JP5161804B2 - 無線装置、およびその制御方法 - Google Patents

無線装置、およびその制御方法 Download PDF

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本発明は、無線装置、およびその制御方法に関するものである。
IEEE802.11規格ではアクセス制御方式としてCSMA/CA方式を採用している。1つのベーシックサービスセット(BSS)において、複数の無線装置が1つの周波数帯域を用いており、フレームを同時に送信することはできない。各無線装置は、電波を観測(キャリアセンス)するとともに、他の無線装置によって帯域が予約されているか(NAV(Network Allocation Vector)が設定されているか)を判定することによって、他の無線装置による通信が行われていないことを確認し、フレームを送信する(非特許文献1)。
上述のCSMA/CA方式は、各無線装置によって送信される電波が全方向へ向かって送信される無指向性であることを基本として設計されている。各無線装置によって送信される電波が指向性を有する場合のアクセス制御方式(CSMA/CA方式)として、各無線装置が、方位で分割した空間(セクタ)ごとに、帯域予約(NAV)を行う技術が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、各無線装置は、複数のセクタのそれぞれについて帯域が予約されているか否かを管理する必要があり、機器の実装が複雑になるという問題がある。
また、各無線装置が、ミリ波(30GHz以上300GHz未満の周波数帯域の電磁波。例えば、57−66GHz帯)およびマイクロ波(3GHz以上30GHz未満の周波数帯域の電磁波。例えば、5GHz帯や2.4GHz帯)を用いて、通信する技術が検討されている。ミリ波では、指向性が高く狭い範囲にしか電波が到達しないものの、伝送速度が大きい。マイクロ波では、無指向性で送信可能であって広い範囲に電波を到達させることができるものの、伝送速度がミリ波よりも低速となってしまう。これらの周波数帯の特性を考慮して、各無線装置が、マイクロ波で、制御情報を有するフレーム(制御フレーム)を無指向で通信し、ミリ波で、データフレームを空間分割多重によって通信する方法が提案されている(非特許文献2)。
しかしながら、非特許文献2に係る技術では、各無線装置は、マイクロ波を制御フレームの通信にのみ使用して、データフレームの通信に使用しておらず、周波数の利用効率が低下するという問題がある。
特開2006−186603号公報
IEEE Std 802.11−1999 2003 Edition IEEE802.11−08/0349r1
本発明は、上記を鑑みてなされたものであって、複数の無線通信方式を使用する無線通信システムにおいて、帯域が予約されているか否かを複数管理することの煩雑さを回避できる無線装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る無線装置は、第1周波数帯で通信する第1通信部と、第2周波数帯で通信する第2通信部と、他の無線装置による前記第1周波数帯および前記第2周波数帯の予約状態を管理する管理部とを備え、前記第1周波数帯を第1期間予約するフレームを前記第1通信部で受信した場合に、前記管理部は、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が前記第1期間予約されたものとし、前記第2周波数帯を第2期間予約するフレームを前記第2通信部で受信した場合に、前記管理部は、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が前記第2期間予約されたものとする無線装置。
本発明によれば、複数の無線通信方式を使用する無線通信システムにおいて、帯域が予約されているか否かを複数管理することの煩雑さを回避できる。
本発明の第1の実施形態に係る無線システムを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る無線システムで送受信されるフレームを示すシーケンス図。 本発明の第1の実施形態に係る無線装置の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る無線装置の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る無線装置の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態の変形例1に係る無線システムで送受信されるフレームを示すシーケンス図。 本発明の第1の実施形態の変形例2に係る無線システムで送受信されるフレームを示すシーケンス図。 本発明の第1の実施形態の変形例3に係る無線装置の動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態の変形例4に係る無線装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下では、第1周波数帯をミリ波帯、第2周波数帯をマイクロ波帯として説明する。第1周波数帯と第2周波数帯とは同一の周波数帯であっても良く、異なる周波数帯第1周波数帯と第2周波数帯がミリ波やマイクロ波以外の周波数帯以外の異なる周波数帯であっても良い。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線システム100を示す図である。
