JP5158171B2 - 梱包装置用支持部材及びそれを用いた梱包装置 - Google Patents

梱包装置用支持部材及びそれを用いた梱包装置 Download PDF

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Description

この発明は、梱包装置用支持部材及びそれを用いた梱包装置に関するものである。
一般に、背の高い電気機器等の製品は、梱包装置を利用して梱包される。梱包装置は、包装用固定台、包装用側面カバー、包装用天カバー、包装用バンドを備える。このような梱包装置として、包装用天カバーと剛性のある補強板とを一体とし、包装用天カバーと製品の側面の間に補強板を配置した状態で、包装用天カバーを製品の上面に取り付けるものが提案されている(例えば、特許文献1参)。
特開2009−149347号公報
上記梱包装置においては、補強板の内側に包装用側面カバーが配置される。このため、製品の側面と包装用側面カバーとの距離がなくなる。この状態で、包装用側面カバーの外側からフォーク等が突き当たると、製品の側面が損傷する。
これに対し、補強板の外側に包装用側面カバーが配置される場合は、製品の側面と包装用側面カバーとの間に隙間を形成することができる。このため、包装用側面カバーの外側からフォーク等が突き当たったとしても、製品の側面の損傷を抑制することができる。
しかしながら、上記梱包装置においては、包装用天カバーと補強板とが一体となっている。この場合、包装用天カバーよりも外側に包装用側面カバーが配置されることになる。このため、梱包装置によって製品を梱包した梱包品を輸送するときに、包装用側面カバーと外部の物との接触による包装用側面カバーのインク擦れが発生しやすくなる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、物流時に、製品の側面の損傷を抑制するとともに、側面カバーの擦れも抑制することができる梱包装置用支持部材及びそれを用いた梱包装置を提供することである。
この発明に係る梱包装置用支持部材は、製品の梱包時に、前記製品の側面を側面カバーで覆うとともに、前記製品の天面を天カバーで覆い、前記天カバーの縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う際に、前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される梱包装置用支持部材であって、前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、を備え、前記外板部と前記突出部とは、前記製品の梱包時に当該外板部と当該突出部との側方に配置される緩衝体と一体となっている前記天カバーの縁部を折り曲げることにより一体で形成されたものである。
また、発明に係る梱包装置用支持部材は、製品の梱包時に、前記製品の側面を側面カバーで覆うとともに、前記製品の天面を天カバーで覆い、前記天カバーの縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う際に、前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される梱包装置用支持部材であって、前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記底壁部の側方に配置される緩衝体の前記底壁部側に形成された凹部に嵌め込まれる凸部と、を備えたものである。
また、発明に係る梱包装置用支持部材は、製品の梱包時に、前記製品の側面を側面カバーで覆うとともに、前記製品の天面を天カバーで覆い、前記天カバーの縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う際に、前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される梱包装置用支持部材であって、前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記底壁部の側方に配置される緩衝体の前記底壁部側に形成された凸部に嵌め込まれる凹部と、を備えたものである。
この発明に係る梱包装置は、製品の梱包時に前記製品の側面を覆う側面カバーと、前記製品の梱包時に前記製品の天面を覆うとともに、縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う天カバーと、前記製品の梱包時に前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される支持部材と、前記製品の梱包時に前記支持部材の側方に配置される緩衝体と、を備え、前記支持部材は、前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、を備え、前記外板部と前記突出部とは、前記天カバーの縁部を折り曲げることにより一体で形成され、前記天カバーは、前記緩衝体と一体で形成されたものである。
