JP5170054B2 - 電力供給システム、及びそのための可動体と固定体 - Google Patents
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Description
また、請求項9に記載の可動体は、電力被供給領域に配置され、電力供給領域に配置された固定体から供給された電力を所定の負荷に供給する可動体であって、前記固定体に配置されたものであって交流電力が供給される第1の送電電極又は第2の送電電極に対して、境界面を挟んで対向状かつ非接触に配置される第1の受電電極及び第2の受電電極であって、前記第1の送電電極に対向するように前記第1の受電電極又は第2の受電電極のいずれか一方が配置されることで第1の結合コンデンサを構成されると共に、前記第2の送電電極に対向するように前記第1の受電電極又は第2の受電電極のいずれか他方が配置されることで第2の結合コンデンサが構成される、第1の受電電極及び第2の受電電極と、前記第1の結合コンデンサ又は前記第2の結合コンデンサの少なくとも一方に直列接続されたアクティブキャパシタと、前記アクティブキャパシタを制御するアクティブキャパシタ制御手段と、を備え、前記アクティブキャパシタ制御手段は、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサと前記アクティブキャパシタとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスが、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスに対して十分小さくなるように、前記アクティブキャパシタに負のキャパシタンスを発生させる。
また、請求項10に記載の固定体は、電力供給領域に配置され、電力被供給領域に配置された可動体を介して所定の負荷に対して電力を供給する固定体であって、交流電源と、前記可動体に配置された少なくとも一組の受電電極に対して、前記電力供給領域と前記電力被供給領域との相互の境界面を挟んで対向状かつ非接触に配置されることにより、これら受電電極との間に第1の結合コンデンサ及び第2の結合コンデンサを構成する第1の送電電極及び第2の送電電極と、前記第1の結合コンデンサ又は前記第2の結合コンデンサの少なくとも一方に直列接続されたアクティブキャパシタと、前記アクティブキャパシタを制御するアクティブキャパシタ制御手段と、を備え、前記アクティブキャパシタ制御手段は、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサと前記アクティブキャパシタとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスが、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスに対して十分小さくなるように、前記アクティブキャパシタに負のキャパシタンスを発生させる。
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係る電力供給システムは、電力供給領域に配置された固定体から、電力被供給領域に配置された可動体に対して、電力を供給するための電力供給システムである。電力供給領域や電力被供給領域の具体的構成は任意であり、例えば、一般住宅やオフィスビルの如き建屋の内部空間や、電車や飛行機の如き乗り物の内部空間、あるいは、屋外空間を含む。以下では、電力供給領域と電力被供給領域とを相互に区画する面を境界面と称する。例えば、電力被供給領域を建屋の居室とすると共に、電力供給領域を居室の床部とした場合、床部の上面(床面)が境界面になる。
次に、電力供給システムの各実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、初期モード、調整モード、及び電力供給モードの3つのモードにより、アクティブキャパシタを制御する形態である。
図3は本実施の形態1に係る電力供給システムを適用した居室の斜視図である。本実施の形態1では、電力供給領域(ここでは床板21の下方空間)20に配置された固定体30から、電力被供給領域(ここでは居室)22の内部を移動する可動体(ここではロボット)50に対して電力を供給する例を示すもので、これら固定体30及び可動体50を備えて本形態の電力供給システムが構成されている。ここでは、電力供給領域20の上方に敷設された床板21が電力供給領域20と電力被供給領域22との相互間の境界面に相当し、この床板21を介して後述する結合コンデンサ60、61(図3には図示せず)が構成される。