無線システムは、無線装置STA1〜STA5を備える。無線装置STA1〜STA5は、1つのBSS(Basic Service Set)を構成する。無線装置STA1〜STA5の位置関係は、図1に示す通りである。無線装置STA1〜STA5は、ミリ波帯とマイクロ波帯とを用いて通信する。各無線装置STA1〜STA5がマイクロ波帯を用いて無指向(オムニ)で送信した電波は、無線システム全域へ到達する。無線装置STA1がミリ波帯を用いて送信した電波の到達範囲は、図2にAREA1と示される範囲である。AREA1には、無線装置STA2、STA3が含まれる。無線装置STA2がミリ波を用いて送信した電波の到達範囲は、図2にAREA2と示される範囲である。AREA2には、無線装置STA1が含まれる。
無線装置STA1〜STA5が使用するアクセス制御方式は、無線通信方式全般に適用できる。以下では、分散制御方式として代表的なCSMA/CA方式、特にIEEE802.11規格に規定されている方式を例に説明する。
図2は、無線装置STA1〜STA5の構成を示すブロック図である。
無線装置STA1〜STA5は、ミリ波通信部10と、マイクロ波通信部20と、制御部30と、NAV管理部40とを備える。
ミリ波通信部10は、ミリ波帯を用いて無線通信を行う。
マイクロ波通信部20は、マイクロ波帯を用いて無線通信を行う。
制御部30は、ミリ波帯とマイクロ波帯の両周波数帯を協調して通信制御を行う。制御部30は、フレームを送信する際に、ミリ波帯およびマイクロ波帯の一方を用いて通信するか、双方を用いて通信するかを制御する。制御部30は、フレームの送信タイミングを制御する。
NAV管理部40は、ミリ波帯およびマイクロ波帯の双方について、他の無線装置による予約状況を管理する。NAV管理部40は、ミリ波帯およびマイクロ波帯の双方について、他の無線装置によって設定された帯域予約(NAV)を管理する。
送信キュー50は、送信するフレームを記憶する。
アプリケーション部60は、上位層の処理を行う。アプリケーション部60は、送信するデータを生成する。アプリケーション部60は、通信相手の無線装置がミリ波帯を用いた通信が可能か否かを、図示しない記憶部に記憶する。
図3は、無線装置STA1から無線装置STA2へデータを送信する際のシーケンス図である。図4は、無線装置STA1の動作を示すフローチャートである。
まず、無線装置STA1は、BSSへ接続するための設定を行う。無線装置STA1は、BSSのアクセスポイントに対してアソシエーションおよび認証(セットアップ作業)を行う。無線装置STA1のアプリケーション部60は、セットアップ作業時またはセットアップ作業を完了した後、BSS内の他の無線装置とミリ波帯による無線通信の可能性があるか否かの事前調査を行う。無線装置STA1のアプリケーション部60は、BSSに所属する他の無線装置STA2〜STA5が、ミリ波帯を用いた無線通信の可能性があるか否かの情報を、セットアップが完了した接続先の無線装置のリストと共に、内蔵する記憶部に記憶する(ステップS101)。無線装置STA1のアプリケーション部60は、BSSに所属する他の無線装置STA2〜STA5のそれぞれについて、ミリ波帯で無線通信を行う際のアンテナの重み付けなどのパラメータ調整を行い、調整したパラメータを、あわせて内蔵する記憶部に記憶する。図3の例では、無線装置STA1〜STA5は、ミリ波帯を用いた通信を行うことができる。
次に、データの送信側(Originator)である無線装置STA1のアプリケーション部60による上位層の処理を通じて、データの送信要求が発生する(ステップS102)。無線装置STA2宛てのデータ送信要求が発生したとする。
次に、アプリケーション部60は、送信するデータの宛先から、宛先の無線装置STA2がミリ波帯を用いた通信を行う可能性があるか否かを、内蔵する記憶部に記憶された情報に基づき判断する(ステップS103)。
宛先の無線装置STA2がミリ波帯を用いた無線通信を行う可能性がない場合(ステップS103の“いいえ”)、無線装置STA1は、無線装置STA2へデータの送信を要求する要求フレーム(RTS:Request To Send)をマイクロ波帯で送信し(ステップS104)、無線装置STA2からデータの送信を許可する許可フレーム(CTS:Clear To Send)をマイクロ波帯で受信し(ステップS105)、無線装置STA2へデータ(Aggregated−MPDU)をマイクロ波帯で送信する(ステップS108)。
一方、宛先の無線装置STA2がミリ波帯を用いた無線通信を行う可能性がある場合(ステップS103の“はい”)、アプリケーション部60は、ミリ波帯による送信可能性ありを示す情報を付加したデータ(フレーム)を、送信キュー50へ書き込む。