また、この発明に係る梱包装置は、製品の梱包時に前記製品の側面を覆う側面カバーと、前記製品の梱包時に前記製品の天面を覆うとともに、縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う天カバーと、前記製品の梱包時に前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される支持部材と、前記製品の梱包時に前記支持部材の側方に配置された際に前記支持部材側に配置される凹部を有した緩衝体と、を備え、前記支持部材は、前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記凹部に嵌め込まれる凸部と、を備えたものである。
また、この発明に係る梱包装置は、製品の梱包時に前記製品の側面を覆う側面カバーと、前記製品の梱包時に前記製品の天面を覆うとともに、縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う天カバーと、前記製品の梱包時に前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される支持部材と、前記製品の梱包時に前記支持部材の側方に配置された際に前記支持部材側に配置される凸部を有した緩衝体と、を備え、前記支持部材は、前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記凸部が嵌め込まれる凹部と、を備えたものである。
これらの発明によれば、物流時に、製品の側面の損傷を防止するとともに、側面カバーの擦れも防止することができる。
この発明の実施の形態1における梱包装置を説明するための斜視図である。 この発明の実施の形態1における梱包装置の固定方法を説明するための斜視図である。 この発明の実施の形態1における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。 この発明の実施の形態1における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立方法を説明するための側面図である。 この発明の実施の形態1における梱包装置による梱包後の状態を説明するための縦断面図である。 この発明の実施の形態2における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。 この発明の実施の形態2における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立方法を説明するための斜視図である。 この発明の実施の形態3における梱包装置の要部縦断面図である。 この発明の実施の形態4における梱包装置の要部縦断面図である。 この発明の実施の形態5における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。 この発明の実施の形態5における梱包装置による梱包後の状態を説明するための横断面図である。 この発明の実施の形態6における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。 この発明の実施の形態7における梱包装置による梱包後の状態を説明するための横断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における梱包装置を説明するための斜視図である。
図1において、1は製品である。製品1は略直方体からなる。例えば、製品1は、背の高い電気機器等である。製品1の下部には、脚部2が設けられる。
3は包装用固定台である。包装用固定台3は、水平投影面上で略正方形となる木材で形成される。4は包装用側面カバーである。包装用側面カバー4は、筒状の段ボールシート等で形成される。5は包装用天カバーである。包装用天カバー5は、水平投影面上で略正方形となる段ボールシート等で形成される。6は天部緩衝体である。天部緩衝体6は、発砲スチロール等で形成される。7は支持部材構造体である。支持部材構造体7は、段ボールシート等を折り曲げることにより形成される。
製品1の梱包は、次のように行われる。まず、製品1の脚部2が包装用固定台3にボルト等で固定される。その後、製品1の上方から製品1の側面を覆うように、包装用側面カバー4が被せられる。その後、製品1の上部両側に天部緩衝体6が被せられる。その後、天部緩衝体6の上方から製品1の天面を覆うように、包装用天カバー5が被せられる。本実施の形態においては、包装用天カバー5が被せられる前に、支持部材構造体7が、両天部緩衝体6の間で、製品1の側面と天面の交わり部近傍に配置される。
次に、図2を用いて、梱包装置の固定方法を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における梱包装置の固定方法を説明するための斜視図である。
図2において、8は輪状の包装用バンドである。包装用バンド8は、PPバンドからなる。包装用バンド8は、包装用天カバー5から包装用固定台3に掛け回される。これにより、製品1と梱包装置とが固定された梱包品9となる。
