JP2007129689A - スタックトランジスタボーティングによる二重経路冗長性 - Google Patents
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Abstract
【課題】組合せ論理回路を耐放射線強化するための動作方法及び装置が提供される。
【解決手段】耐放射線強化される論理のセクションが識別される。論理回路全体又は論理回路の一部を耐放射線強化することができる。論理のセクションが識別されると、電界効果トランジスタ(FET)は、ボウターFETを生成するために複製される。ボウターFETは、オリジナルノード(又は信号)及び複製ノード(又は信号)と結合される。放射線事象がオリジナルノード又は複製ノードのいずれかに衝突すると、ボウターFETは、ボウターFETを通る導電路を阻止することによってダウンストリーム論理にアップセットが伝播するのを防止することができる。更に、複製ノードを生成するために複製される回路の全てはまた、アップセットを下流側論理に伝播させることなく放射線事象に耐えることができる。
【選択図】図2b
【解決手段】耐放射線強化される論理のセクションが識別される。論理回路全体又は論理回路の一部を耐放射線強化することができる。論理のセクションが識別されると、電界効果トランジスタ(FET)は、ボウターFETを生成するために複製される。ボウターFETは、オリジナルノード(又は信号)及び複製ノード(又は信号)と結合される。放射線事象がオリジナルノード又は複製ノードのいずれかに衝突すると、ボウターFETは、ボウターFETを通る導電路を阻止することによってダウンストリーム論理にアップセットが伝播するのを防止することができる。更に、複製ノードを生成するために複製される回路の全てはまた、アップセットを下流側論理に伝播させることなく放射線事象に耐えることができる。
【選択図】図2b
Description
(政府権限)
米国政府は、NASAによって裁定された契約書第NASS−97263に従って本発明内の幾つかの権利を獲得した。
米国政府は、NASAによって裁定された契約書第NASS−97263に従って本発明内の幾つかの権利を獲得した。
本発明は、一般に、組合せ論理ボーティング(投票)方式に関し、更に具体的には二重経路冗長性を備えた耐放射線強化論理回路に関する。
デジタル回路及びシステムにおいては、出力信号を生成するために入力信号にブール又は論理関数を実行する論理ゲートの集合は一般には組合せ論理と呼ばれる。組合せ論理の基本構築ブロックは、NOT、NOR、及びNAND論理ゲートである。更にOR、AND、及びXOR論理ゲートなどの論理ゲートがこれらの基本構築ブロックを使用して構成することができる。
物理レベルでは、上記の論理ゲートはトランジスタを含む。相補的ペアトランジスタは、特定の論理ゲートを生成するために複数のタイプの構成で構成される。トランジスタは、これらを通って遷移するイオンに耐性のない半導体材料から作られるので、放射線事象(例えば粒子衝突)により論理ゲート内の1つ又はそれ以上のトランジスタが導通し、「オフ」から「オン」に状態が変化する可能性がある。グリッチと呼ばれる場合もある放射線事象は、2つの基本作用、すなわちシングルイベント過渡現象(SET)又はシングルイベントアップセット(SEU)を生じる可能性のある論理回路で論理スイッチングを開始する可能性がある。一般にグリッチの持続時間内では、妨害されたトランジスタは、その制御電圧レベルがグリッチによって影響を受けない限りオフ状態に復帰することができる。
定義によれば第1の作用SETは、影響を受けたノードから論理回路出力に論理的に伝播されるグリッチである。このようなグリッチがメモリ回路の状態に変化を引き起こした場合、この作用は、第2のタイプの作用、すなわちSEU又はソフトエラーになる。SETイベントよりもSEUイベントの方が、論理回路及び論理回路に依存する回路に弊害をもたらす可能性がある。メモリ回路のデータ出力での誤った出力信号は、メモリ回路に依存する回路を誤動作させ、或いは遅延させる場合がある。
論理回路への放射線の影響を低減或いは耐放射線強化する1つの方法は、多数決方式を実装することである。論理回路は、少なくとも3つの冗長回路に複製することができる。次いで、各冗長論理回路からの出力は、例えばANDタイプ論理ゲートに送られる。SETのような放射線事象が起こった場合、ANDゲートを用いて、受け取る信号レベルの「過半数」に基づいて正確な出力を決定する。例えば、放射線事象が冗長回路の1つに起こった場合、ANDゲートが受け取る入力の1つは無効になる。しかしながら、冗長回路の他の2つの出力は正確な出力を有する必要があるので、ANDゲートはその入力の多数が正確なレベルにあることにより正確な信号を継続して出力することができる。
