JP5163170B2 - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、内部で調理した飲料を販売するカップ式飲料自動販売機に関するものであって、特に、砂糖、クリームなどを添加した飲料の販売に好適なカップ式飲料自動販売機に関するものである。
カップ式飲料自動販売機は、販売する飲料の容量および味が予め定めたものとなるように、飲料ごとに原料が定められたレシピにしたがって調理するようになっている。たとえば、砂糖・クリーム入りコーヒー飲料の場合には、「豆:*g、砂糖:*g、クリーム*g、湯:*ml」のようにレシピに定められている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、豆、砂糖、クリーム、湯などは、重量または容量が計量されるわけではない。豆、砂糖、クリームなどは、豆、砂糖、クリームなどがそれぞれ収容してある原料キャニスタに取り付けられた原料モータを駆動することにより、レシピに定められた豆、砂糖、クリームなどが吐出されるようになっており、湯などは、湯などが通る弁を開放することにより、レシピに定められた容量の湯などが吐出されるようになっている。
原料モータを駆動する時間、弁を開放する時間(以下「動作時間」という)は、自動販売機に設定された基準量から算出されるようになっている。基準量は、自動販売機を実際に稼働することによって求められる測定値であり、自動販売機ごとに測定した値を設定するようになっている。
基準量は、予め定めた時間(ROMに記憶された固定値)だけ原料モータを駆動し、あるいは、予め定めた時間(ROMに記憶された固定値)だけ弁を開放した場合に、吐出される豆、砂糖、クリームなどの重量および湯などの容量であって、複数回測定し(たとえば、5回)、その平均値を設定することになっている。
原料の種類ごとに計測時の動作時間tが定めてある。具体的には、「マメ」、「砂糖、クリーム、ミックス」、「湯」、「冷水、炭酸水」が5.0秒、「氷」が3.3秒、「シロップ」が3.0秒に定めてある。
ただし、「湯」「冷水、炭酸水」については、予め定めた時間だけ弁を開放した場合に予め定めた容量の「湯」「冷水、炭酸水」が吐出されるように、「湯」「冷水、炭酸水」がそれぞれ通る管路途中にそれぞれ設けたニードルバルブを調整することになっている。すなわち、「湯」「冷水、炭酸水」の基準量が固定値となるようにニードルバルブを調整することになっている。具体的には、弁を5.0秒間開放した場合に、150mlの「湯」「冷水、炭酸水」を吐出するように調整することになっている。
ところで、「マメ」、「砂糖、クリーム、ミックス」などの粉末原料について予め定められた時間(計測時)に吐出される原料量と、実際の飲料販売に要する原料量とはかけ離れたものとなっている(たとえば、砂糖の基準量設定時の動作時間(5秒)に吐出される砂糖の量は約35gであるのに対して、実際の飲料販売に要する砂糖の量は10g前後である)。
このため、基準量を予め定めた時間(固定値)で除することにより単位時間当たりの吐出量aを算出した後、実際の飲料販売に要する粉末原料(量)を単位時間当たりの吐出量aで除することにより実際の飲料販売に要する粉末原料(量)を吐出させるのに必要な動作時間t’を算出する必要があった。
特開2001−143137号公報
しかしながら、上述した単位時間当たりの吐出量は、有効桁に満たない端数は切り捨てられるようになっている。したがって、算出された単位時間当たりの吐出量aは、実際の単位時間当たりの吐出量a’よりも少ないものとなる。
また、「マメ」、「砂糖、クリーム、ミックス」などの粉末原料は、原料モータを停止しても直ちに原料キャニスタから原料の吐出が終了するわけではなく、原料モータの停止から遅れて原料の吐出が終了する。このことから算出した単位時間当たりの吐出量aは見かけのものであり、実際の単位時間当たりの吐出量a’とは異なることになる。
ここで、基準量は、予め定められた時間tに吐出される原料の総量であるから、単位時間当たりの吐出量aに予め定めた時間tを乗じたものとして把握される(基準量=at)。一方、原料モータを駆動することにより実際に吐出された単位時間当たりの粉末原料の吐出量をa’、原料モータの駆動時間をt、原料モータ停止後に引き続き吐出される粉末原料の量をbとすると、基準量は、a’t+bと表すこともできる。
したがって、at=a’t+bとなり、
a=a’+(b/t)となる。
ここで、実際の飲料販売に要する原料モータの動作時間をt’とすると、販売時の吐出量Xは、X=a・t=a’t’+(t’/t)bで表せることになる。