次に、図3を用いて、支持部材構造体7の組立前の状態を説明する。
図3はこの発明の実施の形態1における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。
図3には、支持部材構造体7の展開基板が示される。展開基板は、略長方形のダンボールシートで形成される。展開基板においては、底壁部10と外板部11とが連結される。底壁部10は、展開基板の長手方向一側に形成される。外板部11は、展開基板の長手方向他側に形成される。外板部11においては、底壁部10側から順番に、第1外板12〜第4外板15が連結される。
底壁部10と第1外板12との間には、第1折り曲げ罫線16が形成される。第1外板12と第2外板13との間には、第2折り曲げ罫線17が形成される。第2外板13と第3外板14との間には、第3折り曲げ罫線18が形成される。第3外板14と第4外板15との間には、第4折り曲げ罫線19が形成される。
本実施の形態においては、第1外板12の底壁部10側に、切り込み罫線20が形成される。切り込み罫線20は、底壁部10側に開口したコ字状に形成される。その結果、第1折り曲げ罫線16の中央よりも第1外板12側の部分は、第1外板12から分離される。
次に、図4を用いて、支持部材構造体7の組立方法を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立方法を説明するための側面図である。
まず、第4外板15の裏面と第3外板14の裏面とが接するように、第4折り曲げ罫線19を支点として、第4外板15が180度折り返される。その後、第3外板14の表面と第2外板13の表面とが接するように、第3折り曲げ罫線18を支点として、第3外板14が180度折り返される。
その後、第2外板13の裏面と第1外板12の裏面とが接するように、第2折り曲げ罫線17を支点として、第2外板13が180度折り返される。その後、第2外板13〜第4外板15が底壁部10の裏面側かつ中央側に配置されるように、第1折り曲げ罫線16を支点として、第1外板12が90度折り曲げられる。
この際、切り込み罫線20によって分離された部分は、底壁部10に対して平行状態を維持する。その結果、当該部分は、外板部11と底壁部10との間の交わり部近傍を基部として、外板部11から底壁部10とは反対側に突出する突出部21となる。
次に、図5を用いて、製品1の梱包時における支持部材構造体7の配置を説明する。
図5はこの発明の実施の形態1における梱包装置による梱包後の状態を説明するための縦断面図である。
図5に示すように、包装用側面カバー4の上部は、包装用天カバー5の縁部に製品1の反対側から覆われる。
支持部材構造体7の底壁部10下面は、製品1の天面1aに接する。支持部材構造体7の底壁部10上面は、包装用天カバー5の下面に接する。すなわち、支持部材構造体7の底壁部10は、製品1の天面1aと包装用天カバー5とに挟み込まれる。これにより、製品1の天面1aと包装用天カバー5との間の隙間が維持される。
支持部材構造体7の外板部11は、製品1の側面1bの上部と包装用側面カバー4の上部との間に配置される。具体的には、第4外板15が製品1の側面1bに接する。第1外板12が包装用側面カバー4に接する。これにより、製品1の側面1bと包装用側面カバー4との間の隙間が維持される。
支持部材構造体7の突出部21は、外板部11から包装用側面カバー4の上方を通過して、包装用天カバー5の縁部に向かって水平方向に突出する。支持部材構造体7の突出部21下面は、包装用側面カバー4の上縁部に接する。支持部材構造体7の突出部21上面は、包装用天カバー5の下面に接する。すなわち、支持部材構造体7の突出部21は、包装用側面カバー4の上部と包装用天カバー5の下面とに挟み込まれる。
以上で説明した実施の形態1によれば、支持部材構造体7の突出部21は、包装用側面カバー4の上部と包装用天カバー5の下面とに挟み込まれる。これにより、支持部材構造体7の突出部21は、包装用側面カバー4と包装用天カバー5とに対する移動が規制される。その結果、支持部材構造体7の外板部11は、製品1の側面1bの上部と包装用側面カバー4の上部との間に配置された状態を確実に維持する。このため、製品1の側面1bと包装用側面カバー4との間の隙間が確実に維持される。
これにより、梱包品9をフォーク等で扱ったりトラックで輸送したりする場合に、支持部材構造体7が脱落することはない。従って、包装用側面カバー4の外側から外力が働いたとしても、製品1の側面1bの損傷を抑制することができる。さらに、本実施の形態においては、包装用天カバー5の縁部よりも製品1側に包装用側面カバー4が配置される。このため、梱包品9の輸送時に包装用側面カバー4が擦れることを抑制できる。
本構成によれば、梱包品9を横積みした場合、天部緩衝体6だけでなく支持部材構造体7でも製品1を支持することになる。このため、梱包品9を横積みしたトラックが路面の凹凸から振動を受けて、梱包品9が飛び跳ねて上下に衝撃を受けた場合でも、製品1に局所応力が発生することを緩和できる。これにより、製品1の筐体板金変形を抑制することができる。さらに、梱包装置の天部の構成は単純に分割されている。このため、組立と分別とが容易な包装形態を実現することができる。
