JP5157767B2 - 流量制御装置 - Google Patents
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Description
請求項4に係る発明は、前記弁機構補正制御手段は、前記判定値が異常を示した工程が終了した以降に、前記流量設定値を補正する工程であることを示す補正工程フラグを前記記憶手段に記憶させる補正工程フラグ手段を有し、前記流量補正制御部は、前記補正期間フラグ及び前記補正工程フラグに基づいて前記流量設定値を補正することを特徴とする。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1に、CVD装置等のチャンバーにプロセスガスを供給する半導体製造装置に適用された流量制御装置の具体例を示す。
半導体製造装置100は、例えば、図1に示すように、半導体製品(図示せず)を成膜処理等によって製造する空間を区画するチャンバー2と、チャンバー2に供給するプロセスガス(以下、ガスという)等を貯留するプロセスガス供給源3(以下、供給源3という)と、供給源3とチャンバー2との間に介在し、ガスを流動させる流路を形成するガス管4と、流路途中に設置された流量制御装置1と、例えば、当該半導体製造装置100を含む製造ライン全体の稼働を制御するホストコンピュータ等の上位の外部システム5とを備える。チャンバー2は真空引きされて所定の減圧雰囲気の状態で維持されており、ガスは減圧雰囲気状態のチャンバー2に供給される。
制御手段10は、流路を流れるガス等の流体の流量を外部システム5から流量設定信号S0により指示された流量設定値R0になるように制御すると共に、現時点でチャンバー2へ目標のガス供給量が供給されているか否かを判定し、目標のガス供給量がチャンバー2へ供給されるように当該流量を制御する。制御手段10は、例えばCPUを備えたマイクロコンピュータからなる制御装置(制御基板)から構成されており、この制御手段10のハードウエアの構成を表す具体例を図2に示す。
続いて、制御手段10のRAM13に記憶されている圧力特性情報Kのデータ構成例について説明する。流量制御装置1がガス等の流体の流量を制御しているときに、ROM12に記憶されている制御プログラムPmは、圧力検出手段40によって検出される、弁機構30より下流側の流路を実際に流れるガスの圧力検出値P1からチャンバー2へ供給される現時点での供給量が正常(許容範囲内)か否かを判定する処理と、この判定処理の結果に基づいてチャンバー2へ供給されるガスの供給量(総量)を補正するために、流量を制御する処理とをCPU11に実行させる。この圧力特性情報Kは、CPU11がこの判定処理及び補正処理を実行する際に参照する、予めRAM13に記録されたデータテーブル(圧力基準値−時間テーブル)であり、圧力と時間との関係を示す。
続いて、制御手段10のROM12に記憶されている、CPU11に流量制御装置1の動作を制御させるプログラムの構成の具体例を図4に示す。ROM12に記憶されているメイン制御プログラムPmは、各プログラムP1〜P8の作動を統括して制御するメインプログラムであって、CPU11はメイン制御プログラムPmによりプログラムを実行することによって流量制御装置1を制御する。
判定プログラムP61の圧力変化量差分値算出部(以下、差分値算出部という)paは、半導体製造装置100が通常に稼働している際に、圧力検出手段40から圧力検出信号S2を受けて、現時点の圧力検出値P1を読み込み、この圧力検出値P1の1つ前の圧力検出値P2を減算して圧力検出値変化量Aを算出する処理を行う。これと共に、当該圧力検出信号S2が圧力検出手段40から出力された時間に対応する、圧力特性情報Kのデータテーブルの時間における圧力基準値Pkとその1つ前の圧力基準値Pk−1を参照し、この圧力基準値Pkからその1つ前の圧力基準値Pk−1を減算することで圧力基準値変化量Bを算出し、RAM13に記憶する処理を行う。
例えば、流路を形成する壁面等にプロセスガス等によって付着物が生成されると、その生成位置における、流路の径(例えば、ガス管4の内径)が縮径される。半導体製造装置100が供給源3とチャンバー2との圧力差によってチャンバー2にガス等の流体を供給する構成である。ここで、例えば流路に付着物が生成されると、その部分での圧力損失が増大する。この圧力損失の増大は、一定流量を流すために必要な、前記付着物生成箇所の前後の必要差圧の増大を招くことになる。