残念ながら、全論理回路を複製することは、特定の論理回路が使用する可能性のあるエリアの量を増大することになる。これは、幾つかの望ましくない結果をもたらす。1つの結果は、論理回路が消費する電力の量が増大することである。第2の結果は、集積回路内の他の回路のスペースがより小さくなることである。第3の結果は、集積回路のコストが増大することである。従って、放射線事象が起きた場合にSETの伝播を防止するための方法及び装置が提供される。
組合せ論理回路の耐放射線強化のための動作の方法及び装置が提供される。例示的な耐放射線強化論理回路は、オリジナルノード、複製されたノード、及び一連のスタックされた電界効果トランジスタ(FET)を含む。スタックされたFETは、ボウター(投票)FETを構成するのに使用される。ボウターFETは、2つの入力信号を受け取る。1つの入力信号は、オリジナルノードから受け取られる。もう1つの入力信号は、複製されたノードから受け取られる。両方の入力信号を用いて、ボウターFETでの導電路を生成することができる。しかしながら、導電路は、第1及び第2入力信号が同じ電圧レベルにある場合にのみ生成することができる。
例示的な方法は、ボウターFETを使用して組合せ論理のセクションを耐放射線強化する段階を示している。論理の耐放射線強化セクションは、耐放射線強化ノード上で耐放射線強化信号を出力する。耐放射線強化ノードの上流側の論理セクション内のノードは、シングルイベント過渡現象(SET)を生成する放射線事象によって攻撃を受ける可能性がある。このSETは耐放射線強化ノードで阻止され、シングルイベントアップセット(SEU)は起こらない。
他の実施例は、ボウターFETの種々の構成を含む。これらの構成は、耐放射線強化NOT、NOR、及びNANDゲートを生成するのに使用される。耐放射線強化ゲートのいずれか1つは、論理のセクションの出力を耐放射線強化するために組合せ論理のセクションに含めることができる。
これら並びに他の態様及び利点は、必要に応じて添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより当業者には明らかになるであろう。更に、この要約は単に実施例に過ぎず、請求項の範囲を制限するものではない点を理解されたい。
各図において同じ参照符号が同じ要素を示す添付図面を参照しながら、幾つかの実施例を以下に説明する。
例示的な耐放射線性強化組合せ論理回路及びその動作方法が提示される。耐放射線強化論理回路は、放射線事象において、ソースからドレインへの導通を許可しないことにより出力状態の変化を阻止するボウター電界効果トランジスタ(FET)を含む。ボウターFETは、オリジナルFETと複製FETとを含む。オリジナルFETのゲートは、オリジナル信号によってバイアスされる。第2FETのゲートは、複製信号によってバイアスされる。複製信号は、複製論理回路から生成することができる。種々の論理回路及びゲートは、ボウターFET及びその実装方法で構成することができる。
ここで図1a−cを参照すると、実施例のNOT10、NAND20、及びNOR30論理ゲートが示されている。各論理ゲートは、FETの構成を含む。図1aで、NOTゲート(否定回路)10は、n型FET14のドレインに結合されたドレインを有するp型FET(pFET)12を含む。FET12及び14のゲートは、入力16で入力を受け取るように結合される。出力18は、FET14及びFET12のドレインから取られる。入力16での入力電圧信号が「高」である場合、FET14は、ソースとドレイン間の導電路を生成し、出力18で「低」レベルを有する電圧信号を生成する。或いは、入力信号が「低」である場合、FET14は、閉じられ(すなわち、そのソースとドレイン間の導電路はない)、FET12はそのソースとドレイン間の導電路を開くことになる。出力18は、「高」レベルを有する電圧信号を出力することになる。NOTゲート10の特定の入力に対する出力を示す真理値表を表1に示している。
ここで「1」は「高」電圧を示し、「0」は「低」電圧を示し、Aは入力信号、Yは出力信号である。
しかしながら、シングルイベント過渡現象(SET)のような放射線事象が生じた場合、NOTゲート10は、正確な出力信号を発生しない可能性がある。SETは、上流側の論理から伝播して入力16で受ける場合があり、或いはNOTゲート10内部で生じる可能性がある。例えば、最初にNOTゲート10が出力18で「低」出力信号を有することができる。しかしながら、FET12のゲート下のチャンネル領域における粒子衝突により、FET12が偶発的に導通してしまう場合がある。これにより、NOTゲート10は出力18の信号を「高」に引き上げてしまうことになる。他方、出力18が最初に「高」である場合、FET14での粒子衝突により出力18の出力信号の逆シフトが「低」になる場合がある。