次に、固定体30の構成について説明する。図4は図3の固定体30及び可動体50の回路図である(図3の構成では、固定体30の上方に可動体50を設けているが、図4及び後述する図7〜図11では、図示の便宜上、固定体30を図示左側、可動体50を図示右側にそれぞれ示す)。この固定体30は、概略的には、交流電源31、第1の送電電極32、第2の送電電極33、及びアクティブキャパシタ34を、線路35にて図示のように接続して構成されている。また、線路35上における交流電源31とアクティブキャパシタ34との間には、調整用電流制限抵抗36、回路線路37、及び固定体側切替え部38が図示のように接続されている。さらに、固定体30は、電圧検出部39、アクティブキャパシタ制御部40、自動調整制御部41、及び固定体側通信部42を備える。
次に、可動体50の構成について説明する。可動体50は、概略的には、第1の受電電極51、第2の受電電極52、及び負荷53を、線路54にて図示のように接続して構成されている。また、線路54上には、調整用短絡線路55、可動体側切替え部56、及び可動体側通信部57が図示のように接続されている。
送電電極32、33と受電電極51、52との相互間に介在する床板21については、結合コンデンサ60、61を構成し得る誘電材料にて構成される。このような誘電材料としては、例えばフッ素樹脂を採用することができる。この誘電材料は、床板21に用いる場合以外にも、送電電極32、33における受電電極51、52側の面や、受電電極51、52における送電電極32、33側の面にコーティングすることもできる。また、このように床板21に使用する材料や、送電電極32、33や受電電極51、52のコーティングに使用する材料には、送電電極32、33と受電電極51、52の相互間の所要の絶縁性を保持するための絶縁性能を持たせることが好ましい。
次に、図4のアクティブキャパシタ34の構成例について説明する。このアクティブキャパシタ34に加わる電圧vと電流iは、以下の式(5)によって表わされる。
次に、図4の電力供給システムにおいて行われる制御について説明する。この制御では、初期モード、調整モード、電力供給モードの3つのモードを切り替えることで電力供給を行う。なお、特記する場合を除いて、各制御は自動調整制御部41によって行われるものとする。
最初に、初期モードの制御について説明する。この初期モードは、主として、電力供給前に行われるモードである。例えば、電力供給システムが起動された直後には、当該初期モードの制御が行われる。この初期モードにおいて、自動調整制御部41は、固定体側切替え部38に制御信号を出力し、この固定体側切替え部38を介して、図7の回路図に示すように、調整用電流制限抵抗36を線路35に接続する。また、自動調整制御部41は、交流電源31における電圧を、調整用の所定の電圧v1(後述する電力供給モードにおける電圧v2よりも小さな電圧)に調整する。電圧v1は、可動体50への通信に必要な限りで、あるいは可動体50が配置されたかどうかの検出が可能な範囲で、できる限り小さくする。
次に、調整モードの制御について説明する。例えば、この調整モードは、主として、初期モードの後であって、電力供給を実際に開始する直前に行われるモードである。例えば、可動体50が固定体30に対向するように配置された場合には、当該調整モードの制御が行われる。なお、可動体50が固定体30に対向するように配置されたか否かを判定する方法としては種々の方法が考えられるが、例えば、可動体側通信部57から所定間隔で電力供給要求信号を送信し、この電力供給要求信号を固定体側通信部42が受信した場合に、自動調整制御部41は、可動体50が固定体30に対向するように配置されたと判断するようにしてもよい。
次に、電力供給モードの制御について説明する。例えば、この電力供給モードは、主として、調整モードの後であって、電力供給を実際に開始している際に行われるモードである。例えば、調整モードにおけるアクティブキャパシタ34の制御が完了した後に、当該電力供給モードの制御が行われる。
このように電力供給モードへの切り替えを行った後、所定の調整開始状態になった場合には、自動調整制御部41は、調整モードへ復帰する制御を行う。ここで、調整開始状態とは、調整モードへ復帰すべき状態であって、例えば、線路35を流れる電流が所定値より小さくなった状態である。すなわち、自動調整制御部41は、線路35を流れる電流を図示しない電流検出部で検出し、この電流が所定値より小さくなった場合には、固定体30に対して可動体50の位置がずれた可能性があるとして、調整モードへの切り替えを行う。つまり、自動調整制御部41は、電圧検出部39にて検出されている電圧が所定の電圧よりも小さくなるように、アクティブキャパシタ制御部40を介してアクティブキャパシタ34を再度制御する。
