JP5164620B2 - 主焦点補正光学系及びそれを用いた反射望遠鏡 - Google Patents

主焦点補正光学系及びそれを用いた反射望遠鏡 Download PDF

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Description

本発明は、反射望遠鏡の主鏡の収差補正のための主焦点補正光学系に関する。
天体観測において、天頂以外の観測では大気分散に起因して、星像に光の波長によるずれが生ずる。このような大気分散を補正する機能を備えた反射望遠鏡用の主焦点補正光学系が特許文献1に開示されている。
特許文献1では、互いに分散の異なる材料で構成された一対のレンズで構成された複合レンズを移動させることにより、大気分散の補正を行っている。これにより、レンズ系全体の小型化を達成しつつ、主鏡の収差と大気分散による色収差の双方を良好に補正している。
特許第3057946号公報
特許文献1の主焦点補正光学系を用いた反射望遠鏡の視野角は0.5°である。近年、望遠鏡の更なるサーベイ能力の向上が望まれており、そのために主焦点補正光学系の更なる広視野化が求められている。
しかしながら、単純に視野角を1.5°程度まで広げた設計を行うと、結像性能の確保のために多くのレンズが必要になる。また、視野角を拡大すると、それに応じて各レンズの直径も大きくなるため、レンズ1枚あたりの重量も増加する。
このように従来の設計の延長で単純に広視野化を図っても、レンズ枚数の増加とレンズ1枚あたりの重量の増加とにより、非常に重い主焦点補正光学系になっていた。望遠鏡に取り付けられる主焦点補正光学系の重量には制限があるため、いくら広視野化が可能であったとしても、その制限を越える主焦点補正光学系の搭載は難しい。
本発明は、広い視野角でありながら、極力レンズ枚数を削減して軽量化を図った主焦点補正光学系の提供を目的とする。
本発明は、互いに分散の異なる一対のレンズを含む複合レンズを有し、その複合レンズを光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成した反射望遠鏡の主焦点補正光学系である。
このような主焦点補正光学系において、本発明の一例では、主鏡側から像面側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズ、複合レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズで構成すると共に、第1レンズを主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、第2レンズを両凹形状の負レンズ、第3レンズを両凹形状の負レンズ、第4レンズを主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、第5レンズを正レンズとし、更に、第2レンズと複合レンズとの光軸上の間隔をSP1、複合レンズと第3レンズとの光軸上の間隔をSP2とするとき、
0.5<SP2/SP1<2.0
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広い視野角でありながら、比較的軽量な主焦点補正光学系が実現できる。
以下、図面を用いて本発明の主焦点補正光学系の実施例について説明する。
図1は、実施例1の主焦点補正光学系を有する反射望遠鏡の要部概略図である。
図1において、M1は主鏡、100は主焦点補正光学系である。主鏡M1は、凹形状の回転双曲面である。主焦点補正光学系100は、主鏡M1の焦点近傍に配置され、主鏡M1によって発生する収差を補正する。天体からの光束は、図中右方から主鏡M1に入射し、主鏡M1で反射したあとに主焦点補正光学系100を介して結像する。したがって、図1中で主焦点補正光学系100に対して右側が主鏡側、左側が像面側となる。
図2は、主焦点補正光学系100の構成をより詳細に示す図である。主焦点補正光学系100は、レンズL11〜L15,A11,A12を有している。L11は第1レンズ、L12は第2レンズ、L13は第3レンズ、L14は第4レンズ、L15は第5レンズである。第1レンズL11は、主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第2レンズは、両凹形状の負レンズである。第3レンズL13は、両凹形状の負レンズである。第4レンズL14は、主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第5レンズL15は、正レンズである。A11,A12はそれぞれ互いに分散の異なる一対のレンズであり、大気分散を補正するための複合レンズA1を構成する。F1は透過波長帯域を選択するためのフィルタとCCDデュワーの窓材の厚みに相当する平行平面板である。
本実施例の主焦点補正光学系100では、不図示の移動機構で複合レンズA1を光軸と直交する方向(図2における矢印方向)に移動させることにより、大気分散による色ずれを補正する。なお、複合レンズA1の移動方向は、光軸に対して直交する方向のみに限らず、光軸上の所定の点を中心として回動させても良い。すなわち、複合レンズA1を光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成すれば、大気分散の補正は可能である。
複合レンズA1は、屈折率が近く、互いに分散の異なる一対のレンズA11,A12を、僅かの空気層を隔てて近接配置して構成している。具体的には、レンズA11を構成する材料の屈折率ndが1.51633、アッベ数νdが64.2である。また、レンズA12を構成する材料の屈折率ndが1.53172、アッベ数νdが49.0である。
これらの光学ガラスを組み合わせることで、複合レンズA1を光軸に対して直交する方向に移動させて大気分散の補正を行う場合に、必要な量の色収差を発生させている。
なお、屈折率ndはd線(587.6nm)に対する屈折率である。アッベ数νdは以下によって定義される。
νd=(nd−1)/(nF−nC)
但し、nd:d線(587.6nm)に対する屈折率
nF:F線(486.1nm)に対する屈折率
nC:C線(656.3nm)に対する屈折率
また、レンズA11は主鏡側の面が平面、レンズA12は像面側のレンズ面が平面となっている。すなわち、複合レンズA1の光入射面と光出射面は共に平面となっている。これにより、複合レンズA1を光軸に対して直交する方向に移動させたときの単色収差の変化を小さく保っている。
次に本発明の特徴について説明する。
本発明は、第1レンズ〜第5レンズの形状を適切に設定することにより、視野角を広げながらも、構成レンズ枚数の削減を図った軽量な主焦点補正光学系を実現している。
具体的には、第1レンズを主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、第2レンズを両凹形状の負レンズ、第3レンズを両凹形状の負レンズ、第4レンズを主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、そして第5レンズを正レンズとしている。
