JP5158607B2 - 耐故障性非同期回路 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に電子回路設計に関し、さらに明確には、耐故障性非同期電子回路に関する。
非同期回路の動作には、クロック信号は使われない。クロックが存在しないので、クロックを「グリッチ」またはデータ・ハザードをフィルターにかけるために使用することもできない。したがって、非同期回路および特に非同期制御回路は、信号に何らかのスイッチング・ハザードを有すると、正しく機能しない。過渡故障は、信号値の一時的変化、即ち回路内に「グリッチ」を引き起こす変化と考えることができる。このエラーは、伝播し、デッドロックおよび/または間違ったデータ計算を含む機能性問題を生じる可能性がある。
電離放射線の衝撃は、複数の電気ノードにおいて同時に回路動作を混乱させる可能性があるので、放射線効果は、事を複雑にする。これは、粒子の衝撃の半径が、現代の電子回路における最小特徴よりも著しく大きいかもしれないからである。したがって、「シングル・イベント」は、物理的に隣接する複数信号を同時に変化させてしまう可能性がある。様々な以前の著者達は、この現象を実験的に立証しており、最も直接的な観察は、単一粒子打撃が複数隣接メモリ・ビットの状態を変える可能性があるメモリにおいて行われている。
耐放射線強化エレクトロニクスの分野は、広く刊行されたおよび特許された分野である。これらの問題に対する解決策は、2つの解決策領域、即ち放射線の総照射線量(TID)に取り組む解決策、およびシングル・イベント効果SEEに取り組む解決策に分類される。現代のCMOS VLSI製造の分野では、TID解決策は、下側にあるシリコン材料の特別仕様処理を通じて達成されるので、本発明は、後者に影響を及ぼす。
SEE耐故障性エレクトロニクスの分野では重要な従来技術があるが、しかし本発明者達の最も良く知る限りでは、従来技術のすべては、同期回路とともに使用するために設計されており、クロックの存在によって制限されない非同期回路の分野には適用できない。
本発明者達の最も良く知る限りでは、SEE耐性およびシングル・イベント・アップセット(SEU)免疫のための非同期耐故障性回路の領域における従来技術はほとんどない。本発明者達に知られているその主題に関する唯一の文献は、高放射線環境の下でのSEE耐性QDI(quasi delay insensitive)回路の実施のための代替および効果の弱い方法を述べる。California Institute of Technology, SEU-tolerant QDI Circuits, by Jang, W. and Martin, A.J.を参照されたい。
このように、非同期回路においてSEEおよびSEU故障に取り組むための当技術分野における必要性がある。
本発明は、シングル・イベント・アップセット(SEU)またはもっと広くシングル・イベント効果(SEE)などの放射線効果を含む様々な効果のために導入される可能性がある過渡故障に対して非同期回路を耐性があるようにする回路設計技術である。
本発明の一実施形態では、耐故障性非同期回路のための方法およびシステムがあり、1
つの装置は、
出力信号を生成するために入力信号を受け取るための第1の論理回路と、
入力信号を受け取るおよび出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む第2の論理回路と、
直並列変換器回路であって、
第1および第2の論理回路の各々から出力信号を受け取るためにそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、
第1および第2のC素子の各々の出力ならびに第1および第2の論理回路の各々の出力にそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含む直並列変換器回路とを含む。
本発明の別の実施形態では、耐故障性非同期回路のための方法およびシステムがあり、1つの装置は、
出力信号を生成するために入力信号を受け取るための第1の論理回路と、
入力信号を受け取り出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む第2の論理回路と、
入力信号を受け取り出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む第3の論理回路と、
入力信号を受け取り出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む第4の論理回路と、
前記第1および第2の論理回路の各々の出力を組み合わせて出力信号を生成するための第1の組み合わせ回路と、
前記第3および第4の論理回路の各々の出力を組み合わせて出力信号を生成するための第2の組み合わせ回路と、
直並列変換器回路であって、
第1および第2の組み合わせ回路の各々から出力信号を受け取るためにそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、
第1および第2のC素子の各々の出力ならびに第1および第2の組み合わせ回路の各々の出力にそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含む直並列変換器回路とを含む。
さらに別の実施形態では、論理またはメモリ回路にSEE免疫を提供するために論理またはメモリ回路とともに使用するための直並列変換器回路のための方法およびシステムが提供され、1つの装置は
第1のC素子および第1のC素子の出力に接続される第1の直列チェーン接続インバータ対を含む第1の回路分岐と、
第2のC素子および第2のC素子の出力に接続される第2の直列チェーン接続インバータ対を含む第2の回路分岐と、
