JP5164522B2 - 解析装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、転写プロセスの電界や放電を解析する装置及び方法に関する。
電子写真装置における帯電プロセスや転写プロセスの電界や放電を解析する方法として、特許文献1がある。これは、オームの法則による導体中の電荷移動と、誘電体や導体間のパッシェン則による気中放電を考慮してポアソン方程式を解き、転写プロセスにおける電界を算出するものである。
電界解析の対象となる転写プロセスの2次元モデルの一例を図3に示す。図3に示すモデルは、転写ローラ30、転写ローラの芯金31、電圧32、対向ローラ33、転写ベルト34、紙35、支持ローラ37を表現したものである。
図3において、転写ローラ30は接地された対向ローラ33と対向して配置されている。転写ローラ30と対向ローラ33の間に転写ベルト34と紙35が挟まれ、圧接されている。転写ベルト34の上流部は支持ローラ37によって張り角度が調節され、下流部は対向ローラ33に巻きつけられている。
なお、実際の装置においては、転写ベルトの紙側の表面にのったトナーを転写するために、転写ローラの芯金31に正の電圧を印加する。なお、転写ローラ30、対向ローラ33、転写ベルト34、紙35、は右から左へ矢印の向きに回転もしくは移動している。ニップに入る側(ニップの右側)を上流、ニップ出る側(ニップの左側)を下流と呼ぶ。
図4は図3中の破線で囲まれたニップ付近の拡大模式図である。図4のモデルは、空気領域36、抵抗層38、微小ギャップ39を有する。電界計算ではニップされた接触部である抵抗層38の設定が必要である。また、トナーを考慮した電界解析を行う場合には、転写ベルト34と紙35間においては、トナー層の厚みに相当する微小ギャップ39の設定が必要である。
このような転写プロセス装置の2次元電界解析に必要なパラメータでは、転写ローラや転写ベルトや紙などの導電率、誘電率やトナー帯電電荷量、そして、これらの部材が圧接されたニップ部分の形状データがある。
特開2004−138891
しかしながら、上記従来解析技術には次のような問題があった。
電界計算と構造計算で同一のメッシュモデルを用いることができない。なぜなら、電界計算では、接触部の抵抗層やトナー通路用の微小ギャップが必要であるが構造計算ではそれらを考慮しないことが挙げられる。また、電界計算および構造計算双方の解析領域および必要な解析精度が異なるためである。さらに、転写プロセスの動作を踏まえ、構造解析において、時々刻々と変化する柔軟媒体(紙)の先端の移動をメッシュの移動として考慮すると、電界計算においても、時間ステップ毎にメッシュを再分割する必要がある。メッシュを再分割する方法処理は、接触部の抵抗および微小ギャップを考慮した電界計算においては多大な計算時間を要した。
これらの問題は、画像劣化の定量評価に影響を及ぼすため、シミュレーションの実用化に多大な影響を与えていた。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、転写プロセスの電界分布または放電現象の解析において、静電力による部材の変形を考慮する際に、迅速に解析できる解析方法と装置を提供することである。
本発明は、
移動する柔軟媒体のモデル(73)の形状を計算する工程を含む解析装置において、
柔軟媒体のモデルが移動する移動範囲に前記柔軟媒体のモデル(73)を含む部材のモデル(35)を定め、解析対象(図5、図6)を複数の要素に分割する要素分割手段(4)と、
シミュレーション時刻の更新により、第1のシミュレーション時刻、及び、それに続く第2のシミュレーション時刻において、前記柔軟媒体のモデルの形状を計算する計算手段(4)と、
を有し、
前記計算手段は、
前記要素分割手段によって生成された要素のうち、前記第1のシミュレーション時刻において、電荷が存在する領域(73)として扱う前記柔軟媒体のモデルの位置に該当する要素と、それ以外の空気領域(74)として扱う位置に該当する要素と、に分けて、前記柔軟媒体モデルの形状を計算し、
更に、前記要素分割手段による再分割処理を実行することなく、前記要素分割手段によって生成された要素のうち、前記第2のシミュレーション時刻において、電荷が存在する領域(73)として扱う前記柔軟媒体のモデルの位置に該当する要素と、それ以外の空気領域(74)として扱う位置に該当する要素と、に分けて、前記柔軟媒体モデルの形状を計算する手段であって、
前記第2のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデル(73)の位置と、前記第1のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデル(73)の位置とが異なるように、電荷モデルの移動処理により前記柔軟媒体のモデルの位置を移動させる処理(72)を行うことを特徴とする。
