JP4739391B2 - 解析方法およびその解析方法を実行するためのプログラムおよび情報処理装置 - Google Patents
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Description
メッシュ分割されたシミュレーションモデルの第1の面のセルiと第2の面のセルjとにおいて放電のシミュレーションを実行する際、前記情報処理装置の算出手段が、
電位φと電荷Qとの関係を示すポアソンの方程式を離散化して得られる式(数8)に対して、
放電後の前記セルiおよび前記セルjにおけるそれぞれの電位φi´,φj´と前記セルiおよび前記セルj間の放電開始電圧Vth(ij)との関係を示す式
φi´−φj´=αVth(ij)
(αは前記セルiおよび前記セルj間の放電開始電圧に対する比を示す係数)
と、
前記セルiおよび前記セルjにおける放電前の電荷Qi,Qjおよび放電後の電荷Qi´,Qj´および移動電荷ΔQijとの関係を示す式(数4)とを組み込むことにより、
放電によって移動する移動電荷ΔQijおよび放電後の電位分布{φ1´,…φi´,…φj´,…φm}を算出し、前記記憶装置に格納することを特徴とする解析方法を提供する。
例えば流体の流れに伴なう構造構造物の変形を解く場合、また構造解析において、異なる節点間での変位にある関係条件を課す場合等である。
ここで上述した本実施形態における解析方法に電界計算を行う手法として有限要素法を採用した際の一例について説明する。なおここでは2次元解析に限定して説明を行う。
Ql=NlQT (数7)
(1)あらかじめ、電荷面上の節点はすべて放電検索節点として登録しておく。
(2)各電荷面に堆積したトナーのうち、表面に位置するトナーを抽出する。図8では抽出された表面のトナーを陰影付きの丸73、それ以外の内部トナーを白丸72で示している。
(3)各トナー表面の節点のうち、電荷面から最も離れた位置に最も近接した節点をトナー節点として抽出する。図の場合、星印で示された4つの節点100が抽出される。そして、抽出されたトナー節点を放電検索節点として追加する。
そして、右辺ベクトルの△Qijを左辺の行列に移行して(数10)を得る。
ここでは、電界計算に差分法を使用した例を説明する。なお差分法のセルで、各変数の定義している場所は図12に示すとおりとする。すなわち、電位φおよび電荷Qはセルの重心とし、導電率σおよび誘電率εはセル間の辺の中点と定義する。またここでは特に有限要素法と異なる点に絞って説明し、同じ部分は省略する。
(1)はじめに、電荷面上のセルはすべて放電検索セルとして登録する。
(2)各電荷面に堆積したトナーのうち、表面に位置するトナーを抽出する。
(3)トナーセルの抽出とトナー被覆電荷面セルの除外の処理を実行する。具体的には、各表面のトナーに対して、電荷面から最も離れた位置に近接した(セル中心を持つ)セルをトナーセルとして抽出する。抽出されたトナーセルを放電検索セルとして追加する。一方代わって、トナーに覆われた電荷面上のセルは放電検索セルから除外する。
Claims (6)
- 読み書き可能な記憶装置を有する情報処理装置において放電を解析する解析方法であって、
面間の放電が起こる局所領域のシミュレーションモデルにおける、第1の面の点iと第2の面の点jとの間の放電のシミュレーションを実行するために、
放電前における前記第1の面及び前記第2の面の各点における電位分布を{φ1、φ2、・・・φi、・・・φj、・・・φm}、該各点における電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi、・・・Qj、・・・φm}とし、
前記点iと前記点jとの間の放電後における前記第1の面及び前記第2の面の各点における電位分布を{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}、該各点における電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi´、・・・Qj´、・・・Qm}としたとき、
前記情報処理装置の算出手段が、
放電前または放電後の、前記第1の面及び第2の面の各点における電位分布φと電荷分布Qとの関係を示すポアソンの方程式を離散化して得られる式
放電後の前記点i及び前記点jにおけるそれぞれの電位φi´、φj´と前記点i及び前記点jの間の放電開始電圧Vth(i、j)との関係を示す式
前記電荷Qi、Qj、Qi´、Qj´および移動電荷ΔQijとの関係を示す式
前記移動電荷ΔQij及び前記放電後の電位分布{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}を算出し、
前記記憶装置に格納することを特徴とする解析方法。 - 請求項1の解析方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 放電を解析する情報処理装置であって、
面間の放電が起こる局所領域をメッシュ分割して得られるシミュレーションモデルにおける、第1の面の点iと第2の面の点jとの間の放電のシミュレーションを実行するために、