第3のC素子および第3のC素子の出力に接続される第3の直列チェーン接続インバータ対を含む第3の回路分岐と、
第2および第3のインバータ対に接続される第1のC素子の2入力と、
第1および第3のインバータ対に接続される第2のC素子の2入力と、
第1および第2のインバータ対に接続される第3のC素子の2入力と、
入力信号およびその入力信号の複製をそれぞれ受け取るための、ならびに正しい入力信号を代表し、過渡SEEエラーに免疫のある出力信号を生成するための第1および第3の回路分岐とを含む。
本発明の別の実施形態では、耐故障性SRAM回路のための方法およびシステムが提供され、1つの装置は、
読み出し回路と、
書き込み回路と、
直並列変換器回路であって、
読み出しおよび書き込み回路の各々にそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、
第1および第2のC素子の各々の出力ならびに読み出しおよび書き込み回路にそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含む直並列変換器回路とを含み、
直並列変換器回路は、時限故障中に単一書き込みがSRAMの全体状態を変えることを防止するように機能する。
SEEに免疫のある回路ファミリーを構築することによって、本発明者達は、宇宙飛行、軍事、および高放射線産業おいて広汎な用途を有する回路技術を提供する。
本発明のこれらのおよび他の目的、特徴および利点は、図面と併せて次の「発明を実施するための最良の形態」の考察から明らかであろう。
本発明は、シングル・イベント・アップセット(SEU)またはもっと広くシングル・イベント効果(SEE)などの放射線効果を含む様々な効果のために導入される可能性がある過渡故障に対して非同期回路を耐性があるようにするための回路設計技術、ならびに関連する方法および回路を対象とする。
当技術分野では周知のように、SEEは、単一のエネルギー粒子に起因する。SEUは、荷電粒子が、それらが通過する媒体を電離することによってエネルギーを失い、電子正孔対の軌跡を後に残すときに引き起こされる、超小型電子回路における放射線誘起エラーである。検出されないがゆえに訂正されないSEUは、超小型電子回路が間違った信号値を生成する結果をもたらす可能性がある。
本明細書で使用されるように、実施例および説明図は例となるものであり、限定するものではない。
ある種の論理チップは、クロック駆動される同期回路およびクロック駆動されない非同期回路の両方を同一チップ上に含んでもよいが、非同期回路の動作にはクロック信号は使われない。クロックが存在しないから、クロックを「グリッチ」またはデータ・ハザードをフィルターにかけるために使用することもできない。したがって、非同期回路および特に非同期制御回路の信号には、どんなスイッチング・ハザードも有することができない。過渡故障は、信号値の一時的な変化、即ち回路内に「グリッチ」を引き起こす変化と考えることができる。このエラーは、伝播し、デッドロックおよび/または間違ったデータ計算を含む機能性問題を生じる可能性がある。
電離放射線の衝撃は、1つより多い電気ノードにおいて同時に回路動作を混乱させる可能性があるので、放射線効果は、事を複雑にする。これは、粒子の衝撃の半径が、現代の電子回路における最小特徴よりも著しく大きいかもしれないからである。したがって、「シングル・イベント」は、物理的に隣接する複数信号を同時に変化させる可能性がある。様々な以前の著者達は、この現象を実験的に立証しており、最も直接的な観察は、単一粒子打撃が複数隣接メモリ・ビットの状態を変える可能性があるメモリにおいて行われている。
同期論理のための既存の方法は、回路が3回複製され、最終結果が投票によって得られる三重モジュール式冗長などの普通の技術を使用することによって、この問題に部分的に取り組む。もしせいぜい1つの回路が正常に機能しないならば、正しい結果が、回路のうちの2つによって生成される、即ちそれによって間違ったバージョンを投票で除外するので、全体の結果は影響されない。非同期論理における追加の問題は、SEEが回路にデッ
ドロックを引き起こす、即ちボーターへの3入力のうちの1つが到着しないかもしれないので投票を困難にする可能性があるということなので、これらの技術は、非同期論理に容易に適合することはできない。
本発明は、過渡故障、および特にSEEに立ち向かうための新しい回路技術を対象とする。(我々は、放射線誘起過渡故障を含む任意の過渡故障を含むように頭字語SEEを使用するであろう。)我々は、非同期回路のある部類が、ゲート内の伝播遅延の変化に対して耐性があるという事実を利用する。例となる回路ファミリーは、速度独立回路、いくつかの自己計時回路、およびQDI(quasi delay-insensitive)回路を含む。
たとえば、我々は、プルアップ・ネットワーク(出力をハイに設定できる)およびプルダウン・ネットワーク(出力をローに設定できる)によって記述できるゲートを有すると仮定されたい。ゲートは、2つのネットワークが導通しているというブール条件によって特徴づけられる。たとえシステムの状態が何であろうとも、プルアップ・ネットワークかまたはプルダウン・ネットワークが導通しているとき、ゲートは組み合わせであると言われる。さもなければ、もしプルアップ・ネットワークまたはプルダウン・ネットワークが導通していないならば、即ち、もしプルアップまたはプルダウン・ネットワークが導通していない状態があるならば、ゲートは、状態保持であると言われる。