次に、送信キュー50は、ミリ波帯による送信可能性ありを示す情報を付加されたフレームを、制御部30へ出力する。
次に、ミリ波帯による送信ができる可能性がある事を認識した制御部30は、ミリ波帯による通信が出来るか否かを確認するためにミリ波帯から送信するRTSフレームと、マイクロ波帯で送信するRTSフレームとを生成する。次に、制御部30は、送信権を獲得した後、ミリ波通信部10およびマイクロ波通信部20を制御して、それぞれRTSフレームを同時に送信する(ステップS106)。ここで、ミリ波帯の伝送レートはマイクロ波帯の伝送レートよりも大きいため、制御部30は、ミリ波帯で送信したRTSフレームのフレーム時間長と、マイクロ波帯で送信したRTSフレームのフレーム時間長とが同一となるように、マイクロ波帯で送信したRTSフレームにパディングする。RTSフレームには、それぞれミリ波帯、マイクロ波帯を予約する期間(帯域予約期間:NAVを設定する期間)として同一の期間が、Durationフィールドに記載されている。
次に、マイクロ波帯およびミリ波帯でRTSフレームを送信してから、無線装置STA1は、CTSフレームを受信するために、ミリ波通信部10とマイクロ波通信部20とで、待ちうけ状態となる。
データの受信側(Recipient)である無線装置STA2は、無線装置STA1がRTSフレームを送信してからSIFS期間経過後にCTSフレームを受信できるように、RTSフレームを受信した周波数帯で、CTSフレームを返信する。無線装置STA2は、マイクロ波帯でのみRTSフレームを受信した場合は、マイクロ波帯でCTSフレームを返信する。無線装置STA2は、ミリ波帯でのみRTSフレームを受信した場合は、ミリ波帯でCTSフレームを返信する。無線装置STA2は、マイクロ波帯とミリ波帯とでRTSフレームを受信した場合は、マイクロ波帯とミリ波帯とでCTSフレームを返信する。図3の例では、無線装置STA2は、マイクロ波帯とミリ波帯とで、RTSフレームの受信、およびCTSフレームの返信を行っている。
次に、無線装置STA1の制御部30は、無線装置STA2からCTSフレームをミリ波帯で受信したか否かを判定する(ステップS107)。
無線装置STA2からCTSフレームをマイクロ波帯のみで受信した場合(ステップS107の“いいえ”)、無線装置STA1は、ミリ波による通信は出来ないが、マイクロ波による通信が可能と判断できる。そこで、無線装置STA1の制御部30は、送信キュー50からフレームを読み出し、マイクロ波通信部20を介して、データフレーム(MPDUあるいはA−MPDU)を送信する(ステップS108)。なお、A−MPDUは、複数のMPDUを含む。
一方、無線装置STA2からCTSフレームをミリ波帯で受信した場合、またはCTSフレームをミリ波帯およびマイクロ波帯で受信した場合(ステップS107の“はい”)、無線装置STA1は、ミリ波帯による通信が可能と判断できる。無線装置STA1は、ミリ波帯およびマイクロ波帯による通信が可能である場合は、伝送レートが大きいミリ波帯を用いて、データフレームを送信する。無線装置STA1の制御部30は、ミリ波通信部10を介して、データフレーム(MPDUあるいはA−MPDU)を送信する(ステップS109)。また、無線装置STA1の制御部30は、マイクロ波通信部20を介して、RTSフレームによって設定したマイクロ波帯のNAVを解除する解除フレーム(Durationフィールドの値が“0”に設定されたCf−endフレーム)を送信する。このようにすることで、無線装置STA1がミリ波による通信中であっても、他の無線装置によるマイクロ波帯を用いた通信を可能とし、周波数帯域の利用効率を高めることができる。図3の例では、無線装置STA1の制御部30は、ミリ波通信部10を介したA−MPDUの送信と、マイクロ波通信部20を介したCf−endフレームの送信を同時に行っている。
次に、制御部30は、マイクロ波通信部20からCf−endフレーム(Durationフィールドの値“0”)の送信完了通知を受けてからミリ波によるデータフレームの送信が完了するまで、マイクロ波通信部20への電源供給を遮断する(ステップS110)。このようにすることで、無線装置STA1の消費電力を低減することができる。
以上のように、図3、図4に示す動作をすることで、無線装置STA1は、ミリ波帯とマイクロ波帯の他の無線装置による予約状態の管理を、1つのNAV管理部40で実現することができ、実装の複雑さを回避することができる。無線装置STA1は、データの送信権を獲得した後に、ミリ波帯とマイクロ波帯の通信状況に応じて、データフレームの送信に使用する周波数帯を決定することができる。無線装置STA1は、指向性の高いミリ波帯による通信と、無指向性のマイクロ波帯による通信とを分離することで、周波数利用効率を向上させる事が出来る。
図5は、無線装置STA1が無線装置STA2へデータを送信する際(図3)の無線装置STA3の動作を示すフローチャートである。