粒子衝突のような放射線事象はまた、NANDゲート20及びNORゲート30の出力でエラーを引き起こす可能性がある。FET21−24を含むNANDゲート20は、放射線事象によりFET21−24のいずれか1つが偶発的に導通する場合に誤った出力を生じる可能性がある。同様に、FET31−34を含むNORゲート30はまた、FET31−34の放射線誘導の導通に対して脆弱である。NANDゲート20及びNORゲート30の所与の入力に対する出力を示す真理値表が、それぞれ表2及び表3に示されている。
ここで「1」は「高」電圧を示し、「0」は「低」電圧を示し、A及びBは入力信号、Yは出力信号である。
耐放射線強化事象がアップセットを引き起こさないようにするために、組合せ論理のセクションを耐放射線強化するための方法50が図2aのブロック図に示されている。ブロック52で示されるように第1ステップは、耐放射線強化される組合せ論理のセクションを決定することである。これは、論理回路内でノードを選択する段階を含み、ここでは、選択されたノードを含む、該選択されたノードの上流側のノードが耐放射線強化されることになる。例えば、図2bは、上流側組合せ論理60及びNOTゲート64を含む組合せ論理のセクションを示す。出力又は選択されたノード66は耐放射線強化されることになる。
ブロック54で示されるように次のステップは、オリジナルFETを複製FETに結合することである。図2cに示されるようなNOTゲート64は、2つのFET、すなわちオリジナルnFET70に結合されたオリジナルpFET68を含む。ブロック54でステップを実施することによって、複製pFET72はpFET68に(ソースドレイン結合を介して)結合される。更に、複製nFET74は、nFET70に(ソースドレイン結合を介して)結合される。pFET68及び72並びにnFET70及び74の両方は、二重入力ボウターFET76及び78を形成する。各ボウターFET76、78は、ソース及びドレインを有する。ボウターFET76は、ソースとしてpFET68のソースを有し、ドレインとしてFET72のドレインを有する。ボウターFET78は、ドレインとしてnFET70のドレインを有し、ソースとしてnFET74のソースを有する。
動作中、ボウターFET76及び78は、その入力の両方が同しい場合にソースからドレインへの導電路だけを許容する。例えば、ボウターFET76は、pFET68及びpFET72のゲートの電圧が「低」である場合、そのソースからドレインへの導電路だけを許容する。他方、ボウター78は、nFET70及び74のゲートの電圧が「高」である場合に、そのソースからドレインへの導電路だけを許容する。
ブロック54で示すステップの終了後、耐放射線強化NOTゲート80は、ボウターFET76及び78から構成される。NOTゲート64とは対照的に、耐放射線強化NOTゲート80は、2つの入力を有する。1つの入力は、pFET68及びnFET70に供給されるオリジナルの入力である。別の入力は、pFET72及びnFET74に供給される複製された入力である。
ブロック56で示される方法50の最後のステップで、オリジナルノードが複製される。図2dは、オリジナルノード63の複製を示している。上流側論理60は、複製上流側論理81を生成するために複製される。上流側論理60からの出力は、信号線(ノード)83での複製信号である。耐放射線強化ノード84は、方法50の結果として出力される。
上記の実施例では、1つだけの複製又は冗長回路を用いて、耐放射線強化回路又はノードを生成することができる。従って、多数決方式(すなわち三重冗長性)とは対照的に、方法50は、エリアが低減された耐放射線強化構成を提供する。これは、エリア最適化改善、電力消費量低減、及びコスト低減を促進する。
図2cに示されるような耐放射線強化NOTゲート80は、表4に示される真理値表を有することができる。
ここで「1」は「高」電圧を示し、「0」は「低」電圧を示し、Aはオリジナル入力信号、A’は複製された入力信号、Yは出力信号である。信号A及びA’に異なるレベルを持たせる放射線事象が起こる場合、出力信号Yはフロートになる。ノードYでの静電容量は、出力信号Yが放射線事象の発生前に有していたレベルの電圧を維持することになる。複製された上流側論理セクションの1つの放射線事象によってもたらされるSETは、ボウターFETによって阻止される。