流量補正制御プログラム(流量補正制御手段)P62は、RAM13に記憶されている補正期間フラグに基づいて、付着物より上流側、つまり第2開閉弁6Bより上流側で付着物によってガス等が余分に停滞している体積V、換言すれば、圧力変化量上昇中にチャンバー2へ供給されなかったガスの体積Vを計算する処理を行う。ここでは、式(1)が実行される。
V=(ΔP/P0)・Va・・・(1)
通常、流量制御装置1はそれ自身を流れるガス等の流量を制御するが、ガス等を流す時間情報(流し始める時間や流し終わる時間)はホストコンピュータ等の外部システムによって決定され(又は、記憶され)、流量制御装置1にはガス等の流量制御を開始する合図としての信号及び流量制御を終了する合図としての信号のみが送られることが多い。したがって、一般的には流量制御装置1は、ガス等が流される時間間隔の情報を持っていない。このような場合、流量補正制御プログラムP62は、補正期間フラグに基づいて補正期間T1(秒)を用いて流量設定値R0を補正する。
R0’=R0+(60/T1)・(ΔP/P0)・V (SCCM)・・・(2)
一方、外部システム5やホストコンピュータ等によって、ガス等をチャンバー2へ供給し終わる時間(ガス等の供給終了時間)t3が流量制御装置1に予め与えられてガス等を流すことも考えられる。この場合、例えば補正期間T1の代わりに、ガス等を供給終了時間t3からガス等のチャンバー2への供給が正常に戻った時間t2を減算した補正期間T2(t3―t2)を用いることができる。つまり、チャンバー2へのガス等の供給が正常に戻った後、ガス等の供給が完了するまでの間にガス等の供給量の不足分を補充する。この場合、補正期間T1をかけて不足分を補充するよりも長い時間をかけてチャンバー2への供給量が補充されるので、補充(設定流量値R0の補正)によるガス等の供給圧力の急激な上昇を抑えることができる。
続いて、制御手段10が上記したプログラムにより、流路を流れるガス等の流体の流量を制御する手順の一例を、図5に基づいて説明する。図5は、制御手段10が外部システム5から流量設定信号S0により流量設定値R0を受信したときに、メイン制御プログラムPmが流路を流れる流体の流量を制御する手順を示すフローチャートである。
メイン制御プログラムPmは、外部システム5から流量設定信号S0を受信して、流量設定値R0をRAM13等の所定の記憶領域に記憶すると、この流量設定値R0が「0」であるか否かを判定する処理を行う。この判定の結果、流量設定値R0が「0」と判定されると、ステップS110に進んで流路に流れる流量を「0」に制御する処理を行う。一方、流量設定値R0が「0」を超えていると判定されると、ステップS103の処理に進む。なお、メイン制御プログラムPmは、流量設定信号S0を受信すると同時に、タイマー制御を開始する。
ステップS102においてRAM13に記憶した流量設定値R0に基づいて、流量制御装置1がガス等の流量制御を実行する。
ステップS104において、単位時間当たりの圧力検出値変化量(圧力検出値に係る圧力変化量:圧力検出値の傾き)が正常であるか否かを判定する。つまり、ガス等のチャンバー2への供給量が正常か否かを判定する。
ステップS104において、圧力変化量が異常であると判断されると、補正期間フラグ処理(2)が行われ(ステップS108)、ステップS103と同様にRAM13に記憶された流量設定値R0に基づいて、流量制御が行われる(ステップS109)。これは、本実施の形態では、圧力変化量が異常であると認識された製品製造工程の中で、再び適正な流量のガス等がチャンバー2へ供給された後にガス等のチャンバー2への供給量を補正制御(調整)するために、ガス等をチャンバー2へ補充する量を確定させるからである。すなわち、チャンバー2へ補充する量は、圧力変化量が異常である期間が終了してから確定するからである。
また、補正期間フラグ処理(2)とは、ここでは補正期間フラグを立てる、すなわち、補正期間フラグをRAM13に記憶すると共に、補正期間を計測することをいう。補正期間フラグの記憶はステップS108が実行される度に行われて、補正期間フラグが書き換えられるようにしても、補正期間フラグが既に記憶されていると、記憶しないように制御してもよい。
一方、ステップS104において、圧力変化量が正常であると判断されると、ステップS105に進む。
次に、RAM13等の所定の記憶領域に補正期間フラグが記憶されているか否かが判定される(ステップS105)。
ステップS105において、補正期間フラグが記憶されていないと判定されると、ステップS103と同様にRAM13に記憶された流量設定値R0に基づいて、流量制御が行われる(ステップS109)。