SEEは、ゲートの出力がその値を変える原因となる可能性がある(値が変化しないのなら、我々はSEEを無視できるわけである)。これは、非同期回路の残りが正常に機能しない原因となるかもしれない。これを防止するために、我々は、ゲートの複製を導入する。この複製は、それが元のゲートと同じSEEによって影響されることを防止するように設計されなければならない。1つの故障によってそれぞれ影響されるためには独立した故障を有するはずである2つのノードのことを、独立したノードという。SEEがこの複製された構造で生じるとき、2つのゲートのうちの1つだけが、そのSEEによって影響されるであろう。2つのゲートの出力は、一致しないであろう。我々は次に、単一信号の2つの複製が一致しないとき、ゲートが、それらの値を使用する前に2つが一致するのを待つように、システム内の他のゲートを変更することができる。この観察は既知であり、様々な刊行物で見ることができる。たとえば、上述のJiangおよびMartinによる参考文献を見られたい。本発明は、既存の技術よりも著しくより効果的であるこの原理を実施するための新規の回路技術であり、以前に提案された解決策では耐えることができないようなSEEに対する堅牢性を提供する。
〔構成〕
我々は、SEE耐性のある回路の第1の実施形態を次の方法で構成する。最初に、回路内のあらゆる信号が複製される。これは、元の回路内のあらゆるノードについての2つの複製を生成する。元の回路内の各ノードxに対して、我々は、2つの複製をxaおよびxbによって示す。ノードxaおよびxbは独立でなければならず、これは、回路の物理的設計に影響を有する。
もしxが組み合わせであるならば、xaに対するゲートへの全ての入力が、「a」ラベルを有するノードに対応し、一方xbに対するゲートへの全ての入力が、「b」ラベルを有するノードに対応することを除いて、xaおよびxbに対するゲートは、元のゲートと同じである。確かに、我々は、これを組み合わせゲートの任意の接続された組に適用できる、即ちゲートの接続された組全体が複製され、1つの組が「a」のラベルを付けられ、一方もう1つの組が「b」のラベルを付けられる。この場合、組み合わせ論理ゲートの1つの組における全ての信号は、組み合わせ論理ゲートのもう1つの組における全ての信号から独立でなければならない。(通常は、同じ名前で異なるラベルを持つ信号のみが、独立であることを要求される。)
もしxが状態保持であるならば、プルアップおよびプルダウン・ネットワークの両方と、その上にさらに直並列変換器またはキーパーと呼ばれる余分な状態保持素子とが含まれる。回路がSEE免疫であるためには、両方が変更されなければならない。我々は、xに対するゲートをSEE免疫にするためのいくつかの異なるメカニズムについて述べる。
第1のメカニズムは、プルダウンおよびプルアップ・ネットワーク内のあらゆるトランジスタを直列の2トランジスタで置き換える。もし元のトランジスタのうちの1つへのゲート入力がgであったならば、それを置き換える2トランジスタへの入力は、gaおよびgbである。この変換の後、ゲートは、それらがなおプルアップ/プルダウン・ネットワークの導通のための同じブール条件を満たす限り、再度順序付けることができる。第1のメカニズムのこの部分は、すでに知られている。対照的に、本発明は、新規の、改善された直並列変換器回路を提供する。我々は、最初に図1で示される構造を論じる。
図1は、従来技術を代表し、状態を保持するために使用される直並列変換器103とともに元の入力101および出力104を持つ元のゲート102を含む回路100を示す。本発明によると、回路がSEE免疫であるためには、両方が変更される。元の従来技術のゲート102は、状態を保持するために使用される直並列変換器(またキーパーとしても知られる)103とともに、その元の入力101がIのラベルを付けられ(入力は複数信号を含んでもよい)、出力104がxのラベルを付けられて、示される。記号G()は、ゲートの機能および形状を示すために使用され、入力信号によってパラメータ化される。
次いで、本発明の一実施形態による図2Aを参照すると、図1のそれと機能が同等の論理回路210のSEE免疫バージョンは、ゲート105の複製されたバージョンを含む。本発明のこの実施形態では、元のゲート102内の各トランジスタは、上述のようにゲート105の各々内の2直列トランジスタによって置き換えられる。入力信号aおよびb(Ia、Ib)は、二重G1および二重G2と示される2つの二重トランジスタ・ゲート間で分配される。2トランジスタは、周知のように、故障免疫性の利益を提供するために使用されるので、もし故障がトランジスタのうちの1つの入力に変化をもたらすならば、直列の2トランジスタ(「二重」G1およびG2)を使うことで、回路出力の変化を抑止できることになる。G1およびG2の両方の使用を通じての組み合わせ機能の複製は、エラー抵抗力を増すために以下で述べられる発明性を有する直並列変換器とともに使用される。
記号「C」は、C素子を示すために使用され、「wC」は、弱C素子、即ち普通のゲートと比較して低減した駆動強度を持つゲートを示すために使用される。「C」および「wC」は、C素子を示すために始めから終わりまで使用されるが、それらは必ずしも同一の構成を示さず、各回路説明に関して述べられる通りである。
当技術分野で周知のように、C素子は、入力に論理動作を適用し、ヒステリシスを有してもよい、普通に使用される非同期回路部品である。C素子の出力は、全ての入力の状態が対等であるとき入力を反映する。すると出力は、入力がすべてもう1つの状態に遷移するまでこの状態にとどまる。類型は、いくつかの入力が遷移(正または負)の1つにおける動作に影響するだけである非対称C素子を含む。当技術分野で周知の、例となるC素子は、図6で示される。wC即ち弱C素子では、回路の構造および動作は、ゲートが普通のゲートによって圧倒される(overpowered)ことが可能なように、ゲートの電流駆動強度が低減されることを除いて、C素子と同じである。主回路出力が、ある時間の間「弱」回路素子を「圧倒する」ことが望ましい場合には、弱回路素子が使用されることは読者には理解されるであろう。