ボウターFET自体のトランジスタの1つでの放射線事象は、信号Yレベルを変化させない。信号Yが「高」である場合、オフトランジスタ70又は74のいずれかに衝突した粒子は、他方のトランジスタ(70又は74)がオフのままであり且つ信号Yが「高」に留まるので、偶発的な導電路を生じることはない。信号Yが「低」である場合、オフトランジスタ68及び72は脆弱なものであるが、いずれか一方はオフに留まり、信号Yは「低」に留まることになる。SETのような放射線事象は、一般に不規則である点に留意することは重要である。近接近した2つのノードに起こる放射線事象の可能性は極めて低い。しかしながら、近接近したFETは、単一の放射線事象によって影響を受ける可能性がある。それぞれのボウターFET76及び78内のpFET68及び72並びにnFET70及び74のようなスタックされたFETの近接は、単一の放射線事象がアップセットを引き起こさないように考慮する必要がある。
ボウターFETを実装するNOTゲート80のような耐放射線強化論理ゲートは、放射線事象発生時にボウターFETがその導電路を閉じることにより耐放射線強化される。ボウターFETの動作を示す方法100が図3aに示されている。方法100を用いて、上流側放射線事象(例えばSET)が、下流側に伝搬するのを阻止することができる。ブロック102で示される第1のステップで、オリジナル信号は複製ノードで複製される。これは図3bに示される。信号線63(オリジナルノード)上の信号は、信号線83(複製ノード)上で複製される。ブロック104及び106で、ボウターFETの第1入力はオリジナル信号でバイアスされ、ボウターFETの第2入力は複製信号でバイアスされる。
図3cは、出力信号Yが「高」である場合の方法100のブロック104及び106のステップを示している。ボウターFET76及び78の第1入力は、「低」電圧でバイアスされる。ボウターFET76及び78の第2入力もまた「低」電圧でバイアスされる。方法100のブロック108で、ボウターFET76において導電路112が開かれる。耐放射線強化NOTゲート80の出力は、「高」に引き上げられる。導電路114は、「低」ゲート電圧で導通しないnFET70及び74から構成されるので、ボウターFET78では開かれない点に留意されたい。方法100はまた、「低」の場合での信号Yに対して「高」電圧で第1及び第2入力をバイアスすることによって、ボウターFET78を通る導電路114を生成するように適用することができる。ボウターFET76及び78のそれぞれの印加電圧は、pFET68及び72又はnFET70及び74を「オン」にする程十分大きな振幅でなければならない。すなわち、各FETのゲート−ソースバイアスは、導電路を有するFETのターンオン電圧以上の振幅を有する必要がある。
ブロック110で示される方法100の次のステップは、放射線事象が起こった場合に導電路を閉じることである。例えば、図3dでは粒子衝突により信号線63の「低」電圧が「高」電圧にグリッチされる。これが起こると、ボウターFET76は、信号線(ノード)63及び83が一致しないので、その導電路を閉じる。ボウターFET76の内部では、pFET68が「高」ゲート電圧を受け取りターンオフされる。これによりnFET70もターンオンするが、nFET74はFET78導電路を閉じたまま保持する。出力への利用可能な導電路が存在しない場合、耐放射線強化NOTゲート80は、信号線63の信号が正常状態に戻るまでフロートすることになる。信号線63の信号が戻ると、導電路は、ボウターFET76において再度開くことができる。
二重入力ボウターFETを実装することにより、種々の耐放射線強化ノード及び論理ゲートを生成することができる。図4aは、NANDゲート20(図1bに示される)から生成された耐放射線強化NANDゲート120の回路図である。方法50は、複製FET121−124を構成するために適用される。オリジナルFET21−24及び複製FET121−124は、図4bに示されるようにボウターFET125−128が含むスタックトランジスタを形成する。
図5aは、NANDゲート30から生成される耐放射線強化NORゲート130の回路図である。方法50はまた、NORゲート30(図1cに示される)から耐放射線強化NORゲート130を生成するために適用することができる。図5bに示されるボウターFET135−136は、スタックFET31−34及び131−134を含む。
表5及び6は、耐放射線強化NANDゲート120及びNORゲート130のそれぞれの真理値表を示す。