従って、これらの発明によれば、電界計算と構造計算との間で、柔軟媒体に対する静電力と柔軟媒体の形状変位を共通に取扱いできるようになる。また、両計算の物体の運動を担持電荷の移動で表現することで、柔軟媒体の運動をメッシュの単純変形で済ますことができ、静電力による変形を考慮できるようになる。さらに、電界計算における要素の再分割処理を時間ステップごとに実行する必要がなくなる。
本発明により、転写プロセスシミュレーションにおける電界と構造の連成計算において、静電力による部材の変形を考慮した電界分布や放電現象を迅速に解析可能な装置及び方法を提供できる。
本実施の形態においては、電界計算と構造計算の異なる計算プロセスを交互に実行する解析(弱連成計算)を行う。粒子であるトナーを紙のモデルである柔軟媒体に転写する転写プロセス装置のメッシュモデル(要素分割モデル)は、電界計算と構造計算とにおいて互いに異なる要素分割方法によって分割されている。
図5は電界計算に用いられる転写プロセス装置のメッシュモデル、図6は構造計算に用いられる転写プロセス装置のメッシュモデルを示す図である。図5、6において、モデル30は転写ローラ、モデル31は転写ローラの芯金、モデル33は対向ローラ、モデル34は転写ベルト、モデル35は柔軟媒体(紙)、モデル36は大気領域、モデル37は支持ローラである。
図5に示す電界計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割(メッシュ)モデルは、対向ローラモデル33と転写ローラモデル30のニップ部分付近を解析領域としている。柔軟媒体モデルは、対向ローラモデル33と転写ローラモデル30とに挟まれる。電界計算に用いられる要素分割モデルは構造計算に用いられる要素分割モデルにおける部材の輪郭線の幾何形状を一致させて設定する。紙モデル35のメッシュ部分は搬送が想定される範囲かつ解析が必要な範囲に渡って設定する。なお、この範囲は不図示のマウスなどによって予め設定される。
なお、本実施の形態において、シミュレーション時刻を更新した場合、紙モデル35の搬送方向の移動に応じた要素(メッシュ)の再分割処理は実行せず、パラメータ情報である電荷の値を移動させる処理を行う。これによって、電界計算に用いられるモデルから構造計算に用いられるモデルへの移動した電荷の力に関する情報のマッピング処理が可能となる。
次に、電界計算および構造計算における紙の搬送シミュレーション方法について説明する。
図7は、電界計算における紙の搬送シミュレーションを説明するための図である。図7において、実線は電界計算における転送シミュレーション装置の各部材モデルの境界を示しており、実線内は解析対象の領域である。
図7において、モデル71は電荷注入や放電により紙に帯電した電荷を示している。矢印72は紙モデルが搬送シミュレーションされる方向を示している。また、ハッチング領域73は紙モデルとして扱う領域を示し、領域74は紙モデルとして扱わない領域を示している。
電界計算における紙モデルの搬送シミュレーションは、紙に担持された電荷モデル73を矢印方向に移動させる処理を実行ことによって達成する。すなわち、図7に示すように、本実施の形態における解析装置は、紙モデルが搬送されるシミュレーションを行う領域のうち、電荷が存在する領域を紙モデルが存在する領域73とみなす。すなわち、本実施の形態における解析装置では、シミュレーション時刻の更新に応じてこれらの電荷の値を時間経過に対応して移動させることで、紙モデルを搬送させているものとみなしている。
次に、図8は、構造計算における紙モデルの搬送シミュレーションを説明するための図である。図8において、実線は構造計算における各モデルの境界を示している。矢印75は、それぞれ電界計算の結果から算出した紙モデルの各位置に移動させた電荷によって働く静電力のベクトルを示している。
本実施の形態における構造計算において、紙モデルの存在領域は、静電力の存在範囲によって定義される。すなわち、図8では、ハッチング領域73が紙モデルの存在する領域73とみなされる。そして、時間ステップ毎にこの移動した電荷に対応する静電力の範囲が搬送方向へ移動する。これにより、紙の搬送を表現している。