信号xaおよびxbは、C1およびC2の入力に両方とも接続されることが分かる。信号xaおよびxbは、それぞれwC1およびwC2の反転入力に個別に接続される。C1およびC2の出力は、wC1およびwC2に接続および交差接続される信号_xaおよび_xbを支持する。
図2Aの回路を考察し続けると、出力はxaおよびxbである。従来技術とは対照的に、回路の残りに対してはゲート出力を直接使用するので、SEE免疫の状態保持ゲートの性能が著しく改善される。この構造では、「a」のラベルを付けられたあらゆる信号は、弱C素子への入力(_xaおよび_xb)を含んで、「b」のラベルを付けられたその対応する信号から独立でなければならない。安全のために、我々は、ゲート105からの出力xaまたはxbをwC素子への入力として直接使用することなく、補完されたセンス_xa(信号204)および_xb(信号205)を使用する。もし元のセンスが必要とされるならば、我々は、信号の元のセンスを回復するために、補完されたセンスにインバータを単に置くこともできる。
動作時には、もしシングル・イベント効果がないならば、全ての「a」および「b」信号は、常に一致しているので、図2Aのゲートは、まるで図1の元のゲートのように動作する。もしシングル・イベント・アップセットがあるならば、その時にはいくつかの「a」ノードは、その対応する「b」ノードとは異なるであろう。もしこれが、ゲート105への入力において生じるならば、二重ゲート構造での直列トランジスタ組み合わせは、エラーが自己訂正するまでゲートの出力を状態保持にすることができるだけである。これは、エラーが伝播することを防止する。もしエラーが、出力「xa」または「xb」において生じるならば、それらはC素子から生成されるので、「_xa」および「_xb」信号は依然として正しい。もし二重ゲートG1/G2が出力を駆動していない状態にあるならば、弱C素子は、この筋書きで出力を訂正するであろう。もしそれらが出力を駆動しているならば、それらは、最終的には出力を訂正するであろう。同様に、「_xa」または「_xb」でのエラーは、それらを駆動しているC素子によって訂正されるであろう。最後には、エラー伝播は、次の二重ゲートにおいて遮断される。このようにして、トランジスタの二重化、ゲートの複製および独創的な直並列変換器回路106の使用で、回路は、入力および出力の両方でSEEに対して免疫があることが分かる。
次いで本発明の別の実施形態による図2Bを参照すると、図1のそれと機能が同等な論理回路210’のSEE免疫バージョンは、図2Aの回路210の変形を含み、ここでゲート201、202は、図1のゲート102とそれぞれ同一である。本発明の特徴および利点は、状態保持直並列変換器103を置き換えるために、交差結合C素子(またコンセンサス素子としても知られる)203、即ち上述の106(図2A)のそれと実質的に同一に構成される状態保持素子203を使用する方法から生じる。記号「C」は、C素子を示すために使用され、「wC」は、弱C素子、即ち普通のゲートと比較して低減した駆動強度を持つゲートを示すために使用される。安全のために、我々は、ゲートからの出力xaまたはxbを直接使用せずに、補完されたセンス_xa(信号204)および_xb(信号205)が、回路の出力として使用される。もし元のセンスが必要とされるならば、我々は、信号の元のセンスを回復するために、補完されたセンスにインバータを単に置くことができる。動作時には、図2Aの回路210と比較して、ゲートGへの入力でのエラーは、トランジスタを二重化することによって遮断されない。代わりに、エラー伝播は、「_xa」および「_xb」を出力として使用することによって防止される(もし信号のもう1つのセンスが必要とされるならば、おそらく後にインバータが続く)。図2BにおけるC素子は、エラー伝播を遮断する。SEEへの免疫としてではないが、論理回路201および202における直列トランジスタの数は、元の論理回路102を超えては変化していないので、本発明のこの実施形態は、回路の効率を著しく改善する。
本発明の特徴および利点は、我々が、状態保持直並列変換器103を置き換えるために、交差結合C素子(またコンセンサス素子としても知られる)203を使用する方法から生じる。
図3で示される本発明の代替実施形態では、上述のそれらと実質的に同一に接続されるC素子を持ち、キーパー内の各C素子の入力と出力とが、W1、W2、W3およびW4で示される組み合わせゲートによって間隔をあけられるという追加の特性を有する、わずかに変更されたキーパー回路301が使用される。インバータはすでにこの回路内に存在するから、我々は、追加のインバータを外部からいっさい導入することなく、それらの信号をゲートの出力として単に使用することができる。この構成では、主ゲートによって圧倒される必要のあるゲートだけが「弱い」ゲート、ここではインバータであり、そこでそれらは論理回路Gによって圧倒されることが可能であることが理解されるであろう。動作時には、C素子の出力に挿入されるこれらの組み合わせゲートでもって、回路は、新規のキーパーと組み合わせてどの代替が選択されるかに依存して、図2Bまたは図2Aにおける元の回路とそっくりに振る舞う。このキーパー回路は、小さなトランジスタ形状を有する現代のCMOSプロセスにおいてはさらなる利益がある。この特定のキーパーでは、インバータの挿入は、ゲートの入力および出力の両方を変化させるシングル・イベント効果にもまた耐性があるように、C素子の入力および出力を物理的に分離する。これは、図2Aおよび図2Bにおける以前のキーパー回路に対しては当てはまらない。それゆえに、この構造は、より大きな堅牢性を提供する。主ゲートによって圧倒される必要のあるゲートだけが、「弱い」ゲート、ここではインバータであって、ここでは論理回路Gによって圧倒できることが理解されるであろう。