まず、無線装置STA3は、ミリ波通信部10とマイクロ波通信部20の双方の受信機能をONにしていて、ミリ波帯・マイクロ波帯の双方で待ち受け状態にある。そして、無線装置STA3は、無線装置STA1から無線装置STA2へ送信されたRTSフレームを、ミリ波帯とマイクロ波帯の双方から同時に受信する(ステップS201)。
次に、無線装置STA3の制御部30は、ミリ波帯で受信したRTSフレームに記載されたNAVの設定期間と、マイクロ波帯で受信したRTSフレームに記載されたNAVの設定期間とのうち、どちらか一方長い期間をNAV管理部40へ通知する。(ステップS202)。図3の例では、無線装置STA3の制御部30は、ミリ波帯で受信されたRTSフレームに記載されたNAVの設定期間と、マイクロ波帯で受信されたRTSフレームに記載されたNAVの設定期間とは同じであるため、どちらの期間をNAV管理部40へ出力しても良い。
次に、無線装置STA2から無線装置STA1へミリ波帯とマイクロ波帯でCTSフレームが同時に送信されると、無線装置STA3は、CTSフレームをマイクロ波帯で受信する(ステップS203)。
次に、無線装置STA3の制御部30は、マイクロ波帯で受信したCTSフレームに記載されたNAVの設定期間をNAV管理部40へ通知する。無線装置STA3のNAV管理部40は、制御部30から通知された期間、ミリ波帯とマイクロ波帯に無線装置STA1によってNAVが設定されたものとする(ステップS204)。IEEE802.11規格では、他の無線装置宛てのRTSフレームを受信したあとに、その応答であるCTSフレームを受信しない場合、RTSフレームで設定したNAVを解除する。しかし、ミリ波帯/マイクロ波帯で他の無線装置宛のRTSフレームを受信したあとに、ミリ波帯でCTSフレームを受信できない場合であっても、マイクロ波帯でCTSフレームが受信された場合には、ミリ波帯/マイクロ波帯のNAVを解除することはなく、RTSフレームで設定したNAVおよびCTSフレームで設定したNAVは有効のままとなる。
次に、無線装置STA1から無線装置STA2へ、ミリ波帯でA−MPDUが送信され、マイクロ波帯でCf−endが送信されると、無線装置STA3は、A−MDPUをミリ波で受信するとともに、Cf−endフレームをマイクロ波帯で受信する(ステップS105)。
次に、無線装置STA3の制御部30は、ミリ波帯で受信したA−MPDUに記載されたNAVの設定期間と、マイクロ波帯で受信したCf−endフレームに記載されたNAVの設定期間とのうち、どちらか一方長い期間をNAV管理部40へ通知する。Cf−endフレームに記載されたNAVの設定期間は“0”であるため、無線装置STA3の制御部30は、A−MPDUに記載されたNAVの設定期間をNAV管理部40へ通知する。無線装置STA3のNAV管理部40は、制御部30から通知された期間、ミリ波帯とマイクロ波帯に無線装置STA1によってNAVが設定されたものとする(ステップS206)。
その後、無線装置STA3は、TXOP期間中に、ミリ波帯で送受信されるA−MPDUフレームとBlockAck(BA)フレームとのやりとりに従って(ステップS207)NAVを再設定する(ステップS208)。このようにすることで、無線装置STA1と無線装置STA2との間のフレーム交換の干渉となる通信を無線装置STA3が行うことを回避することができる。
図6は、無線装置STA1が無線装置STA2へデータを送信する際(図3)の無線装置STA4の動作を示すフローチャートである。なお、無線装置STA5も同様に動作する。
まず、無線装置STA4は、ミリ波通信部10とマイクロ波通信部20の双方の受信機能をONにしていて、ミリ波帯・マイクロ波帯の双方で待ち受け状態にある。無線装置STA1から無線装置STA2へミリ波帯およびマイクロ波帯でRTSフレームが送信されると、無線装置STA4は、無線装置STA1から無線装置STA2宛てのRTSフレームを、マイクロ波帯でのみ受信する(ステップS301)。
次に、無線装置STA3の制御部30は、マイクロ波帯で受信したRTSフレームに記載されたNAVの設定期間をNAV管理部40へ通知する。無線装置STA3のNAV管理部40は、制御部30から通知された期間、ミリ波帯とマイクロ波帯に無線装置STA1によってNAVが設定されたものとする(ステップS302)。
次に、無線装置STA2から無線装置STA1へミリ波帯とマイクロ波帯でCTSフレームが同時に送信されると、無線装置STA4は、CTSフレームをマイクロ波帯で受信する(ステップS303)。
次に、無線装置STA4の制御部30は、マイクロ波帯で受信したCTSフレームに記載されたNAVの設定期間をNAV管理部40へ通知する。無線装置STA4のNAV管理部40は、制御部30から通知された期間、ミリ波帯とマイクロ波帯にNAVが設定されたものとする(ステップS304)。
次に、無線装置STA1から無線装置STA2へミリ波帯でA−MPDUが送信され、マイクロ波帯でCf−endが送信されると、無線装置STA4は、Cf−endフレームをマイクロ波帯で受信する(ステップS305)。
次に、無線装置STA4の制御部30は、マイクロ波帯でCf−endフレームを受信する事により、NAVの解除を通知された事を認識する。NAVの解除を認識した制御部30は、NAV管理部40へNAVの解除を通知する。(ステップS306)。