さらに、図14は、構造計算における紙モデルの圧接方法を説明するための図である。図14において、モデル30、33、34、35は図6に示すものと同じモデルを指すのでその説明は省略する。要素81は、対向ローラモデル33の圧接側の要素であり、要素82は、転写ローラモデル30の圧接側の要素である。位置83は、紙モデル35の先端位置を示している。まず、現ステップ(1)では、転写ローラモデル30は紙モデルから離れた位置にある。続いて、現ステップ(2)で、転写ローラモデル30に、対向ローラモデル33の方向に指定された荷重をかけるまたは変位させて対向ローラ側に圧接し、現ステップでの紙モデル35の形状の変形を計算する。次に、シミュレーション時刻の更新とともに、次ステップ(1)では、転写ローラモデル30を現ステップ(1)と同じ位置に回転させずに戻し、紙モデル35の先端位置のみプロセス方向に進める。その後、次ステップ(2)で、転写ローラモデル30に、対向ローラモデル33の方向に指定された荷重をかけるまたは変位させて対向ローラ側に圧接し、次ステップでの紙モデル35の形状の変形を計算する。これを、時間ステップで繰り返し行う。このように、実際は回転している対向ローラモデル33と転写ローラモデル30を回転させずに、荷重または変位のみの圧接を行うことによって、構造計算の収束性が向上するとともに、電界計算メッシュモデルとの対応付けが可能となる。
図13は、径が異なる物体を圧接した状態で回転させたときのニップ模式図である。ここで、ローラ61は軟らかい材質で径の小さいローラである。ローラ62は硬い材質で径の大きいローラである。矢印63は回転方向を示している。また、円弧64は、圧接しなければローラ61が存在するはずの進行路である。円弧65は圧接されたローラ61が進行する進行路である。面内応力66は圧接されたのローラ61のニップ表面が受ける面内応力である。
このような転写プロセス装置モデルにおいて、ローラ61が中心軸で固定され、ローラ62の中心軸を上向きに圧接する。そして、ローラ62を63の回転方向に回転させるとともに、ローラ61をローラ62に従動で回転させる。そのとき、ローラ61はニップ部で圧接によって上向きに力がかかり、ローラ62の形に沿ってつぶされ、ニップ部での進行路は圧接前64から圧接後65と短くなる。それによって、ローラ61のニップ部分は、周方向に収縮し、進行方向に66のような応力分布が生じる。その結果、ローラ61においてニップとニップ以外で周速差ができる。2つのローラの圧接と進行に伴う変形を正確に計算するには、圧接と進行の双方を要素分割メッシュの動きとして計算しなければならない。
このことからわかるように、紙が搬送されている状態での、紙及び周辺構造物の変形状態を構造計算により求めるには、通常、実際に紙を搬送させて、各時間ステップにおける紙と周辺構造物の変形状態を見る必要がある。しかしながら、転写プロセス装置ではローラの径が充分大きいため、図1で示したような圧接前後の進行路にほとんど差がなく、ニップで生じる進行方向の周速差は無視できる程度となる。そのため、図14で示したような、紙を表面と裏面から周辺構造物ではさむという、ローラの回転動作を無視した単純な圧接のみの構造計算に置き換えることができる。
これによって、要素分割メッシュを移動させるような紙の搬送計算を行うことなく、紙と周辺構造物の変形状態を求められるようになる。そして電界計算の要素分割メッシュと構造計算の要素分割メッシュの対応付けが可能になる。
次に、本実施の形態における転写プロセス装置モデルを解析する解析装置の構成及び動作について説明する。図2は、本実施形態における解析装置の構成を説明する図である。
図2において、コンピュータ100は、解析装置としてのコンピュータである。入出力回路(I/O)1は、データ入力部11とデータ出力部15で構成される回路である。データ入力部11は、記憶装置12に記憶された入力データを読み込む。データ出力部15は、処理結果としての出力データをモニタ16に出力する。なお、入力データとして、電界計算データ13と構造計算データ14が記憶装置12に記憶される。
電界計算データ13は、電界計算メッシュモデル、誘電体の物性値(比誘電率、導電率)、電位境界条件に関するデータを含む。また、構造計算データ14は、構造計算に用いられる要素分割(メッシュ)モデル、部材モデルの物性値(ヤング率、ポアソン比)、構造境界に関するデータを含む。また、モニタ16に出力される出力データは解析結果である変形結果データ、電位分布のデータを含む。
RAM2は入力データおよび出力データを一時的に格納する。ROM3は、本実施の形態を実行するための各処理プログラムを格納するコンピュータ可読メモリである。
中央演算処理装置(CPU)4は、前記各処理プログラムに基づいて各処理を実行する。具体的には、中央演算処理装置4は、電界計算41、静電力算出42、静電力マッピング43、構造計算44、変位マッピング45、および物体運動計算46の処理をそれぞれ行う。