一方、ステップS105において、補正期間フラグが記憶されていると判定されると、補正期間フラグ処理(1)を行い(ステップS106)、RAM13に記憶されている流量設定値R0を補正して、補正流量設定値R0’を算出し、補正流量設定値R0’に基づいて流量を制御する(ステップS107)。ここで、補正期間フラグ処理(1)とは、補正期間フラグがRAM13に記憶されてから補正期間が経過したか否かを判定し、補正期間が経過していればRAM13に記憶された補正期間フラグを消去することをいう。
流路に流れる流量を「0」に制御する処理を行う。この流量を「0」に制御する処理は、アクチュエータ34に印加する電圧値を「0」にする処理を行うことにより可能になる。
以下に、上記のステップS103、ステップS104及びステップS107について詳細に説明する。
(ステップS201)
図6に示すように、例えばメイン制御プログラムPmはCPU11に流量検出信号入力プログラムP2を実行させて、現時点において流量検出手段20が検出した流路の流量の流量検出値R1に係る情報を流量検出信号S1として入力する処理を行う。この時、入力したこの流量検出値R1は0〜5Vの電圧値で表わされているので、0〜5Vの電圧値を例えば、「cc/min」で表される流量値に変換する処理を行ってから、流量検出値R1をRAM13に記憶する処理を行う。なお、制御手段10に流量検出値R1として入力される0〜5Vの電圧値を、そのまま以下の処理で使用するようにしても良い。
次に、メイン制御プログラムPmはCPU11に流量制御プログラムP5を実行させて、例えばPID制御により流路の流量を流量設定値R0にするためのバルブ駆動信号S3に係る電圧値V1を求める演算処理を行う。続いて、この求めた電圧値V1をバルブ駆動回路38に出力する処理を行う。
ステップS101により、外部システム5から流量設定信号S0により指示された流量設定値R0(例えば、60cc/min)と、ステップS201で入力した流量検出値R1との差異値D1を算出し、この差異値D1が「0」か、あるいは予め設定した値α、例えば、「0.1cc/min」以下であるか否かを判定する処理を行う。この判定処理により、差異値D1はα以下と判定された場合にはステップS204に進む。一方、差異値D1>αと判定された場合には、ステップS201に戻る処理を行う。
CPU11はバルブ駆動制御情報入力プログラムP4を実行して、バルブ駆動回路38がアクチュエータ34にバルブ駆動電圧信号S4として印加(出力)したバルブ駆動電圧値V1を、バルブ駆動電圧信号S5により読み込んでRAM13に記憶する処理を行う。
以下のステップS301〜ステップS304の処理は、チャンバー2へ供給されるプロセスガス等の流体の総量(供給量)を補正する処理を行う供給量補正プログラムP6の判定プログラムP61の制御に基づいて実行される。
供給量補正プログラムP6を構成する判定プログラムP61の制御によって、圧力検出手段40が検出した流路の圧力検出値P1を表す圧力検出信号S2を入力して、入力した圧力検出値P1をRAM13に記憶する処理を行う。制御手段10に記憶される圧力検出値P1は0〜5Vの電圧値として入力されるが、判定プログラムP61は、この入力した電圧値を例えば「kPa」で表される圧力値に変換する処理を行ってRAM13に記憶する処理を行う。なお、制御手段10に圧力検出値P1として入力される0〜5Vの電圧値を、そのまま以下の処理で使用するようにしても良い。
RAM13に記憶された現時点の圧力検出値P1から、圧力検出手段40によって前回検出された圧力検出値P2を減算して圧力検出値変化量Aを算出すると共に、RAM13に記憶する処理を行う。
RAM13に記憶されている圧力特性値情報Kを参照して、圧力検出信号S2が圧力検出手段40より出力された時間に対応する圧力基準値Pkからその1つ前の圧力基準値Pk−1を減算して、圧力基準値変化量Bを算出すると共に、RAM13に記憶する処理を行う。
圧力検出値変化量Aと圧力基準値変化量Bとの差分である圧力変化量差分値D1を算出し、RAM13に記憶する処理を行う。次いで、圧力変化量差分値D1の絶対値D1’を算出し、予めRAM13に記憶された圧力変化量差分値D1の許容値(許容範囲)を示す許容圧力変化量差分値Daからこの絶対値D1’を減算して、判定値X(Da−D1’)を算出すると共に、RAM13に記憶する処理を行う。
判定値≧0の場合、ステップS108に進み、判定値<0の場合、ステップS106に進む。