読者は、図2A、2Bおよび3に関して述べられる、変更されたキーパー回路、または直並列変換器回路が、本発明のSEE免疫の利点を提供することを理解するであろう。
〔一般化されたマルチパス(多経路)論理〕
単なる2つの複製の代わりに元の回路のk複製を提供することによって、さらなる堅牢性を得るように本方法を一般化できる。組み合わせ論理に対しては、我々は、最初は1つの複製だけがあった論理のk複製を単に構成するだけなので、これは直接的であるといえる。状態保持論理に対しては、構成の元の部分については、状態保持ゲートのk複製を単に含む。しかしながら、キーパー回路についてはさらに一般化する必要がある。
図4を参照すると、一般化されたキーパー回路は、単に2入力C素子の代わりにk入力C素子を含む。例示のために、我々は、追加のインバータを含む図4の一般化されたキーパー(図3におけるキーパー301に対応する)を示す。単純化されたキーパーは、単にインバータを取り除くことによって得られることが理解されるであろう。ゲート401は、すべてk入力C素子であり、入力a1、a2、・・・、akを有する。ゲート402もまた、入力b1、b2、・・・、bkを有するk入力C素子である。「a」入力は、二重経路の場合(図3で示される)のように、それらの対応する複製ゲートにすべて接続される。この例示では、C素子の第2の組への「b」入力は、元のC素子の反転出力である。読者は、例示が記述のために限定されたが、各キーパー分岐404の複製は、回路が耐性を有さなければならない同時故障の数に基づいて、並列(図示の通り)かつ直列で二次元的に行われることを理解するであろう。
C素子回路を使用して経路間での時折の同期化および照合を行いつつ、並列に同じ信号を計算する複数経路があるので、我々はこのSEE免疫回路のことをマルチパス論理回路と呼ぶ。
〔複製回路〕
本発明の別の実施形態は、図1で示されるSEE免疫ゲートの分解バージョンを含む。このメカニズムは、図2Aで示されるような2直列トランジスタ置換を使用しない。代わりに、元のゲート素子は4回複製され、C素子は、出力を組み合わせて最終的なxaおよびxb信号とするために使用される。図5を参照すると、図2Aの回路の全体的な表示510が、分解され、4回複製されて、回路520内でG1、G2、G3、G4として示される。各元のゲートは4回、即ち入力が、「a」ラベルを有する信号と置き換えられるところで2回、および入力が、「b」ラベルを有する信号と置き換えられるときに2回、複製される。4ゲート出力は、xa、xa、xb、xbであり、ここで上付き文字は、適切な出力を生成するために使用される入力信号のラベルを示す。信号は、信号xaおよびxbを生成するためにC素子を使用して組み合わされ、C素子C1およびC2の反転出力が、i)反転され、ゲートG1、G2、G3およびG4のそれぞれの出力に帰還され、ii)反転され、信号xa、xbを生成する、ことが分かるであろう。最後に、以下で述べられるキーパー構造502は、xaおよびxbに対する状態保持素子として使用される。
最初は回路520のこの構造はより大きく見えるかもしれないが、ゲートそれ自身は、前と同じ数のトランジスタを有する。追加のトランジスタだけが、明示的に描かれるC素子およびインバータ内にある。また、Gのラベルを付けられたゲートの各々は、それらが置き換える図2Aの構造と比較して半分の数の直列トランジスタを有するので、解析からはこのゲートが望ましいほど低い遅延を有しそうに見える。しかしながら、この回路がSEE免疫であるためには、我々は、全てのIa入力が、xabと同じく、Ib入力から独立である、即ち3つの他の独立条件が対称的であると仮定しなければならない。言い換えると、我々は、ちょうど組み合わせ論理の場合のように、前には存在しなかった信号間に追加の独立要件を導入する。
C素子C1、C2のうちの1つの入力および出力の両方を反転(flip)しうる放射線誘起SEEイベントがあるときには、回路520のこうした実施にともない、問題が生じてくる可能性があることが理解されるであろう。そうした場合には、キーパー回路は、状態保持となり、出力信号をそれらの正しい値に復元することができない。普通なら、C素子の入力および出力は独立であると主張できるであろうが、トランジスタ・レベルの実施に課せられる物理的形状制約、即ちC素子の出力に接続されるソース/ドレイン領域がその入力の1つに接続されるゲートのすぐ近くに隣接することになるがために、独立にはできない可能性が出てくる。C素子の出力をその入力から分離するために、我々は、図3(回路301)および4で示されるようなインバータ素子を含むキーパー回路の使用を提案する。
反転ベースのキーパーC1、C2は、SEEに対する回路の堅牢性を増すために、C素子キーパーを含む上述のキーパー回路502解決策のいずれか、たとえば、103(図1)、106(図2A)、203(図2B)または301(図3)と組み合わせることができる。
〔SRAM SEE免疫構成〕
次いで図7を参照すると、二重トランジスタ読み出し回路(r)および単一トランジスタ書き込み回路(w)を持つ、上述の図2Aおよび2Bの回路間のSEE免疫構成の混成を含むSRAM回路構成が示される。異なる実施形態では、インバータW1〜W4は省略できることが理解されるであろうが、直並列変換器回路702は、図3および4のそれと実質的に同一である。読み出し回路は、ua、ub信号レールに接続され、書き込み回路wa、wbは、ua、ub信号レールおよび_ua、_ub信号レールの両方に接続される。図7は、単一読み出し線rを示す。この信号はまた、従来のSRAMでは普通であるように、複数ビット・セル間で共有することもできる。もし信号rに十分な静電容量があ