中央演算処理装置(CPU)4は、電界計算41の処理として、誘電体及び導電体の配置と比誘電率と導電率に基づいて、導電による電荷移動、放電による電荷移動を考慮して、節点の電位を求める。節点とは、分割された各要素の境界領域の交点を指す。さらに、電界計算部41は、紙モデルが担持する電荷の位置と電荷量を時間ステップごとに算出する。
中央演算処理装置(CPU)4は、静電力算出42の処理として、電界計算で求めた電荷量より、誘電体の表面の各節点における静電力を算出する。
中央演算処理装置(CPU)4は、静電力マッピング43の処理として、電界計算に用いる転写プロセス装置モデルから構造計算に用いる転写プロセス装置モデルに静電力データをマッピングする。
中央演算処理装置(CPU)4は、構造計算44に処理として、入力されたデータである、部材モデルの位置、および弾性率などの構造物性値、拘束条件、荷重条件に基づいて、構造計算に用いる転写プロセス装置モデル内の各節点の変位量を計算する。すなわち、紙モデルの形状の変位を計算する。
中央演算処理装置(CPU)4は、変位マッピング部45の処理として、構造計算に用いる転写プロセス装置モデルから電界計算に用いる転写プロセス装置モデルに紙モデルの形状の変位データをマッピングする。そして、中央演算処理装置(CPU)4は、計算された変位量をそれぞれ対応する電界計算に用いられる転写プロセスモデルの各節点の座標値データに加算する。すなわち、電界計算に用いられる転写プロセスモデルに対して、構造計算処理において計算された紙モデルの形状の変位を反映させる。
中央演算処理装置(CPU)4は、物体運動計算部46の処理として、紙モデルの移動シミュレーションとして、紙モデルが搬送されるべき方向に電荷モデルの移動処理を行う。
なお、電界計算、構造計算は有限要素法や、差分法などの離散化手法による数値計算方法を用いる。そして例えば、構造計算にバネマスモデル法などの方法を用いて、固有のデータが必要となる場合は、記憶装置12に記憶される入力データにその情報を付加しておく。
ここでは、有限要素法を用いた場合を例にとって説明を行っているが、前述のように差分法、バネマスモデル法に置き換えてもよい。
図1は、本実施の形態における解析装置の動作処理フローチャートである。図1に示す処理は、中央演算処理装置(CPU)4がROM3に格納された各処理プログラムに基づいて実行する。
初めに、ステップS0において、中央演算処理装置(CPU)4は、データ入力部11を介して記憶装置12から入力データを読込み、RAM2に格納する。入力データは、電界計算データ13と構造計算データ14である。電界計算データ13は、電界計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割モデル、誘電体の誘電率、導電体の導電率、電位を固定するメッシュモデルの節点の指定および固定する電位値、境界上の電荷、時間刻み幅、計算ステップ数を含む。
電界計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割モデルは、分割された各要素の境界領域の交点である節点の総数N電界、節点の座標値(x電界i、y電界i)、節点の番号n電界、節点番号の情報が含まれる。電界計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割モデルは解析対象となる誘電体、空気、抵抗層、転写ベルトおよび柔軟媒体などシート状の誘電体の配置状態情報に基づいて作られたものである。ここで、抵抗層は、シート状の誘電体とそれに隣接する誘電体の接触部に挿入する要素のあつまりであり、2誘電体間の電荷移動を計算可能にするためのものである。
構造計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割モデルは、分割された各要素の境界領域の交点である節点の総数N構造、節点の座標値(x構造i,y構造i)、節点の番号n構造、節点番号の情報が含まれる。そして、構造計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割モデルは、解析対象となる部材の配置状態情報に基づいて作られたものである。
ステップS1において、中央演算処理装置(CPU)4は、電界計算41の処理を行う。導電体中の電荷移動、空気中の放電による電荷移動を考慮している。なお、図7に示したように、紙モデルの搬送を表すために、図7の紙モデル35において、ハッチングされていない領域74の材質は空気のモデルとする。本ステップにおいて、中央演算処理装置(CPU)4は、求められた各節点の電位および電荷量をRAM2に格納する。