その後、無線装置STA4は、無線装置STA1と無線装置STA2とでミリ波帯による通信がなされているか否かによらず、データの送信要求がある場合は、送信権を獲得するためにバックオフ処理を開始する。無線装置STA4がマイクロ波帯で通信を開始したとしても、無線装置STA1と無線装置STA2とでミリ波帯による通信を妨害することはない。無線装置STA4がミリ波帯で通信を開始したとしても、無線装置STA4が送信する電波(ミリ波)と、無線装置STA1、2が送信する電波(ミリ波)とは空間的に分割されており、無線装置STA1と無線装置STA2とでミリ波帯による通信を妨害することはない。無線装置STA4がマイクロ波で通信しても、無線装置STA1と無線装置STA2はミリ波による通信を行っていて、その期間はマイクロ波の電源をOFFにしている為に、影響を与える事はない。
このように、第1の実施形態に係る無線システム100によれば、ミリ波帯とマイクロ波帯との双方を通信に使用し、かつ、それらの帯域の予約状況を一元的に管理することで、各帯域が予約されているか否かの管理をするための機器の実装の複雑さを回避することができる。
第1の実施形態に係る無線システム100によれば、1つのNAV管理部40で各帯域が予約されているか否かを管理しながらも、他の無線装置がミリ波帯によって通信している間にミリ波帯、マイクロ波帯による通信を開始することを可能とするため、周波数効率を向上させることができる。
(第1の実施形態の変形例1)
上記第1の実施形態では、無線装置STA1から無線装置STA2へミリ波を用いてデータフレームを通信する場合の説明を中心に行った。第1の実施形態の変形例1では、無線装置STA1が、図4のステップS106で、ミリ波帯およびマイクロ波帯でRTSフレームを送信したにもかかわらず、マイクロ波帯でのみCTSフレームを受信した場合(図4のステップS107の“いいえ”)を説明する。
図7は、第1の実施形態の変形例1に係る無線装置STA1が無線装置STA2へデータを送信するときのシーケンス図である。
無線装置STA2からマイクロ波帯でのみCTSフレームを受信した後、無線装置STA1の制御部30は、データフレームを送信する周波数帯域をミリ波からマイクロ波に変更する。
ミリ波帯の伝送レートは、マイクロ波帯の伝送レートよりも大きい。そのため、無線装置STA1がミリ波帯を使用すれば、RTSフレームで設定したNAV期間中にデータフレームの送信を完了する場合であっても、マイクロ波帯を使用したがゆえに、RTSフレームで設定したNAV期間中にデータフレームの送信を完了しない場合がある。そのため、無線装置STA1はマイクロ波帯によるデータフレームの送信前に、下記の3つの処理の少なくとも1つを行う。
[第1処理]無線装置STA1の制御部30は、CTSフレームを受信する前にA−MPDUを作成していた場合には、送信キュー50からフレームを取り出しアグリゲートするフレームの数を減らしたA−MPDUを改めて作成する。このようにすることで、無線装置STA1は、RTSフレームによって設定したNAV期間中に、データフレームの送信を完了することができる。
[第2処理]無線装置STA1の制御部30は、RTSフレームによって設定したNAV期間中に送信するA−MPDUの数を減らす。このようにすることで、無線装置STA1は、RTSフレームによって設定したNAV期間中に、データフレームの送信を完了することができる。
[第3処理]無線装置STA1の制御部30は、NAV期間を延長するために、マイクロ波帯で送信するデータフレーム(A−MPDU)のDurationフィールドを大きな値を設定しなおす。このようにすることで、無線装置STA1が送信するデータフレームに含まれるMPDUの数を減らす処理(再アグリゲート処理)などを行わなくてすむ。
このように、無線装置STA1はマイクロ波帯によるデータフレームの送信(ステップS108)前に、[第1処理]、[第2処理]、または[第3処理]を行うことで、使用する周波数帯域がミリ波帯からマイクロ波帯へ変更したとしても、NAV期間中にデータフレームの送信を完了することができる。
その後、図7に示すとおり、無線装置STA1と無線装置STA2は、マイクロ波帯でA−MPDUフレームとBlockAckフレームの送受信を行う。無線装置STA1と無線装置STA2との間でマイクロ波帯で通信がなされている間はマイクロ波帯が予約(NAVが設定)されているため、無線装置STA3〜5が無線装置STA1と無線装置STA2との間の通信を妨害することはない。
このように、第1の実施形態の変形例1に係る無線システムによれば、ミリ波帯による通信を試みたものの、ミリ波帯による通信が行えない場合に、データフレームの送信に使用する周波数帯域をミリ波帯からマイクロ波帯へ切り替えることができる。そのため、一度、送信権を獲得すれば、ミリ波帯による通信の可否によらず、データフレームの送信を行うことができる。
(第1の実施形態の変形例2)