ここで「1」は「高」電圧を示し、「0」は「低」電圧を示し、A及びBはオリジナル入力信号であり、A’及びB’は複製入力信号であり、Yは出力信号である。放射線事象がNANDゲートに生じると、信号A、A’、B、又はB’の1つだけを「高」のままし、出力信号Yはフロートする。静電容量は、出力信号Yが放射線事象発生前に有していたレベルを維持することになる。NORゲートの場合、フロート条件は、放射線事象後に「低」である信号A、A’、B、又はB’の1つだけによって引き起こされる。NANDゲート又はNORゲートのいずれかでは、正確な出力信号Yは、正確な導電路が放射線事象後に開いたままである場合に維持されることになる。例えば図4bで、全ての4つの入力信号(すなわち、A、A’、B、B’)は「低」とすることができる。放射線事象が信号Aでグリッチを生じさせ、信号Aを「高」にする場合、ボウターFET126は、その導電路を閉じることになる。しかしながら、ボウターFET125は、出力信号Yが「高」のままであるように、開いた導電路を維持することになる。
上述の方法及び装置は、例えばディスク、CD−ROM又はDVD−ROMなどのキャリア媒体、読出し専用メモリ(ファームウェア)などのプログラムメモリ、或いは光又は電気信号キャリアなどのデータキャリア上でソフトウェアコードとして具現化することができる点に留意されたい。従って、コードは、従来のプログラムコード又はマイクロコード、或いは例えばASIC又はFPGAをセットアップ又は制御するためのコードを含むことができる。コードはまた、再プログラム可能論理ゲートアレイなどの再構成可能装置を動的に構成するためのコードを含むことができる。同様に、コードは、Verilog又はVHDL(超高速集積回路ハードウェア記述言語)などのハードウェア記述言語用のコードを含むことができる。当業者には理解されるように、コードは、互いに通信する複数の結合された構成要素間に分散することができる。必要な場合、上記の実施例はまた、アナログハードウェアを構成するためにフィールド(再)プログラム可能アナログアレイ又は類似のデバイス上で実行されるコードを使用して実装することができる。
上記の実施例は、ボウターFETを実装することによって組合せ論理のセクションを耐放射線強化することを説明している。ボウターFETは、放射線事象中の偶発的な導通を防止する。ボウターFET及びその実装方法を用いて、複数の耐放射線強化論理回路及びゲートを構成することができる。説明された実施例は例証に過ぎず、本発明の範囲を制限するものと捉えるべきではない点を理解されたい。請求項は、その作用に特に明記されていない限り、説明された順序又は要素に限定されるものと解釈すべきではない。従って、添付の請求項の範囲及び精神並びに同等物に含まれる全ての実施例は、本発明として請求される。
64 NOTゲート
68 オリジナルpFET
70 オリジナルnFET
72 複製pFET
74 複製nFET
76、78 二重入力ボウターFET
80 耐放射線強化NOTゲート
68 オリジナルpFET
70 オリジナルnFET
72 複製pFET
74 複製nFET
76、78 二重入力ボウターFET
80 耐放射線強化NOTゲート
Claims (9)
- 耐放射線強化論理ゲートにおいて、
各々がゲート、ソース、及びドレインを有する第1及び第2p型電界効果トランジスタ(pFET)であって、前記第1pFETのドレインが前記第2pFETのソースに結合されて第1ボウターpFETを生成するようにし、前記第1pFETのソースが前記第1ボウターpFETのソースであり、前記第2pFETのドレインが前記第1ボウターpFETのドレインであり、前記第1及び第2pFETのゲートがそれぞれ前記第1ボウターpFETの第1及び第2入力である第1及び第2p型電界効果トランジスタ(pFET)と、
各々がゲート、ソース、及びドレインを有する第1及び第2n型電界効果トランジスタ(nFET)であって、前記第1nFETのドレインが前記第2nFETのソースに結合されて第1ボウターnFETを生成するようにし、前記第1nFETのソースが前記第1ボウターnFETのソースであり、前記第2nFETのドレインが前記第1ボウターnFETのドレインであり、前記第1及び第2nFETのゲートがそれぞれ前記第1ボウターnFETの第1及び第2入力であり、前記第1ボウターnFETのドレインが前記第2ボウターpFETのドレインに結合される第1及び第2n型電界効果トランジスタ(nFET)と、
を備える耐放射線強化論理ゲート。 - 前記第1ボウターnFET及びpFETの第1入力が、第1入力信号を受け取るために結合され、前記第1ボウターnFET及びpFETの第2入力が、第2入力信号を受け取るために結合され、前記第1ボウターnFETのドレインが、前記論理ゲートの出力であり、これにより動作中に前記論理ゲートが論理NOT演算を実行することが可能となることを特徴とする請求項1に記載の論理ゲート。