ステップS2において、紙モデル35にはたらく静電力を算出する。紙モデル35の位置(節点)jに働く単位面積当たりの静電力Tは、位置jにおける紙モデル35の表裏面の電荷密度をσA、σB、媒体表裏面の電界強度をEα、Eβとすると、次式により求められる。
=(σA+σB)(Eα+Eβ)/4
この式に基づいて、RAM2に格納されている電界計算に用いられる転写プロセス装置モデルの各節点における電荷密度データや電界強度を用いて、静電力Tを算出し、RAM2に格納する。
ステップS3において、中央演算処理装置(CPU)4は、電界計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割モデルから構造計算に用いられる転写プロセス装置の要素分割モデルに静電力データをマッピングする。すなわち、中央演算処理装置(CPU)4は、電界計算に用いられるモデルの各要素における静電力(Tx電界,Ty電界)を、構造計算に用いられるモデルの対応する位置に投影し、荷重(Fx構造,Fy構造)としてデータを置き換える。そして置き換えられたデータを、RAM2に格納する。
ステップS4において、中央演算処理装置(CPU)4は、構造計算44の処理を行う。各部材モデルの弾性率、ポアソン比、配置、各節点の荷重条件、拘束条件に基づき、紙モデル35の形状の変位を算出する。また、これらの条件に基づいて周辺構造物である転写ローラ30、転写ベルト34などの形状の変位を算出する。なお、図8に示したように、紙モデル35の搬送を表すために、静電力が加えられていない領域(ハッチングされていない領域74)を空気領域とする。このとき、図14で示した圧接方法を用いて、ローラモデル30、33の変形計算と紙モデル35の変形計算を同時に行う。これにより、ローラモデルの変形を考慮した紙モデルの変形を計算することが可能となる。中央演算処理装置(CPU)4は、算出された各節点の変位量をRAM2に格納する。
ステップS5において、中央演算処理装置(CPU)4は、予め指定した計算ステップ数まで完了したかどうかを判定する。完了していない場合は、ステップS7に進み、ステップS4において計算された各節点の変位に関する情報を対応する電界計算に用いられるモデルの節点にマッピングする。そして、S8シミュレーション時刻の更新を行う。そして、ステップS9において、物体の移動を考慮するために、電荷モデルの移動処理を行う。
一方、ステップS5において、予め指定した計算ステップ数まで完了した場合は、ステップS6に進み、データ出力部15を介して転写プロセス装置モデル、各節点の電位、電荷情報をモニタ16に出力する。
ステップS7において、中央演算処理装置(CPU)4は、構造計算によって得られた変位データから電界計算に用いられる転写プロセス装置モデルに変位データをマッピングする。具体的には、RAM2に格納されている構造計算に用いられる転写プロセス装置モデルの各節点における変位(Δx構造,Δy構造)を、対応する電界計算に用いられる転写プロセス装置モデルの各節点に対して投影する。そして、現在の座標(x電界,y電界)に投影された変位を加算して、RAM2に格納する。なお、ここでの変位量とは、前回の構造計算からの節点位置の変化量を意味している。
ステップS9において、中央演算処理装置(CPU)4は、電界計算処理において、シミュレーション時刻に対応して紙モデルが移動する位置に、電荷モデルが移動する処理を行う。すなわち、RAM2に格納されている電界計算に用いられる転写プロセス装置モデル内の紙モデルを含む各部材モデルが有する電荷をそれらの部材の運動方向に移動させ、RAM2に格納する。本ステップにより、紙モデルの担持する電荷はその搬送方向に移動され、前述のように、紙の搬送が表現される。
以上、本実施形態を詳細に説明してきたが、上述した課題を解決させるに至ったポイントをまとめると、次の3点となる。
紙の搬送を紙が担持する電荷の移動として表現することにより、転写プロセス装置モデルを再分割せずに計算可能としたこと。
紙モデルを紙の搬送が想定される範囲に渡って配置したモデルを用いたことにより、電界計算メッシュと構造計算メッシュの間での対応付け(マッピング)を可能としたこと。
圧接部材であるローラの要素を回転させずに、対向方向の荷重または変位のみの圧接計算をすることにより、電界計算メッシュと構造計算メッシュの間での対応付けを可能としたこと。
なお、本実施の形態における解析装置では、構造計算と電界計算における弱連成に対して適用しているが、電界計算の代わりに磁界計算、流体計算などの場の計算にも適用することが可能である。
次に、本実施の形態における解析装置を用いて転写プロセス装置モデルの電界計算を実際に行った結果の一例を示す。
