JP2014220889A - ワイヤレス給電方法及びワイヤレス給電システム - Google Patents

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泰秋 民野
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Abstract

【課題】給電効率を維持することが可能なワイヤレス給電システム及びワイヤレス給電方法を提供することを目的としている。
【解決手段】給電装置と受電装置からなり、給電装置から受電装置に電力を供給するワイヤレス給電システムによるワイヤレス給電方法であって、前記給電装置は、高周波発振器を有する交流電源と、前記高周波発振器に接続された共振回路と、前記共振回路に接続されており、高分子材料をマトリックスとした複合材料からなる100kHzにおける比誘電率が5以上である伝送シートが設けられた送電電極と、前記共振回路が共振するように前記共振回路のインピーダンスが調整されるインピーダンス調整回路と、を有し、前記受電電極と前記給電電極とが対向して伝送シートを介して配置されたとき、前記給電装置から前記受電装置へ電力を供給する。
【選択図】図4

Description

本発明は、受電装置に電力を供給するワイヤレス給電方法及びワイヤレス給電システムに関する。
近年では、充放電可能な二次電池等により駆動される携帯端末が普及している。また近年ではさらに、環境問題やエネルギー資源の問題を鑑み、電池やキャパシタ等の蓄電装置を搭載した電気自動車等の電気エネルギーを用いた交通手段の研究開発が行われている。
このような機器の電池に対する給電方式として、金属接点や金属コネクタなどを用いない無接点方式で、相互誘導を利用して給電を行うワイヤレス給電方式が注目されている。
ワイヤレス給電方式の一つとして、電界結合方式がある。電界結合方式は、LC共振現象を用いて静電容量を持つ結合部に電流を流して蓄電装置に電力を供給する方式であり、直列共振を用いる場合と並列共振を用いる場合とがある。
電界結合方式において直列共振を用いた場合、発振周波数又はインダクタンスを調整し、共振条件を維持する。電界結合方式において並列共振を用いた場合、接合容量が共振回路に含まれないため、接合容量が変化しても共振回路の周波数に与える影響は少なくなる。
図1は、並列共振を用いた従来のワイヤレス給電システムの例を示す図である。図1に示すワイヤレス給電システム10は、給電装置20と受電装置30を有する。給電装置20は、交流電源21と、コイルL11と並列共振回路22と、送電電極23、24とを有する。受電装置30は、並列共振回路31と、負荷32と、受電電極33、34とを有する。
ワイヤレス給電システム10では、送信電極23、24と受電電極33、34とが近接すると、両電極間に生じる電界により給電装置20から受電装置30へ電力が供給される。
特開2010−148287号公報 特開2010−193692号公報 特開2010−213554号公報 特許第4962560号公報
電界結合方式において並列共振を用いる際に、受電側の機器が変わると負荷の変動によりインピーダンスが変化し、給電効率が著しく低下する。
本発明は、上記事情を鑑みてこれらを解決すべく成されたものであり、給電効率を維持することが可能なワイヤレス給電方法及びワイヤレス給電システムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成すべく、以下の如き構成を採用した。
本発明は、給電装置と受電装置からなり、給電装置から受電装置に電力を供給するワイヤレス給電システムによるワイヤレス給電方法であって、前記給電装置は、高周波発振器を有する交流電源と、前記高周波発振器に接続された共振回路と、前記共振回路に接続された送電電極と、前記共振回路が共振するように前記共振回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路と、を有し、前記受電装置は受電電極を有し、前記受電電極と前記送電電極とが対向して近接して配置されたとき、前記給電装置から前記受電装置へ電力を供給する。
本発明によれば、受電側の負荷の変動に対して給電効率を維持することができる。
並列共振を用いた従来のワイヤレス給電システムの例を示す図である。 本実施形態のワイヤレス給電システムの概要を説明する図である。 ワイヤレス給電システムに含まれる各装置の構成を説明する図である。 送電部と受電部を説明する図である。 インピーダンスの調整を説明する第一の図である。 インピーダンスの調整を説明する第二の図である。 インピーダンスの調整を説明する第三の図である。