- 前記第1及び第2入力信号は複製信号であり、前記論理ゲートが、前記第1及び第2入力信号が等しい場合に前記論理NOT演算を実行することを特徴とする請求項2に記載の論理ゲート。
- 各々がゲート、ソース、及びドレインを有する第3及び第4pFETであって、前記第3pFETのドレインが前記第4pFETのソースに結合されて第2ボウターpFETを生成するようにし、前記第3pFETのソースが前記第2ボウターpFETのソースであり、前記第4pFETのドレインが前記第2ボウターpFETのドレインであり、前記第3及び第4pFETのゲートがそれぞれ前記第2ボウターpFETの第1及び第2入力であり、前記第2ボウターpFETのドレインが前記第1ボウターpFETのソースに結合される第3及び第4pFETと、
各々がゲート、ソース、及びドレインを有する第3及び第4nFETであって、前記第3nFETのドレインが前記第4nFETのソースに結合されて第2ボウターnFETを生成するようにし、前記第3nFETのソースが前記第2ボウターnFETのソースであり、前記第4nFETのドレインが前記第2ボウターnFETのドレインであり、前記第3及び第4nFETのゲートがそれぞれ前記第2ボウターnFETの第1及び第2入力であり、前記第2ボウターnFETのドレインが前記第1ボウターnFETのドレインに結合される第3及び第4nFETと、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の論理ゲート。 - 前記第1ボウターnFET及びpFETの第1入力が、第1入力信号を受け取るために結合され、前記第1ボウターnFET及びpFETの第2入力は、第2入力信号を受け取るために結合され、前記第2ボウターnFET及びpFETの第1入力は、第3入力信号を受け取るために結合され、前記第2ボウターnFET及びpFETの第2入力は、第4入力信号を受け取るために結合され、前記第1ボウターnFETのドレインは、前記論理ゲートの出力であり、これによって動作中に前記論理ゲートが論理NOR演算を実行することが可能となることを特徴とする請求項4に記載の論理ゲート。
- 第1及び第2入力信号は第1複製信号であり、前記第3及び第4入力信号は第2複製信号であり、前記論理ゲートは、前記第1及び第2入力信号が同等であり且つ前記第3及び第4入力信号が同等である場合に前記論理NOR演算を実行することを特徴とする請求項5に記載の論理ゲート。
- 各々がゲート、ソース、及びドレインを有する第3及び第4pFETであって、前記第3pFETのドレインが前記第4pFETのソースに結合されて第2ボウターpFETを生成するようにし、前記第3pFETのソースが前記第2ボウターpFETのソースであり、前記第4pFETのドレインが前記第2ボウターpFETのドレインであり、前記第3及び第4pFETのゲートがそれぞれ前記第2ボウターpFETの第1及び第2入力であり、前記第2ボウターpFETのドレインが前記第1ボウターpFETのドレインに結合されている第3及び第4pFETと、
各々がゲート、ソース、及びドレインを有する第3及び第4nFETであって、前記第3nFETのドレインが前記第4nFETのソースに結合されて第2ボウターnFETを生成するようにし、前記第3nFETのソースが前記第2ボウターnFETのソースであり、前記第4nFETのドレインが前記第2ボウターnFETのドレインであり、前記第3及び第4nFETのゲートがそれぞれ前記第2ボウターnFETの第1及び第2入力であり、前記第2ボウターnFETのソースが前記第1ボウターnFETのドレインに結合される第3及び第4nFETと、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の論理ゲート。 - 前記第1ボウターnFET及びpFETの第1入力が第1入力信号を受け取るために結合され、前記第1ボウターnFET及びpFETの第2入力が第2入力信号を受け取るために結合され、前記第2ボウターnFET及びpFETの第1入力が第3入力信号を受け取るために結合され、前記第2ボウターnFET及びpFETの第2入力が第4入力信号を受け取るために結合され、前記第1ボウターnFETのドレインが前記論理ゲートの出力であり、これによって動作中に前記論理ゲートが論理NAND演算を実行することが可能となることを特徴とする請求項7に記載の論理ゲート。
- 第1及び第2入力信号並びに前記第3及び第4入力信号が複製信号であり、前記論理ゲートは、前記第1及び第2入力信号が同等であり且つ前記第3及び第4入力信号が同等である場合に前記論理NAND演算を実行することを特徴とする請求項8に記載の論理ゲート。
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