したがって、予め定められた動作時間tが大きい場合には、本来よりも少ない粉末原料しか吐出されないことになる。
本発明は、上記実情に鑑みて、より正確に粉末原料を吐出させることができるカップ式飲料自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるカップ式飲料自動販売機は、販売する飲料ごとに定められた原料、および当該原料ごとに定められた量を記憶するとともに、予め定められた動作時間だけアクチュエータを動作させた場合に吐出する原料の量である基準量を動作時間と関連付けて原料ごとに記憶し、販売する飲料が選択された場合に、原料、および当該原料ごとに定められた量を抽出し、その後、記憶してある基準量から抽出した量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間を原料ごとに算出するカップ式飲料自動販売機において、予め定められた原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間である基準量動作時間を原料の量に関連付けて原料ごとに設定入力する基準量動作時間設定入力手段を備え、基準量動作時間設定入力手段から基準量動作時間が設定入力された場合には、設定入力された原料について、記憶する基準量を予め定められた原料の量に更新するとともに、基準量に関連付ける動作時間を基準量動作時間に更新することを特徴とする。
また、本発明にかかるカップ式飲料自動販売機は、上記発明において、前記予め定められた原料の量は、カップ一杯分の飲料に必要な原料の量であって、前記基準量動作時間は、カップ一杯分の飲料に必要な原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間であることを特徴とする。
本発明にかかるカップ式飲料自動販売機は、予め定められた原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間である基準量動作時間を原料の量に関連付けて原料ごとに設定入力できるようにし、基準量動作時間が設定入力された場合には、設定入力された原料について、記憶する基準量を予め定められた原料の量に更新するとともに、基準量に関連付ける動作時間を基準量動作時間に更新する。すなわち、予め定められた原料の量をカップ一杯分の飲料に必要な原料の量とすれば、カップ一杯分の飲料に必要な原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間を設定入力することができることになり、原料をより正確に吐出させることができることになる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるカップ式飲料自動販売機の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1に基づいて、本発明の実施の形態であるカップ式飲料自動販売機の構成を説明する。なお、図1は、本発明の実施の形態であるカップ式飲料自動販売機の飲料注出回路を示す概念図である。
図1に示すように、カップ式飲料自動販売機は、飲料注出位置に移動したカップCに、コールド飲料や、ホット飲料を注出するものであり、冷水・炭酸水供給回路1、シロップ供給回路2、製氷機3、温水・コーヒー供給回路4、粉末原料供給装置5を有している。
冷水・炭酸水供給回路1は、冷水あるいは炭酸水を飲料注出位置に移動したカップCに注出するものであり、水リザーバ11、水ポンプ12、給水弁13、冷水回路14を有している。水リザーバ11には、水道水が供給され、供給された水は、水リザーバ11に貯えられた後、水ポンプ12によって圧送されるようになっている。水ポンプ12から圧送された水は、給水弁13によって、冷水回路14または温水・コーヒー供給回路4に供給されるようになっている。冷水回路14に供給された水は、冷却水槽6に浸積した水冷却コイル15を経由することによって、冷却されるようになっている。
水冷却コイル15には、三方弁16が接続してある。三方弁16には、冷水注出ノズル17とカーボネータ18とが接続してあり、いずれか一方に冷水の供給が可能となっている。すなわち、カップCに冷水を供給する場合には、冷水注出ノズル17に冷水を供給する一方、カップCに炭酸水を供給する場合には、カーボネータ18に冷水を供給するようになっている。