(ステップS401)
流量補正制御プログラムP62が補正流量設定値R0’を算出し、RAM13の所定領域に記憶する処理を行う。外部システム5やホストコンピュータ等によって、ガス等をチャンバー2へ供給する時間t3が流量制御装置に予め与えられている場合、補正期間T3の代わりに、補正期間T2から補正流量設定値R0’を算出しても良い。
補正流量設定値R0’及び現時点の流量検出値R1に基づいて、現時点の流体の流量がこの補正流量設定値R0’になるように、アクチュエータ34を駆動させる補正電圧値V3を求め、当該補正電圧値V3を表すバルブ補正駆動信号S7をバルブ駆動回路38に出力する。
実施の形態1では、チャンバー2へガス等の流体が適正な流量で供給されていないことが判明した製品製造工程中に、その適正に供給されていない期間が経過した後に当該流量を補正制御しているのに対して、本実施の形態では、チャンバー2へガス等の流体が適正な流量で供給されていないことが判明した次の製品製造工程からチャンバー2へ供給する流量を補正制御する。実施の形態1と同一の符号・名称については説明を省略する。
つまり、流量補正制御プログラムP62は、補正期間T3(秒)を算出し、以下の式(3)を実行して補正流量設定値R0’を算出する。ガス等のチャンバー2への供給量の不足分に対応する補正値Rhは式(3)の右辺の第2項((60/T3)・(ΔP/P0)・V)であり、補正流量設定値R0’は、流量設定値R0に補正値Rhを加算してなる。
R0’=R0+(60/T3)・(ΔP/P0)・V (SCCM)・・・(3)
続いて、制御手段10が上記したプログラムにより、流路を流れる流体の流量を制御する手順の一例を、図9に基づいて説明する。図9は、制御手段10が外部システム5から流量設定信号S0により流量設定値R0を受信したときに、メイン制御プログラムPmが流路を流れる流体の流量を制御する手順を示すフローチャートである。
メイン制御プログラムPmは、外部システム5から流量設定信号S0として流量設定値R0を受信すると、この受信した流量設定値R0をRAM13に記憶し、この流量設定値R0が「0」であるか否かを判定する処理を行う。また、メイン制御プログラムPmは、流量設定信号S0を受信すると同時に、タイマー制御を開始する。この判定の結果、流量設定値R0が「0」と判定されると、ステップS508に進んで流路に流れる流量を「0」に制御する処理を行う。一方、流量設定値R0が「0」を超えていると判定されると、ステップS503の処理に進む。
ステップS502においてRAM13に記憶した流量設定値R0に基づいて、流量制御装置1がガス等の流量制御を実行する。
ステップS504において、前回の工程で単位時間当たりの圧力変化量(圧力検出値の傾き)に異常があったか否かを判定する。つまり、RAM13に補正工程フラグが記憶されているか否かを判定する。
ステップS504において、異常が無かったと判定されると、補正工程フラグ処理が行われ(ステップS508)、ステップS503と同様にRAM13に記憶された流量設定値R0に基づいて、流量制御が行われる。
補正工程フラグ処理とは、圧力変化量が正常か異常かを判定し、圧力変化量に異常があると判定されたときに、異常があっとことを示す所定のフラグをRAM13の所定の記憶領域に記憶し、このフラグに基づいて後述するステップS511後にRAM13の所定領域に補正工程フラグを立てる。
一方、ステップS504において、異常があったと判断されると、ステップS505に進む。
現時点において補正期間フラグが記憶されているか否かを判定する。
ステップS505において、補正期間フラグが記憶されていないと判定されると、補正期間フラグ処理(4)が行われ(ステップS509)、ステップS503と同様にRAM13に記憶された流量設定値R0に基づいて、流量制御が行われる(ステップS510)。
補正期間フラグ処理(4)とは、圧力変化量が正常か異常かを判定し、圧力変化量に異常があると判定されたときに、RAM13の所定領域に補正期間フラグを立てる、すなわち補正期間フラグを記憶すると共に、補正期間を計測する。
一方、ステップS505において、補正期間フラグが記憶されていると判定されると、補正期間フラグ処理(3)を行い(ステップS506)、RAM13に記憶されている流量設定値R0を補正して、補正流量設定値R0’を算出し、補正流量設定値R0’に基づいて流量を制御する(ステップS507)。
補正期間フラグ処理(3)とは、補正期間が経過したか否かを判定し、補正期間が経過したときに、RAM13に記憶された補正期間フラグを消去することをいう。