本発明のシステムは、給電装置と受電装置からなるワイヤレス給電システムであり、給電装置に共振回路と、共振回路が共振するように共振回路のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路が設けられており、受電側に負荷の変動があっても共振回路が共振するように調整されることにより受電装置に十分な電力を受電装置へ給電する。さらに、給電装置の送電電極に高分子材料等からなる100kHzにおける比誘電率が5以上である伝送シートを、受電電極と対向する側に設けてもよい。本発明における高周波とは、100kHz以上の周波数のことをいう。
以下に図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
ただし、この形態に限定するものではない。図2は、本実施形態のワイヤレス給電システムの概要を説明する図である。
本実施例のワイヤレス給電システム100は、給電装置200と受電装置300とを含む。本実施形態のワイヤレス給電システム100では、電界結合方式により給電装置200から受電装置300へ電力を供給する。具体的には給電装置200は、交流電源210と、インピーダンス調整回路270とを有し、前記受電電極と前記送電電極とが対向するよう配置されたとき、前記給電装置から前記受電装置へ電力を供給する受電装置300へ電力を供給する。前記送電電極の前記受電電極と対向する側に伝送シート500が設けられていてもよく、この場合伝送シート500を介して受電装置300へ電力を供給する。
電界結合方式とは、非接触電力伝送において用いられる方式の一種で、送電側と受電側にそれぞれ電極を設置し、電極が近接したときに発生する「電界」を利用してエネルギーを伝送する技術のことである。
図3は、ワイヤレス給電システムに含まれる各装置の構成を説明する図である。
本実施形態の給電装置200は、交流電源210、共振回路220、および送電電極240、241からなる送電部230、231を有する。本実施形態の給電装置200では、交流電源210から共振回路220に交流電流が供給される。共振回路220は、送電部230、231に接続されている。送電部230、231には伝送シートが設けられていてもよく、伝送シート500が設けられている態様として示した。
本実施形態の共振回路220は、コイルL12と、インピーダンス調整回路270とを有する。本実施形態のワイヤレス給電システム100では、給電装置200の有するインピーダンス調整回路270により、共振回路220が共振するように調整される。すなわち本実施形態では、送電部230、231に含まれる送電電極240、241と受電電極310、311の相対関係(位置、数、静電容量等を含む)にしたがって、共振回路220の周波数が共振するよう調整される。
本実施形態のインピーダンス調整回路270は、静電容量成分を調整することで、共振回路220のインピーダンスを調整しても良い。インピーダンス調整回路270は、例えば静電容量可変手段C12により静電容量成分を調整しても良い。静電容量可変手段C12は、例えばバリキャップ等であっても良い。バリキャップであれば、その端子に加える電圧によってインピーダンスが調整される。インピーダンスの調整は、給電電力量を検知してフィードバックにより自動的にインピーダンス調整回路270が行っても良い。
また本実施形態のインピーダンス調整回路270は、リアクタンスを調整することで共振回路220のインピーダンスを調整しても良い。この場合インピーダンス調整回路270は、静電容量可変手段C12の代わりに、リアクタンスが可変である可変コイルを有する。
本実施形態のワイヤレス給電システムは、送電電極と受電電極が近接して対向することにより電界結合方式によって非接触電力伝送を可能としているが、送電電極と受電電極が直接接触して導通する状態となった場合において自動的に有接点の接触型電力伝送への切り替えを行う回路が前記インピーダンス調整回路に付随して設けられていてもよい。
本実施形態のインピーダンス調整回路270によるインピーダンスの調整については詳細を後述する。
本実施形態の受電装置300は、整流回路320と、負荷321と、受電電極310、311と、コイルL13とを有する。
本実施形態の受電装置300では、受電電極310、311が送電部230、231に近接することにより生じる交流電力を、整流回路320により整流して負荷321へ供給しても良い。