また、支持部材構造体7の突出部21は、外板部11と底壁部10との間の交わり部近傍が基部となるように、外板部11に切り込みを入れることにより、外板部11から分離して形成される。このため、容易に支持部材構造体7を組み立てることができる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1の展開基板は、略長方形であった。一方、実施の形態の2の展開基板は、長方形よりも複雑な形状となっている。以下、実施の形態2の展開基板の構成を説明する。
外板部11において、底壁部10側から順々に、第1外板22〜第3外板24が連結される。第1外板22と第2外板23との間には、第2折り曲げ罫線25が形成される。第2外板23と第3外板24との間には、第3折り曲げ罫線26が形成される。さらに、実施の形態2においては、第1外板22の両側縁部に折り畳み部27が連結して形成される。第1外板22と折り畳み部27との間には、第4折り曲げ罫線28が形成される。
次に、図7を用いて、支持部材構造体7の組立方法を説明する。
図7はこの発明の実施の形態2における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立方法を説明するための斜視図である。
まず、折り畳み部27の裏面と第1外板22の裏面とが接するように、第4折り曲げ罫線28を支点として、折り畳み部27が180度折り返される。その後、外板部11で折り畳み部27を包み込むように、第1折り曲げ罫線16、第2折り曲げ罫線25、第3折り曲げ罫線26が90度折り曲げられる。
その結果、折り畳み部27は、突出部21の突出方向とは反対側で第1外板22〜第3外板24によって覆われる。
以上で説明した実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3における梱包装置の要部縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、包装用側面カバー4の上部には、切り込み部29が形成される。支持部材構造体7の突出部21は、包装用側面カバー4の切り込み部29に接するように嵌め込まれる。
以上で説明した実施の形態3によれば、支持部材構造体7が所定位置から外れることをより確実に抑制することができる。このため、製品1をより確実に保護することができる。
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4における梱包装置の縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、包装用天カバー5と支持部材構造体7とが別々で形成されていた。一方、実施の形態4においては、包装用天カバー5と支持部材構造体7とが一体で形成される。
具体的には、包装用天カバー5の縁部5aは、包装用天カバー5の中央側へ上方に180度折り返された後、包装用天カバー5の中央側に向かって水平方向に90度折り曲げられる。この水平方向に折り曲げられた部分が、突出部30として機能する。その後、包装用天カバー5の縁部5aは、包装用天カバー5の中央に向かって複数回折り返される。この折り返された部分が、外板部31として機能する。その後、包装用天カバー5の縁部5aは、包装用天カバー5の中央に向かって水平方向に折り曲げられる。この折り曲げられた部分が、底壁部32として機能する。
以上で説明した実施の形態4によれば、支持部材構造体7は、包装用天カバー5の縁部5aを折り曲げることにより一体で形成される。このため、実施の形態1と同様の効果に加え、支持部材構造体7の紛失を防止しつつ、安価な梱包装置を提供できる。
なお、支持部材構造体7とともに天部緩衝体6も包装用天カバー5と一体で形成してもよい。この場合、天部緩衝体6の紛失を防止しつつ、安価な梱包装置を提供できる。
実施の形態5.
図10はこの発明の実施の形態5における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。図11はこの発明の実施の形態5における梱包装置による梱包後の状態を説明するための横断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、天部緩衝体6と支持部材構造体7とは、嵌め合う構造になっていなかった。一方、実施の形態5においては、天部緩衝体6と支持部材構造体7とは、嵌め合う構造になっている。
具体的には、図10及び図11に示すように、支持部材構造体7の底壁部10の両側縁部には、凸部33が形成される。これに対し、天部緩衝体6の支持部材構造体7側縁部には、凹部34が形成される。製品1の梱包時に、支持部材構造体7の凸部33は、天部緩衝体6の凹部34に嵌め込まれる。
以上で説明した実施の形態5によれば、製品1の梱包時に支持部材構造体7の凸部33が天部緩衝体6の凹部34に嵌め込まれる。このため、支持部材構造体7が所定位置から外れることをより確実に抑制することができる。これにより、製品1をより確実に保護することができる。
実施の形態6.