上記第1の実施形態では、無線装置STA4は、無線装置STA1からCf−endフレームを受信したあとの処理については説明を省略した。第1の実施形態の変形例2では、無線装置STA4が、図6のステップS306の後、無線装置STA5と通信を開始する場合を説明する。
図8は、第1の実施形態の変形例2に係る無線装置STA4が無線装置STA5へデータを送信するときのシーケンス図である。
無線装置STA4、5は、無線装置STA1からマイクロ波帯でCf−endフレームを受信し(図6のステップS305)、ミリ波帯およびマイクロ波帯のNAVを解除する(図6のステップS306)。
次に、データの送信要求が発生した無線装置STA4は、送信権を獲得するため、固定期間(AIFS)とバックオフ(Backoff)期間、マイクロ波帯およびミリ波帯で電波の観測(キャリアセンス)を行う。なお、このバックオフ期間は、IEEE802.11に記載されているCSMA/CA方式に基づくものである。
次に、固定期間とバックオフ期間、電波が観測されなかった場合は、無線装置STA4は、無線装置STA5へ、マイクロ波帯およびミリ波帯でRTSフレームを送信する。
次に、無線装置STA5は、マイクロ波帯およびミリ波帯でRTSフレームを受信する。
次に、無線装置STA5は、無線装置STA4へ、マイクロ波帯およびミリ波帯でCTSフレームを送信する。
次に、無線装置STA4は、マイクロ波帯およびミリ波帯でCTSフレームを受信する。
次に、無線装置STA4は、マイクロ波帯でCf−endフレームを送信し、ミリ波帯で無線装置STA5へA−MPDUを送信する。このとき、無線装置STA1、STA2は、マイクロ波通信部20への電源供給を遮断しているか、マイクロ波通信部20から受信されるフレームを破棄するため、RTSフレーム、CTSフレーム、およびCf−endフレームは、無線装置STA1、STA2に受信されない。また、無線装置STA1、STA2は、ミリ波の送受信の指向性を互いの方向に合わせているため、無線装置STA4やSTA5が送信したRTSフレーム、CTSフレーム、およびA−MDPUも受信しない。
そのため、図8に示すように、無線装置STA1と無線装置STA2との通信と、無線装置STA4と無線装置STA5との通信とは、マイクロ波帯およびミリ波帯ともに、完全に分離され、互いに干渉する事はない。
このように、第1の実施形態の変形例2に係る無線システムによれば、無線装置STA1と無線装置STA2との間でミリ波帯による通信がなされている間に、無線装置STA4と無線装置STA5とがマイクロ波帯およびミリ波帯で通信することができる。そのため、周波数帯域の利用効率を向上させることができる。
第1の実施形態の変形例2に係る無線システムによれば、マイクロ波帯およびミリ波帯を用いて通信を行う場合であっても、それらの帯域の予約情報を一元管理するNAV管理部40によって、複数の無線装置間の通信を、互いに干渉させることなく同時に実現させることが可能となる。
(第1の実施形態の変形例3)
第1の実施形態では、無線装置STA1〜STA5は、ミリ波通信部10とマイクロ波通信部20とを備え、ミリ波帯およびマイクロ波帯による通信を行うことができた。
第1の実施形態の変形例3では、無線装置STA3は、ミリ波帯のみを用いて通信する。無線装置STA3がミリ波帯のみを用いて通信することが予め設定されていて、マイクロ波通信部20への電源供給が常に遮断されていることとしても良い。無線装置STA3がマイクロ波通信部20を備えず、ミリ波通信部10のみを備えることとしても良い。
図9は、第1の実施形態の変形例3に係る無線装置STA3の動作を示すフローチャートである。なお、図3に示すシーケンス図の通り、無線装置STA1、STA2が動作したものとする。
まず、無線装置STA3のミリ波通信部10は、受信の待ち受け状態となる。
次に、無線装置STA3は、無線装置STA1から無線装置STA2へミリ波帯で送信されたRTSフレームを受信する(ステップS401)。
次に、無線装置STA3の制御部30は、RTSフレームに記載されたNAVを設定する期間を、NAV管理部40へ通知する。無線装置STA3のNAV管理部40は、制御部30から通知された期間、NAVが設定されたものとする(ステップS402)。
なお、無線装置STA2が無線装置STA1へミリ波帯およびマイクロ波帯でCTSフレームを送信しても、無線装置STA3は、ミリ波帯でも、マイクロ波帯でも、CTSフレームを受信することはない。この時、無線装置STA3は、RTSフレームを受信することによって設定したNAVを、その応答であるCTSフレームを受信できないため、IEEE802.11規格に従い解除する。その後、無線装置STA3は、無線装置STA1から、Cf−endフレームを受信してNAVが解除された事を認識する。ここで、無線装置STA1とSTA2とがミリ波帯を用いて通信する場合、無線装置STA3は、上述の通りNAVを解除するが、そのあとに無線装置STA1から送信されるA−MPDUフレームによって再度NAVを設定する。
このように、無線装置STA3のNAV管理部40は、ミリ波通信部10のみを用いる場合であっても、上述の方法と同様に、NAV管理を行うことができる。
(第1の実施形態の変形例4)