流路に流れる流量を「0」に制御する処理を行う。この流量を「0」に制御する処理は、例えばアクチュエータ34に印加する電圧値を「0」にする処理を行うことにより行われる。
4……ガス管、4A……第1ガス管、4B……第2ガス管、5……外部システム、
6A……第1開閉弁、6B……第2開閉弁、7……連結部材、8……拘束手段、
10……制御手段、11……CPU、12……ROM(記憶手段)、13……RAM、14……A/D変換回路、15……D/A変換回路、
16……通信用I/F回路、17……バス、18……増幅回路、19……モニタ装置、
20……流量検出手段、21……バイパス管群、21A……バイパス管、
22……センサ管、23……センサ回路、
30……弁機構、31……流量制御弁、32……ダイヤフラム、33……弁口、
34……アクチュエータ、34a……圧電素子、35……押し台、35a……凹部、
36……受け台、36a……凹部、37……伝達部材、38……バルブ駆動回路、
39……ケース、 40……圧力検出手段、100……半導体製造装置、
Pm……メイン制御プログラム、P1……通信処理プログラム、
P2……流量検出信号入力プログラム、P4……バルブ駆動制御情報入力プログラム、P5……流量制御プログラム(弁機構制御手段)、P6……供給量補正プログラム(弁機構補正制御手段)、
P7……フラグ処理プログラム、P8……モニタリング処理プログラム、
P11……外部システムとの通信プログラム、P12……モニタ装置との通信プログラム、
P61……判定プログラム(判定部)、P62……流量補正制御プログラム(流量補正制御部)、P71……補正期間フラグプログラム、P72……補正工程フラグプログラム、
pa……圧力変化量差分値算出部、pb……判定値算出部、
pc……流量補正値算出部、pd……補正流量設定値算出部、
pe……バルブ駆動補正制御部
Claims (4)
- 流路を流れる流体の流量を調整する弁機構と、
前記流路を流れる流体の流量を検出すると共に、検出された流量検出値を表す流量検出信号を出力する流量検出手段と、
前記流量検出信号を受けて、この流量検出信号が表す流量検出値と、外部又は内部に設けられた記憶手段に記憶された、前記流路に流す流体の目標の流量設定値とに基づいて前記弁機構を制御する弁機構制御手段を備える制御手段とを有し、前記流路に設置される流量制御装置であって、
前記流路の、前記弁機構より下流側に設置され、設置箇所において流れる流体の圧力値を検出すると共に、検出された圧力検出値を表す圧力検出信号を出力する圧力検出手段を有し、
予め前記流路に前記流体が流され、前記弁機構制御手段が前記流量設定値と前記流量検出値とが一致するように前記弁機構を制御したときに、前記圧力検出手段が検出した圧力基準値の時間変化を示した、圧力基準値−時間テーブルが前記記憶手段に記憶され、
前記制御手段は、
前記圧力検出信号を受けて、この圧力検出信号が表す圧力検出値と、この圧力検出値の検出時に対応する、前記圧力基準値−時間テーブルの時間の前記圧力基準値に基づいて前記弁機構を制御する弁機構補正制御手段を備えることを特徴とする流量制御装置。 - 前記弁機構補正制御手段は、
前記圧力検出値と前記圧力検出値に対応する前記圧力基準値から、前記圧力検出値の正否を判定するための判定値を算出する判定部と、
前記判定値が前記圧力検出値の異常を示すとき、前記流量設定値を補正し、その補正値である補正流量設定値を算出する流量補正制御部とを有し、
この補正流量設定値と前記流量検出値とに基づいて前記弁機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の流量制御装置。 - 前記弁機構補正制御手段は、前記判定値が異常を示すときに、前記流量設定値を補正する期間を示す補正期間フラグを前記記憶手段に記憶させる補正期間フラグ手段を有し、
前記流量補正制御部は、前記判定値が正常を示すとき、前記補正期間フラグに基づいて前記流量設定値を補正することを特徴とする請求項2に記載の流量制御装置。 - 前記弁機構補正制御手段は、前記判定値が異常を示した工程が終了した以降に、前記流量設定値を補正する工程であることを示す補正工程フラグを前記記憶手段に記憶させる補正工程フラグ手段を有し、
前記流量補正制御部は、前記補正期間フラグ及び前記補正工程フラグに基づいて前記流量設定値を補正することを特徴とする請求項3に記載の流量制御装置。
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