本発明では、各レンズの形状をこのように特定することにより、6群7枚と構成レンズ枚数を必要最小限としつつ、広い視野角で、良好な結像性能を持つ主焦点補正光学系を実現している。また、本発明の主焦点補正光学系は、広視野角でありながら比較的軽量であるため、望遠鏡への搭載が可能であり、広視野角、高性能の望遠鏡を実現できる。
次に本発明の主焦点補正光学系における好ましい条件について説明する。
本発明の主焦点補正光学系において、第1レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR1a、像面側の面の近軸曲率半径をR1bとするとき、
2.0<(R1b+R1a)/(R1b−R1a)<4.0 ・・・(1)
なる条件を満足することが望ましい。なお、近軸曲率半径は像面側に曲率中心がある場合を正符号とし、主鏡側に曲率中心がある場合を負符号とする。
条件式(1)の下限値を下回ると、コマ収差が残存することになる。条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズに必要な有効径を得ることが難しくなる。
また、本発明の主焦点補正光学系において、第2レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR2a、像面側の面の近軸曲率半径をR2bとするとき、
−0.8<(R2b+R2a)/(R2b−R2a)<−0.5 ・・・(2)
なる条件を満足することが望ましい。
条件式(2)の下限値を下回るか、上限値を上回ると、球面収差、コマ収差、軸上色収差の発生量のバランスが崩れ、これらの収差が残存することがある。
また、本発明の主焦点補正光学系において、第3レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR3a、像面側の面の近軸曲率半径をR3bとするとき、
−0.6<(R3b+R3a)/(R3b−R3a)<1.0 ・・・(3)
なる条件を満足することが望ましい。
条件式(3)の下限値を下回るか、上限値を上回ると、非点収差、像面湾曲が残存することがある。なお、更に収差を良好に補正するためには、条件式(3)の下限値を0に設定することが好ましい。
また、本発明の主焦点補正光学系において、第4レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR4a、像面側の面の近軸曲率半径をR4bとするとき、
1.0<(R4b+R4a)/(R4b−R4a)<2.0 ・・・(4)
なる条件を満足することが望ましい。
条件式(4)の下限値を下回るか、上限値を上回ると、歪曲収差と倍率色収差が残存することがある。
また、本発明の主焦点補正光学系において、第5レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR5a、像面側の面の近軸曲率半径をR5bとするとき、
−1.0<(R5b+R5a)/(R5b−R5a)<0.2 ・・・(5)
なる条件を満足することが望ましい。
条件式(5)の下限値を下回るか、上限値を上回ると、歪曲収差と非点収差が残存することがある。なお、更に収差を良好に補正するためには、上限値を0に設定することが好ましい。
また、本発明の主焦点補正光学系において、第2レンズと複合レンズとの光軸上の間隔をSP1、複合レンズと第3レンズとの光軸上の間隔をSP2とするとき、
0.5<SP2/SP1<2.0 ・・・(6)
なる条件を満足することが望ましい。
条件式(6)の下限値を下回るか、上限値を上回ると、大気分散を補正するため複合レンズを移動させたときに像面の傾きが発生することがある。
また、本発明の主焦点補正光学系において、複合レンズと第3レンズとの光軸上の間隔をSP2、第3レンズと第4レンズとの光軸上の間隔をSP3とするとき、
0.1<SP3/SP2<1.0 ・・・(7)
なる条件を満足することが望ましい。
条件式(7)の下限値を下回るか、上限値を上回ると、非点収差が残存することがある。
実施例1の主焦点補正光学系は、上述の条件式(1)〜(7)をいずれも満足するように構成している。これにより、各条件式で説明したような効果を得ている。 次に、表1に実施例1の数値データを示す。表中、Rは近軸曲率半径、dは面間隔を表す。レンズ材料には、石英と3種類の光学ガラスを用いている。石英(SILICA)は、屈折率ndが1.45846、アッベ数νdが67.8である。光学ガラスBSL7Yは、屈折率ndが1.51633、アッベ数νdが64.2である。光学ガラスPBL6Yは、屈折率ndが1.53172、アッベ数νdが49.0である。光学ガラスPBL1Yは、屈折率ndが1.54814、アッベ数νdが45.8である。実施例中の光学ガラス名は(株)オハラのガラス名を使用したが、他社の同等品を使用してもよい。
表中、大気分散補正用の複合レンズA1は、ADC(Atmospheric Dispersion Compensatorの意)と記している。また、平行平面板F1はFilterと記している。
光軸方向にz軸、光軸と垂直方向にh軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、A〜Gを4次〜16次の非球面係数としたとき、
Figure 0005164620
なる式で表わしている。
また、fは主鏡と主焦点補正光学系の合成焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角、2ωは全画角(視野角)を表す。
(表1)
f = 17602mm FNO = 2.15 2ω= 1.5°
面番号 曲率半径R 面間隔d 材料 有効径
1(主鏡) 30000.0000(非球面) 13455.0020 8200.0
2 765.5286 100.0000 SILICA 820.0
3 1629.7081(非球面) 293.9574 810.1
4 -4008.8851(非球面) 60.0000 BSL7Y 650.5
5 686.1482 311.4000 598.7
6(ADC) ∞ 33.8000 BSL7Y 630.6
7(ADC) 1000.0000 3.0000 626.5
8(ADC) 1000.0000 84.5000 PBL6Y 627.3
9(ADC) ∞ 380.6533 625.5
10 -1498.8525(非球面) 34.0000 PBL1Y 546.0
11 1895.0555 64.6603 552.6
12 450.0000(非球面) 105.6092 BSL7Y 593.3
13 1919.9325 59.1728 587.1
14 28191.4147 84.2450 BSL7Y 585.3
15 -1288.9567(非球面) 139.0081 583.9
16(Filter) ∞ 30.0000 SILICA 495.0
17(Filter) ∞ 20.0000 485.2
18 像面 ∞ --- --- 475.6