第1の実施形態では、無線装置STA1〜STA5は、ミリ波通信部10とマイクロ波通信部20とを備え、ミリ波帯およびマイクロ波帯による通信を行うことができた。
第1の実施形態の変形例4では、無線装置STA4は、マイクロ波帯のみを用いて通信する。無線装置STA4がマイクロ波帯のみを用いて通信することが予め設定されていて、ミリ波通信部10への電源供給が常に遮断されていることとしても良い。無線装置STA4がミリ波通信部10を備えず、マイクロ波通信部20のみを備えることとしても良い。
図10は、第1の実施形態の変形例4に係る無線装置STA4の動作を示すフローチャートである。なお、図3に示すシーケンス図の通り、無線装置STA1、STA2が動作したものとする。
まず、無線装置STA4のマイクロ波通信部20は、受信の待ち受け状態となる。
次に、無線装置STA1が無線装置STA2へミリ波帯とマイクロ波帯とでRTSフレームを送信すると、無線装置STA4は、マイクロ波帯で送信されたRTSフレームを受信する(ステップS401)。
次に、無線装置STA4の制御部30は、RTSフレームに記載されたNAVを設定する期間を、NAV管理部40へ通知する。無線装置STA4のNAV管理部40は、制御部30から通知された期間、ミリ波帯とマイクロ波帯とにNAVが設定されたものとする(ステップS402)。
次に、無線装置STA2が無線装置STA1へミリ波帯とマイクロ波帯とでCTSフレームを送信すると、無線装置STA4は、マイクロ波帯で送信されたCTSフレームを受信する(ステップS403)。
次に、無線装置STA4の制御部30は、CTSフレームに記載されたNAVを設定する期間を、NAV管理部40へ通知する。無線装置STA4のNAV管理部40は、制御部30から通知された期間、ミリ波帯とマイクロ波帯とにNAVが設定されたものとする(ステップS404)。
このように、無線装置STA4のNAV管理部40は、マイクロ波通信部20のみを用いる場合であっても、上述の方法と同様に、NAV管理を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態およびその変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態およびその変形例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
STA1、STA2、STA3、STA4、STA5・・・無線装置
AREA1・・・無線装置STA1が送信するミリ波の到達範囲
AREA2・・・無線装置STA2が送信するミリ波の到達範囲
10・・・ミリ波通信部
20・・・マイクロ波通信部
30・・・制御部
40・・・NAV管理部
50・・・送信キュー
60・・・アプリケーション部
100・・・無線システム

Claims (14)

  1. 第1周波数帯で通信する第1通信部と、
    第2周波数帯で通信する第2通信部と、
    他の無線装置による前記第1周波数帯および前記第2周波数帯の予約状態を管理する管理部とを備え、
    前記第1周波数帯を第1期間予約するフレームを前記第1通信部で受信した場合に、前記管理部は、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が前記第1期間予約されたものとし、
    前記第2周波数帯を第2期間予約するフレームを前記第2通信部で受信した場合に、前記管理部は、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が前記第2期間予約されたものとする無線装置。
  2. 前記第1周波数帯の予約を解除するフレームを前記第1通信部が受信し、かつ前記第2通信部がフレームを受信しなかった場合に、前記管理部は、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯の予約が解除されたものとする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記第1周波数帯を前記第1期間予約するフレームを前記第1通信部で受信し、かつ前記第2周波数帯を第2期間予約するフレームを前記第2通信部で受信した場合に、前記管理部は、前記第1期間と前記第2期間とのうち長い期間、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が予約されたものとする請求項1または請求項2に記載の無線装置。
  4. 前記第1通信部が前記第1周波数帯で送信する電波の到達範囲が、前記第2通信部が前記第2周波数帯で送信する電波の到達範囲と比較して、広いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無線装置。
  5. 前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が他の無線装置によって予約されていないときに、前記第1通信部と前記第2通信部とは、第1無線装置へ、データフレームの送信を要求する要求フレームを送信し、