放電前における前記第1の面及び前記第2の面の各点における電位分布を{φ1、φ2、・・・φi、・・・φj、・・・φm}、該各点における電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi、・・・Qj、・・・φm}とし、
前記点iと前記点jとの間の放電後における前記第1の面及び前記第2の面の各点における電位分布を{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}、該各点における電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi´、・・・Qj´、・・・Qm}としたとき、
放電前または放電後の、前記第1の面及び第2の面の各点における電位分布φと電荷分布Qとの関係を示すポアソンの方程式を離散化して得られる式
放電後の前記点i及び前記点jにおけるそれぞれの電位φi´、φj´と、前記点i及び前記点jの間の放電開始電圧Vth(i、j)との関係を示す式
前記電荷Qi、Qj、Qi´、Qj´および移動電荷ΔQijとの関係を示す式
前記移動電荷ΔQij及び前記放電後の電位分布{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された移動電荷ΔQijおよび放電後の電位分布{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}に関する情報を記憶する記憶手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 読み書き可能な記憶装置を有する情報処理装置において放電を解析する解析方法であって、
面間の放電が起こる局所領域をメッシュ分割して得られるシミュレーションモデルにおける、第1の面のセルiと第2の面のセルjとの間の放電のシミュレーションを実行するために、
放電前における前記第1の面及び前記第2の面の各セルにおける電位分布を{φ1、φ2、・・・φi、・・・φj、・・・φm}、該各セルにおける電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi、・・・Qj、・・・φm}とし、
前記セルiと前記セルjとの間の放電後における前記第1の面及び前記第2の面の各セルにおける電位分布を{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}、該各セルにおける電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi´、・・・Qj´、・・・Qm}としたとき、
前記情報処理装置の算出手段が、
放電前または放電後の、前記第1の面及び第2の面の各点における電位分布φと電荷分布Qとの関係を示すポアソンの方程式を離散化して得られる式
放電後の前記セルi及び前記セルjにおけるそれぞれの電位φi´、φj´と、前記セルi及び前記セルjの間の放電開始電圧Vth(i、j)との関係を示す式
前記電荷Qi、Qj、Qi´、Qj´および移動電荷ΔQijとの関係を示す式
前記移動電荷ΔQij及び前記放電後の電位分布{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}を算出し、
前記記憶装置に格納することを特徴とする解析方法。 - 請求項4の解析方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 放電を解析する情報処理装置であって、
面間の放電が起こる局所領域をメッシュ分割して得られるシミュレーションモデルにおける、第1の面のセルiと第2の面のセルjとの間の放電のシミュレーションを実行するために、
放電前における前記第1の面及び前記第2の面の各セルにおける電位分布を{φ1、φ2、・・・φi、・・・φj、・・・φm}、該各セルにおける電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi、・・・Qj、・・・φm}とし、
前記セルiと前記セルjとの間の放電後における前記第1の面及び前記第2の面の各セルにおける電位分布を{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}、該各セルにおける電荷分布を{Q1、Q2、・・・Qi´、・・・Qj´、・・・Qm}としたとき、
放電前または放電後の、前記第1の面及び第2の面の各点における電位分布φと電荷分布Qとの関係を示すポアソンの方程式を離散化して得られる式
放電後の前記セルi及び前記セルjにおけるそれぞれの電位φi´、φj´と、前記セルi及び前記セルjの間の放電開始電圧Vth(i、j)との関係を示す式
前記電荷Qi、Qj、Qi´、Qj´および移動電荷ΔQijとの関係を示す式
前記移動電荷ΔQij及び前記放電後の電位分布{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された移動電荷ΔQijおよび放電後の電位分布{φ1´、φ2´、・・・φi´、・・・φj´、・・・φm´}に関する情報を記憶する記憶手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
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