まず、紙の分離不良の計算結果について説明する。紙の分離不良とは、転写部で紙が帯電することによりローラに吸着し、排紙が正常に行われない現象である。図9は、下流部における分離不良の計算結果を示した図である。上段が0.04秒後の状態、中段が0.05秒後の状態、下段が0.065秒後の状態である。図9に示す符号は図5に示すものと同じモデルを指すのでその説明は省略する。図9において、細線は要素分割された分割メッシュ、太線は物体モデルの輪郭線を示す。紙モデルの先端は、時刻の更新とともに左方向に進むが、メッシュを再分割しているわけではなく電荷の移動によって表現する。
図9に示すように、時刻が経過するにつれて、紙モデル35が転写ローラモデルからの放電を強く受けて、正に帯電し、転写ベルト34の方向に引き付けられている。これは、実機の状態と同じ状態であり、本実施の形態の方法を用いて電界と構造の双方の方程式を満足する解を求めることにより、下流部における分離不良が精度よく再現できた。
次に、画像不良の計算結果について説明する。図10は、ある時刻の下流部ニップ付近における計算結果を示した図である。線は転写プロセスを構成している部材の輪郭線である。実線が従来の静電力を考慮しない計算方法による結果を示しており、破線が本実施形態による計算方法での結果を示している。
図10において、紙表面51は従来法によって計算されたものである。また、紙裏表面52は従来法によって計算されたものである。また、紙表面53は本実施形態によって計算されたものである。また、紙裏面54は本実施形態によって計算されたものである。本実施形態による計算では、ローラの変形も考慮されている。
この結果より、静電力を受けて、X方向−2.5mmの位置で、紙モデルが50μm程転写ローラモデル30に近づいている。そして、その影響で転写ベルト34と紙35間の剥離が早まり、紙35と転写ローラ30間の剥離が遅くなっているのがわかる。
図11は、図10において、転写ベルトモデル34と紙モデル35間で発生する異常放電の有無の計算結果を示した表である。Aは標準的な転写ローラ、Bは低抵抗の転写ローラを使った場合の結果である。従来の計算方法ではA、Bの双方で異常放電が発生していないのに対して、本実施形態における計算方法の結果では、異常放電がAでは発生せず、Bでは発生した。一方、実験によって得た紙に転写した画像は異常放電により、画像ムラがAでは発生せず良好、Bでは発生して不良であった。本検討を通して、本実施形態における方法で、転写下流部の異常放電による画像不良を計算により、予測できることがわかった。
なお、実際の転写プロセス装置では、構成部材である転写ローラ、対向ローラ、転写ベルトが抵抗をもっており、それらに印加した電界が安定した後(ウォーミングアップ完了後)に紙を通紙する。以下ではウォーミングアップ処理を行い、実機と同じ条件で解析できるようにする方法について説明する。
まず、図2において、中央演算処理装置(CPU)4は、ウォーミングアップ時間判断処理を実行する。本ウォーミングアップ時間判断処理では、シミュレーション時刻がウォーミングアップ時間内であるか否かを判定する。
図12は、本実施の形態における解析装置がウォーミングアップ時間を考慮した解析処理フローチャートである。図12に関しても、中央演算処理装置4がROM3に記憶されたプログラムに基づいて各処理を実行する。
ステップS0〜S9は図1で説明した処理内容と同じであるのでその説明は省略する。S10では、前記ウォーミングアップ時間判断部によって、ウォーミングアップ時間を経過したか否かを判定する。ウォーミングアップ時間内ならば、S11において電界計算メッシュの媒体に帯電した電荷を除去する。次に、S12において時間を更新して、S13においてS9と同様に物体の運動計算を行う。これにより、媒体には放電、電荷注入は行わず、媒体の搬送に伴う電荷の移動は考慮しないことになる。よって、通紙していない状態を保つことができる。その後、S1に戻り、電界計算を行う。
一方、S10でウォーミングアップ時間を過ぎたならば、S2の工程に進み、静電力を算出し、S3,S4と図1で示したような工程を踏む。ウォーミングアップ時間を過ぎた後は、媒体への放電、電荷注入が行われ、媒体の搬送に伴う電荷の移動が考慮される。
本実施の形態より、実機と同様な、装置のウォーミングアップ処理を考慮した精度良い計算結果を得ることができる。
本実施形態における装置のフローチャートを示す図 本実施形態における装置の構成を示す図 転写プロセス装置のモデルを示す図 転写プロセス装置の電界計算モデルのニップ部拡大模式を示す図 転写プロセス装置の電界計算メッシュモデルを示す図 転写プロセス装置の構造計算メッシュモデルを示す図 電界計算における紙搬送シミュレーションを説明するための図 構造計算における紙搬送シミュレーションを説明するための図 紙の分離不良の計算結果を示す図 下流部ニップ付近における計算結果を示す図 下流部の放電現象の結果を示す図 本実施形態におけるウォーミングアップを考慮に入れたシミュレーション動作を示す図 転写プロセス装置の径が異なる物体を圧接した状態のニップ部を示す図 構造計算における紙モデルの圧接方法を示す図