図12はこの発明の実施の形態6における梱包装置に利用される支持部材構造体の組立前の状態を説明するための平面図である。なお、実施の形態5と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態6は、支持部材構造体7の突出部35と凸部36とが楔状に形成される。具体的には、支持部材構造体7の突出部35と凸部36は、外側に行くにつれて広がっている。
以上で説明した実施の形態6によれば、支持部材構造体7の突出部35と凸部36が楔状に形成される。このため、支持部材構造体7の突出部35と包装用側面カバー4の切り込み部29との嵌め合いをより確実にすることができる。また、支持部材構造体7の凸部36凹部34と天部緩衝体6の凹部34との嵌め合いをより確実にすることができる。
実施の形態7.
図13はこの発明の実施の形態7における梱包装置による梱包後の状態を説明するための横断面図である。なお、実施の形態5と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態5においては、支持部材構造体7の底壁部10に凸部33が設けられていた。これに対し、天部緩衝体6に凹部34が設けられていた。一方、実施の形態6においては、支持部材構造体7の底壁部10に凹部37が設けられる。これに対し、天部緩衝体6に凸部38が設けられる。
以上で説明した実施の形態7によれば、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
1 製品
1a 天面
1b 側面
2 脚部
3 包装用固定台
4 包装用側面カバー
5 包装用天カバー
5a 縁部
6 天部緩衝体
7 支持部材構造体
8 包装用バンド
9 梱包品
10 底壁部
11 外板部
12〜15 第1〜第4外板
16〜19 第1〜第4折り曲げ罫線
20 切り込み罫線
21 突出部
22〜24 第1〜第3外板
25 第2折り曲げ罫線
26 第3折り曲げ罫線
27 折り畳み部
28 第4折り曲げ罫線
29 切り込み部
30 突出部
31 外板部
32 底壁部
33 凸部
34 凹部
35 突出部
36 凸部
37 凹部
38 凸部

Claims (14)

  1. 製品の梱包時に、前記製品の側面を側面カバーで覆うとともに、前記製品の天面を天カバーで覆い、前記天カバーの縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う際に、前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される梱包装置用支持部材であって、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、
    を備え
    前記外板部と前記突出部とは、前記製品の梱包時に当該外板部と当該突出部との側方に配置される緩衝体と一体となっている前記天カバーの縁部を折り曲げることにより一体で形成されたことを特徴とする梱包装置用支持部材。
  2. 製品の梱包時に、前記製品の側面を側面カバーで覆うとともに、前記製品の天面を天カバーで覆い、前記天カバーの縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う際に、前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される梱包装置用支持部材であって、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、
    前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記底壁部の側方に配置される緩衝体の前記底壁部側に形成された凹部に嵌め込まれる凸部と、
    を備えたことを特徴とする梱包装置用支持部材。
  3. 前記凸部は、前記製品の梱包時に前記緩衝体側に行くにつれて広がるような楔状に形成されたことを特徴とする請求項2記載の梱包装置用支持部材。
  4. 製品の梱包時に、前記製品の側面を側面カバーで覆うとともに、前記製品の天面を天カバーで覆い、前記天カバーの縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う際に、前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される梱包装置用支持部材であって、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、
    前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記底壁部の側方に配置される緩衝体の前記底壁部側に形成された凸部に嵌め込まれる凹部と、
    を備えたことを特徴とする梱包装置用支持部材。
  5. 前記外板部は、前記底壁部の縁部を前記底壁部の中央側へ折り曲げることにより形成され、
    前記突出部は、前記外板部と前記底壁部との間の交わり部近傍が基部となるように、前記交わり部近傍の前記外板部に切り込みを入れることにより、前記外板部から分離して形成されたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の梱包装置用支持部材。