あるいは、電力供給モードへの切り替えを行った後、所定の電力供給不要状態になった場合には、自動調整制御部41は、初期モードへ復帰する制御を行う。ここで、電力供給不要状態とは、固定体30から可動体50への電力供給が不要になった状態であり、例えば、アクティブキャパシタ34を制御しても、電圧検出部39にて検出されている電圧を所定の電圧よりも小さくできない場合や、可動体50が固定体30に対向する位置から離れた位置に移動した場合(例えば、固定体側通信部42からの信号が所定時間以上連続して得られない場合や、受電電極51、52に対する電力供給が所定時間以上連続して得られない場合)である。この場合には、自動調整制御部41は、固定体側切替え部38に制御信号を出力し、この固定体側切替え部38を介して、調整用電流制限抵抗36を線路35に接続する。また、自動調整制御部41は、交流電源31における電圧を、調整用の所定の電圧v1に調整する。さらに、自動調整制御部41は、固定体側通信部42から可動体側通信部57に初期モード設定信号を送信させることで、調整用短絡線路55を線路35に接続させる。ただし、可動体50が固定体30に対向する位置から離れた位置に移動した場合には、固定体側通信部42と可動体側通信部57との間の通信を行うことができないため、上述したように、可動体50側のみの判断で、調整用短絡線路55を線路35に接続するようにしてもよい。
次に、電力供給のシミュレーション結果について説明する。図8に示すように、結合コンデンサ51、52を用いる一方、アクティブキャパシタ34を用いていない従来の電力供給システムにおいて、交流電源31の発振周波数を100kHz、電圧を141v(0p値)、結合コンデンサのキャパシタンスを5nF、負荷53の抵抗を100Ωとした場合(その他の条件は図示記載の通り。後述する図9、10も同じ)における、結合コンデンサ51、52にかかる電圧、負荷53にかかる電圧、及び負荷53で消費される電力をそれぞれ計算し、負荷53への供給電力を計算した。この結果、負荷53には15V程度の電圧しか印加できず、負荷53への供給電力も実効値で約3W程度に止まった。
このように実施の形態1によれば、送電電極32、33と受電電極51、52とを相互に非接触状態としたまま電力供給を行うことができ、送電電極32、33を電力被供給領域22に露出させる必要がないため、送電電極32、33が人体に触れることによる感電の危険性をなくすことができ、心理的な不安も解消することができるので、オフィス空間のように人がいる場所への導入が容易になる。特に、この電力供給システムによれば、第1の結合コンデンサ60のキャパシタンス、第2の結合コンデンサ61のキャパシタンス、及びアクティブキャパシタ34のキャパシタンスの合成キャパシタンスを、キャパシタンスが非常に大きなコンデンサとして振る舞わせることが可能になり、送電周波数における交流インピーダンスを負荷53に比べて十分に小さくできるため、直列共振を用いることなく、電界結合により高効率で電力供給を行うことが可能となる。このため、直列共振回路が不要になるので、固定体30を小型化できると共に、直列共振条件を維持するために電力周波数が限定されるという問題も回避できる。
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、実施の形態1の構成を一層簡素化した電力供給システムに関する形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1と略同一の構成については、この実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
最初に、固定体の構成について説明する。図11は実施の形態2に係る固定体70及び可動体80の回路図である。この固定体70は、概略的には、交流電源31、第1の送電電極32、第2の送電電極33、及びアクティブキャパシタ34を、線路35にて図示のように接続して構成されている。また、線路35上における交流電源31とアクティブキャパシタ34との間には、電流検出部71が図示のように接続されている。さらに、固定体70は、アクティブキャパシタ制御部72を備える。
次に、図11の可動体80の構成について説明する。可動体80は、第1の受電電極51、第2の受電電極52、及び負荷53を、線路54にて図示のように接続して構成されている。
次に、図11の電力供給システムにおいて行われる制御について説明する。ここでは、アクティブキャパシタ制御部72は、電流検出部71にて検出された電流が安定動作する範囲で最大点近傍となるように、アクティブキャパシタ34を制御する。この場合は、実施の形態1のような複数モードにより制御を行うことはできないが、実施の形態1より簡易な構成で、実施の形態1と同様に電界結合による高効率な電力供給を行うことが可能となる。ここで「最大点近傍」とは、送電電極32、33及び受電電極51、52とアクティブキャパシタ34の合成キャパシタンスによる交流インピーダンスが、負荷53のインピーダンスに比べて十分に小さくなるような状態である。アクティブキャパシタ34により合成キャパシタンスを大きくする場合は、合成キャパシタンスが負となると回路が不安定領域となるため、合成キャパシタンスが正となるような範囲でのみ制御する必要がある。
このように実施の形態2によれば、電流検出部71にて検出された電流が安定動作する範囲で最大となるように、アクティブキャパシタ34を制御することで、比較的簡易な構成により、アクティブキャパシタ34を制御して、送電電極32、33及び受電電極51、52とアクティブキャパシタ34の合成キャパシタンスの交流インピーダンスを、負荷53のインピーダンスに比べて十分に小さくすることが可能になり、電界結合による高効率な電力供給を行うことが可能となる。