れば、SEE効果に対して免疫を持てる可能性がある。さもなければrに対するnトランジスタ・チェーンを複製して、2つの読み出し線raおよびrbを生成できる。
もしデータ信号da、db、_da、_dbに、いかなるSEE効果からも状態の変更を抑止できるために十分な静電容量があるならば、daはdbに接続することができ、_daは_dbに接続することができる。
この実施形態では、書き込みトランジスタに対するトランジスタ幅は、セルの状態を上書きするのに十分な大きさに選択される。回路内のC素子は、状態の値を照合するために使用される。特に、回路の上半分および下半分は、回路の2つの部分での同時ビット・フリップを防止するために分離されなければならない。2つの半部が分離される量は、回路が耐性を有するように設計されるエラーの型の関数である。エラーは、クロストーク、カップリング、宇宙線、または粒子衝突などの様々な物理的効果によって引き起こされる可能性がある。各物理的効果は、その影響領域と呼ばれる、それが影響を与えることができるある物理的領域を有する。たとえば、粒子衝突は、粒子の寸法、そのエネルギー、およびそれが相互作用している物質によって決定される領域に影響を与えるであろう。回路の2つの半分に対する分離量は、個別の物理的効果が、回路の両半分を含む影響領域を決して有さないであろうように選択されなければならない。これは、それらが形成される半導体基板内で回路の2つの半分の構造を物理的に分離することによって達成することができる。
図1でセルに書き込むために、書き込み選択信号はハイに設定され、(0、1)かまたは(1、0)が、対(da、_da)および対(db、_db)の両方で駆動される。SRAMセルの状態を書き込むために十分な、SEEのない時間窓がある限り、セルは正しく書き込まれるであろう。セルが書き込まれるとき、2つのノードは、書き込み回路を介してローに駆動される。アップセットの存在下では、それらのノードのうちの1つだけが正しく書き込まれるであろう。回路内のC素子は、単一書き込みがSRAMセルの全体状態を変えることを防止するであろう。したがって、アップセットが消えればすぐに、両ノードは正しく書き込まれ、C素子は、状態変化が進むことを許可するであろう。書き込みを完了するために必要とされる時間窓は、2つの直接書き込まれるノードを接地に設定するのにかかる時間によって支配され、4つのC素子を含む帰還ループが状態を変えるのに必要とされる遅延が後に続く。書き込み信号の除去は、追加のSEE効果の存在下でさえ、セル保持状態をもたらす。
〔SEE免疫構成への投票〕
図8は、SEE免疫SRAMセルの状態保持部分に対する代替セルを示す。トランジスタ寸法は、C素子に対して、それらが交差結合インバータ対を上書きできるように選択される。信号ua、ub、_ua、_ubは、図7からの同じ信号に対応する。このセルに対する読み出しおよび書き込みは、図7で示されるのと同じ回路を使用して実施できる。これらの読み出しおよび書き込み回路は、わかりやすくするために省略してある。
C素子C1、C3は、信号ua、_ub(C1)、_ua、ub(C2)間で交差接続され、両方がC2に交差接続される。各C素子C1〜3は、それと関連してC2への入力信号および交差接続を緩衝する、関連するインバータI1、I2およびI3の並列対の組を有する。
動作時には、中央のC素子は、次の通りに、uaのC素子とubのC素子の間の不一致を解決するための「投票」素子としての役割をする。
・中央のC素子におけるエラーの場合には、上側および下側のuaおよびubのC素子は一致し、正しい信号を中央のC素子に供給する。
・上側uaのC素子におけるエラーの場合には、中央および下側ubのC素子が一致し、出力を設定する。
・下側ubのC素子におけるエラーの場合には、中央および上側uaのC素子が一致し、出力を設定する。
SEE問題に対する同期解決策は、論理の複数複製を有し、次いでその複製間の不一致を解決するボーター(voter)回路を有するステップを含む。たとえば、TMRスキームは、3つの複製回路および1つの多数決ボーターを含む。これらの技術と本発明との間の基本的な差は、同期論理の固定周波数が、脆弱性のタイミング窓を強要する、即ちもしアップセットがクロック・エッジのすぐ近くで生じるならば、回復論理がそれを訂正することができないかもしれないことである。本発明は、実行を継続する前にアップセットが訂正されるのを待つようなSRAM回路のための方法およびシステムを提供する。
〔パス・トランジスタ回路〕
本明細書で上述される回路に加えて、非同期回路はまた、パス・トランジスタ論理を使用することもできる。パス・トランジスタは、回路内で2つのノードを接続するにあたって、単一n型トランジスタかもしくはp型トランジスタ(n型もしくはp型伝送ゲート)または並列に接続されたn型およびp型トランジスタ(完全伝送ゲート)の両方を使用する。
伝送ゲート回路をSEE免疫にするために適用できる2つの技術がある。第1の技術では、直列のkパス・トランジスタが、各パス・トランジスタを置き換え、ここでパス・トランジスタのゲートは、元のゲート信号の複製に対応する。これらの複製は、次いでマルチパス回路内のk論理経路の各々に複製される。第2の技術では、直列のkパス・トランジスタを使用するのではなく、パス・トランジスタを単に複製する。i番目の複製内のパス・トランジスタは、ゲート信号のi番目の複製によってゲート動作を行う。
〔本発明の追加の特徴および利点〕