(非球面)
面 k A (4次) B(6次) C(8次)
1 -1.00835 0.00000 0.00000 0.00000

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
0.00000 0.00000 0.00000 0.00000

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
3 -7.51064 3.4462E-11 -3.0947E-16 4.8838E-22

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-4.3507E-28 -3.0564E-33 2.8480E-38 -6.7046E-44

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
4 0.00000 -1.4668E-11 2.7186E-16 2.3369E-21

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-4.6849E-26 4.5292E-31 -2.2322E-36 4.3312E-42

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
10 0.00000 2.9549E-09 -6.6758E-14 1.1057E-18

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-1.7766E-23 1.9935E-28 -1.3303E-33 3.9314E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
12 0.00000 -5.2666E-09 5.5125E-14 -1.0717E-18

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
1.6179E-23 -1.7267E-28 1.0863E-33 -3.0597E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
15 0.00000 -1.4600E-09 8.3419E-15 -3.5191E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
7.8949E-24 -1.0118E-28 7.2139E-34 -2.2534E-39

条件式(1) (R1b+R1a)/(R1b−R1a)=2.77
条件式(2) (R2b+R2a)/(R2b−R2a)=−0.71
条件式(3) (R3b+R3a)/(R3b−R3a)=0.12
条件式(4) (R4b+R4a)/(R4b−R4a)=1.61
条件式(5) (R5b+R5a)/(R5b−R5a)=−0.91
条件式(6) SP2/SP1=1.22
条件式(7) SP3/SP2=0.17
図3,4は、実施例1の反射望遠鏡の収差図である。図3が縦収差図であり、図4が横収差図である。収差図から明らかなように、本実施例の主焦点補正光学系を反射望遠鏡に用いることによって、1.5度の視野角全域にわたって良好な結像性能が得られる。
図5は、実施例2の主焦点補正光学系の構成を示す図である。同図における主焦点補正光学系200は、図1の実施例1の主焦点補正光学系100と同様に主鏡M1の焦点位置の近くに配置される。
図5において、主焦点補正光学系200は、レンズL21〜L25、A21、A22を有している。F2は透過波長帯域を選択するためのフィルタとCCDデュワーの窓材の厚みに相当する平行平面板である。
L21は第1レンズ、L22は第2レンズ、L23は第3レンズ、L24は第4レンズ、L25は第5レンズである。本実施例でも、実施例1と同様に、第1レンズL21は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第2レンズL22は両凹形状の負レンズである。第3レンズL23は両凹形状の負レンズである。第4レンズL24は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第5レンズL15は正レンズである。このように、レンズL21〜L25の形状を工夫することで、大気分散補正機能を有しながらもレンズ枚数が少なく、視野角の大きな反射望遠鏡を実現している。
A21,A22はそれぞれ互いに分散の異なる一対のレンズであり、大気分散を補正するための複合レンズA2を構成する。複合レンズA2は、光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成されている。
複合レンズA2は、屈折率が近く、互いに分散の異なる一対のレンズA21,A22を、僅かの空気間隔を隔てて配置して構成している。具体的には、レンズA21を構成する材料の屈折率ndが1.51633、アッベ数νdが64.2である。また、レンズA22を構成する材料の屈折率ndが1.53172、アッベ数νdが49.0である。これらの光学ガラスを組み合わせることで、実施例1と同様に、複合レンズA2を光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動させて大気分散の補正を行う場合に、必要な量の色収差を発生させている。
また、レンズA21は主鏡側の面が平面、レンズA22は像面側の面が平面となっている。すなわち、複合レンズA2の光入射面と光出射面は共に平面となっている。これにより、実施例1と同様に、単色収差の変化を小さく保っている。
本実施例の主焦点補正光学系も、上述の条件式(1)〜(7)をいずれも満足するように構成している。これにより、各条件式で説明したような効果を得ている。
次に、表2に実施例2の数値データを示す。記号の意味は実施例1と同様である。レンズ材料は石英と2種類の光学ガラス(BSL7Y,PBL6Y)である。
(表2)
f = 17828mm FNO = 2.17 2ω= 1.5°
面番号 曲率半径R 面間隔d 材料 有効径
1(主鏡) 30000.0000(非球面) 13455.0020 8200.0
2 769.9106 100.0000 SILICA 820.0
3 1498.9286(非球面) 328.0274 820.0
4 -3914.0213(非球面) 50.0000 BSL7Y 634.5
5 693.0479 311.4000 589.5
6(ADC) ∞ 33.8000 BSL7Y 628.2
7(ADC) 1000.0000 3.0000 624.7
8(ADC) 1000.0000 84.5000 PBL6Y 625.6
9(ADC) ∞ 354.5380 624.0
10 -1036.3684(非球面) 34.0000 PBL6Y 547.0
11 2363.6719 58.2747 558.1
12 450.0000(非球面) 106.9844 BSL7Y 600.8
13 2465.4429 64.7685 595.2
14 3950.4830 90.7050 SILICA 590.3
15 -1358.4271(非球面) 140.0000 586.1
16(Filter) ∞ 30.0000 SILICA 500.9
17(Filter) ∞ 20.0000 491.2
18 像面 ∞ --- --- 481.8