符号の説明
100 コンピュータ
1 データ入出力回路
11 データ入力部
12 記憶装置
13 電界計算データ
14 構造計算データ
15 データ出力部
16 モニタ
2 RAM
3 ROM
4 中央演算処理装置(CPU)
30 転写ローラモデル
31 転写ローラ芯金モデル
32 転写ローラ印加電圧モデル
33 対向ローラモデル
34 転写ベルトモデル
35 紙モデル
36 空気領域
37 支持ローラモデル
38 抵抗層
39 トナー通路
51 従来法による紙表面の輪郭線
52 従来法による紙裏面の輪郭線
53 本実施形態による紙表面の輪郭線
54 本実施形態による紙裏面の輪郭線
61 軟らかい材質で径の小さいローラ
62 硬い材質で径の大きいローラ
63 ローラの回転方向
64 圧接しなければローラ61が存在するはずの進行路
65 圧接されたローラ61が進行する進行路
66 圧接されたのローラ61のニップ表面が受ける面内応力
71 紙に帯電した電荷
72 紙の搬送方向
73 紙として扱う領域
74 紙として扱わない領域
75 静電力
81 対向ローラモデル33の圧接側の要素
82 転写ローラモデル30の圧接側の要素
83 紙モデル35の先端位置

Claims (14)

  1. 移動する柔軟媒体のモデルの形状を計算する工程を含む解析装置において、
    柔軟媒体のモデルが移動する移動範囲に前記柔軟媒体のモデルを含む部材のモデルを定め、解析対象を複数の要素に分割する要素分割手段と、
    シミュレーション時刻の更新により、第1のシミュレーション時刻、及び、それに続く第2のシミュレーション時刻において、前記柔軟媒体のモデルの形状を計算する計算手段と、
    を有し、
    前記計算手段は、
    前記要素分割手段によって生成された要素のうち、前記第1のシミュレーション時刻において、電荷が存在する領域として扱う前記柔軟媒体のモデルの位置に該当する要素と、それ以外の空気領域として扱う位置に該当する要素と、に分けて、前記柔軟媒体モデルの形状を計算し、
    更に、前記要素分割手段による再分割処理を実行することなく、前記要素分割手段によって生成された要素のうち、前記第2のシミュレーション時刻において、電荷が存在する領域として扱う前記柔軟媒体のモデルの位置に該当する要素と、それ以外の空気領域として扱う位置に該当する要素と、に分けて、前記柔軟媒体モデルの形状を計算する手段であって、
    前記第2のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデルの位置と、前記第1のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデルの位置とが異なるように、電荷モデルの移動処理により前記柔軟媒体のモデルの位置を移動させる処理を行うことを特徴とする解析装置。
  2. 前記計算手段は、前記第2のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデルを挟んでいる対向ローラのモデルの位置を前記第1のシミュレーション時刻における位置と同じ位置において前記柔軟媒体を圧接することによる変形計算を、前記柔軟媒体のモデルの変形計算とともに行う請求項1に記載の解析装置。
  3. 前記計算手段は、
    第1の要素分割方法にて分割された要素を用いた電界計算を行う電界計算手段と、前記第1の要素分割方法とは異なる第2の要素分割方法にて分割された要素を用いた構造計算を行う構造計算手段と、を有し、
    前記電界計算に用いられる要素分割モデルから前記構造計算に用いられる要素分割モデルに静電力データをマッピングして前記構造計算を行い、更に、前記電界計算に用いられる要素分割モデルに前記構造計算による変位データをマッピングし、シミュレーション時刻を更新し、電荷モデルの移動処理を行う請求項1又は2に記載の解析装置。
  4. 前記計算手段は、
    前記電界計算に用いられる要素分割モデルから前記構造計算に用いられる要素分割モデルに静電力データをマッピングして前記構造計算を行い、前記電界計算に用いられる要素分割モデルに前記構造計算による変位データをマッピングし、シミュレーション時刻を更新し、電荷モデルの移動処理を行った後に、再び前記電界計算を行う請求項3に記載の解析装置。