SEE問題に対する同期解決策は、論理の複数複製を有し、次いでその複製間の不一致を解決するボーター回路を有するステップを含む。たとえば、TMRスキームは、3つの複製回路および1つの多数決ボーターを含む。これらの技術と本発明との間の基本的な差は、同期論理の固定周波数が、脆弱性のタイミング窓を強要する、即ちもしアップセットがクロック・エッジのすぐ近くで生じるならば、回復論理がそれを訂正することができないかもしれないことである。我々の手法は、2つの複製だけ(3つではない。つまり、投票に必要な最小限の数である)を含み、非同期論理は、実行を継続する前に2つの複製が一致するのを単に待つ。
上述のJiangおよびMartinの従来技術は、出力での2つのC素子と同様、回路内の各元のトランジスタに対して2つの直列トランジスタを使用するスキームを開示する。その提案された手法は異なる。なぜなら、(i)我々は、組み合わせ論理内の直列トランジスタを複製しないこと、(ii)いくつかの実施形態での分解によって、状態保持論理のための2直列トランジスタ構成が不要になること、(iii)いくつかの実施形態で示される構成は、主出力を駆動するために2つのC素子を使用せず、C素子をキーパー回路を実施するためだけに使用すること、(iv)示される堅牢なC素子キーパーは新規な構成であり、その変更は論理のSEE免疫性を改善すること、という理由からである。
このようにして、たとえば、放射線効果またはもっと広くシングル・イベント効果を通じて導入される型の過渡故障に耐性のある非同期回路を設計するための新規であり改善された方法およびシステムが述べられた。組み合わせ論理回路、状態保持論理回路およびSRAMメモリ回路のための構成が示され、述べられた。
本発明は、特定の実施形態について示され、述べられたが、本発明はこのようには限定されない。本発明の範囲内の多数の変更例、変形例および増強例が、今では読者にとっては自明であろう。
従来技術による保持素子を含む従来技術の組み合わせ論理回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態による状態保持SEE免疫ゲートを例示する回路図である。 本発明の別の実施形態による状態保持SEE免疫ゲートを例示する回路図である。 本発明の別の実施形態による状態保持SEE免疫ゲートを例示する回路図である。 本発明の一実施形態による一般化されたC素子キーパーを示す回路図である。 本発明の別の実施形態による状態保持SEE免疫ゲートを例示する回路図である。 C素子の回路図である。 耐故障性SRAM回路の回路図である。 SRAM回路のための状態保持セルの回路図である。

Claims (25)

  1. 出力信号を生成するために入力信号を受け取るための第1の論理回路と、
    前記入力信号を受け取り、前記出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む第2の論理回路と、
    直並列変換器回路であって、前記第1および第2の論理回路の各々から前記出力信号を受け取るためにそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、前記第1および第2のC素子の各々の出力ならびに前記第1および第2の論理回路の各々の出力にインバータを通じてそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含み、各インバータは、前記C素子の一対の入力と出力物理的に分離するように前記C素子の前記一対に接続する、直並列変換器回路とを含む、耐故障性非同期回路。
  2. 前記第3および第4のC素子の各々が弱C素子である、請求項1に記載の回路。
  3. 前記第1および第2のC素子の前記出力が前記耐故障性非同期回路の出力を含む、請求項2に記載の回路。
  4. 前記第1および第2の論理回路の各々が、複数の信号処理トランジスタの各々のために一対の直列接続トランジスタを含み、前記第1および第2の論理回路の出力が、前記耐故障性非同期回路の出力を含む、請求項2に記載の回路。
  5. 前記直並列変換器回路が、N出力信号を生成するN論理ゲートの出力を処理するために複製される、請求項1に記載の回路。
  6. 出力信号を生成するために入力信号を受け取るための第1の論理回路を提供するステップと、
    前記入力信号を受け取り前記出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む第2の論理回路を提供するステップと、
    直並列変換器回路を提供するステップであって、前記第1および第2の論理回路の各々から出力を受け取るためにそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、前記第1および第2のC素子の各々の出力ならびに前記第1および第2の論理回路の各々の出力にインバータを通じてそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含み、各インバータに、前記C素子の一対の入力と出力物理的に分離するように前記C素子の前記一対を接続する、直並列変換器回路を提供するステップとを含む、耐故障性非同期回路を製造する方法。
  7. 前記第3および第4のC素子の各々が弱C素子である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1および第2のC素子の前記出力が前記耐故障性非同期回路の出力を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 各信号処理トランジスタのための一対の直列接続トランジスタならびに前記耐故障性非同期回路の出力を含む前記第1および第2の論理回路の前記出力を提供するために、前記第1および第2の論理回路の各々を複製するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
