演算処理した後、ステップ143により演算処理された補正値が所定の範囲内の場合には、ステップ145により予め記憶されたZ軸に対する残厚検知器35の測定基準データを、測定された補正値に基づいて修正処理して終了する。尚、ステップ143がNOのときには、ステップ121に戻り、再測定する。
このようにエンドミル27の交換やティアライン形成に伴うエンドミル27の摩耗、残厚検知器35の交換により取付け位置が変わった場合であっても、上記処理により測定された補正値に基づいて予め記憶されたZ軸に対する残厚検知器35の測定基準データを修正することにより形成されたティアラインの間欠溝の深さを正確に測定することができる。
更に、加工冶具13の取付け高さに関する補正値計測方法を説明する。尚、以下の説明では、サンプリングされた3位置にて加工冶具13の高さを測定して高さ基準データの補正値を測定する方法を説明する。サンプリングされた測定箇所に関する位置データは、予め記憶されている。
図10乃至図12に示すように、ステップ151により残厚検知器35が上方位置に移動しているか否かを判定し、該ステップ151がYESの場合、ステップ153によりZ軸可動体23を移動制御してZ軸原点位置に移動すると共に上下動部材31を作動して残厚検知器35を下方へ移動する。尚、上記ステップ151がNOの場合、ステップ155により残厚検知器35が下方位置に移動していることを確認してステップ157に移る。
次に、ステップ155により残厚検知器35が下方位置に移動していることを確認した後、ステップ157によりY軸可動体7及びX軸可動体19を移動制御して残厚検知器35が加工冶具13の加工冶具13におけるサンプリングされた第1測定位置の上方に相対するように移動する。
次に、ステップ159によりZ軸可動体23を高速度で下方へ移動制御して残厚検知器35の検知子35a先端が、第1測定位置から上方で、予め記憶されたか高さ基準位置へ移動した後、ステップ161により高さ基準位置を通過したタイミングでZ軸可動体23の移動速度を微速度に切換えて移動制御しながら下降し、残厚検知器35の検知子35a先端を加工冶具13における第1測定位置上面に当接させる。これにより残厚検知器35は、上方に押上げられる検知子35aの変位量を測定する。
尚、Z軸可動体23が高さ基準位置に移動したとき、Z軸サーボモータ43に装着されたロータリーエンコーダからの信号に基づいて高さ基準位置の実位置を検出して記憶させる。
次に、ステップ163によりZ軸可動体23の微速下降を継続しながら残厚検知器35の検知子35aの変位ストロークが、予め設定された所定のストロークになったか否かを判定し、該ステップ163がYESのとき、ステップ165によりZ軸可動体23の移動方向を下方向から上方向へ切換えて上方へ微速度で上昇させる。このとき、残厚検知器35は、残厚検知器35に内蔵されたバネ等の弾性力により戻される検知子35aの変位量を測定する。尚、ステップ163がNOのときには、ステップ161に戻り、下方向に対するZ軸可動体23の微速度移動を継続させる。
次に、ステップ167によりZ軸可動体23の上方に対する微速移動に伴って戻される検知子35aの変位ストロークが上記の所定ストロークに達したか否かを判定し、該ステップ167がYESのとき、ステップ169により検知子35aの変位ストロークが所定ストロークに達したタイミングでロータリーエンコーダからの信号に基づいてZ軸可動体23の現在位置を検知して記憶させると共にZ軸可動体23の上方への移動速度を高速度に切換えてZ軸原点位置に戻す。上記ステップ167がNOのとき、ステップ165に戻る。
次に、ステップ171により予め記憶された高さ基準データと上記ステップ169により測定されたデータとに基づいて加工冶具13の高さ基準データの補正値を演算処理して記憶させた後、ステップ173により演算処理された補正値が所定の範囲内であるか否かを判定し、該ステップ173がYESの場合には、ステップ175により所定数の測定箇所を測定したか否かを判定する。該ステップ175がNOの場合、ステップ177により加工冶具13の測定点の位置データを次の測定点の位置データに書き換えた後に、ステップ153に戻り、次の測定点の高さに関する補正値を測定する。尚、ステップ173がNOのときには、ステップ153に戻り、再測定する。
次に、加工冶具13の高さに関する補正値をサンプリングされた3か所にて測定し、ステップ175がYESの場合、ステップ179により保存された3か所の補正値に基づいて平均補正値を演算して記憶させた後、ステップ181により予め記憶された加工冶具13の高さ基準データを、測定されて平均化された補正値に基づいて修正処理して終了する。