カーボネータ18は、冷却水槽6に浸積してある。カーボネータ18には、炭酸ガスボンベ19から炭酸ガスが供給され、この炭酸ガスが冷水に溶解して、冷水が炭酸水となるようになっている。カーボネータ18には、炭酸水注出ノズル20が接続してあり、炭酸水は飲料注出位置に移動したカップCに注出されるようになっている。
シロップ供給回路2は、飲料の原液となるシロップを飲料注出位置に移動したカップCに注出するものであり、シロップの種類ごとに、保冷庫(Box)21、シロップポンプ22、シロップ冷却コイル23、シロップ注出ノズル24を有している。
保冷庫21は、シロップバッグ(Bag)Bを冷蔵した状態で収容するものであり、保冷庫21に収容されたシロップバッグBには、飲料の原液となるシロップがそれぞれ充填されている。保冷庫21に収容されたシロップバッグBには、シロップポンプ(アクチュエータ)22が接続され、シロップポンプ22がシロップバッグBからシロップを吐出させて、シロップ冷却コイル23にシロップを圧送するようになっている。シロップ冷却コイル23は、冷却水槽6に浸積させてあり、シロップ冷却コイル23を流れたシロップは所定の温度まで冷却されて、シロップ注出ノズル24から飲料注出位置に供給したカップCに注出されるようになっている。
製氷機3は、製氷した氷を飲料注出位置に移動したカップCに供給するものであり、水リザーバ11から水が供給され、製氷された氷は製氷機3の内部に貯えられた後、アイスドア(図示せず)を開放することにより、飲料注出位置に供給したカップCに搬出されるようになっている。
一方、温水・コーヒー供給回路4に供給された水は、湯タンク41に貯えられ、ヒータ(図示せず)により沸かされて湯になるようになっている。湯タンク41には、複数の湯弁(アクチュエータ)42,43が配設してある。一の湯弁42は、湯管路44を介してコーヒーブリュア7に接続してあり、湯弁42を開放することにより、湯管路44を通ってコーヒーブリュア7に湯が供給されるようになっている。他の一の湯弁43は、飲料注出位置に供給されたカップCに湯を注出する湯供給ノズル45に接続してあり、湯弁43を開放することにより、湯供給ノズル45を通って飲料注出位置に移動したカップCに湯が注出されるようになっている。
コーヒーブリュア7は、豆キャニスタ71、コーヒーミル72を備えている。豆キャニスタ71は、コーヒー豆を貯蔵し、レギュラーコーヒーを抽出する場合にコーヒーミル72にコーヒー豆を供給するもので、原料モータ(アクチュエータ)71aを備えている。原料モータ71aは、コーヒー豆をコーヒーミル72に供給するためのもので、原料モータ71aを駆動すると、コーヒー豆がコーヒーミル72に供給され、原料モータ71aを停止するとコーヒー豆の供給が停止されるようになっている。なお、本実施の形態であるカップ式飲料自動販売機は、二つの豆キャニスタ71を備えている。
コーヒーミル72は、豆キャニスタ71から供給された豆を挽き、コーヒーブリュア7に供給するもので、コーヒーブリュア7に供給された挽き豆(コーヒー豆)は、湯タンク41から供給された湯を注湯することにより、コーヒーを抽出するようになっている。
コーヒーブリュア7は、コーヒー管路73を介して湯供給ノズル45に接続してあり、コーヒーブリュア7で抽出されたコーヒーは、コーヒー管路73および湯供給ノズル45を通って飲料注出位置に移動したカップCに注出されるようになっている。
粉末原料供給装置5は、砂糖、クリーム、ココアなどの粉末原料をカップCに供給するものであり、粉末原料の種類ごとに原料キャニスタ51、原料シュータ52を有している。
原料キャニスタ51には、飲料の原料となる砂糖、クリーム、ココアなどがそれぞれ貯蔵してある。原料キャニスタ51は、それぞれ原料モータ(アクチュエータ)51aを備えている。原料モータ51aは、原料シュータ52を介してカップCに原料を吐出させるためのもので、原料モータ51aを駆動すると、原料シュータ52を介して原料シュータ52の下方に移動したカップCに原料が吐出され、原料モータ51aを停止すると原料の吐出が停止されるようになっている。
本実施の形態であるカップ式飲料自動販売機は、自動販売機全体の制御は、主制御部8により行われ、上述した飲料注出回路の制御は、主制御部8に接続された調理制御部9によって行われるようになっている。
図2は、図1に示した飲料注出回路を制御する調理制御部の接続構成を示すブロック図である。図2に示すように、主制御部8は、レシピ記憶手段81、基準量記憶手段82を有している。