  6. 前記交わり部近傍の前記外板部の側縁部に連結して形成され、前記突出部の突出方向とは反対側で前記交わり部近傍の前記外板部と接するように折り畳まれた折り畳み部、
    を備え、
    前記外板部は、前記突出部の突出方向とは反対側から前記折り畳み部を覆うように折り返されたことを特徴とする請求項5記載の梱包装置用支持部材。
  7. 前記突出部は、前記製品の梱包時に前記側面カバーの上部に形成された切り込み部に嵌め込まれることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の梱包装置用支持部材。
  8. 製品の梱包時に前記製品の側面を覆う側面カバーと、
    前記製品の梱包時に前記製品の天面を覆うとともに、縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う天カバーと、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される支持部材と、
    前記製品の梱包時に前記支持部材の側方に配置される緩衝体と、
    を備え、
    前記支持部材は、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、
    を備え
    前記外板部と前記突出部とは、前記天カバーの縁部を折り曲げることにより一体で形成され、
    前記天カバーは、前記緩衝体と一体で形成されたことを特徴とする梱包装置。
  9. 製品の梱包時に前記製品の側面を覆う側面カバーと、
    前記製品の梱包時に前記製品の天面を覆うとともに、縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う天カバーと、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される支持部材と、
    前記製品の梱包時に前記支持部材の側方に配置された際に前記支持部材側に配置される凹部を有した緩衝体と、
    を備え、
    前記支持部材は、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、
    前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、
    前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記凹部に嵌め込まれる凸部と、
    を備えたことを特徴とする梱包装置。
  10. 前記凸部は、前記製品の梱包時に前記緩衝体側に行くにつれて広がるような楔状に形成されたことを特徴とする請求項9記載の梱包装置。
  11. 製品の梱包時に前記製品の側面を覆う側面カバーと、
    前記製品の梱包時に前記製品の天面を覆うとともに、縁部で前記側面カバーの上部を前記製品の反対側から覆う天カバーと、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と天面との交わり部近傍に配置される支持部材と、
    前記製品の梱包時に前記支持部材の側方に配置された際に前記支持部材側に配置される凸部を有した緩衝体と、
    を備え、
    前記支持部材は、
    前記製品の梱包時に前記製品の側面と前記側面カバーとの間の隙間を維持するように前記製品の側面の上部と前記側面カバーの上部との間に配置される外板部と、
    前記外板部に連結して形成され、前記製品の梱包時に前記外板部から前記側面カバーの上方を通過して前記側面カバー上部を覆った前記天カバーの縁部に向かって水平方向に突出して、前記側面カバーの上部と前記天カバーの下面とに挟み込まれる突出部と、
    前記製品の梱包時に前記天カバーの前記側面カバー側と前記製品の天面とに挟み込まれる底壁部と、
    前記底壁部の側縁部に形成され、前記製品の梱包時に前記凸部が嵌め込まれる凹部と、
    を備えたことを特徴とする梱包装置。
  12. 前記外板部は、前記底壁部の縁部を前記底壁部の中央側へ折り曲げることにより形成され、
    前記突出部は、前記外板部と前記底壁部との間の交わり部近傍が基部となるように、前記交わり部近傍の前記外板部に切り込みを入れることにより、前記外板部から分離して形成されたことを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれかに記載の梱包装置。
  13. 前記支持部材は、前記交わり部近傍の前記外板部の側縁部に連結して形成され、前記突出部の突出方向とは反対側で前記交わり部近傍の前記外板部と接するように折り畳まれた折り畳み部、
    を備え、
    前記外板部は、前記突出部の突出方向とは反対側から前記折り畳み部を覆うように折り返されたことを特徴とする請求項12記載の梱包装置。
  14. 前記側面カバーの上部に形成された切り込み部、
    を備え、
    前記突出部は、前記製品の梱包時に前記切り込み部に嵌め込まれることを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれかに記載の梱包装置。
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