本実施形態のコイルL13は、給電装置200から受電装置300に供給された電力が、給電装置200側に反射されるのを防ぐ反射防止フィルタである。本実施形態では、コイルL13は受電電極310側に設けられているが、受電電極311側に設けられてもよく、受電電極310側、受電電極311側両方に設けられても構わない。尚、本実施形態では、コイルL13は受電装置300が有する構成としたが、これに限定されない。反射防止フィルタの機能を果たすコイルL13は、例えば給電装置200に設けられていても良い。また反射防止フィルタの役割を果たす素子は、コンデンサであっても良い。
以下に図4を参照して本実施形態の送電部230、231と受電電極310、311について説明する。図4は、送電部と受電部を説明する図である。送電部には伝送シートが設けられている態様として示した。
本実施形態の給電装置200において、送電部230は、送電電極240、伝送シート500Aを有する。また本実施形態の送電部231は、送電電極241、伝送シート500Bを有する。尚、図4に示す伝送シート500A、500Bは、送電部230、231のそれぞれと対応するように分割されているものとしたが、これに限定されない。本実施形態の伝送シート500は、例えば図2、図3に示すように伝送シート500は分割されておらず、送電部230、231により共有されていても良い。
本実施形態の送電電極240、241は、例えば金、銀、銅、アルミ等の金属電極でありコスト面等から銅、アルミが好適である。また、これらの材料であれば、板、フィルム、蒸着、メッキ等で形成することができる。厚みに制限はないが、例えば、10nm以上のアルミ蒸着膜を使用した方が、電流量がある程度大きくても送電効率が低下し難く好ましい。一方、厚さが5mm以下の材料を使用した方が軽くなり好ましい。
本実施形態の伝送シート500A,500Bは、高分子材料をマトリックスとした複合材料からなり100kHzにおける比誘電率が5以上である。
高分子材料は特に制限はないが、ポリイミド、シリコーン樹脂、フッ素ポリマー、ポリウレタン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ナイロン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリスチレン、ポリ乳酸、種々のエンジニアリングプラスチック、天然ゴム、合成ゴムなどが好ましく、天然ゴムおよび合成ゴムであることがより好ましい。合成ゴムの例としては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、エチレン酢酸ビニルゴム、およびエピクロロヒドリンゴムが挙げられ、好ましくはエチレン・プロピレンゴム、ブチルゴムおよびニトリルゴムである。これら高分子材料は1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
高い比誘電率の複合材料は、高分子材料からなるマトリクス中に導電性フィラーを含有させて得ることができる。導電性フィラーとしては例えば、金、銀、銅、アルミなどの金属粒子(紛体を含む)および繊維状物、炭素材料、導電性セラミックなどが挙げられ、好ましくは炭素材料と金属材料である。炭素材料の例としては、黒鉛、アセチレンブラックおよびケッチェンブラックなどの導電性カーボンブラック;フラーレン;カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、カーボンナノホーン、グラフェンおよび気相成長炭素繊維などの炭素繊維が挙げられ、好ましくは炭素繊維である。
高分子材料からなるマトリクスに導電性フィラーを含有させる方法には特に制限はなく、機械的な混練や高分子材料溶液を調整して混合し、溶剤を蒸散させてもよい。溶液における混合を行う場合には、機械式ホモジナイザーなどを用いることが効果的であり、特に超音波ホモジナイザーが好ましい。
導電性フィラーの混合量は、複合材料が導電性を示さない程度に混合方法と併せて調整することができる。複合材料が導電性を示さない限り、導電性フィラーの混合量を多くすると、複合材料の比誘電率を大きくすることができる。
このような複合材料を成形して比誘電率5以上の伝送シートを得る。成形の方法には圧縮成形を好適に用いることができる。