(非球面)
面 k A (4次) B(6次) C(8次)
1 -1.00835 0.00000 0.00000 0.00000

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
0.00000 0.00000 0.00000 0.00000

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
3 -5.97024 5.8579E-11 -3.0174E-16 5.5708E-22

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-2.0755E-27 6.8349E-33 -2.1606E-39 -2.7529E-44

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
4 0.00000 2.7632E-11 1.3986E-16 5.2670E-21

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-1.0435E-25 1.0864E-30 -5.8774E-36 1.2839E-41

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
10 0.00000 3.8167E-09 -8.4020E-14 1.3584E-18

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-1.9650E-23 1.9947E-28 -1.2224E-33 3.4006E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
12 0.00000 -5.7848E-09 6.7518E-14 -1.1704E-18

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
1.5987E-23 -1.5715E-28 9.3663E-34 -2.5453E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
15 0.00000 -1.2367E-09 5.6783E-15 -2.3391E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
6.4753E-24 -9.7007E-29 7.8485E-34 -2.6749E-39

条件式(1) (R1b+R1a)/(R1b−R1a)=3.11
条件式(2) (R2b+R2a)/(R2b−R2a)=−0.70
条件式(3) (R3b+R3a)/(R3b−R3a)=0.39
条件式(4) (R4b+R4a)/(R4b−R4a)=1.45
条件式(5) (R5b+R5a)/(R5b−R5a)=−0.49
条件式(6) SP2/SP1=1.14
条件式(7) SP3/SP2=0.16
図6,7は、実施例2の反射望遠鏡の収差図である。図6が縦収差図であり、図7が横収差図である。収差図から明らかなように、本実施例の主焦点補正光学系を反射望遠鏡に用いることによって、1.5度の視野角全域にわたって良好な結像性能を有する。
図8は、実施例3の主焦点補正光学系の構成を示す図である。同図における主焦点補正光学系300は、図1の実施例1の主焦点補正光学系100と同様に主鏡M1の焦点位置の近くに配置される。
図8において、主焦点補正光学系300は、レンズL31〜L35、A31、A32を有している。F3は透過波長帯域を選択するためのフィルタとCCDデュワーの窓材の厚みに相当する平行平面板である。
L31は第1レンズ、L32は第2レンズ、L33は第3レンズ、L34は第4レンズ、L35は第5レンズである。本実施例でも、実施例1と同様に、第1レンズL31は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第2レンズL32は両凹形状の負レンズである。第3レンズL33は両凹形状の負レンズである。第4レンズL34は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第5レンズL35は正レンズである。このようにレンズL31〜L35の形状を工夫することで、大気分散補正機能を有しながらもレンズ枚数が少なく、視野角の大きな反射望遠鏡を実現している。
A31,A32はそれぞれ互いに分散の異なる一対のレンズであり、大気分散を補正するための複合レンズA3を構成する。複合レンズA3は、光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成されている。
複合レンズA3は、屈折率が近く、互いに分散の異なる一対のレンズA31,A32を、僅かの空気間隔を隔てて配置して構成している。具体的には、レンズA31を構成する材料の屈折率ndが1.51633、アッベ数νdが64.2である。また、レンズA32を構成する材料の屈折率ndが1.54817、アッベ数νdが45.8である。これらの光学ガラスを組み合わせることで、実施例1と同様に、複合レンズA3を光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動させて大気分散の補正を行う場合に、必要な量の色収差を発生させている。
また、レンズA31は主鏡側の面が曲率半径の大きな球面、レンズA32は像面側の面が曲率半径の大きな球面となっている。すなわち、複合レンズA3の光入射面と光出射面は共に曲率半径の大きな球面となっている。これにより、単色収差の変化を小さく保っている。なお、本実施例の複合レンズA3の光入射面と光出射面は、曲率半径の大きな球面であるが、実施例1と同様に、平面として設計することも可能である。
本実施例の主焦点補正光学系も、上述の条件式(1)〜(7)をいずれも満足するように構成している。これにより、各条件式で説明したような効果を得ている。
表3に実施例3の数値データを示す。記号の意味は実施例1と同様である。レンズ材料は石英と2種類の光学ガラス(BSL7Y,PBL1Y)である。
(表3)
f = 18416mm FNO = 2.25 2ω= 1.5°
面番号 曲率半径R 面間隔d 材料 有効径
1(主鏡) 30000.0000(非球面) 13455.0020 8200.0
2 766.0266 100.0000 SILICA 820.0
3 1442.4218(非球面) 357.5538 805.0
4 -3930.6360(非球面) 50.0000 BSL7Y 620.1
5 636.8541 345.0769 574.9
6(ADC) -22788.0000 33.8000 BSL7Y 609.5
7(ADC) 1016.3377 3.0000 608.8
8(ADC) 1000.0000 84.5000 PBL1Y 610.1
9(ADC) -36767.0000 270.2019 609.2
10 -1194.1785(非球面) 34.0000 PBL1Y 556.3
11 2039.3876 88.3471 567.9
12 486.0993(非球面) 107.0000 BSL7Y 630.8
13 4553.9721 100.0000 627.5
14 2772.1387 90.0000 SILICA 617.2
15 -1417.7803(非球面) 131.5184 612.9
16(Filter) ∞ 30.0000 SILICA 520.3
17(Filter) ∞ 20.0000 509.6
18 像面 ∞ --- --- 499.0