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。さらに、本発明によって、上述していない課題を解決したり、上述していない効果を奏することもある。
アクティブキャパシタの具体的な構成、数、及び配置位置に関しては、公知の技術を適用し、上記実施の形態で説明した内容から適宜変更することができる。
2、30、70、101 固定体
3、50、80、103 可動体
4 境界面
5、31、115 交流電源
6、32、105 第1の送電電極
7、33、106 第2の送電電極
8 アクティブキャパシタ
9、51、107 第1の受電電極
10、52、108 第2の受電電極
11、53、104 負荷
12、60 第1の結合コンデンサ
13、61 第2の結合コンデンサ
15 第1のアクティブキャパシタ
16 第2のアクティブキャパシタ
20、100 電力供給領域
21 床板
22、102 電力被供給領域
34 アクティブキャパシタ
34a 積分回路
34b キャパシタ
34c リニアアンプ
34d スイッチングアンプ
34e 直流電源
34f スイッチング部
34g フィルタ部
34h パルス幅変調制御部
35、54 線路
36 調整用電流制限抵抗
37 回路線路
38 固定体側切替え部
39 電圧検出部
40、72 アクティブキャパシタ制御部
41 自動調整制御部
42 固定体側通信部
55 調整用短絡線路
56 可動体側切替え部
57 可動体側通信部
71 電流検出部
109 結合コンデンサ
Claims (10)
- 電力供給領域に配置された固定体から、電力被供給領域に配置された可動体を介して、所定の負荷に対して電力を供給するための電力供給システムであって、
前記固定体は、
交流電源と、
前記電力供給領域と前記電力被供給領域との相互の境界面に対する近傍位置に配置されるものであって、前記交流電源から交流電力の供給を受ける第1の送電電極及び第2の送電電極と、を備え、
前記可動体は、
前記第1の送電電極又は前記第2の送電電極に対して前記境界面を挟んで対向状かつ非接触に配置される第1の受電電極及び第2の受電電極、を備え、
前記第1の送電電極に対向するように前記第1の受電電極又は第2の受電電極のいずれか一方が配置されることで第1の結合コンデンサが構成されると共に、前記第2の送電電極に対向するように前記第1の受電電極又は第2の受電電極のいずれか他方が配置されることで第2の結合コンデンサが構成され、
前記固定体又は前記可動体は、
前記第1の結合コンデンサ又は前記第2の結合コンデンサの少なくとも一方に直列接続されたアクティブキャパシタと、
前記アクティブキャパシタを制御するアクティブキャパシタ制御手段と、を備え、
前記アクティブキャパシタ制御手段は、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサと前記アクティブキャパシタとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスが、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスに対して十分小さくなるように、前記アクティブキャパシタに負のキャパシタンスを発生させる、
電力供給システム。 - 前記アクティブキャパシタと前記アクティブキャパシタ制御手段とを、前記固定体に設けた、
請求項1に記載の電力供給システム。 - 前記固定体は、
前記交流電源から前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサを経て当該交流電源に帰還する線路上に、前記アクティブキャパシタ及びアクティブキャパシタ制御手段を備えると共に、当該線路を流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
前記アクティブキャパシタ制御手段は、前記電流検出手段にて検出された電流が最大点近傍となるように、前記アクティブキャパシタを制御し、
前記可動体は、
前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサの間に接続された前記負荷を備える、
請求項2に記載の電力供給システム。 - 前記固定体は、
前記交流電源から前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサを経て当該交流電源に帰還する線路に対して、調整用電流制限抵抗又は回路線路を選択的に接続する固定体側切替え手段と、
少なくとも、前記第1の結合コンデンサ、前記第2の結合コンデンサ、及び前記アクティブキャパシタの合成電圧を検出する電圧検出手段と、
前記可動体との間で通信を行う固定体側通信手段と、を備え、
前記可動体は、