    前記第1通信部と前記第2通信部とが前記第1無線装置から前記送信要求フレームの応答であってデータフレームの送信を許可する許可フレームを受信した場合に、前記第2通信部は、前記第1無線装置へデータフレームを送信し、
    前記第1通信部が送信した前記要求フレームには、前記無線装置が前記第1周波数帯を予約する期間が記載され、
    前記第2通信部が送信した前記要求フレームには、前記無線装置が前記第2周波数帯を予約する期間が記載されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無線装置。
  6. 前記第1通信部と前記第2通信部とが前記第1無線装置から前記許可フレームを受信し、前記第2通信部が前記第1無線装置へ前記データフレームを送信した後に、前記第1通信部は、前記第1周波数帯の予約を解除する解除フレームを送信することを特徴とする請求項5に記載の無線装置。
  7. 前記第1通信部と前記第2通信部とが前記第1無線装置から前記許可フレームを受信し、前記第2通信部が前記第1無線装置へ前記データフレームを送信した後に、前記第1通信部への電源供給が遮断されることを特徴とする請求項5に記載の無線装置。
  8. 前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が他の無線装置によって予約されていないときに、前記第1通信部と前記第2通信部とは、第1無線装置へ、データフレームの送信を要求する要求フレームを送信し、
    前記第1通信部と前記第2通信部とのうち、どちらか一方が前記第1無線装置から前記要求フレームの応答であってデータフレームの送信を許可する許可フレームを受信した場合に、前記許可フレームを受信した一方の通信部が、前記第1無線装置へデータフレームを送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無線装置。
  9. 他の無線装置を宛先とするものであってデータフレームの送信を要求する要求フレームを前記第1通信部と前記第2通信部とが受信した後に、前記要求フレームの応答であってデータフレームの送信を許可する許可フレームを前記第1通信部と前記第2通信部とが受信しない場合に、前記管理部は、前記要求フレームによる前記第1周波数帯および前記第2周波数帯の予約を解除することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無線装置。
  10. 前記第1通信部と前記第2通信部とが前記要求フレームを受信した後、前記第2通信部は前記許可フレームを受信しなかったものの、前記第1通信部は前記許可フレームを受信した場合、前記管理部は、前記要求フレームによる前記第1周波数帯および前記第2周波数帯の予約を解除しないことを特徴とする請求項9に記載の無線装置。
  11. 前記第1周波数帯を用いた通信の伝送レートは、前記第2周波数帯を用いた通信の伝送レートよりも小さく、
    前記第1通信部が前記第1無線装置から前記要求フレームの応答であって前記許可フレームを受信した場合に、前記第1通信部で送信する第1データフレームは、前記第2通信部で送信する第2データフレームと比較して、より少ない数のMACフレームを有することを特徴とする請求項8に記載の無線装置。
  12. 前記第1周波数帯を用いた通信の伝送レートは、前記第2周波数帯を用いた通信の伝送レートよりも小さく、
    前記第1通信部が前記第1無線装置から前記要求フレームの応答であって前記許可フレームを受信した場合に、前記要求フレームによって予約した期間中に前記第1通信部で送信するデータフレームの数は、前記要求フレームによって予約した期間中に前記第2通信部で送信するデータフレームの数よりも少ないことを特徴とする請求項8に記載の無線装置。
  13. 前記第1周波数帯を用いた通信の伝送レートは、前記第2周波数帯を用いた通信の伝送レートよりも小さく、
    前記第1通信部が前記第1無線装置から前記要求フレームの応答であって前記許可フレームを受信した場合に、前記第1通信部で送信するデータフレームに記載される前記第1周波数帯を予約する期間は、前記第2通信部で送信するデータフレームに記載される前記第1周波数帯を予約する期間よりも長いことを特徴とする請求項8に記載の無線装置。
  14. 第1周波数帯で通信する第1通信部と、第2周波数帯で通信する第2通信部と、他の無線装置による前記第1周波数帯および前記第2周波数帯の予約状態を管理する管理部とを備える無線装置の制御方法であって、
    前記第1周波数帯を第1期間予約するフレームを前記第1通信部で受信した場合に、前記管理部は、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が前記第1期間予約されたものとし、
    前記第2周波数帯を第2期間予約するフレームを前記第2通信部で受信した場合に、前記管理部は、前記第1周波数帯および前記第2周波数帯が前記第2期間予約されたものとすることを特徴とする無線装置の制御方法。
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