以下に本実施形態における伝送シート500Aの比誘電率の求め方について説明する。本実施形態では、測定装置をアジレント社製の4192Aとし、電極を銅(金メッキ;5.0cm×5.0cm×1mm)、測定時の室内の温度を25℃、湿度を60%とし、電極に挟んだ伝送シート500Aの100kHzでの静電容量を測定した。そして本実施形態では、測定した静電容量を以下に示す式(1)にあてはめて計算した。
比誘電率ε=εs×ε0=C×L/S 式(1)
尚、式(1)において、Cは伝送シート500Aの静電容量、Sは送電電極240の面積(受電電極310の面積と同じ)、Lは送信電極240から受電電極310までの距離、ε0は真空の誘電率であり8.85×10−12、εsは測定対象(即ち500A)の誘電率である。尚伝送シート500Bについても同様の方法で比誘電率を計算した。
本実施形態の給電装置200では、この伝送シート500A、500Bを送電部230、231に設けることにより、十分な電力を受電装置300へ供給できる。
尚、本実施形態では送電電極240、241の上層に伝送シート500A,500Bを形成する構成としたが、伝送シート500A,500Bは送電電極240、241上に形成されなくても良い。すなわち本実施形態の送電部230、231は、送電電極240、241を有していれば良い。
本実施形態の受電装置300は、例えば二次電池等が搭載された携帯端末等であり、給電装置200により電力が供給される装置である。本実施形態の受電装置300は受電電極310、311を有する。本実施形態の受電電極310、311は、例えば厚さ1mmの銅電極である。本実施形態の負荷321は、例えば携帯端末に搭載された回路等であっても良いし、携帯端末に搭載された二次電池等であっても良い。
本実施形態のワイヤレス給電システム100において、送電部230、231に受電電極310、311が近接すると、両電極によりコンデンサが形成される。本実施形態では、上述したインピーダンス調整回路270を有することで、受電側に負荷の変動があっても受電装置に十分な電力を受電装置へ給電することができる。
次に図5、図6、図7を参照して本実施形態のワイヤレス給電システム100においてインピーダンスの調整を行った場合について説明する。
図5は、インピーダンスの調整を説明する第一の図である。図5は、給電装置200と、給電装置200に設けられた複数の送電部230、231を説明する図である。図5では同一平面内に送電部230、231が8つずつ設けられた様子を示している。
図6は、インピーダンスの調整を説明する第二の図である。図6は、図5で示した給電装置200の送電部230、231(図6では点線で示した位置)上に載せられる複数の受電装置300を示している。図6では、複数の受電装置300を受電装置301〜304として示す。受電装置301は、50Ωの負荷を有するものとして図示したが、負荷は、受電装置302〜304として図示したように例えばLED(Light Emitting Diode)等、受電装置に実装されうる部品であっても良い。
図6に示す状態T1は、送電電極に受電装置301を載せた場合を示している。また図6に示す状態T2は、受電装置301に加えて二番目の受電装置302を載せた場合を示している。同様に状態T3は、受電装置301に加えて二番目及び三番目の受電装置302、303を載せた場合を示している。状態T4は、受電装置301に加えて二番目から四番目の受電装置302、303、304を加えた場合を示している。
図7は、インピーダンスの調整を説明する第三の図である。図7は複数の受電装置を給電装置に載せたときの周波数特性を示す図である。
例えば、図5に示すように配置された8つの送電部230、231上に、図6に示すように1個から4個までの個数を変えてそれぞれ50Ωの負荷を有する受電装置300を載せた場合、給電装置200の周波数と出力電力との関係を示すグラフが図7である。
図7の周波数特性S21は、送電部230、231上に受電装置301を一台載せた場合(図6の状態T1の場合)の共振回路220の周波数特性であり、周波数特性S22は、送電部230、231上に受電装置301、302を載せた場合(図6の状態T2の場合)の共振回路220の周波数特性である。また周波数特性S23は、送電部230、231上に受電装置301〜303を載せた場合(図6の状態T3の場合)の共振回路220の周波数特性であり、周波数特性S24は、送電部230、231上に受電装置301〜304を載せた場合(図6の状態T4の場合)の共振回路220の周波数特性である。