(非球面)
面 k A (4次) B(6次) C(8次)
1 -1.00835 0.00000 0.00000 0.00000

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
0.00000 0.00000 0.00000 0.00000

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
3 -5.41552 7.5590E-11 -2.6986E-16 1.4548E-22

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
1.6180E-27 -1.4107E-32 6.0978E-38 -1.0575E-43

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
4 0.00000 5.1374E-11 2.7418E-16 3.5105E-22

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-1.7968E-26 2.2028E-31 -1.2644E-36 2.6424E-42

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
10 0.00000 2.1635E-09 -4.1700E-14 6.1729E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-9.4864E-24 1.0464E-28 -6.9534E-34 2.0629E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
12 0.00000 -3.8482E-09 3.1696E-14 -5.1942E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
6.9519E-24 -6.7338E-29 3.8852E-34 -9.9734E-40

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
15 0.00000 -1.1736E-09 1.0465E-14 -3.5038E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
7.7030E-24 -9.6572E-29 6.5967E-34 -1.9007E-39

条件式(1) (R1b+R1a)/(R1b−R1a)=3.27
条件式(2) (R2b+R2a)/(R2b−R2a)=−0.72
条件式(3) (R3b+R3a)/(R3b−R3a)=0.26
条件式(4) (R4b+R4a)/(R4b−R4a)=1.24
条件式(5) (R5b+R5a)/(R5b−R5a)=−0.32
条件式(6) SP2/SP1=0.78
条件式(7) SP3/SP2=0.33
図9,10は、実施例3の反射望遠鏡の収差図である。図9が縦収差図であり、図10が横収差図である。収差図から明らかなように、本実施例の主焦点補正光学系を反射望遠鏡に用いることによって、1.5度の視野角全域にわたって良好な結像性能を有する。
図11は、実施例4の主焦点補正光学系の構成を示す図である。同図における主焦点補正光学系400は、図1の実施例1の主焦点補正光学系100と同様に主鏡M1の焦点位置の近くに配置される。
図11において、主焦点補正光学系400は、レンズL41〜L45、A41,A42を有している。F4は透過波長帯域を選択するためのフィルタとCCDデュワーの窓材の厚みに相当する平行平面板である。
L41は第1レンズ、L42は第2レンズ、L43は第3レンズ、L44は第4レンズ、L45は第5レンズである。本実施例でも、実施例1と同様に、第1レンズL41は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第2レンズL42は両凹形状の負レンズである。第3レンズL43は両凹形状の負レンズである。第4レンズL44は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第5レンズL45は正レンズである。このように、レンズL41〜L45の形状を工夫することで、大気分散補正機能を有しながらもレンズ枚数が少なく、視野角の大きな反射望遠鏡を実現している。
A41,A42はそれぞれ互いに分散の異なる一対のレンズであり、大気分散を補正するための複合レンズA4を構成する。複合レンズA4は、光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成されている。
複合レンズA4は、屈折率が近く、互いに分散の異なる一対のレンズA41,A42を、僅かの空気間隔を隔てて配置して構成している。具体的には、レンズA41を構成する材料の屈折率ndが1.51633、アッベ数νdが64.2である。また、レンズA42を構成する材料の屈折率ndが1.54814、アッベ数νdが45.8である。これらの光学ガラスを組み合わせることで、実施例1と同様に、複合レンズA2を光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動させて大気分散の補正を行う場合に、必要な量の色収差を発生させている。
また、レンズA4は主鏡側の面が曲率半径の大きな球面、レンズA4は像面側の面が曲率半径の大きな球面となっている。すなわち、複合レンズA4光入射面と光出射面は共に曲率半径の大きな球面となっている。これにより、単色収差の変化を小さく保っている。なお、本実施例の複合レンズA4光入射面と光出射面は、曲率半径の大きな球面であるが、実施例1と同様に、平面として設計することも可能である。
本実施例の主焦点補正光学系も、上述の条件式(1)〜(7)をいずれも満足するように構成している。これにより、各条件式で説明したような効果を得ている。
表4に実施例4の数値データを示す。記号の意味は実施例1と同様である。レンズ材料は石英と2種類の光学ガラス(BSL7Y,PBL1Y)である。
(表4)
f = 19101mm FNO = 2.33 2ω= 1.5°
面番号 曲率半径R 面間隔d 材料 有効径
1(主鏡) 30000.0000(非球面) 13455.0000 8200.0
2 748.1800 95.0000 SILICA 820.0
3 1359.7562(非球面) 396.4523 794.4
4 -2982.9105(非球面) 48.0000 BSL7Y 596.8
5 561.8262 288.6579 552.9
6(ADC) 2737.3351 42.0000 BSL7Y 603.0
7(ADC) 850.0000 3.0000 600.6
8(ADC) 835.0000 78.0000 PBL1Y 602.1
9(ADC) 3898.0552 243.1963 600.4
10 -4477.2975(非球面) 44.0000 PBL1Y 569.0
11 1170.3744 134.0053 574.6
12 528.9186(非球面) 100.0000 BSL7Y 653.0
13 1695.4416 127.6809 648.2
14 1148.5757 110.0000 SILICA 650.0
15 -1526.4724(非球面) 134.9992 646.3
16(Filter) ∞ 30.0000 SILICA 543.9
17(Filter) ∞ 20.0000 532.4
18 像面 ∞ --- --- 521.4