このようにティアライン加工するパネル11の変更により加工冶具13を交換した際に、加工冶具13の高さが変位した場合であっても、上記処理により測定された補正値に基づいて予め記憶された加工冶具13の高さに関する基準高さデータを修正することによりパネル11に対してティアラインを高い精度で形成することができる。
エアバックティアライン形成装置の概略を示す正面図である。 図1の平面図である。 エンドミル及び残厚検知器の箇所を拡大して示す部分斜視図である。 ティアライン加工方法の一部を示すフローチャートである。 ティアライン加工方法の一部を示すフローチャートである。 エンドミルの加工基準位置補正方法を示すフローチャートである。 エンドミルの刃先測定状態を示す説明図である。 残厚検知器の測定基準位置補正方法を示すフローチャートである。 残厚検知器の測定状態を示す説明図である。 加工冶具の高さ基準位置補正方法の一部を示すフローチャートである。 加工冶具の高さ基準位置補正方法の一部を示すフローチャートである。 エンドミルの刃先測定状態を示す説明図である。
符号の説明
1 エアバックティアライン形成装置
3 本体フレーム
5 Y軸フレーム
7 Y軸可動体
9 冶具テーブル
11 パネル
13 加工冶具
15 パネル保持部材
17 X軸フレーム
19 X軸可動体
21 Z軸フレーム
23 Z軸可動体
25 取付け板
27 切削具としてのエンドミル
29 電動モータ
31 上下動部材
33 可動板
35 残厚検知手段としての残厚検知器
37 刃先検知手段としての刃先変位センサー
38 測定台
39・41・43 サーボモータ

Claims (5)

  1. 加工冶具にセットされたパネル及び切削具の相互を、予め記憶されたティアラインの間欠溝に関する位置データ、溝深さデータ、加工冶具の高さ基準データ及び切削具の加工基準データ等に基づいて直交3軸方向へ移動制御してパネルにティアラインを形成した後、残厚検知手段を上記位置データ及び測定基準データに基づいて移動制御して切削された間欠溝のパネル残厚を測定するエアバックティアライン形成方法において、
    残厚検知手段は検知子の移動量を検知する残厚検知用変位センサーからなり、ティアライン形成に先立って上記残厚検知用変位センサーを加工冶具に移動し、加工冶具に対する検知子の当接により残厚検知用変位センサーが予め設定された変位量を検知した際に検知信号を出力して加工冶具の実測高さ基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された加工冶具の高さ基準データを補正する基準データ補正方法。
  2. 請求項1記載の基準データ補正方法に、パネルに対するティアライン形成に先立って切削具を刃先検知手段に移動して該切削具の実測加工基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された切削具の加工基準データの測定基準データを補正する補正方法を付加した基準データ補正方法。
  3. 請求項2において、刃先検知手段は検知子の移動量を検知する刃先検知用変位センサーとし、切削具刃先に対する検知子の当接により刃先検知用変位センサーが予め設定された変位量を検知した際に検知信号を出力して切削具の実加工基準位置を測定するエアバックティアライン形成方法における基準データ補正方法。
  4. 請求項1記載の基準データ補正方法に、パネルに対するティアライン形成に先立って上記残厚検知用変位センサーを測定台に移動して該残厚検知用変位センサーの実測基準位置を測定し、該実測データに基づいて予め記憶された残厚検知用変位センサーの測定基準データを補正にする補正方法を付加した基準データ補正方法。
  5. 請求項1記載の基準データ補正方法に、ティアライン形成に先立って、残厚検知用変位センサーを加工冶具に移動して該加工冶具の実測高さ基準位置を、また切削具を刃先検知用変位センサーに移動して該切削具の実測加工基準位置を、更に残厚検知用変位センサーを測定台に移動して該残厚検知用変位センサーの実測測定基準位置をそれぞれ測定し、これら実測データに基づいて予め記憶された対応する加工冶具の基準高さデータ、切削具の加工基準データ、残厚検知用変位センサーの測定基準データをそれぞれ補正する補正方法を付加した基準データ補正方法。
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