前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサを接続する線路に対して、前記負荷又は調整用短絡線路を選択的に接続する可動体側切替え手段と、
前記固定体との間で通信を行う可動体側通信手段と、を備え、
前記アクティブキャパシタ制御手段は、
初期モードにおいては、前記固定体側切替え手段を介して前記調整用電流制限抵抗36を接続した後、前記固定体側通信手段と前記可動体側通信手段の通信を介して前記可動体側切替え手段により前記調整用短絡線路を接続し、
前記初期モード後の調整モードにおいては、前記電圧検出手段にて検出された電圧に基づいて、当該電圧が所定電圧以下となるように、前記アクティブキャパシタを制御し、
前記調整モード後の電力供給モードにおいては、前記固定体側通信手段と前記可動体側通信手段の通信を介して前記可動体側切替え手段により前記負荷を接続した後、前記固定体側切替え手段を介して前記回路線路を接続する、
請求項2に記載の電力供給システム。 - 前記アクティブキャパシタ制御手段は、
前記初期モードにおいては、前記交流電源の電圧を所定の初期電圧値に制御し、
前記電力供給モードにおいては、前記交流電源の電圧を前記初期電圧値よりも大きな所定の充電電圧値に制御する、
請求項4に記載の電力供給システム。 - 前記アクティブキャパシタ制御手段は、前記電力供給モードにおいて、所定の調整開始状態になった場合には前記調整モードの制御を行い、所定の電力供給不要状態になった場合には前記初期モードの制御を行う、
請求項4又は5に記載の電力供給システム。 - 前記第1の結合コンデンサ又は前記第2の結合コンデンサの各々に、前記アクティブキャパシタが直列接続された、
請求項1から6のいずれか一項に記載の電力供給システム。 - 前記アクティブキャパシタは、直流電源から供給された直流電流をスイッチングするスイッチング部、前記スイッチング部をパルス幅変調制御するパルス幅変調制御部、及び前記スイッチング部から出力されたパルス信号をアナログ信号に変換して出力するフィルタ部とを有するスイッチングアンプを備える、
請求項1から7のいずれか一項に記載の電力供給システム。 - 電力被供給領域に配置され、電力供給領域に配置された固定体から供給された電力を所定の負荷に供給する可動体であって、
前記固定体に配置されたものであって交流電力が供給される第1の送電電極又は第2の送電電極に対して、境界面を挟んで対向状かつ非接触に配置される第1の受電電極及び第2の受電電極であって、前記第1の送電電極に対向するように前記第1の受電電極又は第2の受電電極のいずれか一方が配置されることで第1の結合コンデンサを構成されると共に、前記第2の送電電極に対向するように前記第1の受電電極又は第2の受電電極のいずれか他方が配置されることで第2の結合コンデンサが構成される、第1の受電電極及び第2の受電電極と、
前記第1の結合コンデンサ又は前記第2の結合コンデンサの少なくとも一方に直列接続されたアクティブキャパシタと、
前記アクティブキャパシタを制御するアクティブキャパシタ制御手段と、を備え、
前記アクティブキャパシタ制御手段は、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサと前記アクティブキャパシタとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスが、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスに対して十分小さくなるように、前記アクティブキャパシタに負のキャパシタンスを発生させる、
可動体。 - 電力供給領域に配置され、電力被供給領域に配置された可動体を介して所定の負荷に対して電力を供給する固定体であって、
交流電源と、
前記可動体に配置された少なくとも一組の受電電極に対して、前記電力供給領域と前記電力被供給領域との相互の境界面を挟んで対向状かつ非接触に配置されることにより、これら受電電極との間に第1の結合コンデンサ及び第2の結合コンデンサを構成する第1の送電電極及び第2の送電電極と、
前記第1の結合コンデンサ又は前記第2の結合コンデンサの少なくとも一方に直列接続されたアクティブキャパシタと、
前記アクティブキャパシタを制御するアクティブキャパシタ制御手段と、を備え、
前記アクティブキャパシタ制御手段は、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサと前記アクティブキャパシタとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスが、前記第1の結合コンデンサと前記第2の結合コンデンサとの合成キャパシタンスの送電周波数における交流インピーダンスに対して十分小さくなるように、前記アクティブキャパシタに負のキャパシタンスを発生させる、
固定体。
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