  10. N出力信号を生成するN論理ゲートの出力を処理するために前記直並列変換器回路を複製するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  11. 出力信号を生成するために入力信号を受け取るための第1の論理回路と、
    前記入力信号を受け取り前記出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む、第2の論理回路と、
    前記入力信号を受け取り前記出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む、第3の論理回路と、
    前記入力信号を受け取り前記出力信号を生成するための前記第1の論理回路の複製を含む、第4の論理回路と、
    前記出力信号を生成するために前記第1および第2の論理回路の各々の出力を組み合わせるための第1の組み合わせ回路と、
    前記出力信号を生成するために前記第3および第4の論理信号の各々の出力を組み合わせるための第2の組み合わせ回路と、
    直並列変換器回路であって、
    前記第1および第2の組み合わせ回路の各々から出力信号を受け取るためにそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、
    前記第1および第2のC素子の各々の出力ならびに前記第1および第2の組み合わせ回路の各々の出力にインバータを通じてそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含み、各インバータは、前記C素子の一対の入力と出力を物理的に分離するように前記C素子の前記一対に接続する、直並列変換器回路とを含む、耐故障性非同期回路。
  12. 前記組み合わせ回路の各々が、
    対応する前記論理回路の出力に接続される単一C素子と、
    前記単一C素子の出力と前記C素子への入力の各々との間に接続される第1のインバータと、
    前記C素子の前記出力に接続される第2のインバータであって、前記第2のインバータの出力が前記出力信号を含む第2のインバータとを含む、請求項11に記載の回路。
  13. 前記第3および第4のC素子が弱C素子である、請求項12に記載の回路。
  14. 前記第1のC素子の前記出力、第2のC素子の前記出力、第3の弱C素子の出力、および第4の弱C素子の出力の各々に接続される追加の複数のインバータをさらに含み、前記追加の複数のインバータの各々が、一対のC素子の入力と出力物理的に分離するように前記一対のC素子を接続する、請求項13に記載の回路。
  15. 前記直並列変換器回路が、N出力信号を生成するN論理ゲートの出力を処理するために複製される、請求項13に記載の回路。
  16. 読み出し回路と、
    書き込み回路と、
    直並列変換器回路とを含み、
    前記直並列変換器回路は、前記読み出しおよび書き込み回路の各々にそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、前記第1および第2のC素子の各々の出力ならびに前記読み出しおよび書き込み回路にインバータを通じてそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含み、時限故障中に単一書き込みがSRAMの全体状態を変えることを防止するように機能し、
    各インバータは、前記C素子の一対の入力と出力物理的に分離するように前記C素子の各々に接続する、
    耐故障性SRAM回路。
  17. 前記第3および第4のC素子の各々が弱C素子である、請求項16に記載の回路。
  18. 前記直並列変換器回路が、N出力信号を生成するN論理ゲートの出力を処理するために複製される、請求項16に記載の回路。
  19. 前記読み出しおよび書き込み回路の少なくとも1つが、複数の信号処理トランジスタの各々のための一対の直列接続トランジスタを含む、請求項16に記載の回路。
  20. 前記読み出しおよび書き込み回路の少なくとも1つが、元の回路と並列に接続される複製回路を含む、請求項16に記載の回路。
  21. 読み出し回路を提供するステップと、
    書き込み回路を提供するステップと、
    直並列変換器回路を提供するステップとを含み、
    前記直並列変換器回路は、前記読み出しおよび書き込み回路の各々にそれぞれ接続される第1および第2のC素子と、前記第1および第2のC素子の各々の出力ならびに前記読み出しおよび書き込み回路にインバータを通じてそれぞれ接続される第3および第4のC素子とを含み、時限故障中に単一書き込みがSRAMの全体状態を変えることを防止するように機能し、
    各インバータは、前記C素子の一対の入力と出力物理的に分離するように前記C素子の各々に接続する、
    耐故障性SRAM回路を提供する方法。
  22. 前記第3および第4のC素子の各々が弱C素子である、請求項21に記載の方法。
  23. N出力信号を生成するN論理ゲートの出力を処理するために前記直並列変換器回路を複製するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  24. 複数の信号処理トランジスタの各々のための一対の直列接続トランジスタとして前記読み出しおよび書き込み回路の少なくとも1つを構成するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  25. 前記故障耐性SRAM回路と並列に接続される前記読み出しおよび書き込み回路の少なくとも1つを複製するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
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