(非球面)
面 k A (4次) B(6次) C(8次)
1 -1.00835 0.00000 0.00000 0.00000

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
0.00000 0.00000 0.00000 0.00000

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
3 -5.48116 1.2526E-10 -2.8650E-16 -1.4947E-21

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
2.4621E-26 -1.8991E-31 7.6853E-37 -1.2756E-42

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
4 0.00000 7.9403E-11 8.1540E-16 -2.6101E-20

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
6.5196E-25 -9.4419E-30 7.2380E-35 -2.2796E-40

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
10 0.00000 8.8528E-10 -2.2223E-14 5.6426E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-1.3398E-23 1.9181E-28 -1.4919E-33 4.8578E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
12 0.00000 -2.1559E-09 1.6055E-14 -4.2538E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
7.8292E-24 -8.6860E-29 5.2271E-34 -1.3136E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
15 0.00000 -1.1728E-09 1.5174E-14 -4.5046E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
8.6848E-24 -9.3782E-29 5.4579E-34 -1.3341E-39

条件式(1) (R1b+R1a)/(R1b−R1a)=3.45
条件式(2) (R2b+R2a)/(R2b−R2a)=−0.68
条件式(3) (R3b+R3a)/(R3b−R3a)=−0.59
条件式(4) (R4b+R4a)/(R4b−R4a)=1.91
条件式(5) (R5b+R5a)/(R5b−R5a)=0.14
条件式(6) SP2/SP1=0.84
条件式(7) SP3/SP2=0.55
図12,13は、実施例4の反射望遠鏡の収差図である。図12が縦収差図であり、図13が横収差図である。収差図から明らかなように、本実施例の主焦点補正光学系を反射望遠鏡に用いることによって、良好な結像性能を有する。
図14は、実施例5の主焦点補正光学系の構成を示す図である。同図における主焦点補正光学系500は、図1の実施例1の主焦点補正光学系100と同様に主鏡M1点位置の近くに配置される。
図14において、主焦点補正光学系500は、レンズL51〜L55、A51、A52を有している。F5は透過波長帯域を選択するためのフィルタとCCDデュワーの窓材の厚みに相当する平行平面板である。
L51は第1レンズ、L52は第2レンズ、L53は第3レンズ、L54は第4レンズ、L55は第5レンズである。本実施例でも、実施例1と同様に、第1レンズL51は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第2レンズL52は両凹形状の負レンズである。第3レンズL53は両凹形状の負レンズである。第4レンズL54は主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第5レンズL55は正レンズである。このように、レンズL51〜L55の形状を工夫することで、大気分散補正機能を有しながらもレンズ枚数が少なく、視野角の大きな反射望遠鏡を実現している。
A51,A52はそれぞれ互いに分散の異なる一対のレンズであり、大気分散を補正するための複合レンズA5を構成する。複合レンズA5は、光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成されている。
複合レンズA5は、屈折率が近く、互いに分散の異なる一対のレンズA51,A52を、僅かの空気間隔を隔てて配置して構成している。具体的には、レンズA51を構成する材料の屈折率ndが1.51633、アッベ数νdが64.2である。また、レンズA52を構成する材料の屈折率ndが1.54814、アッベ数νdが45.8である。これらの光学ガラスを組み合わせることで、実施例1と同様に、複合レンズA5を光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動させて大気分散の補正を行う場合に、必要な量の色収差を発生させている。
また、レンズA51は主鏡側の面が平面、レンズA52は像面側の面が平面となっている。すなわち、複合レンズA5の光入射面と光出射面は共に平面となっている。これにより、実施例1と同様に、単色収差の変化を小さく保っている。
本実施例の主焦点補正光学系も、上述の条件式(1)〜(7)をいずれも満足するように構成している。これにより、各条件式で説明したような効果を得ている。
表5に実施例5の数値データを示す。記号の意味は実施例1と同様である。レンズ材料は石英と2種類の光学ガラス(BSL7Y,PBL1Y)である。
(表5)
f = 18450mm FNO = 2.25 2ω= 1.6°
面番号 曲率半径R 面間隔d 材料 有効径
1(主鏡) 30000.0000(非球面) 13455.0000 8200.0
2 760.2173 100.0000 SILICA 820.0
3 1432.5877(非球面) 355.1625 801.0
4 -3286.6878(非球面) 48.0000 BSL7Y 620.4
5 658.3504 347.4125 576.5
6(ADC) ∞ 40.0000 BSL7Y 606.4
7(ADC) 1018.0000 3.0000 605.2
8(ADC) 1000.0000 82.0000 PBL1Y 606.4
9(ADC) ∞ 267.4247 605.4
10 -930.0335(非球面) 40.0000 PBL1Y 552.8
11 4849.3447 90.0000 568.2
12 474.8947(非球面) 100.0000 BSL7Y 627.5
13 2573.7153 100.0000 623.5
14 3194.1233 90.0000 SILICA 616.0
15 -1231.7830(非球面) 132.0000 616.0
16(Filter) ∞ 30.0000 SILICA 552.9
17(Filter) ∞ 20.0000 545.7
18 像面 ∞ --- --- 538.7