  5. 前記解析装置は、前記柔軟媒体のモデルに粒子を転写する転写プロセス装置のモデル内を前記柔軟媒体のモデルが移動する場合の、前記柔軟媒体のモデルの形状を計算する請求項1〜4のいずれか一項に記載の解析装置。
  6. さらに、前記第1又は第2のシミュレーション時刻がウォーミングアップ時間内か否かを判断するウォーミングアップ時間判断手段を有し、
    前記計算手段は、ウォーミングアップ時間内の場合には、前記電荷モデルの移動処理を行わない請求項1〜5のいずれか一項に記載の解析装置。
  7. 移動する柔軟媒体のモデルの形状を計算する工程を含む解析方法において、
    柔軟媒体のモデルが移動する移動範囲に、前記柔軟媒体のモデルを含む部材のモデルを定め、解析対象を複数の要素に分割する要素分割工程と、
    シミュレーション時刻の更新により、第1のシミュレーション時刻、及び、それに続く第2のシミュレーション時刻において、前記柔軟媒体のモデルの形状を計算する計算工程と、
    を有し、
    前記計算工程は、
    前記要素分割工程によって生成された要素のうち、前記第1のシミュレーション時刻において、電荷が存在する領域として扱う前記柔軟媒体のモデルの位置に該当する要素と、それ以外の空気領域として扱う位置に該当する要素と、に分けて、前記柔軟媒体モデルの形状を計算し、
    更に、前記要素分割手段による再分割処理を実行することなく、前記要素分割工程によって生成された要素のうち、前記第2のシミュレーション時刻において、電荷が存在する領域として扱う前記柔軟媒体のモデルの位置に該当する要素と、それ以外の空気領域として扱う位置に該当する要素と、に分けて、前記柔軟媒体モデルの形状を計算するものであって、
    前記第2のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデルの位置と、前記第1のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデルの位置とが異なるように、電荷モデルの移動処理により前記柔軟媒体のモデルの位置を移動させる処理を行うことを特徴とする解析方法。
  8. 前記計算工程は、前記第2のシミュレーション時刻における前記柔軟媒体のモデルを挟んでいる対向ローラのモデルの位置を前記第1のシミュレーション時刻における位置と同じ位置において前記柔軟媒体を圧接することによる変形計算を、前記柔軟媒体のモデルの変形計算とともに行う請求項7に記載の解析方法。
  9. 前記計算工程は、
    第1の要素分割方法にて分割された要素を用いた電界計算を行う電界計算工程と、前記第1の要素分割方法とは異なる第2の要素分割方法にて分割された要素を用いた構造計算を行う構造計算工程と、を有し、
    前記電界計算に用いられる要素分割モデルから前記構造計算に用いられる要素分割モデルに静電力データをマッピングして前記構造計算を行い、更に、前記電界計算に用いられる要素分割モデルに前記構造計算による変位データをマッピングし、シミュレーション時刻を更新し、電荷モデルの移動処理を行う請求項7又は8に記載の解析方法。
  10. 前記計算工程は、
    前記電界計算に用いられる要素分割モデルから前記構造計算に用いられる要素分割モデルに静電力データをマッピングして前記構造計算を行い、前記電界計算に用いられる要素分割モデルに前記構造計算による変位データをマッピングし、シミュレーション時刻を更新し、電荷モデルの移動処理を行った後に、再び前記電界計算を行う請求項9に記載の解析方法。
  11. 前記解析方法は、前記柔軟媒体のモデルに粒子を転写する転写プロセス装置のモデル内を前記柔軟媒体のモデルが移動する場合の、前記柔軟媒体のモデルの形状を計算する請求項7〜10のいずれか一項に記載の解析方法。
  12. さらに、前記第1又は第2のシミュレーション時刻がウォーミングアップ時間内か否かを判断するウォーミングアップ時間判断工程を有し、
    前記計算工程は、ウォーミングアップ時間内の場合には、前記電荷モデルの移動処理を行わない請求項7〜11のいずれか一項に記載の解析方法。
  13. コンピュータに解析方法を実行させるためのプログラムであって、請求項7〜12のいずれか一項に記載の解析方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. コンピュータが読み取り可能なコンピュータ可読メモリであって、請求項13に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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