レシピ記憶手段81には、注出する飲料のレシピ(原料の量等)が記憶してあり、本実施の形態であるカップ式飲料自動販売機は、このレシピにしたがって飲料を注出することになる。たとえば、砂糖・クリーム入りコーヒー飲料は、「豆:*g、砂糖:*g、クリーム:*g、湯:*ml」のように記憶してある。レシピは、自動販売機の出荷時等にレシピ記憶手段81に記憶されるようになっている。
基準量記憶手段82は、吐出する原材料についてそれぞれ基準量を記憶するものである。基準量は、予め定められた動作時間だけアクチュエータを動作させた場合に吐出される原料の量であって、予め定められた動作時間と関連付けて記憶されるようになっている。具体的には、予め定められた動作時間だけ原料モータ51a,71aを駆動等した場合に吐出する原料の重量、あるいは、予め定められた動作時間だけ湯弁42,43を開放等した場合に吐出する湯の容量であって、それぞれ動作時間と関連付けて記憶されるようになっている。動作時間は、原料の種類ごとに初期値が定めてある。具体的には、「マメ」、「砂糖、クリーム、ミックス」、「冷水、炭酸水」「湯」が5.0秒、「氷」が3.3秒、「シロップ」が3.0秒に定めてある。
ただし、「冷水、炭酸水」「湯」については、予め定められた時間だけ弁(湯弁42,43、三方弁16)を開放した場合に予め定められた容量の「冷水、炭酸水」「湯」が吐出されるように、「冷水、炭酸水」「湯」がそれぞれ通る管路途中にそれぞれ設けたニードルバルブ(図示せず)を調整することになっている。すなわち、「冷水、炭酸水」「湯」の基準量が固定値となるようにニードルバルブを調整することになっている。具体的には、弁を5.0秒間開放した場合に、150mlの「冷水、炭酸水」「湯」を吐出するように調整することになっている。なお、基準となる150mlは、カップ一杯分の「冷水、炭酸水」「湯」の容量であり、弁を5.0秒開放した場合に、カップ一杯分の容量の「冷水、炭酸水」「湯」が吐出するように調整される。
基準量は、主制御部8に接続した基準量設定入力手段83から設定入力できるようになっている。基準量設定入力手段83は、図3に示すような基準量設定画面83aを有し、原料モータ51aを予め定められた動作時間だけ駆動した場合に吐出される原料の重量、シロップポンプ22を予め定められた動作時間だけ駆動した場合に吐出されるシロップの容量を設定入力することにより、基準量が基準量記憶手段82に記憶されるようになっている。
図4に示すように、基準量設定入力手段83から入力される基準量のうち、「水(冷水、炭酸水)」「湯」は、カップ一杯分の容量を初期値とし、その動作時間として「水(冷水、炭酸水)」「湯」については、弁(湯弁42,43、三方弁16(アクチュエータ))の開放時間5.0秒が関連付けて記憶してある。
一方、「豆」や砂糖、クリームなどの「粉」は、その動作時間として「水(冷水、炭酸水)」についての動作時間(5.0秒)を流用し、原料モータ51a、71aを5.0秒間動作させた場合に吐出された「豆」や「粉」の重量を入力するようになっている。したがって、「豆」や砂糖、クリームなどの「粉」についての基準量は、カップ5杯分の重量となることもあれば、カップ10杯分の重量となることもある。
また、主制御部8には、基準量動作時間設定入力手段84が接続してある。基準動作時間設定入力手段は、図5に示すような基準量動作時間設定画面84aを有し、原料ごとに基準量動作時間が設定入力できるようになっている。基準量動作時間は、予め定められた量の原料を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間であって、予め定められた量と関連付けて設定入力されるようになっている。具体的には、カップ一杯分の飲料に必要な原料を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間であって、カップ一杯分の原料の量と関連付けて設定入力されるようになっている。より詳細には、カップ一杯分の飲料に必要な原料を吐出させるのに必要な原料モータ51a,71aの駆動時間である。
そして、基準量動作時間設定入力手段84から基準量動作時間が設定入力されると、図6に示すように、設定入力された原料について基準量記憶手段82に記憶してある基準量が更新されるようになっている。具体的には、設定入力された原料について、記憶する基準量をカップ一杯分飲料に必要な原料の量に更新するとともに、基準量に関連付けるアクチュエータの動作時間をカップ一杯分の飲料に必要な原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間に更新するようになっている。換言すると、カップ一杯分の飲料に必要な原料の量をカップ一杯分の飲料に必要な原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間に関連付けて記憶するようになっている。