(非球面)
面 k A (4次) B(6次) C(8次)
1 -1.00835 0.00000 0.00000 0.00000

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
0.00000 0.00000 0.00000 0.00000

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
3 -0.09267 -1.5716E-10 -8.5143E-17 -3.5544E-22

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
5.1082E-27 -3.5123E-32 1.3143E-37 -2.0184E-43

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
4 0.00000 6.4424E-11 2.8047E-16 3.7855E-22

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-1.0122E-26 8.3636E-32 -3.2946E-37 4.1317E-43

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
10 0.00000 2.4430E-09 -4.3440E-14 5.5546E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
-7.2514E-24 7.0129E-29 -4.2532E-34 1.1756E-39

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
12 0.00000 -4.1388E-09 3.1888E-14 -4.5944E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
5.2058E-24 -4.3736E-29 2.2073E-34 -4.9694E-40

面 k A (4次) B(6次) C(8次)
15 0.00000 -1.0624E-09 6.4146E-15 -1.7263E-19

D(10次) E(12次) F(14次) G(16次)
3.5577E-24 -4.0379E-29 2.4479E-34 -6.1561E-40

条件式(1) (R1b+R1a)/(R1b−R1a)=3.26
条件式(2) (R2b+R2a)/(R2b−R2a)=−0.67
条件式(3) (R3b+R3a)/(R3b−R3a)=0.68
条件式(4) (R4b+R4a)/(R4b−R4a)=1.45
条件式(5) (R5b+R5a)/(R5b−R5a)=−0.44
条件式(6) SP2/SP1=0.77
条件式(7) SP3/SP2=0.34
図15,16は、実施例5の反射望遠鏡の収差図である。図15が縦収差図であり、図16が横収差図である。収差図から明らかなように、本実施例の主焦点補正光学系を反射望遠鏡に用いることによって、1.6度の視野角全域にわたって良好な結像性能を有する。
以上述べた実施例1〜5では、視野角1.5°と1.6°の例について説明したが、視野角はこの値に限らず実施可能である。例えば、視野角が1.2°や1.7°など、他の視野角についても本発明を適用することができる。
なお、実施例1〜5の主焦点補正光学系では、条件式(1)〜(7)をいずれも満足するよう構成しているが、必ずしも全ての条件を同時に満足しなければならない訳ではない。それぞれの条件式を満足することにより上述したそれぞれの効果が得られるため、必要に応じて適切な条件式を満足するよう、主焦点補正光学系を構成すればよい。
また、実施例1〜5においては、光学ガラスとして、BSL7Y,PBL1Y,PBL6Yを用いているが、それらに限定されない。複合レンズを構成する2枚の光学ガラスは屈折率が近く、分散が異なる光学ガラスであれば適用可能である。その他のレンズについても実施例に示したガラス以外の光学ガラスを適用することが可能である。
また、上記の実施例においては、複合レンズとして、両端面が平面ままたは曲率半径の大きな球面である複合レンズを用いて光軸に対して直交する方向に複合レンズを移動させて大気分散を補正する例を示した。しかし、これ以外の方式の複合レンズを用いても良い。例えば、特許文献1に記載されているように、両端面が同心球面形状である複合レンズを用いて、その曲率中心を中心として複合レンズを回転させて大気分散を補正する方式を用いてもよい。
反射望遠鏡の概略図である。 実施例1の天体望遠鏡に用いられる主焦点補正光学系を示す図である。 実施例1の天体望遠鏡の縦収差図である。 実施例1の天体望遠鏡の横収差図である。 実施例2の天体望遠鏡に用いられる主焦点補正光学系を示す図である。 実施例2の天体望遠鏡の縦収差図である。 実施例2の天体望遠鏡の横収差図である。 実施例3の天体望遠鏡に用いられる主焦点補正光学系を示す図である。 実施例3の天体望遠鏡の縦収差図である。 実施例3の天体望遠鏡の横収差図である。 実施例4の天体望遠鏡に用いられる主焦点補正光学系を示す図である。 実施例4の天体望遠鏡の縦収差図である。 実施例4の天体望遠鏡の横収差図である。 実施例5の天体望遠鏡に用いられる主焦点補正光学系を示す図である。 実施例5の天体望遠鏡の縦収差図である。 実施例5の天体望遠鏡の横収差図である。
符号の説明
M1 主鏡
100,200,300,400,500 主焦点補正光学系
L11,L21,L31,L41,L51 第1レンズ
L12,L22,L32,L42,L52 第2レンズ
L13,L23,L33,L43,L53 第3レンズ
L14,L24,L34,L44,L54 第4レンズ
L15,L25,L35,L45,L55 第5レンズ
A1,A2,A3,A4,A5 複合レンズ