本実施形態のインピーダンス調整回路270は、送電部230、231上に受電装置301が1台載せられると、共振回路220が共振するように(すなわち、伝送される電力量が最大となるように)、インピーダンスが調整される。周波数特性S21では、共振回路220の同調点P11の周波数は6.78MHzであった。
次に、1台目の受電装置301に加えて給電装置200に2台目の受電装置302が載せられると、静電容量が増える。よってインピーダンス調整回路270は、前記同様にインピーダンスを再度調整し、共振回路220を共振させる。周波数特性S22では、共振回路220の同調点P12の周波数は6.26MHz程度であった。
同様にして、インピーダンス調整回路270は、2台目、3台目の受電装置302、303が給電装置200に載せられた場合と、2台目、3台目、4台目の受電装置302、303、304が給電装置200に載せられた場合についても、改めてインピーダンスを調整し、共振回路200を共振させる。
1台目の受電装置301に加えて2台目、3台目の受電装置302、303が給電装置200に載せられた場合の周波数特性S23では、同調点P13の周波数は5.78MHz程度であった。1台目の受電装置301に加えて2台目、3台目、4台目の受電装置302〜304が給電装置200に載せられた場合の周波数特性S24では、同調点P14の周波数は5.25MHz程度であった。
以上のように本実施形態では、給電装置200上に載せられる受電装置300の各状態(T1〜T4)によりインピーダンスが変化した場合でも、インピーダンスの変化に合わせて共振回路220が共振するよう調整される。
また本実施形態では、給電装置200側においてのみインピーダンスを調整すれば良いため、汎用性が高く、調整が簡便且つ敏速である。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。特に、本明細書では、一例として周波数6.78MHzを用いて説明したが、100kHz以上の要望される高周波であれば、本実施形態と同様のワイヤレス給電方法及びワイヤレス給電システムを提供することができる。
100 ワイヤレス給電システム
200 給電装置
210 交流電源
211 高周波発振器
220 共振回路
230、231 送電部
240、241 送電電極
270 インピーダンス調整回路
300 受電装置
310、311 受電電極
500 伝送シート

Claims (8)

  1. 給電装置と受電装置からなり、給電装置から受電装置に電力を供給するワイヤレス給電システムであって、
    前記給電装置は、
    高周波発振器を有する交流電源と、
    前記高周波発振器に接続された共振回路と、
    前記共振回路に接続された送電電極と、
    前記共振回路が共振するように前記共振回路のインピーダンスが調整されるインピーダンス調整回路と、を有し、
    前記受電装置は受電電極を有し、
    前記受電電極と前記送電電極とが対向するよう配置されたとき、前記給電装置から前記受電装置へ電力を供給するワイヤレス給電システム。
  2. 前記送電電極は、高分子材料をマトリックスとした複合材料からなる100kHzにおける比誘電率が5以上である伝送シートが、前記受電電極と対向する側に設けられている請求項1記載のワイヤレス給電システム。
  3. 前記共振回路は、並列共振回路である請求項1又は2記載のワイヤレス給電システム。
  4. 前記インピーダンス調整回路は、前記共振回路に含まれるコイルと並列に接続されたコンデンサを有し、
    前記コンデンサの静電容量を制御する手順を有する請求項1ないし3の何れか一項に記載のワイヤレス給電システム。
  5. 前記受電装置に設けられたフィルタにより、前記受電装置に供給された電力が前記受電装置から前記給電装置へ反射することを防止する請求項1ないし4の何れか一項に記載のワイヤレス給電システム。
  6. 前記高周波発振器は、周波数が3MHz以上の交流電流を出力する請求項1ないし5の何れか一項に記載のワイヤレス給電システム。
  7. 前記送電電極から複数の前記受電装置に対して給電する場合に、
    前記インピーダンス調整回路により、前記複数の受電装置に対応して前記インピーダンスを調整する請求項1ないし6の何れか一項に記載のワイヤレス給電システム。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のワイヤレス給電システムを用い、給電装置から受電装置に電力を供給するワイヤレス給電方法。
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