図2に示すように、調理制御部9には、上述した水ポンプ12、三方弁16、シロップポンプ22、原料モータ71a、コーヒーミル72、湯弁42,43、原料モータ51aが接続してあり、これらは、調理制御部9によって制御されようになっている。
図2に示すように、調理制御部9は、レシピ実行手段91を有している。レシピ実行手段91は、図示せぬ選択ボタン等により、注出する飲料が選択された場合には、レシピ記憶手段81に記憶してあるレシピ、基準量記憶手段82に記憶してある基準量を指標にカップCに原料を吐出させることになる。
具体的には、飲料が選択されると、レシピ記憶手段81に記憶してあるレシピを参照し、必要な原料、およびその原料の量を抽出することになる。そして、原料の量と基準量記憶手段82に記憶してある基準量とから一杯分の飲料に必要な原料の量を吐出させるために必要なアクチュエータの動作時間(当該原料が収容してある原料キャニスタの原料モータの駆動時間および弁の開放時間)を算出することになる。
以上説明したカップ式飲料自動販売機において、飲料注出位置に移動したカップCにコールド飲料を注出する場合には、まず、求めた動作時間だけアイスドア(図示せず)を開放することにより、製氷機3からカップCに氷を搬出する。次に、注出するコールド飲料の原料となるシロップが充填してあるシロップバッグBに接続してあるシロップポンプ22を求めた動作時間だけ駆動する一方、水ポンプ12を駆動するとともに三方弁16を求めた動作時間だけ開放する。すると、シロップバッグBからシロップが吐出され、シロップ冷却コイル23を通ってシロップ注出ノズル24からシロップがカップCに吐出する。一方、水ポンプ12により水が圧送され、水冷却コイル15を通って冷水注出ノズル17から冷水がカップCに吐出する。このように、カップCに吐出したシロップと冷水とはカップ内で混合され、コールド飲料となる。
また、飲料注出位置に移動したカップCに炭酸飲料を注出する場合には、まず、求めた動作時間だけアイスドア(図示せず)を開放することにより、製氷機3からカップCに氷を搬出する。次に、注出する炭酸飲料の原料となるシロップが充填してあるシロップバッグBに接続してあるシロップポンプ22を求めた動作時間だけ駆動する一方、水ポンプ12を駆動するとともに三方弁16を求めた動作時間だけ駆動する。すると、シロップバッグBからシロップが吐出され、シロップ冷却コイル23を通ってシロップ注出ノズル24からシロップがカップCに吐出する。一方、水ポンプ12により水が圧送され、水冷却コイル15を通って、カーボネータ18に冷水が供給され、カーボネータ18から炭酸水注出ノズル20を通って炭酸水がカップCに吐出する。このように、カップCに吐出したシロップと炭酸水とはカップ内で混合され、炭酸飲料となる。
また、カップCにインスタントコーヒーなどのホット飲料を注出する場合には、注出するホット飲料となる原料粉末を貯蔵してある原料キャニスタ51の下方にカップCを移動させた後、原料モータ51aを求めた動作時間だけ駆動することにより、カップCに粉末原料を吐出させる。その後、カップCを飲料注出位置に移動させた後、求めた動作時間だけ湯弁42を開放することにより、湯供給ノズル45からカップCに温水を吐出させる。このようにカップCに吐出した粉末原料と温水とはカップ内で混合攪拌され、ホット飲料となる。
また、カップCにコーヒー飲料を注出する場合には、まず、豆キャニスタ71の原料モータ51aを求めた動作時間だけ駆動することにより、豆キャニスタ71からコーヒーミル72にコーヒー豆を供給し、挽き豆に加工する。挽かれたコーヒー豆は、コーヒーミルからコーヒーブリュア7に供給され、その後、求めた動作時間だけ湯弁43を開放することにより、コーヒーブリュア7に湯を供給する。すると、挽き豆と湯からコーヒー飲料が抽出され、カップCにコーヒー飲料が吐出(注出)される。
ここで、コーヒー飲料に砂糖、クリームなどの粉末原料を加える場合には、コーヒーの抽出に先立って、砂糖、クリームなどの粉末原料をカップCに吐出させることになる。なお、砂糖、クリームなどの粉末原料の吐出は、ホット飲料を注出する場合と同様に、粉末原料を貯蔵してある原料キャニスタ51の下方にカップCを移動させた後、原料モータ51aを求めた動作時間だけ駆動することにより、カップCに粉末原料を吐出させればよい。このようにカップCに吐出された粉末原料は、注出されたコーヒー飲料と混合攪拌され、砂糖入りコーヒー飲料等になる。