Claims (11)

  1. 互いに分散の異なる一対のレンズを含む複合レンズを有し、該複合レンズを光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成した反射望遠鏡の主焦点補正光学系において、
    主鏡側から像面側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズ、前記複合レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズで構成され、
    前記第1レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第2レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第3レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第4レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第5レンズは正レンズであり、
    前記第2レンズと前記複合レンズとの光軸上の間隔をSP1、前記複合レンズと前記第3レンズとの光軸上の間隔をSP2とするとき、
    0.5<SP2/SP1<2.0
    なる条件を満足することを特徴とする主焦点補正光学系。
  2. 互いに分散の異なる一対のレンズを含む複合レンズを有し、該複合レンズを光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成した反射望遠鏡の主焦点補正光学系において、主鏡側から像面側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズ、前記複合レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズで構成され、前記第1レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第2レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第3レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第4レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第5レンズは正レンズであり、
    前記複合レンズと前記第3レンズとの光軸上の間隔をSP2、前記第3レンズと前記第4レンズとの光軸上の間隔をSP3とするとき、
    0.1<SP3/SP2<1.0
    なる条件を満足することを特徴とする主焦点補正光学系。
  3. 前記第2レンズと前記複合レンズとの光軸上の間隔をSP1、前記複合レンズと前記第3レンズとの光軸上の間隔をSP2とするとき、
    0.5<SP2/SP1<2.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項2の主焦点補正光学系。
  4. 前記第1レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR1a、像面側の面の近軸曲率半径をR1bとするとき、
    2.0<(R1b+R1a)/(R1b−R1a)<4.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3いずれかの主焦点補正光学系。
  5. 前記第2レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR2a、像面側の面の近軸曲率半径をR2bとするとき、
    −0.8<(R2b+R2a)/(R2b−R2a)<−0.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4いずれかの主焦点補正光学系。
  6. 前記第3レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR3a、像面側の面の近軸曲率半径をR3bとするとき、
    −0.6<(R3b+R3a)/(R3b−R3a)<1.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5いずれかの主焦点補正光学系。
  7. 前記第4レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR4a、像面側の面の近軸曲率半径をR4bとするとき、
    1.0<(R4b+R4a)/(R4b−R4a)<2.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至6いずれかの主焦点補正光学系。
  8. 前記第5レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR5a、像面側の面の近軸曲率半径をR5bとするとき、
    −1.0<(R5b+R5a)/(R5b−R5a)<0.2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至7いずれかの主焦点補正光学系。
  9. 互いに分散の異なる一対のレンズを含む複合レンズを有し、該複合レンズを光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成した反射望遠鏡の主焦点補正光学系において、主鏡側から像面側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズ、前記複合レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズで構成され、前記第1レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第2レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第3レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第4レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第5レンズは正レンズであり、
    前記第1レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR1a、像面側の面の近軸曲率半径をR1bとするとき、
    2.0<(R1b+R1a)/(R1b−R1a)<4.0
    なる条件を満足することを特徴とする主焦点補正光学系。
  10. 互いに分散の異なる一対のレンズを含む複合レンズを有し、該複合レンズを光軸に対して垂直な方向の成分を持つように移動可能に構成した反射望遠鏡の主焦点補正光学系において、主鏡側から像面側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズ、前記複合レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズで構成され、前記第1レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第2レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第3レンズは両凹形状の負レンズであり、前記第4レンズは主鏡側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第5レンズは正レンズであり、
    前記第2レンズの主鏡側の面の近軸曲率半径をR2a、像面側の面の近軸曲率半径をR2bとするとき、
    −0.8<(R2b+R2a)/(R2b−R2a)<−0.5
    なる条件を満足することを特徴とする主焦点補正光学系。
  11. 主鏡と、請求項1〜10いずれかの主焦点補正光学系とを有することを特徴とする反射望遠鏡。
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