上述した本実施の形態であるカップ式飲料自動販売機は、従前のものと同様に、予め定められた動作時間だけアクチュエータ(原料モータ51a,71a、シロップポンプ22)を動作させた場合に吐出する原料の量である基準量を(予め定められた動作時間と関連付けて)設定入力できる。このため、従前のカップ式飲料自動販売機と同様の運用が可能である。
一方、カップ一杯分の飲料に必要な原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータ(原料モータ51a,71a、シロップポンプ22)の動作時間である基準量動作時間をカップ一杯分の飲料に必要な原料の量に関連付けて原料ごとに設定入力できるようにし、基準量動作時間が設定入力された場合には、設定入力された原料について、記憶する基準量をカップ一杯分の飲料に必要な原料の量に更新するとともに、基準量に関連付ける動作時間をカップ一杯分の飲料に必要な原料を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間に更新するので、原料をより正確に吐出させることができる。
本発明の実施の形態であるカップ式飲料自動販売機の飲料注出回路を示す概念図である。 図1に示した飲料注出回路を制御する調理制御部の接続構成を示すブロック図である。 基準量設定画面を示す図である。 基準量設定入力手段から入力された基準量のイメージを表した図である。 基準量動作時間設定画面を示す図である。 基準量動作時間設定入力手段から入力された基準量動作時間によって更新された基準量のイメージを表した図である。
1 冷水・炭酸水供給回路
2 シロップ供給回路
3 製氷機
4 温水・コーヒー供給回路
5 粉末原料供給装置
6 冷却水槽
7 コーヒーブリュア
8 主制御部
9 調理制御部
11 水リザーバ
12 水ポンプ
13 給水弁
14 冷水回路
15 水冷却コイル
16 三方弁
17 冷水注出ノズル
18 カーボネータ
19 炭酸ガスボンベ
20 炭酸水注出ノズル
21 保冷庫
22 シロップポンプ(アクチュエータ)
23 シロップ冷却コイル
24 シロップ注出ノズル
41 湯タンク
42,43 湯弁(アクチュエータ)
44 湯管路
45 湯供給ノズル
51 原料キャニスタ
51a 原料モータ(アクチュエータ)
52 原料シュータ
71 豆キャニスタ
71a 原料モータ(アクチュエータ)
72 コーヒーミル
73 コーヒー管路
81 レシピ記憶手段
82 基準量記憶手段
83 基準量設定入力手段
83a 基準量設定画面
84 基準量動作時間設定入力手段
84a 基準量動作時間設定画面
91 レシピ実行手段
B シロップバッグ
C カップ

Claims (2)

  1. 販売する飲料ごとに定められた原料、および当該原料ごとに定められた量を記憶するとともに、予め定められた動作時間だけアクチュエータを動作させた場合に吐出する原料の量である基準量を動作時間と関連付けて原料ごとに記憶し、販売する飲料が選択された場合に、原料、および当該原料ごとに定められた量を抽出し、その後、記憶してある基準量から抽出した量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間を原料ごとに算出するカップ式飲料自動販売機において、
    予め定められた原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間である基準量動作時間を原料の量に関連付けて原料ごとに設定入力する基準量動作時間設定入力手段を備え、
    基準量動作時間設定入力手段から基準量動作時間が設定入力された場合には、設定入力された原料について、記憶する基準量を予め定められた原料の量に更新するとともに、基準量に関連付ける動作時間を基準量動作時間に更新することを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 前記予め定められた原料の量は、カップ一杯分の飲料に必要な原料の量であって、前記基準量動作時間は、カップ一杯分の飲料に必要な原料の量を吐出させるのに必要なアクチュエータの動作時間であることを特徴とする請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機。
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